薩南諸島
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薩南諸島(さつなんしょとう)は、南西諸島のうち北は種子島から南は与論島までの鹿児島県に属する部分の島々を指す総称である。
なお、名称は「薩摩国の南」に由来するが、令制国における区分では上三島とトカラ列島を除く大部分が大隅国に属する。奄美群島は当初、琉球王国(令制国外)であったが、17世紀初頭に始まる琉球侵攻を経て、1879年(明治12年)に大隅国へ編入され大島郡となった。また上三島とトカラ列島は元々、薩摩国川辺郡に属していたが、1897年(明治30年)に奄美群島の属する大隅国大島郡へ所属が変更された後、1973年(昭和48年)より旧薩摩国に属する鹿児島郡へ所属が変更されている。
また大隅諸島には、702年(大宝2年)から824年(天長元年)まで多禰国が設置されていた。
典拠レコード: