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{{Otheruseslist|かつて東京都新宿区に本店を置き営業していたカメラ・家電量販店|東京都杉並区上荻に本社を置く有限会社カメラのさくらや|カメラのさくらや|栃木県足利市に存在した百貨店|さくら屋|}}
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{{テンプレート:20180815sk}}
{{基礎情報 会社
 
|社名 = 株式会社さくらや
 
|英文社名 = Sakuraya Co, Ltd.
 
|ロゴ = [[File:Sakuraya logo big alpha.png|家電量販店「さくらや」ロゴ|250px]]
 
|画像 = [[ファイル:Sakuraya building.jpg|250px]]
 
|画像説明 = (旧)新宿東口駅前店(ビックカメラに継承された)
 
|種類 = [[株式会社]]
 
|市場情報 = 非上場
 
|略称 =
 
|国籍 = {{JPN}}
 
|郵便番号 = 170-0013
 
|本社所在地 = [[東京都]][[豊島区]][[東池袋]]一丁目10番1号<br />住友池袋駅前ビル6階
 
|本店所在地 = 東京都[[新宿区]][[新宿]]三丁目26番10号
 
|設立 = {{unbulleted list|[[1963年]][[9月4日]]|([[1946年]]3月創業)}}
 
|業種 = 6100
 
|事業内容 = デジタルカメラ・カメラ、パソコン・[[OA機器]]、AV機器、家電製品、時計、携帯電話、ゲーム機及びソフト、玩具・模型、CD・DVDソフト等の販売
 
|代表者 = {{unbulleted list|[[代表取締役]][[会長]] 深澤政和|代表取締役[[社長]] 真崎光晴}}
 
|資本金 = 3億円(2010年2月28日現在)
 
|発行済株式総数 = 2,836万7,000株
 
|売上高 = 357億45百万円(2010年2月期)
 
|営業利益 = -23億87百万円(2010年2月期)
 
|純利益 = -74億36百万円(2010年2月期)
 
|純資産 = -62億82百万円(2010年2月28日現在)
 
|総資産 = 84億23百万円(2010年2月28日現在)
 
|従業員数 = 465名(2009年2月28日現在)
 
|決算期 = 2月末日
 
|主要株主 = {{unbulleted list|株式会社[[ベスト電器]] 100%|(うち3%は子会社による間接保有)}}
 
|主要子会社 =
 
|関係する人物 =
 
|外部リンク =
 
|特記事項 = 2011年7月27日、特別清算結了。
 
}}
 
 
 
'''株式会社さくらや'''は、[[首都圏 (日本)|首都圏]]を中心に展開していた[[家電量販店]]チェーン。[[2010年]]([[平成]]22年)[[2月28日]]に全店舗を[[閉店]]し<ref>[http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010022801000669.html さくらや64年の歴史に幕 4都県の計11店舗閉店]</ref>、6月30日に[[解散]]。バブル期、首都圏では、「安さ爆発、みんなの、さくらや」とTVにてCMも流されていた。
 
 
 
== 概説 ==
 
=== 創業から3カメ時代 ===
 
[[1946年]]([[昭和]]21年)、サクラ屋カメラ店として創業。その後、[[1963年]](昭和38年)に、さくらや初の[[大規模小売店舗法|大型店舗]]となる「東口店」を[[新宿駅]]前に出店。その後も、[[新宿]]地区の[[商圏]]拡大に合わせて、新宿を地盤とした多店舗化を続ける。かつては「'''カメラのさくらや'''」という[[屋号]]で展開しており、[[1970年代]]から老舗[[家電量販店#カメラ店系|カメラ系量販チェーン]]として'''[[ヨドバシカメラ]]'''、'''[[ビックカメラ]]'''とともに'''YSB'''などと並び評され、TVCMなどの[[マスメディア|メディア]][[宣伝]][[経営戦略|戦略]]を駆使して知名度を上げつつ、駅前家電量販店として、日本の[[高度経済成長]]期の家電の高機能化、[[消費者]][[需要|ニーズ]]の高まりに合わせて成長を続けた。
 
 
 
=== 家電量販店の競争激化 ===
 
[[1990年代]]から始まる[[デフレーション]]現象、[[音響・映像機器|AV機器]]家電の販売単価下落、競合店との[[ポイントカード]]の利率アップ競争激化など、[[家電量販店]]同士の[[消耗戦]]が始まることになる。さくらやは、一時は他店の[[ポイントカード]]サービスとは一線を画し、呈示しただけでその場で現金割引を行う[[キャッシュバック]]カード(年会費有料)を発行したが、他店との競争で不利になったために、ポイントカード(年会費無料)とキャッシュバック・ポイント兼用カード(年会費2000円)に切り換えた。1990年代末に、ポイントの利率をアップして実質的にポイントカードに移行させ、同時に年会費無料化も行った。
 
 
 
首都圏を中心に展開していたさくらやは、家電量販店の競争激化に伴う[[売上高|売り上げ]]の頭打ちを打破すべく、[[1997年]](平成9年)、[[東北地方|東北地区]]初の店舗となる「さくらや[[仙台駅|仙台]]西口駅前店」(仙台[[西友|SEIYU]]を[[テナント]]ビルにリニューアルした[[エンドーチェーン#エンドーチェーン EBeanS|EBeanS]]のキーテナント)を出店した。しかし、これに先立つ3月には競合の[[ヨドバシカメラ]]が仙台地区の既存店を統合した巨艦店「マルチメディア仙台」<ref>ヨドバシカメラの大型店業態である「マルチメディア」の第1号店でもある。</ref>を開店しており、さらに翌[[1998年]]には[[ラオックス]]も仙台に巨艦店を出店。ヨドバシカメラとラオックスはともに仙台駅東口に位置していたうえ、さくらやの店舗面積は前記店舗の約半分(4000[[平方メートル|m<sup>2</sup>]])と狭く、立地も駅からやや遠い利便性の悪さも重なり、売り上げ不振で僅か2年足らずでの撤退となった(なお、ラオックスも2003年には撤退し、跡地は[[BiVi仙台駅東口]]となっている)。
 
 
 
東北地区への出店失敗は、[[静岡市]]([[エスパティオ|JR静岡駅南口駅前]])への進出計画を白紙撤回するなど、多店舗化にブレーキを掛けた。
 
 
 
このような「多店舗展開の見直し」が及ぼした影響は小さくなかった。ヨドバシカメラ・ビックカメラと、ロードサイド型店舗で躍進してきた[[コジマ]]・[[ヤマダ電機]]・[[ケーズホールディングス|ケーズデンキ]]など他の競合店が、新規出店・規模の拡大で、取引メーカーとの販売数に応じた[[リベート|販売リベート]]の条件や卸値価格を有利に進める中で、新規出店をストップしたさくらやだけが、リベート・卸値などの好条件を得られ難くなった。また、競合店舗が多い同社の主力店舗が密集する新宿地区では、価格競争力を維持するため、販売価格を値下げして薄利多売を続け、経常利益は低下することになった。
 
 
 
=== 好感接客への取り組み ===
 
1990年代の業績の頭打ち、多店舗化の遅れで低迷する中で好感接客をキーワードとした他店との差別化を図った。'''接客重視'''をメディア・TVCMに宣伝、利用客へ余計な声かけはしないことをアピール、販売員の接客スキルアップ教育を重視してリピーター客を増やす戦略を取った。
 
 
 
利用客からは、販売員からの余計な声かけやセールストークもなく、じっくり品定めができた点は評価された。しかし、消費者の流れを取り込むまでは至らなかった。ヨドバシカメラやビックカメラのような積極的な声かけやセールストークの商品販売力の売り込みに対して強みが無いと評され、更なる販売力鈍化に見舞われたため、後年この戦略は見直された。
 
 
 
=== 企業再生ファンドによる経営再建 ===
 
かつての3カメ時代の勢いは失い、[[2000年代]]に入るとついに[[債務超過]]に陥る。首都圏から東北地方にかけての広域な店舗展開が仇となり経営危機に陥ったラオックスと同様に、早急な経営基盤の強化・事業の再構築が求められた。[[2004年]]に、日本の[[投資ファンド]]である[[フェニックス・キャピタル]]から数十億円規模の出資を受け、同社の傘下となり経営再建に乗り出す。抜本的な資本体質の改善を目的として、[[2005年]]1月に、[[経済産業省]]へ「事業再構築計画書」を提出。計画承認後、フェニックス・キャピタルによる債務超過分を解消、自己資本回復を目的にする[[増資]]が行われた。
 
 
 
[[2005年]]3月には、自社[[ウェブサイト]]上のWebショッピングサイト部門'''さくらやNets'''を休止。以後、公式サイトは店舗案内サイトとして設営されていた。
 
 
 
2005年5月頃から、[[JALカード]]のショッピング[[マイレージ|マイル]]が倍付与となる「特約店」となり、ポスターを掲示するなど購買客へアピールしていたが、1年余りで契約を終了した。
 
 
 
=== ベスト電器傘下入り ===
 
[[2006年]][[12月1日]]に、[[ベスト電器]]に対する[[第三者割当増資]]を実施し、ベスト電器が40%の株式を引き受ける。ベスト電器[[専務取締役]](当時)の深澤政和がさくらや社長を兼務する形で就任し<ref>[http://www.bestdenki.ne.jp/group ベスト電器グループ一覧]{{リンク切れ|date=2018年3月 |bot=InternetArchiveBot }}</ref>、ベスト電器グループ傘下となった。以後、同グループのネットワークを生かした共同仕入れを実施したコストダウンを進め価格競争力の維持・経営再建を進めた。[[2007年]]には、旧本店の新宿店が閉鎖、パソコン館は家電も扱う新宿3丁目店へ転換するなど、店舗の統廃合や転換を主力の新宿地区で実施している。[[2008年]][[3月10日]]、ベスト電器がフェニックス・キャピタルから残る株式60%全てを取得し、さくらやを[[完全子会社]]化した。
 
 
 
2008年[[9月26日]]、川崎店のオープンから約5年ぶりとなる新店舗・[[イオンレイクタウン|レイクタウン]]店をオープンさせた。その一方で、売上高で同社最大規模の店舗でありながら、近隣のヨドバシカメラ・ビックカメラ等との競争で収益力が低下していた新宿西口駅前店(新宿パレット)を、2008年[[12月31日]]に閉店した。跡地には、[[2009年]][[4月24日]]に[[ユニクロ]]新宿西口店が入居した。
 
 
 
ベスト電器は、2001年9月に、[[タカシマヤタイムズスクエア]]内に新宿高島屋店を出店していた。しかし、2008年後半に[[ビックカメラ]]とも資本提携を結んだため、新宿地区において店舗を擁しているさくらや・ビックカメラとの兼ね合い、自店の売上不振、同社の郵便法違反容疑に関する不祥事により[[デベロッパー (開発業者)|デベロッパー]]である[[東神開発]]([[高島屋]]関連会社)が[[賃貸借]]契約の更新に難色を示した等の理由から、[[2009年]][[8月31日]]に閉店・撤退した。
 
 
 
また、この資本提携から、ベスト電器がメーカーに特注したカスタマイズ製品(家電・[[デジタルカメラ]]等)を、ビックカメラ・さくらやにおいても販売を行うようになった。
 
 
 
=== 全店閉店・会社清算 ===
 
2010年1月12日、親会社の株式会社ベスト電器は、自社の業績が低迷する中、営業赤字が続いている株式会社さくらやの業績回復の目処が立たないことから、2月28日までにさくらや15店舗すべてが閉店、さくらや事業からの撤退を発表した<ref>{{PDFlink|[http://www.bestdenki.ne.jp/library/image/company/20100112jigyousaikouchiku.pdf 事業再構築計画策定のお知らせ]}} 株式会社ベスト電器・プレスリリース2010年1月12日</ref>。それと同時に、当時の親会社のビックカメラが複数店を引き継ぐ方針である事も明らかにされた(その時点で、具体的な店名は明らかにされず)<ref>{{PDFlink|[http://www.biccamera.co.jp/ir/news/pdf2010/20100112_1news.pdf 本日株式会社ベスト電器から発表された「事業再構築計画」について]}} 株式会社ビックカメラ・プレスリリース2010年1月12日</ref>。同月26日に、閉店する店舗のうち、新宿東口駅前店、[[聖蹟桜ヶ丘]]店、[[相模大野]]店、[[船橋市|船橋]]店の4店舗に関して、ビックカメラへの継承を発表。同年3月1日を目処に開店する予定と発表された<ref>{{PDFlink|[http://www.biccamera.co.jp/ir/news/pdf2010/20100126_2news.pdf ビックカメラ2010年1月26日プレスリリース]}}</ref>。2月12日にビックカメラ継承店舗の開店予定が発表され、継承店舗については、3日から2週間繰り上げて閉店。部分開業を経て全面オープンの形を取る事になった<ref>{{PDFlink|[http://www.biccamera.co.jp/ir/news/pdf2010/20100212news.pdf ビックカメラ2010年2月12日プレスリリース]}}</ref>。2月28日に、残りの11店が閉店、すべての店舗が閉鎖された。
 
 
 
株式会社さくらやは、2010年6月30日付で解散され<ref>{{PDFlink|[http://www.bestdenki.ne.jp/library/image/company/20100619sakuraya.pdf 子会社である株式会社さくらやの解散に関するお知らせ]}} ベスト電器・プレスリリース2010年6月19日</ref>、2010年7月20日に東京地方裁判所から[[特別清算]]の開始決定を受けた<ref>
 
