PBASIC

提供: miniwiki
2018/8/19/ (日) 20:03時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先:案内検索

PBASICとは、パララックス社(Parallax, Inc)が開発したPICマイクロコントローラ用の手続き型言語の一つである。PBASICのシステムをEEPROMに書き込みパッケージング化した製品がBASIC Stamp であり、一般にはBASIC Stamp専用言語として使用されている。

構文記述法

PBASICのプログラムを行うときにプログラマーはBASIC Stampのバージョンと使われるPBASICのバージョンを指定する。BASIC Stampには7種類のバージョンがあり、バージョンを指定する記述を最初にしなければならない。

  • {$STAMP BS1}
  • {$STAMP BS2}
  • {$STAMP BS2e}
  • {$STAMP BS2sx}
  • {$STAMP BS2p}
  • {$STAMP BS2pe}
  • {$STAMP BS2px}

PBASICのバージョンは三種類ある。

  • {$PBASIC 1.0}:BASIC Stamp 1 (BS1)のみで使用できる
  • {$PBASIC 2.0}
  • {$PBASIC 2.5}

次に変数と定数を指定し、メインルーチンを記述していく。

命令

DO LOOP
1秒ごとにLEDを点滅させるプログラム

DO  
  HIGH 1               'turn LED in pin 1 on
  PAUSE 1000           'keep it on for 1 second
  LOW 1                'turn it off
  PAUSE 500            'keep it off for ½ second
LOOP                   'repeat forever

FOR NEXT
LEDの点滅を5回繰り返して終了するプログラム

counter VAR Byte       'sets variable "counter 
For counter = 1 to 5 
  High 1                 'turn LED in pin 1 on
  Pause 1000             'keep it on for 1 second
  Low 1                  'turn it off
  pause 500              'keep it off for ½ second                        
Next                   'redirects to beginning four more times
END

IF、ELSEIF、ENDIF
PULSOUT
PWM波形を出力する
HIGH
指定されたピンをハイにする
LOW
指定されたピンをローにする
TOGGLE
指定されたピンの出力を反転させる
DEBUG
指定された文字列をデバッグ画面に表示させる
FREQOUT
指定された周波数の正弦波波形を出力する
END
プログラムを終了して低電力モードになる