スプライト (炭酸飲料)

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ファイル:Sprite 500ml bottle japanese.jpg
国内で販売されていたスプライト500mlペットボトル(2011年)

スプライト(Sprite)は、コカ・コーラ社が販売しているレモンライム風味の炭酸飲料

概要

ドイツコカ・コーラ社が発売した、レモンライム風味のファンタ、「クリアレモンファンタ」を基にした商品である。1961年アメリカ合衆国コカ・コーラ社が、レモンライム風味の飲料「7 Up」に対抗するために、元気を意味する Spirit と妖精を意味するSpriteから「スプライト」と名付けて発売した。コカ・コーラと異なりカフェインは含有しない。190以上の国々で販売されている。

滑り止めを兼ねた凹部をほどこした独特のデザイン性のある透明な緑色のガラス瓶は、日本でイメージづくりに貢献してコカ・コーラに並び同社の定番商品となった。コカ・コーラが含有するカフェインリン酸は子供にとって不健康なイメージが広がっていた時期もあり、「スプライトは子供に安心して与えられる」イメージや高めに含まれた炭酸による爽快感から、好評を得た。炭酸飲料の容器としてガラス瓶の代わりにペットボトルが用いられるようになると、スプライトの突出したイメージが弱くなり自動販売機で扱われない場合が多くなった。

1998年にガラス瓶時代の凹部を付けたペットボトルタイプを販売した。2001年にドライレモンフレーバーにリニューアルされた時にファンタなどとデザインが統一されたが、2011年7月にレトロ調のデザインで復活した。

日本

日本での歴史

ファイル:Sprite bottle.JPG
ビンづめのスプライト

日本では何度かフレーバーのリニューアルが行われており、1970年の発売以来のロゴが変更された1988年からその傾向が強まった。それまでも何度か味を変えているが、調整の範囲内のものである。

  • 1988年 発売以来からのロゴを廃止し、新ロゴを採用。
  • 1990年 ライムとレモンを合わせた造語である「ライモン」を強調したパッケージに変更し、味も甘さ主体から酸味を強調した味に変更された。
  • 1993年 従来のスプライトは「甘さ・炭酸控えめ」を強調した味に変更。その一方で当時人気だったキリンレモンセレクトの対抗馬として微炭酸/果汁2%の「スプライトクールレモン」を発売。
  • 1996年 スプライトクールレモンをリニューアルし、「スプライトクール」に変更。通常のスプライトは、レギュラーサイズびんのみの販売となる。
  • 1997年 スプライトクールを無果汁に変更。
  • 1998年 スプライトクールの販売を終了し、新スプライトとしてリニューアル発売。
  • 2001年 レモン味を強調した、ドライレモンフレーバーのスプライトが3月に関西地区限定で発売された後、6月に全国発売。
  • 2005年 ドライレモンから、従来のレモンライムフレーバーのスプライトにリニューアル発売。ペットボトル製品は全国販売されたが、それ以外はローカル製品となる。
  • 2007年 銀色基調の新パッケージに変更。再び全国販売となる。
  • 2008年 グリーン基調のパッケージに変更され、味も旧来の強炭酸に戻る。一部地域では未発売。同年9月29日、スプライトに3個のシゲキ(ガラナ・グリーンティ カフェイン・グルコース)を配合した「スプライト3G」も登場。

また、カロリーゼロを謳った「ダイエットスプライト」も2002年4月に発売され、2007年7月に「スプライト ゼロ」にリニューアルされた。2003年4月には、セブン-イレブン限定で復刻版の「スプライトクラシックテイスト」が、2005年6月には、セブン-イレブン限定で強炭酸の「スプライトX」が発売された。2006年9月には、強炭酸の「スプライトスパークリングレモン」が発売された。2007年3月、ロゴマークを変更し、再び凹部を付けたペットボトルにリニューアルされた。

2008年当時は東京コカ・コーラボトリングや三国コカ・コーラボトリング等の一部ボトラーでは販売されなかった。また、日本コカ・コーラでは「ファンタ」のシリーズ品として「ファンタ ゼロサイダー」を発売し、スプライトが売られていない地域では、この「ファンタ ゼロサイダー」が事実上の後継商品として位置付けられていた。

