「不二家」の版間の差分

提供: miniwiki
移動先:案内検索
(1版 をインポートしました)
(内容を「 '''株式会社不二家'''(ふじや、英称 {{lang|en|Fujiya Co.,Ltd.}}) 菓子製造・販売会社。1910年神奈川県横浜市の元町で...」で置換)
(タグ: Replaced)
 
1行目: 1行目:
{{基礎情報 会社
 
|社名 = 株式会社不二家
 
|英語社名 = Fujiya Co.,Ltd.
 
|ロゴ=[[File:FUJIYA logo.svg|180px]]
 
|種類 = [[株式会社]]
 
|市場情報 = {{上場情報 | 東証1部 | 2211 | 1965年}}
 
|国籍 = {{JPN}}
 
|郵便番号 = 112-0012
 
|本社所在地 = [[東京都]][[文京区]][[大塚 (文京区)|大塚]]二丁目15番6号<br/>ニッセイ音羽ビル
 
|設立 = [[1938年]]([[昭和]]13年)[[6月30日]]
 
|業種 = 3050
 
|事業内容 = 菓子食品の製造販売、および喫茶・食堂の経営
 
|代表者 = 山田憲典([[代表取締役]][[会長]])<br />[[桜井康文]](代表取締役[[社長]])
 
|資本金 = 182億8,014万円<br />(2012年12月31日現在)
 
|発行済株式総数 = 2億5,784万6,590株<br />(2012年12月31日現在)
 
|売上高 = 単体763億84百万円<br />連結899億10百万円<br />(2012年12月期)
 
|純利益 = 単体10億91百万円<br />連結21億63百万円<br />(2012年12月期)
 
|純資産 = 単体232億72万円<br />連結281億58百万円<br />(2012年12月31日現在)
 
|総資産 = 単体465億65百万円<br />連結555億02百万円<br />(2012年12月31日現在)
 
|従業員数 = 単体1035人、連結1796人<br />(2012年12月31日現在)
 
|決算期 = 12月末
 
|主要株主 = [[山崎製パン]](53.09%)<br />不二家不二栄会持株会(2.35%)<br />[[バンダイナムコホールディングス|バンダイナムコHD]](1.94%)<br />[[りそな銀行]](1.17%)<br />(2012年12月31日現在)
 
|主要子会社 = [[#関連会社|関連会社の項目を参照]]
 
|関係する人物 = 藤井林右衛門(創業者)、藤井総四郎(3代目社長)、[[藤井林太郎]](6代目社長)、[[峯野龍弘]](現 社外取締役)
 
|外部リンク = http://www.fujiya-peko.co.jp
 
|特記事項 =
 
}}
 
  
'''株式会社不二家'''(ふじや、[[英語|英称]] {{lang|en|Fujiya Co.,Ltd.}})は、[[洋菓子]]や[[菓子]]類の製造・販売を得意とする[[老舗]]の[[食品]]メーカーである。洋菓子店や[[レストラン]]などを[[フランチャイズ]]展開している。[[山崎製パン]]の子会社である。
+
'''株式会社不二家'''(ふじや、[[英語|英称]] {{lang|en|Fujiya Co.,Ltd.}}
  
カスタマーメッセージは'''「すべてを『おかあさんのきもち』で」'''。
+
[[菓子]]製造・販売会社。1910年神奈川県横浜市の[[元町]]で創業した不二家洋菓子舗を前身とする。1930年合名会社不二家に改組,1938年株式会社第二不二家を設立して合名会社を合併し,株式会社不二家に改称。1950年代以降「ペコちゃん」などのキャラクターをあしらった『ミルキー』や,『ルックチョコレート』『ネクター』などのヒット商品を次々と出して事業を拡大し,1963年以降,全国に洋菓子店やレストランをフランチャイズ展開した。1973年ビー・アールジャパン(1985 B-Rサーティワン&nbsp;アイスクリームに社名変更),1989年ダロワイヨジャポン設立。2007年消費期限切れの原料を使用して問題となり,生産・販売を一時停止した。2008年[[山崎製パン]]の子会社となる。
  
== 概要 ==
+
{{テンプレート:20180815sk}}
社名は、創業者である藤井家の「藤」と日本の[[シンボル]]である「[[富士山]]」、そして「二つと無い存在に」(不二)との意から。不二家のシンボルマークである「'''ファミリーマーク'''」のFには、不二家のイニシャルのほか、ファミリア(親しみやすい)、フラワー(花)、ファンタジー(夢)、フレッシュ(新鮮)、ファンシー(高級な・かわいらしい)の5つの意味が含まれている。デザイナーは[[レイモンド・ローウィ]]<ref> [http://www.fujiya-peko.co.jp/look/secret1.html ロゴの秘密|ルック|不二家] </ref>。
 
 
 
[[1960年代]]に、[[インダストリアルエンジニアリング]](IE)や[[コーポレートアイデンティティ]](CI)という、当時としては革新的な経営管理手法を導入し、フランチャイズチェーンの展開へつなげた。
 
