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|売上高= 5296億5000万[[ノルウェー・クローネ|NOK]]<small>([[2010年]])</small><ref name="AR2010">{{cite web |url=http://www.statoil.com/AnnualReport2010/en/Download%20Center%20Files/01%20Key%20Downloads/11%20Annual%20report%20on%20Form%2020F/AnnualReportonForm20F.pdf |title=Annual Report 2010 |publisher=Statoil |accessdate=13 April 2011}}</ref>
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'''エクイノール'''({{lang|no|Equinor [[w:Allmennaksjeselskap|ASA]]}})は、[[ノルウェー]]・[[スタヴァンゲル]]に本拠を置く北欧最大のエネルギー企業。[[2018年]]に'''スタトイル'''から改称した。[[オスロ証券取引所]]、[[ニューヨーク証券取引所]]上場企業({{ose|EQNR}}、{{NYSE|EQNR}})。
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'''エクイノール'''({{lang|no|Equinor [[w:Allmennaksjeselskap|ASA]]}}
  
== 事業内容 ==
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ノルウェーの国営石油会社.北海油田の採掘を行う.
=== 上流部門 ===
 
{{See also|w:Statoil operations by country}}
 
[[Image:StatfjordA(Jarvin1982).jpg|thumb|180px|left|スタートフィヨルド]]
 
[[File:Kaarstoe anlegget.jpg|thumb|180px|right|Part of Kårstø-plant]]
 
エクイノールはノルウェーが領有する大陸棚で最大の石油開発事業者で約6割のシェアを有する。エクイノールはGlitne、[[:en:Gullfaks oil field|Gullfaks]]、[[:en:Heidrun oil field|Heidrun]]、Huldra、Kristin、Kvitebjørn、Mikkel、Norne、[[:en:Ormen Lange (gas field)|Ormen Lange]]、[[:en:Sleipner gas field|Sleipner]]、[[:en:Snorre oil field|Snorre]]、[[:en:Snøhvit|Snøhvit]]、[[スタートフィヨルド油田]]、Sygna、Tordis、[[トロールガス田]]([[:en:Troll gas field|en]] / [[:no:Trollfeltet|no]] )、Veslefrikk、Vigdis、Visund、Volve、Åsgardの油田、ガス田を保有する。エクイノールはまた、Kolsnes、[[:en:Kårstø|Kårstø]]、[[:en:Mongstad|Mongstad]]、[[:en:Tjeldbergodden|Tjeldbergodden]]、[[:en:Snohvit|Melkøya]]のプラントを運営する。北海で運用する油田・ガス田には、[[北欧神話]]から付けられた名称が多い([[グリトニル]]、[[グルファクシ]]、[[スレイプニル]]、[[ヘイズルーン]]、[[ノルン]]など)。
 
  
加えて、海外では[[アルジェリア]]、[[アンゴラ]]、[[アゼルバイジャン]]、[[ブラジル]]、[[カナダ]]、[[中華人民共和国]]、[[イラン]]、[[リビア]]、[[ナイジェリア]]、[[ロシア]]、[[アメリカ合衆国]]、[[ベネズエラ]]で油田・ガス田を運営している他、今後を見通して、[[エジプト]]、[[メキシコ]]、[[カタール]]、[[アラブ首長国連邦]]に事務所を構える。また、[[ベルギー]]、[[デンマーク]]、[[フランス]]、[[ドイツ]]でプラントを運営している。2006年には旧・スタトイル時代に、大気中にある[[温室効果ガス]]を減少させるために炭素隔離([[:en:Carbon sequestration|en]])を実行するための世界最大のプロジェクトを行うことを認められた。
+
1972年に Statoil ASA として設立.2007年に Norsk Hydro と合併し StatoilHydro となり,2009年に社名を Statoil に変更.さらに2018年5月に社名を Equinor に変更した.
 
