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{{航空会社情報ボックス |
 
航空会社 = キャセイパシフィック航空<br/>{{lang|chi|國泰航空}}<br/>{{lang|en|Cathay Pacific}} |
 
ロゴ = |
 
ロゴサイズ = 280px|
 
保有機材数 = 135機(92機発注中)|
 
目的地 = 112都市(コードシェア含め) |
 
IATA= CX |
 
ICAO= CPA |
 
コールサイン = Cathay |
 
親会社 = [[スワイヤー・グループ]] |
 
設立日 = [[1946年]]9月24日 |
 
本拠地 = [[香港]] |
 
ハブ空港 = [[香港国際空港]] |
 
マイレージサービス = ザ・マルコポーロクラブ<br />[http://www.asiamiles.com/jp/ アジアマイル] |
 
ラウンジ = 寰宇堂、玉衡堂、爾雅堂、逸連堂、賞心堂、G16ラウンジ(香港国際空港内のウイング並びにピア) |
 
航空連合 = [[ワンワールド]] |
 
ウェブ = [http://www.cathaypacific.com/jp/ キャセイパシフィック航空] |
 
}}
 
{{基礎情報 会社
 
|社名 = {{Lang|zh-hk|國泰航空有限公司}}
 
|英文社名 = Cathay Pacific Airways Limited
 
|ロゴ =
 
|種類 = [[株式会社]]
 
|市場情報 ={{上場情報|SEHK|00293}}
 
|略称 = 國泰航空
 
|国籍 = {{flagicon|Hong Kong}} [[香港]]
 
|設立 = [[1946年]][[9月24日]]
 
|業種 = 空運業
 
|事業内容 = 航空運送事業<br />旅行事業
 
|代表者 = [[:en:John Slosar|John Slosar]] ([[会長]])<br /> 朱國樑  ([[最高経営責任者|CEO]])
 
|資本金 = 7億87百万[[香港ドル]]
 
|売上高 = 993億7,600万[[香港ドル]]<ref name="2012 annual results">[http://www.cathaypacific.com/cpa/en_INTL/aboutus/pressroomdetails?refID=7929dd8e4026d310VgnVCM62000007d21c39____ “Cathay Pacific announces 2012 annual results”] {{en icon}} キャセイパシフィック航空が発表した2012年12月期の業績概要に関するプレスリリース。2013年3月13日発表、2013年3月14日閲覧。</ref><br />(2012年12月期、グループ連結)
 
|純利益 = 9億1,600万[[香港ドル]]<ref name="2012 annual results"/><br />(2012年12月期、グループ連結)
 
|総資産 = 1,371億33百万[[香港ドル]](2011年12月期)
 
|従業員数 =
 
|決算期 = 12月末日
 
|主要株主 = [[スワイヤー・グループ]]42.97% <br />[[中国国際航空]]29.99%
 
|関係する人物 =
 
|外部リンク = [http://www.cathaypacific.com/ 公式サイト]
 
}}
 
[[File:Cathay City.JPG|thumb|220px|キャセイ・パシフィック航空の本部「{{仮リンク|キャセイ・シティ|en|Cathay City}}」({{lang|zh-hk|國泰城}})]]
 
[[ファイル:Cathay.pacific.b747-400.b-hkf.arp.jpg|thumb|220px|キャセイパシフィック航空 ボーイング 747-400型機]]
 
'''キャセイパシフィック航空'''( {{lang|chi|國泰航空有限公司}}、{{lang|en|Cathay Pacific Airways Limited}}, HKSE:[http://www.hkex.com.hk/invest/index.asp?id=company/quote_page_e.asp?WidCoID=0293&WidCoAbbName=&Month=&langcode=e 0293])は、[[香港]]を拠点とする[[航空会社]]。香港の[[フラッグ・キャリア]]である。
 
  
イギリス・[[スカイトラックス]]社による航空会社の[[格付け]]で、実質最高評価の「ザ・ワールド・ファイブ・スター・エアラインズ(The World's 5-Star Airlines)」の認定を得ている<ref>[http://www.airlinequality.com/ratings/5-star-airline-ratings/ 5-Star Airline Rating] SKYTRAX</ref>。
+
'''キャセイパシフィック航空'''( {{lang|chi|國泰航空有限公司}}、{{lang|en|Cathay Pacific Airways Limited}}, HKSE:[http://www.hkex.com.hk/invest/index.asp?id=company/quote_page_e.asp?WidCoID=0293&WidCoAbbName=&Month=&langcode=e 0293]
  
== 概要 ==
+
中国の[[ホンコン特別行政区]]を拠点とする大手航空会社。1946年アメリカ人ロイ・C.ファレルとオーストラリア人シドニー・H.デ・カンツォの 2人が 1ホンコン・ドルずつを出し合って会社を登録,設立した。1948年,ホンコンの大手貿易会社スワイヤ・グループとオーストラリア国営航空が資本参加して,同 1948年夏から運航を開始した。2006年,ホンコン第2の航空会社ドラゴンエアを傘下に収め,名実ともにホンコンのフラッグ・キャリアとなる。2010年からはボーイング747-400F([[ボーイング747]])による世界一周貨物便を運航。保有機は 2011年初の時点でおよそ 125機,ほかに[[エアバス]]が開発中のエアバスA350XWB30機を含む 60機以上の機材を発注している。
[[香港国際空港]](HKG:HongKong International Airport:香港國際機場)をベースとし、[[空港]]周辺には機材整備施設や本社機能、訓練施設などを持つキャセイシティ(Cathay City:國泰城)を形成している。[[イギリス]]系で香港の財閥『[[スワイヤー・グループ]]』 (Swire Group) が40%の株式を保有しており、事実上スワイヤーのグループ企業である。また、世界第3位の[[航空連合]](アライアンス)である[[ワンワールド]]に加盟している。
 
  
1994年に[[ランドーアソシエイツ]]社で[[コーポレートアイデンティティ|CI]]を実施。ブラッシングウイングと呼ばれる中国伝統の書道をモチーフにしているのが特徴である。またCIを実施当初のテーマソングは[[坂本龍一]]が担当した。日本ではCI導入以前のCMでは、[[バリー・ホワイト]]作曲の「[[愛のテーマ (バリー・ホワイトの曲)|愛のテーマ]]」をBGMに[[広川太一郎]]のナレーションにて「'''着きごこち、さわやか。'''」というキャッチフレーズでも有名となった。
+
{{テンプレート:20180815sk}}
 
 
[[航空券]]の座席予約システム([[CRS (航空)|CRS]])は、[[アマデウスITグループ]]が運営する[[アマデウス (CRS)|アマデウス]]を利用している。
 
<ref>{{Cite web |url=http://www.amadeusjapan.co.jp/getonboard/gate2.html |title=日本発着路線をもつアルテア利用航空会社 (2015年6月現在) | language=日本語 |accessdate=2015-09-26}}</ref>
 
