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{{otheruses|国|2018年公開予定の映画|ノルウェー (映画)}}
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{{基礎情報 国
 
{{基礎情報 国
 
|略名 =ノルウェー
 
|略名 =ノルウェー
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'''ノルウェー王国'''(ノルウェーおうこく、{{lang-no|''Kongeriket Norge/Noreg''}})、通称'''ノルウェー'''は、[[北ヨーロッパ]]の[[スカンディナビア半島]]西岸に位置する[[立憲君主制]][[国家]]である。首都は半島南端部に存在する[[オスロフィヨルド]]の奥に形成された港湾都市の[[オスロ]]で、東に[[スウェーデン]]、[[ロシア]]、[[フィンランド]]と国境を接している。
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'''ノルウェー王国'''(ノルウェーおうこく、{{lang-no|''Kongeriket Norge/Noreg''}})、通称'''ノルウェー'''
 
 
国土は南北に細長く、海岸線は[[北大西洋]]の複数の海域、すなわち[[スカゲラック海峡]]、[[北海]]、[[ノルウェー海]]および[[バレンツ海]]に面している。海岸線には、多くの[[フィヨルド]]が発達する。この他、ノルウェー本土から約1,000[[キロメートル]] (km) 離れた北大西洋上の[[ヤンマイエン島|ヤン・マイエン島]]は固有の領土の一部として領有され、[[スヴァールバル条約]]により[[バレンツ海]]の[[スヴァールバル諸島]]を領有している。[[南大西洋]]に[[ブーベ島]]を属領として持つ。
 
 
 
{{仮リンク|ノルディックモデル|en|Nordic model}}による高負担高福祉の[[福祉国家]]として知られ<ref name=OECDrevenue />、OECDの人生満足度(Life Satisfaction)では[[スイス]]に次いで第2位となった(2014年)<ref>{{Cite |title=Society at a Glance 2014|publisher=OECD |date=2014 |isbn=9789264219977 |doi=10.1787/soc_glance-2014-27-en |at=Chapt.7.1}}</ref>。
 
 
 
== 国名 ==
 
正式名称は[[ノルウェー語]]の[[ブークモール]] (bokmål) では {{Lang|no|Kongeriket }}{{audio|No-Norge.oga|Norge|help=no}}、[[ニーノシュク]] (nynorsk) では {{Lang|nno|Kongeriket }}{{audio|No-Noreg.oga|Noreg|help=no}}、サーミ語ではNorga / Norgga gonagasriika。英語による表記は Kingdom of Norway。通称 Norway。形容詞はNorwegian。日本語による表記は'''ノルウェー王国'''。通称は'''ノルウェー'''。'''ノルウェイ'''とも。古くは'''ノールウヱー'''と表記された<ref>青木節一[{{NDLDC|2390925/20}} 『国際聯盟年鑑 1929 昭和4年版』](国立国会図書館デジタルコレクション)、朝日新聞社、4頁</ref>。[[国名の漢字表記一覧|漢字による表記]]は'''諾威'''で、'''諾'''と略される。
 
 
 
== 地理 ==
 
{{Main|ノルウェーの地理}}
 
[[File:GaldhøpiggenFromFannaråki.jpg|thumb|left|ガルフピッゲン山]]
 
[[ファイル:Norway-map.png|thumb|left|200px|ノルウェーの地図。]]
 
[[スカンディナヴィア半島]]の西岸に位置し、[[北極海]]および[[ノルウェー海]]に面し、海岸には[[フィヨルド]]が発達している。国土は北緯57度以上という高緯度地帯に位置しているが、[[北大西洋海流]]の分枝である[[暖流]]の[[ノルウェー海流]]の影響により、[[不凍港]]であるほど温暖である。この為、[[バルト海]]沿岸よりもノルウェー北部は穏やかな気候となっている。また、陸地のほとんどを[[スカンディナヴィア山脈]]が占める為、平地は無いに等しい。最高地点は{{仮リンク|ヨーツンハイム山地|en|Jotunheimen}}にある[[ガルヘピッゲン|ガルフピッゲン]]であり、標高は2469[[メートル]] (m) 。
 
 
 
面積はスヴァールバル諸島などを含めて約38.5万[[平方キロメートル]] (km<sup>2</sup>)で、[[日本]]よりわずかに広い。ただし、資料によってはスヴァールバル諸島を自治領とみなし、国土面積に含めないことがあり、その場合は日本より狭い値となる<ref>[https://www.tokyo-shoseki.co.jp/question/j/syakai.html#q2 ノルウェーの面積が資料によっては日本より大きかったり小さかったりするのはなぜですか。] - 東京書籍 教科書・図書教材 よくあるQ&A</ref>。
 
 
 
[[南極大陸]]の[[ドローニング・モード・ランド|クイーン・モード・ランド]]および[[南太平洋]]の[[ピョートル1世島|ペーター1世島]]の領有を主張しているが、両地は[[南極条約]]により領有権が凍結されている。ノルウェーとロシアの間でバレンツ海における領海の境界線の合意が得られていないことにより、当面の間両国によって共管される「グローソネン」(グレーゾーン)と呼ばれる海域があったが、2010年9月15日に両国は境界画定条約に調印した。
 
 
 
[[酸性雨]]が降り注ぎ、国連環境計画([[UNEP]])の1986年調査では、666万[[ヘクタール]]のうち26%に当たる171.2万ヘクタールが被害面積であった<ref>石弘之著『地球環境報告』岩波書店《岩波新書(新赤版33)》 1988年 218ページ</ref>。
 
{{-}}
 
 
 
== 国民 ==
 
<!-- {{Main|ノルウェーの国民}} -->
 
{{bar box
 
|title=民族構成(ノルウェー)
 
|titlebar=#ddd
 
|float=right
 
|bars=
 
{{bar percent|[[ノルウェー人]]|gray|82}}
 
{{bar percent|その他|red|18}}
 
}}
 
[[File:Population pyramid Norway 2011.svg|thumb|right|人口ピラミッド]]
 