 
=== 中流部門 ===
 
[[File:EuropipeII.jpg|180px|left|thumb|Europipe II]]
 
エクイノールは[[北海]]の大陸棚、加えてアゼルバイジャンから西欧諸国に向けての[[パイプライン輸送|パイプライン]]を運営している。前者は[[:en:Zeepipe|Zeepipe]]、[[:en:Statpipe|Statpipe]]、[[:en:Europipe I|Europipe I]]、[[:en:Europipe II|Europipe II]]、[[:en:Franpipe|Franpipe]]、後者は[[バクー・トビリシ・ジェイハンパイプライン]]がある。ノルウェーからのパイプラインはスタトイルハイドロの他に、[[:en:Petoro|Petoro]]、[[コノコフィリップス|ConocoPhillips Skandinavia]]、[[Eni|Eniの子会社のEni Norge]]、[[エクソンモービル|エクソンモービル子会社のExxonMobil E&P Norway及び Mobil Development Norway]]、Norsea Gas、[[ロイヤル・ダッチ・シェル|ロイヤル・ダッチ・シェルの子会社のNorske Shell Pipelines]]、[[トタル|トタルの子会社のTotal E&P Norge]]、[[エルステッド (デンマークの企業)|Don Energyの子会社のDong E&P Norge]]が出資した[[:en:Gassled]]を通して行われる。
 
 
 
エクイノールは[[ロンドン]]、[[スタンフォード (コネチカット州)]]、[[シンガポール]]に原油、石油製品、天然ガスを取引する事務所を構える。
 
 
 
=== 下流部門 ===
 
[[File:Statoil-Estonia.jpg|thumb|right|100px|エストニアにあるStatoilブランドのガソリンスタンド。]]
 
エクイノールは、デンマーク、[[エストニア]]、[[アイルランド]]、[[ラトビア]]、[[リトアニア]]、ノルウェー、ポーランド、ロシア、[[スウェーデン]]において[[:en:Statoil (fuel station)|Statoil]]、[[:en:Hydro (fuel station)|Hydro]]、[[:en:1-2-3 (fuel station)|1-2-3]]の3つのブランドでガソリンスタンドを経営している。2006年にアイルランドの石油企業Topaz Energy Groupを売却した。
 
 
 
2010年第1四半期にスタトイルは小売部門の経営権の見直しを発表し、証券市場への上場が最も理にかなった解決策であるとし<ref>[http://www.statoil.com/en/NewsAndMedia/News/2010/Pages/03FebOwnershipER.aspx] Statoil opens for new ownership structure, Statoil.com,  Published 2010-02-03, 08:31 CET. Updated 2010-02-03, 15:52 CET</ref> 、早ければ2010年の第4四半期に上場されるだろうとした。
 
 
 
スタトイルのガソリンスタンド、潤滑油、航空燃料、船舶燃料の供給を含んだエネルギーおよび小売部門の分割が行われ、結果としてスタトイルが筆頭株主となる形でStatoil Fuel & Retail ASAが分割され、オスロ証券取引所に上場の運びとなった。
 
 
 
== 沿革 ==
 
エクイノールの源流は、国営会社であるスタトイル、ノルスク・ハイドロの石油部門、ノルスク・ハイドロに1999年買収されたSaga Petroleumの3社である。{{仮リンク|スタトイルの歴史|en|History of Statoil (1972–2007)|label=旧・スタトイル}}と[[ノルスク・ハイドロ]]の石油部門が[[2007年]]に[[合併 (企業)|合併]]し、スタトイルハイドロ(''StatoilHydro ASA'')となった<ref>{{cite web|url=http://www.offshore247.com/news/article.asp?Id=7695|author=[[w:Offshore247|Offshore247]] |title=StatoilHydro signature unveiled|date=2007-05-10|accessdate=2007-06-20}}</ref>。世界最大級の石油・[[ガス燃料|ガス]]企業であり{{R|OR070611}}、[[北欧諸国]]で最大の企業となった<ref name="E24061219">{{cite web |url=http://e24.no/naeringsliv/article1574917.ece|title=Blant verdens 50 største|author=[[w:E24 Næringsliv|E24]]|date=2006-12-19|accessdate=2007-10-18}}</ref>。石油・天然ガスに関し上流部門から下流部門まで一貫して生産、運搬、販売を行い13カ国で石油・天然ガスの開発を8カ国で石油をリテール向けに販売する。[[2009年]][[11月1日]]に会社名をスタトイルハイドロからスタトイルに変更<ref>{{cite web|title=Our History|url=http://www.statoil.com/en/About/History/Pages/default3.aspx|work=|publisher=Statoil|date=|accessdate=2011-11-01}}</ref>、2010年11月には下流部門がスピンアウトし、[[:en:Statoil Oil & Fuels|Statoil Oil & Fuels]]とし[[オスロ証券取引所]]に上場した<ref>{{cite web|title=Our History|url=http://www.statoilfuelretail.com/en/Aboutus/Pages/History.aspx|work=|publisher=Statoil Fuel & Retail |date=|accessdate=2011-11-01}}</ref>。[[2018年]]、社名をスタトイルからエクイノールへと変更した<ref>{{cite web|url=http://rief-jp.org/ct4/77925|title=ノルウェーの石油メジャー、スタトイルが社名変更。社名から「oil」を削除|publisher=一般社団法人環境金融研究機構 |date=2018-03-26|accessdate=2018-07-01}}</ref>。
 
