ルクオイル
公共株式会社・石油会社「ルクオイル」(ロシア語: ПАО «Нефтяная компания „ЛУКОЙЛ“», ПАО «ЛУКОЙЛ»、英語: LUKoil、LSE: LKOD,NASDAQ: LUKOY)は、ロシアの石油企業。ロシア最大の石油会社である。ロシアの新興財閥(オリガルヒ)の一つ。
1991年にソ連閣僚会議決定により、ランゲパスネフトガス (Langepasneftegaz、en) 、ウライネフテガス (Uraineftegaz、en)、およびコガィムネフトガス(Kogalymneftegaz、en)という3つの石油採掘企業が統合され国家コンツェルン「ランゲパスウライコガリネフト (LangepasUraiKogalymneft) 」として発足。1992年11月17日のロシア大統領令(en)1403号と1993年4月の政府命令に基づいて、正式に公開株式会社・石油会社「ルクオイル」(ロシア語: ОАО «Нефтяная компания „ЛУКОЙЛ“»)となった。1995年ロシア連邦政府の決定に従って、ルクオイルは、シベリアの西シベリアにあるハンティ・マンシ自治管区・ユグラの上記3拠点を始めとして、バシコルトスタン(後に離脱)、ボルゴグラード、ペルミなどの精油所、石油化学工場を保有し、更にアストラハン石油などをグループに加えた。アメリカのアトランチック・リッチフィールド会社(ARCO)は、ルクオイルの戦略パートナーであり、ルクオイルの株式のうち、1999年現在で7.7パーセントを保有している。
2000年にはアメリカのゲティ・オイルを買収し、アメリカ国内でも「LUKOIL」ブランドのガソリンスタンドを展開することとなった。
2004年9月、コノコ・フィリップスはルクオイルに対して7.6パーセント出資金を増額し、更に今後20パーセント以内の増資が可能な協定に署名した。また、両者は、ロシア北部ティマン・ペチョラ地区で油田およびガス田と、イラク西部のクルナ地区を共同開発することでも合意した。
2014年の法改正[1]を受けて公開株式会社(ОАО)から公共株式会社(ПАО)に移行し、現在の名称になっている。