[[ファイル:Santaandgoat.gif|thumb|upright|粥を持ち、ヤギにまたがった[[ニッセ]]([[サンタクロース]]の原型と言われる。ユールにお粥を炊いて、ニッセに供える習慣がある)。]]
 
[[2011年]]の統計<ref>{{cite web |url=http://www.ssb.no/english/subjects/02/01/10/innvbef_en/tab-2011-04-28-04-en.html |title=Statistics Norway – Persons with immigrant background by immigration category and country background |publisher=Ssb.no |date=2011-01-01 |accessdate=2011-07-23 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20110822123633/http://www.ssb.no/english/subjects/02/01/10/innvbef_en/tab-2011-04-28-04-en.html |archivedate=2011年8月22日 |deadurldate=2017年9月 }}</ref>によると[[ゲルマン]]系の[[ノルウェー人]]がほとんどで82.0%を占める。その他、スウェーデン系1.6%、デンマーク系1.0%、他に少数民族の[[サーミ人]]約2万人がいる。残りは移民であり、2010年には移民人口は552,000人と全人口の11.4%を占めている<ref name="ssb">{{Cite web|url=http://www.ssb.no/innvbef/|title=Innvandrere fra 216 land |work=Statistics Norway|date=29 April 2010|accessdate=2011-07-25}}</ref>。その内訳は[[ポーランド]](60,610人)、[[スウェーデン]](34,108人)[[パキスタン]](31,884人)、[[イラク]](27,827人)、[[ソマリア]](27,523人)、[[ドイツ]](24,394人)、[[ベトナム]](20,452人)、[[デンマーク]](19,522人)、[[イラン]](16,957人)、[[トルコ]](16,430人)の順となっている。
 
 
 
=== 公用語 ===
 
[[公用語]]は[[ノルウェー語]]である。ノルウェー語には、[[オスロ]]周辺の方言をもととして[[デンマーク語]]の強い影響を受けた[[ブークモール]](書物の言葉)、および、デンマーク色を排しノルウェー各地域の方言をもとに言語の「[[言語改革#言語純化|純化]]」を行い人工的に作られた[[ニーノシュク]](新しいノルウェー語)の2種類がある。どちらも公用語として制定されているが、実際に広く話され理解されている言語の9割近くがブークモールである。また、公式にはニーノシュクの使用人口が1割以上居ることになっているが、実際には彼らは各地のランスモール(土着の言葉)の話者であり、彼らを総称して「ニーノシュク話者」とされているというのが実態に近い。人工言語としてのニーノシュクを用いる話者は少なく、伝統的な共通語・権威語であるブークモールや外国語を使わずに地域をまたがるコミュニケーションを行うのは困難であると言われる。
 
 
 
他にサーミ人が[[サーミ語|サーメ語]]を使っている。サーミ語人口は2万人程度である。[[カラショーク]] (Kárášjohka-Karasjok) 、[[カウトケイノ]] (Guovdageaidnu-Kautokeino) 、ネッセビィ (Unjárga-Nesseby) 、ポルサンゲル (Porsanger) 、ターナ (Deatnu-Tana) 、コーフョルド (Gáivuotna-Kåfjord) といったサーミ人が多く居住する地区では、サーメ語も公用語である。
 
 
 
また、[[イギリス]]に地理的にも歴史的にも深い関わりのあるノルウェーでは[[英語]]のテレビ番組が放送されていることもあり、(特に大都市圏では)多くの国民が英語に明るい。
 
 
 
=== 宗教 ===
 
[[キリスト教]][[プロテスタント]]の[[ルーテル教会]]が多数派であり、[[ノルウェー国教会]]の所属が78.0%を占めている(2010年現在)。[[1537年]]に創設されたノルウェー国教会は長らく[[国教]]の地位にあったが、[[2012年]]にその座を降りた。その他のプロテスタントや[[カトリック教会|ローマ・カトリック]]等の団体所属は5.4%、キリスト教以外の宗教は2.7%(このうち80.1%が[[イスラム教]])、人生哲学団体に所属する人の割合は1.7%である<ref>[http://www.ssb.no/english/subjects/00/minifakta_en/jp/ ノルウェーデータ 2012: メディアと文化]</ref>。
 
 
 
== 社会 ==
 
[[File:OECD Tax revenue.svg|thumb|right|350px|OECD各国税収のタイプ別GDP比(%)。<br>水色は国家間、青は連邦・中央政府、紫は州、橙は地方、緑は社会保障基金<ref name="OECDrevenue">{{Cite report|publisher=OECD |title=Revenue Statistics |doi=10.1787/19963726}}</ref>。]]
 
[[File:OECD General Consumption Taxes.svg|thumb|right|350px|OECD諸国における[[付加価値税]](VAT)標準税率(2014年)<ref name=OECDrevenue />]]
 
1人当たりのGDPや平均寿命、就学率、成人[[識字率]]ともに世界的に高く{{Sfn|OECD|2016|loc=Basic Statisticsof Norway}}、「[[人間開発指数]](HDI)」で、世界トップクラスに位置している(2006年度1位)<ref name="hdr">UNDP(国連開発計画)「人間開発報告書(HDR)」より</ref>。
 
 
 
また世界で最も男女平等が浸透している国としても知られている。男女の就労率の差はわずか0.6%で{{Sfn|OECD|2016|loc=Basic Statisticsof Norway}}、男女間の[[機会均等]]、[[社会参加]]、利益などでも男女の差がなく、社会的要素の利益が男女の垣根なくいかに自由で平等に行き渡っているかを数値化したGDI、男女間の機会均等と社会参加の程度をあらわすGEMどちらも世界一である<ref name="hdr" />。かつて、[[徴兵制度|徴兵]]は男性だけの義務となっていたが、2014年に女性も対象とする法案が可決したことから、2015年から女性の徴兵を開始した。
 
 
 