 
 
イメージ[[マスコット]]は、[[ペコちゃん|ペコちゃんとポコちゃん]]。[[キャッチコピー]]は「おいしさは、しあわせに向かう」である。ペコちゃんとポコちゃんは、[[日本ケンタッキーフライドチキン]]の[[カーネル・サンダース#カーネル・サンダース像|カーネル・サンダース像]]に続いて、[[立体商標]]として[[1998年]][[6月19日]]に登録された。
 
 
 
本社は、[[東京都]][[文京区]][[大塚 (文京区)|大塚]]に所在。[[#期限切れ原材料使用問題|後述の期限切れ原材料使用問題]]による業績悪化を最小限に抑えるため、[[中央区 (東京都)|中央区]][[銀座]]七丁目の本社ビルを売却し、[[2008年]][[7月1日]]に現在地に移転した。
 
 
 
== 沿革 ==
 
[[File:Fujii Rin'emon.JPG|thumb|170px|創業者、藤井林右衛門(1955年)]]
 
* [[1910年]] - 創業者・藤井林右衛門が25歳で、現在の[[横浜市]][[中区 (横浜市)|中区]][[元町 (横浜市)|元町]]2丁目86番地(跡地は現在のElegant洋装店)にて洋菓子店・不二家を創業。
 
* [[1922年]] - 日本初の[[ショートケーキ]]販売を開始。[[伊勢佐木町]]にレストラン第1号店を開店。
 
* [[1923年]] - [[銀座]]店を開店し、[[東京]]に進出。
 
* [[1930年]] - [[合名会社]]不二家を設立。
 
* [[1938年]]6月 - [[株式会社 (日本)|株式会社]]第二不二家を設立。
 
* [[1938年]]9月 - 株式会社第二不二家が、合名会社不二家を[[吸収合併]](事実上の[[組織変更]])。
 
* [[1938年]]12月 - 株式会社第二不二家が、株式会社不二家に[[商号]]変更。
 
* [[1946年]]8月 - 本社を[[東京都]][[中央区 (東京都)|中央区]]銀座七丁目2番17号に移転。
 
* [[1948年]] - [[藤井誠司]](藤井林右衛門の次男)が2代目社長に就任( - 1969年)。
 
* [[1950年]] - [[ペコちゃん]]をマスコット[[キャラクター]]に採用。
 
* [[1951年]] - 「[[ミルキー]]」の販売開始。
 
* [[1954年]] - 「パラソルチョコレート」の販売開始<ref>[http://www.dreammail.jp/magazine/seishun/20120212/ 【不二家】変わらぬ“ハイカラ”さが魅力「パラソルチョコレート」(男の浪漫伝説 Vol.83) | ドリームメール]</ref>。
 
* [[1956年]]10月 - 藤井食品合名会社が、合名会社不二家(2代目)に商号変更。
 
* [[1958年]]11月 - 株式会社不二家が、合名会社不二家(2代目)を吸収合併。
 
* [[1962年]]6月 - [[東京証券取引所|東証]]第2部、[[大阪証券取引所|大証]]第2部、[[名古屋証券取引所|名証]]第2部に[[上場]]。
 
* [[1963年]]10月 - [[フランチャイズ]][[チェーンストア|チェーン]]展開を始める。
 
* [[1964年]] - 桃の飲料「不二家[[ネクター]]」の販売開始。
 
* [[1965年]]2月 - 東証、大証、名証、それぞれ第1部に指定替え。
 
* [[1969年]] - [[藤井総四郎]](藤井林右衛門の4男)が3代目社長に就任( - 1985年)。
 
* [[1973年]] - 英国[[ロントリー・マッキントッシュ]]社(1988年に[[ネスレ]]に買収された)と提携し、[[キットカット]]を発売する。
 
* 1973年12月 - 米国[[バスキン・ロビンス]]社との[[合弁会社]]として、ビー・アールジャパン株式会社(現在のB-R サーティワン アイスクリーム株式会社)を設立し、アイスクリームチェーン「サーティワン アイスクリーム」の店舗展開開始。
 
* [[1977年]] - 米国[[ペプシコ]]社と合弁で[[ジャパンフリトレー|不二家フリトレー]]を設立(1990年に提携解消)。
 
* [[1978年]]3月 - 子会社・株式会社不二家ロードサイドレストランを設立。
 
* [[1982年]] - 仏国[[パリ]]の洋菓子店「[[ダロワイヨ]]」とライセンス契約。
 
* [[1985年]] - [[藤井和郎]](藤井林右衛門の6男)が4代目社長( - 1989年)、藤井五郎(藤井林右衛門の5男)が会長に就任(〜1989年)。
 
* [[1989年]] - [[藤井俊一]](藤井五郎の息子)が5代目社長に就任( - 1995年)。
 
* 1989年6月 - ネスレ社との菓子製造販売の合弁会社として、[[ネスレコンフェクショナリー|ネスレマッキントッシュ]]株式会社。2000年10月に株式売却)を設立。
 
* 1989年10月 - 完全子会社として株式会社[[ダロワイヨ|ダロワイヨジャポン]]を設立。
 
* [[1995年]] - [[藤井林太郎]](藤井誠司の息子)が6代目社長に就任( - 2007年)。
 
* [[2003年]] - 藤井義郎と藤井正郎(いずれも藤井総四郎の息子)が取締役に就任。
 
* [[2004年]] - 株式会社不二家ロードサイドレストランが、不二家の外食部門を統合し、株式会社[[不二家フードサービス]](初代)に[[商号]]変更。
 
* [[2005年]] - 藤井隆三(藤井和郎の息子)が不二家フードサービスの社長に就任。
 
* [[2007年]][[1月11日]] - [[消費期限]]切れの材料で一部洋菓子の製造が行なわれていたことが報道され、すべての洋菓子製品の製造販売を休止([[#期限切れ原材料使用問題|後節]]にて記述)。
 
* 2007年[[1月15日]] - [[#期限切れ原材料使用問題|期限切れ原材料使用問題]]で藤井林太郎が責任を放棄する形で社長辞任を表明。
 
* 2007年[[1月22日]] - [[桜井康文]]取締役が7代目社長に就任。
 
* 2007年[[3月26日]] - 山崎製パンと資本業務提携。
 
* 2007年[[4月11日]] - 山崎製パンに対して[[第三者割当増資]]を実施し、同社の[[持分法適用会社]](35%出資)となる。
 
* 2007年8月1日 - 株式会社不二家フードサービス(初代)がレストラン事業について[[会社分割]]を行い、株式会社エフアンドビイが事業承継。同時に、株式会社エフアンドビイが株式会社不二家フードサービス(2代目)に、株式会社不二家フードサービス(初代)が株式会社FFSに、それぞれ商号変更。
 
* [[2008年]][[7月1日]] - 1946年以来使用していた銀座の本社ビルを売却し、[[文京区]][[大塚 (文京区)|大塚]]二丁目15番6号にあるニッセイ音羽ビルの6-9階へ移転。
 
* 2008年[[11月7日]] - 筆頭株主の山崎製パンと新たに資本業務提携。
 
* 2008年[[11月27日]] - 山崎製パンに対して第三者割当増資を実施し、同社の[[子会社]](51%出資)となる。
 
* [[2010年]][[8月25日]] - ペコちゃんの新衣装が東京・[[タカシマヤタイムズスクエア|新宿高島屋]]でお披露目された。2010年11月で創業100年・ペコちゃんは生誕60年のための企画。[[東京モード学園]]にデザインを発注し、同校生徒の作品539点への高島屋の来店客による投票で新衣装を決定した。翌日8月26日より全国の店頭のペコちゃんが一斉に新衣装となる<ref>[http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/08/26/12.html “還暦”ペコちゃん ジュニアモデル風に衣替え] [[スポーツニッポン]]2010年8月26日付ニュース</ref>。
 
* [[2011年]][[8月22日]] - ミルキー発売60周年を記念して「ペコちゃんミュージアム ミルキータウン2011」が東京・銀座六丁目の不二家銀座ビルにて、[[9月4日]]まで開催される。
 
* [[2014年]][[4月1日]] - [[スイートガーデン|タカラブネ]]や[[スイートガーデン]]を展開するスイートガーデンを[[プレシアホールディングス]]から9億5000万円で取得し完全子会社とする。
 
* 2015年7月11日 - 平塚市美術館で「ペコちゃん展」開催。
 
 
 
== 主な商品 ==
 
=== ケーキ・洋菓子 ===
 
* [[ショートケーキ]]
 
** 日本式のショートケーキ販売の先駆けであり、洋生菓子の普及に貢献した点が特筆される。
 
* [[チョコ]]生ケーキ
 
* [[スコッチ]][[ケーキ]]
 
* [[カップ]][[アイスクリーム|アイス]]
 
 
 
=== お菓子 ===
 
* [[ミルキー]]
 
* [[ルックチョコレート]]
 
* [[パラソル]][[チョコレート]]
 
* [[ファミリー]][[チョコレート]]
 
* [[ポップ]][[キャンディ]]
 
* [[カントリーマアム]]
 
* [[ホームパイ]]
 
* [[ドール]]
 
* ペコの[[おやつ]]
 
* [[ハート]][[チョコレート]]
 
* [[チョコ]][[えんぴつ]]
 
* [[スィーツ]][[トルテ]]
 
* [[メロディ]][[チョコレート]]
 
* [[ソフトエクレア]](バニラ、チョコ、コーヒーと、3種類のクリーム入りソフトキャンディ)
 
* [[ウエハース]]
 
* [[アンパンマン]]
 
* [[チャネル]]限定
 
* [[ポップ]][[キャンディ]]
 
 
 
=== ドリンク ===
 
飲料部門は[[ポッカサッポロフード&ビバレッジ]](旧・[[サッポロ飲料]])に販売を委託している。
 
* 不二家[[ネクター]]
 
* 不二家[[レモン]][[スカッシュ]]
 
* 不二家ミルキー[[ココア]]
 
 
 
このほか、[[サッポロビール]]から[[2010年]][[5月]]にネクターと[[カクテル]]をコラボレーションした新商品「ネクターサワー」が新発売された。
 
 
 
=== かつての製品 ===
 
* ソフトミルキー
 
* [[ノースキャロライナ (キャンディ)|ノースキャロライナ]]([[金太郎飴]]構造の、断面が渦を巻いた[[ソフトキャンディ]])
 
* [[メロディ (チョコレート)|メロディ]](ブロックチョコ)
 
* [[フランスキャラメル]]([[フランスの国旗]]をイメージしたパッケージで、戦前の名子役「[[シャーリー・テンプル]]」をモチーフにしたキャラが描かれていた。戦後名前を一般公募し、「ピコちゃん」と命名した)
 
* [[パイパイビスケット]](幼児向け[[ビスケット]])
 
* [[ソフトパイパイ]](赤ちゃん向けビスケット)
 
* [[ハイカップ]](濃縮[[乳酸菌飲料]])
 
* [[サクレ]](スナックチョコ)
 
* [[プチガトー]](厚焼きクッキー)
 
* [[パフィー]](ケーキチョコ)
 
* [[アメリカンバー]](チョコレート)
 
* [[オールドファッションレモネード]](ドリンク)
 
* [[ウッディ]]{{要曖昧さ回避|date=2018年4月}}(チョコレート)
 
* [[ヌーベルガナッシュ]](チョコレート)
 
* 不二家[[オレンジスカッシュ]](ドリンク)
 
* ソフトエクレア(キャンディ)
 
* [[銀河伝説バトラーの聖剣]](キャラクター)
 
* [[ガウディ]](チョコレート)
 
* [[エクレアン]](チョコレート)
 
* [[聖闘士星矢]]シリーズ(キャラクター)
 
* [[ミセスガレット]](ケーキクッキー)
 
* [[ミルクキッス]](キャンディ)
 
* [[いちごキッス]](キャンディ)
 
* [[おばけ・トリック大集合]](チョコスナック)
 
* [[ペップル]](サワーキャンディ)
 
* [[ザ・ニューヨーク]](チョコクッキー)
 
* [[ロコ]](チョコレート)
 
* [[ザ・ギンザ]](チョコレート他)
 
* [[ポップス]](チョコレート)
 
* [[コーヒーウェイ]](ドリンク)
 
* [[カフェ・サン・ラザール]](ドリンク)
 
* [[炭焼コーヒー]](ドリンク)
 
* 不二家[[コーヒー]](ドリンク)
 
* [[コーヒーマイルド]](ドリンク)
 
* [[ロッキーコーヒー]](ドリンク)
 
* [[カフェ・オ・レ]](ドリンク)
 
* [[カフェ・クオリティ]](ドリンク)
 
* [[カフェ・アサンラス]](ドリンク)
 
* [[元気一番]]シリーズ(ドリンク)
 
* [[ジャスミン茶]](ドリンク)
 
* [[ルイボス茶]](ドリンク)
 
* [[峠の茶屋]](ドリンク)
 
* [[フルーツ紅茶]](ドリンク)
 
* [[烏龍茶]](ドリンク)
 
* [[烏龍茶館]](ドリンク)
 
* [[酸梅湯・中国伝統の秘味]](ドリンク)
 
* [[青りんごのスカッシュ]](ドリンク)
 
* [[すりおろし・りんごスカッシュ]](ドリンク)
 
* [[つぶつぶ・レモンスカッシュ]](ドリンク)
 
* [[白桃スカッシュ]](ドリンク)
 
* 不二家[[グレープフルーツスカッシュ]](ドリンク)
 
* 不二家[[Pinkグレープフルーツスカッシュ]](ドリンク)
 
* [[アロエ&マスカットスカッシュ]](ドリンク)
 
* [[ピンクレモンスカッシュ]](ドリンク)
 
* [[うめカッシュ]](ドリンク)
 
* [[レモンスカッシュ]](ドリンク)
 
* 不二家[[レモンスカッシュ・ミニ]](ドリンク)
 
* 不二家[[レモンスカッシュ・NEW TASTE]](ドリンク)
 
* 不二家[[レモンスカッシュDRY]](ドリンク)
 
* [[パンナコッタ]](ドリンク)
 
* [[ナタ・デ・ココ]]シリーズ(ドリンク)
 
* [[まろやかバナナ]](ドリンク)
 
* 不二家[[フルーティ・アップル]](ドリンク)
 
* [[桃の実デザートネクター]](ドリンク)
 
他、多数。
 
 
 
