「アジ化水素」の版間の差分

提供: miniwiki
移動先:案内検索
(1版 をインポートしました)
 
1行目: 1行目:
{{出典の明記|date=2015年10月26日 (月) 07:26 (UTC)}}
+
 
{{参照方法|date=2015年10月26日 (月) 07:26 (UTC)}}
 
 
{{Infobox 無機化合物
 
{{Infobox 無機化合物
 
| name=アジ化水素
 
| name=アジ化水素
17行目: 16行目:
 
| 出典=<!--en:Hydrazoic acid: mp,bp-->
 
| 出典=<!--en:Hydrazoic acid: mp,bp-->
 
}}
 
}}
'''アジ化水素'''(&mdash;かすいそ、hydrogen azide)は、[[化学式]]を HN<SUB>3</SUB> と表される[[無機化合物|無機]]酸の一種。アジ化水素酸 (hydrazoic acid) とも呼ばれる。刺激臭を有する無色透明の液体。爆発性を有する。[[CAS登録番号]]は [7782-79-8]。
+
'''アジ化水素'''(&mdash;かすいそ、hydrogen azide)
 
 
シアン化水素([[青酸]])並みの猛毒で、皮膚、粘膜などを刺激する。取り扱いには適切な設備と厳重な管理を要する。
 
 
 
== 歴史 ==
 
アジ化水素は1890年、テオドール・クルチウスにより最初に単離された<ref>Curtius, Th. ''Berichte'' '''1890''', ''23'', 3023.</ref>。
 
 
 
== 化学的性質 ==
 
アジ化水素は弱酸性を持つ (pKa 4.6&ndash;4.7)。[[水]]に溶けやすく、水溶液は多くの金属([[亜鉛]]、[[鉄]]など)を、[[水素]]を放出しながら溶かす。そのとき、金属の[[アジ化物]]を生成する。
 
 
 
多くの金属アジ化物には爆発性が知られる。また、無水物の結晶は加熱により分解し、金属の純品を与える。[[鉛]]や[[銀]]、[[水銀]]のアジ化物は水に難溶であり、そのことは[[ハロゲン化水素]]とアジ化水素との類似点である。アジ化物はまた、[[ハロゲン化アルキル|ヨウ化アルキル]]と容易に反応する。
 
 
 
[[カルボン酸ハロゲン化物]]や[[アルデヒド]]、[[ケトン]]などに作用させると、[[シュミット反応]]を引き起こす<!--訳者加筆-->。
 
 
 
== 製造 ==
 
アジ化水素は[[アジ化ナトリウム]]などの塩に酸を作用させて得る。
 
<!--原文には蒸留で精製される、とありますが、爆発性を考慮して省きます-->
 
 
 
== 毒性 ==
 
アジ化水素は揮発性と高い毒性を持つ。蒸気を吸い込むと、刺激臭を感じるとともに激しい頭痛に見舞われる。蓄積性はない<!--The compound acts a non-cumulative poison.を訳しました。不正確でしたら修正お願いします-->。
 
 
 
== 参考文献 ==
 
<references />
 
 
 
* Dictionary of inorganic and organometallic compounds, Chapman & Hall
 
  
 +
化学式 HN<sub>3</sub> 。無色のフッ化水素に似た刺激臭のある流動性の液体。融点-80℃,沸点 37℃,比重 1.126。水に溶け酸性を示すので,水溶液をアジ化水素酸 (トリアゾ水素酸) という。電離定数 2.8×10<sup>-5</sup>  (25℃) 。有毒で蒸気を吸入すると粘膜をおかし,めまいを起す。爆発性。水溶液はやや安定であるが,濃溶液は不安定で白金黒の存在で爆発する。アジ化ナトリウムに硫酸を作用させてつくられる。
 +
 
== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==
 
*[[アジ化物]]
 
*[[アジ化物]]
  
 
{{水素の化合物}}
 
{{水素の化合物}}
{{Chem-stub}}
+
{{テンプレート:20180815sk}}
 
{{デフォルトソート:あしかすいそ}}
 
{{デフォルトソート:あしかすいそ}}
 
[[Category:水素の化合物]]
 
[[Category:水素の化合物]]
 
[[Category:無機窒素化合物]]
 
[[Category:無機窒素化合物]]
 
[[Category:アジ化物]]
 
[[Category:アジ化物]]

2018/10/29/ (月) 22:08時点における最新版

アジ化水素
Hydrogen-azide-2D-dimensions.pngHydrogen-azide-3D-vdW.png
別名 アジ化水素酸
組成式 HN3
式量 43.03 g/mol
形状 無色液体
CAS登録番号 [7782-79-8]
融点 −80 ℃
沸点 37 ℃

アジ化水素(—かすいそ、hydrogen azide)

化学式 HN3 。無色のフッ化水素に似た刺激臭のある流動性の液体。融点-80℃,沸点 37℃,比重 1.126。水に溶け酸性を示すので,水溶液をアジ化水素酸 (トリアゾ水素酸) という。電離定数 2.8×10-5 (25℃) 。有毒で蒸気を吸入すると粘膜をおかし,めまいを起す。爆発性。水溶液はやや安定であるが,濃溶液は不安定で白金黒の存在で爆発する。アジ化ナトリウムに硫酸を作用させてつくられる。

関連項目




楽天市場検索: