経ヶ岳 (長野県)
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経ヶ岳(きょうがたけ)は、木曽山脈(中央アルプス)の北端にある標高2,296mの山である。山頂には石仏や石塔が祀られている。“経”のつく山では日本最高峰。[1]
概要
木曽山脈が南の権兵衛峠(標高1,523m)の鞍部で分断され、独立峰のような山容をしている。山頂には2等三角点があり、背の高いシラビソなどの針葉樹林に覆われている。登山道の上部の南面には、クマザサが多くカラマツの植林地となっている場所が多い。山麓の伊那市には、羽広自然遊歩道と経ヶ岳自然植物園がある。
登山道
伊那市の仲仙寺から登るルートがよく利用されている。途中には山小屋や水場はない。4合目で南箕輪村の林道大泉線の大泉所ダムからのルートが合流する。5合目周辺は、カラマツの植林地となっている。7合目から9合目の稜線上からは視界が開け、八ヶ岳、南アルプス、伊那谷、木曽駒ヶ岳、御嶽山などの好展望が得られる。山頂からの展望は全くない。毎年5月に、南箕輪村の南箕輪中学校の強歩大会が行われている。[2]
また、横川渓谷から黒沢谷沿いに登るルートがあるが、上部はクマザサ に覆われた不明瞭な登山道で利用者は少ない。
イベント
2015年より、経ヶ岳バーティカルリミットが行われている。LONG(ロング)21km、SHORT(ショート)12kmのタイムを競う。 [3]
周辺の山
木曽山脈(中央アルプス)の主な山は、木曽山脈を参照。
源流の河川
関連項目
- その他の経ヶ岳 (曖昧さ回避)
- 木曽山脈(中央アルプス)、中央アルプス県立自然公園
- 日本二百名山
- 経ヶ岳林道、権兵衛峠、権兵衛トンネル
- 日本の山塊一覧 (高さ順)(第19位)
- 西箕輪
脚注
関連図書
- 『三省堂 日本山名事典』三省堂、ISBN 978-4-385-15404-6
- 『日本の山1000』山と渓谷社、ISBN 4-635-09025-6
- 『新日本山岳誌』ナカニシヤ出版、ISBN 4-7795-0000-1
- 『ヤマケイ アルペンガイド 中央アルプス 御嶽山・白山』山と渓谷社、ISBN 4-635-01320-0
- 『山と高原地図 木曽駒・空木岳 中央アルプス2010』昭文社、ISBN 978-4-398-75720-3
- 『新・分県登山ガイド(改訂版) 長野県の山』山と渓谷社、ISBN 978-4-635-02365-8
- 『(改訂新版) 名古屋周辺の山』山と渓谷社、ISBN 978-4-635-18017-7
- 『東海・北陸の200秀山 下(東海・信州編)』中日新聞社、ISBN 978-4-8062-0599-9
- 『中央アルプスの山旅 地形・地質観察ガイド』飯田市美術博物館