アラジン (映画)
アラジン | |
---|---|
Aladdin | |
監督 |
ジョン・マスカー ロン・クレメンツ |
脚本 |
ジョン・マスカー ロン・クレメンツ テッド・エリオット テリー・ロッシオ |
製作 |
ジョン・マスカー ロン・クレメンツ エイミー・ペル ドナルド・W・エルンスト |
出演者 |
スコット・ウェインガー ロビン・ウィリアムズ |
音楽 | アラン・メンケン |
主題歌 | 『ホール・ニュー・ワールド』 |
編集 |
マーク・A・ヘスター H・リー・ピーターソン |
製作会社 |
ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ ウォルト・ディズニー・フィーチャー・アニメーション |
配給 | ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ |
公開 |
1992年11月25日 1993年8月7日 |
上映時間 | 90分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $28,000,000[1] |
興行収入 | $504,050,219[1] |
配給収入 | 25億円[2] |
前作 | 美女と野獣 |
次作 |
アラジン ジャファーの逆襲(アラジンシリーズ) ライオン・キング(ディズニー・クラシックス全般) |
『アラジン』(原題:Aladdin)は、1992年にディズニーが製作したアニメーション映画。続編としてOVAも数本発売され、テレビアニメ『アラジンの大冒険』も製作された。
『千夜一夜物語』の『アラジンと魔法のランプ』を原案としている。また、魔法の絨毯で世界中を旅するシーンで流れる曲『ホール・ニュー・ワールド』(A Whole New World)はアカデミー歌曲賞を受賞した。
アメリカでは1993年の年間ビデオ販売数で2400万本を出荷して年間1位の売上となり[3]、日本ではセルビデオで220万本を出荷[4]して歴代1位の売り上げとなった[5]。ディズニー・ルネサンスと呼ばれる時期に作られた、ディズニーの成功作のひとつである。
Contents
ストーリー
砂漠の王国アグラバーに暮らす、貧しくも清らかな心を持った青年アラジンはある日、王宮を抜け出したジャスミン王女を市場で助けたことで心を通わせる。だが、アラジンは王女をさらおうとした盗賊と間違えられて捕まり、牢屋に入れられてしまう。それは王国の支配を企む国務大臣のジャファーが、入る者を厳しく選ぶ魔法の洞窟から「ダイヤの原石」として選ばれたアラジンに、洞窟の奥にある不思議な魔法のランプを取って来させるための策略だった。
ジャファーはみすぼらしい老人の姿に扮装して牢屋に現れると、ランプを取って来ることを約束させるのと引き換えに、アラジンを脱獄させる。魔法の洞窟の中で出会った魔法の絨毯の協力でランプを手に入れたものの、ジャファーに裏切られたアラジンは洞窟の中に閉じ込められてしまう。だが、相棒の猿アブーのおかげでランプがジャファーの手に渡ることは阻止できた。さらにアラジンはひょんなことから自らランプを擦ったところ、ランプの魔人ジーニーの主人となる。「どんな願いも3つだけ叶えてあげよう」とジーニーに言われたアラジンは、自由を求めるジーニーに対し「最後の願いで君を自由にする」と約束しつつ、1つ目の願いとして、王子としか結婚が許されていないジャスミンとの恋を叶えるためアリ・アバブア王子に変身することを願い、王宮へと向かう。頑固なジャスミンは、アリ王子も今までの求婚者達と同じだと思い、まったく相手にしなかったのだが、「一緒に広い世界を見に行こう」という誘いに乗って魔法の絨毯で世界中を旅するうちに惹かれていく。途中で不注意からアラジンの正体がバレそうになるものの、アラジンがとっさに「自分もお城の生活が嫌で、時々平民に変装して抜け出している」と誤魔化したことでジャスミンは共感を抱き、両想いとなる。
その頃、ランプを手に入れ損なったジャファーは自らの魔力でサルタンを操り、ジャスミンと結婚して王位に就こうとしていた。そこへアリ王子として現れたアラジンがジャスミンやサルタンに瞬く間に気に入られていくのを邪魔に思ったジャファーは、アリ王子を暗殺しようと、部下を使ってアラジンを縛り上げ、海の底に沈めてしまう。が、死になるアラジンはジーニーに2つ目の願いをお願いして命を救われた。アリ王子の暗殺に失敗したジャファーは失脚し、その裏切りを暴いたアリ王子はジャスミンの結婚相手として大々的に告知される。順風満帆な未来が待つかに見えるアラジンだったが、「ジーニーの魔法が解けて王子じゃないってバレたら、ジャスミンに嫌われてしまう」と不安を感じてジーニーに「君を自由にはできない」と言い出す。それを聞いたジーニーは怒ってランプの中に引き籠ってしまう。ジーニーに「本当のことを告げろ」と教えられたアラジンは遠慮なく本当のことをジャスミンに告げるため彼女の元へ向かうが、その隙を突かれ、ジャファーの手下のイアーゴにランプを奪われてしまう。イアーゴからランプを渡されてジーニーの新たな主人となったジャファーが、1つ目の願いでアグラバーの支配者になり、2つ目の願いで自分を世界一の魔法使いにする。さらにジャファーは魔法でアラジンを元の姿に戻させ、冬山へ追放してしまう。
絨毯の助けを借りてアグラバーに戻ったアラジンは、アグラバーの危機を救うべくジャファーに戦いを挑むが、強力な魔法を操り、遂には大蛇に変身したジャファーに巻き付かれ、絞め殺されそうになる。大蛇となったジャファーの強力な絞め技に苦しみながらも、ジーニーを見つめて閃いたアラジンは、「俺は世界一強い」と豪語するジャファーに対し、「ジーニーの方がお前なんかよりずっと強い。本当に世界で一番強いのはジーニーであって、お前なんか二番目だ」と彼を煽り、それを聞き入れたジャファーは、最後の願いで自分を真の世界最強の存在=ジーニーになることを願う。赤いジーニーとなって最強の力を得たジャファーだったが、それはジーニーから教えられていたランプの魔人の制約である「脅威の力を持つ代わりに自由がない」ことを逆手にとったアラジンの策であった。その結果、ジャファーはイアーゴを巻き添えにして専用のランプの中に閉じ込められ、砂漠の彼方へ追放された。
ジャファーとの戦いを終えてアグラバーの平和を取り戻した後、アラジンは最後の願いでジーニーをランプから解放させて自由の身にする。アラジンのアグラバーを救った勇気に感動したサルタンはジャスミンとの婚約を認め、自由になったジーニーはアラジンと別れて世界を旅立ち、最後に幸せにアラジンとジャスミンは結ばれたのだった。
登場人物
主要人物
- アラジン(Aladdin)
- 本作の主人公。天涯孤独の身で、アグラバーの街で相棒の猿のアブーと貧しい暮らしを送る青年。その困窮振りからアブーとコソ泥をして日々を繋いでいる。赤いトルコ帽に黒髪がトレードマークである。
- 貧相な生活と身なりをしていることから、主に上層階級の人間などからドブネズミと罵倒されている。これまでの境遇から王宮での豪奢な生活に憧れており、彼のすみかは宮殿が真正面に見える所にある。盗んだパンを子どもたちに分け与える心優しい性格の持ち主。ジャスミンに出会って彼女が王女であることを知り、ランプの魔人・ジーニーと出会って王子にしてもらうが、ジャファーに命とランプを狙われる。しかし、ジーニーに命を救われ、彼から最後の願いで自由にしてもらうことをお願いされるも、ジャスミンの前で正体がバレそうになる不安でそれを拒絶してしまい、ジーニーと仲違いをしてしまった隙にジャファーにランプを奪われ、冬山へ追放されてしまう。その後なんとか無事に帰還してジャファーを倒し、最後の願いでジーニーを自由にしてジャスミンと結ばれる。
- ジャスミン王女(princess Jasmine)
- 本作のヒロイン。アグラバーの王女でサルタンの一人娘。母を幼くして亡くし、父・サルタンと二人暮らし。ディズニープリンセスの一人。
- 利発でチャレンジ精神も旺盛な、長い黒髪に美しい瞳の美女。虎のラジャーや小鳥など、動物を愛する優しい性格だが、いざというときには衛兵やジャファーに対しても立ち向かうなど勇敢で気が強い性格でもある。礼儀や規則に縛られている王宮での生活や、法律上王子との結婚しか認められていない為に、求婚してくる他の王子達から王女としての価値しか見出されていないことに辟易しており、父王のサルタンに結婚を急かされることにウンザリしている。