{{Cite news
 
|url=http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100729-OYT1T00788.htm
 
|title=家電量販店「さくらや」、特別清算の開始決定
 
|work=YOMIURI ONLINE
 
|newspaper=[[読売新聞]]
 
|date=2010-07-29
 
|accessdate=2010-07-30
 
|language=
 
}}{{リンク切れ|date=2012年4月}}
 
</ref><ref>{{Cite news
 
|url=http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100619-OYT1T00807.htm
 
|title=ベスト電器、子会社「さくらや」を解散へ
 
|work=YOMIURI ONLINE
 
|newspaper=[[読売新聞]]
 
|date=2010-06-19
 
|accessdate=2010-06-19
 
|language=
 
}}{{リンク切れ|date=2012年4月}}</ref>。特別清算手続を行った後、[[2011年]][[7月27日]]に東京地方裁判所が会社の清算手続終結決定を行い、名実ともに消滅した<ref name=kanpo>官報・2011年8月5日付本紙(5612号)24ページ</ref>。またホームページドメインは公式サイト閉鎖まで使用されていたが、現在は[[栃木県]][[足利市]]にあるさくら屋不動産が使用している。
 
 
 
== 沿革 ==
 
* [[1946年]]3月 - 東京・新宿にてサクラ屋カメラ店を創業。
 
* [[1948年]] - '''[[合資会社]]サクラ屋カメラ店'''を設立して、法人化。
 
* [[1963年]]
 
** 新宿東口駅前に地下1階、地上4階建の同社初の大型店舗新宿東口店を開設。
 
** [[9月4日]] - 株式会社に[[組織変更]]。[[商号]]を'''株式会社カメラのさくらや'''へ改称。
 
* [[1971年]]7月 - 荻窪店が有限会社[[カメラのさくらや]]として分社化、独立
 
* [[1990年]] - 商号を株式会社カメラのさくらやから'''株式会社さくらや'''へ、店名を「カメラのさくらや」から「さくらや」へ、それぞれ変更。
 
* [[2004年]]6月 - フェニックス・キャピタル株式会社から出資を受け、同社の傘下となる。
 
* [[2006年]][[12月1日]] - 株式会社ベスト電器に対する[[第三者割当増資]]を実施し、同社の傘下となる。
 
* [[2008年]]
 
** [[3月10日]] - 株式会社ベスト電器が株式会社さくらやの全株式取得し、同社の完全子会社となる。
 
** [[12月15日]] - 株式会社ベスト電器の子会社である有限会社ベストパックサービスを[[吸収合併]]。
 
* [[2009年]][[7月6日]] - 本社を新宿御苑ビルから、住友池袋駅前ビルへ移転。
 
* [[2010年]]
 
** [[1月12日]] - 親会社である株式会社ベスト電器が、さくらや事業からの撤退を発表。
 
** [[1月26日]] - 新宿東口駅前店、聖蹟桜ヶ丘店、相模大野店、船橋店の4店舗のビックカメラへの継承を発表。
 
** [[2月28日]] - 残った11店が閉店し、店舗事業から撤退<ref>[http://www.asahi.com/digital/cnet/CNT201001120080.html さくらや、2月28日で全店閉店--ポイントはベスト電器へ移行] [[朝日新聞]] [[2010年]][[1月12日]]閲覧 {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20100113152513/http://www.asahi.com/digital/cnet/CNT201001120080.html |date=2010年1月13日 }}</ref><ref>全店舗の閉店発表の際に存続していた15店舗のうち、ビックカメラが承継することとなった4店舗(船橋店・聖蹟桜ケ丘店・新宿東口駅前店・相模大野店)は、2月14日-25日に繰り上げて閉店となる(公式サイトより)。</ref>。
 
** [[6月30日]] - 臨時株主総会で会社解散を決議。同日、解散して、清算手続に移行。
 
** [[7月20日]] - 東京地方裁判所が、株式会社さくらやの特別清算開始決定<ref>[http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3320.html 帝国データバンク 大型倒産速報]2010年7月29日 {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20100801171026/http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3320.html |date=2010年8月1日 }}</ref>。
 
* [[2011年]]7月27日 - 東京地方裁判所が、株式会社さくらやの特別清算終結決定<ref name=kanpo/>。
 
 
 
== 主な店舗サービス ==
 
 
 
<gallery>
 
File:さくらやIMGP1437.JPG|DPE同時プリント3枚増量サービス券
 
File:さくらやIMGP1436.JPG|DPE同時プリント現金割引券
 
</gallery>
 
 
 
=== ポイントカード ===
 
名称は「SAKURAYA POINT CARD」。[[白濁リライト]]式の磁気カードで保有ポイントや有効期限、前回利用店名などが表示されていた。
 
 
 
現在の現金払いによるポイント基本還元率は10%で、一部のゲーム機本体は3〜5%であった。ヨドバシカメラ等他カメラ量販店がポイント還元率を20%まで引き上げたことから2005年以降、家電やパソコンなど高額商品を中心に20%まで引き上げる[[セール]]を週末を中心として不定期に実施した時期もあった。[[クレジットカード]]、[[商品券]]、[[ショッピングクレジット]]で支払った場合は還元ポイントから20%減算(10%→8%、20%→16%)されていた。全店舗閉店を発表した翌日の2010年1月13日以降はいずれの場合もポイント加算がなくなった。
 
 
 
かつてはカードを提示すると5%程度の値引きを行う年会費税抜2000円の「キャッシュバック」カードもあったが、経営施策によりポイントカードへ一本化された。
 
 
 
=== HOT安心保証 ===
 
さくらやが[[あいおい損害保険]](旧:[[大東京火災海上保険]]、現:[[あいおいニッセイ同和損害保険]])と総合動産損害保険を団体契約して提供している購入商品長期保証サービス。1万円以上の製品を購入時に3〜5%の掛け金を購入者が支払うことで購入日から3〜5年間、故障・事故(落下・水漏れ・火災等)で修理費用が補償(保険)で定められた金額(購入額の9〜2割)までカバーされていた。実損額が補償金額を上回った場合は補償上限額迄を「さくらや商品券」で払い出し、店舗で差額を足して代替品を購入することになっていた。
 
 
 
2000年代に家電量販店各社が開始した5年間などの延長保証サービスと異なり、補償上限額までは何度も適用され、自然故障以外の事故でも適用される点が利点であった。
 
 
 
=== 閉店後の取り扱い ===
 
さくらや全店舗が閉店した2010年3月1日以降、さくらやの「ポイント」「さくらやギフト券」「HOT安心補償」については、ベスト電器のうち東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県に所在する主要13店舗<ref>内3店舗は後に閉店、残った10店舗の内、千城台店・小金井店・ショッパーズプラザ横須賀店以外の7店は「[[ヤマダ電機]]テックランド」へ転換。</ref>で対応していたが<ref>[[CNET]]ニュースより、ベスト電器の店舗にて同社のポイントに移行できるように調整中とのこと。</ref><ref>平成22年2月6日現在ホームページより</ref>、ベスト電器が[[ヤマダ電機]]の傘下となった直後の2013年2月28日を以って、HOT安心保証サービスは終了した。
 
 
 
また、当時のベスト電器の筆頭株主であったビックカメラも、3月1日以降、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県に所在の21店舗で、さくらやポイントをビックポイントに移行する手続を受け付け、全国のビックカメラ店舗で利用できるようになっている<ref>{{PDFlink|[http://www.biccamera.co.jp/ir/news/pdf2010/20100223news.pdf 「さくらやポイント」がビックカメラで使える!~3 月よりポイント移行サービスを開始~]}} ビックカメラ・プレスリリース2010年2月23日<br/>[http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20100223ATDD220AE22022010.html さくらやのポイント、ビックカメラが継承] NIKKEI NET・2010年2月23日 {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20100303215804/http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20100223ATDD220AE22022010.html |date=2010年3月3日 }}</ref>。
 
 
 
== 存在していた店舗 ==
 
営業最終日の2010年2月28日まで営業していた店舗は★印、ビックカメラへ継承した店舗は☆印を、タワーメガネへ継承した店舗は■印をしてある。
 
{{右|center|<gallery>
 
ファイル:Sakuraya building.jpg|さくらや新宿東口駅前店
 
ファイル:さくらや新宿ホビー館1.jpg|さくらや新宿ホビー館
 
</gallery>}}
 
{{右|<gallery>
 
ファイル:Sakuraya Personal Computer shop Shinjuku Tokyo.jpg|さくらや新宿東口パソコン館(後の新宿3丁目店)
 
ファイル:Sakuraya Electric shop Shinjuku-3.jpg|さくらや新宿3丁目店
 
</gallery>}}
 
{{右|center|<gallery>
 
ファイル:Sakurayar WatchKAN Shinjuku Tokyo.jpg|さくらや新宿ウォッチKAN
 
ファイル:Sakuraya-shop.jpg|さくらや新宿西口駅前店
 
</gallery>}}
 
{{右|<gallery>
 
ファイル:さくらや新宿店 1.jpg|閉鎖前の新宿店
 
ファイル:さくらや新宿店 2.jpg|閉鎖後の新宿店
 
</gallery>}}
 
{{右|<gallery>
 
ファイル:Sakuraya Electric shop Ikebukuro 20070304.jpg|さくらや池袋店
 
</gallery>}}
 
;東京都・新宿東口
 
* 新宿本店 → カデン館 → 新宿店
 
*: [[新宿通り]]沿い、MI新宿ビル本館(旧・[[三越]]新宿店、新宿三越アルコットを経て、現在[[ビックロ]]となっているビル)の向かいの店舗。旧新宿本店は、さくらやの新宿地区主力店舗の一つとして、[[1984年]]から23年間営業を続けていたが、新宿店に名称変更後の[[2007年]][[1月31日]]に閉店。<!--AZUL by moussyは新宿通り沿いのビルではない 要検証:跡地はしばらく空き店舗だったが、2010年11月26日に「AZUL by moussy」が開店した。-->
 
* ☆新宿東口駅前店
 
*: 新宿駅東口駅前、[[新宿高野]]隣接の店舗。2010年2月25日で閉店(同年3月1日よりビックカメラが承継)。
 
* ★電器館(デンキKAN) → P-KAN → 新宿東口パソコン館 → 新宿3丁目店。
 
*: [[丸井]]ヤング館(現・マルイカレン)裏の店舗。当初は電器館として開店し、その後、パソコン専門店のP-KAN(後に新宿東口パソコン館に名称変更)となる(ただし、デンキKANからの改装の為、[[白物家電]]も取り扱っていた)。2007年[[4月27日]]に、家電もPCも取り扱う店舗となり、'''[[新宿3丁目]]店'''へ名称変更。2010年2月28日で閉店。
 
*: 現在は、[[バロックジャパンリミテッド|AZUL by moussy]] 新宿店。
 
* ★新宿東口ホビー館
 
*: [[テレビゲーム]]本体・[[ゲームソフト]]、[[玩具]]・[[プラモデル|模型]]、[[工具]]、[[塗料]]、[[フィギュア]]、[[食玩]]、[[ガレージキット]]など新宿では品揃え豊富な専門店に特化した店舗。2010年2月28日で閉店。跡地は長らく空き店舗となっていたが、2011年7月2日に地下1階~地上3階までが「[[アニメイト|アニメイト<sup>+</sup>]]新宿」、地下2階には「カードラボ新宿店」が開店した。ちなみにこの場所がさくらや創業の地である。(旧新宿店は当初の広告では新宿3号館だった。)
 
* ■メガネKAN新宿東口
 
*: 新宿通り沿い、紀伊国屋書店新宿店の2棟隣の店舗。2010年2月28日で閉店し、タワーメガネが事業を継承して「タワーメガネ 新宿メガネKAN」として開店するも2012年に閉店。
 
*: 現在は、[[ロクシタン|L'Occitane]]新宿店 ヴォヤージュ・アン・プロヴァンス。
 
* ★新宿ウォッチKAN → WATCH.(ウォッチ・ドット)
 
*: 新宿通り沿い、MI新宿ビル本館の並び(メガネKAN向かい)の店舗。2010年2月28日で閉店。跡地には2010年4月23日に[[ラオックス]]WATCH.が開店。さくらや時代の業態を一部受け継いだ形となり、さくらやの元従業員も一部再雇用。「WATCH.」は現在ラオックスの時計専門店のブランド名となっている。
 
* AV館 → メガネKAN新宿東口(移転)
 
*: 2010年3月12日にブランドオフ新宿店がオープンした。
 
* 旧カメラ館
 
*: 移転後に写真専門館となり、後に閉店。
 
* カメラ館
 
*: 新宿東口駅前店前に移転後、すぐに閉店。
 
;東京都・新宿西口
 
* 新宿西口駅前店
 
*: [[小田急百貨店]]新宿店に隣接する[[新宿パレットビル]]にあった店舗。2000年10月の新宿パレットビル建替え竣工と同時に、地下1階・地上4階のフロアに開店した。[[東京メトロ丸ノ内線|丸ノ内線]][[新宿駅]]の[[メトロプロムナード]]と直結している。開店当初は建物斜め向かいの[[ヨドバシカメラ]]大ガード店(2005年に閉店)しか競合店は存在しなかったが、2002年5月に[[ビックカメラ]]が建物真向かいの[[小田急電鉄直営事業|小田急ハルク]]に新宿西口店を開店させたことにより、売り場面積が大きく見劣りしたことに加え、熾烈な価格競争に巻き込まれていった。2008年[[12月31日]]に閉店し、さくらやは新宿西口エリアから完全撤退した。撤退後のフロアには、[[ユニクロ]]新宿西口店が入居して2009年4月に開店した。
 
* 新宿西口店 → OA館 → メガネKAN新宿西口
 
*: 新宿西口のヨドバシカメラ本店そばの店舗。OA館、メガネKAN新宿西口と名称変更後、新宿西口駅前店の開店の際に、同店舗に吸収統合され閉店。
 
 
 
