「ウォーターマーク」の版間の差分

提供: miniwiki
移動先:案内検索
(1版 をインポートしました)
(内容を「 '''ウォーターマーク'''(英語: watermark) 1 写真フィルムについた水滴のあと。現像後、乾燥前の処理が不十分だと残る。...」で置換)
(タグ: Replaced)
 
1行目: 1行目:
{{Otheruses|映像に付けられるマーク|エンヤのアルバムおよび楽曲|エンヤ}}
 
{{複数の問題
 
|独自研究 = 2015年10月11日 (日) 06:49 (UTC)
 
|参照方法 = 2015年10月11日 (日) 06:49 (UTC)
 
|特筆性 = 2015年10月11日 (日) 06:49 (UTC)
 
}}
 
'''ウォーターマーク'''([[英語]]: watermark)は、本来、紙の[[透かし]](すかし)のことを指すが、[[著作権]]表示などのために静止[[画像]]や[[動画]]に写し込まれる小さな図案や文字を指すことが比較的多い。本項目ではこういった映像に加えられるマークについて説明する。
 
  
== 権利保護 ==
+
'''ウォーターマーク'''([[英語]]: watermark)
著作権者が著作権を保有する著作物では、一般にその権利の存在を著作物に付随して明示されることで担保される。
 
  
著作権のある静止画像や動画像などの画像では、権利の明示のために元画像に著作権表示を大きく加えることは鑑賞者にとって不快な効果をもたらすために、小さく目立たないように加えられる場合があり、多くが半透明の図案や文字によるロゴマークである。
+
1 写真フィルムについた水滴のあと。現像後、乾燥前の処理が不十分だと残る。
  
また、このような可視的な「ウォーターマーク」の他に、著作物である元画像に不可視な2次元信号を重層しておいて正当な利用以外の漏出時に流通経路を特定したり再生を阻害したりするための「[[電子透かし]]」と呼ばれるデジタル技術応用の手法も存在する<ref>[http://pc.nikkeibp.co.jp/word/page/10102810/index.html ウォーターマークとは - PC online](日経BP社webページ。原出典は『日経パソコン用語辞典2009』([[2008年]][[12月12日]]閲覧))<br />著作権法令研究会編著『実務者のための著作権ハンドブック』第6版、著作権情報センター、[[2005年]]、p229</ref>。
+
2 紙などに入れた透かし模様。
  
== テレビ放送 ==
+
3 電子透かし
{{TVWATCH|date=2015年10月11日 (日) 06:49 (UTC)|section=1}}
 
{{出典の明記|section=1|date=2014-11-02}}
 
テレビ放送でチャンネルを表示する「ウォーターマーク」は「ロゴマーク」や「チャンネルロゴ」「局ロゴ」などと呼ばれる。
 
  
放送局名やチャンネル名のロゴマーク、[[テレビ局のマスコットキャラクター]]、局によっては[[リモコンキーID]]などが、画面の右上や右下、左上などに常時表示される方式が多く、民放での[[コマーシャルメッセージ|CM]]中は消され、番宣スポット中も消される場合が一般的である。映像の視聴を阻害しないように小さく半透明なものが多い。常時表示するのではなくCM後の番組再開直後に3秒程度、大きなロゴを表示する局もある([[テレビ朝日]]・[[テレビ東京]]のID告知、[[ビーエス朝日|BS朝日]]・[[ワールド・ハイビジョン・チャンネル|TwellV]]のチャンネル告知<!-- など -->)。表示方式1つとっても「[[提供クレジット]]表示中は非表示」、「表示は自社製作番組のみ」、「CM入りの1秒前から消す(局によっては提供クレジット表示1秒前からも)<ref>東芝製マスターを使用している局に多い。</ref>」など各局さまざまである。また、自局の節目の年度に特別バージョンのウォーターマークを表示する局も少なくない(例:「[[名古屋テレビ放送|メ〜テレ]] 50TH」、「[[山陰放送|BSS]] [[ラッテちゃん|60]]」、「[[日本テレビ放送網|0テレ]] Go! Next 60」(「日テレ」の「日」が数字のゼロ)、「45しゅうねん ぷりっと[[山陰中央テレビジョン放送|ティーエス系 TSK]]」、「[[テレビせとうち|TSC]] 30th」、等)。
+
{{テンプレート:20180815sk}}
 
 
日本の地上波やBS放送は上記の方式で、半透明の透かし表示が多いが、日本以外の地上波や衛星放送では常時カラー表示することもある上日本の地上波より大きく表示していることもある。
 
 
 
[[NHK神戸放送局]]の総合テレビでは、アナログ放送終了までは放送局区別のために1日3回、[[風見鶏]]を数秒間表示していた。
 
 
 
また、日本国外の放送局も日本と同様の理由でウォーターマークを採用している。
 
 
 
=== BS/CSデジタル放送 ===
 
* [[2000年]]開始の[[日本における衛星放送#BSデジタル|BSデジタル放送]]では当初はNHKの3チャンネルと一部の民放が表示していたが、[[2008年]][[5月3日]]に[[BSフジ]]が表示を開始したことによって有料系を除く全てのチャンネル(2000年以降に開局したチャンネルを含む)が表示している。有料系で唯一ウォーターマーク表示を行っていなかった[[WOWOW]](WOWOWプライム、同ライブ、同シネマ)も、2011年10月1日よりウォーターマークの常時表示を開始している。
 
* [[日本における衛星放送#CSデジタル|CS放送]]でも大半の局が表示している。
 
* [[国際放送]]を行っているNHKでは海外向けテレビ番組配信および在外邦人向けテレビ国際放送の[[NHKワールド]]・プレミアムで3つのたまごが付いた「NHK」ロゴのウォーターマークが画面左上に表示されている。
 
 
 
=== 地上デジタル放送 ===
 
* 2003年に始まった[[日本の地上デジタルテレビ放送]]では、デジタルデータであるために元の品質を損なわずに[[ブートレグ|海賊版]]などの複製が比較的簡単に行える。このため、著作権保護の目的からウォーターマークを表示する局がある{{要出典|date=2014年7月}}が、[[テレビショッピング]]など一部で表示されない番組もある。
 
** 特に、[[ローカル局]]での放送が少なく、インターネットにアップロードされた際の被害が大きい[[テレビアニメ]]では全作品で必ず表示されるようになった<ref>ただし、テレビアニメでもNHK地方局のローカル放送扱いの場合は表示されない場合がある(例:[[NHK総合テレビジョン|NHK総合]]・[[NHK鳥取放送局|鳥取]]で放送された[[Free! (アニメ)|「Free!」「Free!-Eternal Summer-」]](製作局:[[朝日放送|ABC]]))。</ref>。
 
* 2008年7月から始まった[[ダビング10]]に合わせるように、同年4月頃からウォーターマークを表示させる局が全国で急増した。
 
* 2009年1月12日より民放のアナログ放送では「アナログ」テロップの常時表示を開始したのに伴い、ウォーターマークの表示を開始した局が見られる。
 
 
 
=== ウォーターマークを表示している局 ===
 
有料系は割愛。
 
 
 
; NHK
 
: 全ての放送波で導入されているが、総合・Eテレにおいては首都圏放送センターと2017年6月5日に新局舎を移転して以降の[[NHK熊本放送局|熊本放送局]]<ref>熊本県内では、熊本ローカル番組・東京発全国ネット番組では表示、福岡発九州・沖縄ブロック番組では非表示ということが起きている。</ref>及び2018年2月4日に新局舎を移転して以降の[[NHK仙台放送局|仙台放送局]]、2017年11月6日に[[主調整室]]を更新してからの[[NHK名古屋放送局|名古屋放送局]]、[[NHK岐阜放送局|岐阜放送局]]、[[NHK津放送局|津放送局]]と東北地方における仙台放送局制作の東北ブロック番組放送時を除く地方局のローカル放送(全国放送番組の時差放送も含む)は非表示。宇都宮放送局のローカル放送も非表示である。
 
: Eテレのワンセグと、[[マルチチャンネル|マルチ放送]]実施時の[[NHK BS1|BS1]]のサブチャンネル(102)<ref>ただし、番組中のスーパーはウォーターマーク表示が前提。</ref>では非表示である。
 