2009年、CCCMC切替以降製造中止。2010年以降のリニューアルまで、在庫のみの販売。

2011年7月、日本国内初登場時の緑のガラス瓶をモチーフにしたラベルデザインとロゴマークにリニューアルし、販売再開。このリニューアル時に保存料不使用になった。

2012年4月にパッケージデザインをリニューアル。パッケージ裏面に1970年代をイメージさせるカタカナのロゴフォントを復刻したほか、パッケージ下部にあった文字要素がなくなり、初代の緑のガラス瓶のイメージに一層近づけた。また、従来の4サイズ(160ml缶/350ml缶/500mlペットボトル/1.5Lペットボトル)に加え、新たに250ml缶、280ml缶、500ml缶、280mlペットボトルが加わり、8サイズに拡大した。なお、コカ・コーラの製品情報には掲載されていないが、後に地域限定で300mlペットボトルも設定された。

2012年5月に上記パッケージデザインを踏襲した「スプライト ゼロ」をセブン-イレブン限定で発売。なお、日本コカ・コーラの公式サイト上には掲載されていない。パッケージはロゴと瓶の配色が逆になっている他、「500ml」と表記されていた場所にアルファベット及びカタカナで「ゼロ」と表記されている。

2013年3月にパッケージリニューアル。ロゴマークを一新したほか、500mlペットボトルは内容量を470mlに変更するとともに、スリムボトルに改良。さらに、ペットボトル製品はキャップの色を緑に変更した。

2014年5月にリニューアル。再発売以来初めて中身も改良され、レモンライムの風味を強化。また、ロゴの縁取り部にブルーが加えられた。併せて、コカ・コーラの製品情報には未掲載だった300mlペットボトルが新たに掲載されるようになった。

2015年4月に470mlペットボトルと1.5Lペットボトルをパッケージリニューアル。ロゴ背景色の上部をブルーに変更し、ロゴの左上に黄色の字で「強炭酸のシゲキ!」が新たに表記された。

2016年5月にリニューアル。2年ぶりに中身を改良し、レモンとライムの果汁(果汁1%)を加えた新処方に変更[1]。また、ラインナップの見直しにより、500ml缶を廃止した。

2017年5月29日には、北東北限定「スプライト」を発売[2]。同年6月には、難消化性デキストリン食物繊維)を配合し、カロリーゼロ設計とした特定保健用食品「スプライト エクストラ」を発売した。本品は通常の「スプライト」とは異なり、白基調のパッケージデザインとなる[3]

2018年5月21日に、「スプライト エクストラ」がパッケージデザインを変更するリニューアルが行われた[4]

日本での種類

  • スプライト
  • スプライト エクストラ【特定保健用食品】

かつて販売していた種類

  • スプライト ライム&レモン
  • スプライト ライト ライム&レモン
  • スプライト クールレモン
  • スプライト クール
  • スプライト ドライレモン
  • スプライト復刻版クラシックテイスト(セブン-イレブン限定)
  • スプライト X(セブン-イレブン限定)
  • スプライト スパークリングレモン
  • スプライト 3G
  • スプライト ライモンショッツ
  • ダイエットスプライト
  • スプライト ゼロ(2007年版:全国発売、2012年版:セブン-イレブン限定)

容器

  • スプライト
    • 160ml缶 - 製造中
    • 250ml缶 - 製造中(2012年4月追加)
    • 280ml缶 - 製造中(2012年4月追加)
    • 350ml缶 - 製造中
    • 500ml缶 - 製造終了(2012年4月追加、リニューアルに伴って2016年5月をもって製造終了)
    • 280mlペット - 製造中(2012年4月追加)
    • 300mlペット - 製造中(2013年から一部地域で販売されていたが、2014年5月のリニューアル時にレギュラー製品化)
    • 470mlペット - 製造中(2013年3月に500mlペットに替わって追加)
    • 500mlペット - 製造終了
    • 1500mlペット - 製造中
  • スプライト エクストラ
    • 470mlペット - 製造中

CM

注釈

関連項目

外部リンク