キンバリー
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キンバリー市 City of Kimberley | |
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位置 | |
キンバリーの位置の位置図 キンバリーの位置 | |
座標 : 東経24度46分19.2秒南緯28.742度 東経24.772度 | |
行政 | |
国 | 南アフリカ共和国 |
州 | 北ケープ州 |
市 | キンバリー市 |
人口 | |
人口 | (1998年現在) |
市域 | 210,800人 |
キンバリー(キンバレー、アフリカーンス語: 英語: Kimberley)は、南アフリカ共和国北ケープ州にある都市で、同州の州都である。
概要
南アフリカ共和国西部のオレンジ川中流地点に位置した内陸都市。南アフリカのゴールドラッシュ時に栄え、ダイヤモンド鉱山だったビッグホールでは、かつてのゴールドラッシュの時代の風景が残されている。現在に至って経済は発達している。
歴史
かつてはオレンジ自由国領であったが、1867年この地でダイヤモンドが発見されるとイギリスが侵攻、1871年にこの地をケープ植民地に編入した。
「キンバリー」の地名は、イギリスの植民地大臣であった初代キンバリー伯爵ジョン・ウッドハウスにちなむ。
気候
キンバリーの気候資料 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 40.4(104.7) | 39.9(103.8) | 36.2(97.2) | 34.9(94.8) | 31.1(88) | 26.6(79.9) | 26.8(80.2) | 30.5(86.9) | 35.5(95.9) | 37.6(99.7) | 39.2(102.6) | 39.7(103.5) | 40.4(104.7) |
平均最高気温 °C (°F) | 32.8(91) | 31.0(87.8) | 28.8(83.8) | 24.7(76.5) | 21.4(70.5) | 18.2(64.8) | 18.8(65.8) | 21.3(70.3) | 25.5(77.9) | 27.8(82) | 30.2(86.4) | 32.1(89.8) | 26.1(79) |
日平均気温 °C (°F) | 25.1(77.2) | 23.7(74.7) | 21.5(70.7) | 17.3(63.1) | 13.5(56.3) | 10.2(50.4) | 10.4(50.7) | 12.8(55) | 17.1(62.8) | 19.7(67.5) | 22.2(72) | 24.2(75.6) | 18.1(64.6) |
平均最低気温 °C (°F) | 17.9(64.2) | 17.3(63.1) | 15.2(59.4) | 10.8(51.4) | 6.5(43.7) | 3.2(37.8) | 2.8(37) | 4.9(40.8) | 8.9(48) | 11.9(53.4) | 14.6(58.3) | 16.6(61.9) | 10.9(51.6) |
最低気温記録 °C (°F) | 7.1(44.8) | 5.6(42.1) | 2.0(35.6) | -0.3(31.5) | -5.7(21.7) | -6.7(19.9) | -7.9(17.8) | -6.7(19.9) | -5.5(22.1) | -0.5(31.1) | 3.3(37.9) | 4.8(40.6) | -7.9(17.8) |
降水量 mm (inches) | 57(2.24) | 76(2.99) | 65(2.56) | 49(1.93) | 16(0.63) | 7(0.28) | 7(0.28) | 7(0.28) | 12(0.47) | 30(1.18) | 42(1.65) | 46(1.81) | 414(16.3) |
% 湿度 | 45 | 53 | 57 | 59 | 54 | 53 | 48 | 41 | 36 | 40 | 42 | 42 | 47 |
平均降水日数 (≥ 1.0 mm) | 7 | 7 | 7 | 6 | 2 | 1 | 1 | 1 | 2 | 4 | 5 | 6 | 49 |
日照時間 | 307.1 | 260.7 | 265.7 | 262.0 | 281.2 | 264.2 | 286.7 | 299.3 | 288.3 | 305.1 | 310.6 | 331.0 | 3,461.9 |
出典#1: NOAA[1] | |||||||||||||
出典#2: South African Weather Service[2] |
産業
ダイヤモンド採掘
"「紛争ダイヤモンド#キンバリープロセス認証制度」"
1867年に発見された世界最大のダイヤモンド鉱山によって町ができた。現在でもダイヤモンド採掘の中心地である。
2000年に、ダイヤモンドの紛争地での不正取引、いわゆるコンフリクトダイヤモンド問題を解決するため、各国の関係者を集めて会合を行うための団体が設けられた。現在アフリカ諸国を中心とした40余りの国々が参加している。
交通
ブルートレインの発着駅であるキンバリー駅のほか、国内線専用のキンバリー空港があり、ケープタウンやヨハネスブルグと結ばれている。
鉄道
- 南アフリカ都市鉄道会社(SARCC)
- キンバリー駅(ブルートレイン発着駅)
空路
観光
観光地でもあるキンバリーは、観光客がウィントフックやケープタウンからブルームフォンテーンへ行くときの中継地として利用されることも多く、宿泊施設も存在する。
主な観光地
- キンバリー鉱山博物館
- ビッグホール - ダイアモンド、金を採掘するために空けられた人工の巨大な穴。人間の欲深さを象徴する。
脚注
- ↑ “Kimberley Climate Normals 1961−1990”. National Oceanic and Atmospheric Administration. . 2013閲覧.
- ↑ “Climate data for Kimberley”. South African Weather Service. . 2010閲覧.
関連項目
外部リンク
- 産業' キンバリー・プロセス証明制度 - 経済産業省サイト
- 日本地質学会 - 地質フォト:南アフリカのダイヤモンド鉱山