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{{出典の明記|date=2015年5月30日 (土) 13:04 (UTC)}}
 
[[ファイル:Metro SPB Line2 Park Pobedy.jpg|thumb|350px|1961年に完成した[[サンクトペテルブルク地下鉄]][[サンクトペテルブルク地下鉄2号線|2号線]]の[[:en:Park Pobedy (Saint Petersburg Metro)|勝利公園駅]]にある世界初のホームドア]]
 
'''ホームドア'''または'''スクリーンドア'''とは、[[鉄道駅]]で[[プラットホーム]]の[[線路]]に面する部分に設置される、可動式の開口部を持った仕切りである。
 
  
ホームからの転落や[[列車]]との接触事故防止などを目的とした安全対策の一つである。なお、「ホームドア」は[[和製英語]]であり、英語では [[:en:Platform screen doors|''Platform screen door'']] または[[:en:Automatic platform gate|''Automatic platform gate'']] と呼ばれる。
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'''ホームドア'''または'''スクリーンドア'''
== 概要 ==
 
ホームドアは人・荷物と列車の接触による[[鉄道人身障害事故|人身事故]]を防ぐことができ、安全に列車を運行することができる。また高さが天井まである場合、ホームにおける空調を効率的に行えるほか、列車風や騒音を遮りホームの環境を改善することができる。
 
  
しかし、車両とホームドアの間を離しているものを除き、ホームドアの位置と列車のドアの位置を正確に合わせなければ乗降ができない。このため後述する可変式ホーム柵を除いては、全ての乗り入れ車両の全てのドア配置(数・大きさなど)を統一し、さらに[[自動列車運転装置]] (ATO) や[[定位置停止装置]] (TASC) などの定位置停止装置により停車位置制御を行い、停車位置の誤差を小さくする必要がある。一般的にホームドアの幅は、車両のドアより1mほど広い。これは車両側の停止精度のズレを考慮してのことであり、また、ホームドアで人や物が挟まれた場合には、それをセンサーで検知して<ref group="注"> ホームドアの戸先にテープスイッチを取り付けて、それにより人や物の衝突を検知する'''戸先センサー'''。ホームドアに人や物が衝突した際に、ホームドアを可動させるモーターに負荷がかかる為、それを検知する'''戸当たり吸込み検知'''。ホームドアの車両側にセンサーの発光部と受光部を取り付けて、ホームドアが閉まった際に戸先センサー等では検知できない物を検知する'''戸挟みセンサー'''。ホームドアの車両側にビーム式のセンサーを取り付けて、車両とホームドアの間に取り残された人を検知する'''支障物センサー'''などがある。</ref>、ドアを開かせるシステムが備えられており、乗降の安全を確保している。
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乗客の線路への転落や列車との接触による事故などを防ぐため、プラットホームの線路側端に設ける壁や柵(さく)などの仕切り。ホーム柵ともいう。駅内の空調効率を改善し、列車風や騒音を抑える副次的な効果もある。ホームから天井までを完全に仕切りで覆うフルスクリーン型と、1.2メートル前後の高さの柵を使う可動式柵型の、おもに2タイプがある。英語ではplatform screen doorあるいはautomatic platform gateという。列車が到着すると、列車のドア部分と同じ位置についている仕切りのドアや柵の可動部分が自動的に開閉し、乗客が安全に乗り降りできる。日本では1974年(昭和49)に東海道新幹線熱海(あたみ)駅へ導入されたのが初めてとされる。地下鉄や無人運転を行う新交通システムなどでの導入が先行したが、2006年(平成18)の高齢者・障害者等の移動上の安全性などをうたったバリアフリー新法の施行後、JR東日本が2017年度までに山手線全駅へ導入する計画を打ち出すなど徐々に普及し始めている。
  
ドアは列車の到着に合わせ、係員の操作や車両のドアに連動して自動で開閉する。手順としては、[[東京メトロ南北線]][[営団9000系電車|9000系]]の場合、列車が停止位置に停止した時に[[自動列車運転装置|ATO]]の定位置停止地上子(P3地上子とも呼ばれている)から信号を発信して、車両側はそれを車上子を経由して受信したのち、停止位置に停車したことを確認できたら運転席のホームドア表示灯が点灯する。ドアが開く際には、車両側から開指令の信号が車上子から地上子を介してホームドア側に送信され、ホームドアから先に開き、その後、ホームドア側から返信の信号が地上子と車上子を介して車両側に送信され、車両側のドアが開き始める。ドアが閉まる際には、車両側から閉指令の信号が車上子と地上子を介してホームドア側に送信され、車両側のドアが先に閉まり始めてからその後にホームドアが閉まり始める。ホームドアが全閉になった時にホームドア側から返信の信号が地上子と車上子を介して車両側に送信され、ホームドア表示灯を消灯させる仕組みになっており、これにより乗客が車両とホームドアの間に閉じ込められないようにしている<ref>『史上最強カラー図解 プロが教える電車のメカニズム』[[ナツメ社]]、2011年、p.210-p.211、ISBN 9784816349904</ref>。
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 国土交通省は2011年8月、鉄道各社へホームドアの整備計画を提出するよう要請した。同省は同年8月に、利用者数10万人以上の駅から優先的に整備すべきであるとの中間的考え方をとりまとめた。しかし設置には、1車両当りのドア数やドア位置を統一する必要があるうえ、導入コストがかさみ、ラッシュ時の乗り降りに時間がかかるなどの難点がある。このため東京大学や三菱重工業などが、ドア数やドア位置が異なる車両にも対応できる、新型ホームドアの開発に取り組んでいる。2012年末時点でホームドアを設置している駅は全国で564駅である。海外では韓国、中国、台湾、シンガポールなどが導入しているほか、ヨーロッパ諸国の一部の駅でも設置が始まっている。
 
 
[[ファイル:北新地.jpg|thumb|200px|[[西日本旅客鉄道|JR西日本]]ではホームドアから先に閉める<br />北新地駅]]
 
[[西日本旅客鉄道|JR西日本]]や[[東武鉄道]]など、全体の駅数に比べてホームドア設置数が極端に少ない事業者(路線)は、TASCやATOを車両に設置するよりも運転士の技量で停車位置を合わせる方が遥かにコストがかからないため、これらの補助装置無しで使用する場合も多い。その場合、運転士の技量、体調、天候などの環境条件によって停止位置がずれることがあるので、可動部の幅がTASCやATOを採用している路線よりもやや広めに設けていることが多い<ref>[https://web.archive.org/web/20110924223444/http://kyoto-np.co.jp/top/article/20110924000050 安全と費用、悩む 地下鉄京都駅、国基準ホームに柵] - [[京都新聞]] 2011年9月24日(2011年9月24日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>。この時乗務員はホームドア側と車両ドア側両方をそれぞれ別々に操作して開閉することになる。先述の通りホームドアと車両側が連動している場合は開閉の優先順位があるが、連動していないこの場合は開閉の順序を乗務員が決めることができる(無論ほとんどの事業者では社内規定により開け閉めの順序が決まっている)。例として[[北新地駅]]などでは、ドアを閉める際もホームドア側を先に閉める方式を採っている。
 
 
 
近年は、地下鉄などの既存路線で[[ワンマン運転]]を導入する際などにも設置されるようになっている<ref>{{PDFlink|[http://www.mtwa.or.jp/kaiindayori/09_02sapporo.pdf 地下鉄東西線ワンマン運転の開始について]}} - 社団法人 公営交通事業協会</ref>。これは、ATO がワンマン化による乗務員の業務増や安全監視の低下を抑止でき、導入費用を負担すれば長期的な人件費削減が期待できるためである。
 
 
 
なお、[[東京メトロ丸ノ内線]]の[[中野富士見町駅]]など一部の駅において、ホームドアと連動してホーム側から可動ステップをせり出し、車両とホームとの隙間(乗降客の脚や小柄な人の全身が落ち込む危険がある)を減らす試みも行われている<ref>[http://www.tokyometro.jp/news/2004/2004-01.html 丸ノ内線中野新橋駅、中野富士見町駅に「可動ステップ」を設置] - 東京メトロニュースリリース</ref>(この時、運転席の[[自動列車制御装置|ATC]]の車内信号は「01」(速度ゼロ)を表示して発車できない状態にする)。<!--- 出典元 : [[2007年]][[11月21日]]付 [[日経産業新聞]] --->ただし、可動ステップをせり出す構造自体は[[1940年代]]から[[ニューヨーク市地下鉄]]で実施されている(参考 : [[w:Gap filler|Gap filler]])。
 
 
 
一方、ホームドアは装置自体や[[車両限界]]・安全対策の関係から、ある程度の設置スペースが必要である。このため、ホーム幅が極端に狭い部分がある駅には設置することが構造上不可能である。
 
 
 
== コストと広告 ==
 
ホームドアの整備には各車両の扉位置の違いやホームの狭さだけでなく、高額な設置・維持費用も支障となる。[[日本民営鉄道協会]]会長の[[山木利満]]([[小田急電鉄]]会長)によると、民鉄の場合で設置費用は1駅当たり4億-5億円程度。[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)では盛り土構造のホーム下地盤に杭打ちなどをして補強する必要があるため、[[京浜東北線]]1駅で13億円かかるという<ref>「首都圏の鉄道各社 ホームドア整備加速/課題はコストダウン」『[[日刊工業新聞]]』2017年7月4日(建設・エネルギー・生活面)</ref>。
 
 
 
このため列車を待つ乗客が見る壁面に「ホームドア[[広告]]」を掲出し、コストを賄う試みも行われている<!-- <ref>[http://www.city.yokohama.lg.jp/koutuu/kigyo/jigyou/koukoku/pdf/form-door.pdf  ホームドア広告のご案内 - 横浜市]</ref><ref>[https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000234.000012974.html 台湾からの訪日外国人獲得を強化!高雄メトロの駅ホームドア・車内ラッピング広告を実施!]</ref> --> <ref>[http://news.joins.com/article/2162505 <nowiki>[대학생기자] 강남역은 광고역?</nowiki>] -中央日報 2006年2月14日</ref>。
 
[[韓国]]では広告によって非常用脱出口が塞がれる安全問題が提議され、首都[[ソウル]]市内の地下鉄からは撤去することになった<ref>[http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2016/10/06/0200000000AKR20161006169800004.HTML?input=1195m 지하철 1∼4호선 비상탈출 막는 스크린도어 광고판 뗀다] - 聯合ニュース 2016年10月7日</ref>。
 
 
 
== 多様なホームドアの開発 ==
 
従来のホームドアでは車両側のドア位置を統一する必要があったが、[[東京大学]]では扉の位置や数が異なる車両に対応する可変式ホーム柵の開発がなされており、試作機まで登場している<ref>[http://www.asahi.com/national/update/0928/TKY201109280229.html 新ホームドア、扉位置に合わせ移動 転落防止に期待] - [[asahi.com]]([[朝日新聞社]]) [[2011年]][[9月29日]]</ref>。2011年[[11月16日]]には、[[三菱重工業]]子会社の三菱重工交通機器エンジニアリングは透明タイプで扉数の異なる車両に対応した透過型マルチドア対応プラットホームドアシステムを開発し、同日から運転を開始すると発表した<ref>[http://www.mhi.co.jp/news/story/1111165133.html 透過型・マルチドア対応プラットホームドアを開発 短時間での据付けも実現] - 三菱重工</ref>。このホームドアは透明なため視認性が向上し、複数のタイプのドアを組み合わせることによって2ドア車・3ドア車・4ドア車のいずれにも対応することができる。
 
 
 
その他には、[[東京大学生産技術研究所]]と[[神戸製鋼所]]とが共同開発した「[[戸袋]]移動型ホーム柵 どこでも柵」が、3ドア車又は4ドア車が運行される、[[西武新宿線]]の[[新所沢駅]]下り1番線ホーム後端部に1両分を設置して2013年8月31日から6か月間の実地試験をしていた。これは、ホーム端に設置された2本のレールの上に、個別移動する長さ1.4mの「戸袋」が設置されており、そこに長さ1.1mの「扉」が「戸袋」の両側に収納されている。列車情報装置の車種データを活用して前駅からの車種情報を元に、「戸袋」の移動と「扉」の出入りを開始してホームドアの配列を行い、列車到着後は線路脇のレーザーによる位置検知センサーにより停止位置を確認し、正位置の場合は扉を開き、オーバーランなどで位置が異なる場合は、ホームドアの再配列を行い、その後に扉が開く。ただし、ホームドアの開閉は、今の所は車掌が停止位置を確認した後に、ホームドア側に設置されたボタンにより手動で開閉している。また、今までのホームドアとは違い、設置の際に必要だったATOやTASCなどの定位置停止装置が不要となり、ホームドア設置に掛かるコストの低減が可能となる<ref>『鉄道ファン』交友社 2013年10月号 p.55</ref>。JR西日本も同様のホームドアを三菱電機とともに開発していたが<ref>[http://www.asahi.com/kansai/travel/news/OSK201101070001.html 3ドア・4ドアに対応、新型転落防止柵開発 JR西など] - [[asahi.com]]([[朝日新聞社]]) [[2011年]][[1月7日]]</ref>、計画の変更により試験設置には至らず、この開発も中止し、その後は自社独自でロープ昇降式のホームドアも開発し、[[六甲道駅]]3番線で試験を行っていた<ref name="JRWEST">[http://www.westjr.co.jp/press/article/2012/11/page_2842.html ホーム上の安全対策について] - 11月定例社長会見 : JR西日本</ref>。
 
;新所沢駅に設置された「戸袋移動型ホーム柵 どこでも柵」
 
<gallery widths="180" style="font-size:100%;">
 
ファイル:Dokodemo fence one.JPG|新所沢駅下り1番線ホームに設置された「戸袋移動型ホーム柵 どこでも柵」のホームドア。
 
ファイル:Dokodemo fence two.JPG|「戸袋移動型ホーム柵 どこでも柵」のホームドアの個別移動が可能な「戸袋」の写真。Aが両側に収納され出入りする「扉」、Bが「戸袋」本体。
 
ファイル:Dokodemo fence three.JPG|ホームドアの「戸袋」が右に移動して「扉」が出入りする様子。
 
ファイル:Dokodemo fence four.JPG|「戸袋」がさらに右に移動する。
 
ファイル:Dokodemo fence five.JPG|「戸袋」が右に完全に移動して配置が完了した様子。
 
</gallery>
 
ロープ昇降式ドアは、ホームに柱を10m間隔に設置して、その間に何本かのワイヤロープを1.36mの高さまで張り、列車が接近すると柵から離れるようアナウンスが流れ、列車が停車直前になると電子音が鳴り、3.5秒でそれが上昇する「昇降スクリーン式」<ref>[http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131024/biz13102414420009-n1.htm ワイヤ式新型ホーム柵設置 コスト3分の1、素早く転落防ぐ 東急] - (MSN産経ニュース)</ref>を日本信号が開発して、4ドアと6ドアが混在する[[東急田園都市線]][[つきみ野駅]]に設置していた{{#tag:ref|その後、東急田園都市線については「可動式ホーム柵」を設置することになったため、4ドアへの置き換えが完了するまでの暫定措置として、ホームドアの位置を通常よりも内側に設置することになっている<ref>[http://www.tokyu.co.jp/company/news/list/?id=2320 田園都市線初!宮前平駅にホームドアを設置します!―転落事故を減らし、さらに安全で安心な鉄道の実現を目指して―。] - 東京急行電鉄、2015年9月25日、2015年9月27日閲覧。</ref>。|group="注"}}。また、ホームに柱を列車の扉の付近に設置して、その間に3つの遮断棒を30cm間隔で取付け、列車が到着すると間隔を詰めながら遮断棒がせり上がる「昇降バー式」を高見沢サイバネティックスが開発して、[[相鉄11000系電車|11000系]]とそれ以外の形式で乗務員室直後の扉の位置が違う[[相鉄いずみ野線]][[弥生台駅]]に設置して試験を行い、データを採取する<ref>[http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120131007caap.html 関東私鉄2社、新タイプのホームドア実証試験開始-低コストの昇降タイプ] - ([[日刊工業新聞]])</ref>。
 
 
 
{{疑問点範囲|ただし、これらの新型ホームドアにはフレキシブル性を重視した半面で、昇降式はホーム上の密閉度が下がることにより転落防止効果に、可変式はホーム上に可動部分が出現することに伴い利用者の接触危険性が存在することに対して、それぞれ反対を唱える声もある。|date=2018年4月}}特に視覚障害者の支援団体などからは導入に反対する意見も出されていることもあり、現時点で正式採用されたのは[[西日本旅客鉄道|JR西日本]][[高槻駅]]の1・6番線と試験期間終了後に正式採用となった前述の六甲道駅3番線のみである(ただし六甲道駅3番線のロープ昇降式ホームドアは2017年に高槻駅1・6番線で採用された量産型に交換されている)。{{要出典|date=2018年4月}}
 
 
 
== 歴史 ==
 
世界初のホームドアは[[1961年]]に完成した[[ソビエト連邦]]のレニングラード地下鉄(現・[[ロシア連邦]]の[[サンクトペテルブルク地下鉄]])[[サンクトペテルブルク地下鉄2号線|2号線]]の[[:en:Park Pobedy (Saint Petersburg Metro)|勝利公園駅]]とされる。
 
 
 
[[日本の鉄道]]で初めてホームドア(可動式ホーム柵)が採用されたのは[[東海道新幹線]][[熱海駅]]である。同駅は開業当初から通過列車があったものの、土地の問題で待避線が設置できなかったため、列車の通過時は列車風で危険な状態にあった。このため、同駅では停車列車の到着・発車時以外はホームを締め切りにする措置を採っていたものの、運転本数や利用客の増加により難しくなったため、可動式ホーム柵が導入されることになった。後に開業した[[山陽新幹線]][[新神戸駅]]でも同様の経緯で設置されている。
 
 
 
新幹線以外では[[新交通システム]]の[[神戸新交通ポートアイランド線]]が初めての導入路線であり、日本の鉄道で初めてフルスクリーン型ホームドアが採用された。無人運転を採用している新交通システムは、乗客の安全を確保するために全ての路線で開業時からフルスクリーン型ホームドアを導入している。
 
 
 
新幹線以外の普通鉄道で初めて導入されたのは営団地下鉄南北線(現:[[東京メトロ南北線]])であり、フルスクリーン型ホームドアが採用された。2000年(平成12年)以降は既存路線にもホームドアを設置する動きが見られているが、[[車体長]]、ドア数、ドア位置、ドア開口有効幅が異なる車両が同一ホームに停車する駅では導入が難しいことが普及の大きな障壁となっている。
 
 
 
2013年(平成25年)に、この課題を解決するために戸袋移動型ホーム柵や昇降式ホーム柵が開発され、[[関東地方]]の[[大手私鉄]]3駅で実証実験が行われた。[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)では[[桜島線]][[桜島駅]]や[[JR神戸線]][[六甲道駅]]での実証実験を経て、2016年(平成28年)に[[JR京都線]][[高槻駅]]で昇降式ホーム柵が初めて実用化された。車体長、編成数、ドア数、ドア位置、ドア開口有効幅が異なる車両が同一ホームに停車する駅における昇降式ホーム柵の導入は、これが世界初となる。
 
 
 
* [[1974年]]([[昭和]]49年)[[1月1日]] - [[東海道新幹線]]の[[熱海駅]]で可動式ホーム柵を設置<ref>[http://jr-central.co.jp/news/release/nws000656.html 【社長会見】熱海駅設置のホーム可動柵の取り替えについて] - 東海旅客鉄道</ref>。[[日本国有鉄道|国鉄]]の駅として、また日本の鉄道では初のホームドアとなる。
 
* [[1977年]](昭和52年)[[12月15日]] - [[山陽新幹線]]の[[新神戸駅]]で西日本初の可動式ホーム柵を設置<ref>[http://www.nabtesco.com/news/pdf/20081014release.pdf 新型可動式ホーム柵が『2008 年度 グッドデザイン賞』を受賞] - ナブテスコ株式会社</ref>。
 
* [[1981年]](昭和56年)[[2月5日]] - [[神戸新交通ポートアイランド線]]が部分開業。[[新交通システム]]として初のホームドアを全駅に設置<ref>[http://tohoku.gijutusi.net/modules/weblog1/details.php?blog_id=63 62.駅ホームの安全ホームドア] - 日本技術士会 東北支部</ref>。
 
* [[1991年]]([[平成]]3年)[[11月29日]] - 営団地下鉄南北線(現在の[[東京メトロ南北線]])が部分開業。[[日本の地下鉄]]として初のホームドアを全駅に設置<ref>[http://www.khi.co.jp/rs/product/detail/pro_nanboku_homedoor.html 東京地下鉄殿向南北線ホームドア] - 川崎重工業株式会社</ref>。
 
* [[1998年]](平成10年)[[11月27日]] - [[多摩都市モノレール線]]が部分開業。[[日本のモノレール]]では初の可動式ホーム柵を全駅に設置。可動式ホーム柵タイプの本格的な設置も多摩都市モノレールが初。
 
* [[2000年]](平成12年)
 
** [[4月19日]] - [[都営地下鉄三田線]]の一部の駅でホームゲート(可動式ホーム柵)を設置。日本の既存する[[地下鉄]]路線として、また新幹線以外における既存路線の駅では初めての可動式ホーム柵となる<ref group="注">2017年9月現在では同路線の他に[[札幌市営地下鉄東西線]]、[[札幌市営地下鉄南北線]]、[[札幌市営地下鉄東豊線]]、[[仙台市地下鉄南北線]]、[[東京メトロ丸ノ内線]]、[[東京メトロ有楽町線]]、[[都営地下鉄大江戸線]]、[[横浜市営地下鉄ブルーライン]]、[[名古屋市営地下鉄東山線]]、[[名古屋市営地下鉄桜通線]]、[[大阪市営地下鉄千日前線]]、[[大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線]]、[[福岡市地下鉄空港線]]、[[福岡市地下鉄箱崎線]]が既存路線の全線でホームドアが設置され供用中</ref>。同年8月10日に全駅への設置を完了。
 
** [[8月6日]] - [[東急目黒線]]の一部の駅で可動式ホーム柵を設置。[[大手私鉄]]の駅では初めての可動式ホーム柵となる。
 
* [[2006年]](平成18年)[[12月20日]] - [[高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律]](バリアフリー新法)が施行。車両の乗降口が一定している等一定の要件に該当するプラットホームでは、ホームドア又は可動式ホーム柵を設置することが移動円滑化基準に追加。
 
* [[2010年]](平成22年)[[6月26日]] - [[山手線]]の[[恵比寿駅]]で可動式ホーム柵の使用を開始。[[JR]]の[[在来線]]の駅では初めてのホームドアとなる。ただし7・10号車部分は4ドア車と6ドア車が混在していたため設置されなかった。
 
* [[2011年]](平成23年)[[8月]] - [[田園都市線]]の[[市が尾駅]]でセンサー付固定式ホーム柵(列車の発車時に柵より外に出ると、センサーが反応する)の使用を開始し、同線、[[東横線]]、[[大井町線]]でホームドアを設置するまでの間、早期に実現可能な転落防止策として導入が進んだ<ref name="toyokeizai"> {{Cite web |url=http://toyokeizai.net/articles/-/138975 |title=「固定式ホーム柵」は、転落事故防止に有効か |publisher=東洋経済オンライン |accessdate=2017-01-31}}</ref>。一方、[[池上線]]・[[東急多摩川線]]は編成が短く、列車の速度もやや遅いため、安全設備として(ホームドアではなく)センサー付固定式ホーム柵を導入し、2016年現在全駅で設置が完了している<ref name="toyokeizai" />。
 
* [[2013年]](平成25年)
 
** [[8月31日]] - [[西武池袋線]]の[[新所沢駅]]で戸袋移動型ホーム柵の実証実験を翌年2月まで実施。
 
** [[10月11日]] - [[東急田園都市線]]の[[つきみ野駅]]で昇降スクリーン式ホームドアの実証実験を翌年9月まで実施。
 
** [[10月27日]] - [[相鉄いずみ野線]]の[[弥生台駅]]で昇降バー式ホーム柵の実証実験を翌年10月まで実施。
 
** [[12月5日]] - [[桜島線]]の[[桜島駅]]で昇降ロープ式ホーム柵の実証実験を翌年3月まで実施。
 
* [[2016年]](平成28年)[[3月26日]] - [[JR京都線]]の[[高槻駅]]に新設された外側線ホームで昇降ロープ式ホーム柵の使用を開始。日本の鉄道では初めて実用化された昇降式ホーム柵となった。
 
 
 
== 種類 ==
 
<!-- お願い! 駅など、他の項目から「[[ホームドア#フルスクリーンタイプ|フルスクリーンタイプのホームドア]]」のような形でこのセクションへリンクされているケースもあるため、もし「フルスクリーンタイプ」等の見出し名称を変更する場合は、先にノートページで議論をお願いします。-->
 
=== フルスクリーンタイプ ===
 
[[ファイル:Paris Metro St Lazare.jpg|thumb|200px|フルスクリーンタイプ(パリメトロ14号線・[[サン・ラザール駅]])]]
 
[[天井]]までを完全に[[プラットホーム|ホーム]]を被うもので、狭義のホームドアはこのタイプを指す。'''フルハイトタイプ'''とも呼ばれる。さらに分類して、完全に天井まで覆っている'''密閉式'''<ref>2017年現在、日本国内では[[布田駅]]と[[中部国際空港駅]]のみで使われている。</ref>と、天井との隙間が少し空いている'''半密閉式'''がある。ホームを完全に密閉することにより、空調効果の効率化・列車風対策・[[線路 (鉄道)|線路]]への突き落とし事件や飛び込み自殺に対する抑止効果は大きく、構造上から無謀な行為をする者を排除することもできる。しかし、導入にはこれらの種類の中で最も高額である上、既存路線の駅ホームへの設置は[[旅客上屋]]や躯体強度の問題から困難を要する。そのため、トンネル内の空調の都合などの特殊な事情が絡まない限り、日本の各鉄道事業者はこのタイプの導入には極めて消極的である。
 
 
 
このタイプが最初に導入されたのは[[#歴史|前述]]のとおり、[[サンクトペテルブルク地下鉄]][[サンクトペテルブルク地下鉄2号線|2号線]]の{{仮リンク|勝利公園駅|en|Park Pobedy (Saint Petersburg Metro)}}であり、ホームドアとしても世界初である。
 
 
 
[[日本の鉄道|日本]]では[[新交通システム]]で導入されるケースにほぼ限られる。通常の鉄道の例では1990年代に新規開業した地下鉄である[[東京メトロ南北線]]と[[京都市営地下鉄東西線]]はこのタイプが採用されたが、1998年に開通した多摩都市モノレール以降では、より安価な可動式ホーム柵に取って代わられ、2000年代以降に新規開業した路線では採用実績はない。一方、[[大韓民国|韓国]]では既存路線でもこのタイプを導入する場合が多く、またほとんどは密閉式となっている<ref>[http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0506&f=national_0506_018.shtml 【韓国】ソウル市、今年中に地下鉄駅にスクリーンドア設置]</ref>。その他の国でも、新規路線にはこのタイプを導入することが多い。応用としては、バスターミナルでの排気ガス対策としても採用されている<ref>[http://www.newdaily.co.kr/news/article.html?no=328830 '잠실광역환승센터' 3일 개통… "'국내최초' 지하에서 버스 탄다"] - NewDaily 2016年12月1日</ref>。
 
 
 
=== 可動式ホーム柵 ===
 
[[ファイル:Laituriovet Vuosaaren metroasemalla.JPG|thumb|200px|フィンランドの可動式ホーム柵([[ヘルシンキ地下鉄]]・{{仮リンク|ヴオサーリ駅|fi|Vuosaaren metroasema}}]]
 
高さが腰高以下のホームドア。'''ハーフハイトタイプ'''<ref>{{PDFlink|[http://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews170228_23.pdf 銀座線浅草駅ホームドア使用開始日が決定しました]}} - 東京地下鉄、2017年2月28日</ref>、'''スマートホームドア'''、'''ホームゲート'''<ref>{{PDFlink|1=[http://www.hitachihyoron.com/jp/pdf/2001/08/2001_08_05.pdf#page=4 「都市交通における効率的で安全なワンマン運転支援システム」]}}『日立評論』 Vol.83 No.8(2001-8)</ref>とも呼ばれる。フルスクリーンタイプよりは安く導入できることから、建設費を削減したい新規路線や元々ホームドアを設置していなかった既存路線へのワンマン運転化や安全対策により導入される場合も多い。ホームからの転落防止・車両との接触防止には一定の効果があるものの、ホームドアを乗り越えたり手荷物が落下する危険性があるため、飛び込み自殺<ref>実際にホームドアを乗り越えたことによる人身事故がしばしば発生している。<br/>[http://j-town.net/tokyo/column/gotochicolumn/229286.html?p=all ホームドア設置で、「人身事故」は完全になくなるか?] - Jタウンネット(2016年7月20日)</ref>や線路への突き落とし・手荷物との接触に対する抑止効果は完全ではないが<ref group="注">[[東京メトロ副都心線]]などでは、これに関する注意放送を駅で流している。</ref>、柵を越えるのにそれなりの身体能力や道具が必要であるため、衝動的な自殺や突き落とし・酔客の転落の防止などには高い効果が見込まれる。
 
 
 
世界の大半の国ではガラスを多く使用した可動式ホーム柵が多く導入されており、日本のようにガラスの使用部分が少ない・もしくは全くない可動式ホーム柵は世界的に見て少数である。また、世界的に、日本の可動式ホーム柵は高さが若干低めとなっている。[[バンコク・スカイトレイン]]の一部の駅で設置されている可動式ホーム柵の支柱部分には[[デジタルサイネージ]]が設置されており、動画による広告が表示されている。
 
 
 
日本で開業時よりこのタイプを本格的に採用したのは1997年に開業した[[長野新幹線]](当時)であるが、通過線が無いが故の安全面の事情から新幹線の新横浜駅・熱海駅・新神戸駅ではそれより前から採用されている。
 
 
 
なお、JR九州が[[音楽館]]代表取締役の[[向谷実]]の意見を取り入れて開発され、[[九大学研都市駅]]にて実験稼働中である音楽館製のバー構造軽量型ホームドアもこの類の一種である<ref>{{cite press release|format=PDF|url=http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2016/12/20/004formdoor.pdf|title=〜 軽量型ホームドア〜筑肥線九大学研都市駅で実証試験を行います|publisher=九州旅客鉄道|date=2016-12-20|accessdate=2017-10-08}}</ref><ref>{{cite web|url=http://toyokeizai.net/articles/-/119636|title=向谷実氏考案の「ホームドア」JR九州で実現へ|publisher=東洋経済オンライン|date=2016-05-26|accessdate=2017-10-08}}</ref>。
 
 
 
JR東日本では、従来のホームドアよりも開口部が広く、シンプルな下部構造と軽量なフレーム構造のドアとし、機器の軽量化と支持案内機構の簡素化を図り、設置工事の工期短縮可能なスマートホームドアを開発して横浜線[[町田駅]]と八高線[[拝島駅]]で試行している。2018年より[[東京圏]]におけるホームドアの設置をペースアップするに当たり、スマートホームドアも積極的に導入することとし、この発表前に既にホームドア設置が決定されていた駅のうち、京浜東北線[[新子安駅]]など7駅へスマートホームドアを採用する予定となっている<ref>{{cite press release|format=PDF|url=http://www.jreast.co.jp/press/2017/20180305.pdf|title=東京圏におけるホームドアの整備促進について |publisher=東日本旅客鉄道|date=2018-03-06|accessdate=2018-03-06}}</ref>。
 
{{-}}
 
 
 
=== 昇降式ホーム柵 ===
 
{{multiple image
 
| header    = 高槻駅
 
| align    = right
 
| direction = vertical
 
| image1    = Takatsuki station screen door closed.JPG
 
| width1    = 220
 
| caption1  = ホームドアが閉じた状態
 
| image2    = Takatsuki station screen door opened.JPG
 
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| caption2  = 開いた状態
 
}}
 
{{multiple image
 
| header    = 鹿洞駅
 
| align    = right
 
| direction = vertical
 
| image1    = Nokdong_station_platform_on_Gwangju_subway_20090704.jpg
 
| width1    = 220
 
| caption1  = 初の昇降ロープ柵設置駅(現在は置き換え済)
 
}}
 
[[ロープ]]や[[棒|バー]]などが昇降するホームドア。ホームドアとしては最も安く導入でき、ドアの位置や車両の長さの異なる車両にも柔軟に対応する<ref name="JRWEST" />。また、メンテナンスの費用も安いので、乗降の少ない[[鉄道駅|駅]]に向いている。しかしロープやバーをステップにして乗り越えたり、[[プロレス]]や[[格闘技]]の[[リング (格闘技)|リング]]の要領でロープをくぐり抜けてしまうことや、子供が最下段のロープとホームの間をくぐり抜けてしまう可能性があるため、事故の抑止効果は他の方式に比べると格段に低下する。
 
 
 
ロープ式のものは、2004年 - 2005年に韓国のSKD HI-TEC社が開発し[http://www.skdhitec.com/]、2006年10月に[[光州広域市都市鉄道公社1号線|光州都市鉄道1号線]]の[[鹿洞駅 (光州広域市)|鹿洞駅]]に初めて設置された(2016年にフルスクリーンタイプに置き換え)。2013年には[[大邱都市鉄道公社2号線|大邱都市鉄道2号線]][[ムン陽駅|{{lang|ko|汶}}陽駅]]に2例目が設置された。2017年4月中に[[湖南線]][[論山駅]]でこの方式のホームドアが試験設置され、順次拡大予定である<ref>[http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2017/03/21/0200000000AKR20170321060400063.HTML <nowiki> 철도공단 '상하개폐식 스크린도어' 개발…논산역 설치</nowiki>] - 연합뉴스 2017年3月21日</ref>。
 
 
 
日本では[[2012年]]11月、JR西日本がこの方式のホームドアの設置を検討していることを発表した<ref name="JRWEST" />。また、[[国土交通省]]により2013年7月頃から同様のロープ式ホームドアを[[東急田園都市線]][[つきみ野駅]]に設置し、現地試験を実施することを同年3月5日に発表し<ref>[http://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo07_hh_000042.html 車両扉位置の相違やコスト低減等の課題に対応可能な新たなホームドアの現地試験の実施について] 2013年3月5日 国土交通省</ref><ref>{{PDFlink|[http://www.mlit.go.jp/common/000989923.pdf 新たなホームドアの実用化に向けた現地試験の実施について 別添]}} 2013年3月5日 国土交通省</ref>、10月11日から試験運用を開始した<ref>[http://www.city.yamato.lg.jp/web/t-soumu/homedoor.html 東急つきみ野駅で昇降式ホームドアの検証を実施します] - 大和市</ref>。なお、この試験は[[2014年]]9月7日をもって終了しロープ柵も撤去された。その後東急では、田園都市線には通常の可動式ホーム柵を主として設置することが発表されている。
 
 
 
引き続き昇降式ホーム柵を検討しているJR西日本では、2013年10月24日にワイヤーの両端にあるポスト自体も伸縮する昇降式ホーム柵の試験機を公開し<ref name="sankei20131025">[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1310/25/news054.html ワイヤーで転落防げ 世界初「昇降式ホーム柵」試験機公開] - 産経新聞 2013年10月25日</ref>、12月5日から[[桜島線]][[桜島駅]]で試験運用を開始した<ref>[http://www.asahi.com/articles/OSK201312050002.html 昇降式ホーム柵、JR西が試行 大阪・ゆめ咲線桜島駅] - 朝日新聞デジタル</ref><ref>{{YouTube|DNDj4ncTZ-Y|【<公式>JR西日本】昇降式ホーム柵}}</ref>(同駅では2014年3月までで試験は終了したため既に撤去済み)。前述の桜島駅での試験運用の結果を踏まえた上で、2014年12月より[[六甲道駅]]3番のりばにて試験運用が行われていた<ref name="jrwest20140312" />。ポストそのものが伸縮するホームドアは世界初となる<ref name="sankei20131025" />。JR西日本では六甲道駅の設置を正式に決定するとともに、[[高槻駅]]の改良工事にあわせて2016年3月26日に導入されている<ref>[https://www.westjr.co.jp/press/article/2015/03/page_6964.html 六甲道駅「昇降式ホーム柵」を継続設置します・「昇降式ホーム柵」を高槻駅に設置します:JR西日本ニュースリリース]</ref><ref>[https://www.westjr.co.jp/press/article/2016/03/page_8417.html 高槻駅で昇降式ホーム柵を使用開始します。:JR西日本ニュースリリース]</ref>。小田急でも試験導入される<ref>http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8574_8080862_.pdf</ref>
 
 
 
台湾では、日本の在来線と同じように、同じ線路をドアの位置や車両の長さの異なる通勤電車と優等列車が走っているため([[通勤電車 (台湾)|通勤電車]]は3ドア、[[対号列車]]は2ドア)、どの車両にも柔軟に対応できる昇降式ホーム柵が検討されている<ref>[http://udn.com/news/story/8/1200131-%E5%8F%B0%E9%90%B5%E5%B0%87%E8%A3%9D%E6%9C%88%E5%8F%B0%E9%96%80-%E6%9D%BE%E5%B1%B1%E7%99%BE%E7%A6%8F%E5%85%88%E8%A9%A6%E8%BE%A6 台鐵將裝月台門 松山百福先試辦] - 聯合報 2015年9月21日</ref>。
 
 
 
また、小田急[[愛甲石田駅]]と近鉄[[大阪阿部野橋駅]]でも2017年中に試験運用されることになった。扉の位置が違う車両があるため、この昇降式を採用する。
 
 
 
[[フランス国鉄]]では、昇降式ホーム柵を2018年3月末までに{{仮リンク|バンブ=マラコフ駅|fr|Gare de Vanves - Malakoff}}に試験設置する予定である。信頼性と安全性が確認され次第、順次拡大予定である<ref name="ikld20171027">[http://www.ikld.kr/news/articleView.html?idxno=82666 유럽 기술 장벽 넘어 세계 2조원 시장 선점한다] - 국토일보 2017年10月27日</ref>。
 
{{-}}
 
 
 
== 設置路線 ==
 
ホームドアが設置されている路線の例を以下に挙げる。
 
 
 
=== 日本 ===
 
ATOによる無人運転を行う新交通システムでは開業当初から設置されている。戦前から[[島秀雄]]などが設置を主張していた<ref>朝日新聞「次世代に託す 駅ホームにドア付け快適に(島秀雄の世界:3 語る)」1994.07.20</ref>。
 
 
 
2000年の[[高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律|交通バリアフリー法]]施行により、新設の鉄道路線に設置が原則義務付けられた。既存の路線については努力義務とされたが、[[新大久保駅乗客転落事故|2001年に起きたJR山手線新大久保駅での転落事故]]や、2011年1月の山手線[[目白駅]]で起きた視覚障害者の転落事故によって、多方面からホームドア設置推進を求める声が上がり、国土交通省が一定数以上の利用者(乗降客)の駅に対してホームドア設置を求める方針<ref>[http://www.mlit.go.jp/tetudo/tetudo_tk6_000017.html ホームドアの整備促進等に関する検討会] - 国土交通省</ref>の検討を開始した。
 
 
 
[[2011年]][[2月8日]]の国土交通省の発表によると、14事業者285駅に新たにホームドアが設置される予定で、既設の駅との合計は783駅になるが、これは[[高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律|バリアフリー新法]]が設置を求める約2800駅の3割弱である<ref>[http://www.asahi.com/national/update/0208/TKY201102080199.html ホームの転落防止ドア、14社285駅で設置予定]</ref>。国は1日10万人以上が利用する駅で優先的に整備することが望ましいとしている<ref>[http://www.asahi.com/national/update/0810/TKY201108100444.html ホーム転落防止ドア、大規模駅に優先設置を 国が初基準]</ref>。2012年9月現在でも設置駅は536駅で、国土交通省が設置を求める235駅の中では34駅に留まっている<ref>[http://sankei.jp.msn.com/economy/news/121107/biz12110719080024-n1.htm ホームドア、利用10万人以上の駅で進まず 全体では536駅] - 2012年11月7日付 MSN産経ニュース</ref>。これにはホームの強度が足りず補強や建て替えが必要となるケース・中長距離路線を中心に列車のドアの位置が異なるケース・他社との直通運転を実施している場合で乗り入れる全ての事業者間にて車両の規格を合わせる必要が生じるケース<ref group="注">場合によっては直接自社に乗り入れている事業者のみでなく、乗り入れている事業者に直通運転をしている事業者も規格を合わせなければならなくなる。</ref>・極小ホームで設置スペース不足など、クリアすべき課題が多数残っていることが背景にある。特に補強工事を要する場合、1駅あたり数億円〜十数億円という莫大な費用がかかることもホームドアの設置がなかなか進まない大きな要因となっている。またホームドア設置に伴い規格に合わなくなることから、耐用年数を残していながら他線区への転属<ref group="注">例としては[[営団07系電車|東京メトロ07系電車]]([[東京メトロ副都心線|副都心線]]開業に伴い東西線へ転出)や[[JR西日本223系電車#6000番台|JR西日本223系6000番台]]([[JR東西線]][[北新地駅]]のホームドアが4ドア用となったため乗り入れを終了)など。</ref>やさらには[[廃車 (鉄道)|廃車]]<ref group="注">例としては[[JR東日本E231系電車|JR東日本サハE230形500番台]](再利用可能な部品を供出し解体)、[[横浜市交通局2000形電車|横浜市営地下鉄2000形電車]](ホームドア対応の[[横浜市交通局3000形電車#4次車(3000S形)|3000S形]]へ主要機器を提供)など。</ref>に追い込まれた車両もあるほか、新造車や更新車ではホームドア越しに車体色を識別できるよう、外観デザインを変更した例<ref group="注">一例では、[[東京都交通局12-600形電車|都営12-600形]]は1次車では窓下にカラーフィルムを取り付けていたが、2次車以降は戸袋部分にラインカラーを貼り付けるデザインに変更された。</ref>が現れている。
 
 
 
日本国内のホームドア設置状況については[[国土交通省]]が集計しており<ref>[http://www.mlit.go.jp/tetudo/tetudo_tk6_000022.html ホームドアの設置状況(平成29年3月末現在)]国土交通省(2018年3月16日閲覧)</ref>、また設置に際して政府や地方自治体などが補助金を交付する場合がある<ref>[http://www.mlit.go.jp/common/001002411.pdf ホームドアの整備に係る国の支援制度 - 国土交通省](2018年3月16日閲覧)</ref>。
 
 
 
近年のホームドア設置数の推移は下表のとおりである。ただし、同一事業者の複数路線が連絡する駅<ref group="注">例としては[[東京メトロ丸ノ内線]]・[[東京メトロ有楽町線|有楽町線]]・[[東京メトロ副都心線|副都心線]]の乗換駅である[[池袋駅]]。東京メトロではすべての路線で可動式ホーム柵を設置している。</ref>は、最初に導入された路線の駅のみカウントする。
 
 
 
{| class="wikitable" rules="all" style="font-size:85%;"
 
|-
 
|+ホームドア設置数の推移<ref>{{PDFlink|[http://www.mlit.go.jp/common/001195039.pdf ホームドア設置数の推移] - 国土交通省}}</ref><ref>{{PDFlink|[http://www.sonpo.or.jp/archive/publish/bousai/jiho/pdf/no_254/yj25418.pdf 駅ホームでの事故防止とホームドア等の整備] - 東京大学}}</ref>
 
!年度!!設置数
 
!主な設置路線(全駅に設置)
 
!主な設置路線(一部駅に設置)
 
|-
 
| 2000年(平成12年) ||
 
| [[都営地下鉄三田線]]、[[埼玉高速鉄道線]]、[[東急目黒線]]<ref>同年度から2002年度にかけて設置。[[元住吉駅]]、[[日吉駅 (神奈川県)|日吉駅]]は延伸開業時に設置。</ref>
 
|
 
|-
 
| 2001年(平成13年) || '''180'''
 
| [[舞浜リゾートラインディズニーリゾートライン]]
 
| [[東京メトロ千代田線]]([[北綾瀬駅]]など)
 
|-
 
| 2002年(平成14年) || '''196'''
 
| [[名古屋市営地下鉄上飯田線]]、[[東京モノレール羽田空港線]]
 
| [[東北新幹線]]([[八戸駅]]など)
 
|-
 
| 2003年(平成15年) || '''230'''
 
| [[福岡市地下鉄空港線]]、[[沖縄都市モノレール線]]
 
| [[東海道新幹線]]([[品川駅]])、[[九州新幹線]]([[鹿児島中央駅]]など)
 
|-
 
| 2004年(平成16年) || '''273'''
 
| [[名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線]]、[[福岡市地下鉄七隈線]]、<br />[[愛知高速交通東部丘陵線]]、[[東京メトロ丸ノ内線]]<ref>同年度から2007年度にかけて設置。</ref>
 
|
 
|-
 
| 2005年(平成17年) || '''306'''
 
| [[首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス]]、[[福岡市地下鉄箱崎線]]
 
|
 
|-
 
| 2006年(平成18年) || '''318'''<ref>桃花台新交通ピーチライナー(全7駅)が廃止。</ref>
 
| [[大阪市営地下鉄今里筋線]]
 
| [[名鉄空港線]]([[中部国際空港駅]])
 
|-
 
| 2007年(平成19年) || '''394'''
 
| [[横浜市営地下鉄ブルーライン]]、[[日暮里・舎人ライナー]]
 
|
 
|-
 
| 2008年(平成20年) || '''424'''
 
| [[東京メトロ副都心線]]、[[札幌市営地下鉄東西線]]
 
|
 
|-
 
| 2009年(平成21年) || '''441'''
 
| [[仙台市地下鉄南北線]]
 
|
 
|-
 
| 2010年(平成22年) || '''484'''
 
| [[大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線]]<ref>[[門真南駅]]のみ2011年度に設置。</ref>、[[名古屋市営地下鉄桜通線]]<ref>同年度から2011年度にかけて設置。</ref>、<br />[[東京メトロ有楽町線]]<ref>同年度から2013年度にかけて設置。</ref>
 
| [[山手線]]([[恵比寿駅]]など)<ref>2011年10月まで、6ドア車にあたる7号車と10号車以外に設置された。</ref>、[[JR東西線]]([[北新地駅]])、<br />[[京急空港線]]([[羽田空港国際線ターミナル駅]])
 
|-
 
| 2011年(平成23年) || '''519'''
 
| [[都営地下鉄大江戸線]]<ref>同年度から2013年度にかけて設置。</ref>
 
| [[東急大井町線]]([[大井町駅]])
 
|-
 
| 2012年(平成24年) || '''564'''
 
| [[札幌市営地下鉄南北線]]
 
| [[京王線]]([[調布駅]]など)、[[小田急小田原線]]([[新宿駅]])
 
|-
 
| 2013年(平成25年) || '''583'''<ref>同一駅とみなしていた[[溜池山王駅]]と[[国会議事堂前駅]]を別カウントとしたことによる計上を含む。</ref>
 
|
 
| [[東急東横線]]([[中目黒駅]]など)、[[東武野田線]]([[船橋駅]])
 
|-
 
| 2014年(平成26年) || '''615'''
 
| [[大阪市営地下鉄千日前線]]
 
| [[大阪市営地下鉄御堂筋線]]([[天王寺駅]]など)
 
|-
 
| 2015年(平成27年) || '''665'''
 
| [[北海道新幹線]]、[[名古屋市営地下鉄東山線]]、[[仙台市地下鉄東西線]]
 
| [[東急田園都市線]]([[宮前平駅]])<ref>通常よりも車両から離れた位置に設置し、6ドア車に対応している。2017年度以降は[[駒沢大学駅]]、[[市が尾駅]]などに設置されたが、6ドア車が廃止されたため通常の位置に設置している。</ref>、[[JR京都線]]([[高槻駅]])
 
|-
 
| 2016年(平成28年) || '''686'''
 
| [[札幌市営地下鉄東豊線]]
 
| [[京浜東北線]]([[赤羽駅]])
 
|-
 
| 2017年(平成29年) || ''' '''
 
| [[北大阪急行電鉄南北線]]
 
| [[京成本線]]([[日暮里駅]])、[[東京メトロ東西線]]・[[東京メトロ半蔵門線|半蔵門線]]([[九段下駅]])、<br />[[神戸市営地下鉄西神・山手線]]([[三宮駅]])
 
|}
 
 
 
==== JR ====
 
===== 新幹線 =====
 
[[ファイル:Platform screen doors tohokushinkansen.JPG|thumb|right|東北新幹線でのホームドア設置例(新青森駅)<br>ホームドアと車両は密接していない]]
 
新幹線の駅では、原則として通過線を設け、列車がホームに面する線路を高速で通過しないようにしている。しかし、高速で列車が通過する新幹線の駅で通過線がない場合、[[停車場#本線|主本線]]にホームが面する駅では必ずホームドアが設置されている(例:[[東海旅客鉄道|JR東海]]の[[東海道新幹線]][[熱海駅]]<sub>等</sub>)。この場合、列車と乗客の距離を確保して風圧による事故を防止するため、ホーム端部から数mほど内側に設置される。ホームドアがない場合、ホームに面した線路を通過する列車は安全のため減速する(例 : [[上野駅|上野]]、[[大宮駅 (埼玉県)|大宮]]など)。[[品川駅]]ではホームドアの開口幅を大きくとり、車両ごとにドアの位置が異なっても対応できる設計としている。このため、新幹線は停車位置を高度に制御する必要がなく、ATOやTASCが設置された事例はない。なお、ホームドアの開閉操作はホーム側で、駅員が列車の到着および車両側扉の開閉に合わせて駅員が実施する(ただしホーム無人化駅では車掌が実施)。列車側から直接開閉を行うシステムにはなっていない。
 
 
 
* [[東日本旅客鉄道]](JR東日本)
 
** [[東北新幹線]] [[くりこま高原駅]]・[[水沢江刺駅]]・[[新花巻駅]]・[[いわて沼宮内駅]]・[[二戸駅]]・[[八戸駅]](12・13番線)・[[七戸十和田駅]]・[[新青森駅]]
 
*** [[山形新幹線|山形]]・[[秋田新幹線|秋田]]新幹線乗車口の11 - 17号車付近には[[盛岡駅]]以南の全駅に転落防止柵を設置している。
 
** [[北陸新幹線]] [[安中榛名駅]]・[[軽井沢駅]](2・3番線)・[[佐久平駅]]・[[上田駅]]・[[飯山駅]]・[[上越妙高駅]]
 
*** [[長野駅]]は元始発・終着駅で延伸後も全列車が停車しているため、ホームゲートは未設置。
 
** [[上越新幹線]] [[新潟駅]](11番線在来線のりかえホーム)
 
*** 上越新幹線では起終点の大宮駅と新潟駅(支線の[[ガーラ湯沢駅]]を含む)を除き、[[停車場#線名|通過線]]を有するため新潟駅以外の駅ではホームドアは設置されていない。
 
* [[東海旅客鉄道]](JR東海)
 
** [[東海道新幹線]] [[東京駅]](14-19番線)・[[品川駅]](21・24番線)・[[新横浜駅]](1-4番線)・[[熱海駅]](6・7番線)・[[名古屋駅]](14-17番線)・[[京都駅]](11-14番線)・[[新大阪駅]](27番線)
 
*** 品川駅・新横浜駅は主本線側ホームのみ設置。[[2008年]][[3月15日]]ダイヤ改正で全列車停車化後もホームゲートの運用は継続。また、開扉時と閉扉時には品川駅では音声が流れ、それ以外のホームゲート設置駅では「[[乙女の祈り (バダジェフスカの曲)|乙女の祈り]]」が流れる(新横浜駅と熱海駅は設置から経年が進行した為、更新工事を実施。並行して新横浜駅1番・4番線にもホームゲートを追加)。なお、[[三島駅|三島]]以東の各駅と[[静岡駅|静岡]]・[[浜松駅|浜松]]・[[新大阪駅|新大阪]]の各駅では転落防止柵を設置している。[[東京駅]]には、JR東海が新たに開発した、既存の固定式の柵に戸袋の一部を取り付けるタイプのホームドアが設置され、2013年3月16日に稼働を開始した(最初に14番線に設置。その後他のホームにも順次設置予定)<ref>[http://www.asahi.com/national/update/0929/TKY201109290367.html 東海道新幹線・東京駅にホームドア 12年度中に]</ref>。新大阪駅には2013年3月17日に新設される27番線に開設と同時に設置された。更にコスト削減を図ったパイプ柵形のホームゲートを「[[のぞみ (列車)|のぞみ]]」停車駅を対象に設置する計画が進行中である<ref>[http://news.mynavi.jp/news/2012/12/07/013/ JR東海、新幹線「のぞみ」停車駅を対象にホームドア - 300系引退で"加速"] [[マイナビニュース]] 2012年12月7日</ref>。新大阪駅の残りのホームは2022年度までに設置予定である<ref>[http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000037887.pdf 【社長会見】東海道新幹線新大阪駅20~26番線への可動柵設置について] - JR東海 2018年8月1日</ref>。
 
* [[西日本旅客鉄道]](JR西日本)
 
** [[山陽新幹線]] [[新神戸駅]] - 全列車停車化後もホームゲートの運用は継続。開閉時に[[メロディ]]([[静かな湖畔の森の影から]])が流れる。
 
*** 上記以外では、全列車が停車する[[岡山駅|岡山]]・[[広島駅|広島]]・[[小倉駅 (福岡県)|小倉]]・[[博多駅|博多]]の各駅に転落防止柵を設置している。
 
** 北陸新幹線 [[糸魚川駅]]・[[黒部宇奈月温泉駅]]・[[富山駅]]・[[新高岡駅]]・[[金沢駅]]
 
* [[九州旅客鉄道]](JR九州)
 
** [[九州新幹線 (鹿児島ルート)]] 全駅
 
* [[北海道旅客鉄道]](JR北海道)
 
** [[北海道新幹線]] [[奥津軽いまべつ駅]]・[[木古内駅]]・[[新函館北斗駅]]
 
 
 
===== 在来線 =====
 
JRの在来線では、[[2010年]][[6月26日]]にJR東日本[[山手線]][[恵比寿駅]]で初めて運用が始まった<ref name="tokyo20100626">沢田一朗 「ホームドア部分発進 JR在来線初の転落防止柵 恵比寿」 [[東京新聞]]2010年[[6月26日]]付け夕刊1面。</ref>。以下の設置事例と設置計画がある。
 
 
 
* [[東日本旅客鉄道]](JR東日本):[[首都圏 (日本)|首都圏]]主要24路線の全243駅で2032年度末までの設置完了を計画<ref>[https://mainichi.jp/articles/20180307/k00/00m/040/089000c JR東日本:首都圏全駅にホームドア32年度末までに]『毎日新聞』朝刊2018年3月7日</ref>
 
** [[山手線]]
 
*** JR東日本の路線としては初の導入事例である。大規模改修工事を予定している駅を除いて、[[2017年]]度までに設置する方針を示している<ref name="tokyo20100626" /><ref>{{Cite web|date=2012-08-27|url=http://www.jreast.co.jp/press/2012/20120814.pdf|title=山手線ホームドア 2014年度の完成予定駅について|format=PDF|publisher=[[東日本旅客鉄道]]|accessdate=2012-12-28}}</ref>。
 
*** [[2010年]]6月26日に[[恵比寿駅]]、同年[[8月28日]]に[[目黒駅]]で先行設置<ref name="tokyo20100626" />された。当初7号車と10号車部分には6ドア車が連結されていたため、この部分にはホームドアは設置されていなかったが、後に山手線から6ドア車が撤退・全車両4ドア車に統一されたため、この部分にもホームドアが追加設置された。
 
*** [[2012年]]12月22日に[[大崎駅]]で、2013年1月9日に池袋駅でホームドア使用開始<ref name="jreast20120829">[http://www.westjr.co.jp/press/article/2012/03/page_1552.html]</ref>。2012年中に[[新大久保駅|新大久保]] - [[駒込駅|駒込]]間の各駅でホームドア設置工事が行われ、その後稼働開始となった。
 
*** [[2013年]]度は[[大塚駅 (東京都)|大塚駅]]、[[巣鴨駅]]、駒込駅、新大久保駅、[[目白駅]]、[[高田馬場駅]]、[[田町駅]]に設置された<ref name="jreast20120829" /><ref name="response20140531">{{cite news|title = 全国のホームドア設置駅、583駅に…13年度は18駅に新設 |url = http://response.jp/article/2014/05/31/224412.html|publisher = [[Response.]]|date = 2014-05-31| accessdate = 2015-01-05}}</ref>。
 
*** [[2014年]]度は[[御徒町駅]]、[[鶯谷駅]]、[[田端駅]]、[[有楽町駅]]、[[原宿駅]]、[[五反田駅]]、[[西日暮里駅]]に設置された。
 
*** [[2015年]]度は[[秋葉原駅]]、[[代々木駅]]、[[上野駅]]、[[神田駅 (東京都)|神田駅]]、[[日暮里駅]]に設置された。
 
*** [[2016年]]度は[[品川駅]]に設置された。
 
*** 残る[[浜松町駅]]、[[新橋駅]]は[[2019年]]度末、[[東京駅]]は[[2020年]]6月、[[渋谷駅]]、[[新宿駅]]は[[2021年]]度中に設置される予定<ref name="keihintouhoku" />。これらの駅は大規模改良工事に伴い、終了次第の設置となる。
 
** [[京浜東北線]]・[[根岸線]]
 
*** [[赤羽駅]]にて、2017年3月25日に先行設置(これに伴い、2015年より[[JR東日本E233系電車|E233系1000番台]]への[[定位置停止装置|TASC]]およびホームドア支援装置の取り付けが行われている)<ref>{{PDFlink|[http://www.jreast.co.jp/press/2014/20141119.pdf 京浜東北線大井町駅へのホームドア導入の検討について]}} - JR東日本プレスリリース 2014年11月27日</ref>。
 
*** 赤羽駅の他に[[大井町駅]]、[[上野駅]]、[[鶴見駅]]、[[浦和駅]]、[[さいたま新都心駅]]は2017年度中<ref>{{PDFlink|[https://www.jreast.co.jp/press/2016/tokyo/20160407_t01.pdf 赤羽駅・上野駅・大井町駅3駅の京浜東北線ホームドア工事着手について]}} -JR東日本プレスリリース 2016年4月7日</ref><ref>{{PDFlink|[http://www.jreast.co.jp/press/2016/yokohama/20160520_y01.pdf 鶴見駅 京浜東北線ホームドア設置工事着手について]}} -JR東日本プレスリリース 2016年5月20日</ref><ref>{{PDFlink|[http://www.jreast.co.jp/press/2016/omiya/20160714_o01.pdf 浦和駅・さいたま新都心駅の京浜東北線にホームドアを設置します]}} - JR東日本プレスリリース 2016年7月14日</ref>、有楽町駅は2018年度中<ref>{{PDFlink|[http://www.jreast.co.jp/press/2016/tokyo/20160913_t02.pdf 有楽町駅の京浜東北線ホームドア工事着手について]}} - JR東日本プレスリリース 2016年9月13日</ref>、[[北浦和駅]]、[[南浦和駅]]、[[蕨駅]]、[[西川口駅]]、[[川口駅]]、[[王子駅]]、[[西日暮里駅]]、[[日暮里駅]]、[[御徒町駅]]、[[秋葉原駅]]、[[神田駅 (東京都)|神田駅]]、[[有楽町駅]]、[[新橋駅]]、[[大森駅 (東京都)|大森駅]]、[[蒲田駅]]、[[鶴見駅]]、[[東神奈川駅]]、[[横浜駅]]、[[桜木町駅]]は2019年度末に使用が開始される予定<ref name="keihintouhoku">{{Cite web |title=駅ホームの安全性向上に向けた取り組みについて|url=http://www.jreast.co.jp/press/2016/20161214.pdf|publisher=東日本旅客鉄道|format=PDF |date=2016-12-13|accessdate=2016-12-14}}</ref>。東京駅は2020年6月に、[[大宮駅 (埼玉県)|大宮駅]]、[[与野駅]]、[[東十条駅]]、[[上中里駅]]、田端駅、鶯谷駅、浜松町駅、田町駅、[[川崎駅]]、[[新子安駅]]は2021年度以降に設置予定。
 
*** 2032年度までに根岸線全駅にも設置予定。
 
** [[中央・総武緩行線]]
 
*** 2020年東京オリンピックの開催に伴い、メイン会場の最寄り駅である[[代々木駅]]、[[千駄ヶ谷駅]]、[[信濃町駅]]に駅舎改修工事に合わせて設置される予定<ref>{{PDFlink|[http://www.jreast.co.jp/press/2016/20160605.pdf 駅改良の工事計画について]}} - JR東日本プレスリリース 2016年6月8日</ref>。
 
*** 2032年度までに全駅設置予定。
 
** [[横須賀線]]・[[総武快速線]]
 
*** [[新小岩駅]] 2015年頃より同駅で人身事故が際立って多発していたために設置を検討していたが<ref>{{Cite web |title=総武快速線新小岩駅へのホームドア導入の検討について|url=https://www.jreast.co.jp/press/2014/20150323.pdf|publisher=東日本旅客鉄道|format=PDF |date=2015-03-24|accessdate=2017-01-29}}</ref>、2018年度内の完成を目指して2017年2月以降に着工する予定<ref>{{Cite web |title=総武快速線新小岩駅へのホームドア設置工事着手について|url=http://www.jreast.co.jp/chiba/news/pdf/pre1701_shinkoiwa.pdf|publisher=東日本旅客鉄道|format=PDF |date=2017-01-27|accessdate=2017-01-29}}</ref>。
 
*** 2032年度までに逗子駅 - 東京駅 - 千葉駅間に設置予定。
 
** [[八高線]]
 
*** [[拝島駅]] 2015年3月28日稼動開始<ref>{{PDFlink|[http://www.jreast.co.jp/hachioji/info/20150227/20150227_info01.pdf 2015年3月28日(土)より八高線拝島駅で昇降式ホーム柵の使用を開始します]}} - JR東日本八王子支社プレスリリース 2015年2月27日</ref>
 
** [[横浜線]]
 
*** [[町田駅]] 2016年12月17日稼働開始(4番線の車掌側1両分のみ)<ref>{{PDFlink|[http://www.jreast.co.jp/press/2016/20161124_y01.pdf スマートホームドアの試行開始日について]}} - JR東日本プレスリリース 2016年11月24日</ref>、2017年7月29日拡大導入(4番線の八王子方2扉除く1編成分)、<ref>{{PDFlink|[http://www.jreast.co.jp/press/2017/yokohama/20170525_y03.pdf 町田駅スマートホームドア新たな試行開始日について]}} - JR東日本プレスリリース 2017年5月25日</ref>、同年9月23日拡大導入(4番線の八王子方最前部2扉分)<ref>{{PDFlink|[http://www.jreast.co.jp/press/2017/yokohama/20170906_y01.pdf 町田駅スマートホームドアの八王子寄り2扉を設置します]}} - JR東日本プレスリリース 2017年9月6日</ref>
 
*** 2032年度までに全駅設置予定。
 
**以下は2032年度までに設置予定。<ref>[http://www.jreast.co.jp/press/2017/20180305.pdf 東京圏におけるホームドアの整備促進について] 東日本旅客鉄道株式会社 2018年3月6日</ref>
 
*** [[武蔵野線]](全駅)
 
*** [[宇都宮線]]・[[高崎線]](東京駅 - 大宮駅)
 
*** [[埼京線]](全駅)
 
*** [[川越線]](大宮駅 - 川越駅)
 
*** [[常磐緩行線]]・[[常磐快速線]](日暮里駅 - 取手駅)
 
*** [[京葉線]](全駅)
 
*** [[湘南新宿ライン]]
 
*** [[中央快速線]](東京駅 - 高尾駅)
 
*** [[青梅線]](立川駅 - 拝島駅)
 
*** [[南武線]](川崎駅 - 立川駅、支線は除く)
 
*** [[東海道線 (JR東日本)|東海道線]](東京駅 - 平塚駅)
 
* [[東海旅客鉄道]](JR東海)
 
** [[東海道線 (名古屋地区)|東海道本線名古屋地区]] - [[2018年]](平成30年)の春を目処に[[金山駅 (愛知県)|金山駅]]のホームに設置される予定。駅改修工事終了後に[[刈谷駅]]にも設置される予定<ref>{{Cite web |title=在来線ホーム可動柵開発等について|url=http://sp.jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000032443.pdf|publisher=東海旅客鉄道|format=PDF |date=2016-12-14|accessdate=2016-12-14}}</ref>。
 
* [[西日本旅客鉄道]](JR西日本)
 
** [[JR東西線]]・[[片町線]](学研都市線)
 
*** 2011年[[3月27日]]に[[北新地駅]]でJR西日本の在来線では初めてホームドアが設置された<ref>[https://web.archive.org/web/20100418125413/http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/dassen/20100408-OYO8T00321.htm 安全投資1,000億円 新車両を投入…JR西社長表明] - 読売新聞 2010年4月8日(2010年4月18日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref><ref>[http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052801000878.html 来春、大阪・北新地駅にホーム柵 JR西在来線で初]</ref>。
 
*** 2012年[[3月28日]]に[[大阪天満宮駅]]、2015年度から2016年度にかけて[[京橋駅 (大阪府)|京橋駅]]に設置された(1番のりばは2016年3月、2番のりばは2017年2月設置)<ref>[http://www.westjr.co.jp/press/article/2012/03/page_1552.html 大阪天満宮駅の可動式ホーム柵使用開始について] - JR西日本 プレスリリース 2012年3月5日</ref><ref name=kyobashi,takatsuki,shin-kobe>[http://www.westjr.co.jp/press/article/2016/03/page_8417.html 京橋駅で可動式ホーム柵を使用開始します。高槻駅で昇降式ホーム柵を使用開始します。新神戸駅で新しい可動式ホーム柵を試行開始します。] - JR西日本プレスリリース</ref><ref>[http://www.westjr.co.jp/press/article/2017/02/page_9958.html 京橋駅2番のりばで可動式ホーム柵を使用開始します。] - JR西日本 プレスリリース 2017年2月16日</ref>。
 
** 東海道本線([[JR神戸線]]・[[JR京都線]])
 
*** [[2014年]][[12月13日]]に[[六甲道駅]]3番のりばで試験導入。その後、2015年度以降も継続運用されている<ref name="jrwest20140312">[https://www.westjr.co.jp/press/article/2014/03/page_5331.html 「昇降式ホーム柵」を六甲道駅で試行運用します] - JR西日本プレスリリース</ref><ref>[http://www.westjr.co.jp/press/article/2015/03/page_6964.html 六甲道駅「昇降式ホーム柵」を継続設置します 「昇降式ホーム柵」を高槻駅に設置します] - JR西日本プレスリリース</ref>。2017年1月6日から3月4日までは試作型から量産型に更新のため運用を一時停止。
 
*** [[2015年]]度以降、[[高槻駅]]ではホームドアが順次設置されている(1番・6番のりばは昇降式で2016年3月から、2番・5番のりばは可動式で2018年秋設置予定)<ref name=kyobashi,takatsuki,shin-kobe></ref><ref>[https://www.westjr.co.jp/press/article/2017/12/page_11676.html 高槻駅 2・5番のりばの「可動式ホーム柵」の使用開始時期を延期します。] - JR西日本プレスリリース</ref>
 
*** [[2017年]]度以降、[[大阪駅]]ではホームドアが順次設置されている(6番・7番のりばは可動式で2017年6月から、5番・8番のりばは昇降式で2019年春設置予定)<ref>[https://www.westjr.co.jp/press/article/2016/06/page_8807.html 「可動式ホーム柵」を大阪駅に設置します] - JR西日本プレスリリース</ref><ref name="jrwest20180315">[https://www.westjr.co.jp/press/article/2018/03/page_12067.html ~駅のホームの安全性向上にむけて~ 大阪駅5・8番のりばに「昇降式ホーム柵」、京橋駅3・4番のりばに「可動式ホーム柵」を設置します] - JR西日本プレスリリース</ref>。
 
*** [[2018年]]3月17日開業の[[JR総持寺駅]]に設置(二重引き戸式)<ref>[https://www.westjr.co.jp/press/article/2016/12/page_9705.html JR京都線 摂津富田~茨木駅間の新駅の概要決定 可動式ホーム柵を設置など(平成30年春開業予定)] - JR西日本プレスリリース</ref>。
 
*** [[2018年]]度から[[2019年]]度にかけて[[三ノ宮駅]]に設置予定<ref>[https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201702/sp/0009925190.shtml JR三ノ宮駅ホーム柵、18年度に稼働] - 神戸新聞 2017年2月18日</ref>。
 
*** その他、[[京都駅]]、[[新大阪駅]]、[[神戸駅 (兵庫県)|神戸駅]]で設置が検討されている<ref name=jrwest>[https://www.westjr.co.jp/press/article/2016/11/page_9521.html 「ホーム柵」と「内方線付き点状ブロック」の整備をさらに進めます] - JR西日本プレスリリース</ref>
 
** [[山陽本線]](JR神戸線)
 
*** [[西明石駅]] で設置が検討されている(同駅でホームからの転落や列車との接触事故が際立って多発していることによる)<ref>[https://www.westjr.co.jp/press/article/2016/11/page_9539.html 11月定例社長会見] - JR西日本 プレスリリース</ref>
 
*** その他、[[神戸駅 (兵庫県)|神戸駅]]、[[明石駅]]、[[姫路駅]]でも設置検討中<ref name=jrwest></ref>
 
** [[大阪環状線]]
 
*** 京橋駅にて、2019年秋に設置される予定である<ref name="jrwest20180315"></ref>。
 
*** 京橋駅の他に、[[鶴橋駅]]、[[天王寺駅]]、[[新今宮駅]]で設置が検討されている<ref name=jrwest></ref>
 
** 山陽本線岡山地区・[[山陽本線 (広島地区)|広島地区]]
 
*** [[岡山駅]]、[[広島駅]]で設置が検討されている<ref name=jrwest></ref>
 
* [[九州旅客鉄道]](JR九州)
 
** [[筑肥線]]
 
*** [[九大学研都市駅]] 2017年11月21日稼働開始<ref>{{PDFlink|[https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/09/28/170928-004.pdf 軽量型ホームドア実証試験の開始について]}} - JR九州プレスリリース 2017年11月26日</ref>。可動部をパイプとし戸袋をコンパクト化したタイプの実証実験であり、下りホームのみの設置。
 
****2020年までに、[[下山門駅]]~[[筑前前原駅]]間にも設置予定。<ref>{{PDFlink|[https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2018/02/22/180221Newsrelease01.pdf 九大学研都市駅 軽量型ホームドアの実証試験 現在の状況と今後の計画について]}} - JR九州プレスリリース 2018年2月21日</ref>。
 
 
 
==== 私鉄・第三セクター ====
 
* [[東京急行電鉄]]<ref>[http://ii.tokyu.co.jp/homedoor/ ぞくぞくと、ホームドア] - 東急電鉄キャンペーンサイト</ref><ref>{{Cite press_release | url=http://www.tokyu.co.jp/information/list/?id=157 | title=2020年を目標に東横線・田園都市線・大井町線の全64駅にホームドアを設置します | publisher=東京急行電鉄 | date=2015-01-09 | accessdate=2015-01-09}}</ref>・[[横浜高速鉄道]]<ref>[http://www.mm21railway.co.jp/info/news/2017/01/32.html 可動式ホーム柵の全駅整備を平成32年度までに完了します。] - 横浜高速鉄道</ref>([[2020年]]までに[[東急東横線|東横線]]・[[横浜高速鉄道みなとみらい線|みなとみらい線]]・[[東急田園都市線|田園都市線]]・[[東急大井町線|大井町線]]の全駅にホームドアを設置する予定である)
 
** 目黒線 - 全駅
 
*** [[2000年]][[8月6日]]に旧[[東急目蒲線|目蒲線]]が目黒線と[[東急多摩川線]]に分離し、東横線との並走区間である[[多摩川駅]] - [[武蔵小杉駅]]間は分離当初から設置・稼働し、[[田園調布駅]]及び旧目蒲線区間([[目黒駅]] - [[奥沢駅]]間)については分離後、順次設置・稼働開始となった。これは、目黒線は1車両あたり20メートル4ドア車であるのに対し、旧目蒲線は18メートル3ドア車と車両規格が異なっていたためである。
 
** 東横線・みなとみらい線 - [[渋谷駅]] - [[田園調布駅]]間・[[新丸子駅]] - [[妙蓮寺駅]]間<ref name="tokyu-release140219">{{Cite press_release | url=http://musashikosugi.blog.shinobi.jp/Entry/2561/ | title=東急東横線武蔵小杉駅生活交通改善事業計画について | publisher=東京急行電鉄 | date=2014-02-19 | accessdate=2014-06-06}}</ref>・[[反町駅]]・[[横浜駅]]・[[みなとみらい駅]]<ref>[http://www.mm21railway.co.jp/info/news/2018/02/-2018220184-pdf.html みなとみらい駅ホームドア設置工事のお知らせ] - 横浜高速鉄道</ref>
 
*** [[東京メトロ副都心線]]との相互直通運転開始に伴い、[[2013年]][[3月16日]]に地下に移転した[[渋谷駅]]ホームは、[[2008年]][[6月14日]]の副都心線の駅として既に開業しており、同線開業当初からホームドアが稼働していた。
 
*** 2019年度設置・稼働開始予定 - [[多摩川駅]]・[[白楽駅]]・[[東白楽駅]]
 
*** 未定 - [[新高島駅]]・[[馬車道駅]]・[[日本大通り駅]]・[[元町・中華街駅]]
 
*** 優等列車が停車しない各駅には、非常時に優等列車が緊急停車する場合に備え、非常用のホーム延長部が2両分設けられているが、通常時は柵で封鎖している為、延長部にはホームドアも設置されない。
 
** 大井町線 - [[大井町駅]]<ref>[http://shinagawa.keizai.biz/headline/1212/ 品川区が2011年度の予算案発表-東急大井町線にホームドア設置も] - 品川経済新聞(2011年2月7日)</ref>・[[中延駅]]・[[荏原町駅]]・[[緑が丘駅 (東京都)|緑が丘駅]]・[[尾山台駅]]・[[上野毛駅]]・[[溝の口駅]]
 
*** 2018年度設置・稼働開始予定 - [[自由が丘駅]]・[[二子玉川駅]]・[[九品仏駅]]
 
*** 2019年度設置・稼働開始予定 - [[大岡山駅]]・[[旗の台駅]]・[[北千束駅]]・下神明駅・戸越公園駅・等々力駅
 
** 田園都市線 -[[池尻大橋駅]]・[[三軒茶屋駅]]・[[駒沢大学駅]]・[[桜新町駅]]・[[用賀駅]]・[[二子玉川駅]]・[[溝の口駅]]・[[宮前平駅]]・[[江田駅 (神奈川県)|江田駅]]・[[市が尾駅]]
 
*** 宮前平駅は6ドア車に対応するため通常よりもホームの内側に設置されている。
 
*** 平日朝ラッシュ時間帯における混雑対策として、一部編成を除き[[東急5000系電車 (2代)|5000系]]の4・5・8号車に6ドア車が連結されていたが、ホームドア整備に関連し、全車両が2017年5月までに4ドア車に置き換えられた。
 
*** 2018年度設置・稼働開始予定 - [[渋谷駅]]・[[高津駅]]・[[梶が谷駅]]・[[たまプラーザ駅]]・[[あざみ野駅]]・[[長津田駅]]・[[つきみ野駅]]
 
*** 2019年度設置・稼働開始予定 - 二子新地駅・宮崎台駅・鷺沼駅・藤が丘駅・青葉台駅・田奈駅・つくし野駅・すずかけ台駅・[[南町田駅]]・中央林間駅
 
* [[京浜急行電鉄]]
 
** [[京急本線|本線]] [[横浜駅]]2番線 - 非常用として下りホーム側に設置されているが、2ドア車・3ドア車のみの対応で、手動で開閉する。通常時は向かい側のホームドアの無い1番線を使用する。
 
** [[京急空港線|空港線]] [[羽田空港国際線ターミナル駅]] - 京急としては初めて営業運転で使用するホームドア設置駅である。手動で停止位置に合わせた後、車掌がホームドアの線路側に設置されている開閉ボタンを操作する。2ドア車である[[京急2100形電車|2100形]]が到着した場合、ドアの無い車両中間の位置のホームドアは開閉しない。可動部を前後に千鳥式に配置し、可動部の幅を最大限広くしている。なお、この当駅へのホームドア設置に伴い、車両規格が異なる[[京急800形電車 (2代)|800形]]は空港線への乗り入れを行わなくなった。
 
** [[京急久里浜線|久里浜線]][[三浦海岸駅]] -新型ホームドア(どこでもドア)の試験を行っている。
 
* [[首都圏新都市鉄道]]
 
** [[首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス|つくばエクスプレス]]  - 開業時から全駅に設置。
 
* [[東武鉄道]]
 
** [[東武東上本線|東上線]] [[和光市駅]] - 2012年7月7日に2・3番線で使用を開始し<ref name="homedoor">{{PDFlink|[http://www.tokyometro.jp/news/2012/pdf/metroNews20120327_01.pdf ホームドア設置計画進行中]}} - 東京地下鉄ニュースリリース 2012年3月27日</ref>、2016年3月26日に1・4番線で使用を開始した<ref>{{PDFlink|[http://www.tobu.co.jp/file/pdf/d872825195a2fc186bd0c668db4d239d/160204.pdf 3月26日(土)より 東上線 和光市駅ホームにて可動式ホーム柵の使用を開始します!]}} - [[東武鉄道]]ニュースリリース (2016.02.04) </ref>。[[2017年]]度は[[川越駅]]に<ref>{{Cite web|url=http://www.tobu.co.jp/file/pdf/4e8b54935e8b931867e8dba824a9aa6f/150430-1.pdf|title=2015年度の鉄道事業設備投資計画|publisher=東武鉄道|date=2015-04-30|accessdate=2015-05-02}}</ref>、[[2018年]]度は[[池袋駅]]に導入される予定である。
 
** [[東武野田線|野田線]] [[船橋駅]]・[[柏駅]] - 2014年3月22日に船橋駅で使用を開始。[[2015年]]2月17日に柏駅の1・2番線で、3月14日に同駅の3・4番線で使用を開始。
 
** [[2020年]]度末までに、1日の利用者数が10万人以上の駅([[東武伊勢崎線|伊勢崎線]][[押上駅]]、[[北千住駅]]3階ホーム、[[新越谷駅]]、東上線池袋駅、[[志木駅]])および同年の[[2020年夏季オリンピック|東京オリンピック]]・[[東京パラリンピック (2020年)|東京パラリンピック]]競技予定会場最寄駅(伊勢崎線[[北越谷駅]]、東上線[[朝霞駅]])に設置し、[[2021年]]度以降に伊勢崎線[[とうきょうスカイツリー駅]]、北千住駅1階ホーム、[[小菅駅]] - [[越谷駅]]間の残りの各駅、東上線[[北池袋駅]] - [[朝霞台駅]]間の残りの各駅、野田線[[大宮駅 (埼玉県)|大宮駅]]に設置予定<ref>{{Cite press release |title=2017年度の設備投資計画について|publisher=東武鉄道 |date=2017-04-28 |url=http://www.tobu.co.jp/file/pdf/70f4ef3853d85f19585feea5c0b82bd3/170428.pdf?date=20170427170452 |format=PDF |page=1 |accessdate=2017-05-14}}</ref>。
 
* [[西武鉄道]]
 
** [[西武新宿線|新宿線]] [[西武新宿駅]]・[[高田馬場駅]]・[[所沢駅]] - 高田馬場駅4番ホームについてはすでに設置済みで、[[2006年]]3月1日から使用開始。4ドア車のみ対応・手動開閉で、朝ラッシュ時にのみ使用。それ以外については[[2020年]]度までをめどに設置予定<ref name="20170203formdoorsetti">[http://www.seibu-group.co.jp/railways/news/news-release/2016/__icsFiles/afieldfile/2017/02/03/20170203formdoorsetti.pdf 西武鉄道の主要な6駅にホームドアを整備します] - 西武鉄道ニュースリリース 2017年2月3日</ref>。
 
** [[西武有楽町線]] [[小竹向原駅]]
 
** [[西武池袋線|池袋線]] [[池袋駅]]・[[練馬駅]]・所沢駅 - 池袋駅は[[2016年]]3月に2番ホームに設置<ref>[http://response.jp/article/2016/01/27/268624.html 西武鉄道、池袋駅にホームドア設置…まず3月に2番ホーム] - Response</ref>し、2017年度末までに設置予定<ref>[http://www.seibu-group.co.jp/railways/news/news-release/2014/__icsFiles/afieldfile/2014/05/19/20140519setsutou2014.pdf 2014年度 鉄道事業設備投資計画] - 西武鉄道ニュースリリース 2014年5月19日(2014年6月5日閲覧)</ref>。練馬駅・所沢駅については2020年度までをめどに設置予定<ref name="20170203formdoorsetti" />
 
** [[西武国分寺線|国分寺線]] [[国分寺駅]] - 2020年度までをめどに設置予定<ref name="20170203formdoorsetti" />
 
* [[京王電鉄]]
 
** [[新宿駅]] - [[2012年]]度に3番線で使用開始し、[[2013年]]度に1・2番線にも設置され使用開始<ref>{{Cite web|url=http://www.keio.co.jp/news/update/announce/nr130913v02/index.html|title=新宿駅1番線ホームドアの使用開始について(10月末)|publisher=京王電鉄|date=2013-09-13|accessdate=2014-06-05}}</ref>。
 
** [[国領駅]]・[[布田駅]]・[[調布駅]] - 2012年[[8月19日]]に地下化工事が完了した後、布田駅は同日、国領駅は同年[[8月26日]]、調布駅は[[9月1日]]よりそれぞれ使用開始。布田駅のみ完全密閉式のフルハイトタイプを使用。
 
** [[2015年]]度設置・稼働開始:[[吉祥寺駅]]。
 
* [[小田急電鉄]]
 
** [[小田急小田原線|小田原線]] 新宿駅 - 快速急行・急行・準急が発車する4番・5番ホームに設置されている。2011年度に着工、2012年[[9月2日]]に完成し、30日に使用開始。
 
** 2018年度に[[代々木八幡駅]]、[[下北沢駅]]の地下2階ホーム、[[2019年]]度に[[代々木上原駅]](1番・4番ホーム)、[[東北沢駅]]、[[世田谷代田駅]]、[[梅ヶ丘駅]]、[[2020年]]度に下北沢駅の地下3階ホームに設置予定<ref>{{Cite web |title=〜 安全に対する取り組み強化 〜 小田急線6駅にホームドアを設置します|url=http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8505_7487337_.pdf |publisher=小田急電鉄株式会社|format=PDF |date=2016-10-27|accessdate=2016-10-28}}</ref>。
 
** [[2022年]]度までに、1日の利用客数が10万人以上の駅については、大規模改良工事実施予定のため設置時期未定の[[藤沢駅]]を除いて設置が完了する予定(2022年度までに設置予定:新宿駅(うち4番・5番ホームについては上述の通り既に設置済み)、[[登戸駅]]、[[新百合ヶ丘駅]]、[[町田駅]]、[[相模大野駅]]、[[海老名駅]]、[[本厚木駅]]、[[大和駅 (神奈川県)|大和駅]])<ref>{{cite press release|author=|url=http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8615_4534017_.pdf|title=1日の利用客数が10万人以上の全駅へのホームドア設置を推進|format=PDF|publisher=小田急電鉄|language=日本語|date=2017-06-16|accessdate=2017-06-17}}</ref>
 
* [[京成電鉄]]
 
** [[日暮里駅]] - 2018年2月24日より下り3階ホームで使用開始<ref>{{Cite web|title=日暮里駅ホームドアを使用開始しました|url=https://www.keisei.co.jp/information/files/info/20180226_174736616573.pdf|publisher=京成電鉄株式会社|format=PDF|date=2018-2-26|accessdate=2018-6-21}}</ref>
 
** [[空港第2ビル駅]] - 2019年3月に設置予定<ref>{{Cite web|title=空港第2ビル駅にホームドア・多機能トイレが整備されます|url=http://www.keisei.co.jp/information/files/info/20180615_172616548726.pdf|publisher=京成電鉄株式会社|format=PDF|date=2018-6-15|accessdate=2018-6-21}}</ref>
 
** [[成田空港駅]] - 設置調整中<ref>{{Cite web|title=日暮里駅にホームドアを設置します|url=http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/161115_01.pdf|publisher=京成電鉄株式会社|format=PDF|date=2016-11-15|accessdate=2016-12-27}}</ref>
 
* [[東京臨海高速鉄道]]
 
** [[国際展示場駅]]・[[大井町駅]] - 国際展示場駅は2018年度中、大井町駅は2019年度末に稼働開始予定<ref>{{Cite web |title=ホームドア設備計画 メーカーの選定について |url=http://www.twr.co.jp/Portals/0/resources/info/2016/20160406HomeDoor.pdf |publisher=東京臨海高速鉄道 |format=PDF |date=2016-04-06 |accessdate=2016-09-20}}</ref>。
 
* [[相模鉄道]]
 
** [[横浜駅]] - 3番線に設置され、2016年3月6日より稼働開始<ref>{{Cite web|url=http://www.sotetsu.co.jp/train/info/281.html|title=横浜駅ホームドア運用開始のご案内|publisher=相模鉄道|date=2016-03-04|accessdate=2016-03-09}}</ref>。その後、2番線は2016年12月20日、1番線は2017年2月21日よりそれぞれ稼働開始。
 
** [[海老名駅]] - 2019年度末までに設置予定
 
** [[二俣川駅]]・[[大和駅 (神奈川県)|大和駅]]・[[湘南台駅]] - 2020年度末までに設置予定
 
** 上記以外の20駅 - 2022年度末までに設置予定<ref>{{Cite web|title=2022年度(平成34年度)末までに相鉄線全駅にホームドアを設置|url=http://www.sotetsu.co.jp/news_release/pdf/171102_05.pdf|publisher=相模鉄道株式会社|format=PDF|date=2017-11-02|accessdate=2017-11-03}}</ref>
 
[[ファイル:Misashima.homedoor.JPG|thumb|150px|北越急行ほくほく線 美佐島駅のホームドア]]
 
* [[北越急行]]
 
** [[美佐島駅]] - 開業時から設置。単線トンネル内の駅ゆえ、特急・快速列車が高速通過の際の強風で危険なため、ホームそのものを封鎖するため設置されている。フルスクリーンタイプに似る。
 
* [[名古屋鉄道]]
 
** [[上飯田駅]] - 手動で停止位置に合わせる。
 
** [[中部国際空港駅]]1番線 - [[名鉄2000系電車|2000系]]専用。フルスクリーンタイプを使用、[[増解結|分割・併合]]も実施。
 
*** 2・3番線もホームドアがあるが、こちらもフルスクリーンタイプを使用、出入りが自由で、空港内の空調とカート対策で設置している。2・3番線は車両形式に関係なく入線でき、かつては[[名鉄7000系電車|名鉄パノラマカー]]も入線できた。
 
* [[名古屋臨海高速鉄道]]
 
** 開業時から全駅に設置。([[金城ふ頭駅]]はフルスクリーンタイプを使用)
 
* [[阪急電鉄]]
 
** [[十三駅]] - 2019年の春までに宝塚線のホームと京都線の河原町方面の3つのホームに設置予定<ref>{{cite news|url=http://www.sankei.com/smp/west/news/161201/wst1612010087-s1.html|title=阪急駅では初!十三駅に転落防止で可動式ホーム柵設置へ 31年春の完成目指す|newspaper=産経新聞|date=2016-12-01|accessdate=2016-12-02}}</ref>。
 
** [[三宮駅|神戸三宮駅]] - 2020年度中の完成を目指す<ref>{{cite news|url=https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201802/0011001405.shtml|title=神戸三宮駅にホームドア設置へ 阪急で県内初、20年度|newspaper=神戸新聞|date=2018-02-20|accessdate=2018-05-09}}</ref>。
 
* [[阪神電気鉄道]]
 
** [[阪神本線|本線]] [[梅田駅 (阪神)|梅田駅]] - 梅田駅改良工事に合わせて設置予定<ref>{{Cite web |title=梅田駅の改良工事を実施(3月3日着手)します|url=http://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20150212-umedarenewal0212.pdf|publisher=阪神電鉄|format=PDF |date=2015-02-12|accessdate=2015-02-15}}</ref>。
 
* [[近畿日本鉄道]]
 
** [[近鉄南大阪線|南大阪線]] [[大阪阿部野橋駅]] - 2018年1月20日に昇降式ホーム柵が試験設置された。2018年度に本設置される予定<ref>{{Cite web |title=プラットホームの安全対策を強化推進 大阪阿部野橋駅に可動式ホーム柵を設置します|url=http://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/homudoa.pdf|publisher=近畿日本鉄道|format=PDF |date=2016-12-15|accessdate=2016-12-15}}</ref>。
 
* [[京阪電気鉄道]]
 
** [[京阪本線]] [[京橋駅 (大阪府)|京橋駅]] - 2020年中に試験設置し、性能等を確認次第出町柳方面のホームに本設置される予定<ref>{{Cite web |title= 平成32年度を目途に、京橋駅においてホームドアの整備に着手 駅ホームの安全性の向上に、ハード、ソフト両面から努めます|url=https://www.keihan.co.jp/corporate/release/upload/2017-03-30_④anzensei.pdf=京阪電気鉄道|format=PDF |date=2017-03-30|accessdate=2017-03-31}}</ref><ref group="注">これに伴い、日本初の多扉車である[[京阪5000系電車|5000系]]が予定を前倒しして全廃される事になる。</ref>。
 
* [[南海電気鉄道]]
 
** [[難波駅 (南海)|難波駅]] - 2018年度に1番線ホームの一部に設置される<ref>{{Cite web |title= 難波駅にホームドアを試験設置します 難波駅1番線に「大開口ホーム柵」を設置します|url=http://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/170330_2.pdf=南海電気鉄道|format=PDF |date=2017-03-30|accessdate=2017-03-31}}</ref>。
 
* [[北大阪急行電鉄]]
 
** [[北大阪急行電鉄南北線|南北線]] - 2017年度に[[千里中央駅]]・[[桃山台駅]]・[[緑地公園駅]]に設置された<ref>{{Cite news |title=北大阪急行電鉄のホームドア、まず千里中央駅から 9月9日  |url=https://response.jp/article/2017/09/01/299213.html |publisher=response.jp |date=2017-09-01|accessdate=2017-09-10}}</ref><ref>{{Cite web |title=〜さらに、安全、安心にご利用いただくため〜当社線3駅に「可動式ホーム柵」を設置します|url=http://www.kita-kyu.co.jp/upload/061.pdf|publisher=北大阪急行電鉄株式会社|format=PDF |date=2016-12-05|accessdate=2016-12-05}}</ref>。
 
 
 
==== 地下鉄 ====
 
[[日本の地下鉄]]では、[[2000年代]]以降に設置が進んでいる。多くの路線で可動式ホーム柵タイプのホームドアが全駅に設置され、[[ワンマン運転]]、[[ATO]]または[[定位置停止装置|TASC]]も同時に導入されている(例外は備考の欄に記述)。
 
 
 
{| class="wikitable"
 
|+ 地下鉄のホームドア設置状況(新交通システム路線除く)
 
!  !! 設置路線 !! 未設置路線 !! 備考
 
|-
 
! [[札幌市営地下鉄]]<br />([[札幌市交通局]])<ref>[http://www.city.sapporo.jp/st/subway/touhou-homusaku/toho-ho-musaku-settikokuti.html 東豊線可動式ホーム柵の設置について]</ref>
 
| [[札幌市営地下鉄東西線|東西線]]<br />[[札幌市営地下鉄南北線|南北線]]<br />[[札幌市営地下鉄東豊線|東豊線]]||||
 
|-
 
! [[仙台市地下鉄]] <br />([[仙台市交通局]])
 
| [[仙台市地下鉄南北線|南北線]]<br />[[仙台市地下鉄東西線|東西線]] ||  ||
 
|-
 
! [[埼玉高速鉄道]]
 
| [[埼玉高速鉄道線]] ||  ||
 
|-
 
! [[東京地下鉄]]<br />(東京メトロ)<ref>[http://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews20170629_64.pdf 東京メトロ全路線全駅のホームドア設置計画を決定しました] - 東京地下鉄 2018年7月16日閲覧。</ref>
 
| [[東京メトロ銀座線|銀座線]](渋谷駅を除く)<br />[[東京メトロ丸ノ内線|丸ノ内線]]本線・方南町支線<br />[[東京メトロ東西線|東西線]](順次設置中)<br />[[東京メトロ南北線|南北線]]<br />[[東京メトロ有楽町線|有楽町線]]<br />千代田線本線(順次設置中)<br />[[東京メトロ千代田線|千代田線北綾瀬支線]]<br />[[東京メトロ半蔵門線|半蔵門線]](順次設置中)<br />[[東京メトロ副都心線|副都心線]]||[[東京メトロ銀座線|銀座線]]([[渋谷駅]] 大規模改良工事完了後に設置)<br />[[東京メトロ日比谷線|日比谷線]]([[営団03系電車|03系]]・[[東武20000系電車|東武20000系]]運用終了→[[東京メトロ13000系電車|13000系]]・[[東武70000系電車|東武70000系]]に置き換え完了後の2020年度から2022年度に全駅設置予定。18m3・5ドア8両から20m4ドア7両に変更)<br />東西線(2025年度までに全駅設置予定)<br />千代田線本線(2019年度までに全駅設置予定)<br />半蔵門線(2023年度までに全駅設置予定) || 南北線は[[目黒駅]]を除きフルハイトタイプ<br />有楽町線は[[小竹向原駅]]-[[新木場駅]]間でツーマン運転
 
|-
 
! [[都営地下鉄]]<br />([[東京都交通局]])<ref>[http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/subway/kanren/safety.html 安全対策] - 東京都交通局</ref>
 
| [[都営地下鉄三田線|三田線]]<br />[[都営地下鉄大江戸線|大江戸線]]<br />[[都営地下鉄新宿線|新宿線]](順次設置中) || [[都営地下鉄浅草線|浅草線]](2020年までに新橋駅・大門駅・三田駅・泉岳寺駅に設置予定<ref>[https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/subway/2017/sub_p_201711107645_h.html 都営浅草線におけるホームドアの検証について]</ref>。)<br />新宿線(順次設置工事中<ref name="toei shinjuku">{{Cite press release |url=http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/newsevent/news/subway/2014/sub_p_201405164626_h.html |title=都営新宿線全21駅へのホームドア整備について |publisher=東京都交通局 |date=2014-05-16 |accessdate=2014-06-11}}</ref>) || 東京都交通局では公式には「ホームゲート」と呼称
 
|-
 
! [[横浜市営地下鉄]]<br />([[横浜市交通局]])<ref>[http://www.city.yokohama.lg.jp/koutuu/sub/homedoor.html ホームドア] - 横浜市交通局</ref>
 
| [[横浜市営地下鉄ブルーライン|ブルーライン]]<br />[[横浜市営地下鉄グリーンライン|グリーンライン]] ||  ||
 
|-
 
! [[名古屋市営地下鉄]]<br />{{nowrap|([[名古屋市交通局]])}}<ref>[https://www.kotsu.city.nagoya.jp/jp/pc/SUBWAY/TRP0000134.htm 可動式ホーム柵について] - 名古屋市交通局</ref>
 
| [[名古屋市営地下鉄上飯田線|上飯田線]]<br />[[名古屋市営地下鉄桜通線|桜通線]]<br />[[名古屋市営地下鉄東山線|東山線]] || [[名古屋市営地下鉄名城線|名城線]](2020年度に設置予定)<br />[[名古屋市営地下鉄名港線|名港線]](2020年度に設置予定)<br />[[名古屋市営地下鉄鶴舞線|鶴舞線]] || 上飯田線はATO/TASC非設置・ワンマン運転
 
|-
 
! [[京都市営地下鉄]]<br />([[京都市交通局]])
 
| [[京都市営地下鉄東西線|東西線]]<br />[[京都市営地下鉄烏丸線|烏丸線]]([[烏丸御池駅]]・[[四条駅]]・[[京都駅]]) || 烏丸線(導入済みの駅以外でも全駅設置計画あり<ref>[http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000200400.html 平成28年度 交通局運営方針] - 京都市交通局</ref>) || 東西線はフルスクリーンタイプ<br />烏丸線はATO/TASC未設置・ツーマン運転
 
|-
 
! [[大阪市高速電気軌道]]<br />(Osaka Metro)<ref>[http://www.osakametro.co.jp/general/announce/news_release/20180709_cyuki_keiei_keikaku.html Osaka Metro Group 2018~2024年度 中期経営計画について]</ref>
 
| [[大阪市営地下鉄今里筋線|今里筋線]]<br />[[大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線|長堀鶴見緑地線]]<br />[[大阪市営地下鉄千日前線|千日前線]]<br />[[大阪市営地下鉄御堂筋線|御堂筋線]]([[天王寺駅]]・[[心斎橋駅]]) || 御堂筋線(天王寺駅・心斎橋駅を除く。2021年度までに全駅に設置予定)<br />[[大阪市営地下鉄谷町線|谷町線]]([[東梅田駅]]に2019年度に設置予定)<br />[[大阪市営地下鉄四つ橋線|四つ橋線]]([[西梅田駅]]・[[大国町駅]]に2021年度までに設置予定)<br />[[大阪市営地下鉄中央線|中央線]](2024年度までに全駅に設置予定)<br />[[大阪市営地下鉄堺筋線|堺筋線]]([[堺筋本町駅]]に2019年度に設置予定)|| 御堂筋線はATO/TASC未設置・ツーマン運転
 
|-
 
! [[神戸市営地下鉄]]<br />([[神戸市交通局]])
 
| [[神戸市営地下鉄西神・山手線|西神・山手線]]([[三宮駅]]) || 西神・山手線(三宮駅を除く。2023年度までに全駅設置を計画)<ref>[https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201611/0009672550.shtml JR西、三ノ宮駅にホーム柵 姫路など県内4駅も] - 神戸新聞NEXT 2017年2月22日閲覧。</ref><br />[[神戸市営地下鉄海岸線|海岸線]] || <!--<ref group="注釈">整備するには西神・山手線で約124億円、海岸線では17億円掛かるとされている。(2011年2月25日・神戸市会平成23年度予算特別委員会第3分科会会議録)また、H29年度に新車両導入の予定があるらしい(2013年3月1日・同平成25年度同委員会第2分科会会議録)ので、その時に合わせて設置することが検討されている。</ref>-->
 
|-
 
! [[福岡市交通局|福岡市地下鉄]]<br />(福岡市交通局)<ref>[http://subway.city.fukuoka.lg.jp/subway/safety/use.html 安心してご利用いただくために] - 福岡市交通局</ref>
 
| [[福岡市地下鉄空港線|空港線]]<ref group="注">2015年3月まで乗り入れていた[[国鉄103系電車|JR九州103系]]はATO/TASC未導入・ツーマン運転だったため、ホーム柵の開口部が他の路線に比べて広くとられている。また、103系を運行する際は扉も非連動となり、車掌がホーム柵側のボタンを操作して扉を開閉していた。</ref><br />[[福岡市地下鉄箱崎線|箱崎線]]<br />[[福岡市地下鉄七隈線|七隈線]] ||  ||
 
|}
 
 
 
==== モノレール・案内軌条式鉄道 ====
 
モノレールや新交通システムでは、安全上の理由からその多くが'''全駅'''にホームドアを設置している。一方で、[[北九州モノレール]]や新交通システムの[[西武山口線|レオライナー]]のように全く設置されていない路線もある。
 
 
 
* [[多摩都市モノレール]] : [[多摩都市モノレール線]]
 
* [[東京モノレール]] : [[東京モノレール羽田空港線]]
 
* [[舞浜リゾートライン]] : [[舞浜リゾートラインディズニーリゾートライン|ディズニーリゾートライン]]
 
* [[ゆりかもめ (鉄道会社)|ゆりかもめ]] : [[ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線|東京臨海新交通臨海線]]
 
* 東京都交通局 : [[東京都交通局日暮里・舎人ライナー|日暮里・舎人ライナー]]
 
* [[横浜シーサイドライン]] : [[横浜シーサイドライン金沢シーサイドライン|金沢シーサイドライン]]
 
* [[桃花台新交通]] : [[桃花台新交通桃花台線|ピーチライナー]](2006年[[廃線|廃止]])
 
* 大阪市高速電気軌道(Osaka Metro) : [[大阪市交通局南港ポートタウン線|南港ポートタウン線]](ニュートラム)
 
* [[神戸新交通]] : [[神戸新交通ポートアイランド線|ポートライナー]]・[[神戸新交通六甲アイランド線|六甲ライナー]]
 
* [[広島高速交通]] : [[広島高速交通広島新交通1号線|アストラムライン]]
 
* [[愛知高速交通]] : [[愛知高速交通東部丘陵線]](リニモ)
 
* [[2005年日本国際博覧会協会愛・地球博線|愛・地球博線]]([[2005年日本国際博覧会|愛知万博・ITMS]]) : 万博開催期間中のみ営業
 
* [[沖縄都市モノレール線]]
 
* [[スカイレールサービス広島短距離交通瀬野線|スカイレール]]
 
(各路線とも全駅)
 
* [[大阪高速鉄道]](2017年度以降設置予定、設置に向けて新型車両導入計画あり<ref>{{PDFlink|[http://www.osaka-monorail.co.jp/jpn/company/pdf/plan2017-2021.pdf 大阪モノレール中期経営計画2017 – 2021]}} - 大阪高速鉄道 2017年3月</ref>)
 
 
 
====ケーブルカー====
 
* [[立山黒部貫光黒部ケーブルカー]]
 
** [[立山ロープウェイ]]
 
***2018年、[[黒部平駅]]に[[ケーブルカー]]の駅として日本初のホームドア(折戸式)が設置された。設置理由は、身を乗り出してケーブルカーを撮影する利用者が増加したため<ref>{{Cite web |date= 2018-03-04|url= http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/TO20180304511.htm|title= おでかけニュース
 
黒部平駅にホーム柵 ケーブルカー、国内初の階段状|publisher= |accessdate=2018-03-06}}</ref>。
 
 
 
=== 中華人民共和国===
 
[[File:201611 Altria Pendragon on AC08 at Songhong Road Station.jpg|thumb|[[上海軌道交通]][[淞虹路駅]]のホームドア]]
 
* [[北京地下鉄]]
 
** 2007年10月14日に開通した[[北京地下鉄5号線|5号線]]以降に開通した路線は、開業時から全駅に導入されている。地下駅ではフルスクリーンタイプのホームドアが、高架駅では可動式ホーム柵が導入されている。
 
** 既存路線も順次導入が進み、2017年8月20日に[[北京地下鉄2号線|2号線]]の全駅で、9月10日に[[北京地下鉄1号線|1号線]]の[[苹果園駅]]を除く全駅でそれぞれ可動式ホーム柵が導入された<ref>[http://japanese.cri.cn/2021/2017/09/11/141s265115.htm 北京の地下鉄路線全駅で、ホームドア設置] - 中国国際放送局</ref>。苹果園駅は2018年から駅改良工事のため閉鎖され、同駅の再開業後は全路線全駅にホームドアが整備されることになる。
 
* [[上海軌道交通]]
 
** [[上海軌道交通1号線|1号線]]は建設当時から既にホームドアを設置できる状態だったが、当時は中国国内でホームドアを設置できる企業がなかったため、開業当初は設置されなかった。延伸区間の[[上海馬戯城駅]]にフルスクリーンタイプのホームドアが先行導入され、他の地下駅にも順次設置された。
 
** [[上海軌道交通4号線|4号線]]以降に開通した路線のうち、地下駅は開業当初からフルスクリーンタイプのホームドアが、高架駅は可動式ホーム柵が稼働している。
 
** [[上海軌道交通2号線|2号線]]の[[淞虹路駅]]から[[竜陽路駅]]までの区間は、列車風の問題によりフルスクリーンタイプのホームドアが設置できなかったが、2013年に可動式ホーム柵が設置された。
 
** [[上海軌道交通3号線|3号線]]と4号線が線路を共有する[[虹橋路駅]]から[[宝山路駅]]までの区間は、列車のドア間隔が異なるためにホームドアの設置が困難だったが、2015年に可動式ホーム柵が設置された。
 
** 2017年12月30日に開業した[[上海軌道交通17号線|17号線]]は、第三軌条に乗客や異物が触れるのを防ぐために、開業当初から全駅にフルスクリーンタイプのホームドアが設置されている。
 
* [[広州地下鉄]]
 
** 2002年12月29日に開業した[[広州地下鉄2号線|2号線]]で、中国国内の地下鉄で初めてホームドアが設置された。これ以降に新規開通した路線は開業時から全駅に導入されている。
 
** 既存路線である[[広州地下鉄1号線|1号線]]は、2006年末からホームドアと可動式ホーム柵の導入が始まり、2009年7月22日をもって全駅に導入された。これにより、全路線全駅でホームドアの導入が完了した。
 
** 地下駅は、1号線[[花地湾駅]]を除く全路線全駅でフルスクリーンタイプのホームドアが導入されている。
 
* [[深セン地下鉄|深{{Lang|zh|圳}}地下鉄]]
 
** 2004年12月28日に[[深セン地下鉄1号線|1号線(羅宝線)]]と[[深セン地下鉄4号線|4号線(竜華線)]]が開業し、開業当初から全駅にホームドアが設置されている。地下駅はフルスクリーンタイプのホームドアが、高架駅は可動式ホーム柵が稼働している。
 
* [[天津地下鉄]]
 
** [[天津地下鉄1号線|1号線]]の全駅
 
* [[南京地下鉄]]
 
** [[南京地下鉄1号線|1号線]][[南京地下鉄2号線|2号線]]の全駅
 
* [[西安地下鉄]]
 
** [[西安地下鉄2号線|2号線]]の全駅
 
* [[重慶軌道交通]]
 
** [[重慶軌道交通2号線|2号線]]の一部の駅
 
* [[青島地下鉄]]
 
** [[青島地下鉄3号線|3号線]]の全駅
 
* [[中国鉄路総公司]]
 
** [[広深港高速鉄道]]([[福田駅_(深セン市)|福田駅]])<ref>[http://news.seehua.com/?p=127153 亚洲最大地下火车站 深圳福田高铁站通车] - 诗华日报 2015年12月30日</ref>
 
 
 
=== 香港 ===
 
* [[香港MTR]]
 
**[[東鉄線]]と[[軽鉄 (香港)|軽鉄]]以外の全駅
 
 
 
=== 大韓民国 ===
 
韓国で設置されているホームドアの大半はフルスクリーンタイプとなっており、可動式ホーム柵は[[ソウル交通公社2号線|ソウル地下鉄2号線]][[江辺駅]]・[[建大入口駅]]、[[釜山交通公社4号線|釜山都市鉄道4号線]]安平基地簡易乗降場、[[大邱都市鉄道公社3号線|大邱都市鉄道3号線]]の全駅に設置されている。
 
 
 
フルスクリーンタイプのものは、ドア上部に列車内に設置されている[[車内案内表示装置]]と同等のものが取り付けられており、駅名・方面などの案内を韓国語と英語(駅によってはさらに中国語と日本語)で表示する。
 
 
 
[[2018年]]3月に[[開花駅]]のホームドアが稼働開始したことにより、[[韓国の地下鉄]]全駅へのホームドア設置が完了した。[[国土交通部]]では引き続き[[広域電鉄]]駅へのホームドア導入を推進している。
 
 
 
2018年7月26日に鉄道安全法が改正され、地面から一定の高さ以上の固相ホームにホームドアの設置が義務付けられた<ref>[http://news20.busan.com/controller/newsController.jsp?newsId=20180726000406 <nowiki>[국회 본회의서 각종 법안 통과] 성범죄 등 강력범죄 전과자 '택배 일' 못 한다</nowiki>]-釜山日報2018年7月27日</ref>。
 
 
 
* [[ソウル地下鉄]]・[[首都圏電鉄]]
 
** [[ソウル交通公社2号線|2号線]]・[[首都圏電鉄3号線|3号線]]・[[ソウル交通公社5号線|5号線]]・[[ソウル交通公社6号線|6号線]]・[[ソウル交通公社7号線|7号線]]・[[ソウル交通公社8号線|8号線]]・[[ソウル市メトロ9号線|9号線]]・[[首都圏電鉄京江線|京江線]]の全駅と、[[首都圏電鉄1号線|1号線]]・[[首都圏電鉄4号線|4号線]]・[[盆唐線]]・[[水仁線]]・[[首都圏電鉄京義・中央線|京義・中央線]]・[[京春線]]の一部の駅([[ソウル地下鉄]]全駅・[[韓国鉄道公社|KORAIL]]運営区間の一部の駅。順次設置中)
 
* [[仁川交通公社|仁川交通公社(仁川都市鉄道)]]
 
** [[仁川交通公社1号線|1号線]]・[[仁川交通公社2号線|2号線]]の全駅
 
* [[釜山交通公社|釜山都市鉄道]]
 
** [[釜山交通公社1号線|1号線]]・[[釜山交通公社2号線|2号線]]・[[釜山交通公社3号線|3号線]]・[[釜山交通公社4号線|4号線]]の全駅
 
* [[大邱都市鉄道公社|大邱都市鉄道]]
 
** [[大邱都市鉄道公社1号線|1号線]]・[[大邱都市鉄道公社2号線|2号線]]・[[大邱都市鉄道公社3号線|3号線]]の全駅
 
* [[光州広域市都市鉄道公社|光州都市鉄道]]
 
** [[光州広域市都市鉄道公社1号線|1号線]]の全駅
 
* [[大田広域市都市鉄道公社|大田都市鉄道]]
 
** [[大田都市鉄道1号線|1号線]]の全駅
 
* [[仁川国際空港鉄道]](全駅。ただし[[韓国高速鉄道|KTX]]ホームでは未設置)
 
* [[新盆唐線]](全駅)
 
* [[議政府軽電鉄]](全駅)
 
* [[ソウル軽電鉄牛耳新設線]](全駅)
 
* [[釜山-金海軽電鉄]](全駅)
 
* [[仁川空港磁気浮上鉄道]](全駅)
 
* [[SR (企業)|SR]][[水西平沢高速線]]([[東灘駅]])
 
* [[湖南線]]([[論山駅]])
 
* [[東海線#広域電鉄東海線|広域電鉄東海線]](予算を確保できれば設置する予定<ref>[http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2017/09/29/0200000000AKR20170929154500051.HTML 작년말 개통 동해선 역사 스크린도어 설치 추진] - 연합뉴스 2017年10月19日</ref><ref>[http://news20.busan.com/controller/newsController.jsp?newsId=20171206000298 <nowiki>[부산 국비 확보 주요 사업] 3조 4524억 '역대 최대'… 해양진흥공사 출범 등 '탄력'</nowiki>] - 부산일보 2017年12月6日</ref>)
 
 
 
=== シンガポール ===
 
地下区間ではフルスクリーンタイプ、地上区間では可動式ホーム柵を使用している。当初は地下区間の駅のみで設置されていたが、地上区間の駅でもホームドアの設置が進み、2012年3月14日、最後まで残っていた[[クランジ駅]]にホームドアが設置され、全駅へのホームドア設置が完了した。
 
 
 
* [[マス・ラピッド・トランジット (シンガポール)|MRT]] - [[MRT南北線|南北線]]、[[MRT東西線|東西線]]、[[MRT北東線|北東線]]、[[MRT環状線|環状線]]、[[MRTダウンタウン線|ダウンタウン線]]
 
 
 
=== 台湾 ===
 
淡水線と南港線は可動式ホーム柵([[南港展覧館駅]]と[[頂埔駅 (新北市)|頂埔駅]]にはフルスクリーンタイプ)、それ以外はフルスクリーンタイプを使用している。
 
近年、ホームからの転落事故が多発している台鉄でも、ホームドアの設置が検討されている。
 
 
 
* [[台北捷運]]
 
** [[台北捷運文山線|文山線]]・[[台北捷運内湖線|内湖線]]・[[台北捷運新荘線|新荘線]]・[[台北捷運蘆洲支線|蘆洲線]]・[[台北捷運信義線|信義線]]の全駅と[[台北捷運淡水線|淡水線]]・[[台北捷運南港線|南港線]]の一部の駅
 
* [[高雄捷運]]
 
** [[高雄捷運紅線|紅線]]([[左営駅]] - [[小港駅]]間)・[[高雄捷運橘線|橘線]]([[大寮駅]]以外)
 
* [[桃園捷運]]
 
** [[桃園機場捷運]](機場線、[[桃園捷運藍線|藍線]]):全駅(地下駅はフルスクリーンタイプ)<ref>{{Zh-tw icon}}{{cite news|url=https://www.facebook.com/tycgnews/videos/1384374681574168/|title=【機場捷運360度全景影片】|publisher=桃園事(桃園市政府)|date=2016-12-31|accesdate=2017-01-28}}</ref>。
 
* [[台湾鉄路管理局]]
 
** [[松山駅 (台北市)|松山駅]]・[[百福駅]](2016年試験設置予定)
 
* [[台湾高速鉄道]]
 
** [[台北駅]]
 
 
 
=== タイ ===
 
* [[バンコク・メトロ]]
 
** ブルーラインは、地下駅全18駅がフルスクリーンタイプ、高架駅である[[タオプーン駅]]が可動式ホーム柵
 
** パープルラインは、全16駅(高架駅)が可動式ホーム柵
 
* [[バンコク・スカイトレイン|BTS スカイトレイン]]
 
** [[サイアム駅]]、[[アヌサーワリーチャイサモーラプーム駅]]、[[パヤタイ駅]]、[[チットロム駅]]、[[アソーク駅]]、[[プロンポン駅]]、[[オンヌット駅]]、[[サラデーン駅]]、[[チョーンノンシー駅]](可動式ホーム柵)<ref>{{Cite news|url=http://www.newsclip.be/article/2012/09/19/15295.html|title=バンコク高架電車駅に自動ドア設置|newspaper=newsclip.be|date=2012-09-19|accessdate=2014-03-04}}</ref>
 
* [[エアポート・レール・リンク]]
 
** [[スワンナプーム駅]](フルスクリーンタイプ)
 
 
 
=== ロシア ===
 
* [[サンクトペテルブルク地下鉄]][[サンクトペテルブルク地下鉄2号線|2号線]]の一部の駅で採用され、旧ソビエト・レニングラード地下鉄時代の勝利公園駅に1961年に完成したものは世界最初のホームドアである。
 
 
 
=== イギリス ===
 
* [[ロンドン地下鉄]][[ジュビリー線]]の一部の駅
 
 
 
=== スペイン ===
 
* [[バルセロナ地下鉄]]の一部の駅
 
* [[セビリア地下鉄]]の一部の駅
 
 
 
=== デンマーク ===
 
* [[コペンハーゲン地下鉄]]の地下駅全駅
 
 
 
=== フランス ===
 
* [[メトロ (パリ)|パリメトロ]]
 
** [[パリメトロ1号線|1号線]](全駅)
 
** [[パリメトロ4号線|4号線]]の一部の駅
 
** [[パリメトロ13号線|13号線]]の一部の駅
 
** [[パリメトロ14号線|14号線]](全駅)
 
 
 
* [[フランス国鉄]]
 
** Vanves Malakoff駅(2018年3月末までに試験設置予定)<ref name="ikld20171027"/>
 
 
 
=== フィンランド ===
 
* [[ヘルシンキ地下鉄]]の一部の駅
 
 
 
=== ブラジル ===
 
* [[サンパウロ地下鉄]]の一部の駅
 
 
 
== 効果と安全性 ==
 
2010年6月からホームドアの設置を開始したJR東日本山手線では、ホームドアを設置した23駅での人身事故が、設置前の74件から設置後は0件に大幅に減少した<ref>[http://toyokeizai.net/articles/-/128884 鉄道自殺防ぐ「ホームドア設置」は効果絶大だ]</ref>。
 
 
 
2005年の開業時よりホームドアを設置している首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線では、乗客の所持品や体の一部をドアに挟んだまま走行するという事故が、2016年度だけで22件発生している<ref>[http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201706/CK2017062002000122.html TXでドア挟み事故多発 ホームドアと車両の間が死角に] 東京新聞 2017年6月20日</ref>。これは、同路線におけるホームドアのセンサーの検知範囲が狭いという特性が原因とされるが、検知範囲を広げた「三次元センサー」への交換は10億円以上の費用が見込まれるため、解決のめどは立っていない。
 
 
 
2010年までに全駅にホームドアを設置した[[ソウルメトロ]]と[[ソウル特別市都市鉄道公社]]では、設置前は毎年20-30件の自殺事故が発生していたが、全駅設置後は2015年2月までの間に1件までに減少した<ref>{{Cite news|title= 「自殺駅」と呼ばれる韓国の国鉄駅にないものは?|newspaper= 朝鮮日報日本語版|date= 2015-2-24|url= http://www.chosunonline.com/svc/auth/index_login.html?contid=2015022401368&code=news|archiveurl= https://web.archive.org/web/20150226114004/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/02/24/2015022401368.html%E3%80%80|archivedate= 2015年2月26日|deadurldate= 2017年9月}}</ref>。一方、両社では、設置後にホームドアの作業員<ref>[http://www.wowkorea.jp/news/korea/2015/0829/10151302.html ソウル地下鉄・江南駅でホームドアと電車の間に挟まり男性死亡] WoW!Korea 2015年8月29日</ref><ref>[http://www.recordchina.co.jp/a140065.html ソウル地下鉄ホームドアでまた惨事、19歳作業員が犠牲に=韓国ネット「安全不感症は恐ろしい病気」「“ヘル朝鮮”には期待するほどつらくなる」] レコードチャイナ 2016年5月30日</ref>や乗客<ref>[http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2016/02/03/0800000000AJP20160203002600882.HTML  80代女性 ソウル駅でホームドアと車両に挟まれ死亡 ] 聯合ニュース 2016年2月3日</ref><ref>[http://www.recordchina.co.jp/a153023.html ソウル地下鉄でまた死亡事故、ホームドアに乗客を挟んだまま列車が発車=韓国ネット「ホームドアは全部不良品か」「以前の事故よりさらに深刻」] レコードチャイナ 2016年10月19日</ref>が巻き込まれる事故が発生している。
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
 
 
=== 注釈 ===
 
{{Reflist|group="注"}}
 
 
 
=== 出典 ===
 
{{Reflist|2}}
 
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[新大久保駅乗客転落事故]]
 
 
 
== 外部リンク ==
 
{{Commonscat|Platform screen doors}}
 
* [http://www.mlit.go.jp/tetudo/tetudo_tk6_000017.html ホームドアの整備促進等に関する検討会] - 国土交通省
 
* [http://www.mlit.go.jp/tetudo/tetudo_tk6_000022.html ホームドアの設置状況] - 国土交通省
 
  
 +
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{{デフォルトソート:ほおむとあ}}
 
[[Category:鉄道駅の構内設備]]
 
[[Category:鉄道駅の構内設備]]

2019/4/29/ (月) 01:18時点における最新版

ホームドアまたはスクリーンドア

乗客の線路への転落や列車との接触による事故などを防ぐため、プラットホームの線路側端に設ける壁や柵(さく)などの仕切り。ホーム柵ともいう。駅内の空調効率を改善し、列車風や騒音を抑える副次的な効果もある。ホームから天井までを完全に仕切りで覆うフルスクリーン型と、1.2メートル前後の高さの柵を使う可動式柵型の、おもに2タイプがある。英語ではplatform screen doorあるいはautomatic platform gateという。列車が到着すると、列車のドア部分と同じ位置についている仕切りのドアや柵の可動部分が自動的に開閉し、乗客が安全に乗り降りできる。日本では1974年(昭和49)に東海道新幹線熱海(あたみ)駅へ導入されたのが初めてとされる。地下鉄や無人運転を行う新交通システムなどでの導入が先行したが、2006年(平成18)の高齢者・障害者等の移動上の安全性などをうたったバリアフリー新法の施行後、JR東日本が2017年度までに山手線全駅へ導入する計画を打ち出すなど徐々に普及し始めている。

 国土交通省は2011年8月、鉄道各社へホームドアの整備計画を提出するよう要請した。同省は同年8月に、利用者数10万人以上の駅から優先的に整備すべきであるとの中間的考え方をとりまとめた。しかし設置には、1車両当りのドア数やドア位置を統一する必要があるうえ、導入コストがかさみ、ラッシュ時の乗り降りに時間がかかるなどの難点がある。このため東京大学や三菱重工業などが、ドア数やドア位置が異なる車両にも対応できる、新型ホームドアの開発に取り組んでいる。2012年末時点でホームドアを設置している駅は全国で564駅である。海外では韓国、中国、台湾、シンガポールなどが導入しているほか、ヨーロッパ諸国の一部の駅でも設置が始まっている。



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