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|タイトル=タイムボカン
 
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|説明=
 
|ジャンル=[[ロボットアニメ]]、[[ギャグアニメ]]
 
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{{Infobox animanga/TVAnime
 
|タイトル=
 
|原作=タツノコプロ企画室
 
|総監督=[[笹川ひろし]]
 
|シリーズ構成=
 
|脚本=[[鳥海尽三]]ほか
 
|キャラクターデザイン=[[天野嘉孝]]
 
|メカニックデザイン=[[中村光毅]]
 
|アニメーション制作=[[タツノコプロ]]
 
|製作=[[フジテレビジョン|フジテレビ]]、[[タツノコプロ]]
 
|放送局=フジテレビ系列
 
|放送開始=[[1975年]][[10月4日]]
 
|放送終了=[[1976年]][[12月25日]]
 
|話数=全61話
 
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|ウィキポータル= [[Portal:アニメ|アニメ]]
 
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『'''タイムボカン'''』(英語表記:Time Bokan)は、[[フジテレビジョン|フジテレビ]][[フジネットワーク|系列]]で[[1975年]][[10月4日]]から[[1976年]][[12月25日]]まで毎週土曜18時30分 - 19時00分に全61話が放映された、[[タツノコプロ]]制作による[[テレビアニメ]]<ref>[https://kotobank.jp/word/タイムボカン-753789 タイムボカンとは]コトバンク</ref>。この作品のヒットにより、『[[タイムボカンシリーズ]]』が誕生した。
 
  
[[2016年]]秋より、本作の[[リメイク]]作品『[[タイムボカン24]]』が放送開始<ref>[http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1603/26/news021.html タツノコプロ×レベルファイブ 「タイムボカン24」制作決定! タツノコキャラが共演する「Infini-T Force」も発表]ねとらぼ</ref>。これに併せ、[[2016年]]7月から9月まで[[讀賣テレビ放送|ytv]]の[[MANPA]]枠にて傑作選が放送された。
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『'''タイムボカン'''』(英語表記:Time Bokan)
  
== 概要 ==
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日本のテレビアニメ。放映はフジテレビ系列(1975年10月~1976年12月)。制作:タツノコプロ。声の出演:太田淑子ほか。「タイムボカン」シリーズ1作目。
本作の企画は、[[ミニカー (玩具)|ミニカー]]を売るためのアニメという発想で、[[1966年]]のアメリカ映画『[[グレートレース|グレート・レース]]』の影響を受けたカーレースものが源流である<ref>Darts編「スタッフインタビュー シリーズ構成/小山高生」『タイムボカン大全集2 悪の華道』[[ソフトバンク]]、1998年6月30日、ISBN 4-7973-0562-2、82頁。</ref>。[[1972年]]頃には「時空を超えた善悪のタイムマシンによるコミカルな競争」という本作の企画が決定。『タンマー大混戦』や『ちょちょいのタンマー』『すっとびタンマー号』などのタイトルがつけられて、その時点でメカブトンのデザインは出来上がり、15分の[[パイロット版|パイロットフィルム]]を制作。このパイロットフィルムは第1話やオープニングに一部流用された。パイロットフィルムでの淳子は金髪だったため、本編では青の髪だった淳子の髪はその流用されたカットで金髪になっている。
 
  
タツノコプロでは当時、ハードなアクションものが続いたためギャグものを、ということだったが、ギャグにしてはタイムトラベルやメカの要素などが盛り込まれた本作は、監督の[[笹川ひろし]]によると中途半端な印象を与えたといい、スポンサーがつかずに放映決定まで3年を要することになった。主人公の名前は当時の人気アイドルから取られ、[[野口五郎]]と[[天地真理]]から五郎と真理だったのが、放映が決定するまで3年の間、アイドルの人気の変遷から、真理が[[桜田淳子]]から取った淳子になっており、放送の決定後、タイトルが『タイムボカン』と改められた。本作は後のシリーズ作品のように、主人公の2人もしくは1人が、変身してヒーローにならない唯一の作品である。
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丹平と淳子およびマージョは2つの山形の隆起がついたヘルメットを常に着用している。この隆起のモチーフは、キャラクターデザインを担当した[[天野嘉孝]]によれば、[[ブラジャー]]である<ref>Darts編「スタッフインタビュー 天野嘉孝」『タイムボカン大全』ソフトバンク、1997年9月29日、ISBN 4-7973-0366-2、80-81頁。</ref>。
 
 
 
マージョ、グロッキー、ワルサーの「悪玉トリオ」には決まった名称は無いが、後年の出版物では便宜上「マージョ一味」と呼ばれている。木江田研究所での会話をあの手この手で盗聴し、丹平達が出た後を追跡し、木江田博士からダイナモンドの場所を聞き出す事を狙う。
 
 
 
当初は2クール全26話を予定。平均[[視聴率]]19.0%、最高視聴率26.3%(タツノコプロが所有する資料による)<ref>[https://web.archive.org/web/20070428231414/http://www.tatsunoko.co.jp/tatsunocomm/Legacy/200701.html タツノコ世界遺産 タツノコ作品と視聴率]([[インターネットアーカイブ]]のキャッシュ)</ref>と好評を博し、まず2クール、その後さらに1クール延長され、最終的に全61話となった。当初の目的の一つだった木江田博士と中盤で再会するのはその名残である。その後はダイナモンド探しの話が中心となるが、時によっては、第36話や第46話などの様に、丹平たちがダイナモンド探しとは別の目的で時間旅行をし、それを盗聴した三悪が「その場所にダイナモンドが有る」と速断して後を追うという展開も、時々行われた。
 
 
 
丹平役の太田、淳子役の岡本、チョロ坊役の桂は次作の『ヤッターマン』においても主人公キャラを担当した。
 
 
 
== 用語 ==
 
;ダイナモンド
 
:本作の探索対象である'''ダイナモンド'''(Dynamond)は、「宇宙一高価で、[[ウラン]]以上の爆発力を秘める宝石」とされている。また、dyna-は「力」を意味する接頭語でもある。
 
:第25話においてマージョ一味はダイナモンドを利用したダイナモンド光線銃で、シャーウッドの森を一瞬にして大爆発させている。そんな力を秘めたダイナモンドだが、正体は[[隕石]]。しかも空気に触れる事で力を失ってただの石になっていく弱点があり、最終話で探し当てたダイナモンドも、長年の空気との接触でただの石になってしまった。
 
:しかも、そのダイナモンドの所在地(つまりペラ助の故郷にして、かつて木江田博士がいた場所)は、最終話で[[ローラーコースター|ジェットコースター]]や人工火山などが存在する「[[遊園地]]」、それも現代の、木江田研究所とマージョ屋敷の間にあったことが判明する。この「探索対象物は意外な所に存在する」などの、いわゆる「どんでん返し」は、その後のシリーズ作品にも受け継がれることとなる。
 
:なお、常にカットされた宝石で登場しており、原石では出てこない。
 
:また、最終話のサブタイトルは正しくは「ダイ'''ナ'''モンドを発見だペッチャ」だが、本放送時の番組表では誤植のため「ダイ'''ヤ'''モンドを発見だペッチャ」と書かれていた。
 
 
 
== ストーリー ==
 
木江田博士はカブトムシ型[[タイムマシン]]「'''タイムボカン'''」の試運転に出かけたが、行方不明となってしまう。帰ってきたのはオウムのペラ助と世界最高級の宝石「'''ダイナモンド'''」だった。木江田博士の孫娘・淳子と博士の助手の丹平はコンビを組み、どこかの時代に消えてしまった博士を[[タイムトラベル]]しながら探すが、ダイナモンドを狙う悪玉トリオがその道中で邪魔をする。
 
 
 
その後、木江田博士は現代に帰還し丹平たちと再会する(第27話)。それ以降は、悪玉トリオのダイナモンド入手の阻止や、ペラ助の故郷探しなどの旅をする。
 
 
 
== 登場キャラクター ==
 
=== 善玉キャラクター ===
 
; 丹平(たんぺい)
 
: [[声優|声]] - [[太田淑子]]
 
: 本作の主人公。木江田博士の助手として働く少年。中学1年生の13歳。メカに強く、運動神経も抜群であり、博学多才で歴史にも強い。勇敢な熱血漢で純真だが、美少女に弱く、少しおっちょこちょい。淳子、チョロ坊、ペラ助からは「丹平ちゃん」と呼ばれている。破損したタイムボカンを修理することが出来るらしく、台詞の中にもそれを思わせるものがある。また格闘戦にも強く、第13話でワルダー王([[アトランティス]]の独裁者)配下の兵士や、第36話で[[ヒヒ]]一族の兵士などを、素手で倒したこともある。親兄弟や通学などの様子は描かれていない。
 
; 淳子(じゅんこ)
 
: 声 - [[岡本茉利]]、[[よこざわけい子|横沢啓子]](34、35、36話)
 
: 本作のヒロイン。木江田博士の孫娘。小学5年生の10歳。博学多才な[[大和撫子]]。祖父思いの優しい娘である。面倒見が良くみんなから慕われている。泣き虫だが芯は強い。美少女に弱い丹平を諌めることもしばしば。家族は祖父以外は登場せず、[[小学校]]に通う様子や丹平以外の交友関係も描かれなかった。また、丹平と共にいつも二つのコブがある独特な形状をしたヘルメットを被りながら、専用のスーツを着ており、最終話まで2人の私服姿は登場しなかった<ref group="注">ただし、淳子は第8話で[[モンゴル]]の花嫁衣装を着ており、第12話では『[[モナリザ]]』のモデルになった時は絵画と同じ衣装を身に着けている。その時はヘルメットを脱いでおり、深緑色の[[ロングヘア|長髪]]を見せている。</ref>。第27話では歌も披露している。
 
; チョロ坊(チョロぼう)
 
: 声 - [[桂玲子]]
 
: 丹平が作ったロボット。知能は幼稚園児並み。初めはペラ助を敵対視していたが、次第に仲良くなった。動力源は背中のゼンマイ。ただし、ゼンマイが切れても歩行出来なくなるだけで本体は動作可能だが、肝心な時に必ずゼンマイが切れるため、ペラ助並みに丹平や淳子の足を度々引っ張る。体長は低いものの、手足は伸縮可能で、口吻部はガスバーナーになっている。
 
; 木江田博士(きえたはかせ)
 
: 声 - [[槐柳二]]
 
: 淳子の祖父。60歳。世界的な科学者でタイムボカンの試運転に出かけた際にペラ助にタイムボカンを奪われてしまい、第27話で生還するまで消息不明だった。帰還後は丹平たちと冒険に同行し、ダイナモンドを追うものの、時々ダイナモンド調査を丹平たちに任せて留守番したり高齢を理由に置いてけぼりを食らったりすることもある。友人の友田博士(声 - [[池田勝]])がいる。
 
; ペラ助(ペラすけ)
 
: 声 - [[滝口順平]](タイトルコール、次回予告も兼任)
 
: オウムで語尾は「だペッチャ」。博士の消息を知る唯一の存在だが、いい加減な証言が多い。唯一怖いのは妻のオタケさんで、妻から逃げたい一心でメカブトンを奪った。しかも、かなり食いしん坊であり、シュークリームが大好物。とにかく自由になりたい、もしくは料理を食べたいだけという、とんでもない理由で嘘の証言をして、丹平たちに無駄足を踏ませるほど引っかき回す。後半に入るとマージョ屋敷に潜入し、マージョ一味がダイナモンド探しに出ようとする一部始終を見聞きして丹平たちに知らせることがよくあった。
 
; オタケさん
 
: 声 - [[遠藤晴]]
 
: オウムでペラ助の妻。いつも夫のペラ助をこき使って楽をしていたが、内心は夫を愛している。ペラ助がいなくなった後は博士と共に共同生活をしていた。
 
 
 
=== 悪玉キャラクター ===
 
; マージョ
 
: 声 - [[小原乃梨子]]
 
: 悪玉トリオの女ボス。30歳。容姿端麗でスタイル抜群。後のシリーズの同ポジションのキャラクターと違い、仮面の類は着用せず常に素顔である。色っぽく、男などを騙し続ける。ダイナモンドの独占を最優先しており、そのためならいかなる手段も選ばず、とりわけ丹平たちに対しては殺意さえ持っているなど、後のシリーズにおける女ボスよりも若干過激な性格。嫌いなものはヘビ、お化け、ジェットコースター、ネズミ。髪の色は金髪で、腰までかかるロングヘアー。丹平たちと同じく2つの大きな隆起のついたフードを着用している。
 
: 自分の障害となる人物をロケットで放逐したり、第3話では陰謀<ref group="注">丹平たちが火あぶり寸前の少女クリステンを救出したのを利用し、予言者一味に変装して、村人たちに丹平たちを「悪魔」と騙した。</ref>がばれた悔しさに、南[[フランス]]の村人を鹿メカで攻撃したり、第27話では後のタイムボカン2号となる「ドタバッタン」の元来の所有者である昆虫人をアルマジロメカの光線で3体射殺するなどしている。しかし、根は純真でお茶目。
 
: 最終話ではダイナモンドが空気に触れて変質しただの石になってしまったのを見て「こんな物にあたしの全財産を使っちゃったんだよ!!」と怒り狂い、腹いせに丹平たちに最終決戦を挑むも敗れ去り、その後はショックで放心状態になっていた。そしてその日の夜に、一味はどこへともなく姿をくらました。
 
; グロッキー
 
: 声 - [[八奈見乗児]]
 
: マージョの手下。25歳。木江田博士の所で筆頭の助手として働いていたが、実はマージョの命令によりタイムマシンのノウハウを盗むために[[スパイ]]をしていた。一味の元に戻った後はメカの開発を担当する。一人称は主に「私」だが、まれに「俺」になることがある。逆三角形型の輪郭に足先の長い[[靴]]のような[[鼻|赤っ鼻]]と大きな[[歯|出っ歯]]がトレードマークでワルサーからは「[[髭|ヒゲ]][[らっきょう]]」と呼ばれたことがある。この容姿の特徴は後のタイムボカンシリーズの三悪の頭脳系キャラクター全般に、おおよそは受け継がれている。
 
: 無類の女子高生好きだが、本心ではマージョと結婚したいと思っており、一味に入った理由もマージョに一目惚れしたからである。そのため基本的にマージョには頭が上がらないが、メカ戦で敗れるたびに八つ当たりされるため、わずかながら反感を持っている。
 
; ワルサー
 
: 声 - [[たてかべ和也|立壁和也]]
 
: マージョの手下。35歳。語尾に「〜まんねん」と付けるなど[[関西弁]]風の台詞を使う。一味では持ち前の馬鹿力を生かし、善玉との肉弾戦や力仕事を担当。外見とは裏腹にヘビやお化けを怖がったりする一面もある。
 
: トンズラーなど後年の歴代三悪における怪力系キャラクターの礎はこの時点ですでにほぼ完成されている。また、メカの操縦にも積極的に関わる。グロッキーとともに極端な猫背。
 
 
 
=== その他のキャラクター ===
 
; ナレーター
 
: 声 - [[富山敬]]
 
: 後のシリーズでのスタンダードスタイルは確立されておらず、「みんな、○○は知ってるかな?」「来週も丹平君たちを応援してね!」などのフレンドリーな語りとなっている。また、富山は劇中のゲストキャラクターの声も演じていた。
 
 
 
== 登場メカ ==
 
=== 善玉 ===
 
; タイムボカン(タイムメカブトン/タイムドタバッタン/タイムクワガッタン)
 
: 昆虫を模したデザインのタイムマシンメカ群。第1話で丹平が「タイムボカンはメカブトン、ヤゴマリン、テントウキの3機から成る」と説明していた通り、メインとなる大型(母艦)メカの中に2機の小型(機動)メカが搭載されたスタイルが基本である。タイムメカブトンとタイムクワガッタンは木江田博士が作り上げた。タイムドタバッタンは過去の人間界を征服するために来襲した昆虫人たちが乗っていたメカを改良したものである。
 
: 物語前半はメカブトン1機だけだったが、木江田博士帰還後にはドタバッタンと、木江田博士が新たに建造したクワガッタンの3機の中から目的地により、最適なメカをコンピューターが自動的に選択して出動するようになった。
 
; タイムメカブトン(タイムボカンI)
 
: [[カブトムシ]](雄)型メカ。ボディーは青色。ツノの先は回転させることが可能で、ドリル状に使用して地中を掘り進める。他の二機とは異なり足の類は無く、通常は機体下部から展開する車輪によって地上を移動する。飛行時にはオープニングの1シーンにも見られる通り車輪を機内に収納後、本物のカブトムシの様に前翅を展開し、羽の下の本体より翼を出して飛行する。背中には[[テントウムシ]]型の小型飛行機・テントウキ、腹部には[[ヤゴ]]型の小型水中探索機・ヤゴマリンが搭載されている。時間移動の際のエフェクトは上下に波打ちながらの前進。
 
: 製造直後はコクピットを含めた機内全体が重力異常状態に陥ってしまい、乗員及び搭載物に強烈な[[重力加速度|G]]がかかる上機内を無軌道に移動させられることになった。これはオープニングで毎回の様に描かれたので非常に印象強い。木江田博士の帰還後に機体が整備されると共に重力異常状態が改善されたらしく、この様な描写は無くなっていった。動力源は後部エンジンユニットに搭載される巨大乾電池状のエネルギーパック2本らしい。主な武装は回転させた角と角の基部から発射するミサイルなどがある。戦闘では主に羽と角が破壊される事が多い。
 
: 搭載機であるテントウキは、機体の下から円筒形のパーツを展開、その基部に備え付けられた車輪によって陸上走行もできる。その他、羽の星の部分からマニピュレーターをはじめとする様々な道具、あるいは武装を展開することができ、タツノコの作品『[[科学忍者隊ガッチャマン#登場メカ|ガッチャマン]]』におけるG-4号のような玉手箱メカ(『ガッチャマン』の企画書の記述より)振りを発揮した。テントウキは同番組の前身企画における主役機「タンマータンク」のデザインを流用したもの。母艦であるメカブトンの登場回数が多いこともあり、各機に搭載されたメカの中でも活躍度は随一。オープニングにて単体でのタイムワープが可能なような描写があったが、本編ではそのような機能はないとされた。
 
: メカブトンの呼称は作品中ではほとんど使用されず、単に「タイムボカン」や「タイムボカンI」と呼ばれることが多かった。
 
; タイムドタバッタン(タイムボカンII)
 
: [[ショウリョウバッタ]]型のメカ。ボディーは緑色。第27話で木江田博士をさらった昆虫人が現代に残した(昆虫人はマージョ一味の攻撃で全員死亡)タイムマシンを博士が改良し、第29話よりタイムボカンメカ2号として使用した。飛行する際には足を後ろに伸ばす。主な武装として、頭部に当たる部分から発射するレーザー砲を装備している。
 
: [[シャクトリムシ]]型の小型偵察機・シャクトリン、[[ホタル]]型の小型作業用ヘリ・ヘリボタルが搭載されている。時間移動の際のエフェクトは横回転(前期OPでのテントウキのエフェクトパターンと同じ)。
 
: 物語後半では数多く使用され、最終話で使用されたマシンもドタバッタンだった。
 
: 戦闘においては脚部が必ずと言っていいほど敵のターゲットにされ、破壊された。ただし本体腹部には[[キャタピラ]]が内蔵されており、脚が折れても移動に支障は無い。
 
: 第51話では宇宙([[月]])に飛行したこともあり、その際はブースターとしてドタバッタンの本体上部に装着された、ドタバッタンと全長がほぼ同じ小型[[ロケット]](木江田博士によると「サターン」という名前)を補助的な動力として、博士の屋敷の窓面を半開にした部分から宇宙空間まで飛び出していき、適度なところで切り離してからタイムトラベルに入った。
 
: 宇宙空間でのタイムトラベルは通常のタイムトラベルに比べて大変なことが多いらしく、メカブトン初期のようなことにはならなかったが、若干の重力異常(丹平曰く「いつもよりすごい振動」)と思しき状態になっている。
 
: マージョには「タイムドッタリバッタリ」と呼ばれている。
 
; タイムクワガッタン(タイムボカンIII)
 
: [[クワガタムシ]](雄)型のメカ。ボディーは赤茶色。現代に帰還した木江田博士が製作した。第29話で配備され、第33話で初出動した。ドタバッタンのような脚を持ち、脚先にはメカブトンのように車輪も搭載している。飛行時には前翅が展開し、[[竹とんぼ]]状のローターを持つ大型[[ヘリコプター]]となる。[[ハチ]]型の小型偵察メカ・ビーチクリン、[[ダンゴムシ]]型の小型地上進行用メカ・ダンゴロリンが搭載されている。時間移動の際のエフェクトはメカブトンと同じ上下波打ち型だが長い後肢のせいで前後回転に[[錯視]]される事がある。
 
: ナレーターも「パワーが強い」と言及しており、仕様からも分かる通り、他のタイムボカンのノウハウが全て注ぎ込まれた高性能メカのはずだが、移動の要である四肢とプロペラが貧弱であり、戦闘ではよく破壊される。戦闘では巨大な顎を武器として使用しており、マージョ一味に逆襲する際にもこの顎によって何度も窮地を脱した。
 
: 回を追うにつれてクラッシュが激しくなったメカブトンやドタバッタンよりも外部の損傷が少ない。
 
: 竹とんぼを模しているからか、ローターは前翅が展開した一つしかないが、後部に噴射ノズルがあるので飛行できる。
 
: マージョからは「クワガッタッタンコン」「クワバッタリ」、ワルサーからは「クワガタリンコンコン」「クワベッタラヅケ」と間違われ、ナレーターまで「タイムクワガタガタリ…いや失礼」(第59話)と間違われるようになる。
 
 
 
=== 悪玉 ===
 
; タイムガイコッツ
 
: グロッキーが木江田博士の所から盗んだタイムボカンのデータを元に作られた。このメカは毎回、巨大メカニマルである悪玉メカの頭部になっていた。時間跳躍の際、なぜか部品などが取り残されるのがお約束だった。
 
: メカニマルが破壊された後、タイムガイコッツが[[モジュール式脱出装置|エゼクションポッド]]としての役割を果たす。次作『ヤッターマン』以降のメカニックデザイナーである[[大河原邦男]]が後にデザインした『[[機動戦士ガンダム]]』の[[コア・ファイター]]のルーツとの事<ref>『タイムボカン王道復古』ドラマCDによる</ref>。
 
: コクピットの座席配置は2座パラレルで、マージョはその後ろにソファを置いて寝そべっている(コックピットが3座パラレルになるのは『[[ヤッターマン]]』から)。
 
: 毎回メカニマルの爆発に晒されながら、最終話で爆発の衝撃でマージョ屋敷に直撃して真っ二つに割れて破壊してしまった事を除けば、60回も爆発に耐えている。
 
: ガイコッツは悪玉メカの通称であると共に、その爆発後に残る骨型のメカの名前でもある。また、最終話でグロッキーがタイムボカンに止めを刺そうとする場面で「次回から『タイム'''ガイコツ'''』」と言う場面がある。
 
; [[メカニマル]]
 
: 悪玉トリオが使用する巨大メカ。基本的に生物をモチーフにしているが、鬼や[[ヤマタノオロチ|オロチ]]や[[河童]]などの架空の生物をモチーフにしたものも登場した。三悪のシンボルであるドクロマークは本作のみ白。
 
: 破壊された直後にタイムガイコッツを頭部とした骨格が残る(たとえ[[無脊椎動物]]がモチーフになっていても、骨格が存在する)。
 
; ドクロファンファーレ
 
: グロッキーの「今週のハイライト!」という叫び声に反応して現れるメカで、初登場は第18話。三体一組で登場し、ファンファーレを鳴らして3人の気分を盛り上げる。なお、第16話ではおもちゃの兵隊のようなコックピットメカがファンファーレを鳴らしていた。また、第33話ではラッパでなく笛(この回のメカニマルがコブラを模したものだった)を吹くコックピットメカが登場した。
 
:; 今週のハイライト
 
:: 毎週メカ戦の決め手として、タイムボカンにとどめを刺すべく繰り出される兵器や作戦。丹平たちの爆殺を謀るも必ず失敗してガイコッツメカの自爆につながる。
 
:: やられ方は、タイムボカンに搭載されているメカや、ボカン自身によって兵器を返されて爆発するのが定番だが、第38話のカエルメカ([[オタマジャクシ]]爆弾が口につかえて自爆)などのように、ボカンが何もやらずに自爆することもまれにある。また第54話では、オケラメカの発射したミサイルを返して爆破と思いきや、オケラメカは脱皮して地底を移動し、空中から第2のミサイルを投下した2段作戦だったが、地底王族の念力で返されて爆発。そして第60話では、「爆弾を使うと我々が爆発する」という理由で、ペリカンメカに搭載した速乾性[[コンクリート]]をドタバッタンにぶちまけるが、ドタバッタンの足蹴りでペリカンメカに降りかかり、結局「脱出」という理由で自爆するという、様々なパターンがあった。
 
:: さらに中盤以降、とどめのボタンを押した者にマージョが八つ当たりするようになることが多くなったため、じゃんけんやうどんの早食いなどで誰が押すかを決めることをするようになる。しかしマージョやワルサーが押すことになってもグロッキーに押させたり、仮に押して爆発しても、「製作者」という責任でグロッキーが八つ当たりされることが多い。またその「グロッキーへの八つ当たり」も、当初は蹴り飛ばす程度だったが、第46話では口や鼻や耳に火のついた花火を押し込んだり(この回のハイライトが花火入り爆弾だったため)、第56話では饅頭を口の中に押し込んだり(戦勝祝いにと皆で饅頭を食べていたら爆発したため)と、次第にエスカレートしていった。
 
::このコンセプトは本作同様に善玉を爆殺しようとしている『タイムパトロール隊オタスケマン』の「今週の山場」に引き継がれている。
 
 
 
== スタッフ == 
 
* 製作 - [[吉田竜夫]]
 
* 企画 - [[鳥海尽三]]、[[酒井あきよし]]、[[柳川茂]]
 
* 原作 - [[タツノコプロ]]企画室
 
* 音楽 - [[山本正之]]
 
* 協力 - 魔人社音楽工房
 
* 総監督 - [[笹川ひろし]]
 
* 連載 - [[小学館の学年別学習雑誌|小学館学習雑誌]]
 
* [[プロデューサー]] - 柴田勝、永井昌嗣
 
* [[美術監督]]・[[メカニックデザイン]] - [[中村光毅]]
 
* [[キャラクターデザイン]] - [[天野喜孝|天野嘉孝]]
 
* 美術担当 - 岡田和夫、野々宮恒男
 
* スキ・アニメート - 東洋現像所ビデオセンター
 
* 背景 - スタジオビッグ、マスコット、スタジオノア
 
* 仕上 - スタジオコルミ、[[シャフト (アニメ制作会社)|シャフト]]、ヤマトプロ、スタジオオニオン、竜仕上センター
 
* 特殊効果 - 浅沼清良、田中豊、佐藤広明、永野知枝子
 
* 撮影 - 緒方プロダクション、アートスタジオ、珊瑚礁、平山昭夫、小西一広、結束義博、橋本和典、倉本和人、太田孝二、中野信也、横山幸太郎、伊井雅之
 
* 進行 - 中島忠二、嘉義良隆、小林正典、児玉八郎、石田昌久、小笠原誠紀、高野日出夫、細谷満、高野和男、徳永竜雄
 
* 制作協力 - アニメルーム、[[トップクラフト]]
 
* 録音ディレクター - 鳥海俊材、[[水本完]]
 
* 録音 - 高橋久義
 
* 効果 - [[加藤昭二]]([[フィズサウンドクリエイション|イシダサウンドプロ]])
 
* 現像 - [[IMAGICA|東洋現像所]]
 
* 編集 - 谷口肇、戸田礼子、古川順康
 
* 制作担当 - 横尾潔、鎌田正治(竜の子プロ)(第45話 - )、内間稔、[[大野実 (プロデューサー)|大野実]]([[読売広告社|読広]])
 
* 制作 - [[フジテレビジョン|フジテレビ]]、タツノコプロ
 
 
 
制作の部分において「フジテレビ タツノコプロ」とクレジットされたのはエンディングのみで、オープニングは「タツノコプロ」のみのクレジットだった。(制作局がクレジットされなかったのは、タイムボカンシリーズにおいてこの作品のみ)。そのクレジットの仕方は、タツノコマークが吐き出した物が「タツノコプロ」のロゴになるというもので、この演出は『[[新造人間キャシャーン]]』の前期OPや『[[アクビガール]]』でも使われていた{{要出典|date=2018年6月}}。
 
 
 
== 主題歌 ==
 
; オープニングテーマ「タイムボカンの歌」
 
: 作詞・作曲 - [[山本正之]] / 編曲 - [[武市昌久|市久]] / 歌 - 山本正之、サカモト児童合唱団
 
: オープニング映像は前期版と後期版の2種類が存在する。前期版でのテントウキが単独で時間移動を行うスキャニメイト映像、ガイコッツを操縦するワルサーを中心としたマージョ一味の映像、ペラ助が一匹で逃げる映像が、後期版ではドタバッタンとクワガッタンが時間移動を行うシーンに差し替えられた。2004年に発売されたDVDシリーズでは、オープニングの変更時期が不明であるとして全話のオープニングが後期版に統一され、前期版は最終巻の映像特典として収録された。また、前期版オープニングの中でも最初期に使用されたものではBメロからサビ(Aメロ)に戻る箇所の歌詞が誤記されているバージョンが存在する。2017年[[キッズステーション]]で放送された際には原典通りに放送されている。
 
; エンディングテーマ「それゆけガイコッツ」(第1話 - 第60話)
 
: 作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 市久 / 歌 - [[ロイヤルナイツ (ボーカルグループ)|ロイヤルナイツ]]
 
: 悪役のテーマをエンディングに起用したのはアニメ史上初。なお番組内では三悪が何度かこの[[替え歌]]を歌い、さらに第38話では[[鬼ヶ島]]の鬼たち、第41話では[[龍宮|竜宮城]]の魚たちがこの替え歌を歌っていた。また『[[逆転イッパツマン]]』第26話でも、鬼ヶ島の鬼たちが替え歌(前の物とは違う歌詞)を歌っていた。また[[トヨタ自動車|トヨタ]]の[[トヨタ・シエンタ|シエンタ]]CMで、替え歌を元[[宝塚歌劇団]]の[[はいだしょうこ]]が歌っていた。
 
; エンディングテーマ「天才ドロンボー(インストゥルメンタル版)」(第61話)
 
: 作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - [[神保雅彰|神保正明]]
 
: 最終回のみの特別版エンディング。この曲に合わせて次番組『[[ヤッターマン]]』第1話のハイライトシーンの映像が流れ、三悪が会話をしながら『ヤッターマン』の宣伝をする演出がなされた。再放送時やビデオソフト化時には、映像ごと別話数のエンディングに差し替えられる場合や、音声のみ通常版エンディングの『それゆけガイコッツ』に差し替えられる場合があったが、DVD版では本放送時の状態で収録されている。
 
; 挿入歌
 
:; 「チュク・チュク・チャン」
 
:: 作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 市久 / 歌 - 山本正之、サカモト児童合唱団
 
:: 第13話で初使用、その後何度か戦闘シーンで使用している。
 
:; 「ペラ助のぼやき節」(第9話)
 
:: 作詞 - [[小山高生|小山高男]] / 作曲 - 山本正之 / 編曲 - 市久 / 歌 - [[滝口順平]]
 
:; 「花ごよみ」
 
:: 作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 市久 / 歌 - [[太田淑子]]、[[岡本茉利]]
 
:: 本編では使用されず、LP版『タイムボカン』でのみ使用された。
 
:; 「うしろすがた」(第27話)
 
:: 作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 市久 / 歌 - 岡本茉利
 
 
 
== 各話リスト ==
 
{| class="wikitable" style="font-size:small"
 
|-
 
!話数!!放送日!!サブタイトル!!脚本!!演出!!作画監督!!登場メカ
 
|-
 
|第1話||'''1975年'''<br />10月4日||発進! タイムボカンだペッチャ||[[鳥海尽三]]||[[笹川ひろし]]||rowspan="2"|田中英二||メカゴリラ
 
|-
 
|第2話||10月11日||ギリシアのズッコケ戦争だペッチャ||滝三朗||[[布川ゆうじ|布川郁司]]||メカ戦車
 
|-
 
|第3話||10月18日||恐怖の魔女狩りだペッチャ||[[吉田喜昭]]||岡本良雄<br />佐々木皓一||窪秀己||鹿メカ
 
|-
 
|第4話||10月25日||へんてこ西遊記だペッチャ||滝三朗||秦泉寺博||飯野皓||一角魔王メカ
 
|-
 
|第5話||11月1日||原始人はやさしいペッチャ||[[山本優]]||笹川ひろし||rowspan="3"|田中英二||メカマンモス
 
|-
 
|第6話||11月8日||海賊はオウムが好きだペッチャ||[[小山高生|小山高男]]||岡本良雄<br />布川郁司||メカクジラ
 
|-
 
|第7話||11月15日||合図はひらけゴマだペッチャ||山本優||秦泉寺博||怪鳥メカ
 
|-
 
|第8話||11月22日||大登場! ジンギスカンだペッチャ||堀田史門||[[山田勝久]]||窪秀己||馬メカ
 
|-
 
|第9話||11月29日||西部の大決闘だペッチャ||山本優||布川郁司||rowspan="2"|田中英二||バッファローメカ
 
|-
 
|第10話||12月6日||かっこいい忍者だペッチャ||吉田喜昭||秦泉寺博||メカムササビ
 
|-
 
|第11話||12月13日||インカの宝みつけたペッチャ||山本優||布川郁司||飯野皓||メカコンドル
 
|-
 
|第12話||12月20日||モナリザの秘密だペッチャ||[[桜井正明]]||[[案納正美]]<br />布川郁司||rowspan="3"|田中英二||白鳥メカ
 
|-
 
|第13話||12月27日||大沈没! アトランティスだペッチャ||[[伊東恒久]]||岡本良雄<br />秦泉寺博||海亀メカ
 
|-
 
|第14話||'''1976年'''<br />1月3日||ドラキュラが出たペッチャ||山本優||布川郁司||メカコウモリ
 
|-
 
|第15話||1月10日||打ち出の小づちを振るペッチャ||滝三朗||[[西牧秀夫|西牧秀雄]]||rowspan="2"| ||メカ鬼
 
|-
 
|第16話||1月17日||ズッコケ! ライト兄弟だペッチャ||[[山崎晴哉]]||秦泉寺博|||フグメカ
 
|-
 
|第17話||1月24日||ドロロン! 五右衛門だペッチャ||久保田圭司||案納正美<br />秦泉寺博||rowspan="4"|田中英二||メカキャット
 
|-
 
|第18話||1月31日||急げ! 白雪姫があぶないペッチャ||rowspan="2"|山本優||秦泉寺博||ブタメカ
 
|-
 
|第19話||2月7日||1000年後のロボット国だペッチャ||布川郁司||カメレオンメカ
 
|-
 
|第20話||2月14日||イワンはウソをいわないペッチャ||山野博||rowspan="2"|案納正美<br />布川郁司||トラメカ
 
|-
 
|第21話||2月21日||そこのけ! ドン・キホーテだペッチャ||柳川茂||rowspan="3"| ||メカライオン
 
|-
 
|第22話||2月28日||ピノキオの大冒険だペッチャ||山本優||秦泉寺博|||サメメカ
 
|-
 
|第23話||3月6日||黄門さまはステキだペッチャ||吉田喜昭||案納正美<br />笹川ひろし|||モグラメカ
 
|-
 
|第24話||3月13日||牛若丸と弁慶の大決闘だペッチャ||滝三朗||佐々木皓一||窪秀己||メカイカ
 
|-
 
|第25話||3月20日||出たぞ! ロビン・フッドだペッチャ||[[金子裕 (脚本家)|金子裕]]||布川郁司||rowspan="3"|田中英二||カバメカ
 
|-
 
|第26話||3月27日||それ行けやれ行け宝島だペッチャ||山本優||秦泉寺博||アシカメカ
 
|-
 
|第27話||4月3日||木江田博士を発見だペッチャ||滝三朗||案納正美<br />布川ゆうじ||アルマジロメカ
 
|-
 
|第28話||4月10日||ジャックと豆の木大騒動だペッチャ||山本優||山田勝久||窪秀己||タヌキメカ
 
|-
 
|第29話||4月17日||枯木に花を咲かせるペッチャ||[[吉川惣司]]||布川ゆうじ||rowspan="2"|田中英二||コマイヌメカ
 
|-
 
|第30話||4月24日||赤頭巾ちゃん気をつけてだペッチャ||山本優||秦泉寺博||バクメカ
 
|-
 
|第31話||5月1日||夢見るシンデレラ姫だペッチャ||伊東恒久||佐々木皓一||窪秀己||クマメカ
 
|-
 
|colspan="7" align="center"|(この間、第10話を再放送)
 
|-
 
|第32話||5月15日||未来の象さんを守ろうペッチャ||吉川惣司||案納正美<br />笹川ひろし||rowspan="2"| ||ネズミメカ
 
|-
 
|第33話||5月22日||ビックリ! 天女は宇宙人だペッチャ||伊東恒久||[[真下耕一]]<br />[[うえだひでひと|植田秀仁]]||メカコブラ
 
|-
 
|第34話||5月29日||突撃! ヤマタのオロチだペッチャ||山本優||山田勝久||窪秀己||メカオロチ
 
|-
 
|第35話||6月5日||フランケン! がまんだペッチャ||吉川惣司||布川ゆうじ||rowspan="2"|田中英二||カラスメカ
 
|-
 
|第36話||6月12日||未来はヒヒの国だペッチャ||rowspan="2"|山本優||真下耕一||ダチョウメカ
 
|-
 
|第37話||6月19日||王様は裸だペッチャ||佐々木皓一||窪秀己||メカタコ
 
|-
 
|第38話||6月26日||桃太郎の鬼退治だペッチャ||伊東恒久||布川ゆうじ||||カエルメカ
 
|-
 
|第39話||7月3日||ハメルンの笛吹きだペッチャ||吉川惣司||真下耕一<br />植田秀仁||田中英二||メカザル
 
|-
 
|第40話||7月10日||鶴の恩返しだペッチャ||伊東恒久||秦泉寺博<br />植田秀仁||||メカガッパ
 
|-
 
|第41話||7月17日||竜宮は最高だペッチャ||滝三朗||[[西久保瑞穂]]||田中英二||カニメカ
 
|-
 
|第42話||7月24日||アパッチ谷の秘密だペッチャ||山本優||佐々木皓一||窪秀己||ワニメカ
 
|-
 
|colspan="7" align="center"|(この間の3週は「夏休み傑作集」と題し、過去放送の中から3本を再放送)
 
|-
 
|第43話||8月21日||かぐや姫は美人だペッチャ||滝三朗||rowspan="2"|布川ゆうじ||rowspan="2"|田中英二||キツネメカ
 
|-
 
|第44話||8月28日||サルカニ合戦だペッチャ||佐藤和男||スカンクメカ
 
|-
 
|第45話||9月4日||ジキル博士のナゾだペッチャ||平和元||真下耕一<br />[[大貫信夫]]||rowspan="2"| ||フクロウメカ
 
|-
 
|第46話||9月11日||マッチ売りの少女だペッチャ||rowspan="2"|山本優||植田秀仁||ペンギンメカ
 
|-
 
|第47話||9月18日||アラジンと魔法のランプだペッチャ||真下耕一||窪秀己||ラクダメカ
 
|-
 
|第48話||9月25日||足柄山の金太郎だペッチャ||吉川惣司||大貫信夫<br />布川ゆうじ||||イノシシメカ
 
|-
 
|第49話||10月2日||海さち山さち仲直りだペッチャ||rowspan="2"|山本優||rowspan="2"|布川郁司||田中英二||ロバメカ
 
|-
 
|第50話||10月9日||赤い靴は悲しいペッチャ||田中享||ゼブラメカ
 
|-
 
|第51話||10月16日||月の世界はステキだペッチャ||佐藤和男||真下耕一<br />植田秀仁||||ウサギメカ
 
|-
 
|第52話||10月23日||人魚姫を助けるペッチャ||伊東恒久||布川郁司<br />植田秀仁||田中英二||エイメカ
 
|-
 
|第53話||10月30日||透明人間はつらいよペッチャ||吉川惣司||布川ゆうじ||みぶおさむ||カタツムリメカ
 
|-
 
|第54話||11月6日||地底王国のナゾだペッチャ<ref group="注">次回予告でのサブタイトルは「地底国の謎だペッチャ」</ref>||山本優||植田秀仁||rowspan="3"| ||オケラメカ
 
|-
 
|第55話||11月13日||ピラミッドをつくるペッチャ||伊東恒久||真下耕一<br />大貫信夫||カンガルーメカ
 
|-
 
|第56話||11月20日||イースター島の巨人騒動だペッチャ<ref group="注">次回予告でのサブタイトルは「イースター島の巨石人だペッチャ」</ref>||山本優||布川ゆうじ||オウムメカ
 
|-
 
|第57話||11月27日||ぶどう畑の宝だペッチャ||佐藤和男||秦泉寺博||水村十司||ナマケモノメカ
 
|-
 
|第58話||12月4日||雀のお宿はどこだペッチャ||石井喜一||植田秀仁||||パンダメカ
 
|-
 
|第59話||12月11日||ぼくたちガリバーになったペッチャ||滝三朗||真下耕一||みぶおさむ||恐竜メカ
 
|-
 
|第60話||12月18日||シンドバットのロマンだペッチャ||平和元||秦泉寺博||水村十司||ペリカンメカ
 
|-
 
|第61話||12月25日||ダイナモンドを発見だペッチャ||滝三朗||布川郁司||||サイメカ
 
|}
 
 
 
== 劇場版 ==
 
*[[1976年]][[3月13日]]、[[東宝]]特撮映画では無く[[ディズニー映画]]をメインとした「[[東宝チャンピオンまつり|東宝チャンピオンまつり ディズニー・フェスティバル]]」内で、TVブローアップ版が公開された(何話かは不明)。同プログラムでタツノコ作品が公開されたのは、[[1974年]]春興行での『[[新造人間キャシャーン|新造人間キャシャーン 不死身の挑戦者]]』以来2年振り、タツノコギャグ作品に至っては、[[1971年]]冬興行での『[[いなかっぺ大将|いなかっぺ大将 猫も歩けば雀に当たるだス 当たるも当たらぬも時の運だス]]』以来4年4ヶ月振りである(オリジナル作品では初)。
 
*同時上映は次の7作。
 
**ディズニー作品
 
***[[ピーター・パン (アニメ映画)|ピーター・パン]]
 
***[[ミッキーのサーカス|ミッキーのがんばれ! サーカス]]
 
***[[ドナルドのライオン騒動|ドナルドダックのライオン大騒動]]
 
***[[リスの怪獣退治|チップとデールの怪獣をやっつけろ!]]
 
***[[ドナルドの漂流記|ドナルドダックの人喰いサメ]]
 
**国産作品
 
***[[勇者ライディーン]]
 
***[[元祖天才バカボン]]
 
 
 
== スキャニメイト ==
 
エンディングのクレジットではスキ・アニメ(ート)(Scan Animateの略)と表記される。[[IMAGICA|東洋現像所(現・IMAGICA)]]に導入された画像を走査線変形する当時の最先端CG。[[日本放送協会|NHK]]の番組で使用されたのが国内初のテレビ番組使用例とされている。当時の最先端技術ゆえに相当に高価なシステムだったようだが、過去の作品において密接な付き合いのあったタツノコプロは実験の名目でこのエフェクトを安価に使えたという。メカのタイムトラベルシーンなどに使用された。
 
 
 
{{see|スキャニメイト}}
 
 
 
== 映像ソフト ==
 
* VHS
 
:* タイムボカンシリーズ タイムボカンvol.1([[ビクター音泉]])
 
:: 第16話、第18話を収録。
 
:* 竜の子TVアニメ・シリーズ タイムボカンシリーズ([[ポリドール]])
 
:: [[1989年]][[5月25日]]発売。1巻に第1話。3巻に第19話、4巻に第36話を収録。
 
:* タイムボカン 発進!タイムボカンだペッチャ編([[パイオニアLDC]])
 
:* タイムボカン ダイナモンドを発見だペッチャ編(パイオニアLDC)
 
:: [[1998年]][[9月25日]]発売。それぞれ、第1話 - 第2話、第60話 - 最終話収録。なお最終話のエンディング映像(『ヤッターマン』第1話ハイライトシーン)は不変だが、曲は「それいけガイコッツ」に差し替えられ、三悪の会話はカットされた。
 
:* タイムボカン プレミアムセレクション(ワーナービジョンジャパン)
 
:: 1巻(1998年[[10月25日]]発売)第5話、第27話収録
 
:: 2巻(1998年10月25日発売)第33話、第53話収録
 
* LD
 
:* タイムボカン パーフェクトコレクション([[ポリドール]])
 
:: [[1992年]][[12月10日]]発売。
 
* DVD
 
:* タイムボカンDVD-BOX(パイオニアLDC)
 
:: BOX1(2002年12月21日)
 
:: BOX2(2003年2月21日)
 
:: 本放送当時の最終話エンディング(曲が「天才ドロンボー」、三悪の会話付き)が初収録されている。
 
:* タイムボカン ブルーレイBOX([[松竹]])
 
:: [[2013年]][[10月30日]]発売。
 
 
 
== LPドラマ版『タイムボカン』 ==
 
1975年12月21日にLPドラマ『タイムボカン』が発売している。A面は海賊船を舞台にした「おじいちゃんどこにいるの」、B面は桃太郎をモチーフにした「鬼ヶ島の決斗!!」。脚本はどちらも小山高生で、特にA面は同じく小山が脚本を担当した第6話に通じる構成である。なお、本編では第38話で同じく桃太郎を題材にしているが、こちらは無関係である。
 
 
 
タイムボカン用に作曲された主題歌および挿入歌が全て織り込まれているなど、ストーリーだけでなく音楽面にも力が入れられている。また、桃太郎役の声優は主題歌を担当した山本正之であり、『[[ゼンダマン]]』以降の声優参加に先駆けたデビュー作でもある。脚本の小山もA面において海賊の手下役で一言だけ喋っている。
 
 
 
後にCDで復刻された他、『ぶたBOX タイムボカンこれっきり』にも収録された。
 
 
 
== 日本国外輸出 ==
 
各国への輸出例がある。アメリカ合衆国へも輸出されている。その際の英名タイトルは「TIMEFIGHTERS」だった<ref>『テレビアニメ25年史』</ref>。その他、欧州各国・韓国・香港・中国などに輸出されたという。他のタイムボカンシリーズの作品に比べると格段に広い範囲にわたって輸出され、多くの人々に受け入れられたようである。
 
 
 
== その他の作品での登場 ==
 
* [[1981年]][[3月]]に『[[東映まんがまつり]]』内で上映された『[[タイムパトロール隊オタスケマン#劇場版|タイムパトロール隊オタスケマン アターシャの結婚披露宴!?]]』で、アターシャの結婚式に『[[ヤッターマン]]』のヤッターマンとドロンボー一味、『[[ゼンダマン]]』のゼンダマンとアクダマンと共に、本作から丹平たちとマージョ一味が出席(すべてトンマノマントによる幻影)、劇中ではメカブトンの出撃シーンと、第18話でのブタメカとメカブトンの戦いがインサートされた。
 
* 1981年放送の『[[ヤットデタマン]]』第40話「六周年だよ! 舞台中継」で、観客の歴代善玉・悪玉に、本作から丹平・淳子・チョロ坊・ペラ助・マージョ一味が登場。
 
* [[1993年]]に製作された[[オリジナルビデオアニメ|OVA]]『[[タイムボカン王道復古]]』の第1話では丹平と淳子が「オール3悪メカメカ猛レース」の観客として、レースの参加者としてマージョ一味が登場。搭乗メカはメカゴリラ(ゴリラガイコッツと呼ばれるシーンもある)。終盤、元祖の意地を見せるべく残っていたドロンボー(ヤッターマン)とアクダマン(ゼンダマン)を罠にかけるが、とどめのミサイル発射でいつものように押し付け合いをした挙句、アクダマンチームは脱出に成功し、ようやく発射したミサイルもボヤッキーによって跳ね返されてしまいリタイア。
 
* [[2000年]]に発売された[[PlayStation (ゲーム機)|プレイステーション]]用ゲーム『[[ボカンGoGoGo]]』ではタイムガイコッツが自機として登場。元祖の意地を見せるため、不思議な力を持った花・シュヤクノザを巡るレースに参加。しかしレース勝利後、シュヤクノザの価値に目が眩み、ドクロベエから奪うも、むやみに摘んだためシュヤクノザを枯らしてしまう。
 
 
 
== 脚注 ==
 
=== 注釈 ===
 
{{Reflist|group="注"}}
 
=== 出典 ===
 
{{Reflist}}
 
 
 
== 参考資料 ==
 
* 笹川ひろし『ぶたもおだてりゃ木にのぼる 私のマンガ道とアニメ道』 [[ワニブックス]]、[[2000年]]、ISBN 4847013581
 
* [[原口正宏]]、[[赤星政尚]]、長尾けんじ『タツノコプロ・インサイダーズ』 [[講談社]]、[[2002年]]、ISBN 4063301796
 
* 鳥海尽三『アニメ・シナリオ入門』 映人社、[[1987年]]
 
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[フジテレビ系アニメ]]
 
* [[タイムボカン24]]
 
 
 
== 外部リンク ==
 
* [http://www.tatsunoko.co.jp/works_animation/archive/timebokan.html タツノコプロによる作品紹介]
 
* [http://www.cartoonnetwork.jp/cn_programs/view/00340/ タイムボカン番組詳細(カートゥーン ネットワーク)]
 
* [http://www.mxtv.co.jp/timebokan/ TOKYO MXによる作品紹介]
 
 
 
{{前後番組
 
|放送局=[[フジテレビジョン|フジテレビ]][[フジネットワーク|系列]]
 
|放送枠=土曜18:30 - 18:50枠
 
|番組名=タイムボカン<br />(1975年10月4日 - 1976年12月25日)<br />【当番組より[[フジテレビ土曜夕方6時台枠のアニメ|アニメ枠]]】
 
|前番組=[[FNNニュース6:30]]<br />※18:30 - 18:50<br />【ここまで[[フジテレビ系列夕方ニュース枠|報道番組枠]]】
 
|18:50 [[産経テレニュースFNN|サンケイテレニュース]]<br />※ローカルニュース枠<br />18:55 [[冒険ロックバット]]
 
|次番組=[[ヤッターマン|タイムボカンシリーズ<br />ヤッターマン]]<br />(アニメ第1作)<br />※18:30 - 19:00<br />(1977年1月1日 - 1979年1月27日)
 
|2放送局=フジテレビ
 
|2放送枠=土曜18:50 - 18:55枠
 
|2番組名=タイムボカン<br />(1975年10月4日 - 1976年12月25日)<br />【同上】<br />【当番組よりネットワークセールス】
 
|2前番組=[[産経テレニュースFNN|サンケイテレニュース]]<br />【ここまでローカルニュース枠】
 
|2次番組=タイムボカンシリーズ<br />ヤッターマン<br />(アニメ第1作)<br />※18:30 - 19:00<br />(1977年1月1日 - 1979年1月27日)
 
|3放送局=フジテレビ系列
 
|3放送枠=土曜18:55 - 19:00枠
 
|3番組名=タイムボカン<br />(1975年10月4日 - 1976年12月25日)<br />【同上】
 
|3前番組=[[冒険ロックバット]]<br />【ここまで[[子供番組|子供向け]][[ミニ番組]]枠】
 
|3次番組=タイムボカンシリーズ<br />ヤッターマン<br />(アニメ第1作)<br />※18:30 - 19:00<br />(1977年1月1日 - 1979年1月27日)
 
}}
 
<small>※『FNNニュース6:30』土曜版は土曜17:45 - 18:00に短縮繰り上げし、『[[FNNテレビ土曜・日曜夕刊|FNNテレビ土曜夕刊]]』と改題。</small>
 
 
 
{{笹川ひろし監督作品}}
 
{{タイムボカンシリーズ}}
 
 
{{DEFAULTSORT:たいむほかん}}
 
{{DEFAULTSORT:たいむほかん}}
 
[[Category:アニメ作品 た|いむほかん]]
 
[[Category:アニメ作品 た|いむほかん]]

2019/5/2/ (木) 09:51時点における最新版

タイムボカン』(英語表記:Time Bokan)

日本のテレビアニメ。放映はフジテレビ系列(1975年10月~1976年12月)。制作:タツノコプロ。声の出演:太田淑子ほか。「タイムボカン」シリーズ1作目。



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