;東京都・新宿以外
 
* ★池袋東口店 → [[池袋]]店
 
*: [[池袋駅]]東口駅前の店舗。2010年2月28日で閉店。同年7月16日に[[ドン・キホーテ (企業)|ドン・キホーテ]]池袋東口駅前店が開店。
 
* 池袋[[サンシャイン60通り]]店
 
*: 池袋駅東口と[[サンシャインシティ]]を結ぶサンシャイン60通り沿いにあった店舗。池袋店(旧池袋東口店)に吸収統合され2000年9月に閉店。跡地には[[マツモトキヨシ]]が開店。
 
* ★[[渋谷]]店
 
*: [[渋谷センター街]]にあった店舗。2010年2月28日で閉店。跡地には同年11月11日に[[青山商事|洋服の青山]]渋谷駅前総本店が開店。
 
* ★[[八重洲地下街]]店
 
*: 東京駅八重洲地下街オリーブロードにある店舗。2010年2月28日で閉店。
 
* ★八重洲北口店
 
*: [[東京駅一番街]]にある店舗。2010年2月28日で閉店。跡地には同年11月1日にアインズ&トルペが開店。
 
* ☆[[聖蹟桜ヶ丘駅|聖蹟桜ヶ丘]]店
 
*: [[京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター]]A館内の店舗。2010年2月23日で閉店。(同年3月1日よりビックカメラが承継)
 
* [[荻窪 (杉並区)|荻窪]]店
 
*: [[1971年]]7月に、有限会社[[カメラのさくらや]]へ分社化・独立のため、さくらやの店舗ではなくなった。さくらや全店舗閉店後も、独立の別会社として店舗存続。
 
* メガネKAN[[吉祥寺]]
 
*: [[吉祥寺駅]]北口[[ロータリー]]前・[[吉祥寺サンロード商店街|サンロード]]入口にあった店舗(現・[[みのや|おかしのまちおか]]吉祥寺駅前店)
 
* [[御徒町]]店
 
*: [[2002年]][[3月31日]]に閉店。
 
* ゲーム館、ホビー館[[目黒 (東京都)|目黒]]
 
*: 目黒駅隣に位置するマイメグロ4F(現[[アトレ]]目黒1B館4F)にあった店舗。[[テレビゲーム]]本体、[[ゲームソフト]]、[[玩具]]、[[プラモデル|模型]]、[[フィギュア]]、[[ガレージキット]]、若干の家電などを販売していた。
 
;神奈川県
 
* ウオッチKAN横浜
 
*: [[相鉄ジョイナス]]内にあった店舗。
 
* ☆[[相模大野]]店
 
*: [[ミロード|相模大野ステーションスクエア]]B館内にあった店舗。2010年2月25日で閉店(同年3月1日よりビックカメラが承継)。
 
* ★[[川崎市|川崎]]店
 
*: [[京急川崎駅]]前・[[川崎DICE]]1-2階にあった店舗。2010年2月28日で閉店。撤退後のフロアには[[カルチュア・コンビニエンス・クラブ|TSUTAYA]]・[[GOVリテイリング|ジーユー]]が入居した。
 
 
 
;埼玉県
 
* ★[[大宮駅 (埼玉県)|大宮]]店
 
*: 大宮駅東口駅前の店舗。テナントビルの1階から最上階の7階までを賃借し1996年頃開店。埼玉県内で初めての3カメ出店であった。2010年2月28日で閉店。跡地には同年7月21日に[[カラオケ館]]大宮東口店が開店。
 
* ★[[越谷レイクタウン]]店
 
*: [[イオンレイクタウン]]KAZE内に「さくらや」と「さくらやホビー館」の2店体制で営業していた。2008年9月26日に開店し、2010年2月28日で閉店。同年4月24日からはさくらや跡地が雑貨店のR.O.Uに、ホビー館跡地は[[鉄道模型専門店]]のポポンデッタになっている。
 
* [[浦和]]西口総合館
 
*: 2001年4月に閉店した[[衣料品]]店・[[アストリア (企業)|アストリア]]を[[プレハブ]]2階建て店舗に建て替えて、2001年[[10月5日]]オープン。大宮東口駅前店より広いフロアを活かして、同店では取り扱いのなかった白物家電・生活家電を充実させていた。競合店としては旧[[浦和市]]の駅周辺に3店舗を擁する[[ラオックス]]のみだったが、区画[[再開発]]を理由に[[2008年]][[4月6日]]に閉店し、ほどなくして更地となった。2009年9月時点では[[コインパーキング]]となっている。同社では越谷レイクタウン店への「移転」と位置付けている。
 