なおGDPに占める[[税収]]比は40.5%と上位国のひとつであり(2013年)<ref name="OECDrevenue">{{Cite report|publisher=OECD |title=Revenue Statistics |doi=10.1787/19963726}}</ref>、 [[付加価値税]](VAT)も25.0%と上位国のひとつである(2011年)<ref>{{Cite report|publisher=OECD |title=Consumption Tax Trends 2014 |date=2014 |doi=10.1787/ctt-2014-en }}</ref>。
 
 
 
=== 保健 ===
 
{{Main|ノルウェーの医療}}
 
平均寿命は80.8歳(2013年){{Sfn|OECD|2016|loc=Basic Statisticsof Norway}}。主に一般税収を原資とした[[ユニバーサルヘルスケア]]が達成されている<ref name="emb">{{Cite press|title=ノルウェーの社会保障制度  |url= http://www.no.emb-japan.go.jp/Japanese/Nikokukan/nikokukan_files/noruweinoshakaihoshouseido.pdf |publisher=ノルウェー日本国大使館 |date=2013-06}}</ref>。国民1人当たりの保健支出は、OECD各国において米国に次いで高い<ref name="OECD2013">{{Cite report|publisher=OECD |date=2013-11-21 |title=Health at a Glance 2013 |doi=10.1787/health_glance-2013-en }}</ref>。
 
 
 
なお[[アルコール]]は国営企業[[:en:Vinmonopolet|Vinmonopolet]]による[[専売制]]となっている。
 
 
 
=== 婚姻 ===
 
ノルウェーでは、婚姻の際には、同姓婚姻と夫婦別姓のいずれかを選択できる。また、2008年より、同性同士の婚姻([[同性結婚]])が可能となっている。
 
 
 
=== 移民制度 ===
 
2013年には移民人口は全人口の14%を占めている<ref name="ssb" />。[[ノルウェー労働党]]連立左派政権は移民受け入れは安易過ぎるとして2011年に[[ウトヤ島]]にて[[ノルウェー連続テロ事件]]で青年部を狙われた。[[2013年]]9月9日に行われた総選挙では青年部の生存者を「ウトヤの声」と名付けて候補者として多数擁立した。しかし、[[進歩党 (ノルウェー)]]という安易な移民受け入れを批判する政党と[[保守党 (ノルウェー)|保守党]]を中心とした中道右派連合に敗北して下野した<ref>[http://www.norway.or.jp/norwayandjapan/policy_soc/policy/election2013result/#.UoZJjOIleLw 2013年ノルウェー総選挙結果](2013年9月18日 駐日ノルウェー王国大使館)</ref><ref>[https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20130910-00027987/ 「ノルウェーで8年ぶり政権交代、右派政党が初の連立入り」]</ref>。以後はノルウェーでは未だに寛容な受け入れ対策する[[スウェーデン]]を「失敗例」だとして言い続けてきた。進歩党の[[シルヴィ・リストハウグ]]移民・統合大臣は福祉国家の豊かなノルウェーを目当てに国内にやって来る移民への審査を厳しくしたため、移民制度自体がより厳格な[[デンマーク]]よりも申請者数が激減した。大臣は「効果的な話し方と政治、厳しい境界線には効果がある。昨年(2016年)、申請者の数が最も激減したのはノルウェー!今後、受け入れた人々の社会統合をより成功させるためにも重要なこと。これからも低い数字を維持するためにも、出来る限りのことをしていかなければならない!」とするなどデンマーク、[[フィンランド]]と同様に昨今では安易な移民受け入れに反対する政党が政権へ影響力を持っている<ref>[https://news.yahoo.co.jp/byline/abumiasaki/20170323-00069026/ 「北欧諸国への難民申請者数が減少、最も激減したのはノルウェー。ポピュリズム効果?」]</ref>。
 
 
 
== 歴史 ==
 
{{Main|ノルウェーの歴史}}
 
[[考古学]]上の発見が示すところによると、ノルウェーには約12,000年前には人が住んでいた。彼らはおそらくもっと南の地域、ドイツ北部からやって来て、海岸線に沿ってさらに北上したと考えられている。
 
 
 
[[9世紀]]から[[11世紀]]までの[[ヴァイキング]]時代が国家形成の統一運動及び拡大の元となった。[[1130年]]から[[1240年]]までは王位継承権をめぐる内戦が起こった([[:en:Civil war era in Norway|ノルウェー内戦]])。[[黒死病]]などにより[[ノルウェー君主一覧|ノルウェー王家]]が[[1387年]]に途絶え[[デンマーク]]配下となり、[[1450年]]より条約により従属化され、[[1536年]]には正式に独立を失った([[デンマーク=ノルウェー]])。デンマークが[[ナポレオン・ボナパルト|ナポレオン1世]]側に付いた後の[[1814年]]に[[スウェーデン]]に引き渡された。[[ノルウェー人]]はこの時、独立をはかったが、列強の反対により実現できず、スウェーデン王国との[[同君連合]]([[スウェーデン=ノルウェー]])が形成された。スウェーデン王[[カール13世]]がノルウェー王に即位した。[[1818年]]にカール13世が死去すると、スウェーデン=ノルウェーは[[ベルナドッテ王朝]]の支配下となった。
 
 
 
1750年頃から[[第一次世界大戦]]と[[ロシア革命]]が起こった1920年まではノルウェー北部とロシアの[[アルハンゲリスク]]の間で{{仮リンク|ポモール貿易|en|Pomor_trade}}と呼ばれる海上貿易が盛んに行われた。ノルウェーで捕れる魚と[[ロシア]]の穀物を取引し、どちらの社会においても重要度が高かった。
 
 
 
[[20世紀]]初頭、スウェーデン=ノルウェーの連合を解消しようという運動が高まり、[[1905年]]にノルウェー側からデンマークのカール王子に打診があった。その後、国民投票により君主国家を設立、議会は満場一致でカール王子をノルウェー王として選出した。彼は独立したノルウェーで[[ホーコン7世]]として即位した。スウェーデン政府はこの決定に反発し、一時騒然となったが、[[オスカル2世 (スウェーデン王)|オスカル2世]]と社民党政府の国民への説得により、ノルウェーの独立が認められた。
 
 
 
ノルウェーは[[第一次世界大戦]]では中立国だったが、[[第二次世界大戦]]では[[ドイツ]]による侵略を受け、非同盟政策に疑問を抱くようになり、集団安全保障国家となった。また、[[1945年]][[7月6日]]には対日宣戦布告するが、ついに戦火を交える事はなかった。ノルウェーは[[国際連合]]設立メンバーであり、また[[北大西洋条約機構]] (NATO)原加盟国として、[[1949年]]に[[北大西洋条約]]に調印した。ノルウェーでは[[1972年]]と[[1994年]]の2度[[欧州連合]]への加盟に関する投票が行われたが二度とも否決され、現在も[[欧州自由貿易連合]] (EFTA) のメンバーに留まっている。
 
 
 
== 政治 ==
 
{{Main|ノルウェーの政治}}
 
[[File:Harald V Norge.jpg|thumb|right|150px|ハーラル5世国王]]
 
[[File:Erna Solberg, Wesenberg, 2011 (1).jpg|thumb|right|150px|ソルベルグ首相]]
 
[[ファイル:Stortinget, Norway.jpg|thumb|330px|[[ストーティング]](ノルウェー議会議事堂)。]]
 
=== 政体 ===
 
{{Main|ノルウェー君主一覧}}
 
ノルウェーの[[政体]]は[[議会]]制度を持つ[[立憲君主制]]である。[[国王]]の役割は、主に儀式や式典などに限られるが、国の象徴として[[国民意識]]の統一に重要な役割を果たしている。
 
 
 
=== 行政 ===
 
{{Main|[[ノルウェーの首相]]}}
 
[[スウェーデン=ノルウェー連合王国]]時代の[[1814年]]の法律で、「国王は、議会または[[首相]]を含む[[内閣]]を任命する」という重要な執行権が与えられたが、ほとんどの場合は議会が国王の名の下行使している。[[1884年]]には[[議院内閣制]]が成立し、内閣の発足には議会の承認が必要となった。これにより、国王による任命は事実上形式だけのものとなった。
 
 
 
=== 立法 ===
 
{{Main|ストーティング}}
 
ノルウェー議会([[ストーティング]])は[[一院制]]で169名<!-- 2005年9月12日実施の選挙以前は165名 -->の議員から成る。2007年の憲法改正以前には、単一の選挙で選出された議員たちがウーデルスティング(下院127名)とラーグティング(上院42名)に分かれ、憲法改正等を除いては[[二院制]]として機能する変則的な体制であった。解散はなく、総選挙は4年に1度行われる。19の県を単位とする[[比例代表制]]選挙で150議席が選ばれたのち、19議席が得票率と獲得議席との乖離を調整するために配分される。選挙権はその年に満18歳以上となる者に与えられている。
 
 
 
なお、[[ノーベル平和賞]]の受賞者を決定する[[ノルウェー・ノーベル委員会]]の委員はノルウェー議会によって選出される。
 
 
 
=== 憲法 ===
 
{{Main|{{仮リンク|ノルウェー憲法|en|constitution of Norway}}}}
 
[[ファイル:Eidsvoll riksraad 1814.jpeg|180px|right|thumb|1814年、{{仮リンク|アイツヴォルの集り|en|Norwegian Constituent Assembly}}。]]
 
[[ファイル:Flaggborg 17mai.jpg|thumb|180px|right|[[5月17日]]の[[憲法記念日]]のパレードで、[[ノルウェーの国旗]]を持って行進するボーイスカウトたち。]]
 
{{仮リンク|1814年5月17日|en|Norway in 1814}}に{{仮リンク|アイツヴォル|en|Eidsvoll}}会議にて調印されたノルウェー憲法は、ノルウェーを[[絶対君主制]]から民主的な[[立憲君主制]]へと変化させた。{{仮リンク|アイツヴォル憲法|en|constitution of Norway}}は[[言論の自由]](100条)、[[法治主義]](96、97、99条)などを定めた。主要な[[憲法改正]]には次のようなものがある:
 
 
 
* 1814年11月4日 - [[スウェーデン王]]と[[同君連合]]を形成するために再制定された。
 
* 1851年 - [[ユダヤ人]]の入国禁止条項を撤廃した。
 
* 1884年 - [[議院内閣制]]が発足し、[[内閣]]は議会の過半数の反対があった場合存続できない慣例が確立した。この議会主義の原則は慣例であり、憲法の条項として明記されたものではなかった。
 
* 1887年 - [[イエズス会]]と[[修道会]]の禁止が撤廃された。
 
* 1898年 - 男性の[[普通選挙|普通選挙権]]が確立された。
 
* 1905年 - スウェーデンとの連合が解消された。
 
* 1913年 - 男女普通選挙権が確立された。
 
* 1956年 - [[信教の自由|宗教の自由]]が公認された。
 
* 2004年 - 表現の自由についての新しい条項、旧100条を置き換え。
 
* 2007年 - 議院内閣制の明記。一院制議会への移行。
 
* 2009年 - 同性者同士の婚姻法が執行される。同年同性婚者の養子縁組み法も執行される。
 
* 2012年 - [[ルーテル教会|福音ルーテル派]]の[[ノルウェー国教会|ノルウェー(国)教会]]が、[[国教]]の地位から外された。
 
 
 
== 軍事 ==
 
{{Main|ノルウェー軍}}
 
[[ノルウェー軍]]は[[ノルウェー陸軍|陸軍]]、[[ノルウェー海軍|海軍]]、[[ノルウェー空軍|空軍]]および[[ノルウェー郷土防衛隊|郷土防衛隊]]の四軍からなる。[[ノルウェー沿岸警備隊|沿岸警備隊]]も海軍の傘下にある。
 
 
 
