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{{出典の明記|date=2012年12月}}
 
{{参照方法|date=2012年12月}}
 
[[File:Chrysler building- top.jpg|thumb|right|200px|アール・デコ建築の[[クライスラー・ビルディング]]]]
 
[[File:Maurice_Ascalon_Pal-Bell_Art_Deco.jpg|thumb|right|200px|Maurice Ascalon (1913 - 2003)]]
 
'''アール・デコ'''({{Lang-fr-short|Art Déco}})とは、一般に[[アール・ヌーヴォー]]の時代に続き、[[ヨーロッパ]]および[[アメリカ合衆国]]([[ニューヨーク]])を中心に[[1910年代]]半ばから[[1930年代]]にかけて[[流行]]、発展した装飾の一傾向。原義は装飾美術。
 
  
[[幾何学]]図形をモチーフにした記号的表現や、原色による対比表現などの特徴を持つが、その装飾の度合いや様式は多様である。
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'''アール・デコ'''({{Lang-fr-short|Art Déco}})
  
== 概要 ==
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 アール・デコラティフ(装飾美術)の略称。ただし1925年にパリで開かれた「現代装飾美術・産業美術国際展」を特色づける装飾のスタイルをさしていう。1925年様式ともよばれる。流れるような曲線を愛好したアール・ヌーボーとは対照的に、基本形態の反復、同心円、ジグザグなど、幾何学への好みが顕著にみられる。機械の時代に入った新生活との関連が当然指摘されるのだが、幾何学形態はかならずしも合理的かつ機能的な解決によって処理されず、むしろ優雅な趣味に裏づけされている。アール・デコの源泉の一つが異国情緒にあふれたロシア・バレエ団にあったことからも明らかなように、あるときは華麗な色彩を得て幾何学形態が繰り広げられた。この意味から、同じく1925年展にル・コルビュジエが純正な幾何学に基づいて出陳した「エスプリ・ヌーボー(新精神)」館は、際だった合理的精神において、アール・デコと一線を画するものがあった。
アール・デコは[[1925年]]に開催された'''[[パリ万国博覧会 (1925年)|パリ万国装飾美術博覧会]]'''で花開いた。博覧会の正式名称は「現代装飾美術・産業美術[[国際博覧会]]」(Exposition Internationale des '''Arts Décoratifs''' et Industriels modernes)、略称を'''アール・デコ博'''<!---(アール・デコ展) --->といい、この略称にちなんで一般に「アール・デコ」と呼ばれるようになった。また「1925年様式」と呼ばれることもある。
 
  
[[キュビズム]]、[[バウハウス]]のスタイル、当時発掘が相次いだ[[古代エジプト]]([[エジプト美術]])の装飾模様、[[アステカ]]文化の装飾、[[日本美術|日本]]や[[中国美術|中国]]などの[[東洋美術]]など、古今東西からの様々な引用や混合が指摘されている。世紀末のアール・ヌーヴォーは植物などを思わせる曲線を多用した有機的なデザインであったが、自動車・飛行機や各種の工業製品、近代的都市生活といったものが生まれた時代への移り変わりに伴い、進歩した文明の象徴である[[機械]]を思わせる、[[装飾]]を排除した機能的・実用的なフォルムが新時代の美意識として様式化した{{sfn|今井|2003|pp=178-179}}。
+
 アール・デコを代表するデザイナーには、工芸のフォロ、ブラント、ルグラン、ポスターのカッサンドルらがあげられる。ファッション界ではポワレやシャネルがアール・デコの趣味を取り入れ、文字どおりの新時代をもたらした。ホフマンが主宰したウィーン工房の作風は、その高雅な趣味性によってアール・デコと近接する。1930年前後のニューヨークの建築装飾にも興味深いアール・デコ様式が現れている。
  
世界中の都市で同時代に流行し、大衆に消費された装飾でもある。富裕層向けの一点制作のものが中心となったアール・ヌーヴォーのデザインに対し、アール・デコのデザインは一点ものも多かったものの、大量生産とデザインの調和をも取ろうとした。アール・デコの影響を受けた分野は多岐にわたり、広まった。
 
 
アール・デコは、装飾ではなく規格化された形態を重視する機能的[[モダニズム建築|モダニズム]]の論理に合わないことから、流行が去ると<!---1960年代以降は--->過去の悪趣味な装飾と捉えられた。従来の美術史、デザイン史では全く評価されることもなかったが、[[1966年]]、[[パリ]]で開催された「25年代展」以降、モダンデザイン批判や[[ポスト・モダニズム]]の流れの中で再評価が進められてきた。
 
 
== 建築 ==
 
アール・デコ[[建築]]としては、1930年頃は[[ニューヨーク]]の[[摩天楼]]([[クライスラー・ビルディング]]・[[エンパイア・ステート・ビルディング]]・[[ロックフェラーセンター]]など)が有名であり、一世を風靡した。しかし、大恐慌によりアメリカ経済が力を失ってゆくと同時に流行は去った。
 
 
日本でも<!---[[大正時代]]末期から--->[[昭和時代]]初期の一時期、アール・デコ様式が流行した。当時、国際都市であった[[上海市|上海]]の近代建築にもアール・デコの影響が見られる([[旧サッスーンハウス|サッスーンハウス]]、フランスクラブなど)。
 
 
;アメリカ
 
* [[クライスラー・ビルディング]]
 
*: アールデコの[[摩天楼]]
 
* [[エンパイア・ステート・ビルディング]]
 
* [[ウォルドルフ=アストリア]]
 
* [[エセックスハウス]]
 
* [[ラジオシティ・ミュージックホール]]
 
*[[マイアミ]]の街並み(マイアミ・デコと呼ぶことがある)
 
<!--- 日本については後出--->
 
 
[[ファイル:Napier-TypicalView.jpg|thumb|right|200px|ネーピアのT & G ドーム]]
 
他、中南米や、オーストラリア、インド、インドネシアなどにもアールデコ意匠の建築は見られる。
 
*フロントン・メヒコ(メキシコ)
 
*[[チリ国立銀行]]
 
*セントラル・ド・ブラジル
 
*[[オーストラリア戦争記念館]]
 
*旧ニュージーランド銀行ほか、[[ネーピア]]の街並み(1931年の震災からの復興に際し、アールデコ様式を採用した)
 
*アンザック記念碑(シドニー)
 
*[[ウマイド・バワン・パレス]](インド)
 
 
==家具==
 
[[インテリア]]、[[家具]]にもアール・デコが用いられた。[[チャールズ・レニー・マッキントッシュ]]や[[ウィーン分離派]]、[[フランク・ロイド・ライト]]のデザインもアール・デコの流れに位置づけられることがある。
 
 
==工業デザイン==
 
* [[レイモンド・ローウィ]]
 
 
== 美術 ==
 
=== ポスター・絵画 ===
 
* [[アドルフ・ムーロン・カッサンドル|カッサンドル]](A. M. Cassandre;[[1901年]] - [[1968年]])
 
(本名アドルフ・ジャン=マリー・ムーロン; Adolphe Jean-Marie Mouron)
 
* [[レイモン・サヴィニャック]]
 
* [[アイリーン・グレイ]]
 
* [[ポール・コラン]](Paul Colin;[[1892年]] - [[1985年]])
 
* [[ジャン・カルリュ]](Jean Carlu;;[[1900年]] - [[1997年]])
 
* [[シャルル・ルーポ]](Charles Loupot;[[1892年]] - [[1962年]])
 
* [[タマラ・ド・レンピッカ]](Tamara de Lempicka;[[1898年]] - [[1980年]])
 
* [[ジョルジュ・バルビエ]](George Barbier;[[1882年]] - [[1932年]])
 
* アンドレ・エデュアール・マルティ(Andre-Edouard Marty;[[1882年]] - [[1974年]])
 
* シャルル・マルタン(Charles Martin;[[1884年]] - [[1934年]])
 
* ジョルジュ・ルパップ(Georges Lepape;[[1887年]] - [[1971年]])
 
* ジャン・エミール・ラブルール(Jean-Emile Laboureur;[[1877年]] - [[1943年]])
 
* エルテ(Erté;[[1892年]] - [[1990年]])
 
* [[高野三三男]]([[1900年]] - [[1979年]])
 
* [[ルイ・イカール]](Louis Icart;[[1888年]] - [[1950年]])
 
 
(注)コラン、ルーポ、カルリュ、カッサンドルをあわせてアール・デコ期のポスターの(ダルタニアンを含めた)「三銃士」と呼ぶことがある<ref>アール・デコのポスター展」展覧会カタログ13ページ</ref>。
 
 
== 工芸 ==
 
 
[[ガラス]]、[[金属]]、[[陶芸]]([[陶磁器]]などの[[工芸]]作品。)。
 
他、昭和初期に[[精工舎]]が金属・[[ウランガラス]]・プラスチックを使用し製作した置時計など。
 
 
=== 宝飾・ガラス工芸 ===
 
* [[ルネ・ラリック]](René Lalique;[[1860年]] - [[1945年]])
 
* [[ジョルジュ・デプレ]](Georges Despret;[[1862年]] - [[1952年]])
 
* [[フランソワ=エミール・デコルシュモン]](François-Emile Décorchemont;[[1880年]] - [[1971年]])
 
* [[ヴィクトール・アマルリック・ワルター]](Amalric Walter;[[1870年]] - [[1959年]])
 
* [[ガブリエル・アルジィ=ルソー]](Gabriel Argy-Rousseau;[[1885年]] - [[1953年]])
 
=== 陶芸 ===
 
* [[ルネ・ビュトー]](René Buthaud;[[1886年]] - [[1986年]])
 
=== 金属工芸 ===
 
* [[ジャン・ピュイフォルカ]](Jean Puiforcat;[[1897年]] - [[1945年]])
 
=== 室内装飾 ===
 
* [[アンリ・ラパン]](Henri Rapin;[[1873年]] - [[1939年]])
 
 
== ファッション ==
 
アール・デコの潮流はファッションにも波及した。「瞬時に捉えられる単純で輪郭のはっきりしたフォルムと、感覚的で明快な表面性、表層性」が特徴とされるアール・デコの直線的スタイルの革新を真っ先にモードにとり入れたのは、1908年に[[コルセット]]不要のドレスを考案し、[[アール・ヌーヴォー]]時代を代表するS字型シルエットを排除した[[ポール・ポワレ]]である<ref name=tsukada/>。アール・デコの呼称の源となった1925年のパリ万国装飾美術博覧会(アール・デコ展)の展示グループ5つのうち1つは『衣装・装身具(parure)』であり<ref name=tsukada>[https://www.toyo.ac.jp/uploaded/attachment/2929.pdf  ココ・シャネルによる CHANEL のブランド・ビルディング] 塚田 朋子、東洋大学『経営論集』第67号(2006年3月)</ref>、「エレガンス館」と名付けられた会場にパリじゅうのデザイナーの作品が集められ展示された<ref>『ポール・ポワレ衣裳展 モダンの原点 アール・デコ』財団法人ファッション振興財団、パリ市立パレ・ガリエラ服飾美術館、1985, p110</ref>。モード界の帝王として君臨していたポワレは博覧会場のほかにレストランとサロンをしつらえた3艘の豪華船をセーヌ川に浮かべ、ドレスのほか、香水や家具やアトラクションなども披露した<ref>『ポール・ポワレ衣裳展 モダンの原点 アール・デコ』(上述), p9</ref>。『アール・デコの時代』の著作のある[[海野弘]]は、「ファッションがこれほど同時代のモダン・アートに関係していたことは珍しい」と言う<ref>『ポール・ポワレ衣裳展 モダンの原点 アール・デコ』(上述), p14</ref>。博覧会場では、1916年に実用性を重視した伸縮性のあるジャージ素材のスーツで世間を驚かせた[[ココ・シャネル]]や日本の着物から着想した新しい裁断法の服で知られる[[マドレーヌ・ヴィオネ]]ら女性デザイナーたちのより革新的で機能的な服も当時流行した短髪のマネキンに着せられてより一層の注目を集め、アール・デコ時代の服飾の代表格となっていった<ref name=tsukada/><ref>[https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20180127094045.pdf?id=ART0008924933 ファッションとパリのモード産業]深沢祥代、文化女子大学紀要. 服装学・造形学研究 40 2009.1</ref><ref>[http://www.hikaku.metro.tokyo.jp/images/pdf/152pdf/08.pdf  20世紀の靴]東京都立皮革技術センター</ref><ref>[https://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/53248/jjsd34_136.pdf  アール・デコの服飾]川中美津子、デザイン理論. 34 , 1995</ref>。
 
 
== 日本におけるアール・デコ ==
 
[[File:Aasakanomiyatei.jpg|thumb|right|230px|旧・[[朝香宮]]邸]]
 
もともとアール・デコには[[日本]]の美術から影響を受けた側面がある。
 
===人物===
 
* [[里見宗次]](1904-1996)
 
* [[山名文夫]](1897-1980)
 
* [[今竹七郎]](1905-2000)
 
* [[杉浦非水]](1876-1965)
 
 
===工芸===
 
* [[オールドノリタケ]](陶磁器、食器)
 
 
===建築===
 
* [[東京都庭園美術館]](旧・[[朝香宮]]邸・東京都港区[[白金台]])
 
: [[朝香宮鳩彦王]]夫妻はパリのアール・デコ博で本場の装飾芸術にふれ、フランスのデザイナー、[[アンリ・ラパン]]を起用して邸宅を建設した。日本に現存する代表的なアールデコ建築である。内装もフランス直輸入のものを用いている。
 
* [[大阪府庁舎]] 設計[[平林金吾]]
 
* [[聖路加国際病院]]
 
* [[伊勢丹]]新宿本店
 
: 1933年(昭和8年) 設計・施工清水組
 
* [[山の上ホテル]]旧館 設計[[ウィリアム・メレル・ヴォーリズ]]
 