 
 
;千葉県
 
* ☆[[船橋駅|船橋]]店
 
*: [[船橋フェイスビル]]4階にあった店舗。さくらや全店閉店の決定に伴い、2010年2月14日閉鎖。翌2月15日に「ビックカメラ船橋駅店」としてプレオープン、21日に全館オープン。
 
 
 
;宮城県
 
* 仙台西口駅前店
 
*: [[東北地方]]1号店。[[エンドーチェーン#エンドーチェーン EBeanS|EBeanS]]にあった店舗。[[1997年]][[11月28日]]開店、[[1999年]][[9月20日]]閉店。
 
 
 
== POSシステム ==
 
[[販売時点情報管理|POSシステム]]は[[東芝テック]]製のものが使用されていた。
 
 
 
== CM ==
 
=== CMソング ===
 
* 1990年代前半迄は『[[さくらさくら]]』をベースにアレンジしたCMソングで知られた。それ以降「安さ[[爆発]]さくらや」を[[サウンドロゴ]]にしたCMや店内放送が用いられていたが実際には[[薄型テレビ]]を筆頭に他の家電量販店との価格競争に追いつけなくなり、2005年以降は「好感接客」をキャッチコピーにしたCMを放送。[[2007年]]からは[[柳原可奈子]]を起用し、新キャラクター「サクレツ君」と共演した「オニ安 さくらや」をコピーとしたCMを放送していた。
 
* 「カメラのさくらや」時代の[[1978年]]に作られたCMソング(初代作詞:[[さがらよしあき]]、作編曲:[[小林亜星]]、初代歌唱:[[山川ユキ]])は歌詞、アレンジ、歌唱を替えつつ1990年代まで使用された。
 
* これらと別に1980年代中期から店内BGMで広く使用されている『ハートでさくらや』(作詞:[[伊藤アキラ]]、作曲:[[小杉保夫]])がある。こちらは家電量販店のCMソングを集めた[[コンピレーション・アルバム]]『[[エレクトリックパーク]]』([[ポニーキャニオン]])に収録されている。
 
* 1990年代初頭の一時期、[[ニューロティカ]]、[[突撃ダンスホール]]を起用して「いつだって、バーゲン。」のキャッチコピーでCMを放送していた。
 
 
 
=== 番組提供 ===
 
* [[みのもんたの朝ズバッ!]]([[TBSテレビ|TBS]]):CMは[[広域放送|関東ローカルエリア]]のみ放送。[[ヨドバシカメラ]]と日替わり。
 
* [[森田一義アワー 笑っていいとも!]]([[フジテレビジョン|フジテレビ]]、1990年代にスポンサー降板):これもCMは関東ローカルエリアで放送。当時はオープニングの最初に新宿東口付近を数秒間移すシーンがあったが、必ずといっていいほどさくらやの看板が写っていた。
 
* [[ANNニュースファイナル]]([[テレビ朝日]]):CMは関東ローカルエリアのみ放送。
 
* [[テレビ3面記事 ウィークエンダー]]([[日本テレビ放送網|日本テレビ]]:1980年代?)
 
* [[金曜スペシャル]]([[テレビ東京]])
 
* [[三波伸介の凸凹大学校]](テレビ東京)
 
* [[スポーツTODAY]](テレビ東京)メガTONネットワークぐるみで放送していた。
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
{{Reflist}}
 
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[フェニックス・キャピタル]]
 
* [[カメラのさくらや]] - [[東京都]][[杉並区]]上荻([[荻窪駅]]前)にあるカメラ専門店。通称:荻窪カメラのさくらや、おぎさく。上記のさくらやから分離独立した店でありかつては旧新宿本店とは兄弟店という扱いになっていたが、両社の間には現在では資本関係・営業上の提携などはない。同社のロゴはさくらやの旧ロゴを使用している。
 
 
 
== 外部リンク ==
 
{{Sisterlinks|wikt=no|b=no|q=no|s=no|commons=Category:Sakuraya|n=no|v=no|species=no|d=Q11267747}}
 
* {{Wayback |url=http://www.sakuraya.co.jp/|title=さくらや|date=20050916142134}}
 
* [http://www.bestdenki.ne.jp/SAKURAYA さくらやに関するお問い合わせ]
 
 
 
{{日本の家電量販店}}
 
{{日本の写真店}}
 
{{DEFAULTSORT:さくらや}}
 
[[Category:かつて存在した東京都の企業]]
 
[[Category:かつて存在した日本の家電量販店]]
 
[[Category:1963年設立の企業]]
 
[[Category:経営破綻した企業]]
 
[[Category:写真店|廃さくらや]]
 

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