- 自由を求めて王宮を抜け出し、市場で盗みの疑いを掛けられて危機に陥っていたところをアラジンに助けられ、初めて自分らしさを認めてくれるアラジンに惹かれ、最後はアラジンと結ばれる。
- モデルは『千夜一夜物語』の第998夜 - 第1001夜に描かれるアーモンド姫とジャスミン王子である。
仲間
- ジーニー(Genie)
- 魔法のランプに宿る、青いジン。
- ランプを擦って自分を起こした人間を主人として、「人を殺すこと」「他人の気持ちを変えること」「死人を蘇生させること」「叶えられる願いの数を増やすこと」以外ならどんな願いでも3つまで実現させる。長年ランプに閉じ込められており、いつか自由になって世界を旅することを夢見ている。それ故にランプを擦った者の命令には逆らえない。
- 1万年間ずっとランプにいたとは思えないほど明るく陽気で、ジョークやショーが大好き。アラジンのことを「アル」と呼んでいる。ジャファーによる暗殺からアラジンを救って以来、アラジンとの間に友情が芽生え、時に親友としてアラジンに発破を掛けたり、ジャスミンを騙し続けることに警告を与えるようになる。しかし、ジャスミンに真実を言うのをひがむアラジンと口論し、その隙にジャファーにランプごと奪われ、彼の言いなりになってしまう。しかし、ジャファーに追い詰められるアラジンにアドバイスをし、ジャファーをジーニーに変え、彼を専用のランプに閉じ込めて追放した。事件後はアラジンの最後の願いで自由になり、アラジンとの別れを惜しみながら、世界旅行に旅立った。
- ジーニーとは英語で「精霊」を意味し、イスラム圏においてイスラム教以前の太古神を指す一般名詞である。
- 魔法の絨毯(Magic Carpet)
- アラジンが魔法の洞窟で見付けた、空飛ぶ魔法の絨毯。ジーニーとは千年以来の古い付き合い。
- 自意識を持ち、言葉は話せず表情もないが、ボディ・ランゲージによる感情表現は豊かで知的で紳士的な部分もある。絨毯の端にある4つの房飾りが手足の代わりとなっている。
- ジャファーの魔法で糸がほつれてしまうが、事件後に元に戻った。
- アブー(Abu)
- アラジンの相棒の猿。言葉は話せないが、鳴き声やジェスチャーでコミュニケーションを取る。なお、日本語吹き替え版では、オリジナル版声優のフランク・ウェルカーが来日して日本語の音声を付け足している。
- 盗みの天才でアラジンと協力して食べ物を盗んでいたがそれ故に物欲が強く、宝石に目がないため、魔法の洞窟ではアラジン達の静止を振り切り、赤い宝石への手出しを抑えられず、洞窟の崩壊を呼んでアラジン共々ピンチに陥ってしまう。ジーニーの魔法で巨大なゾウに変身するが、ジャファーの魔法で元に戻ってしまった。
- ジャファーとの戦いでは彼の魔法でおもちゃのサルに変えられるが、事件後に元に戻った。
- 「アブー」とはアラビア語で「父」を意味する。
敵
- ジャファー(Jafar)
- 本作のディズニー・ヴィランズ。アグラバーの国務大臣であり、蛇の如く厭味たらしく狡猾な性格を持つ邪悪な魔法使い。
- 長身痩躯で、黒や暗い赤と他のムーディな色をしたローブをいつも着用している。赤い羽根飾りのついた黒地に黄色い波型の線が入った帽子を被っており、その下は禿頭である。コブラを扮した杖で催眠術を使う。その高い知能と魔力でサルタンを操っていた。
- 表向きはサルタンの忠臣として行動し、彼からも絶大な信頼を置かれているが、内心では脳天気なサルタンに頭を下げることを苦々しく思っており、大臣就任時から王位を狙っている。魔法のランプに目をつけ、その力でアグラバーの支配とアラジンの暗殺を目論む。イアーゴを使わせランプを盗み、ジーニーを脅し従わせ、世界で力のある魔法使いと化し、アラジンを冬山へ追放して、アグラバーを支配する。しかし、しぶとく帰ってきたアラジンに「臆病なヘビ」呼ばわりされて大蛇に変身し、長い胴をアラジンの体に巻きつけ絞め殺そうとするも、ジーニーからのアドバイスを受けたアラジンの秘策で、自分自身を真の世界最強の存在=ジーニーにする願いをジーニーにお願いし、最強のジーニーと化すもそれが裏目に出てしまい、イアーゴを道連れに専用のランプに閉じ込められ、ジーニーによってアグラバーから追放されてしまった。