* [[神戸市文書館]](旧・南蛮美術館)設計小川安一郎、[[神戸市]]景観形成重要建築物
 
* [[横浜地方気象台]] 設計[[繁野繁造]]、[[横浜市]]指定文化財
 
* 旧[[津山市役所]]庁舎([[津山郷土博物館]])設計[[磯兼権三]]、[[登録有形文化財]]
 
* [[学士会館]] 
 
* [[大丸]]心斎橋店
 
* 横浜[[松坂屋]](旧・[[野澤屋]])
 
: 現在、西館のみ残存。
 
* 東京都台東区日本堤の「[[廿世紀浴場]]」(銭湯)も「アールデコ風」とされることがある<ref>ただし、廿世紀浴場がアールデコ系と言うのがふさわしいかどうかについては、異論もある。</ref>。
 
* 日本橋[[白木屋 (デパート)|白木屋]] <!--当時「アールデコの殿堂」といわれた。当時はそういう言葉はありませんが?--> 施工清水組
 
<!---どこが? * [[東京工業大学]] 大岡山キャンパスの本館--->
 
*[[大阪瓦斯ビルヂング]] 設計[[安井武雄]]、登録有形文化財、[[DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築]]
 
 
===その他===
 
* [[氷川丸]]の装飾などにも影響が見られる。
 
 
==脚注==
 
<references />
 
 
== 参考文献 ==
 
{{参照方法|date=2015年10月4日 (日) 03:57 (UTC)}}
 
*{{Cite book|和書
 
|author=海野弘
 
|authorlink=海野弘
 
|year=2005
 
|title=アール・デコの時代
 
|publisher=[[中央公論新社]]
 
|series=[[中公文庫]]
 
|isbn=4-12-204521-5
 
}}
 
*アール・ヌーヴォーとアール・デコ 甦る黄金時代(監修者:[[千足伸行]]、[[小学館]]、2001年)
 
*アールデコの建築  吉田鋼市、河出書房新社、2010年。
 
* {{Cite |和書 |author = [[今井和也]] |title = カタチの歴史:建築とファッションのただならぬ関係 |date = 2003 |publisher = 新曜社 |isbn = 4788508346 |ref = harv }}
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[流線型]]([[ストリームライン・モダン]])
 
* [[ロシア・アヴァンギャルド]]
 
* [[パリ万国博覧会 (1925年)]]
 
 
== 外部リンク ==
 
{{Commonscat|Art Deco}}
 
* [http://www.achome.co.uk/artdeco/index.php?page=links Art Deco Resource]
 
* [http://artscape.jp/dictionary/modern/1198268_1637.html アール・デコ:現代美術用語辞典] - artscape
 
* [http://www.teien-art-museum.ne.jp/lecture/ 女子に捧げるアール・デコ レクチャー(東京都庭園美術館)]
 
* [http://www.youtube.com/watch?v=W0GzqyXqZkE ロンドンのアールデコ建築(1)], [http://www.youtube.com/watch?v=oI7BEmp5Ymw (2)], [http://www.youtube.com/watch?v=J-5U2Yjytag (3)]
 
  
 
{{西洋の芸術運動}}
 
{{西洋の芸術運動}}
 
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{{テンプレート:20180815sk}}
 
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[[Category:アールデコ|*ああるてこ]]
 
[[Category:アールデコ|*ああるてこ]]

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アール・デコ: Art Déco

 アール・デコラティフ(装飾美術)の略称。ただし1925年にパリで開かれた「現代装飾美術・産業美術国際展」を特色づける装飾のスタイルをさしていう。1925年様式ともよばれる。流れるような曲線を愛好したアール・ヌーボーとは対照的に、基本形態の反復、同心円、ジグザグなど、幾何学への好みが顕著にみられる。機械の時代に入った新生活との関連が当然指摘されるのだが、幾何学形態はかならずしも合理的かつ機能的な解決によって処理されず、むしろ優雅な趣味に裏づけされている。アール・デコの源泉の一つが異国情緒にあふれたロシア・バレエ団にあったことからも明らかなように、あるときは華麗な色彩を得て幾何学形態が繰り広げられた。この意味から、同じく1925年展にル・コルビュジエが純正な幾何学に基づいて出陳した「エスプリ・ヌーボー(新精神)」館は、際だった合理的精神において、アール・デコと一線を画するものがあった。

 アール・デコを代表するデザイナーには、工芸のフォロ、ブラント、ルグラン、ポスターのカッサンドルらがあげられる。ファッション界ではポワレやシャネルがアール・デコの趣味を取り入れ、文字どおりの新時代をもたらした。ホフマンが主宰したウィーン工房の作風は、その高雅な趣味性によってアール・デコと近接する。1930年前後のニューヨークの建築装飾にも興味深いアール・デコ様式が現れている。




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