; [[日本テレビネットワーク協議会|日本テレビ系列]]
 
: 系列30局(クロスネット局を含む)全てで表示。
 
: [[中京テレビ放送|中京テレビ]](CTV)と[[長崎国際テレビ]](NIB)のワンセグと提供表示時、[[讀賣テレビ放送|読売テレビ]](ytv)のワンセグ、[[青森放送]](RAB)<ref>2013年2月25日まではワンセグも非表示。</ref>及び[[テレビ岩手]](TVI)と[[テレビ金沢]](KTK)と[[日本海テレビジョン放送|日本海テレビ]](NKT)と[[広島テレビ放送|広島テレビ]](HTV)と[[福岡放送]](FBS)と[[BS日本|BS日テレ]]の提供表示時では非表示。
 
: [[日本テレビ放送網|日本テレビ]](NTV)においては、読売テレビ制作のネットスポンサーの提供表示時では非表示。また、マルチ編成におけるNTVはサブチャンネル(042)のみ非表示、メインチャンネル(041)は表示。
 
: BS日テレは2008年3月までは画面左上に表示していたが、翌4月から右上に変更。
 
: NKTは局ロゴを使わず、[[日本海テレビジョン放送#ロゴ・マスコットキャラクターについて|ぶぅ]]の鼻を基調とする「日」に「1ch」の文字が表示される<ref>「日本海テレビ」ロゴは大きく3パターンあるがいずれも未使用、「NKT」ロゴは現在は社屋などで用いられる程度。</ref>。
 
; [[オールニッポン・ニュースネットワーク|テレビ朝日系列]]
 
: 系列24局(クロスネット局を含まず)全てで表示。
 
: [[新潟テレビ21]](UX)のワンセグと提供表示時、[[北海道テレビ放送]](HTB)と[[山形テレビ]](YTS)と[[テレビ朝日]](EX)と[[長野朝日放送]](abn)と[[広島ホームテレビ]](HOME)と[[熊本朝日放送]](KAB)と[[ビーエス朝日|BS朝日]]の提供表示時では非表示。
 
; [[JNN|TBS系列]]
 
: <!-- {{要出典範囲|[[JNN排他協定|JNN協定]]に伴う|date=2009年9月}}のか、 -->地上デジタル放送開始時より系列28局全てで表示。
 
: [[北海道放送]](HBC)と[[青森テレビ]](ATV)と[[東北放送]](TBC)と[[CBCテレビ]](CBC)と[[MBSテレビ|毎日放送]](MBS)と[[テレビ山口]](tys)のワンセグ、[[テレビユー山形]](TUY)の提供表示時では非表示。
 
; [[TXN|テレビ東京系列]]
 
: 系列6局全てで表示。
 
: [[テレビせとうち]](TSC)のワンセグ、[[TVQ九州放送]](TVQ)の提供表示時では非表示。
 
; [[フジネットワーク|フジテレビ系列]]
 
: 系列28局(クロスネット局を含む)全てで表示。<!-- 自社制作番組を除きウォーターマークが使用{{要出典範囲|禁止されていた|date=2009年9月}}されていなかったようだが、2008年[[4月1日]]より使用が{{要出典範囲|解禁された|date=2009年9月}}常時使用を開始した模様である。-->
 
: [[フジテレビジョン|フジテレビ]](CX)、[[仙台放送]](OX)、[[高知さんさんテレビ]](KSS)、[[サガテレビ]](SAGATV)、[[テレビ熊本|テレビくまもと]](TKU)、[[鹿児島テレビ放送|鹿児島テレビ]](KTS)のワンセグでは非表示。
 
: [[テレビ長崎]](KTN)においては、正月三が日(1月1日~3日)および、クリスマス期間(12月24日・25日)は、それぞれ特別仕様のウォーターマークを使用している。
 
; [[全国独立放送協議会|独立局]]
 
