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{{基礎情報 会社
 
|社名 = ヤンマーホールディングス株式会社
 
|英文社名 = Yanmar Holdings Co., Ltd.
 
|ロゴ=[[File:Yanmarlogo-2013.png|150px]]
 
|画像 = [[File:Headquarter of Yanmar and uniqlo osaka IMG 6763 R 20141102.JPG|200px]]
 
|画像説明 = YANMAR FLYING-Y BUILDING
 
|種類 = [[株式会社 (日本)|株式会社]]
 
|市場情報 = 非上場
 
|略称 = ヤンマー、ヤンマーHD、YHD
 
|国籍 = {{JPN}}
 
|郵便番号 = 530-8311
 
|本社所在地 = [[大阪府]][[大阪市]][[北区 (大阪市)|北区]]茶屋町1番32号<BR/>(YANMAR FLYING-Y BUILDING)
 
|設立 = [[2013年]](平成25年)[[4月1日]]※1
 
|業種 = [[建設機械]]、[[農業機械]]、[[船舶]]製品など
 
|統一金融機関コード =
 
|SWIFTコード =
 
|事業内容 = グループ会社の管理・経営支援
 
|代表者 = [[代表取締役]][[社長]] [[山岡健人]]<br>代表取締役 [[苅田広]]
 
|資本金 = 9000万円(HD本体)<br>63億円(ヤンマー)
 
|売上高 = 連結:6,550億円(2015年度3月期)
 
|経常利益 = 連結:396億円(2015年度3月期)
 
|純資産 = 連結:1,916億円(2015年度3月期)
 
|総資産 = 連結:6,299億円(2015年度3月期)
 
|従業員数 = 単体:3,342人(2015年3月31日現在)<br>連結:17,007人(2015年3月31日現在)
 
|決算期 =3月31日
 
|主要株主 =
 
|主要子会社 = [[ヤンマー#関連会社|下記参照]]
 
|関係する人物 = 山岡孫吉(創業者)
 
|外部リンク = [http://www.yanmar.co.jp/index.html ヤンマー]|
 
|特記事項 =※1:持株会社は株式移転で2013年に新設された。事業会社のヤンマー株式会社(設立時は山岡発動機工作所)の設立は、[[1912年]](明治45年)3月。
 
}}
 
 
 
[[ファイル:YANMAR Head Office.JPG|thumb|240px|建替工事前のヤンマー本社(現・ヤンマーホールディングス本社)ビル]]
 
'''ヤンマー'''(英称:YANMAR)は、日本の[[発動機]]([[エンジン]]。[[汎用エンジン|汎用]]、[[産業]]用を含む)ならびに[[農業機械|農機]]、[[建設機械|建機]]、[[小型船舶]]の製造・販売を行う大手企業グループの総称、およびブランドである。
 
 
 
かつてはヤンマー株式会社を中心とするグループであったが、[[2013年]](平成25年)[[4月1日]]より'''ヤンマーホールディングス株式会社'''(''Yanmar Holdings Co., Ltd.'')を中心とした持株会社制に移行。なお、日本の大手農業機械メーカーでは最初に持株会社制に移行したメーカーでもある。本項ではこれについても記述する。
 
 
 
[[2018年]](平成30年)現在のコーポレート・[[スローガン]]は「'''A SUSTAINABLE FUTURE -テクノロジーで、新しい豊かさへ。-'''」([[2016年]](平成28年)制定)。
 
 
 
== 概要 ==
 
創業者の[[山岡孫吉]]により、[[1907年]]([[明治]]40年)、天満寺町橋([[大阪市]][[北区 (大阪市)|北区]][[天満綿屋町]](現・[[末広町 (大阪市)|末広町]])14番地)の長屋で、山岡瓦斯商会を開業。当初は工場用[[ガスエンジン]]の転売・改造を取り扱う[[ブローカー]]であった。[[第一次世界大戦]]後、1920年からは農業用に適する[[石油発動機]]の自社製造に着手し、[[製造業|メーカー]]としての道を本格的に歩み始める。
 
 
 
[[商標]]「ヤンマー」(のち社名ともなる)は、商標候補として豊作のシンボルである[[トンボ]]を検討していた<ref group="注">1950年代以前、石油発動機や[[グローエンジン|焼玉発動機]]などの小型内燃機関は、脱穀機駆動などの[[農業]]用動力として用いられることが多かった。</ref>が、すでに商標権が[[静岡県]]の[[醤油]]メーカーに取られていたため、代案として大型のトンボ、[[オニヤンマ]]にちなんで命名されたものである。創業者の姓の「山岡」に発音が近かったのも決め手となった。
 
 
 
[[1933年]](昭和8年)[[12月23日]]には、石油発動機よりも経済的だが技術的ハードルの高かった、小型高速[[ディーゼルエンジン]]の自社開発に成功(「HB型」ディーゼルエンジン)<ref group="注">ただしその構造上の最重要パーツとなる燃料噴射ポンプとノズルについてはヤンマーのオリジナルでなく、ドイツのデッケル社のシステムの技術導入・国産化によるものであることが、同時代の農林省技師である小林正一郎らの著書(小林正一郎・鈴木徳蔵『農工用小型発動機』1936年)中で指摘されている(坂上茂樹「発動機製造”超ヂーゼル機関”について(2)」『LEMA』No.513 日本陸用内燃機関協会 p51-p56)。</ref>。以降は中・高速型のディーゼルエンジンとこれを利用した[[工業製品]]の生産で業績を伸長してきた。そのためか、同社が開発し製造したディーゼルエンジンは全般的に信頼性および耐久性が非常に高い事で知られており、創業当初から「[[ものづくり]]精神」という概念を[[21世紀]]の今日まで頑なに守り続けている。
 
 
 
業界における大手メーカーではあるが、競合する[[クボタ]]や[[井関農機]](以下ヰセキ)と違い、2018年(平成30年)時点でも[[上場|非上場]]である。
 
 
 
[[マスコット]][[キャラクター]]は、ヤン坊とマー坊で、同社イメージ・CMソング「ヤン坊・マー坊の歌」や、かつて[[日中]]の[[夕方]]や[[夜]]に[[放送]]されていた天気予報番組「[[ヤン坊マー坊天気予報]]」([[冠番組]])のタイトルにも冠している<ref group="注">なお、ヤンマーの無人精米所にも古くから設置している所では「ヤン坊マー坊精米所」という名称が付けられている。</ref>。
 
 
 
2016年(平成28年)3月1日、[[ヤマハ発動機]]に対抗するため[[トヨタ自動車]]と[[船舶|マリン]]事業分野において業務提携することを<ref>[http://news.mynavi.jp/articles/2016/03/10/marin/ ガリバー ヤマハの牙城を崩せるか!? トヨタとヤンマーがプレジャーボートでタッグ マイナビニュース 2016年3月10日]</ref>基本合意したと発表する。
 
 
 
[[大輪会]]の会員企業である<ref>[http://izumisano-kyuryo.jp/dairinkai/ 大輪会(だいりんかい)とは] - [http://izumisano-kyuryo.jp/ 泉佐野丘陵緑地公式サイト]内のページ。</ref>。
 
 
 
== 沿革 ==
 
[[Image:Yanmar (Tokyo branch).jpg|thumb|200px|ヤンマー東京支社]]
 
* [[1912年]](明治45年)[[3月]] - 山岡孫吉によって、「山岡発動機工作所」として創業する。
 
* [[1921年]](大正10年) - 「ヤンマー」の商標誕生。
 
* [[1931年]](昭和6年) -  「株式会社山岡発動機工作所」設立。
 
* [[1936年]](昭和11年) - 「山岡内燃機株式会社」設立。これと同時に[[尼崎市|尼崎]]工場を建設。
 
* [[1940年]](昭和15年) - 「山岡内燃機株式会社」が「株式会社山岡発動機工作所」を合併する。
 
* [[1942年]](昭和17年) - 長浜工場を建設。
 
* [[1947年]](昭和22年) - 小型[[漁船]]をディーゼル化。
 
* [[1952年]](昭和27年) - 社名を「ヤンマーディーゼル株式会社」に変更する。
 
* [[1955年]](昭和30年) - [[ドイツ]]発明協会から「ディーゼル金賞牌」を受賞。
 
* [[1957年]](昭和32年) - [[西ドイツ]]から「ドイツ大功労十字章」を授与。[[ブラジル]]に現地法人を設立。
 
* [[1958年]](昭和33年) - 自社開発の農機用249 cc単気筒OHVディーゼルエンジンを搭載した[[キャブオーバー]]トラックの[[プロトタイプ|試作車]]「ヤンマーKT型トラック」を発表。
 
* [[1960年]](昭和35年) - 「KT型トラック」をベースに更に開発を進め、空冷[[V型2気筒]]358 ccのOHVディーゼルエンジン「2A2型」を搭載したキャブオーバートラック「ポニー(KTY型)」を発売<ref>[http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/004/965/40/1/D1010068.jpg 参考画像]</ref>。軽自動車史上初のディーゼルエンジン搭載市販車となるが、エンジンの出力があまりにも低すぎるため短命に終わる。
 
* [[1961年]](昭和36年) - 「ヤンマー農機株式会社」を設立。[[農業機械]]の生産を開始。同年、「セイレイ工業株式会社」と業務提携。
 
* [[1962年]](昭和37年) - [[ロータリーエンジン]]の試作・試運転に成功。[[シンガポール]]にサービス拠点を設立。創始者の山岡孫吉が逝去。山岡康人が社長に就任する。
 
* [[1963年]](昭和38年) - 山岡康人が急逝。山岡淳男が3代目社長に就任。
 
* [[1966年]](昭和41年) - [[タイ王国|タイ]]にサービス拠点を設立。小型建設機械の生産を開始。
 
* [[1967年]](昭和42年) - [[マレーシア]]に現地法人を設立。
 
* [[1968年]](昭和43年) - エンジン業界としては初の[[デミング賞]]を受賞。
 
* [[1972年]](昭和47年) - 「ヤンマー造船株式会社」と「ヤンマー産業株式会社」を設立。[[インドネシア]]に現地法人を設立。またヤンマー農機が米国[[ディア・アンド・カンパニー|ジョンディア]]と業務提携。
 
* [[1976年]](昭和51年) - [[オランダ]]にサービス拠点を設立。
 
* [[1977年]](昭和52年) - 尼崎工場が国内初の日本海事協会より量産機器工場認定に指定される。
 
* [[1978年]](昭和53年) - タイに現地法人を設立。尼崎工場が「アメリカ船級協会」「ロイド船級協会」から生産機種認定工場の指定を受ける。
 
* [[1981年]](昭和56年) - [[アメリカ合衆国|アメリカ]]に現地法人を設立。
 
* [[1982年]](昭和57年) - [[ガスタービン]]の製造を開始。
 
* [[1983年]](昭和58年) - 世界最小の[[空冷エンジン|空冷]]ディーゼルエンジン「L型」を開発。
 
* [[1987年]](昭和62年) - 世界初のディーゼル[[船外機]]を開発。
 
* [[1988年]](昭和63年) - ガスエンジン[[ヒートポンプ]]の生産を開始。「ヤンマーマリンファーム」を設立。
 
* [[1989年]](平成元年) - [[オランダ]]および[[シンガポール]]に現地法人を設立。[[フランス]]でアンマン社と合弁会社を設立。
 
* [[1990年]](平成2年) - [[生ゴミ]][[清掃工場|処理]]・[[水処理]]装置等を開発し[[環境]]分野へ本格参入。
 
* [[1991年]](平成3年) - ヤンマー農機が「石川島芝浦機械株式会社」(現・[[IHIシバウラ]])と業務提携。
 
* [[1992年]](平成4年) - ディーゼルエンジンの生産が1000万台を突破。各生産事業所にて「[[国際標準化機構|ISO]] 9001」の認証を受ける。
 
* [[1993年]](平成5年) - ディーゼルエンジン用「[[ユニットインジェクター]]」が[[全国発明表彰]]受賞。[[上海]]に駐在事務所を開設。
 
* [[1995年]](平成7年) - [[滋賀県]][[びわ町]](現[[長浜市]])にびわ工場を建設。[[イタリア]]の[[カジバ]]社と合弁会社を設立。
 
* [[1997年]](平成9年) - 関連各工場で「[[ISO 14001]]」を取得。
 
* [[1998年]](平成10年) - 山岡淳男が[[勲二等瑞宝章]]を受章。これに伴い山岡健人が4代目社長に就任し山岡淳男が会長に就任。
 
* [[1999年]](平成11年) - クール[[コンテナ]]運用が環境大臣賞を受賞。7つの販売会社体制に移行する。
 
* [[2000年]](平成12年) - 滋賀県[[米原町]](現[[米原市]])に中央研究所を開所。マイクロガス[[コジェネレーション|コージェネ]]および[[ミラーサイクル]]ガスコージェネが平成11年度[[省エネ大賞]]を受賞。「ヤンマーエネルギーシステム製造株式会社」を設立。
 
* [[2002年]](平成14年) - 創業90周年を迎え、社名を「ヤンマー株式会社」に変更する。それに伴い「ヤンマーマリンインターナショナル」「ヤンマー舶用システム株式会社」「ヤンマー物流サービス株式会社」を設立。
 
* [[2003年]](平成15年) - 「ヤンマーエネルギーシステム株式会社」を設立。[[中華人民共和国|中国]]に「洋馬発動機(上海)有限公司」「山東時風洋馬発動機有限公司」をそれぞれ設立。
 
* [[2004年]](平成16年) - 国内に「ヤンマー建機株式会社」および「ヤンマー建機販売株式会社」を、タイに「ヤンマー農機タイランド」をそれぞれ設立。
 
* [[2005年]](平成17年) - [[シンボルマーク]](ブランド[[ロゴタイプ|ロゴマーク]])を刷新。[[大韓民国|韓国]]に「ヤンマー農機韓国株式会社」を設立。
 
* [[2006年]](平成18年) - 立形汎用エンジンが生産累計500万台を達成。[[インド]]に駐在員事務所を開設。東近江木質[[バイオマス]]発電共同研究における試験を開始。[[北アメリカ|北米]]での[[トラクター]]販売会社「C.U.T. Supply Company LLC」を設立。
 
* [[2007年]](平成19年) - [[1933年]](昭和8年)に製造および販売された同社初の汎用小型水冷横型ディーゼルエンジン(発動機)「HB型」が[[機械遺産]](8号)に認定。ヤンマー農機㈱社長に阿部修司が就任。北米における農機事業会社「YANMAR AGRICULTURAL MACHINERY AMERICA CORP」を設立。これに伴い現地にて小型汎用トラクターの生産を開始。北米の関連会社を再編成する。
 
* [[2008年]](平成20年) - 「ヤンマー農機販売株式会社」および「ヤンマーグリーンシステム株式会社」を設立。また、マレーシアの[[サバ州]]に「Yanmar Kota kinabalu R&D」を開設。
 
* [[2009年]](平成21年)[[2月21日]] - 子会社の「ヤンマー農機株式会社」を吸収合併。これに伴いヤンマー農機は解散<ref>[http://www.yanmar.co.jp/aboutus/whats-new/news-release/090115/conts01.html 「ヤンマー(株)によるヤンマー農機(株)合併」について(2009年1月15日)]</ref>。
 
* [[2010年]](平成22年)4月 - コーポレート・スローガンとして「'''Solutioneering together'''」を制定。
 
* [[2011年]](平成23年)
 
** 10月 - ヤンマー中央研究所が「[[グッドデザイン賞|2011年度 グッドデザイン賞]]」を受賞<ref>[http://www.yanmar.co.jp/news/2011/1003.html ニュースリリース「ヤンマー中央研究所が『2011年度 グッドデザイン賞』を受賞しました」(2011年10月3日)] </ref><ref>[http://www.g-mark.org/award/detail.html?id=38025 グッドデザインファインダー「2011年度 グッドデザイン賞 受賞」]</ref>。
 
** [[12月]] - 本社建て替えに伴い、茶屋町から鶴野町に仮移転。
 
* [[2012年]](平成24年)
 
** 3月 - 創業100周年。
 
** 9月 - [[マンチェスター・ユナイテッド]]と3年間のパートナシップ契約を締結<ref>[http://www.yanmar.co.jp/aboutus/brand/ad/sports/mu/index.html ニュースリリース「マンチェスター・ユナイテッドがヤンマーとパートナシップ契約を締結」] - ヤンマー 2012年9月14日。</ref>。
 
* [[2013年]](平成25年)
 
** 2月21日 - [[滋賀県]][[長浜市]][[三和町 (長浜市)|三和町]]に体験型[[テーマパーク]]「[[ヤンマーミュージアム]]」を開設。
 
** [[4月1日]] - [[株式移転]]により純粋持株会社「'''[[ヤンマーホールディングス|ヤンマーホールディングス株式会社]]'''」を新設し持株会社制へ移行、その下に産業用エンジン・農業機械・建設機械・エネルギーシステムなどを主な事業内容とする事業会社を配置<ref>[http://www.yanmar.co.jp/news/2013/0117.html ヤンマーグループ 持株会社制への移行について] - ヤンマー 2013年1月17日。</ref><ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD170MF_X10C13A1TJ2000/ ヤンマー、持株会社制に移行 4月1日付で] - [[日本経済新聞]] 2013年1月17日。</ref>。これに伴い工業デザイナーの[[奥山清行]]が同日付で社外取締役に就任<ref>[http://www.47news.jp/CN/201303/CN2013032701001472.html ヤンマー取締役に有名デザイナー イメージ刷新] - 47NEWS 2013年3月27日。</ref>。
 
** [[7月8日]] - 大手オフィス系PCソフトメーカーの[[ソリマチ]]と業務提携<ref>[http://www.sorimachi.co.jp/newsrelease/20130708_ynm/ ソリマチとヤンマーが業務提携 クラウドを活用した農業生産履歴システムと農業機械の遠隔管理システムが連携! ] - ソリマチ 2013年7月8日</ref>。
 
** [[7月25日]] - 奥山清行のデザインによる農業用トラクターのコンセプトモデル「YT01」を公開<ref>[http://www.asahi.com/business/update/0725/OSK201307250040.html?ref=reca 「フェラーリ風トラクター」ヤンマー開発 冷房も音楽も] - 朝日新聞デジタル 2013年7月26日。</ref><ref>[http://www.asahi.com/shimen/articles/OSK201307250157.html?ref=reca フェラーリ風トラクター ヤンマー、「カッコいい農業」イメージ] - 朝日新聞デジタル 2013年7月26日。</ref>。また、これと同時に[[佐藤可士和]]のデザインによる新シンボルマーク(ブランドロゴマーク)を発表<ref>[http://news.mynavi.jp/news/2013/07/25/221/ ヤンマー、佐藤可士和がデザインした新たなブランドロゴを発表] - [[マイナビニュース]] 2013年7月25日。</ref>。
 
** 12月 - 汎用空冷単気筒ガソリンエンジン[[ヤンマー・GA系エンジン|「GA」シリーズ]]が製造終了。事実上、ガソリンエンジンの自社開発・製造から完全撤退することとなった。
 
[[File:Logo of YANMAR.JPG|thumb|200px|2013年7月26日に制定された佐藤可士和のデザインによるヤンマーの新シンボルマーク]]
 
* [[2014年]](平成26年)
 
** [[1月1日]] - ヤンマー農機販売株式会社およびホクトヤンマー株式会社が北海道から九州まで国内一円の農業機械事業を統括する新会社「'''ヤンマーアグリジャパン株式会社'''」に移管される。
 
** [[2月20日]] - 大阪市の[[長居陸上競技場]]及び[[長居第2陸上競技場]]の[[命名権]]を取得。同年3月1日より前者は「ヤンマースタジアム長居」、後者は「ヤンマーフィールド長居」の呼称を使用する<ref>{{cite press release| title = 長居陸上競技場、長居第2陸上競技場のネーミングライツ施設愛称が決まりました| publisher = 大阪市経済戦略局 | date = 2014-02-20 | url = http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/keizaisenryaku/0000255578.html | accessdate = 2014-03-22}}</ref>。但し、FIFA([[国際サッカー連盟]])主催サッカー国際試合では命名権行使が禁止されている為、国際試合開催時は正式名称に戻される。
 
** [[4月1日]] - [[身体障害者]]や[[社会的弱者]]と呼ばれる方々の[[雇用]]・採用を目的とする新会社「'''ヤンマーシンビオシス株式会社'''」を設立。
 
** 12月 - 本社を新築した「ヤンマー・フライング−Y・ビルディング」に移転<ref name="mainichi-np-2014-11-20">岡田功(2014年11月20日). “ヤンマー:省エネビル 新本社、CO2ゼロ目指す”. [[毎日新聞]] (毎日新聞社)</ref>。
 
* [[2016年]]
 
** [[3月1日]] - [[自動車メーカー]]国内最大手の[[トヨタ自動車]]とマリン([[船舶]])事業分野において業務提携することで<ref>{{cite press release| title = ガリバーヤマハの牙城を崩せるか!? トヨタとヤンマーがプレジャーボートでタッグ| publisher = マイナビニュース | date = 2016-03-10 | url = http://news.mynavi.jp/articles/2016/03/10/marin/ | accessdate = 2016-03-17}}</ref>基本合意したと発表。
 
** [[10月1日]] - 同社のトラクター「[[ヤンマー・YT|YT3シリーズ]]」が[[グッドデザイン賞|「グッドデザイン『金賞』」]]を受賞。
 
 
 
== 主要製品 ==
 
[[Image:Rice-combine-harvester, Katori-city, Japan.jpg|200px|thumb|right|[[自脱型コンバイン|乗用自脱式コンバイン]]「カルテット CA315」(3条刈。2012年現在絶版)]]
 
[[画像:YANMAR-YM2000 トラクター DSCF5614.JPG|200px|thumb|ヤンマートラクターの原型 「YM-2000」<br/>([[1975年]]-[[1977年]]頃のモデル)]]
 
[[画像:トラクター 北海道P6260710.jpg|200px|thumb|right|[[トラクター]] 「エコトラ AF890」([[2017年]]現在絶版)]]
 
[[画像:Yanmar EcoTrajusty EG222 1.JPG|200px|thumb|トラクター 「エコトラジャスティ EG222」(2017年現在絶版)]]
 
主に[[ディーゼルエンジン]]を得意とする<ref group="注">特に産業用や農業機械用のディーゼルエンジンとしては非常に高い技術力を持つ。</ref>企業で、汎用を含む産業用・農業機械用・小型漁船用等のエンジンを製作している。最近では農業機械向けのディーゼルエンジンとして機械式[[調速機|ガバナ]]の代わりに電子制御式ガバナを採用し、ボタンひとつで2つのエンジン特性を選択する事が可能で、高効率・省燃費で且つ環境性・低[[排出ガス|エミッション]]性に優れる「エコディーゼル」シリーズが有名。
 
 
 
[[1996年]](平成8年)に「エコディーゼル」が同社の[[トラクター]]「RS」シリーズ<ref group="注">[[最低地上高]]を標準機よりある程度高くとった[[稲作]]農家向けの小型トラクターとして[[IHIシバウラ]](当時シバウラ)との業務提携直後にシバウラと共同[[開発]]された機種で、シバウラ側の技術が随所に盛り込まれていた。[[2001年]](平成13年)に製造および販売終了。</ref>、「AF」シリーズ<ref group="注">同社のトラクターの基幹シリーズで2011年現在絶版。後継は[[2002年]](平成14年)に販売が開始された「EF」シリーズおよび[[2006年]](平成18年)に販売が開始された「EG」シリーズ。2011年6月現在、既存の「EF」シリーズ(「EF100」シリーズおよび「EF800」シリーズ)も併売されているが、将来的には「EG」シリーズに統一される見込み。</ref><ref group="注">ただし「EG300(標準スピード・26馬力&#12316;34馬力)/300J(ハイスピード・26馬力&#12316;34馬力)」シリーズ([[2011年]](平成23年)6月現在)以上の上位シリーズからエコディーゼルが標準で搭載される。</ref><ref group="注">なお「EG200(20馬力&#12316;30馬力)」シリーズおよび「EF100(16馬力&#12316;22馬力)」シリーズといった下位シリーズには「エコトラジャスティ」のブランド名が付くものの、こちらはエコディーゼルは非搭載(2011年6月現在)。</ref>、「US」シリーズ<ref group="注">2001年発売の「US300(24馬力~34馬力)」シリーズ以降からは「エコディーゼル」が標準で搭載。2012年現在全て絶版。</ref>の一部に先行搭載された<ref group="注">2012年現在「エコディーゼル」が搭載されたトラクターには、冠名として一部の中型以下のホイールトラクター、および一部のフル[[無限軌道|クローラ]]トラクターには「エコトラ」のブランド名が付き、一部の大型のホイールトラクターには「エコトラプレミアム」のブランド名が付く。</ref>。「エコディーゼル」は後に同社の一部の[[コンバインハーベスター|コンバイン]]<ref group="注">当初のブランド名は「エココンバイン」シリーズだったが後に「アスリート」シリーズに改名。[[2012年]](平成24年)現在では「アスリートプロ」シリーズ以上の上位シリーズから「エコディーゼル」が搭載される。なお「アスリートジャスティ」シリーズ以下の下位シリーズには「エコディーゼル」が搭載されない。</ref>や乗用型10条植田植機「GP10」<ref group="注">[[1999年]](平成11年)発売。「エコディーゼル」は基本的に直噴式燃焼室を用いたディーゼルエンジンが採用されるが例外として田植機用に限り、唯一過流室式燃焼室を用いたディーゼルエンジンが採用されていた。[[2005年]](平成17年)に製造および販売終了(現在10条はヰセキからのOEM。但し、現在でもエコディーゼルではないが、8条にディーゼル搭載機が存在する)。</ref>にも搭載される。
 
 
 
; 農業
 
[[ファイル:Ken okuyama design Yanmar yt01 131127.JPG|thumb|200px|right|コンセプトトラクター YT01<br/>(ショーモデル)]]
 
: ヰセキ同様、新機種開発時に農業機械としてはかなり革新的な技術を導入する事が多いものの<ref group="注">例として、前述の「エコディーゼル」の他に丸[[ステアリング・ホイール|ハンドル]](コンバイン用に限り一部[[航空機]]風のハンドルも存在する)を用いたクローラ機構「FDS(Fulltime Drive System)」(2012年現在一部のコンバイン、フルクローラー式トラクター、フルクローラー式乗用管理機に採用)や、[[油圧|静油圧]]+[[遊星歯車機構]]による電子制御[[無段変速機#油圧機械式無段変速機|油圧機械式無段変速機]](I-HMT、2012年現在一部の乗用田植機、大型トラクター)など。</ref>、同社で本格的な乗用型トラクターを開発したのは[[1963年]](昭和38年)頃と大手の農業機械メーカーとしては意外と遅い。
 
: [[トラクター]]、[[コンバイン]]、[[田植機]]<ref group="注">[[1993年]](平成5年)に乗用型の田植機(乗用6条植)で世界初の小型[[空冷エンジン|空冷]][[単気筒]]ディーゼルエンジンを搭載した。</ref>などの農業機械は連結子会社のヤンマー農機が販売していたが2009年2月21日以降よりヤンマーが販売する事となった。クボタや前述のヰセキと並び、大手[[農業機械]]メーカーのトップブランドの一つである。2012年現在[[IHIシバウラ]]および米国[[ディア・アンド・カンパニー|ジョンディア]]<ref group="注">ヤンマー農機は[[1972年]](昭和47年)に米国[[ディア・アンド・カンパニー|ジョンディア]]と業務提携を結んでおり、2011年現在も米国ジョンディア社の大型トラクター(ただし日本国内専売機種の「JD1520(ヤンマー「エコトラUS PRO US501」[[OEM]]機種)」と「JD1620(ヤンマー「エコトラUS PRO US601」OEM機種)」は除く。この2機種に限り日本国内で製造されている)および自走式大型フォーレージハーベスタ(汎用コンバインの一種)等の農業機械の輸入販売を行っている。</ref>と業務提携中である<ref group="注">かつてはシバウラ自身も自社開発のオリジナルのトラクターや[[耕運機|管理機]]などを製造、販売していたが[[1991年]](平成3年)に前述のとおり業務提携し、その後シバウラブランドは段階的に農業機械の分野から撤退する。</ref><ref group="注">2011年現在IHIシバウラはヤンマーのトラクターの委託製造を一部担当している(主に20馬力以上40馬力以下の小型トラクターが中心)。</ref>。なお農業機械の製造に関しては、ヤンマーグループの構成企業の1つであるヤンマー農機製造株式会社が主に行っている。
 
: なお、農業機械の生産高はクボタに次いで[[2012年]](平成24年)現在、日本第2位となっている。
 
: 農業機械のみならず、[[カントリーエレベーター]]など[[穀物]]の貯蔵と管理の省力・自動化設備、苗の育成や[[果実]]選別の自動化設備、[[バイオマスエネルギー]][[ボイラー]]、[[堆肥]]生産装置などの周辺事業も展開している。
 
: 農薬散布向けなどの産業用無人[[ヘリコプター]]については、[[ヤマハ発動機]]との提携により、同社の無人ヘリコプター「[[RMAX]]」シリーズのOEM供給を受け、ヤンマー「AYH-3」として販売している。[[2015年]]1月からはOEM供給機種が同社の新型モデル「[[FAZER]]」シリーズとなり、ヤンマーとしての機種名も「YF390」となった。子会社のヤンマーヘリ&アグリ株式会社は、製品の販売のほか、無人ヘリコプターを用いて農薬散布・種籾直播などの作業を農業者から受託する事業も展開している。
 
 
 
; 建設
 
: [[建設機械]]の分野では、小型[[油圧ショベル]]や小型[[ホイルローダー]]などを得意とする。
 
:* [[発電機|発電]][[溶接]]機 - 他社に多くのディーゼルエンジンを供給している。自社製品及びグループ企業であるヤンマー建機の発電溶接機にも自社開発エンジンを搭載している数少ないメーカーである。
 
 
 
; [[船|マリン]]・[[海洋]]
 
[[画像:Yanmar.jpg|thumb|200px|right|航海[[カヌー]]「ホクレア」の伴走船カマ・ヘレに搭載された6LP-DTP型ディーゼルエンジン]]
 
: [[漁船]]、[[プレジャーボート]]、[[商船]]の主機関<ref group="注">[[船外機]]、[[船内外機]]、[[船内機]]、[[電気推進 (船舶)|電気推進システム]]の全てを生産・販売している。</ref>及び補機(発電機、[[ポンプ]])の原動機用ディーゼル機関、[[圧縮機]]まで、文字通り小型から大型まで幅広く生産、販売しており、練習船[[海王丸]]の主機関にも、Z280-SN形が採用されている。また、[[船体|舟艇体]]そのものも製作・販売している<ref group="注">最近では[[ヤマハ発動機]]とフィッシングボート「FZ30」([[2006年]](平成18年)4月発売)を、[[スズキ (企業)|スズキマリン]]と23フィート型センターコンソーラーフィッシングボート「トップランJ・EF23B」([[2008年]](平成20年)5月発売)を、それぞれ共同開発している。</ref>ほか、[[2006年]](平成18年)11月には初のプレミアムブランドとなる[http://www.azul-convertible.com/ アズール]を立ち上げた。
 
:周辺事業では、[[養殖]]関連、[[浮桟橋]]、ビーチクリーナー([[砂浜]]清掃車)などの生産・販売も行っている。
 
 
 
; その他
 
: 近年は、産業用の[[自家発電]]用発動発電機や小型&#12316;中型の[[除雪機]]の生産・販売<ref group="注">ヤンマーらしく、一部の小型の除雪機に小型の空冷・単気筒ディーゼルエンジンを搭載している。ただし、中型の除雪機はエンジンを除き、すべて[http://www.wadosng.jp/ 和同産業(WADOブランド)製のOEM機種]となる。</ref>を行っている。
 
: かつてヤンマーは[[ロータリーエンジン#チェーンソー|ロータリーエンジンのチェーンソー]]や[[船外機]]を開発し、その開発直後に販売した事がある<ref group="注">[[1970年代]]初頭に開発、そして販売してみたものの、当時購入したユーザーからは「振動は少ないものの、[[2ストローク機関|2サイクルエンジン]]のチェーンソーより[[トルク]]が細く、粘り強さに欠ける」という意見が多かったため、短期間で販売打ち切りとなった。その後、このロータリーエンジンはヤマハの[[プロトタイプ|試作型]][[オートバイ]]「RZ201」に搭載されるものの、丁度[[第1次オイルショック]]と重なり、製品化に至らなかった。</ref>。
 
: かつては[[鉄道]][[貨物列車|輸送]]用クール[[コンテナ]]の[[リース]]並びに[[レンタル]]を行っていたが、長期リース中のものを除き、[[2009年]](平成21年)にクールコンテナ事業から撤退している。
 
 
 
; スマートアシスト
 
:「製品一台ごとに異なる稼働状態」の情報を把握し、顧客と共有するアフターサービス体制をとっており、これをスマートアシスト (Smart Assist) と称している<ref>{{cite web|url=http://www.yanmar.co.jp/smartassist/|title=スマートアシストの概要|publisher=ヤンマー|accessdate=2013-02-09}}</ref>。
 
 
 
== スポンサー番組 ==
 
=== 一社提供 ===
 
==== テレビ ====
 
* ヤンマースペシャル 地球学校([[MBSテレビ|毎日放送]]制作・TBS系)
 
* スポーツキッズ([[MBSテレビ|毎日放送]])
 
* 至福のとき〜プレミアムマルシェ〜([[ABCテレビ|朝日放送]])
 
* YANMAR presents プレミアムマルシェ〜至福の贈り物〜([[RKB毎日放送]])
 
 
 
==== ラジオ ====
 
* [[本上まなみ Nature Breath]]([[MBSラジオ]] [[新潟放送]]と[[熊本放送]]へネット)
 
* ラジオ版ヤン坊マー坊天気予報([[和歌山放送]])
 
* 漁業ニュース(和歌山放送)
 
* 山陰地区船舶気象通報([[山陰放送]])
 
 
 
=== 複数社提供 ===
 
* [[ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント]](TBS。優勝者には副賞で[[プレジャーボート]]を贈呈される)
 
* (Yanmar Presents) [[ゴラッソ!セレッソ]]([[関西テレビ放送]]) 2016年まで1社提供。2017年から[[日本ハム]]グループとの2社共同提供
 
 
 
=== 過去の提供番組 ===
 
* [[FTVニュース|ヤンマー提供FTVニュース]]([[福島テレビ]])
 
* ヤンマーファミリーアワー([[TBSテレビ|TBS]])
 
** [[飛べ!孫悟空]]
 
** [[ザ・チャンス!]](のちに複数のスポンサーによる提供となる)
 
* [[ヤン坊マー坊天気予報]]([[月曜日]]~[[金曜日]](一部の局は[[土曜日]]も)の[[夕方]]、[[関東地方|関東]]([[山梨県]]を含む)・[[近畿地方|関西]]両地区を除く各局で放送([[日本テレビ放送網|日テレ]]系・[[TBSテレビ|TBS]]系が中心)。かつては、関東・関西両地区の各局や全国向けに[[ビーエス朝日|BS朝日]]、[[全国独立放送協議会|独立UHF局]]で唯一[[京都放送|KBS京都]]でも放送していた)。[[1959年]][[6月1日]]に放送開始して以来、長きに渡り放送していたが、[[2014年]][[3月31日]]を以って、約55年の歴史に幕を閉じた。
 
* [[ワールドビジネスサテライト]]([[テレビ東京]]・[[TXN]]系・[[BSジャパン]])※2016年10月3日~2017年3月31日
 
* EARTH Lab〜次の100年を考える〜(TBSテレビ・[[BS-TBS]])
 
 
 
== CM出演者 ==
 
* [[吉幾三]] - [[1970年代]]にロータリーエンジンを搭載した[[モーターボート]]のCMに出演。CMソングも吉が歌った(当時の芸名は山岡英二)。
 
* [[フランキー堺]] - [[1976年]](昭和51年)~[[1980年]](昭和55年)にコンバイン(のちの後述する「カルテット」シリーズ)のCMに出演。
 
* [[伴淳三郎]] - 前述のフランキー堺とコンバインのCMで共演した。
 
* [[浅茅陽子]] - [[1977年]](昭和52年)&#12316;[[1979年]](昭和54年)に田植機「いちばん苗」シリーズのCMに出演。
 
* [[小林旭]] - 1977年&#12316;[[1982年]](昭和57年)にトラクター「YMシリーズ」およびその後継の「フォルテ」シリーズのCMに出演。自身の歌うCMソング『赤いトラクター』がヒットし、大きなイメージアップの原動力となった。また小林は同社の農機具のCM以外にもほぼ同年代に同社の建設機械および船舶のCMにも出演していた。ちなみに小林が1977年当時、同社のトラクターのCMに出演している時、ライバルの[[クボタ]]のトラクターのCMには[[橋幸夫]]が、[[井関農機|ヰセキ]]のトラクターのCMには[[加山雄三]]がそれぞれ起用されていた。
 
* [[菊地陽子]] - [[1983年]](昭和58年)頃、田植機「すこやか」シリーズおよびコンバイン「カルテット」シリーズのCMに出演。
 
* [[石田えり]] - 1989年&#12316;[[1990年]](平成2年)にトラクター「スーパーフォルテ&USシリーズ 友情を大切にしようね」篇のCMに出演。[[1980年代]]末期&#12316;[[1990年代]]初頭に象徴される農業機械のCMらしくないライトな感覚のCMが印象的だった。
 
* [[中島啓江]] - [[1990年代]]中期に乗用田植機「高速ニューすこやか」シリーズのCMに出演。
 
* [[森島寛晃]] - [[1998年]](平成10年)にトラクター「エコトラ」のCMに出演。
 
* [[舞の海秀平]] - [[1999年]](平成11年)&#12316;[[2001年]](平成13年)に丸ハンドル(FDS:Fulltime Drive System)コンバイン「GCシリーズ」のCMに出演。その後スモールクラスのトラクター「Ke(ケー)シリーズ」のCMにも出演した。
 
* [[香川真司]] - 2011年にCMに出演。
 
* [[緒形拳]]
 
 
 
== 関連会社 ==
 
[[Image:Yanmar Amagasaki Factory.JPG|thumb|ヤンマー尼崎工場]]
 
* ヤンマー株式会社
 
 
 
=== 事業会社系列 ===
 
* 株式会社[[神崎高級工機製作所]]
 
* [[ヤンマー農機製造|ヤンマー農機製造株式会社]]
 
* ヤンマーヘリ&アグリ株式会社
 
* ヤンマーグリーンシステム株式会社
 
* ヤンマー建機株式会社(旧・竹下鉄工株式会社)
 
* ヤンマー舶用システム株式会社
 
* ヤンマーキャステクノ株式会社
 
* ヤンマーエンジニアリング株式会社
 
* [[ヤンマーエネルギーシステム|ヤンマーエネルギーシステム株式会社]]
 
* ヤンマーアグリジャパン株式会社(旧・ヤンマー農機販売株式会社およびホクトヤンマー株式会社)
 
* ヤンマーシンビオシス株式会社
 
* ヤンマー沖縄株式会社(主に[[沖縄県]]を地盤とする)
 
* 大阪サッカークラブ(Jリーグ・[[セレッソ大阪]]の運営母体)
 
 
 
== 事件・不祥事・トラブル ==
 
=== 「ヤンマー」商標差し止め訴訟 ===
 
[[兵庫県]]の食品メーカーである[[イトメン]]が1962年頃に[[インスタントラーメン]]商品に「ヤンマーラーメン」「やんまラーメン」「ヤンマーのざるそば」「ヤンマーの焼そば」等の名称を付けて発売を開始した<ref group="注">こちらもトンボの種類である「ヤンマ」が由来。</ref>。イトメンは販売に先立って1961年に麺類を対象として「ヤンマー」の[[商標]]登録を出願した。これに対してヤンマー(当時はヤンマーディーゼル)はイトメンの商標出願後、[[特許庁]]に異議を申し立てたが特許庁側は理由がないとして却下、1964年にイトメンによる「ヤンマー」の商標が登録された。このため、ヤンマーは消費者が混同して営業上の利益を害されるおそれがあることを理由に、「ヤンマー」の語の表示差し止めの[[仮処分]]を求め、1965年に[[神戸地方裁判所]]姫路支部に提訴した。神戸地裁姫路支部は1968年2月、ヤンマー側の名称が広く認識されている事実と商標の類似は認めたが、業態として競争関係になく、消費者が混同するおそれはないとしてヤンマー側の訴えを退けた。ヤンマーはこれを不服として[[大阪高等裁判所]]に控訴したが、ここでも同様の判断が示され、1972年2月にヤンマーの敗訴が確定した。なお、イトメンはその後「ヤンマー」の名称の使用を取りやめている。
 
 
 
* 判決概要(不正競争防止法判例データベース)
 
** [http://husei.hanrei.jp/hanrei/uc/4290.html 神戸地裁姫路支部]
 
** [http://husei.hanrei.jp/hanrei/uc/5393.html 大阪高裁]
 
 
 
=== 労働問題 ===
 
{{更新|section=1|date=2011年2月}}
 
[[2005年]](平成17年)[[2月]]と[[2006年]](平成18年)2月から同社のびわ工場で勤務していた[[派遣労働者]]の男性2人が、1年の派遣契約を超えた状態で派遣労働が続いたことから、[[2008年]](平成20年)2月にこの旨を[[滋賀労働局]]に申告し、同労働局は同社に対し是正勧告を実施した。しかしこれを受け同社は、これら2人の派遣労働者を、同年9月から5ヵ月間の期限付きでの直接雇用に切り替え、翌[[2009年]](平成21年)2月に契約が終了したとして解雇した。これについて、この2人の派遣労働者は、解雇は違法だとして、同年[[3月12日]]に、正社員としての地位確認を求める訴えを[[大阪地方裁判所|大阪地裁]]に起こし、[[2009年]](平成21年)現在係争中<ref>[http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090312/trl0903121851015-n1.htm 「解雇は無効」元派遣社員がヤンマーを提訴] [[産経新聞]] 2009年3月12日。</ref>。
 
 
 
=== 所得隠しの発覚 ===
 
[[2009年]](平成21年)[[9月]]に、[[2008年]](平成20年)[[3月]]期までの2年間に亘り約3億円の[[脱税#いわゆる「申告漏れ」「所得隠し」について|申告漏れ]]があったことを、[[大阪国税局]]の税務調査で指摘されたことが判明した。このうち約2億円については、仮装や隠蔽(海外[[子会社]]との業務[[委託]]契約の委託費として計上したが、実体が無いとされた)など意図的な所得隠しと認定され、約1億数千万円を[[追徴]]課税された<ref>[http://mainichi.jp/select/biz/news/20090929dde041040040000c.html 所得隠し:ヤンマー、2年で2億円 大阪国税局指摘] [[毎日新聞]] 2009年9月29日。</ref>。
 
また、同社は[[2012年]](平成24年)[[2月]]にも、海外子会社への農業機械の販売を巡り、「実質的な資金援助に乗当たる」と判断され、同国税局から2010年3月期までの3年間で約1億2,000万円の所得隠しを指摘され<ref>[https://web.archive.org/web/20120222085328/http://www.asahi.com/business/update/0222/OSK201202220044.html ヤンマーに1.2億円の申告漏れ指摘 大阪国税局] [[朝日新聞]] 2012年2月22日。</ref>、このほか、[[2015年]](平成27年)8月にも、大阪国税局の税務調査を受け、2014年3月期までの3年間で、製造工場の設備修繕費を巡り、約1億円の所得隠しを指摘された。なお、ヤンマーホールディングスによると、経理ミスなどの申告漏れ総額は約19億円で同社は重加算税を含む追徴税額約8億円を全額納付した。関係者によると、同社は、滋賀県内の製造工場の設備の修理用部品を修繕費として計上したが、同国税局は「貯蔵品として資産に計上すべきで、費用には当たらない」と認定し意図的に経費を水増しして所得を圧縮していたと判断したとみられる<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/national/20150805-OYT1T50136.html ヤンマーHD、1億円の所得隠し…国税指摘] [[読売新聞]] 2015年8月6日。</ref>。
 
 
 
=== コンバインへの石綿含入 ===
 
[[2007年]](平成19年)[[2月]]から[[2010年]](平成22年)[[1月]]にかけて販売したコンバイン約1,347台に、[[石綿]]([[労働安全衛生法]]により使用が禁止されている)を使用した部品が含まれていたとして、[[大阪労働局]]が2010年[[5月6日]]に回収を指示した<ref>[http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100506/trd1005062022004-n1.htm ヤンマーに石綿含有で回収指示 大阪労働局] 産経新聞 2010年5月6日。</ref>。
 
 
 
== 補足 ==
 
過去には[[1958年]](昭和33年)に最高出力4.6psの農機用[[単気筒]]249ccディーゼルエンジンを搭載した[[キャブオーバー]]型[[軽トラック]]の試作車「KT型」を発表し、更に2年後の[[1960年]](昭和35年)には、[[空冷]]V型2気筒358ccのディーゼルエンジン「2A2形」を搭載したキャブオーバー型軽トラック「ポニー(KTY型)」<ref>[http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/004/965/40/1/D1010068.jpg 参考画像]</ref>を開発して市販に至ったが、低排気量ディーゼルエンジンの宿命で最高出力が9ps/3600rpmと、同排気量のガソリンエンジンを搭載したライバル車とは比べようもないほど低く、販売台数が振るわず僅か2年足らずで撤退している<ref group="注">両者共に駆動形式は既存の[[スバル・サンバー]]同様、リアエンジン・リアドライブ(RR)を用いており、2009年現在、日本の自動車史においてディーゼルエンジンを搭載して市販されたまったく類をみない[[軽自動車]]だった。</ref>。
 
 
 
== その他 ==
 
* 2014年3月31日まで放送されていた「ヤン坊マー坊天気予報」以外の[[スポットCM]]は流されていない。このため、全国ネットでの提供番組は上記の「[[ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント]]」とスペシャル番組のみとなっている。ただし、2012年に関しては創業100周年にあたり、一部の地域ではスポットCMを流しており、2017年時点でも時折流している。
 
 
 
== 脚注 ==
 
=== 注釈 ===
 
{{Reflist|group="注"}}
 
 
 
=== 出典 ===
 
{{Reflist}}
 
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[ヤンマー・GA系エンジン]]
 
* [[ヤンマー・LV系エンジン]]
 
* [[ヤンマー・TNV系エンジン]]
 
* [[同族経営]]
 
* [[りそな銀行]] - 主要取引銀行で「[[大輪会]]」にも参加
 
* [[IHIシバウラ|IHIシバウラ(旧・石川島芝浦機械)]] - 「シバウラ」ブランドでおなじみ。
 
* [[ヤマハ発動機]] - 同社から発売されている空冷単気筒のガソリンエンジンを搭載したごく一部の小型除雪機、および同社の子会社にあたるヤンマーヘリサービスから販売されている産業用無人[[ヘリコプター]]の各[[OEM]]元でもある。かつては船舶・マリン部門において同社と業務提携を結んでいた。
 
* [[スズキ (企業)]] - 上記のヤマハ発動機ほどではないが、かつて船舶・マリン部門において業務提携を結んでいた。
 
* [[トヨタ自動車]] - 先述の通り、船舶・マリン部門において現在業務提携中。
 
* [[デンソー]] - 同社の農業機械の多くにデンソー製の一部の部品が用いられている<!--特に同社製のキャビン付トラクターおよびキャビン付コンバインが顕著に表れている。-->。
 
* [[JR貨物UF15A形コンテナ|UF15Aコンテナ]]・[[JR貨物UF16A形コンテナ|UF16Aコンテナ]]
 
* [[松崎しげる]] - [[1998年]](平成10年)に「速耕エコトラ」のCMイメージソングを担当。
 
* [[ビーエス朝日|BS朝日]] - [[BSデジタル放送]]のBS独立データ放送755chでヤン坊マー坊天気予報を配信
 
* [[ホクレア]] - [[2006年]](平成18年)、専属伴走船カマ・ヘレにエンジンを無償供与。
 
* [[釣りバカ日誌|釣りバカ日誌 (映画)]] - 劇中に登場する漁船の一部を供給。
 
* [[セレッソ大阪]] - [[ヤンマーディーゼルサッカー部]]の後身。
 
** [[長居陸上競技場]](ヤンマースタジアム長居)
 
** [[長居第2陸上競技場]](ヤンマーフィールド長居)
 
:※セレッソ大阪の本拠地(ヤンマーフィールドは1994-96年、2002年、2007年の暫定本拠地)
 
* [[オラクル・チームUSA]] - エンジンの供与。
 
* [[八重洲]] - 長らく東京支社を構える。
 
** [[八重洲地下街]] - 山岡家とともに大株主。
 
 
 
== 外部リンク ==
 
{{Commonscat|Yanmar}}
 
* [http://www.yanmar.co.jp/ ヤンマー]
 
 
 
{{大輪会}}
 
{{デフォルトソート:やんまあ}}
 
[[Category:ヤンマー|*]]
 
[[Category:日本の機械工業]]
 
[[Category:日本の建設機械メーカー]]
 
[[Category:日本の農業機械メーカー]]
 
[[Category:日本の軍需産業]]
 
[[Category:大阪市北区の企業]]
 
[[Category:老舗企業 (明治創業)]]
 
[[Category:グッドデザイン賞]]
 
[[Category:日本の多国籍企業]]
 
[[category:2013年設立の企業]]
 
[[Category:大輪会]]
 

2019/6/13/ (木) 15:56時点における最新版



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