== 不祥事・事件 ==
 
=== 期限切れ原材料使用問題 ===
 
<!--百科事典的に記述されてない部分や検証性に問題ある内容・及び出典のない投稿は削除されます-->
 
{{Wikinewshas|不二家|
 
* [[n:不二家、洋菓子販売を休止|不二家、洋菓子販売を休止]]
 
* [[n:不二家製品の販売中止相次ぐ|不二家製品の販売中止相次ぐ]]
 
}}
 
[[画像:不二家埼玉工場.jpg|thumb|200px|不二家・埼玉工場]]
 
[[2006年]]10月と11月の計8回にわたって、[[埼玉県]][[新座市]]の同社埼玉工場で[[シュークリーム]]を製造する際に、[[賞味期限]]が切れた(実際は「社内規定の使用期限」が切れた)牛乳を使用していた。このことは、同年11月までに社外プロジェクトチームの調査によって判明し、11月13日に管理職など約30人に向けてこの件に関する報告書を配布していた。この報告書の中に「[[マスメディア|マスコミ]]に知られたら[[雪印乳業]]([[雪印集団食中毒事件]])の二の舞になることは避けられない」という表現があったが、これは不二家に委託された外部コンサルタント会社が危機意識を喚起する意図で使った表現だったとされる。
 
 
 
結局このことは、[[洋菓子]]需要の繁忙期である[[クリスマス]]商戦を乗り切った後の[[2007年]][[1月10日]]に、[[内部告発]]を受けた報道機関の手により公になった。翌日になって同社は、洋菓子の製造販売を一時休止する措置を取ったが、以降もずさんな食品衛生管理の事例が明らかになり、[[企業倫理]]に欠ける安全を軽視した姿勢や隠蔽体質に対して、消費者から1,000件を超える苦情が不二家に殺到するなど批判が出た<ref>不二家 不正使用発覚から10日、再開のめど立たず FujiSankei Business i 2007年1月20日報道</ref>。
 
 
 
後に不二家が設置した信頼回復対策会議の報告によると、2006年当時の報告書には不自然な点が多く社外プロジェクトチームに対する不信感が募っていたため、報告書を公表しなかったとしている。
 
 
 
これがきっかけで食品偽装問題が相次いで発覚し、[[新語・流行語大賞]]のトップテンに「食品偽装」が、[[今年の漢字]]に「偽」が選出されている。
 
 
 
=== 判明した問題 ===
 
* [[1月10日]] - 同社が「消費期限切れ」の[[牛乳]]を[[シュークリーム]]製造の際に使用していたと報じられる(実際は「社内規定の使用期限」であった)。
 
* [[1月11日]] - 社長らがこの問題についての釈明会見を開いた<ref>不二家社長が謝罪、洋菓子販売を一時休止 NIKKEI NET 2007年1月11日報道</ref>。またその席上で、消費期限切れの鶏卵を用いたシュークリーム(2006年8月頃)、消費期限切れのリンゴの加工品を用いた[[アップルパイ]]、[[厚生労働省]]の定めたガイドラインである[[洋生菓子の衛生規範]]([[食品衛生法]]ではない)に定められた値の10倍・社内規定の100倍を超す[[細菌]]が検出されたシューロール<!--(検査対象外の生の[[イチゴ|いちご]]を含めた誤った検査方法が採られたためで、いちごを取り除いた正しい検査方法での検査は国の基準を満たしている)-->、社内基準を超過した賞味期限表示を行った[[カスタードプディング|プリン]]などの品質基準未達製品を出荷していたこと、<!--[[2004年]]に-->埼玉工場で月に数十匹の[[ネズミ]]が捕獲されていたことを公表<ref>不二家が隠蔽文書、全国894店舗休止 nikkansports.com 2007年1月12日報道</ref><ref>不二家:埼玉工場 ネズミ、実は485匹捕獲 内部文書 毎日インタラクティブ 2007年1月26日報道</ref>。<!--消費期限切れの牛乳使用の責任は現場の一作業者にあったとした。また公表しなかったことに関しては、「この問題に関する認識が甘かった」と釈明した。-->
 
* [[1月14日]] - 2006年11月に関東地方で同社の洋菓子を食べた消費者から腹痛や嘔吐などの健康被害を訴える苦情が釈明会見以降、数件寄せられている事実を公表<ref> 不二家:腹痛や嘔吐を訴える苦情数件 問題発覚後 毎日インタラクティブ 2007年1月14日報道</ref>。<!--不二家は「昨年の話なので事実関係の確認ができず、健康被害に関しては謝罪するなどの措置も取れない」とした。-->
 
* [[1月16日]] - [[泉佐野市|泉佐野]]工場製の「ペコちゃんのほっぺ」で、[[1995年]]6月に[[ブドウ球菌]]による[[食中毒]]が発生していた事実を公表していなかったことが明らかになった(患者が20人未満であったため、報告を受けた[[保健所]]は公表せず)<ref>不二家 食中毒発生を公表せず Sponichi Annex 2007年1月17日報道</ref>。<!--不二家は、当時の対応を「まずかった」としている。-->
 