[[徴兵制]]が布かれており、19歳から44歳の国民は1年間兵役を勤める。女性は徴兵の対象から外れていたが、2015年より女性もその対象となった。これにより、ノルウェーは欧州で、また[[北大西洋条約機構]] (NATO) で唯一、女性を徴兵対象とする国となった<ref>「ノルウェー王国」『世界年鑑2016』([[共同通信社]]、2016年)439頁。</ref>。ただし、[[良心的兵役拒否]]を行う者は、代替役務として社会奉仕活動を選択することが可能である。
 
 
 
== 地方行政区分 ==
 
{{Main|ノルウェーの県}}
 
[[ファイル:Norway counties.svg|right|thumb|300px|ノルウェーの県。]]
 
ノルウェーは、18の''fylker''(単数形:''fylke'')と呼ばれる県に分かれ、それぞれ番号付けされている。かつて県の地位にあった[[ベルゲン]]が1973年にホルダラン県に編入されたため、13番は空き番号である。県の下に422の''kommuner''(単数形:''kommune'')と呼ばれる基礎自治体がある2層制になっている。首都オスロは県であり基礎自治体でもある。
 
 
 
# {{Flagicon|Østfold}} [[エストフォル県]] (''Østfold'')
 
# {{Flagicon|Akershus}} [[アーケシュフース県]] (''Akershus'')
 
# {{Flagicon|Oslo}} [[オスロ]] (''Oslo'')
 
# {{Flagicon|Hedmark}} [[ヘードマルク県]] (''Hedmark'')
 
# {{Flagicon|Oppland}} [[オップラン県]] (''Oppland'')
 
# {{Flagicon|Buskerud}} [[ブスケルー県]] (''Buskerud'')
 
# {{Flagicon|Vestfold}} [[ヴェストフォル県]] (''Vestfold'')
 
# {{Flagicon|Telemark}} [[テレマルク県]] (''Telemark'')
 
# {{Flagicon|Aust-Agder}} [[アウスト・アグデル県]] (''Aust-Agder'')
 
# {{Flagicon|Vest-Agder}} [[ヴェスト・アグデル県]] (''Vest-Agder'')
 
# {{Flagicon|Rogaland}} [[ローガラン県]] (''Rogaland'')
 
# {{Flagicon|Hordaland}} [[ホルダラン県]] (''Hordaland'')
 
# {{Flagicon|Sogn og Fjordane}} [[ソグン・オ・フョーラネ県]] (''Sogn og Fjordane'')
 
# {{Flagicon|Møre og Romsdal}} [[ムーレ・オ・ロムスダール県]] (''Møre og Romsdal'')
 
# {{Flagicon|Nord-Trøndelag}} [[ヌール・トロンデラーグ県|トロンデラーグ県]] (''Trøndelag'')
 
# {{Flagicon|Nordland}} [[ヌールラン県]] (''Nordland'')
 
# {{Flagicon|Troms}} [[トロムス県]] (''Troms'')
 
# {{Flagicon|Finnmark}} [[フィンマルク県]] (''Finnmark'')
 
 
 
== 経済 ==
 
{{Main|ノルウェーの経済|ノルウェー政府年金基金|ノルウェー中央銀行}}
 
[[ファイル:StatfjordA(Jarvin1982).jpg|180px|right|thumb|[[スタートフィヨルド油田]]]]
 
[[ファイル:Boersen Oslo.jpg|thumb|right|250px|[[オスロ証券取引所]]。[[オスロ]]はノルウェー経済の中枢であり、[[北欧]]屈指の[[世界都市]]である。]]
 
[[2009年]]のノルウェーの[[国内総生産|GDP]]は3785億ドル(約32兆円)であり<ref>[http://www.imf.org/external/ IMF]</ref>、[[神奈川県]]とほぼ同じ[[経済規模]]である<ref>[http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/toukei.html#kenmin 国民経済計算] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20100210185302/http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/toukei.html |date=2010年2月10日 }}</ref>。[[2016年]]の名目GDPは3762億ドル(約42兆円)で<ref>[http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/norway/data.html 「ノルウェー」][[外務省]]</ref>、[[大阪府]]より大きく[[東京都]]より小さい経済規模である<ref>[http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/toukei.html#kenmin 国民経済計算] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20100210185302/http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/toukei.html |date=2010年2月10日 }}</ref>。人口は大阪府の5分の3弱であり、2015年の一人あたり[[国民総所得]](GNI)は93820ドルで世界第1位となっている<ref>[http://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/gnp_2.html 「1人あたりの国民総所得(GNI)の多い国」]外務省</ref>。
 
 
 
世界有数の[[原油]]輸出国であり、原油はノルウェーの輸出の35%([[1999年]])を占めていたこともあった。[[1969年]]に[[北海油田]]が発見されて以降、油田・ガス田の開発が進んだ。[[北海]]における[[石油]]採掘は国有割合の高い企業(例えば[[エクイノール]]では発行株式の約3分の2を国が保有<ref>{{cite web |url=http://www.statoil.com/en/InvestorCentre/Share/Shareholders/Top20/Pages/default.aspx |title=Top 20 shareholders |publisher=StatoilHydro |date=2010-04-20|accessdate=2010-05-08}}</ref>)によって行われており、[[福祉国家]]ノルウェーの財政に大きく寄与している。さらに将来の[[石油]]・[[天然ガス]]の枯渇に備えて、原油売上による収益は原則として(2006年度予算では74%、2571億クローネ)[[ノルウェー政府年金基金]]として積み立てられ([[2006年]]1月に従来の石油基金と年金基金が統合改組)、国際的な[[金融市場]]に投資されている。[[国家財政]]収支は石油以外の歳入だけで均衡するよう、歳出抑制策を実施しているが、なお石油基金からの繰り入れが大きな割合を占めている(2006年度予算では歳入9339億クローネ、うち石油から3483億クローネ、石油以外から5856億クローネ、歳出は6768億クローネ)。
 
 
 
[[水資源]]が多く[[水力発電]]は電源構成比で95.3%を占める。[[スマートグリッド]]構想の焦点である。[[漁業]]、[[林業]]、[[鉱業]]も盛んである。漁業では特に[[タイセイヨウサケ|ノルウェーサーモン(アトランティックサーモン)]]や[[サバ|大西洋サバ]]が日本に多く輸出されている。漁業文化が日本と似ており[[捕鯨]]推進国の一つである([[ノルウェーの捕鯨]]を参照)。そのほか、[[牧畜]]などが行われている。
 
 
 
{{要出典|範囲=[[コンクリート]]技術も非常に発達しており、新しい材料技術が次から次へと誕生している|date=2016年1月}}。
 
 
 
世界最大の[[特殊船舶]]の製造会社の[[アケル・ソリューションズ]]、国際的第三者機関[[DNV GLグループ]]、[[舶用通信機]]の[[NERA]]社、[[ソナー]]の[[SIMRAD]]社、[[潜水艇]]の[[Argus]]社、[[マリンファッション]]の[[ヘリーハンセン]]など、[[海運]]に関連する産業が盛んである。[[ウェブブラウザ]]の[[Vivaldi (ウェブブラウザ)|Vivaldi]]を作っているVivaldi Technologies社、[[Opera]]を作っている[[オペラ]]社もノルウェーの企業である。
 
 
 
[[ノルウェー中央銀行]]が[[中央銀行]]として、[[金融システム]]の安定や物価の安定を目指しているほか、別部門のNorges Bank Investment Managementがノルウェー政府年金基金の運用を行っている。
 
 
 
[[税率]]が高く<ref name=OECDrevenue />、[[ギネスブック]]では「最も税金の高い国」として紹介されたことがある。追加個人税などで所得の100%を超える税金が課税されることがある。
 
 
 
== 文化 ==
 
{{Main|{{仮リンク|ノルウェーの文化|en|Culture of Norway}}}}
 
 
 
=== スポーツ ===
 
ノルウェーでは[[ウィンタースポーツ]]が盛んで、[[冬季オリンピック]]ではこれまで数多くのメダリストを輩出するなど冬の強豪国となっている。
 
 
 
ノルウェーで開催されたオリンピックは以下の2大会である。
 
 
 
'''[[1952年オスロオリンピック]]'''
 
 
 
'''[[1994年リレハンメルオリンピック]]'''
 
 
 
ほかにも、[[サッカー]]、[[陸上競技]]、[[ハンドボール]]などの人気も高い。
 
 
 
=== 音楽 ===
 
{{main|{{仮リンク|ノルウェーの音楽|en|Music of Norway}}}}   
 
[[ファイル:Eilif Peterssen-Edvard Grieg 1891.jpg|180px|right|thumb|[[エドヴァルド・グリーグ]]]]
 
[[クラシック音楽]]に於いては[[ロマン派音楽]]の作曲家[[エドヴァルド・グリーグ]]、世界的に著名なピアニストの[[レイフ・オヴェ・アンスネス]]、チェリストの[[トルルス・モルク]]、[[現代音楽]]作曲家の[[アルネ・ノールヘイム]]などの音楽家を輩出している。
 
 
 
[[ポピュラー音楽]]に於いては[[メイヘム]]、[[サテリコン (バンド)|サテリコン]]、[[エンペラー (バンド)|エンペラー]]、[[ディム・ボガー]]に代表される[[ブラックメタル]]や、80年代後半から90年代初頭にかけて世界的ヒット曲を生み出した[[a-ha]]、ゴシック/EBM系シーンにおいて世界的成功を収めたAPOPTIGMA BERZERKなどのグループの成功は、近年の重要な輸出産業の一つとなっている。その他、[[ヤン・ガルバレク]]に代表される[[ジャズ]]や、伝統的な[[民謡]]の影響を受けた[[フォークソング|フォーク音楽]]も非常に盛んで世界的に高い評価を得ており、[[サーミ人]]の[[ヨイク]]の歌い手、{{仮リンク|マリ・ボイネ|en|Mari Boine}}も知られている。
 
     
 
=== 世界遺産 ===
 
{{main|ノルウェーの世界遺産}}
 
ノルウェー国内には、[[国際連合教育科学文化機関|ユネスコ]]の[[世界遺産]]リストに登録された[[文化遺産 (世界遺産)|文化遺産]]が7件、[[自然遺産 (世界遺産)|自然遺産]]が1件, あわせて8件存在する(2017年の[[第41回世界遺産委員会]]終了時点)。
 
 
 
=== 祝祭日 ===
 
{| class="wikitable" style="font-size:90%"
 
|+ 祝祭日
 
|-
 
! 日付
 
! 日本語表記
 
! 現地語表記
 
! 備考
 
|-
 
| [[1月1日]]
 
| [[元日|新年]]
 
| Nyttårsdag
 
|
 
|-
 
| 移動祝日
 
| [[聖枝祭|シュロの主日]]
 
| Palmesøndag
 
| [[復活祭]]の前の日曜日
 
|-
 
| 移動祝日
 
| [[聖木曜日]]
 
| Skjærtorsdag
 
| 復活祭の前の木曜日
 
|-
 
| 移動祝日
 
| [[聖金曜日]]
 
| Langfredag
 
| 復活祭の前の金曜日
 
|-
 
| 移動祝日
 
| [[復活祭]]第1日
 
| Første påskedag
 
| 前日の午後はPåskeaftenと言い、祝日ではないが半休になる
 
|-
 
| 移動祝日
 
| イースター・マンデー(復活祭第2日)
 
| Andre påskedag
 
| 復活祭の後の月曜日
 
|-
 
| [[5月1日]]
 
| [[メーデー]]
 
| Arbeidernes dag
 
|
 
|-
 
| [[5月17日]]
 
| 憲法記念日
 
| Grunnlovsdagen
 
|
 
|-
 
| 移動祝日
 
| [[キリストの昇天|昇天祭]]
 
| Kristi Himmelfartsdag
 
| 復活祭の39日後
 
|-
 
| 移動祝日
 
| [[ペンテコステ|聖霊降臨祭第1日]]
 
| Første pinsedag
 
| 復活祭の49日後
 
|-
 
| 移動祝日
 
| 聖霊降臨祭第2日
 
| Andre pinsedag
 
| 聖霊降臨祭の翌日
 
|-
 
| [[12月25日]]
 
| [[ユール]]第1日([[クリスマス]]第1日)
 
| Første juledag
 
| 前日の午後はJuleaftenと言い、祝日ではないが半休になる
 
|-
 
| [[12月26日]]
 
| ユール第2日(クリスマス第2日、[[ボクシング・デー]])
 
| Andre juledag
 
|
 
|}
 
 
 
== 著名な出身者 ==
 
{{Main|ノルウェー人の一覧}}
 
<!-- * [[{人名}]] - [[{職業}]]のように記載して下さい。なお、追加する人物は既に記事がある人物に限ります。また、追加する場合はアイウエオ順(姓)でお願いします。 -->
 
* [[ニールス・アーベル]] - [[数学者]]
 
* [[エドヴァルド・ムンク]] - [[画家]]
 
* [[ロアール・アムンセン]] - [[探検家]]
 
* [[ヘンリック・イプセン]] - [[劇作家]]
 
* [[エドヴァルド・グリーグ]] - [[作曲家]]
 
* [[ロルフ・ラヴランド]] - 作曲家(Secret garden のピアニスト/作曲担当)
 
* [[ヨースタイン・ゴルデル]] - [[作家]]
 
* [[キルステン・フラグスタート]] - [[声楽家]]
 
* [[リヴ・ウルマン]] - [[俳優|女優]]
 
* [[シセル]](シセル・シルシェブー) - [[歌手]]
 
* [[ペター・ソルベルグ]] - ラリードライバー。[[世界ラリー選手権|WRC]][[2003年]]世界王者。現在はWRCを離れ、[[世界ラリークロス選手権]]に参戦している。
 
* [[ヘニング・ソルベルグ]] - ラリードライバー。[[ペター・ソルベルグ]]の兄。
 
* [[ロアルド・ダール]] - 作家 ※両親がノルウェー人。
 
* [[フリチョフ・ナンセン]] - 探検家・人道主義者
 
* [[クルト・ニルセン]] - 歌手
 
* [[モートン・ハルケット]] - 歌手([[a-ha]]のボーカル)
 
* [[アルマウェル・ハンセン]] - 医学者([[ハンセン病]]の発見者)
 
* [[ヨアキム・ハンセン]] - [[総合格闘家]]
 
* [[ユノラフ・エイネモ]] - 総合格闘家
 
* [[ビョルンスティエルネ・ビョルンソン]] - 詩人
 
* [[トル・フースホフト]] - 自転車選手
 
* [[アルフ・プリョイセン]] - 児童作家
 
* [[マグネ・フルホルメン]] - ミュージシャン、([[a-ha]]のキーボーディスト)
 
* [[トール・ヘイエルダール]] - 探検家
 
* [[オーレ・グンナー・スールシャール]] - 元[[サッカー]]選手。[[マンチェスター・ユナイテッドFC]]等に所属。
 
* [[ヨン・アルネ・リーセ]] - サッカー選手。[[リヴァプールFC]]、[[ASローマ]]等に所属し、現在は[[フラムFC]]所属。
 
* [[フローデ・ヨンセン]] - サッカー選手。元[[日本プロサッカーリーグ]]の[[名古屋グランパスエイト]]、[[清水エスパルス]]に所属。現在は母国[[オッド・グレンランド]]に所属。
 
* [[ビョルン・ダーリ]] - 元[[クロスカントリースキー]]選手。大会通算、金メダル8個獲得とメダル12個獲得は[[冬季オリンピック]]最多記録。
 
* [[ヨハン・オラフ・コス]] - [[スピードスケート]]選手
 
* [[マリオン・レイヴン]] - 歌手
 
* [[ポール・ワークター=サヴォイ]] - ミュージシャン ([[a-ha]]のギタリスト)
 
* [[フルダ・ガルボルク|フルダ・ガルボルグ]]―[[作家]]
 
* [[レネ・マーリン]] - ミュージシャン
 
* [[マグヌス・カールセン]] - チェス世界チャンピオン(2013~)
 
* ステファン・グロス - ミュージシャン。(APOPTIGMA BERZERKのボーカリスト)
 
  
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[[スカンジナビア半島]]北西部を占める国。東部は[[スウェーデン]]に,北部は[[フィンランド]]および[[ロシア]]に国境を接し,[[バレンツ海]],[[北海]],[[ノルウェー海]]に面する。海岸線には[[フィヨルド]],山岳地帯には[[氷河]]や[[氷原]]が発達し,平野は狭い。北部は[[北極圏]]に入るが,沖合いを流れる[[北大西洋海流]]と,その上を吹き渡る[[偏西風]]のため,海は冬でも結氷しない。公用語は[[ノルウェー語]]で,成立事情を異にする[[ボークモール]]と[[ニューノルスク]]という二つの書きことばが共存する。国民の約 9割がキリスト教徒であり,ルター福音派([[ルター派教会]])がその大部分を占める。金髪,碧眼,長身の[[北方人種]]が多い。北部の[[ラップランド]]には少数民族の[[サミ人]]が居住し,[[トナカイ]]遊牧などに従事する。主産業は伝統的にオオムギ,カラスムギ,ジャガイモなどの栽培と畜産などの農業,林業と漁業であるが,20世紀に入って豊富な水力を利用する工業が発展し,第2次世界大戦後は電気化学,アルミニウム,合金鉄などの電気冶金,機械,造船の分野で工業化が進んでいる。石炭,鉄,銅,ニッケルなど鉱物資源も豊富。漁業は沿岸,沖合いの漁業が主で,ニシンとタラが漁獲高の大部分を占める。また日本,アイスランドと並ぶ数少ない捕鯨国の一つ([[捕鯨]])。1971年からは[[北海油田]]を開発,近年は石油が最大の輸出品となっており,石油化学も発達している。天然ガスの産出も多い。[[ヨーロッパ連合]] EUには加わらず,[[ヨーロッパ自由貿易連合]] EFTAの一員。[[北大西洋条約機構]] NATO加盟国。
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== 脚注 ==
 
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{{Reflist|2}}
 
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== 参考文献 ==
 
*{{Cite |title=Economic Survey of Norway 2016 |publihser=OECD |date=2016 |isbn=9789264249554 |doi=10.1787/eco_surveys-nor-2016-en |ref=harv}}
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[ノルウェー関係記事の一覧]]
 
* [[ノルウェー君主一覧]]
 
* [[捕鯨問題]] - [[ノルウェーの捕鯨]]
 
* [[ルーン文字]]
 
* [[ノルウェー時間]]
 
<!--
 
* [[ノルウェーの通信]]
 
* [[ノルウェーの交通]]
 
* [[ノルウェーの国際関係]]
 
-->
 
 
 
== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
{{Wiktionary|ノルウェー}}
 
{{Commons&cat|Norge|Norway}}
 
 
; 政府
 
; 政府
 
* [http://www.regjeringen.no/en.html?id=4 ノルウェー王国政府公式サイト] {{en icon}}
 
* [http://www.regjeringen.no/en.html?id=4 ノルウェー王国政府公式サイト] {{en icon}}
* [http://www.kongehuset.no/ ノルウェー王国王室] {{no icon}}{{en icon}}
 
* [http://www.regjeringen.no/nb/dep/smk.html?id=875 ノルウェー王国首相府] {{no icon}}{{en icon}}
 
* [http://www.norway.or.jp/ 在日本国ノルウェー大使館] {{ja icon}}
 
* [http://www.ssb.no/english/subjects/00/minifakta_en/jp/ ノルウェーデータ] {{ja icon}}
 
; 日本政府
 
* [http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/norway/ 日本外務省 - ノルウェー] {{ja icon}}
 
* [http://www.no.emb-japan.go.jp/index_j.htm 在ノルウェー日本国大使館] {{ja icon}}
 
 
; 観光
 
; 観光
 
* [http://www.visitnorway.com/ ノルウェー政府観光局] {{en icon}}
 
* [http://www.visitnorway.com/ ノルウェー政府観光局] {{en icon}}
 
* [http://www.visitscandinavia.org/ja/Japan/Norway/ スカンジナビア政府観光局 - ノルウェー] {{ja icon}}
 
* [http://www.visitscandinavia.org/ja/Japan/Norway/ スカンジナビア政府観光局 - ノルウェー] {{ja icon}}
;その他
 
* [http://www.jetro.go.jp/world/europe/no/ ジェトロ - ノルウェー] {{ja icon}}
 
  
 
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2018/8/27/ (月) 00:42時点における版

ノルウェー王国
Kongeriket Norge(ブークモール)
Kongeriket Noreg(ニーノシュク)
国の標語:不明
公用語 ノルウェー語ブークモールニーノシュク)、サーミ語[1]
首都 オスロ
最大の都市 オスロ

面積

総計 385,199km266位
水面積率 6.0%

人口

総計(2014年 5,109,056人(116位[2]
人口密度 17人/km2
GDP(自国通貨表示)

合計(2008年 2兆5,378億[3]ノルウェー・クローネ
GDP (MER)

合計(2008年 4,562億[3]ドル(23位
GDP (PPP)

合計(2008年2,565億[3]ドル(39位
1人あたり 53,450[3]ドル
独立

 - 宣言
 - 承認
スウェーデン=ノルウェー連合王国より
1905年 6月7日
1905年10月26日
通貨 ノルウェー・クローネ (NOK)
時間帯 UTC +1(DST:+2)
ISO 3166-1 NO / NOR
ccTLD .no
国際電話番号 47

註1 : 6地区では、さらにサーメ語公用語

ノルウェー王国(ノルウェーおうこく、ノルウェー語: Kongeriket Norge/Noreg)、通称ノルウェー

スカンジナビア半島北西部を占める国。東部はスウェーデンに,北部はフィンランドおよびロシアに国境を接し,バレンツ海北海ノルウェー海に面する。海岸線にはフィヨルド,山岳地帯には氷河氷原が発達し,平野は狭い。北部は北極圏に入るが,沖合いを流れる北大西洋海流と,その上を吹き渡る偏西風のため,海は冬でも結氷しない。公用語はノルウェー語で,成立事情を異にするボークモールニューノルスクという二つの書きことばが共存する。国民の約 9割がキリスト教徒であり,ルター福音派(ルター派教会)がその大部分を占める。金髪,碧眼,長身の北方人種が多い。北部のラップランドには少数民族のサミ人が居住し,トナカイ遊牧などに従事する。主産業は伝統的にオオムギ,カラスムギ,ジャガイモなどの栽培と畜産などの農業,林業と漁業であるが,20世紀に入って豊富な水力を利用する工業が発展し,第2次世界大戦後は電気化学,アルミニウム,合金鉄などの電気冶金,機械,造船の分野で工業化が進んでいる。石炭,鉄,銅,ニッケルなど鉱物資源も豊富。漁業は沿岸,沖合いの漁業が主で,ニシンとタラが漁獲高の大部分を占める。また日本,アイスランドと並ぶ数少ない捕鯨国の一つ(捕鯨)。1971年からは北海油田を開発,近年は石油が最大の輸出品となっており,石油化学も発達している。天然ガスの産出も多い。ヨーロッパ連合 EUには加わらず,ヨーロッパ自由貿易連合 EFTAの一員。北大西洋条約機構 NATO加盟国。

脚注

  1. språk i Norge - STORE NORSKE LEKSIKON
  2. Minifacts about Norway 2015, Published: 29 April 2015 Statistics Norway
  3. 3.0 3.1 3.2 3.3 IMF Data and Statistics 2009年4月27日閲覧([1]

外部リンク

政府
観光





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