「トリニダード・トバゴ」の版間の差分

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'''トリニダード・トバゴ共和国'''(トリニダード・トバゴきょうわこく、{{Lang-en|Republic of Trinidad and Tobago}})、通称'''トリニダード・トバゴ'''は、[[カリブ海]]の[[小アンティル諸島]]南部に位置する[[トリニダード島]]と[[トバゴ島]]の二島と属領からなる[[共和制]][[国家]]で、[[イギリス連邦]]加盟国である。[[島国]]であり、海を隔てて北に[[グレナダ]]、北東に[[バルバドス]]、南に[[ベネズエラ]]が存在する。首都は[[ポートオブスペイン]]。
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'''トリニダード・トバゴ共和国'''(トリニダード・トバゴきょうわこく、{{Lang-en|Republic of Trinidad and Tobago}})、通称'''トリニダード・トバゴ'''
  
[[リンボーダンス]][[スティールパン]]で有名である。アフリカ系とインド系の住民が拮抗している。
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南アメリカ大陸北岸沖,カリブ海南東端にある島国。狭い海峡を挟んでベネズエラ北東岸に相対する[[トリニダード島]]と,その北東約 30kmに位置する小さな[[トバゴ島]]からなる。熱帯気候に属し,高温多雨。1~5月が乾季で,9~10月にも短い乾季がある。住民構成は歴史を反映して複雑で,アフリカ系黒人とインド系が各 40%,混血 16%,ほかにヨーロッパ系住民や中国人がいる。公用語は英語。両島とも 1498年に[[コロンブス]]が来航したが,それぞれ別個の歴史をたどったのち,19世紀末合併し,単一のイギリス植民地となった。 1910年トリニダード島南部の石油開発が本格的に始まると,農業植民地としての経済形態に変化が生じた。 1937年油田労働者のストライキがゼネストに発展。
 
 
== 国名 ==
 
正式名称は、''Republic of Trinidad and Tobago''。通称、''Trinidad and Tobago''({{Audio|En-us-Trinidad and Tobago.ogg|/ˌtrɪnɨdæd ænd tɵˈbeɪɡoʊ/}} トリニダッド・アンド・トベイゴウ)。
 
 
 
日本語の表記は、'''トリニダード・トバゴ共和国'''。通称、'''トリニダード・トバゴ'''。
 
 
 
国名は、主要二島のトリニダード島とトバゴ島を合わせたものである。トリニダード島は、島にある3つの山を[[キリスト教]]の教義の[[三位一体]](trinidadは、[[スペイン語]]で三位一体のこと)になぞらえて、スペイン人に名付けられた。トバゴ島は、[[先住民]]が吸っていた[[タバコ]]から名付けられた。スペイン語での国名は、{{lang|es|República de Trinidad y Tobago}}。
 
 
 
== 歴史 ==
 
{{Main|{{仮リンク|トリニダード・トバゴの歴史|en|History of Trinidad and Tobago}}}}
 
* 1498年 [[クリストファー・コロンブス]]の第3次航海によって、トリニダード島とトバゴ島はヨーロッパに知られることになる。 この頃、[[先住民]]に[[カリブ族]]と[[アラワク族]]がいたが、[[スペイン]]に[[征服]]される。
 
* 1532年 スペインの[[植民地]]となる。その後、両島とも[[イギリス]]、[[オランダ]]、[[フランス]]、[[バルト海]]の[[ドイツ人|ドイツ系]][[クールラント公国]]と次々に統治者が入れ替わった。最終的に両島ともイギリス領となった。
 
* 1797年 [[スペイン]]の支配下だった、トリニダード島が[[イギリス]]の植民地になる。
 
* 1802年 [[フランス]]の植民地にあった、トバゴ島もイギリスが獲得。トリニダード島は正式にイギリスの領土になる。
 
* 1814年 トバゴ島も正式にイギリスの領土となる。
 
* 1888年 トリニダード島とトバゴ島を統合。
 
* 1956年 [[エリック・ウィリアムズ]]博士が{{仮リンク|人民国家運動|en|People's National Movement}}(PNM)を創設し、総選挙に勝利。支持したのは主として黒人。インド系は対立候補を支持。
 
* 1958年 [[西インド連邦]]に加入。
 
* 1961年 西インド連邦を脱退。
 
* 1962年 8月31日、[[英連邦王国]]としてイギリスから独立。
 
* 1970年 [[ブラック・パワー]]によるデモのため、一時緊急事態。
 
* 1976年 [[共和制]]に移行。[[エリス・クラーク]]が大統領に就任。
 
* 1980年 トバゴ島、独自の国民議会を開催。
 
* 1986年 {{仮リンク|国家再建同盟|en|National Alliance for Reconstruction}}(NAR)連合が選挙に勝つが、経済の衰退が進行。
 
* 1987年 トバゴ島が内政[[自治権]]を獲得。クラークに代わり、[[ノア・モハメド・ハサナリ]]が大統領になる。
 
* 1988年 [[パサオ・パンデー]]を[[追逐]]。左派の{{仮リンク|統一民族会議|en|United National Congress}}(UNC)を結成。
 
* 1990年 7月{{仮リンク|ヤシル・アブ・バグル|en|Yasin Abu Bakr}}の黒人[[イスラム原理主義]]組織{{仮リンク|ジャマート・アル・ムスリメーン|en|Jamaat al Muslimeen}}(Jamaat al Muslimeen)によるTV局占拠の[[クーデター]]未遂事件([[:en:Jamaat al Muslimeen coup attempt|Jamaat al Muslimeen coup attempt]])が発生し、{{仮リンク|アーサー・N・R・ロビンソン|en|A. N. R. Robinson}}[[首相]]が銃で武装したリーダーの[[ビラアル・アブドル]]により人質となる。
 
* 1991年 ''PNM''、総選挙で政権奪還。
 
* 1997年 [[レイモンド・ロビンソン]]大統領に就任。
 
 
 
== 政治 ==
 
[[File:POS Redhouse.JPG|thumb|国会議事堂]]
 
{{Main|{{仮リンク|トリニダード・トバゴの政治|en|Politics of Trinidad and Tobago}}}}
 
トリニダード・トバゴは、[[共和制]]、[[議院内閣制]]を採る立憲国家である。現行憲法は[[1976年]][[8月1日]]に施行された<ref>「トリニダード・トバゴ共和国」『世界年鑑2016』([[共同通信社]]、2016年)361頁。</ref>。
 
 
 
[[元首|国家元首]]は[[トリニダード・トバゴの大統領|大統領]]であり、大統領は[[間接選挙]](上下両院議員による投票)で選出される。任期は5年で、3選は禁止。その権限は、元首としての儀礼的・形式的なものに限られる。詳細は「[[トリニダード・トバゴの大統領]]」を参照。
 
 
 
[[行政権]]は[[トリニダード・トバゴの首相|首相]]率いる[[内閣]]に属する。総選挙の結果を受け、多数派政党の指導者を大統領が首相に任命する。[[閣僚]]は議会議員の中から任命される。
 
 
 
[[立法府]]は[[上院]]、[[下院]]で構成される[[両院制]]の議会である。上院は31議席で、うち16議席は与党、9議席は大統領、6議席は野党により任命される。任期は最大5年。下院は41議席で、議員は国民による[[直接選挙]]で選出され、任期は5年。
 
 
 
トリニダード・トバゴは[[複数政党制]]が機能している。主要政党は中道左派の[[人民国家運動]] (PNM) 、左派の[[統一民族会議]] (UNC) であり、[[二大政党制]]が機能している。
 
 
 
トバゴ島には独自の議会があり、トバゴ島の内政自治を担う行政府としての役割も果たしている。
 
 
 
== 軍事 ==
 
{{Main|トリニダード・トバゴの軍事}}
 
国家安全保障省の下にトリニダード・トバゴ国防軍が存在している。人員は2007年時点で約2,700人が所属し、陸軍、沿岸警備隊、航空警備隊などが存在する。
 
 
 
== 国際関係 ==
 
近隣諸国や[[アメリカ合衆国|アメリカ]]との関係が深いほか、旧[[宗主国]]のイギリスとの関係が深く、[[イギリス連邦]]加盟国である。[[国際連合]]に加盟している。
 
 
 
=== 日本 ===
 
* 1962年:独立と同時にトリニダード・トバゴ承認
 
* 1964年5月:外交関係開設
 
* 1979年:[[日本]][[大使館]]開設(トリニダード・トバゴ側は1971年以来、在インド大使館が兼轄)
 
 
 
日本との二国間条約・取極:なし
 
 
 
== 地方行政区分 ==
 
[[ファイル:Regiones de Trinidad y Tobago.svg|thumb|270px|right|トリニダード・トバゴの行政区画]]
 
{{Main|トリニダード・トバゴの行政区画}}
 
<!--- 現況と一致しない
 
トリニダード・トバゴは8[[州]]30[[郡]]に分かれており、トバゴ島はその中の1郡である。
 
* カロニ州(Caroni)
 
* ナリバ州(Nariva)
 
* マジャロ州(Mayaro)
 
* ビクトリア州(Victoria)
 
* セント・アンドリュー州(Saint Andrew)
 
* セント・デビット州(Saint David )
 
* セント・ジョージ州(Saint George)
 
* セント・パトリック州(Saint Patrick)
 
--->
 
* トバゴ島(Tobago) は1987年国内自治権が与えられた。
 
 
 
=== 主要都市 ===
 
* [[ポートオブスペイン]]
 
* [[サンフェルナンド (トリニダード・トバゴ)|サン・フェルナンド]]
 
* {{仮リンク|グアイコ|en|Guaico}}
 
* {{仮リンク|アリマ|en|Arima}}
 
* [[スカボロー (トリニダード・トバゴ)|スカボロー]](トバゴ島)
 
 
 
== 地理・地質 ==
 
[[ファイル:Td-map.png|thumb|270px|right|トリニダード・トバゴの地理]]
 
[[Image:Trinidad Topography.png|thumb|right|地形図]]
 
{{Main|{{仮リンク|トリニダード・トバゴの地理|en|Geography of Trinidad and Tobago}}}}
 
 
 
トリニダード島とトバゴ島の2島からなる。トリニダード島は面積4827km<sup>2</sup>の山がちな島で、最高地点はアリポ山(981m)であり、南米ベネズエラの海岸からわずか15kmの沖合いに位置している。{{仮リンク|マノス島|en|Monos}}や[[チャカチャカレ|チャカチャカレ島]]などの小島が周囲にある。トバゴ島はトリニダード島から北東約34kmに位置し、面積301km<sup>2</sup>で同じく山がちな島であり、{{仮リンク|セント・ジルズ島|en|Saint Giles Island}}や{{仮リンク|リトル・トバゴ島|en|Little Tobago}}などの小島が周囲にある。首都ポートオブスペインはトリニダード島の西部パリア湾に面した所にある。
 
トリニダード島の北部山地はジュラ紀と白亜紀の変成岩から成る。その南の北部低地はより新しい地質時代の堆積物から成る。中央山地では白亜紀と第三紀の堆積岩が褶曲・断層作用を受けている。南部低地は新第三紀の砂・粘土・礫から成り、その下に石油・ガス鉱床がある。南部山地は新第三紀の砂岩・頁岩・シルト岩が褶曲しており、オイルサンドや泥火山が見られる。
 
 
 
 
 
== 経済 ==
 
{{Main|{{仮リンク|トリニダード・トバゴの経済|en|Economy of Trinidad and Tobago}}}}
 
[[ファイル:PoSHarbour.jpg|thumb|220px|[[ポートオブスペイン]]の港]]
 
 
 
[[西インド諸島]]で唯一、豊かな[[石油]]と[[天然ガス]]の資源があり、石油と天然ガスが国の経済の中心になっている。GDPの40%、輸出の80%を占めるが、雇用は5%しかない。液化天然ガス(LNG)、石油化学、鉄鋼への投資が近年拡大している。石油から天然ガスへのシフトが見られ、米国のLNG輸入先の70%に達する。
 
 
 
トリニダード島の[[ピッチ湖]]には世界最大規模の[[アスファルト]]の天然鉱脈がある。トバゴ島は[[観光]]産業が盛んである。柑橘類やココアなどの農産物もあるが、代表的なサトウキビ産業は2007年に消滅した。
 
 
 
=== 交通 ===
 
道路網はよく発達している。島内の移動には個人タクシーか小型バスが使われる。このバスは「マクシ・バス」と呼ばれ、どこでも止める事が出来る。
 
 
 
空港はトリニダード島に[[ピアルコ国際空港]]があり、トバゴ島には[[クラウン・ポイント空港]]がある。[[BWIAトリニダード・トバゴ航空]](現・[[カリビアン航空]])が近隣諸国や[[ヨーロッパ]]、[[北アメリカ]]諸国との間を結んでいる。
 
 
 
鉄道はかつてトリニダード島全域に[[トリニダード・ガバメント鉄道|政府鉄道]]があったが、自動車の普及により[[1968年]]末に全て廃止されている<ref>[http://ptsc.co.tt/about-us.html History|About Us] - Public Transport Service Corporation</ref>。
 
 
 
== 国民 ==
 
人種は[[ネグロイド|アフリカ系]] (41%) 、[[インド系移民と在外インド人|印僑]] (41%) 、混血 (16%) 、ヨーロッパ系 (1%) 、その他[[華人]]等 (2%)。トバゴ島ではアフリカ系の住民が多い。
 
 
 
=== 言語 ===
 
公用語は英語である。最も広く話されている言語は、英語系のクレオール言語(混成言語)であり、スペイン語やフランス語、ヒンディー語の影響を強く受けている。
 
 
 
トリニダード島出身の言語学者{{仮リンク|ジョン・ジェイコブ・トマス|en|John Jacob Thomas}}は『クレオール文法の理論と実際』([[1869年]])を著し、クレオール言語が独自の体系を持った言語であることを実証した。
 
 
 
=== 宗教 ===
 
[[カトリック教会|カトリック]]が26%、[[ヒンドゥー教]]が22%、[[イギリス国教会|英国国教会]]が8%、[[イスラム教]]が5%、[[セブンスデー・アドベンチスト教会]]が4%である。
 
 
 
== 文化 ==
 
{{Main|{{仮リンク|トリニダード・トバゴの文化|en|Culture of Trinidad and Tobago}}}}
 
[[ファイル:Chaconia_UWI_2005b.jpg|thumb|国花の[[チャコニア]]]]
 
 
 
トリニダード・トバゴはアフリカ系、インド系、中国系住民の文化が互いに影響し合いながら、世界規模に拡がりのある文化を多数生み出してきた。トリニダード島は東カリブ海諸国の文化的な中心であるといえる。
 
 
 
=== 文学 ===
 
{{Main|{{仮リンク|トリニダード・トバゴの文学|en|Trinidad and Tobago literature}}}}
 
 
 
20世紀になると、[[ハイチ革命]]を描いた『{{仮リンク|ブラック・ジャコバン|en|The Black Jacobins}}』(1938年)を著した[[C・L・R・ジェームズ]]や、カリブ海地域の黒人による初の歴史書となった『資本主義と奴隷制』(1944年)、『コロンブスからカストロまで』等を著した[[エリック・ウィリアムズ]]によって、イギリス[[資本主義]]の形成におけるカリブ海の奴隷の役割が明らかにされた。
 
 
 
現代の作家としては、『{{仮リンク|ビスワス氏の家|en|A House for Mr Biswas}}』(1961年)などで知られるインド系[[ノーベル文学賞]]作家の[[V・S・ナイポール]]が挙げられる。
 
 
 
=== 絵画 ===
 
著名な画家としては、[[ミシェル・ジャン・キャサボン]]が挙げられる。
 
 
 
=== カーニバル ===
 
[[File:Orange Carnival Masqueraders in Trinidad.jpg|thumb|[[トリニダード・カーニバル]]]]
 
首都[[ポートオブスペイン]]で開催されている[[トリニダード・カーニバル|カーニバル]]は、世界の三大カーニバルに数えられており、大掛かりな衣装を身にまとった[[仮面舞踏会]]や、大衆歌謡音楽である[[カリプソ (音楽)|カリプソ]]や[[ソカ]]、スティールパンのコンテストであるパノラマなどが有名である。カーニバルの文化は、植民活動をおこなった[[フランス]]によってもたらされた。カーニバルの衣装には、[[ドラゴン]]のモチーフなど、中国系住民の文化の要素が入っている。
 
 
 
=== 音楽 ===
 
{{Main|{{仮リンク|トリニダード・トバゴの音楽|en|Music of Trinidad and Tobago}}}}
 
 
 
1920年代に[[カリプソ (音楽)|カリプソ]]が音楽ジャンルとして成立した。
 
 
 
1930年代に石油を貯蔵するための[[ドラム缶]]から生まれた楽器・[[スティールパン]](スティールドラム)は「20世紀最大の[[アコースティック楽器]]発明」と呼ばれており、1992年の独立記念日には正式に「国民楽器」として認められた。スティールパンは、先進国への移民によって世界の音楽に影響を与えており、多くのアーティストによって取り組まれている。
 
 
 
[[ソカ]]もこの国の発祥である。ソカは、[[イラン|ペルシア]]系の人びとの{{仮リンク|タッサ|en|Tassa}}やインド系の人びとの{{仮リンク|チャトニー|en|Chutney music}}といった音楽の要素を取り込んでおり({{仮リンク|チャトニー・ソカ|en|Chutney Soca}})、[[ニューヨーク]]の[[移民]]社会を通じて[[ヒップホップ]]と互いに影響を受け合いながら、世界の[[ポピュラー音楽]]に影響を与えている。
 
 
 
著名な音楽家としては[[アッティラ・ザ・フン]]、[[ロード・キチナー]]、[[エドムンド・ロス]]が挙げられる。
 
また、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]で活動するラッパー、シンガーソングライターの[[ニッキー・ミナージュ]]も首都[[ポートオブスペイン|ポート・オブ・スペイン]]生まれである。
 
 
 
=== 祝祭日 ===
 
{| class="wikitable" style=
 
! 日付 !! 日本語表記 !! 英語表記 !! 備考
 
|-
 
| {{0}}1月{{0}}1日 || [[元日]] || New Year’s Day ||
 
|-
 
| {{0}}2月~3月 || カーニバル || Carnival ||
 
|-
 
| 移動祝祭日 || 復活祭 || Easter ||
 
|-
 
| {{0}}3月30日 ||  || Spiritual Baptist/Shouter Liberation Day ||
 
|-
 
| 移動祝祭日 ||  || Corpus Christi ||
 
|-
 
| {{0}}5月30日 || インド人到達の日 || Indian Arrival Day ||
 
|-
 
| {{0}}6月19日 || 労働者の日 || Labour Day ||
 
|-
 
| {{0}}8月{{0}}1日 || 解放記念日 || Emancipation Day ||
 
|-
 
| {{0}}8月31日 || 独立記念日 || Independence Day ||
 
|-
 
| {{0}}9月24日 || 共和国記念日 || Republic Day ||
 
|-
 
| 移動祝祭日 || [[イド・アル=フィトル|エイド・ウル・フィトル]] || Eid‐ul‐Fitr ||
 
|-
 
| 移動祝祭日 || [[ディーワーリー]] || Diwali  ||
 
|-
 
| 12月25日 || [[クリスマス]] || Christmas Day ||
 
|-
 
| 12月26日 || [[ボクシング・デー]] || Boxing Day ||
 
|}
 
 
 
=== スポーツ ===
 
{{Main|トリニダード・トバゴのスポーツ}}
 
イギリスの植民地だった事から[[クリケット]]が他の[[ラテンアメリカ]]諸国と比べて盛んである。
 
 
 
[[陸上競技]]では、[[ヘイズリー・クロフォード]]が1976年の[[モントリオール五輪]]の男子100mで同国初の金メダルを獲得した。
 
 
 
サッカーでは、[[FIFAワールドカップ|W杯]]に2006年の[[2006 FIFAワールドカップ|ドイツ大会]]で初出場を果たした。
 
 
 
[[女子ボクシング]]において、世界タイトル9冠を達成して17戦全勝のまま死亡した[[ジゼール・サランディ]]を輩出したことでも知られる。
 
 
 
== 出身者 ==
 
* 映画『[[勝利への脱出]]』で[[ペレ]]が演じたルイス・フェルナンデスはトリニダード・トバゴ出身の設定。
 
* 歌手の[[青山テルマ]]の祖父はこの国出身。
 
* 主に関東で活動する、スチールパン奏者:トニー・グッピーはポート・オブ・スペインの出身。
 
* アメリカで活躍する、ヒップホップ歌手[[ニッキー・ミナージュ]]はポート・オブ・スペインの出身。
 
  
 +
1945年普通選挙制度導入。 1950年制定された新憲法のもとで,1956年総選挙が行なわれ,エリック・[[ウィリアムズ]]の率いる人民民族運動党 PNMが勝利。 1961年内政の完全自治を定めた新憲法施行。この間 1958年西インド諸島のイギリス領諸島が[[西インド諸島連邦]]を結成,連邦としての独立を目指したが,1961年単独に独立すべくジャマイカが脱退。翌 1962年トリニダード・トバゴも脱退し,8月 31日独立,イギリス連邦の構成国となった。ウィリアムズが初代首相。 1976年8月新憲法が施行され,共和国となった。商品作物としてサトウキビ,柑橘類,カカオ,コーヒー,ココナッツなどが栽培されるが,輸出額の5~7%を占めるにすぎない。消費作物として米,豆類,トウモロコシ,芋類が栽培される。主産業は石油産業で,輸出額の 45%以上を占め,西インド諸島有数の産油国。鉱物資源としてはほかにアスファルトがあり,世界有数の産出国である。工業部門では,石油精製と石油化学のほか,肥料,衣料,自動車組み立てなどの工業がある。観光業も特にトバゴ島で重要。国内交通路としては鉄道もあるが,自動車交通が中心で,道路網が整備されている。海路,空路によりカリブ海諸島をはじめ,世界各地と連絡。
 +
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
{{脚注ヘルプ}}
 
{{Reflist}}
 
{{Reflist}}
 
== 参考文献 ==
 
* {{Cite book|和書|author=[[二村久則]]、[[野田隆]]、[[牛田千鶴]]、[[志柿光浩]]|date=2006年4月|title=ラテンアメリカ現代史III|series=世界現代史35|publisher=[[山川出版社]]|location=[[東京]]|isbn=4-634-42350-2|ref=二村、野田、牛田、志柿(2006)}}
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[トリニダード・トバゴ関係記事の一覧]]
 
* [[クールラントによるアメリカ大陸の植民地化]]
 
* [[エリック・ウィリアムズ]]
 
  
 
== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
{{Commons&cat|Trinidad and Tobago|Trinidad and Tobago}}
 
 
; 政府
 
; 政府
 
* [http://www.gov.tt/ トリニダード・トバゴ共和国政府] {{en icon}}
 
* [http://www.gov.tt/ トリニダード・トバゴ共和国政府] {{en icon}}
 
* [http://www.opm.gov.tt/ トリニダード・トバゴ首相府] {{en icon}}
 
* [http://www.opm.gov.tt/ トリニダード・トバゴ首相府] {{en icon}}
 
 
; 日本政府
 
; 日本政府
 
* [http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/trinidad/ 日本外務省 - トリニダード・トバゴ] {{ja icon}}
 
* [http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/trinidad/ 日本外務省 - トリニダード・トバゴ] {{ja icon}}
 
* [http://www.tt.emb-japan.go.jp/ 在トリニダード・トバゴ日本国大使館] {{en icon}}
 
* [http://www.tt.emb-japan.go.jp/ 在トリニダード・トバゴ日本国大使館] {{en icon}}
 
 
; 観光
 
; 観光
 
* [http://www.gotrinidadandtobago.com/home/home.php トリニダード・トバゴ政府観光局] {{en icon}}
 
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[[Category:トリニダード・トバゴ|*]]
 
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2018/9/23/ (日) 08:26時点における最新版

トリニダード・トバゴ共和国
Republic of Trinidad and Tobago
国の標語:Together we aspire, together we achieve
(英語: 我ら共に熱望し、我ら共に成し遂げる)
公用語 英語
首都 ポートオブスペイン
最大の都市 サンフェルナンド

面積

総計 5128km2165位
水面積率 極僅か

人口

総計(2008年 133万9000人(150位
人口密度 214人/km2
GDP(自国通貨表示)

合計(2008年 1555億[1]トリニダード・トバゴ・ドル
GDP (MER)

合計(2008年 248億[1]ドル(90位
GDP (PPP)

合計(2008年270億[1]ドル(104位
1人あたり 2万0722[1]ドル
独立
 - 日付
イギリスより
1962年8月31日
通貨 トリニダード・トバゴ・ドル (TTD)
時間帯 UTC -4(DST:なし)
ISO 3166-1 TT / TTO
ccTLD .tt
国際電話番号 1-868

トリニダード・トバゴ共和国(トリニダード・トバゴきょうわこく、英語: Republic of Trinidad and Tobago)、通称トリニダード・トバゴ

南アメリカ大陸北岸沖,カリブ海南東端にある島国。狭い海峡を挟んでベネズエラ北東岸に相対するトリニダード島と,その北東約 30kmに位置する小さなトバゴ島からなる。熱帯気候に属し,高温多雨。1~5月が乾季で,9~10月にも短い乾季がある。住民構成は歴史を反映して複雑で,アフリカ系黒人とインド系が各 40%,混血 16%,ほかにヨーロッパ系住民や中国人がいる。公用語は英語。両島とも 1498年にコロンブスが来航したが,それぞれ別個の歴史をたどったのち,19世紀末合併し,単一のイギリス植民地となった。 1910年トリニダード島南部の石油開発が本格的に始まると,農業植民地としての経済形態に変化が生じた。 1937年油田労働者のストライキがゼネストに発展。

1945年普通選挙制度導入。 1950年制定された新憲法のもとで,1956年総選挙が行なわれ,エリック・ウィリアムズの率いる人民民族運動党 PNMが勝利。 1961年内政の完全自治を定めた新憲法施行。この間 1958年西インド諸島のイギリス領諸島が西インド諸島連邦を結成,連邦としての独立を目指したが,1961年単独に独立すべくジャマイカが脱退。翌 1962年トリニダード・トバゴも脱退し,8月 31日独立,イギリス連邦の構成国となった。ウィリアムズが初代首相。 1976年8月新憲法が施行され,共和国となった。商品作物としてサトウキビ,柑橘類,カカオ,コーヒー,ココナッツなどが栽培されるが,輸出額の5~7%を占めるにすぎない。消費作物として米,豆類,トウモロコシ,芋類が栽培される。主産業は石油産業で,輸出額の 45%以上を占め,西インド諸島有数の産油国。鉱物資源としてはほかにアスファルトがあり,世界有数の産出国である。工業部門では,石油精製と石油化学のほか,肥料,衣料,自動車組み立てなどの工業がある。観光業も特にトバゴ島で重要。国内交通路としては鉄道もあるが,自動車交通が中心で,道路網が整備されている。海路,空路によりカリブ海諸島をはじめ,世界各地と連絡。

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 IMF Data and Statistics 2009年7月18日閲覧([1]

外部リンク

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