* [[1月17日]] - [[厚生労働省]]と[[農林水産省]]は社長に出頭を求め、衛生管理体制の徹底を指導<ref> 不二家社長に「改善」要求、厚労・農水両省 NIKKEI NET 2007年1月17日報道</ref>。[[埼玉県]]による埼玉工場の2度目の立ち入り検査の結果、「ない」とされていた14種類の「原料消費・賞味期限チェック表」記録簿が発見された。埼玉県は食品衛生法第28条に基づき、同工場から出荷された全製品についての製造記録の報告を[[1月23日]]までに提出するよう要請<ref> 「ない」はずのマニュアル確認 不二家埼玉工場立ち入り asahi.com 2007年1月17日報道</ref>。
 
* [[1月18日]] - プリンなどの消費期限を社内基準より長く表示していた問題で、同社が農水省の聞き取り調査に対し「もともと安全に食べられる期間より短く設定しており、1日長くしても問題ないと現場が判断したのではないか」と説明していたことが判明。同社は商品テストなどで設定した「安全に食べられる期間」の80%を、消費期限に設定しているという<ref>不二家、消費期限は短めに設定 農水省調査に回答 共同通信社 2007年1月18日報道</ref>。
 
* [[1月19日]] - 同社が製造したチョコレート製品に、[[ガ|蛾]]の幼虫が混入していたこと、製品回収を実施しなかった事実が判明<ref>不二家の不祥事また発覚!チョコ製品に蛾の幼虫混入とのクレーマー北海道 サンケイスポーツ 2007年1月20日報道</ref><ref>不二家:チョコにガの幼虫、クレーマ4件目 回収せず 毎日インタラクティブ 2007年1月27日報道</ref>。
 
<!--* [[1月26日]] - 独自の衛生マニュアルが見つかった。その内容は国の基準を大幅に緩くしたものだった<ref>不二家:食品衛生マニュアルも甘い 細菌基準は国の10倍 毎日インタラクティブ 2007年1月25日報道</ref>。-->
 
* [[1月26日]] - 泉佐野工場における衛生基準を国の定める規範より緩くしていた事実が判明<ref>大腸菌回収、本社より10倍緩い基準 不二家泉佐野工場 asahi.com 2007年1月26日報道(実際に検出されたのは[[大腸菌]]ではなく[[大腸菌群]])</ref>。
 
<!--* [[1月26日]] - 埼玉工場のネズミの捕獲数は実際には2003年1月から2006年8月までで485匹だったことが判明した<ref>不二家:埼玉工場 ネズミ、実は485匹捕獲 内部文書 毎日インタラクティブ 2007年1月26日報道</ref>。-->
 
* [[1月27日]] - 埼玉工場におけるプリンの消費期限延長問題で[[埼玉県]]は[[食品衛生法]]違反の疑いがあると指摘<ref>消費期限延長は「食品衛生法違反も」 不二家巡り埼玉県 asahi.com 2007年1月27日報道</ref>。
 
* [[1月28日]] - 農林水産省は「工場内の移動は違法でない。」との見方を示し、「消費期限延長は可食期間内に収まっている」と厳重注意にとどめた<ref>東京新聞 2007年1月27日報道</ref>。
 
<!--* [[1月28日]] - 2006年11月滋賀県内で不二家のチョコレートに生きた蛾の幼虫が混入していたことが判明。しかも蛾を食べても問題なしと発言していたことも合わせて判明した<ref>不二家:チョコにガの幼虫、4件目 回収せず 毎日インタラクティブ 2007年1月27日報道</ref>。-->
 
* [[1月30日]] - 泉佐野工場が[[大阪府]]の[[保健所]]から[[食品衛生法]]に基づく業務改善命令を受ける。消費者からの異物混入などに関する苦情・問い合わせが、[[2005年]][[12月]]から[[2006年]][[11月]]の1年間で1693件に達していた事を発表。
 
* [[1月31日]] - 小売り向け一般菓子を製造している3工場が取得している品質管理の[[国際規格]]「[[ISO 9000|ISO 9001:2000]]」について、検査機関SGSジャパンの再審査の結果、基準を満たしていない事実が判明。
 
 
 
=== 事件の影響 ===
 
* [[1月11日]]より洋菓子の製造・販売を休止した。また同日より同社ウェブサイトは一部商品情報を除いて、全て謝罪文のページに[[リダイレクト (HTTP)|リダイレクト]](自動転送)された。この措置により株主向け開示資料を含む企業情報が一時閲覧不能となった。
 
* [[1月12日]] - [[東急ストア]]や[[クイーンズ伊勢丹]]などの[[スーパーマーケット]]が、洋菓子工場以外で製造されているものも含めた全ての同社製品について、全店舗の売り場から撤去を始めた<ref>不二家製品を撤去、食品スーパーで相次ぐ NIKKEI NET 2007年1月14日報道</ref>。
 
