「ずれ( 地質学)」の版間の差分
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slip
断層面の上盤と下盤の相対的な移動距離。食違いともいう。ずれの水平方向の成分を横ずれ,垂直方向の成分を縦ずれという。マグニチュードが7~8の地震の場合,数百 km2から数万 km2の広がりをもった断層面上に,1~10mのずれが数分のうちに生じると推定されている。北アメリカのサンアンドレアス断層の一部のように,地震ではなく,絶え間ないクリープによってずれが増大している場合もある。サンアンドレアス断層では,約 3000万年の間に約 560kmのずれが生じたといわれている。