<ref>{{Cite web |url=http://www.amadeus.com/getonboard/?page_id=10 |title=Airlines using Amadeus |publisher=[[アマデウスITグループ]] | language=英語 |accessdate=2015-09-27}}</ref>
 
 
 
[[2006年]]6月9日に、香港第二の航空会社[[香港ドラゴン航空]](Dragon Air:港龍航空公司)を買収し、100%子会社とした。イギリス植民地時代からの取り決めにより、中国への路線網は、北京とアモイしかなかったが、買収により中国全土へのネットワークが形成された。
 
 
 
キャセイは[[中国国際航空]](エアチャイナ)と戦略的に相互資本提携をしている。しかし、エアチャイナは[[スターアライアンス]]に加盟しているので、ワンワールドに加盟しているキャセイにとっては、航空連合としてはライバル関係にあたる。
 
 
 
== 名称 ==
 
社名にあるキャセイ (Cathay) とは、[[マルコ・ポーロ]]によって有名になり、欧米の陸路貿易国を中心に使われていた、[[契丹]]に由来する[[中国]]の名称「[[カタイ]]」の[[英語]]訳で、英語では中国の旧称となっている。現地[[中国語]]名は'''國泰航空公司'''と表記されている。台湾の[[国泰世華銀行]]などを抱える金融グループ「[[:zh:國泰金融控股|國泰金控]]」(Cathay Financial Holdings Co., Ltd.)とのグループ関係はない。
 
 
 
== 歴史 ==
 
=== 設立 ===
 
[[中華民国]]で航空運送業を営んでいた[[アメリカ合衆国|アメリカ]]人のロイ・ファレルと、[[第二次世界大戦]]中に[[インド]]と中華民国を結ぶ航路のパイロットであった[[オーストラリア]]人のシドニー・カンツォが、ダグラスDC-3で[[コルカタ|カルカッタ]]と[[重慶市|重慶]]間の路線の運航を開始した。
 
 
 
その後[[国共内戦]]の激化に伴い[[上海市|上海]]から移り住んだイギリスの[[植民地]]の[[香港]]にて、1946年9月24日に正式に'''キャセイパシフィック航空'''として創立し、香港から[[マカオ]]や[[ニノイ・アキノ国際空港|マニラ]]、[[ドンムアン空港|バンコク]]、[[シンガポール・チャンギ国際空港|シンガポール]]、上海への旅客便の運航を始める。
 
 
 
=== 急成長 ===
 
その後、国共内戦に勝利した[[中国共産党]]により[[1949年]]に中華人民共和国が設立され、その後中国共産党の支配を嫌った多くの難民が香港へ流れてきた事や、[[1950年代]]初頭にイギリスが中華人民共和国を承認し国交を樹立した事から、香港の地位が「中国大陸への窓口」として高まったことにより事業は急速に拡大する事になる。
 
 
 
乗客数の急激な伸びに対応するために、より大型な[[ダグラス DC-4]]BやDC-6を導入するとともに、イギリス系[[財閥]]の[[スワイヤー・グループ]]の資本を受け財務体制を強化させた。その後[[1959年]]には[[英国海外航空]]と[[ジャーディン・マセソン]]の合弁会社で、最大のライバルであった香港航空(後のエア・ホンコンや[[香港航空]](元CRエアウェイズ)とは別会社)を吸収し規模を拡大した。
 
 
 
日本への就航は[[1959年]][[7月]]に[[東京国際空港|羽田空港]]へ[[ダグラス DC-6]]で乗り入れ開始、[[1960年代]]には[[大阪国際空港|大阪]]、[[福岡空港|福岡]]、[[名古屋飛行場|名古屋]]へも乗り入れ、その後ターボプロップ機の[[ロッキード]]・[[ロッキード L-188|エレクトラ]]やジェット機の[[コンベア880]]などを投入するなど日本への路線を充実させていった。
 
 
 
=== 世界へ ===
 
[[ファイル:Cathay_Pacific_L-1011_at_Osaka_Airport.jpg|thumb|220px|キャセイパシフィック航空のロッキードL-1011型機〔旧塗装〕]]
 
[[1970年代]]に入り香港が[[アジア]]地域の貿易、[[金融センター]]としての地位を確実なものとするとともに、より大型な[[ボーイング707]]を導入しアジア地域の主要都市に直行便を就航させた他、初のワイドボディ機である[[ロッキード L-1011 トライスター|ロッキード・トライスター]]を導入する。
 
 
 
[[1979年]]には、[[ボーイング747|ボーイング747-200]]型機の導入により[[宗主国]]の[[首都]]である[[ロンドン]]への乗り入れを週1便で開始した。まもなく同便は1日1便に増強され、キャセイパシフィック航空有数のドル箱路線となる。
 
 
 
その後[[1980年代]]にかけて[[パリ]]や[[フランクフルト空港|フランクフルト]]、[[アムステルダム・スキポール空港|アムステルダム]]、[[ローマ]]をはじめ[[ニューヨーク]]、[[バンクーバー (ブリティッシュコロンビア州)|バンクーバー]]と言った[[北アメリカ|北米]]路線、[[ブリスベン]]等の[[オーストラリア]]路線を開設し、世界的にネットワークを拡げていった。
 
=== 現在 ===
 
[[File:B-KPZ@LHR 18SEP13 (9869582285).jpg|thumb|220px|ボーイング 777-300ER型機]]
 
{{独自研究|section=1|date=2015年12月}}
 
[[2006年]]には、香港の第2の航空会社である香港ドラゴン航空を買収し傘下に収めた。現在は香港の[[フラッグキャリア]]として、[[南アメリカ]]大陸を除く全大陸の主要都市への路線を運航している他、ワンワールドの主要メンバーとなり多数のコードシェア便を運航している。またそのサービスは世界的に高い評価を受け、世界各国の様々な賞を受賞している。以前より[[関西国際空港]](大阪)や[[中部国際空港]](名古屋)といった日本の大都市にはB777またはA340などの大型機を使ってデイリー運航で乗り入れており、香港国際空港乗り換えによる東南アジアやオセアニアなどへの広い路線網を提供している。その後、日本と香港の航空自由化が締結されたことから羽田再国際化後に[[東京国際空港|羽田]]に1日2便で開設が決まり、2010年に32年ぶりに羽田再就航となった<ref>香港 - 羽田線は2往復ともB777-300ERで就航する場合が多く、繁忙期には一部B747-400に変更される。この他、羽田を夜に到着し翌朝出発となる便については、B777-200・B777-300・A330-300が充てられることもある。</ref>。[http://www.cathaypacific.com/cpa/ja_JP/aboutus/pressroomdetails?refID=34404d13b96a9210VgnVCM1000000ad21c39]
 