: [[東京メトロポリタンテレビジョン]](TOKYO MX、一部の番組を除く)、[[テレビ神奈川]](tvk)、※[[テレビ埼玉]](TVS、一部の番組を除く)、[[千葉テレビ放送]](CTC、一部の番組を除く)、※[[群馬テレビ]](GTV)、※[[とちぎテレビ]](GYT)、[[岐阜放送]](GBS)、[[三重テレビ放送|三重テレビ]](MTV)、[[びわ湖放送]](BBC)、[[京都放送]](KBS)、[[サンテレビジョン]](SUN)、[[テレビ和歌山]](WTV)、[[奈良テレビ放送|奈良テレビ]](TVN、一部の番組を除く)の13局全てで表示。
 
:: (※の放送局のワンセグでは非表示)
 
; [[クロスネット局]]
 
: [[福井放送]](FBC)、[[テレビ大分]](TOS)、[[テレビ宮崎]](UMK)の以上3局全てで表示。
 
: テレビ宮崎の提供表示時では非表示。
 
; 新興無料BS局
 
: [[日本BS放送]](BS11、一部の番組を除く)、[[ワールド・ハイビジョン・チャンネル]](WHC、BS12トゥエルビ)、[[Dlife]]([[ブロードキャスト・サテライト・ディズニー|BSディズニー]]、一部の番組を除く)の以上3局全てで表示。
 
: BS11、BS12トゥエルビ、Dlifeとも提供表示時では非表示。
 
: Dlifeは過去のBS日テレ同様画面左上に表示。
 
; [[放送大学]]
 
: 全ての放送波で導入。ロゴマークの右に地上デジタル・BSデジタル・ケーブルテレビ局向け配信では「放送大学」、地上アナログでは「アナログ」の文字を表示している。
 
 
 
=== BSアナログ放送 ===
 
* [[日本放送協会の放送形態#放送系統|NHKの衛星アナログテレビ]]では、1998年8月から「BS1」「BS2」と表示していた(※2011年3月31日まで)。
 
* 「アナログ」の表示を一足早くBSアナログハイビジョンで2006年4月4日から(2007年9月30日の放送終了まで)、BS1・BS2でも2008年5月1日から表示されている。それぞれ従来表示していたチャンネルロゴの下部に小さく表示されている(フォントは地上アナログ放送と異なる)。
 
** 2011年4月1日からBS1・BSプレミアムのアナログ放送は地上アナログ放送と同じフォントで「アナログ」と表示され、同月18日より「アナログ」表示の左側にチャンネルロゴが表示されるようになった。なお、大きさは地上アナログ放送の総合・教育の2倍となっている。
 
 
 
=== 地上アナログ放送 ===
 
* 日本の[[NTSC|地上アナログ放送]]では、[[1953年]]のNHKテレビ放送開始から民放を含めてウォーターマークの表示は特にはなかった。NHK総合・教育テレビ(→ Eテレ)のアナログ放送では、[[2011年]][[7月24日]]に[[2011年問題 (日本のテレビジョン放送)|アナログ放送が完全終了する]]ことに関連して、2008年7月24日からは画面右上に<!--[[フォントワークス]]社の[[スランプ]]のフォントで-->「アナログ」の文字が常時表示されるようになり、チャンネルロゴは表示されていない。地上波デジタルTV放送とは事情が異なり、本来の著作権保護の目的だけではなく、地上波アナログTV放送では視聴している番組が「アナログ/デジタル」のいずれであるか識別するためのマークを表示することでデジタルへの移行を促していると考えられ、ローカル放送でも多くの番組で表示されている。NHKでは、当初は地方局の[[地域情報番組]]では「アナログ」の表示は行ってなかったが、2010年10月から地域情報番組を含めた全ての番組で表示されるようになった。
 
* NHKの総合テレビでは、かつて未明〜早朝に放送の「[[映像散歩]]」放送中に'''NHK'''のロゴマークを画面右上部に表示していた。
 
* NHKの教育テレビでは、かつてはレターボックス放送で黒帯が出る時は「アナログ」の文字の位置は下と左に動いていたが2010年2月11日より移動しなくなった。総合テレビ、BS1・BS2では黒帯が出るときでも常に4:3放送時の位置で固定されている。
 
* 2009年6月頃から総合テレビが、2010年2月11日から教育テレビでアナログマークが不透明になっている。また、2010年3月からBS1・BS2では濃い灰色、黒の太い縁取りのマークになった。
 
* [[アナアナ変換]]の際、一部中継局で視聴者がチャンネル変更作業を行う場合のために中継局単位でチャンネル識別用のウォーターマーク<ref>[http://www.arib.or.jp/anahen/archive/tochigi.html 栃木県 チャンネル変更表(ARIB)](リンク切れ)<br />[http://sonic64.com/2004-06-26.html 地上デジタルのためのアナログ地上波チャンネル再設定 - Landscape]</ref>や[[スーパーインポーズ (映像編集)|スーパー]]<ref>[http://www.soumu.go.jp/soutsu/tokai/tool/kohosiryo/hodo/14/03/0306.htm 地上デジタル放送に向けたアナログ周波数変更の受信対策 - 3月9日に岐阜日野中継局(船伏山)及び八百津中継局(大洞山)が終了 -  - 平成15年3月6日 総務省](他地域でも実施)</ref>を挿入していた。
 
* 岩手・宮城・福島3県の地上波民放局では2011年7月25日よりアナログ画面でもウォーターマーク表示を開始した(NHKは従来通りアナログ画面のウォーターマーク表示無し。画面は2011年7月25日より全局がCM中も含め完全強制レターボックス化され、アナログ放送終了告知テロップはCM中でも常時表示。時刻表示は4:3SD位置への移動を廃止して16:9HD位置に常時固定のうえデジタル画面と同一の書体・デザインに変わり、数字の切り替わり方もデジタル画面と同様の方式に変更)。
 
 
 
==== 民放での表示 ====
 
* 当初民放では2008年7月24日より19時から23時の間、TBS、テレビ東京はNHKと同じサイズ、他局はNHKで表示される「アナログ」ロゴを3倍ほど大きくした文字が番組冒頭に数秒程度表示されていた。開始時刻が19時前にまたがる場合は18時台に表示されることもあった。
 
** ただしウォーターマークではなく白文字での表示だった。なおTOKYO MX、[[千葉テレビ放送|チバテレビ]]などサイズは3倍の大きさながらウォーターマーク並みに薄い白文字の局もあった。
 
** 本格的な表示開始(後述)に先駆け、[[テレビ愛媛]]では[[1月5日]]から自社製作番組の一部([[テレチュー2・5h]]など)の番組内でアナログロゴの常時表示を始めていた。
 
** [[秋田テレビ]]が同日から2009年1月9日に[[AKTスーパーニュース]]のローカル枠開始時に「アナログ」マークの表示を独自フォントで行っていた。
 
* そして2009年[[1月12日]]からは[[日本放送協会|NHK]]に続き、多くの[[民間放送|民放]]各局でも画面右上に常時「アナログ」の文字がウォーターマークで表示されるようになった。
 
** サイズはNHKでの表示より3倍ほど大きくした文字となっている。[[レターボックス (映像技術)|レターボックス]]放送を行った際に上部の黒帯にちょうどかかる大きさとなっている。
 
* 先述の教育テレビと同様に、2009年7月までの[[ABCテレビ]]など一部のテレビ朝日系列局(以上、自局送出の番組)とTOKYO MXでは、レターボックス画面になると「アナログ」の文字の位置は下と左に移動する。
 
* [[全国独立放送協議会|独立局]]の一部では現在も常時表示は行われていないが、当時表示していなかった局のうち東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)とKBS京都を除く独立局では、2009年1月12日の「[[全国高等学校サッカー選手権大会]]」の決勝中継において基幹局である日本テレビの映像をそのまま放送したため、当該時間のみ常時表示された。
 
* KBS京都やサンテレビなど一部の放送局では、アナログ放送でもレターボックス番組ではデジタル放送同様のチャンネルロゴを表示している局もある。
 
 
 
==== 地上アナログ放送における影響 ====
 
* 2009年1月12日から地上波アナログ放送においてNHKのみならずほとんどのテレビ局で右上に「アナログ」という文字を番組の放送中、原則として表記するようになった<ref>[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0901/12/news005.html 民放も「アナログ」マーク常時表示スタート - ITmedia 2009年1月12日]<br />[http://www.asahi.com/national/update/0110/TKY200901100015.html 民放テレビも、24時間「アナログ」マーク - 社会 - 朝日新聞社 2009年1月10日](リンク切れ)</ref>。そのことにより、従来からの4:3画面向けの番組映像を4:3画面サイズのテレビで視聴している場合でも画面右上の映像上に薄い透かし(ウォーターマーク表示)の「アナログ」の文字が表示されることになった。
 
