正仁親王妃華子
提供: miniwiki
2018/8/8/ (水) 22:07時点におけるja>れれろろれれろによる版
常陸宮正仁親王妃華子(ひたちのみやまさひとしんのうひ はなこ、1940年〈昭和15年〉7月19日 - )は、日本の皇族。常陸宮正仁親王の妃。旧名は津軽 華子(つがる はなこ)。身位は親王妃(常陸宮妃)。皇室典範における敬称は殿下。お印は石南花(しゃくなげ)。勲等は勲一等。戦後皇室に嫁いだ妃の中で、唯一の旧華族家出身者である。
2007年9月5日から現在まで皇室会議の議員を務めている[1]。
略歴
1961年(昭和36年)3月、学習院女子短期大学(当時)文科英語専攻を卒業。1963年(昭和38年)、正仁親王の研究室にて初顔合わせ。1964年(昭和39年)2月28日に皇室会議で満場一致で婚約内定。同年4月14日に納采の儀を経て婚約し、同9月30日に結婚した。
1989年(平成元年)2月24日に、内閣の主催で行われた義父・昭和天皇の大喪の礼(委員会委員長・竹下登内閣総理大臣)の際、欠席した義母・皇太后良子(香淳皇后)の名代を務めた。
日本赤十字社のほか、日本いけばな芸術協会、日本動物福祉協会、日本馬術連盟、日本・ラテンアメリカ婦人協会の名誉総裁職に就く。
家系
実父は尾張徳川家の出身で、弘前藩藩主津軽家の養子となった伯爵・津軽義孝。母は、長州毛利家の支藩長府藩主家出身の子爵・毛利元雄の長女・久子。華子はその四女(末子)として生まれた。有栖川流書道の伝承者の一人である。
高松宮妃喜久子のはとこ姪にあたる。また、義姉・池田厚子の夫・池田隆政ははとこにあたる。
系譜
華子 | 父: 津軽義孝 |
祖父: 徳川義恕 |
曾祖父: 徳川慶勝 |
曾祖母: 鈴木加津 | |||
祖母: 徳川寛子 |
曾祖父: 津軽承昭 | ||
曾祖母: 伊勢屋阿弥 | |||
母: 津軽久子 |
祖父: 毛利元雄 |
曾祖父: 毛利元敏 | |
曾祖母: 嵯峨保子 | |||
祖母: 毛利政子 |
曾祖父: 徳川昭武 | ||
曾祖母: 斎藤八重 |
- 父:義孝(伯爵・徳川義恕男爵二男、旧弘前藩津軽氏第14代当主)
- 母:久子(華族令嬢・毛利元雄子爵四女)
- 姉:泰子(西田幾多郎の孫、三菱UFJ銀行常務・西田幾久彦夫人)
- 姉:実枝子(凸版印刷常務、東洋インキ製造取締役・山田英夫夫人)
- 姉:明子(みずほ銀行取締役・高野実夫人)
翻訳活動
2匹の犬を飼っている愛犬家であり、動物が主役の童話について翻訳も手がけている。華子妃が翻訳した絵本5冊の印税は、社団法人日本動物福祉協会に寄付されている。いずれも国土社で刊行。
- 『しょうぼう犬ドット』リーザ・デジミニ作(2005年)
- 『ハニーが盲導犬になるまで』キャロライン・アーノルド作(2000年)
- 『せかいでいちばんおりこうないぬ』アニタ・ジェラーム作(1997年)
- 『ぼくじゃないよ ジェイクだよ』アニタ・ジェラーム作(1996年)
- 『89番めのネコ』エレノア・ニルソン作(1993年)
脚注
外部リンク
典拠レコード: