ベクトル

提供: miniwiki
2018/10/5/ (金) 21:33時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先:案内検索

ベクトル: Vektor)またはベクター: vector

ベクトルは ドイツ語: Vektor に由来し、ベクター英語: vector に由来する。物理学などの自然科学の領域ではベクトル、プログラミングなどコンピュータ関係ではベクターと表記される、という傾向が見られることもある。また、技術文書などではしばしばJIS規格に準拠する形で[1]、長音を除いたベクタという表記が用いられる。

vector は「運ぶ」を意味するラテン語: vehere に由来し、18世紀の天文学者によってはじめて使われた[2]

ベクトルは通常の数(スカラー)と区別するために矢印を上に付けたり(例: [math]\vec{a},\ \vec{b}[/math])、太字で書いたりする(例: [math]\boldsymbol{a}, \boldsymbol{b}[/math])が、分野によっては矢印も太字もせずに普通に書くこともある(主に解析学)。

ベクトル、あるいはベクターに関する記事と用法を以下に挙げる。

数理科学

数学

物理

コンピュータ

数理科学以外の用例

  • 「空間における、大きさと向きを持った量」の意味から転じて一般的に、方向性、矛先などの意味でも使われる。例:好奇心のベクトルが伸びる。
  • 三井生命保険の商標「ザ・ベクトル」、またマスコットキャラクター「ベクトルくん」
  • セプティマ・ベクトル - 『ハリー・ポッター』シリーズの登場人物。ホグワーツの教職員の一人。

脚注

  1. JIS Z8301:2008 付属書I(規定)数値・量記号・単位記号・式 G.6.2.2 英語の語尾に対応する長音符号の扱い b)表G.3より66/110ページJIS規格番号からJISを検索
  2. ダニエル・フライシュ; 河辺哲次訳 『物理のためのベクトルとテンソル』 岩波書店、2013年、1頁。ISBN 978-4-00-005965-7 

関連項目