チェビシェフの不等式(チェビシェフのふとうしき)
確率変数を x ,x の平均値を μ ,正の分散を σ2 とするとき,任意の正の数 ε に対して |x-μ|≧ε となる確率は σ2/ε2 より大きくない。すなわち確率の記号を使って式に表わせば Pr(|x-μ|≧ε)≦σ2/ε2 である。この式をチェビシェフの不等式という。関数解析的にいえば,平均収束と測度収束の関係を表わしている。