*[[1月15日]] - [[セブン&アイホールディングス]]、[[イオン (企業)|イオン]]の各グループのスーパーマーケット・[[コンビニエンスストア]]や、[[ローソン]]等でも同社製品の撤去を決めた<ref>不二家商品を相次ぎ撤去 nikkansports.com 2007年1月15日報道</ref>。
 
* [[1月16日]] - 同日より事件発覚後も営業を続けていた[[東京都|東京]]・[[神楽坂]]の「ペコちゃん焼き」の販売を休止した<ref>[http://www.janjan.jp/business/0701/0701170253/1.php ペコちゃん焼き販売自粛に惜しむ声続出] [[JANJAN]] 2007年1月17日報道</ref>。
 
* [[1月19日]] - TBS番組「[[みのもんたの朝ズバッ!]]」にて粉飾決算の疑惑が指摘される。
 
* [[1月22日]] - 一連の不祥事の責任をとる形で、藤井林太郎社長が退任。臨時取締役会が開かれ、当社初の創業家以外の社長となる桜井康文取締役を社長に昇格させる人事を決定、同日就任した<ref>22日不二家が買い気配、新社長に桜井氏 ラジオ日経 2007年1月22日報道</ref>。
 
* [[1月26日]] - 藤井林太郎が子会社である[[バスキン・ロビンス|ビー・アールサーティワンアイスクリーム]]株式会社の社外取締役を辞任<ref>[http://www.asahi.com/special/070115/TKY200701270089.html 不二家の藤井前社長、サーティーワンの社外取締役も辞任] asahi.com 2007年1月27日報道</ref>。
 
* [[1月30日]] - “飲料類については安全性は独自に確認した”としてソフトドリンクを取り扱っていた[[サッポロ飲料]]も、2月以降の販売休止を発表した<ref>不二家の全飲料製品、サッポロ飲料が2月から販売休止 YOMIURI ONLINE 2007年1月30日報道</ref>。
 
* [[3月28日]] - TBS番組「みのもんたの朝ズバッ!」が1月22日に「平塚工場の元パート従業員とする女性の証言をもとに、同工場で賞味期限切れのチョコレートを回収して、これを原料に新しいチョコレートを生産していた」などと報じた件について、不二家がTBSにクレームを付ける。TBSは一部問題点があったことを認めたものの、根幹部分については、信用できる根拠があると説明<ref>[http://www.asahi.com/culture/tv_radio/TKY200703280343.html 不二家、TBS「朝ズバッ」に事実誤認と申し入れ] asahi.com 2007年3月28日報道</ref><ref>不二家チョコ再利用報道、大筋間違いなしとTBS YOMIURI ONLINE 2007年3月29日報道</ref>。
 
* [[3月30日]] - 不二家が設置した信頼回復対策会議が、記者会見でTBS番組「みのもんたの朝ズバッ!」1月22日放送の内容が虚偽・捏造の疑いがあると発表<ref>第2回「信頼回復対策会議最終報告」記者会見 株式会社不二家 ニュースリリース 2007年4月3日</ref><ref>1月22日放映のTBS『朝ズバッ!』での不二家関連報道に関する問題について 株式会社不二家 ニュースリリース 2007年4月3日</ref>。
 
* [[4月18日]] - TBS「みのもんたの朝ズバッ!」が、番組内で1月22日の放送内容について「誤解を招きかねない表現だった」と謝罪<ref>みのもんたの朝ズバッ!が不二家に謝罪 日刊スポーツ 2007年4月18日報道</ref>。
 
* [[5月10日]] - 不二家は翌[[5月11日]]から、製品の安全確保への取り組みを強調した内容で、テレビCMの放映を再開すると発表<ref>不二家:4カ月ぶりにTVCM再開 ペコちゃんも登場 MSN毎日インタラクティブ 2007年5月10日報道</ref>。
 
 
 
=== 事件報道との対立 ===
 
{{main|TBS不二家捏造報道問題}}
 
 
 
当初の問題発覚後、連日の報道の中で「更なる不祥事」が発覚していくが、不二家や同社が設置した「信頼回復対策会議」は、報道内容には誤解や捏造が含まれており報道被害を受けたと反論している。
 
 
 
特に[[TBSテレビ|TBS]]テレビの「[[みのもんたの朝ズバッ!]]」では重点的に一連の事柄が報じられたが、2007年1月22日の放送において、「賞味期限切れのチョコレートを回収し、溶かして再形成した上賞味期限を書き換えて再出荷していた」等と不二家を強く批判する報道がなされた。この放送内容について、不二家は完全否定<ref>「賞味期限切れ商品の再利用」問題について 株式会社不二家 ニュースリリース 2007年9月3日</ref>しTBSに抗議した。
 
 
 
* 賞味期限切れのチョコレート菓子を、小売店から回収する輸送費、再利用する人件費などをかける行為は、あまりにも非効率的である。不二家側は「物流の仕組みや取引慣行上、回収するシステムなど存在しない」としている。これに対しては「独自の回収ルートが存在する事が確認されている」との報道もあった。
 