* まだ4:3サイズ画面映像で放送されている番組も多くあるため、あえてデジタル放送で録画する必要がない場合もあることからそれらの番組を放送する局に対して以下のような要望が{{要出典範囲|相次いだ|date=2009年9月}}とされる。テレビ東京では『[[銀魂 (アニメ)|銀魂]]』や『[[ケロロ軍曹 (アニメ)|ケロロ軍曹]]』、かつての『[[ポケットモンスター ダイヤモンド&パール]]』等の番組ではデジタル放送において著作側の意図を考慮したと思われる局側の都合により[[額縁放送]]が実施されており「アナログ」の文字挿入が実施されるまでそれらの番組を録画保存している視聴者にとっては映像保存用に邪魔な画面サイズ調整用の黒枠が付加されていない映像をそのまま放送する4:3画面のアナログ放送が最良の録画用ソース映像になっていた。
 
* 当時、読売テレビ(日本テレビ系列)では木曜夜9〜10時の『[[秘密のケンミンSHOW]]』、フジテレビでは同局製作の毎週木曜深夜のバラエティ番組『[[FNS地球特捜隊ダイバスター]]』・『[[アイドリング!!!日記]]』・『[[近未来予報ツギクル]]』3番組枠やアニメ番組『[[ちびまる子ちゃん]]』、TBSでは同局制作の木曜深夜アニメ枠、情報番組『[[ZONE (テレビ番組)|ZONE]]』に限って4:3画面の番組配信を行っていた。そのような世相反響から現在はテレビ東京を含めてNHK教育と放送大学だけでなく、すべてのテレビ局において「4:3画面で制作されている番組」(デジタル放送においては通常は左右に黒枠が付加される番組)を[[画角情報 (テレビ放送)|4:3画角情報]]付き(これにより、対応機能付き4:3画面テレビ・レコーダー等では自動的に全画面に拡大表示される)[[パンスキャン放送]]の実施や現段階で4:3画面で制作されている番組を2009年4月から順次ハイビジョン制作へ移行したり画面左右へ[[サイドパネル]]を付けるといった措置を取ることとなった。
 
<!--*# 「アナログ」表示を付けないで欲しい
 
*# 地上波デジタル放送でも(額縁放送ではなく)4:3画角情報付きで自動的にパンスキャン表示になる方法で放送してほしい。
 
*# 2009年4月からすべての番組をハイビジョン化してほしい。--><!--
 
** この2009年4月以降に予定されているハイビジョン化は「現在制作中の番組をハイビジョン化する」という意味であって、「過去に制作された番組をハイビジョン映像化する(作り直す)」という意味ではない。よって現在制作・放送中の番組のハイビジョン化が実施した後でも、4:3画面で制作された過去の番組を再放送する際にも全てハイビジョン化(HD信号化)されることを保証するものではない
 
*** 実際的な手法としての[[標準画質映像]](つまり過去に制作された4:3サイズ画面の映像番組)の「ハイビジョン化」とは現存している4:3画面からハイビジョン映像サイズ(16:9画面サイズ)に横幅を一致させて4:3画面サイズよりさらに小さく切り出しただけであり、4:3画面サイズからはみ出した存在しない左右部分を作り出しているわけではない。過去の作品の映像として存在しない部分を追加することは現実的には不可能である。また4:3サイズから切り出した映像を16:9サイズで全画面表示する場合は小さい画面を拡大して表示するため、元の映像より解像度が落ちることになる。従って通常はそのままでは視聴に耐えない映像になるため、実際にはデジタル処理で映像の鮮明化なども同時に行われる。[[ハイビジョン]]映像化とは若干ずれるが、4:3画面サイズで過去に制作された番組作品をデジタル処理を伴うワイドサイズ映像化した例には[[デジタルリマスター]]版『[[宇宙大作戦]]』や『[[ドラゴンボール改]]』などがある<ref>ちなみに4:3画面サイズの放送番組・作品の制作過程で仮に元の映像をワイドサイズ(16:9・[[シネマスコープ|シネスコサイズ]]など)撮影で行っていて、さらにその映像ソースが現存する場合は放送作品の映像になかった部分を16:9サイズに合わせて付加することが技術的には可能である。しかし、その残っていたシネスコサイズ映像のソースが果たして番組全体、タイトル全体としての完成した形であるのか否かなど作り直し過程の作業の煩雑さの問題があるためそうした手法での作り直し([[リマスター]])は行われ{{要出典範囲|ない|date=2009年9月}}。</ref>。-->
 