最近ではボーイング777-300ERと新規に発注したエアバスA330-300を契機に全てのクラスのシートや新型のAVODパナソニックアビエーション社製eX2(StudioCX)にリプレースしている2年〜3年にかけて更新する予定。2010年には[[エアバスA350 XWB]]を発注をした。更に保有機の全機材にパナソニックアビエーション製の「eXConnect」を導入する事を決め2012年以降機材でのブロードバンド接続が可能となる予定である。
 
 
 
== 保有機材 ==
 
[[2017年]]現在
 
[[ファイル:CX A330-300.JPG|thumb|220px|エアバス A330-300型機]]
 
[[File:ボーイング747‐400型キャセイパシフィック航空.JPG|thumb|ボーイング747‐400型 ロールスロイス製のエンジンを搭載]]
 
[[ファイル:Cathay Pacific B777-200.JPG|thumb|220px|ボーイング 777-200型機]]
 
[[File:Cathay b777-300.jpg|thumb|220px|ボーイング B777-300型機(新塗装)]]
 
 
 
{| class="wikitable" style="text-align:center;font-size:90%;"
 
|-
 
! rowspan="2" style="color:white; background-color:green" | 機材
 
! rowspan="2" style="color:white; background-color:green" | 保有数
 
! rowspan="2" style="color:white; background-color:green" | 発注数
 
! colspan="5" style="color:white; background-color:green" | 座席数
 
! rowspan="2" style="color:white; background-color:green" | 備考
 
|-
 
! style="background-color:green" | [[ファーストクラス|{{color|white|F}}]]
 
! style="background-color:green" | [[ビジネスクラス|{{color|white|C}}]]
 
! style="background-color:green" | [[ビジネスクラス#プレミアムエコノミークラス|{{color|white|PY}}]]
 
! style="background-color:green" | [[エコノミークラス|{{color|white|Y}}]]
 
! style="color:white; background-color:green" | 計
 
|-
 
| rowspan="3" | [[エアバスA330|エアバスA330-300]]
 
| rowspan="3" | 37
 
| rowspan="3" | -
 
| -
 
| 24
 
| -
 
| 293
 
| 317
 
| rowspan="3" style="text-align:center" | 330 、 33Z 、 33G(長距離機材)
 
2017年から5機をキャセイドラゴン航空へ移管
 
|-
 
| -
 
|39
 
|21
 
|191
 
|251
 
|-
 
| -
 
|39
 
| -
 
|223
 
|262
 
|-
 
|[[エアバスA350 XWB|エアバスA350-900]]
 
|17
 
|5
 
| -
 
|38
 
|28
 
|214
 
|280
 
|A340-300と置き換え
 
|-
 
|[[エアバスA350 XWB|エアバスA350-1000]]
 
| -
 
|26
 
| -
 
|50
 
|30
 
|250
 
|330
 
|2018年から受領予定
 
|-
 
| [[ボーイング777#777-200.(772A)|ボーイング777-200]]
 
| 5
 
| -
 
|
 
| 42
 
|
 
| 294
 
| 336
 
| style="text-align:center" | 777-300新導入機と置き換え予定
 
|-
 
| [[ボーイング777#777-300ER(773A)|ボーイング777-300]]
 
| 12
 
| 5
 
|
 
| 42
 
|
 
| 356
 
| 398
 
| style="text-align:center" | 2018年エミレーツ航空から導入予定
 
|-
 
| rowspan="2" | [[ボーイング777#777-300ER(773B)|ボーイング777-300ER]]
 
| rowspan="2" | 53
 
| rowspan="2" | -
 
| -
 
| 40
 
| 32
 
| 268
 
| 340
 
| rowspan="2" style="text-align:center" | <br />
 
|-
 
|6
 
|53
 
|34
 
|182
 
|275
 
|-
 
|[[ボーイング777X|ボーイング777-9X]]
 
| -
 
|21
 
| -
 
| -
 
| -
 
| -
 
| -
 
|
 
|-
 
! colspan="9" style="color:white; background-color:green" | 貨物機材
 
|-
 
| [[ボーイング747-400 #747-400BCF型|ボーイング747-400BCF]]
 
| 1
 
| -
 
| colspan="5" style="text-align:center" | -
 
| style="text-align:center" | 旅客機材を改修、ストア(保管)中
 
|-
 
| [[ボーイング747-400#747-400F型|ボーイング747-400F]]
 
| 5
 
| -
 
| colspan="5" style="text-align:center" | -
 
| style="text-align:center" | 2016年完全退役予定
 
|-
 
| [[ボーイング747-400 #747-400ERF型|ボーイング747-400ERF]]
 
| 6
 
| -
 
| colspan="5" style="text-align:center" | -
 
| style="text-align:center" | 2016年完全退役予定
 
|-
 
| [[ボーイング747-8 #747-8F型|ボーイング747-8F]]
 
| 13
 
| 1
 
| colspan="5" style="text-align:center" | -
 
| style="text-align:center" |
 
|-
 
! 計
 
! 147
 
! 69
 
! colspan="5" |
 
!
 
|}使用される機体年齢は若いものが多く、最新鋭の機材を積極的に導入している。国内線運航は提供しておらず、国際線が専らであることでワイドボディ機のみによるフリート構成となっている。同社は最新鋭のボーイング777-300ERも30機導入予定で747-400と置き換えられる。また同機導入に伴い、運用上制限のあった[[エアバスA340 #A340-600|エアバスA340-600]]を退役させフリートを統一した<ref>月刊「[[エアライン (雑誌)|エアライン]]」(2008年6月号,イカロス出版)</ref>。また、これ以前には米国イースタン航空から購入したロッキードトライスターL-1011やボーイング707なども存在した。2010年にはエアバスA350 XWBを発注をした。
 
 
 
 
 
かつて[[香港]]が[[イギリス]]の植民地であった事や親会社のスワイヤー・グループがイギリス資本である事等が理由からか、エンジンはエアバスA340-300やボーイング777-300ER、ボーイング747-8F等エンジンが選択できない機種を除いて[[ロールス・ロイス]]社製のエンジンを搭載する。これは香港ドラゴン航空が運航しているエアバスA330も同様である。また、ボーイング747-400の一部に[[プラット・アンド・ホイットニー PW4000]]のエンジンが搭載された機材があるが、これは[[シンガポール航空]]や[[南アフリカ航空]]で使用されていた機材でありエアバスA340-300の一部にもシンガポール航空で使用されていた機材がある。
 
 
 
貨物部門はボーイング747-400Fとボーイング747-400ERFを運用していて、以前は旅客機型を改修したボーイング747-400BCFを運用していた。最新型のボーイング747-8F<ref>[[日本貨物航空]]が会社都合により納入を先送りしたため、[[カーゴルックス航空]]と共に、同型機の[[ローンチカスタマー]]となった。</ref>を発注し、2011年より受領を開始した。
 
 
 
カラーリングについては、エメラルドグリーンの背景に赤いストライプと、白い筆文字で翼をイメージしたブラッシュ・ストロークと呼ばれるロゴが入ったものになっており、これは機体にも描かれている。
 
 
 
2015年11月1日に新塗装を発表<ref>[http://www.cathaypacific.com/cx/en_HK/about-us/newlivery.html Our new livery Cathay Pacific has unveiled a new paint scheme for its aircraft]</ref>。垂直尾翼が全面緑で塗られたところにブラッシュストロークが大きく入ったほか、胴体はシンプルなデザインに仕上げられた。この新塗装第1陣となったボーイング777-300ER(機体番号:B-KPM)は、東京 - 香港線のCX548便(香港8:45発東京羽田行き)にてデビューを果たしている。今後5年間で約150機を新しい塗装に塗り替える他、2016年受領予定の[[エアバスA350XWB]]は最初から新塗装で受領する<ref>[http://www.aviationwire.jp/archives/73718 キャセイパシフィック航空、新塗装機が羽田到着 写真特集・シンプルデザインの777-300ER] By Tadayuki YOSHIKAWA</ref>。
 
2016年10月1日、[[東京国際空港|東京]]発[[香港国際空港|香港]]行CX543便をもって旅客型のボーイング747-400が全機退役した。この退役をもって同社のフリートから旅客型のボーイング747が姿を消し、37年間の運航に終止符が打たれた<ref>[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161001-00000013-rps-bus_all キャセイパシフィックからボーイング747旅客機が退役…羽田発がラスト]
 
</ref>。2017年3月、エアバスA340-300が全機退役。この退役により、同社の旅客運航用フリートから四発エンジン機が姿を消すこととなった。
 
 
 
=== 過去の使用機材 ===
 
*[[エアバスA340|エアバスA340-300]]
 
*[[エアバスA340-600]]
 
*[[ボーイング707]]
 
*[[ボーイング747#747-200B型|ボーイング747-200]]
 
*[[ボーイング747-300]]
 
*[[ボーイング747-400]]
 
*[[ロッキード L-1011 トライスター|ロッキード・トライスター]]
 
*[[ロッキード L-188]]
 
*[[コンベア880]]
 
*[[ダグラス DC-4]]B
 
*[[ダグラス DC-3]]
 
 
 
=== 特別塗装機 ===
 
[[File:B-KPL.JPG|right|250px|thumb|B777-300ER「member of Oneworld」塗装機(B-KPL)]]
 
[[File:B-kpf.jpg|right|250px|thumb|B777-300ER「Asia's world city」塗装機(B-KPF)]]
 
*「THE SPIRIT OF HONG KONG 97 香港精神号(初代)<ref>ポートサイド側は「繁榮進歩 更創新高」、スターボード側は「THE SPIRIT OF HONG KONG 97」</ref> "'''家'''"」<ref>同社初の特別塗装で、1997年の香港の中国返還を記念して施された。なお、旧塗装から現行塗装になる際に特別塗装となり、そのまま退役したため、通常の現行塗装に戻ることは無かった。また、現在の[[香港国際空港]]に歴史上、初めて着陸した機体である(開港前の地形慣熟飛行)。</ref>
 
:ボーイング747-200(B-HIB<ref>英国籍(~1997年6月30日)のときは、VR-HIB。</ref>)<ref>現在は、機体そのものが同社から退役している。</ref>
 
*「THE SPIRIT OF HONG KONG 香港精神号(2代目)"SAME TEAM, SAME DREAM.,積極進取 飛越更高理想"<ref>ポートサイド側は「SAME TEAM, SAME DREAM.」、スターボード側は「積極進取 飛越更高理想」</ref>」
 
:ボーイング747-400(B-HOX)<ref>現在は、機体そのものが同社から退役している。</ref>
 
*「THE SPIRIT OF HONG KONG 香港精神号(3代目)」
 
:ボーイング777-300ER(B-KPB)
 
*「THE SPIRIT OF HONG KONG 香港精神号(4代目)」
 
:ボーイング777-300(B-HNK)
 
*「Asia's world city」
 
:ボーイング747-400(B-HOY)<ref>現在は、機体そのものが同社から退役している。</ref>
 
:ボーイング777-300ER(B-KPF))<ref>現在は、通常塗装による運航である。</ref>
 
*「Progress Hong Kong '''100th Aircraft'''<ref>同社発注の航空機として100機受領したことを記念して施された。</ref>」
 
:エアバスA330-300(B-LAD)<ref>現在は、通常塗装による運航である。</ref>
 
*「member of '''one'''world」
 
:ボーイング777-300ER(B-KPL)<ref>2018年現在は新塗装による運航である。</ref>
 
:エアバスA330-300(B-HLU)
 
:エアバスA340-300(B-HXG)<ref>現在は、機体そのものが同社から退役している。</ref>
 
*「HONG KONG '''TRADER'''」<ref>[http://www.flickr.com/photos/54865173@N07/6457427837/sizes/o/in/photostream/ Cathay Pacific Cargo 747-867F B-LJA]</ref>・<ref>同社の貨物機として初の特別塗装となる。</ref>
 
:ボーイング747-8F(B-LJA)
 
 
 
なお、キャセイパシフィック航空が発注した[[ボーイング]]社製航空機の顧客番号([[ボーイング#カスタマーコード|カスタマーコード]])は'''67'''で、航空機の形式名は747-4'''67''',  747-4'''67'''F,  777-2'''67''', 777-3'''67''', 777-3'''67'''ER などとなる。また、機体の[[機体記号]]について香港では中国返還以前英国租借当時はVR-H**で登録されていたが、中国(台湾を含む)本土との混乱を避けるべくB-H**としていた<ref>中国本土・台湾ではB-0000(4ケタ数字)を使用しているため。</ref>。しかし[[香港航空]]、[[香港エクスプレス航空]]、運航停止済みの[[オアシス香港航空]]、子会社に当たる[[キャセイドラゴン航空]]までもが使用してきた関係上B-H**だけでは手一杯となってしまったなどの背景から最近の登録機材ではB-K**、B-L**などで対処している。
 
 
 
== 就航都市 ==
 
{|class="collapsible wikitable collapsed" style="width: 90%;font-size:85%; border: #999 solid 1px; text-align: lcenter; margin-bottom: 0; margin: 1em auto 1em auto"
 
! colspan="5" style="background: #8B8589;"| '''キャセイパシフィック航空 就航都市''' (2017年10月 現在)
 
|- style="font-weight:bold; background-color:#D3D3D3"
 
|'''国'''
 
|'''都市'''
 
|'''空港'''
 
|'''備考'''
 
|- style="font-weight:bold; background-color:#DDDDDD"
 
|colspan="4" style="text-align: center;"|[[東アジア]]
 
|-
 
|{{HKG}}
 
|[[香港]]
 
|[[香港国際空港]]
 
|'''メインハブ空港'''
 
|-
 
|rowspan="2"|{{TWN}}
 
|[[台北市|台北]]
 
|[[台湾桃園国際空港]]
 
|焦点都市
 
|-
 
|[[高雄市|高雄]]
 
|[[高雄国際空港]]
 
|キャセイドラゴン航空にて運航
 
|-
 
|rowspan="6"|{{CHN}}
 
|[[北京市|北京]]
 
|[[北京首都国際空港]]
 
|rowspan="2"|焦点都市
 
|-
 
|[[上海市|上海]]
 
|[[上海浦東国際空港]]
 
|-
 
|[[廈門市|廈門]]
 
|[[廈門高崎国際空港]]
 
|rowspan="4"|貨物便のみ(旅客便はキャセイドラゴン航空にて運航)
 
|-
 
|[[成都市|成都]]
 
|[[成都双流国際空港]]
 
|-
 
|[[重慶市|重慶]]
 
|[[重慶江北国際空港]]
 
|-
 
|[[鄭州市|鄭州]]
 
|[[鄭州新鄭国際空港]]
 
|-
 
|rowspan="8"|{{JPN}}
 
|rowspan="2"|[[東京都区部|東京]]
 
|[[成田国際空港]]
 
|一部台北/桃園経由便
 
|-
 
|[[東京国際空港|東京国際空港(羽田空港)]]
 
|
 
|-
 
|[[大阪市|大阪]]
 
|[[関西国際空港]]
 
|rowspan="2"|一部台北/桃園経由便
 
|-
 
|[[名古屋市|名古屋]]
 
|[[中部国際空港]]
 
|-
 
|[[札幌市|札幌]]
 
|[[新千歳空港]]
 
|
 
|-
 
|[[福岡市|福岡]]
 
|[[福岡空港]]
 
|rowspan="3"|キャセイドラゴン航空にて運航
 
|-
 
|[[広島市|広島]]
 
|[[広島空港]]
 
|-
 
|[[那覇市|沖縄]]
 
|[[那覇空港]]
 
|-
 
|{{KOR}}
 
|[[ソウル特別市|ソウル]]
 
|[[仁川国際空港]]
 
|一部台北/桃園経由便
 
|-
 
|- style="font-weight:bold; background-color:#DDDDDD"
 
|colspan="4" style="text-align: center;"|[[東南アジア]]
 
|-
 
|colspan="2"|{{SIN}}
 
|[[シンガポール・チャンギ国際空港]]
 
|rowspan="2"|焦点都市
 
|-
 
|{{THA}}
 
|[[バンコク]]
 
|[[スワンナプーム国際空港]]
 
|-
 
|rowspan="3"|{{INA}}
 
|[[ジャカルタ]]
 
|[[スカルノ・ハッタ国際空港]]
 
|
 
|-
 
|[[バリ島]]
 
|[[ングラ・ライ国際空港]]
 
|
 
|-
 
|[[スラバヤ]]
 
|[[ジュアンダ国際空港]]
 
|
 
|-
 
|rowspan="2"|{{MAS}}
 
|[[クアラルンプール]]
 
|[[クアラルンプール国際空港]]
 
|rowspan="2"|貨物便のみ(旅客便はキャセイドラゴン航空にて運航)
 
|-
 
|[[ペナン]]
 
|[[ペナン国際空港]]
 
|-
 
|rowspan="2"|{{PHI}}
 
|[[マニラ]]
 
|[[ニノイ・アキノ国際空港]]
 
|
 
|-
 
|[[セブ島]]
 
|[[マクタン・セブ国際空港]]
 
|
 
|-
 
|rowspan="2"|{{VIE}}
 
|[[ハノイ]]
 
|[[ノイバイ国際空港]]
 
|貨物便のみ(旅客便はキャセイドラゴン航空にて運航)
 
|-
 
|[[ホーチミン市|ホーチミンシティ]]
 
|[[タンソンニャット国際空港]]
 
|
 
|-
 
|{{CAM}}
 
|[[プノンペン]]
 
|[[プノンペン国際空港]]
 
|貨物便のみ(旅客便はキャセイドラゴン航空にて運航)
 
|-
 
|- style="font-weight:bold; background-color:#DDDDDD"
 
|colspan="4" style="text-align: center;"|[[南アジア]]
 
|-
 
|rowspan="6"|{{IND}}
 
|[[デリー]]
 
|[[インディラ・ガンディー国際空港]]
 
|
 
|-
 
|[[ムンバイ]]
 
|[[チャットラパティー・シヴァージー国際空港]]
 
|
 
|-
 
|[[チェンナイ]]
 
|[[チェンナイ国際空港]]
 
|
 
|-
 
|[[ハイデラバード (インド)|ハイデラバード]]
 
|[[ラジーヴ・ガンディー国際空港]]
 
|
 
|-
 
|[[ベンガルール|バンガロール]]
 
|[[ベンガルール国際空港]]
 
|rowspan="3"|貨物便のみ(旅客便はキャセイドラゴン航空にて運航)
 
|-
 
|[[コルカタ]]
 
|[[ネータージー・スバース・チャンドラ・ボース国際空港]]
 
|-
 
|{{BAN}}
 
|[[ダッカ]]
 
|[[シャージャラル国際空港]]
 
|-
 
|{{SRI}}
 
|[[コロンボ]]
 
|[[バンダラナイケ国際空港]]
 
|
 
|-
 
|{{MDV}}
 
|[[マレ]]
 
|[[イブラヒム・ナシル国際空港]]
 
|<ref>[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130724-00000042-minkei-cn キャセイパシフィック、香港からモルディブに就航-10月から週4便] YAHOO! JAPAN ニュース 2013年7月24日付</ref><ref>[http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20130724-00000002-nna_kyodo-nb 【香港】キャセイ、10月にモルディブ便就航] YAHOO! JAPAN ニュース BUSINESS 2013年7月24日付</ref>
 
|-
 
|- style="font-weight:bold; background-color:#DDDDDD"
 
|colspan="4" style="text-align: center;"|[[西アジア]]
 
|-
 
|{{BHR}}
 
|[[マナーマ]]
 
|[[バーレーン国際空港]]
 
|ドバイ経由
 
|-
 
|{{UAE}}
 
|[[ドバイ]]
 
|[[ドバイ国際空港]]
 
|
 
|-
 
|{{ISR}}
 
|[[テルアビブ]]
 
|[[ベングリオン国際空港]]
 
|<ref>[http://flyteam.jp/news/article/69232 キャセイパシフィック航空、2017年3月から香港/テルアビブ線に就航] Fly Team 2016年10月27日付</ref>
 
|-
 
|- style="font-weight:bold; background-color:#DDDDDD"
 
|colspan="4" style="text-align: center;"|[[ヨーロッパ]]
 
|-
 
|rowspan="3"|{{GBR}}
 
|rowspan="2"|[[ロンドン]]
 
|[[ロンドン・ヒースロー空港]]
 
|
 
|-
 
|[[ロンドン・ガトウィック空港]]
 
|<ref>[http://flyteam.jp/news/article/57781 キャセイパシフィック航空、香港/ロンドン・ガトウィック線を開設へ] Fly Team 2015年12月11日付</ref>
 
|-
 
|[[マンチェスター]]
 
|[[マンチェスター空港]]
 
|
 
|-
 
|{{FRA}}
 
|[[パリ]]
 
|[[パリ=シャルル・ド・ゴール空港]]
 
|
 
|-
 
|rowspan="2"|{{GER}}
 
|[[フランクフルト]]
 
|[[フランクフルト空港]]
 
|
 
|-
 
|[[デュッセルドルフ]]
 
|[[デュッセルドルフ空港]]
 
|
 
|-
 
|rowspan="2"|{{ITA}}
 
|[[ミラノ]]
 
|[[ミラノ・マルペンサ国際空港]]
 
|
 
|-
 
|[[ローマ]]
 
|[[フィウミチーノ空港]]
 
|
 
|-
 
|{{NED}}
 
|[[アムステルダム]]
 
|[[アムステルダム・スキポール空港]]
 
|
 
|-
 
|{{SUI}}
 
|[[チューリッヒ]]
 
|[[チューリッヒ空港]]
 
|
 
|-
 
|rowspan="2"|{{ESP}}
 
|[[マドリード]]
 
|[[アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港]]
 
|<ref>[http://flyteam.jp/news/article/54707 キャセイパシフィック航空、2016年6月から香港/マドリード線に就航] Fly Team 2015年9月11日付</ref>
 
|-
 
|[[バルセロナ]]
 
|[[バルセロナ=エル・プラット空港]]
 
|2018年4月15日から通年運航化<ref>[http://www.traicy.com/20171003-CXKAaddflight キャセイパシフィックグループ、バルセロナ・テルアビブ・福岡線を増便] Traicy 2017年10月5日付</ref>
 
|-
 
|{{BEL}}
 
|[[ブリュッセル]]
 
|[[ブリュッセル国際空港]]
 
|<ref name="flyteam20170901">[http://flyteam.jp/news/article/83700 キャセイ、2018年夏にブリュッセル、ダブリン、コペンハーゲン線に就航] Fly Team 2017年9月1日付</ref>
 
|-
 
|{{IRL}}
 
|[[ダブリン]]
 
|[[ダブリン空港]]
 
|<ref name="flyteam20170901"/>
 
|-
 
|{{DNK}}
 
|[[コペンハーゲン]]
 
|[[コペンハーゲン国際空港]]
 
|季節運航便<br/>2018年5月2日から10月12日まで運航予定<ref name="flyteam20170901"/>
 
|-
 
|- style="font-weight:bold; background-color:#DDDDDD"
 
|colspan="4" style="text-align: center;"|[[北アメリカ]]
 
|-
 
|rowspan="3"|{{CAN}}
 
|[[トロント]]
 
|[[トロント・ピアソン国際空港]]
 
|
 
|-
 
|[[バンクーバー (ブリティッシュコロンビア州)|バンクーバー]]
 
|[[バンクーバー国際空港]]
 
|
 
|-
 
|[[カルガリー]]
 
|[[カルガリー国際空港]]
 
|貨物便のみ
 
|-
 
|rowspan="14"|{{USA}}
 
|rowspan="2"|[[ニューヨーク]]
 
|[[ジョン・F・ケネディ国際空港]]
 
|一部バンクーバー経由便
 
|-
 
|[[ニューアーク・リバティー国際空港]]
 
|<ref>[http://www.cathaypacific.com/cx/ja_JP/about-us/press-room/press-release/2013/cathay_pacific_offers_more_choice_and_flexibility_for_new_york_travel_with_launch_of_newark_service.html キャセイパシフィック航空 ニューヨークへの玄関口、ニューアークへ新規就航を発表] 2013年8月14日付プレスリリース</ref>
 
|-
 
|[[ボストン]]
 
|[[ジェネラル・エドワード・ローレンス・ローガン国際空港]]
 
|
 
|-
 
|[[サンフランシスコ]]
 
|[[サンフランシスコ国際空港]]
 
|
 
|-
 
|[[ロサンゼルス]]
 
|[[ロサンゼルス国際空港]]
 
|
 
|-
 
|[[シカゴ]]
 
|[[シカゴ・オヘア国際空港]]
 
|
 
|-
 
|[[ワシントンD.C.]]
 
|[[ワシントン・ダレス国際空港]]
 
|2018年9月15日から就航予定<ref>[http://flyteam.jp/news/article/88272 キャセイ、 2018年9月に香港/ワシントンDC線を開設 A350-1000で週4便] Fly Team 2017年12月22日付</ref>
 
|-
 
|[[シアトル]]
 
|[[シアトル・タコマ国際空港]]
 
|2019年3月31日から就航予定<ref>[http://www.traicy.com/20180719-CXseahkg キャセイパシフィック航空、香港〜シアトル線開設 来年3月から週4便] Traicy 2018年7月19日付</ref>
 
|-
 
|[[アトランタ]]
 
|[[ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港]]
 
|rowspan="8"|貨物便のみ
 
|-
 
|[[ダラス]]
 
|[[ダラス・フォートワース国際空港]]
 
|-
 
|[[ヒューストン]]
 
|[[ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港]]
 
|-
 
|[[マイアミ]]
 
|[[マイアミ国際空港]]
 
|-
 
|[[コロンバス (オハイオ州)|コロンバス]]
 
|[[リッケンバッカー国際空港]]
 
|-
 
|[[アンカレッジ]]
 
|[[テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港]]
 
|-
 
|rowspan="2"|{{MEX}}
 
|[[メキシコシティ]]
 
|[[メキシコ・シティ国際空港]]
 
|-
 
|[[グアダラハラ (メキシコ)|グアダラハラ]]
 
|[[ドン・ミゲル・イダルゴ・イ・コスティージャ国際空港]]
 
|-
 
|- style="font-weight:bold; background-color:#DDDDDD"
 
|colspan="4" style="text-align: center;"|[[オセアニア]]
 
|-
 
|rowspan="6"|{{AUS}}
 
|[[シドニー]]
 
|[[シドニー国際空港]]
 
|
 
|-
 
|[[アデレード]]
 
|[[アデレード空港]]
 
|
 
|-
 
|[[ブリスベン]]
 
|[[ブリスベン空港]]
 
|一部ケアンズ経由便<br/>ケアンズ経由便は2018年3月までに直行便化予定<ref>[http://www.traicy.com/20170319-CXroute キャセイパシフィック航空、ヨーロッパ・オーストラリア・北米路線を拡充] Traicy 2017年3月19日付</ref>
 
|-
 
|[[ケアンズ]]
 
|[[ケアンズ国際空港]]
 
|
 
|-
 
|[[メルボルン]]
 
|[[メルボルン空港 (オーストラリア)|メルボルン空港]]
 
|
 
|-
 
|[[パース (西オーストラリア州)|パース]]
 
|[[パース空港]]
 
|
 
|-
 
|rowspan="2"|{{NZL}}
 
|[[オークランド (ニュージーランド)|オークランド]]
 
|[[オークランド国際空港 (ニュージーランド)|オークランド国際空港]]
 
|
 
|-
 
|[[クライストチャーチ]]
 
|[[クライストチャーチ国際空港]]
 
|季節運航便<br/>2017年12月1日から2018年2月28日まで運航予定<ref>[http://flyteam.jp/news/article/76156 キャセイ、香港/クライストチャーチ線の直行便を就航 A350で季節便] Fly Team 2017年3月1日付</ref>
 
|-
 
|- style="font-weight:bold; background-color:#DDDDDD"
 
|colspan="4" style="text-align: center;"|[[アフリカ]]
 
|-
 
|rowspan="2"|{{RSA}}
 
|[[ヨハネスブルグ|ヨハネスブルク]]
 
|[[O・R・タンボ国際空港]]
 
|
 
|-
 
|[[ケープタウン]]
 
|[[ケープタウン国際空港]]
 
|季節運航便<br/>2018年11月13日から2019年2月28日まで運航予定<ref>[http://www.traicy.com/20180224-CXcapetown キャセイパシフィック航空、ケープタウン就航 季節便で週3便] Traicy 2018年2月24日付</ref>
 
|-
 
|- style="font-weight:bold; background-color:#DDDDDD"
 
|colspan="4" style="text-align: center;"|休・廃止路線
 
|-
 
|rowspan="2"|{{SAU}}
 
|[[リヤド]]
 
|[[キング・ハーリド国際空港]]
 
|
 
|-
 
|[[ジッダ|ジェッダ]]
 
|[[キング・アブドゥルアズィーズ国際空港]]
 
|ドバイ経由便
 
|-
 
|{{UAE}}
 
|[[アブダビ]]
 
|[[アブダビ国際空港]]
 
|一部リヤド経由便
 
|-
 
|{{PAK}}
 
|[[カラチ]]
 
|[[ジンナー国際空港]]
 
|バンコク経由便
 
|-
 
|{{RUS}}
 
|[[モスクワ]]
 
|[[ドモジェドヴォ空港]]
 
|
 
|-
 
|{{QAT}}
 
|[[ドーハ]]
 
|[[ハマド国際空港]]
 
|2016年2月16日から、[[カタール航空]]のコードシェア便に変更<ref>[http://flyteam.jp/news/article/55885 キャセイパシフィック航空、香港/ドーハ線を運休 2016年2月15日最後に] Fly Team 2015年10月20日付</ref>
 
|-
 
|}
 
[[File:CX-CathayPacific-World-Dest.svg|thumb|キャセイパシフィック就航地。 {{legend|#ff5c5c|中国(北京と上海を除き、旅客便を中心としてキャセイドラゴン航空が運航している)}} {{legend|#0066ff|キャセイパシフィック航空による旅客便と貨物便の就航地}}]]
 
[[香港国際空港]]を[[ハブ空港|拠点]]とし、[[南アメリカ|南アメリカ大陸]]を除く全大陸の主要85都市へ就航している。特に[[アジア]]、[[オセアニア]]路線が充実している。
 
また、上記以外の都市へも他社との[[コードシェア便|コードシェア]]で就航している便もある。
 
 
 
== サービス ==
 
[[ファイル:CX B777-300.JPG|thumb|220px|ボーイング 777-300型機]]
 
キャセイパシフィック航空は、2005年、2006年と続けて2年連続、さらには2009年にも[[イギリス]]の[[スカイトラックス]]社のランキングで最高賞であるエアライン・オブ・ザ・イヤー賞を獲得するなど世界でも[[シンガポール航空]]と並びトップクラスのサービスで定評がある。日本に就航している外資系[[航空会社]]の中では、日本人[[客室乗務員]]の在籍人数が最も多く、日本人乗務員も[[香港]]発着の同社就航路線全てに乗務しているため、どの路線においても日本語が通じるケースが多い。
 
 
 
また同社の安全性は非常に高いことでも知られ、重大事故は[[キャセイ・パシフィック航空700Z便爆破事件|1972年]]以降一件も起こしていない。最新鋭の技術を常に取り入れ、例えば機内[[エンターテイメント]]に関してはStudioCXと呼ばれるパーソナルテレビがかなり早い段階からエコノミークラスにも装備された。
 
 
 
2007年から[[ボーイング777|ボーイング777-300ER]]を導入を機に機内エンターテイメントやシートをリニューアルするプロジェクトが進んでいて2009年度までにほとんどの機体でリニューアルが完了される予定。改修後はビジネスクラスがフルフラット化やエコノミークラスにはPC電源とリクライニングしても後部座席に影響を与えないデザインになっている。更にStudioCXの最新版としてパナソニックアビエーション社製eX2のAVOD対応のシートテレビを全機材にリプレースしている。2年〜3年にかけて更新する予定。
 
 
 
=== マイレージプログラム ===
 
[[マイレージプログラム]]として、「アジアマイル」と上級組織にあたる「ザ・マルコポーロクラブ」の2種類がある。どちらも[[ワンワールド]]加盟航空会社でマイルを獲得できる。数あるマイレージプログラムの中でも「ザ・マルコポーロクラブ」は他社のように年間で規定のマイルを貯めて入会できるというものではなく、入会金の支払により入会できる珍しいシステムを採用している(入会後は年間最低4セクター以上搭乗しないと会員資格を喪失する)。ただし、初期のレベルではワンワールドのステータスはなく、ルビークラス以上になるためにはやはり規定のマイルを貯めなくてはならない。また、アジアマイルにはランクが存在しないので、いくらマイルを貯めても、アジアマイル会員のままでは上級会員とならない。
 
 
 
[[ワンワールド]]加盟各社以外に、下記の航空会社と提携している。
 
 
 
* [[エアリンガス]]
 
* [[アラスカ航空]]
 
* [[中国国際航空]]
 
* [[中国東方航空]]
 
* [[ガルフ航空]]
 
* [[ロイヤル・ブルネイ航空]]
 
* [[ニュージーランド航空]]
 
 
 
=== ラウンジ ===
 
[[File:CX The Wing Long Bar.jpg|thumb|香港国際空港 The Wing]]
 
上級クラスまたは「ザ・マルコポーロクラブ」の上級会員向けの乗客に[[空港ラウンジ]]のサービスを提供している。
 
ラウンジの名称は空港ごとに異なる。
 
 
 
ソファー、無料のアルコールやソフトドリンク、新聞や雑誌が提供される。
 
 
 
ラウンジによっては、ホットミール、軽食、「ヌードルバー」で出来立ての麺類を注文することができる。
 
 
 
本拠地香港では複数のラウンジを提供している。
 
* The Wing First Class /  Business Class Lounge「寰宇堂」
 
** ファーストクラスラウンジとビジネスクラスラウンジで場所が異なる。
 
** ファーストクラスラウンジではダイニングエリア「ザ・ヘイヴン」でレストラン形式でメニューから注文することができる。また、ザ・カバナで入浴することもできる。
 
* The Pier First Class /  Business Class Lounge「玉衡堂」
 
* The Bridge「逸連堂」
 
* The Cabin「爾雅堂」
 
* The Arrival「賞心堂」
 
** 到着ラウンジ。このラウンジのみ、制限エリア外にある。
 
** レストラン形式でメニューから注文することができる。
 
 
 
日本では、[[東京国際空港]](キャセイパシフィック羽田ラウンジ)、[[成田国際空港]](Cathay Pacific First and Business Class Lounge)、[[関西国際空港]](Lounge Pacific)でサービスを提供している。
 
その他の空港の就航地では指定された他社のラウンジが利用できる。
 
 
 
=== 機内誌 ===
 
[[機内誌]]「ディスカバリー」(Discovery)がある。英語と中国語で書かれている。
 
エコノミークラスを含むすべてのクラスに搭載されている。また、[[電子書籍]]として[[iPad]]にも無料で配信している。
 
<ref>{{Cite web |author= |date= |url=http://www.cathaypacific.com/cx/ja_JP/travel-information/inflight/entertainment/cx-magazines.html |title=キャセイパシフィック航空 - 機内エンターテイメント、機内誌、ディスカバリー、新聞 - キャセイパシフィック航空 |work= |publisher=キャセイパシフィック航空 |accessdate=2015-09-27}}</ref>
 
 
 
== その他 ==
 
* '''主な事件・事故   '''
 
** '''[[キャセイ・パシフィック航空機ハイジャック事件]](1948年)'''
 
** '''[[キャセイ・パシフィック航空機撃墜事件]](1954年)'''
 
** '''[[キャセイ・パシフィック航空700Z便爆破事件]](1972年)'''
 
* [[BBCワールドニュース]]で放送している「アジア・ビジネスレポート」のスポンサーである。
 
* [[コーポレートアイデンティティ|CI]]は、[[アメリカ合衆国]]の大手デザイン事務所[[ランドーアソシエイツ]]の手によるものである<ref>http://landor.com/#!/work/case-studies/cathay-pacific-airways/</ref>。[[コーポレートカラー]]は翡翠色とも呼ばれる深い[[緑色]]である。
 
*現拠点空港であるチェク・ラップ・コク空港が開港するまでは、世界で最も着陸が難しい空港と謳われた[[啓徳空港]](閉港)を拠点空港で使用していた為、[[啓徳空港#香港アプローチ・香港カーブ|香港カーブ]]により訓練されたパイロットの技術レベルは他社と比較して高いと言われる。
 
* コーポレート[[イメージソング]]として「[[愛のテーマ (バリー・ホワイトの曲)|愛のテーマ]]」(作曲:[[バリー・ホワイト]]、演奏:ラブ・アンリミテッド・オーケストラ)があり、[[テレビコマーシャル]]などで使用されていた。
 
* [[1998年]]に同社の機内で泥酔して暴言を吐く、喫煙するなどした[[オアシス (バンド)|オアシス]]のボーカル、[[リアム・ギャラガー]]を永久利用禁止にしている。
 
*[[2011年]]、機内で乗務員が猥褻な行為に及んでいるとされる写真が流出、同社が始める予定だったキャンペーンが延期となった。
 
*[[2012年]]、客室乗務員組合が労使交渉が妥結しない場合、乗客に「笑顔」でのサービスを拒否すると通告した<ref>キャセイパシフィック航空、「笑顔」の無い機内サービスを回避、労使交渉合意[http://response.jp/article/2012/12/26/187769.html]</ref>。
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
<references/>
 
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[キャセイ・パシフィック航空機ハイジャック事件]](1948年)
 
* [[キャセイ・パシフィック航空機撃墜事件]](1954年)
 
* [[キャセイ・パシフィック航空700Z便爆破事件]](1972年)
 
* [[香港国際競走]] - 香港で開催される[[競馬]]のレースで、2012年まで同社がメインスポンサーを引き受けていた(現在は時計メーカーのロンジンが引き受けている)。
 
 
 
== 外部リンク ==
 
{{Commons|Cathay Pacific}}
 
* [http://www.cathaypacific.com/cx.html Welcome to Cathay Pacific] - 公式サイト・トップ《当該ページより地域ごとに用意された公式サイトに接続》
 
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*[http://www.cathayholidays.co.jp/chj/ja/homepage キャセイホリデージャパン(日本語版)]
 
*[http://ja.oneworld.com/member-airlines/cathay-pacific キャセイパシフィック航空~oneworld] - [[航空連合]]「[[ワンワールド]]」Webサイト内に掲載されている当社紹介ページ
 
*[http://www.asiamiles.com/jp/ アジア・マイル] - 当社の完全子会社「アジア・マイル リミテッド」が管理・運営するトラベル特典プログラム
 
 
 
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2019/4/28/ (日) 22:24時点における最新版

キャセイパシフィック航空國泰航空有限公司Cathay Pacific Airways Limited, HKSE:0293

中国のホンコン特別行政区を拠点とする大手航空会社。1946年アメリカ人ロイ・C.ファレルとオーストラリア人シドニー・H.デ・カンツォの 2人が 1ホンコン・ドルずつを出し合って会社を登録,設立した。1948年,ホンコンの大手貿易会社スワイヤ・グループとオーストラリア国営航空が資本参加して,同 1948年夏から運航を開始した。2006年,ホンコン第2の航空会社ドラゴンエアを傘下に収め,名実ともにホンコンのフラッグ・キャリアとなる。2010年からはボーイング747-400F(ボーイング747)による世界一周貨物便を運航。保有機は 2011年初の時点でおよそ 125機,ほかにエアバスが開発中のエアバスA350XWB30機を含む 60機以上の機材を発注している。



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