 
 
=== スタトイル (Statoil) ===
 
{{Main|w:History of Statoil (1972–2007)}}
 
[[1972年]][[7月14日]]、ノルウェーの立法府に当たる[[ストーティング]]において満場一致で議決したことにより、ノルウェー政府が'''Den Norske Stats Oljeselskap A/S'''を非公開会社として設立した。会社設立の政治的動機は、ノルウェー大陸棚で石油産業に参入すること、国内の石油産業を育成し、国際競争力をつけることであった。スタトイルは産業省、その後石油産業省と協議の上で、事業運営しなければならず、また、年1回国会にアニュアルレポートを提出しなければならなかった。
 
 
 
[[1973年]]、スタトイルは石油化学産業における事業を取得し[[:no:Rafnes|Rafnes]]にある石油精製プラントを獲得、1980年にはノルスク・ハイドロと提携し[[:en:Mongstad|Mongstad]]のプラントを得ることとなった。1981年にはノルウェー大陸棚の油田、Gullfaksの操業を開始した。1987年~1988年にかけて、スキャンダル([[:en:Mongstad scandal|en]] / [[:no:Mongstad-skandalen|no]])が発覚し 、創業以来の最高経営責任者であった[[:en:Arve Johnsen|Arve Johnsen]]が辞任に追い込まれた。
 
 
 
1980年代に、スタトイルは上流から下流まで一貫して携わる企業になることを決め、Statoilブランドのガソリンスタンドを建設し始めた。1985年には[[エッソ]]からデンマークとスウェーデンに展開していたガソリンスタンドを買収、1992年には[[BP_(企業)|BP]]からアイルランドのガソリンスタンドを、1990年代半ばには[[コノコフィリップス]]からガソリンスタンドを買収した。一方、2006年にはアイルランドのTopaz oilは売却している。冷戦終結後、スタトイルは東欧にもガソリンスタンドネットワークを構築し、事業を展開している。
 
 
 
{{wikinewslang|en|Norway purchases Canadian oil sands company}}
 
[[2001年]]、スタトイルは民営化され、オスロ証券取引所とニューヨーク証券取引所に株式を上場、企業名を''Statoil ASA''と改称したが、ノルウェー政府が議決権の過半を保有(ノルスク・ハイドロの石油部門と合併した後も、ノルウェー政府が約3分の2を保有している<ref>{{cite web |url=http://www.statoil.com/en/InvestorCentre/Share/Shareholders/Top20/Pages/default.aspx |title=Top 20 shareholders |publisher=StatoilHydro |date=2010-04-20|accessdate=2010-05-08}}</ref>)、経営権を支配している。2007年、スタトイルはカナダの[[:en:Athabasca Oil Sands|Athabasca Oil Sands]]をNorth American Oil Sands Corporationから220億USDで買収した。
 
 
 
=== ハイドロ (Hydro) ===
 
{{Main|w:Hydro Oil & Gas}}
 
1965年、ノルスク・ハイドロ(以下、ハイドロ)はフランスの[[エルフ・アキテーヌ]](現・[[トタル]])およびフランスの他の6つの会社と共同で北海にある石油および天然ガスの掘削を実施した。ハイドロはすぐに北海の石油産業の主要企業の一つとなり、多くの油田・ガス田を掘削することとなった。
 