 
 
=== 表示が入らないケース ===
 
* NHKで災害・地震・津波などの全波一斉放送の臨時ニュースがあったとき(デジタル放送と同様、全チャンネルでチャンネル名やアナログのマークが非表示。但し、NHKワールド・プレミアムでは通常通りNHKのロゴを表示する)
 
* 民放での[[コマーシャルメッセージ|CM]](生CMではそのまま表示が入る)・[[テレビショッピング]]([[キー局]]全局ほか一部の地域では入る)や一部番組では入らない。
 
** スポットを含めた[[番組宣伝]]では局・時間帯によって入る場合と入らない場合の両方がある。また、提供クレジット部分についても、表示する局<!---STVやABSなど--->と表示しない局<!---RABやTVIなど--->に分かれる。
 
** アナログ放送終了告知画面やアナログ放送終了告知スーパー、[[フィラー]]・[[テストパターン (放送)|テストパターン]]・黒画面・[[局名告知]]を流す。
 
** [[札幌テレビ放送|札幌テレビ]]で土曜日9:25と11:54に放送される道南地方、道北・オホーツク地方、道東地方向けのローカル番組放送時(2011年7月はアナログ放送のみ終了のカウントダウン表示とともに「アナログ」のウォーターマークが表示されている)。
 
** [[青森放送]]で放送されている『[[東奥日報ニュース]]』(全日昼と土曜夕方のみ)内と『[[RABニュースレーダー]]』内を'''除く'''ローカル天気番組・コーナー(内包・単独問わず)。
 
** [[福島放送]]で放送されている[[ヤン坊マー坊天気予報]](現在は終了)とウェザー情報(予報のみ)。
 
** [[関西テレビ放送|カンテレ]]の『[[ゆうがたLIVE ワンダー]]』(終了)では、最後のコーナー「ワンダーのおともだち」とエンディングのみ表示されない。
 
** [[京都放送|KBS京都]]の天気予報。『[[おやかまっさん]]』でも、天気予報コーナーのみ表示されない。
 
** 日本海テレビの天気予報のタイトルバック。
 
** [[Dlife]]では、[[クレジットタイトル|エンドクレジット]]や次回予告の時には表示を消去、また『[[CM INDEX]]』では番組コーナーにより表示・消去を繰り返している。
 
* 一方、[[囲碁・将棋チャンネル|囲碁将棋チャンネル]]で放送される『霧島酒造杯 女流王将戦』内で流れる[[霧島酒造]]のCMでは、ウォーターマークは消去されない(事実上番組と一体の形)。
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
{{Reflist}}
 
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[デジタル放送の一覧]]
 
** [[2011年問題 (日本のテレビジョン放送)]]
 
** [[日本の地上デジタルテレビ放送]]
 
* [[日本放送協会の放送形態#チャンネルロゴ表示]]
 
* [[ローカルニュース動画配信実施局一覧]](大半の局ではウォーターマークもそのまま表示)
 
* [[電子透かし]]
 
* [[薄型テレビ]]
 
 
 
{{Broadcast-stub}}
 
 
{{デフォルトソート:うおおたあまあく}}
 
{{デフォルトソート:うおおたあまあく}}
 
[[Category:日本のテレビ]]
 
[[Category:日本のテレビ]]

2018/12/31/ (月) 13:55時点における最新版

ウォーターマーク英語: watermark)

1 写真フィルムについた水滴のあと。現像後、乾燥前の処理が不十分だと残る。

2 紙などに入れた透かし模様。

3 電子透かし



楽天市場検索: