「ダイダリオーン」の版間の差分
提供: miniwiki
ja>月下薄氷 細 |
細 (1版 をインポートしました) |
(相違点なし)
|
2018/8/19/ (日) 18:37時点における最新版
ダイダリオーン(古希: Δαιδαλίων, Daidaliōn)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してダイダリオンとも表記される。明けの明星ヘオースポロスの子で、ケーユクスと兄弟。娘キオネーの父。剛勇を誇る好戦的な人物だったとされる。
オウィディウスによると、娘のキオネーはヘルメースとアポローンに愛されて、両神の子アウトリュコスとピラムモーンを生んだが、傲慢だったのでアルテミスに射殺された。
ダイダリオーンはこの死を嘆き、娘の火葬の炎の中に自分も飛び込もうとした。しかし人々に止められると、彼はパルナッソス山の山頂に登り、断崖から飛び降りた。アポローンは彼を哀れに思い、ダイダリオーンをハイタカに変えた。このためハイタカの一族は、ダイダリオーンが人間だったころの荒々しい性格を引き継いで、攻撃的な鳥になったのだという[1]。ヒュギーヌスも同様の話を伝えている[2]。