 
 
ハイドロは1980年代後半に[[エクソンモービル|モービル]]のノルウェー、スウェーデン、デンマークにおけるガソリンスタンド部門を買収し、モービルブランドからハイドロブランドに変更した。1995年にはハイドロは、テキサコと共同出資してノルウェーとデンマークにガソリンスタンド事業を展開していた[[:en:YX Energi|HydroTexaco]]を買収したが2006年には[[:en:Reitan Group|Reitan Group]]にそれらを売却している。1999年にはハイドロは、ノルウェーとイギリスで上流部門を展開していたノルウェー第3の石油企業だったSaga Petroleumを買収したが、その後、イギリス部門は売却した。
 
 
 
=== 合併 ===
 
[[Image:StatoilHydro.svg|thumb|right|スタトイルハイドロ時代の商標]][[File:Statoil NYSE listing 2011 Shankbone.jpg|thumb|2011年6月20日、上場10周年記念を祝うニューヨーク証券取引所の様子]]
 
スタトイルとハイドロの合併は2006年12月に発表された<ref name="NH061218">{{cite web |url=http://www.hydro.com/cgi-bin/www.hydro.com/show_press_rel.cgi?file=/en/press_room/press_releases/archive/2006_12/2768/2768_en.html |author=ノルスク・ハイドロ |title=Hydro's oil and gas activities to merge with Statoil |date=2006-12-18 |accessdate=2007-06-20}} {{リンク切れ|date=October 2010|bot=H3llBot}}</ref>。[[欧州経済領域]]のルールに従い、2007年5月3日に[[欧州連合]]は合併を承認<ref name="EUB070305">{{cite web |url=http://www.eubusiness.com/Energy/statoil-norsk.44/ |title=EU regulators approve Statoil, Norsk Hydro merger |author=EU Business |date=2007-05-03 |accessdate=2007-06-20}}</ref>、ストーティングも6月8日に合併を承認した<ref name="OR070611">{{cite web |url=http://www.ocean-resources.com/news/ournews.asp?NewsID=5709 Norwegian Parliament |author=[[Ocean Resources]] |title=Okays Statoil-Hydro Merger |date=2007-06-11 |accessdate=2007-06-20 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20071122174703/http://www.ocean-resources.com/news/ournews.asp?NewsID=5709 |archivedate=2007年11月22日 |deadurldate=2017年9月 }}</ref>。新会社の株式の67.3%は旧・スタトイルの株主が保有することとなり、残りの32.7%はノルスク・ハイドロが保有することとなった<ref name="EUB070305" />。ノルウェー政府はスタトイル、ノルスク・ハイドロ双方の筆頭株主となり、スタトイルの株式の67%を保有することとなった<ref>{{cite web |url=http://www.statoil.com/en/InvestorCentre/Share/Shareholders/Top20/Pages/default.aspx |title=Top 20 shareholders |author=Statoil |date=10 |accessdate=2010-09-17}}</ref>。[[イェンス・ストルテンベルグ]]首相は「合併は新時代の始まりだ、われわれはグローバルに通用するエネルギー企業を作り、ノルウェーの石油・ガス産業を強化しないといけない」と語った<ref>[https://web.archive.org/web/20070104135859/http://odin.dep.no/smk/english/news/press_centre/press_releases/001001-071626/dok-bn.html Merger of Statoil and Hydro oil- and gas division] - SMK 2006年12月18日(2007年1月4日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>。
 
  
 
== 脚注 ==
 
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== 外部リンク ==
 
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[[Category:ノルウェーの石油関連企業]]
 
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2018/9/28/ (金) 13:54時点における最新版

エクイノールEquinor ASA

ノルウェーの国営石油会社.北海油田の採掘を行う.

1972年に Statoil ASA として設立.2007年に Norsk Hydro と合併し StatoilHydro となり,2009年に社名を Statoil に変更.さらに2018年5月に社名を Equinor に変更した.

脚注

外部リンク





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