- モデルはアッバース朝の宰相ヤフヤー・イブン=ハーリドの次男ジャアファル・イブン=ヤフヤーである。実際のジャアファルは気さくな性格で、庶民に人気が高かったにもかかわらず、突然の粛清にあい一族もろとも首を刎ねられた悲劇の貴公子であったとされ、極悪人として描かれたジャファーとは大きく異なる。
- イアーゴ(Iago)
- ジャファーのペット兼参謀役である、赤い羽毛と紫の尾羽を生やした極彩色のオウム。一見ごく普通のオウムだが、実際は流暢に人間の言葉を話すことができる。声真似が得意であり、それで相手を騙したり、自画自賛したりする。
- 逆ギレしやすく口の悪い毒舌家だが、憎めない性格。悪知恵も働くようで、魔法のランプを入手することに失敗した後、ジャファーがジャスミンの夫となる形で王位に就いて彼女とサルタンを追い出すことを提案している。ジャファーには信頼されているが、うるさがられたり、都合が悪くなると八つ当たりされることも多い。サルタンに食べさせられるカビの生えたクラッカーが大嫌い(サルタン本人は知らない様子)で、復讐として食べさせたこともある。最後はそれまでの悪事が祟り、ジーニーと化したジャファーと共にランプに閉じ込められた。続編ではジャファーに愛想を尽き、アラジン達の仲間になる。
- 魔法の洞窟(Head Tiger)
- 虎の顔をした喋る洞窟。ダイヤの原石(のように飾り気が無く清らかな心の持ち主)以外の人間は一歩たりとも洞窟に足を踏み入れることを許さず、洞窟に入ることを許した者であってもランプ以外の宝物に触れた場合、容赦なく閉じ込めてしまう。
- ガジーム
- 冒頭でジャファーから魔法の洞窟を出現させるために必要な黄金のスカラベを盗んでくるように雇われた泥棒。ヒゲ面で小太りの男。ドジでヘマが多く、ジャファーやイアーゴからはぞんざいに扱われる。ダイヤの原石ではなかったために、魔法の洞窟に閉じ込められる形で圧死。本作に登場する人物の中で唯一CGで描かれている。
- 衛兵(The Royal Guards)
- 衛兵隊長のラズール(Razoul)率いる衛兵部隊で、泥棒稼業のアラジンと日々敵対している。全員悪人のような人相。
- 表向きではアグラバーに仕えるが、その実態はジャファー個人の部下であり、彼の命令でアラジンを冤罪で捕らえたり、海底に沈めて殺そうとした。以後の続編やテレビシリーズではジャファーが追放された為、サルタンの部下として登場するものの、未だにアラジンを毛嫌いする様子を見せている。
- 一方、サルタン直属の部下である衛兵たちはラズールたちとは対照的に人相がよく、純粋にサルタンやアグラバーに仕えており、アラジンから真相を聞いたサルタンの命令でジャファーを反逆罪で連行しようとするが、逃げられてしまった。
- アクメッド王子
- アグラバーの隣の国に住む成金趣味な王子。金以外に興味を持たず、貧乏人をすべて下等とみなし、子どもを庇ったアラジンに「お前のような奴が居なくなって誰も困りはせん」などと言い放つ。アラジンから「馬よりデカいケツしてるぜ」と言われた。ジャスミンの花婿候補だったが、前述の性格のせいでラジャーに服を噛みちぎられるという屈辱を味わい、怒って帰ってしまう。
その他
- サルタン(Sultan)
- アグラバー国王で、ジャスミンの父親。
- 非常に小柄で太った体型の、白髪と髭に顔を覆われた老人。ジャスミンの母である妻を亡くし、ジャスミンの将来を案じて結婚を急かしている。動物や玩具が好きで、人をすぐ信じる好々爺。たびたびジャファーの催眠術で操られては、言いなりになっている。毎回イアーゴがクラッカー嫌いなのを知らずにあげているが、ジャファーにアグラバーを支配された時は仕返しに食べさせられた。
- サルタンとはアラビア語で「権威ある者」を意味する語で、一般には「王」あるいは「皇帝」と訳される。
- モデルはアッバース朝5代目カリフにして、アッバース朝最盛期を築いた貴公子ハルン=アル=ラッシード。
- ラジャー(Rajah)
- ジャスミンのペットの巨大な虎。
- ジャスミンが幼い頃から大の仲良しで、彼女以外の人間には慕わず牙を剥ける。そのためジャスミンに求婚する王子たちを追い出すのに一役買っている。ジャファーの魔法で子猫の姿に変えられるが、事件後に元に戻った。
- 行商人(Peddler)
- 本作の冒頭で登場する行商人。胡散臭い商品ばかりを扱っているように見えたが、何らかの経緯によって、ジーニーの魔法のランプを手に入れている(時系列上は本編の後であることが彼の語りから分かる)。
- ストーリーの狂言回し的な存在であり、彼の店を訪れたお客(映画の観客)を『アラジン』のストーリーに引き込んでいく。キングダムハーツⅡでは欲深い商人として登場し、ジャファーが封印されたランプを高値で売ろうとするもピートに奪われ、それをアラジン側についたイアーゴに取り上げられた。その後、ランプを見つけ出し、ジャファーを解放し、事件の発端を生んでしまう。
声の出演
役名 | 原語版声優 | 日本語吹き替え | |
---|---|---|---|
1993年版 | 2008年版 | ||
アラジン | スコット・ウェインガー | 羽賀研二 | 三木眞一郎 |
歌:ブラッド・ケイン | 歌:石井一孝[6] | ||
ジャスミン | リンダ・ラーキン | 麻生かほ里[7] | |
歌:リア・サロンガ | |||
サルタン | ダグラス・シール | あずさ欣平 | |
アブー | フランク・ウェルカー | 原語版流用 | |
ラジャー | |||
不思議の洞窟 | 飯塚昭三 | ||
イアーゴ | ギルバート・ゴットフリード | 神谷明 | |
大川透(特典映像) | |||
ジーニー | ロビン・ウィリアムズ | 山寺宏一 | |
ジャファー | ジョナサン・フリーマン | 宝田明 大木民夫(老人の変装時) | |
アクメッド王子 | コーリー・バートン | 安原義人 | |
衛兵隊長ラズール | ジム・カミングス | 屋良有作 | |
果物屋 | 辻親八 | ||
行商人 | ロビン・ウィリアムズ | 松尾貴史 | |
歌:ブルース・アドラー | 歌:三浦慎也 | ||
ガジーム | チャーリー・アドラー | 山下啓介 | |
ファザール | 八代駿 | ||
宝石屋 | コーリー・バートン | ||
その他 | ジャック・エンジェル
フィリップ・クラーク ジェニファー・ダーリング デビ・デリベリー ブルース・グッホ ジェリー・ハウカー ベラ・ロックウッド シェリー・リン ミッキー・マッゴワン パトリック・ピニニー |
安西正弘 牧野和子 沢りつお 林一夫 沖恂一郎 市村浩佑 井上彩 |
スタッフ
- 製作:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ、エイミー・ペル、ドナルド・W・エルンスト
- 監督:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
- 脚本:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ、テッド・エリオット、テリー・ロッシオ
- オリジナル作曲:アラン・メンケン(『ホール・ニュー・ワールド』で第65回アカデミー賞歌曲賞を受賞)
- プロダクション・デザイン:R.S.ヴァンダー・ヴェンデ
- 編集:マーク・A・ヘスター、H・リー・ピーターソン
- 美術監督:ビル・パーキンス
主題歌
ピーボ・ブライソンとレジーナ・ベルのデュエット曲『ホール・ニュー・ワールド』。同曲は全米No.1ヒットを記録し、アカデミー賞最優秀主題歌賞やグラミー賞ソング・オブ・ザ・イヤーなどを受賞した。
2006年、倖田來未がオリジナル歌手のピーボ・ブライソンと共にカバーした。
挿入歌
- アラビアン・ナイト(Arabian Nights)
- 一足お先に(One Jump Ahead)
- フレンド・ライク・ミー(Friend Like Me)
- アリ王子のお通り(Prince Ali)
- ホール・ニュー・ワールド(A Whole New World)
- アバヨ、王子様(Prince Ali (Reprise))
舞台
ブロードウェイ
2014年3月、ブロードウェイで『Aladdin』のタイトルでミュージカル化された。第68回トニー賞では作品賞を含む5部門にノミネートされ、ジーニー役のジェームズ・モンロー・アイグルハートは最優秀助演男優賞を獲得した。
日本版
概要
日本では劇団四季が上演権を取得し、高橋知伽江の訳詞によって[8]、2015年5月24日から「大同生命ミュージカルシアター電通四季劇場[海]」で上演されている。本作の英語以外の言語での上演およびアメリカ以外での上演は日本が初めてだった。
キャストはすべて公開オーディションで決定し、公開オーディションは劇団外からの参加も可能だった[9]。2014年11月17日の公開オーディションでは、外部応募者として芋洗坂係長と大至伸行がジーニー役に応募していた[10]。同年11月25日、キャスト候補が発表された[11]。
2015年3月15日にチケットの一般販売が開始されたが、正午の時点でチケット総販売枚数が20万9000枚を突破し、劇団四季の史上販売枚数の最高記録を更新した[12]。
主なキャスト
- アラジン - 島村幸大、厂原時也、海宝直人、笠松哲朗、北村優、小林唯
- ジャスミン - 岡本瑞恵、三井莉穂、齋藤舞、三平果歩
- ジーニー - 瀧山久志、道口瑞之、萩原隆匡、阿久津陽一郎、韓盛治
- ジャファー - 牧野公昭、本城裕二、桝川譲治、勅使瓦武志
- イアーゴ - 酒井良太、町田兼一、布施陽由、野口雅史、吉賀陶馬ワイス
- カシーム - 西尾健治、萩原隆匡、松島勇気
- オマール - 斎藤洋一郎、山下啓太、町田兼一、嶋野達也、戸高圭介
- バブカック - 白瀬英典、正木棟馬、藤田光之
- サルタン - 石波義人、増田守人、青木朗、志村要、吉谷昭雄
関連作品
- アラジン ジャファーの逆襲 - 本作の続編。
- アラジン完結編 盗賊王の伝説 - 本作の完結編。
- アラジンの大冒険 - 本作のテレビアニメシリーズ。
コンピュータゲーム
- 『アラジン』
- 『アラジン』
- 『アラジン』
- 『アラジン』
- 2003年8月1日、ゲームボーイアドバンスの専用ソフトとしてカプコンから4,800円で発売された。
- スーパーファミコン版の移植ソフトである。ステージなどが追加され、音楽が一部差し替えられている。
- その他
- 『Kinect: ディズニーランド・アドベンチャーズ』 - アラジン、ジャスミン、ジーニーらが登場する。
- 『キングダム ハーツ シリーズ』 - 作品内でアラジンが登場する。
脚注
- ↑ 1.0 1.1 “Aladdin (1992)” (英語). Box Office Mojo. . 2010年5月1日閲覧.
- ↑ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)524頁
- ↑ 「ブエナ・ビスタ発売のビデオ 『キツネと犬』快調」『日経産業新聞』1994年4月6日付、7面。
- ↑ 日経BP社技術研究部 『進化するアニメ・ビジネス―世界に羽ばたく日本のアニメとキャラクター』日経BP社、2000年、42頁。ISBN 4822225542
- ↑ 「ブエナ・ビスタ 「アラジン」220万本 「白雪姫」は180万本」『日経産業新聞』1995年1月23日 付、7面。
- ↑ 当初は石井が台詞と歌を担当する予定だったものの、ミュージカルを中心に活動していた石井が台詞付きの役を演じた経験が皆無で台詞に関しての演技力が乏しかったことから石井の担当は挿入歌の歌唱のみになり、新たに台詞担当として羽賀研二が起用された。(石井のブログで石井自身がその顛末を綴っている。[1])
- ↑ 声優としてのデビュー作。
- ↑ 劇団四季 来年「アラジン」上演へ(2014年9月29日、デイリースポーツ)
- ↑ 劇団外からも参加可能 劇団四季×ディズニー『アラジン』で全キャストオーディションを実施(シアターガイド、2014年10月6日)
- ↑ “芋洗坂係長、大至も挑戦 劇団四季ミュージカル『アラジン』オーディションが開催”. シアターガイド (2014年11月18日). . 2014閲覧.
- ↑ “劇団四季ミュージカル『アラジン』出演候補者が発表に”. シネマトゥデイ. (2014年11月25日) . 2014閲覧.
- ↑ “劇団四季最新作「アラジン」歴代最高記録20万9000枚突破”. スポーツ報知 (2015年3月15日). . 2015閲覧.
- ↑ 株式会社QBQ編 『懐かしスーパーファミコン パーフェクトガイド』 マガジンボックス(M.B.ムック)、2016年。ISBN 9784866400082 p89