「グルコース-6-ホスファターゼ」の版間の差分

提供: miniwiki
移動先:案内検索
(1版 をインポートしました)
 
1行目: 1行目:
'''グルコース-6-ホスファターゼ'''(Glucose 6-phosphatase、{{EC number|3.1.3.9}})は、[[グルコース-6-リン酸]]から[[リン酸]]部分を除去する[[糖新生]]経路の[[酵素]]である。
+
'''グルコース-6-ホスファターゼ'''(Glucose 6-phosphatase、{{EC number|3.1.3.9}}
 +
 
 +
[[グルコース-6-リン酸]]から[[リン酸]]部分を除去する[[糖新生]]経路の[[酵素]]である。
  
 
グルコースが細胞に取り込まれると直ちにリン酸化が起こるのは、これが拡散してしまうのを防ぐためである。リン酸化により電荷が導入されるので、グルコース-6-リン酸は容易に[[細胞膜]]を通過することができない。
 
グルコースが細胞に取り込まれると直ちにリン酸化が起こるのは、これが拡散してしまうのを防ぐためである。リン酸化により電荷が導入されるので、グルコース-6-リン酸は容易に[[細胞膜]]を通過することができない。
 
グルコース-6-ホスファターゼの主目的は、[[グルコース]]を[[細胞]]の[[膜タンパク質]]である[[グルコーストランスポーター]]経由で細胞外に放出するためにグルコース-6-リン酸を[[リン酸化反応|脱リン酸化]]することである。
 
グルコース-6-ホスファターゼの主目的は、[[グルコース]]を[[細胞]]の[[膜タンパク質]]である[[グルコーストランスポーター]]経由で細胞外に放出するためにグルコース-6-リン酸を[[リン酸化反応|脱リン酸化]]することである。
  
== 所在 ==
 
グルコース-6-ホスファターゼは、グルコースの[[恒常性]]維持のための役割をもつ[[肝臓]]と[[腎臓]]で見られ、網状組織内部原形質の内膜に存在する。[[筋肉]]と[[脳]]はこの酵素を含んでおらず、結果、いくらかのグルコース-6-リン酸は、[[グリコーゲンの分解]]で[[解糖系]]によって[[アデノシン三リン酸]] (ATP) 合成に使われていることになる。
 
 
== 臨床での意義 ==
 
グルコース-6-ホスファターゼの欠乏はフォン・ギールケ病と呼ばれる[[糖原病]]につながる。
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[ヘキソキナーゼ]]
 
 
== 外部リンク ==
 
* {{MeshName|Glucose-6-Phosphatase}}
 
 
{{解糖系の酵素}}
 
{{解糖系の酵素}}
 +
{{テンプレート:20180815sk}}
 
{{DEFAULTSORT:くるこすほすふあたせ}}
 
{{DEFAULTSORT:くるこすほすふあたせ}}
{{Biosci-stub}}
+
 
 
[[Category:EC 3.1.3]]
 
[[Category:EC 3.1.3]]
 
[[Category:解糖系]]
 
[[Category:解糖系]]

2018/10/10/ (水) 05:20時点における最新版

グルコース-6-ホスファターゼ(Glucose 6-phosphatase、EC 3.1.3.9

グルコース-6-リン酸からリン酸部分を除去する糖新生経路の酵素である。

グルコースが細胞に取り込まれると直ちにリン酸化が起こるのは、これが拡散してしまうのを防ぐためである。リン酸化により電荷が導入されるので、グルコース-6-リン酸は容易に細胞膜を通過することができない。 グルコース-6-ホスファターゼの主目的は、グルコース細胞膜タンパク質であるグルコーストランスポーター経由で細胞外に放出するためにグルコース-6-リン酸を脱リン酸化することである。




楽天市場検索: