ピックルボール

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ピックルボールのコート

ピックルボール(Pickleball)は、コートにおいて、プラスチック製で中空のボールに多数の穴があいたものを、木製などの固いパドル(ラケット)で打ち合う競技あるいはスポーツ卓球テニスバドミントンを元に考えられた競技で、ルールや戦略などはテニスに準ずる。ボールの多数の穴によって空気抵抗が増し、ボールの速度が比較的低いので、年配者や子供でもプレーでき、幅広い世代の人々が楽しめるのが特徴。

何よりプレーヤー同士の交流や身体を動かしていることを楽しむことが主眼のスポーツで、レクリエーション的な性格を持つ。公共施設や学校などにコートが作られていることが多い。

歴史

1965年アメリカシアトルの とある家庭で、退屈した子が親に「何か楽しい遊びはないの?」と求めたところ、父親がその子のために、家族で楽しめるゲームとして考案し、道具を自作し、それが次第に普及してゆくことになった。ピックル(Pickle)の名前は飼いの名前に由来する。

主に北米で普及しており、愛好者は40万人を超えており、全米大会なども開催されている。特にミックス・ダブルス(=男・女のカップルで行うダブルス)の人気は高い。日本においても中高齢の人でも楽しめる「生涯スポーツ」として自治体などの主導で普及が図られており、現在急速に競技人口が増えているスポーツである。

コート

バドミントンと同じサイズのコートで行う(幅6.1m、長さ13.4m)。ネットは公式戦では両端で91.4cm(36インチ=3フィート)中央で86.4cm(34インチ)の高さになるように張るよう定められているが、一般的には90cmの高さにする。 日本では、一般的にパドミントンコートを使用するが、2017年4月に長野県佐久市にピックルボール専用コートが初めて完成。

用具

ボール

直径6.99cm以上7.62cm以内、重さ21グラムから29グラムの中空のプラスチック製のボールの表面に多数の穴があいたものを使う。屋外及び屋外両方に使用可能だが屋外では穴の小さいもの、屋内では穴の大きいものが使われることが多い。

パドル(ラケット)

卓球のラケットに似たもので、一廻り大きくしたサイズのパドルと呼ばれるラケットを使用する(幅20cm、長さ40cm程度)。ただし、表面にはラバー等は張ってはいけない。安価な木製のものもあるが、より高い競技性を求めて繊維強化プラスチックなどの複合材料のものが用いられることが多い。 パドルは「櫂」に由来することから、和名として一部では「櫂球」と呼ぶ場合もある。

ルール

テニスと同じと考えていいが、いくつか相違点がある。

  • サーブ
    • サーバーはベースラインの後ろに立ち、相手の対角側にあるサービスコートに打ち入れるが、必ずアンダーハンドで(つまり下からラケットを振る方法で)行わなければならない。サーブできるのは1回だけで、ネットインの場合は打ち直し。
    • レシーブ側は必ずサーブをワンバウンドさせてから打たなくてはいけない。また、サーブ側も最初のリターンボールはワンバウンドさせて打たなくてはいけない。つまり、テニスでいうサーブアンドボレーはできないことになる。
  • ノンボレーゾーン
    • ワンバウンドする前のボールを打つ場合、ネットから2.1mのノンボレーゾーンに入ってはいけない。打った直後にラインを越えてもファウルとなる。
  • 得点
    • 得点はサーブ権を持っている側のみに入る。ゲームは1セット11点で行うが、10対10になった場合は2点差がつくまで延長する。3ないし5セットマッチで行う場合が多い。
    • ボールを体(手を除く)で打ち返したり、着衣に触れた場合はファールである

関連項目

外部リンク

・上田ピックルボールクラブFacebookページ

Pickleball.jp