* 番組内で「牛乳を混ぜて作り直した」と発言されたが、チョコレートは油分を多く含む食品であるため、牛乳などの水分を混入させてしまうと分離して成型に失敗する。ミルクチョコレートに混ぜているのは[[脱脂粉乳]]である。
 
* 解説に用いたイラストには、大きな釜の周りに従業員が集まって、再利用するチョコレートを投入している図が描かれていたが、実際の平塚工場では、チョコレートを製造する設備は全て密閉された容器にパイプで原料を自動注入する装置である。TBSは「分かりやすさのためにイラストを作成したが、誤解を招く部分があった」とコメントした。
 
* 「元・平塚工場のパート従業員」という人物が証言を行っていたが、後にTBSは「この人物は10年以上前に勤務していた従業員であり、証言もその当時のものである」とコメントした。「なぜ10年前という部分を隠していたのか?」との問いに対し、TBSは「証言者の身元特定につながる恐れがあるため」としたが、同様の他の報道では証言者の勤務時期や勤務地なども報じている。[[週刊文春]]は、10年前に勤務していたという約90人から同様の聞き取り調査を行ったところ、TBS報道とは全く異なる証言ばかりが得られたとしている。
 
 
 
後のTBSのコメントや不二家側の発表によると、そもそもチョコレートに関する取材が行われていなかった事が明らかになっている。当初証言者は「カントリーマアムを再パッケージしていた」と証言しており、それに基づいた不二家に対する電話での取材でも「カントリーマアムの再利用」に関して取材が行われており、報道にあったような一般的なチョコレートの話は全く出てきていない。平塚工場ではそもそもカントリーマアムを扱う設備が存在せず、不二家もはっきりと否定しているが、何故かこれがチョコレートに関して取材したものとして報道されている。2007年[[3月30日]]、[[テレビ東京]]の報道番組「[[速ホゥ!]]」で不二家側の記者会見の様子が流され、不二家が公表したTBSプロデューサーとの電話の録音内容が一部放送された。週刊文春2007年4月12日号でも、「プロデューサーからの恫喝テープ」と題して報じられた。
 
 
 
TBSは「一部誤解を与える部分があったかも知れないが、根幹部分に問題はなく、断じて捏造ではない」とした。2007年[[4月18日]]の番組では、1月の不二家関連報道に行き過ぎた表現やコメントがあった事を謝罪し、「出荷されたチョコレートが工場に回収されるという事は、証言者による伝聞だった」、「証言者が不二家に勤務していたのは10年以上前の事であったが、最近の事と誤解されかねない表現をした」、「チョコレートと牛乳を混ぜたという点については、牛乳と断定した事は正確ではなかった」との3点を「誤解を招きかねない表現だった」とした。ただし、証言者には法律家が面談したので証言そのものはヤラセや捏造に類するものではないとして、捏造報道疑惑は否定した。
 
 
 
不二家はこうしたTBSの放送を謝罪として受け入れ、TBSへの告訴を見送ると発表した。しかし、信頼回復対策会議の議長[[郷原信郎]]は、「不二家が納得しても社会は納得しない」として、TBSを追及する姿勢を見せている。
 
 
 
* その他、報道機関全般にみられた表現
 
** 商品に消費期限切れの牛乳を使用していた事実に対して、[[食品衛生法]]等で規定された[[消費期限]]を過ぎていたかのように報じられたことがあった。実際に超過していたのは不二家社内で独自に設定した消費期限であり、これは牛乳メーカーの消費期限よりも3日ほど短い。
 
** 商品から[[大腸菌群]]が検出された事実に対して、[[大腸菌]]が検出されたかのように報じられたことがあった。実際に検出が確認されたのは大腸菌によく似た性質を持つ他の菌である。
 
** 商品から「洋生菓子の衛生規範」に定められた値を超す細菌が検出された事実に対して、食品衛生法の規定に違反していたかのように報じられたことがあった。洋菓子には食品衛生法による規定は存在せず、また「洋生菓子の衛生規範」に法的拘束力はない。
 
<!--
 
* [[1月17日]] - [[フジテレビジョン|フジテレビ]]の「[[情報プレゼンター とくダネ!|とくダネ!]]」にて[[3秒ルール]]が不二家の工場の仕分け作業時に適用されていたと報じた。「(床などに)落っこちて、3秒以内に戻せば(商品として消費者に提供しても)OKと」という風潮があったと従業員が証言したが、3秒ルールについては不二家側は否定している。
 
* [[1月23日]] - [[日本テレビ放送網|日本テレビ]]のニュースで泉佐野工場の元パート従業員が衛生管理の実態を証言した。更衣室にゴキブリが走っていたり、小バエがケーキに付いたと証言した。
 
-->
 
 
 
2008年12月、FC店における[[賞味期限]]切れ商品の販売が再び発覚したと[[週刊新潮]]に掲載された。しかし、報道の情報源が不透明である等、その内容に疑問も持たれている。なお、この掲載に対し、不二家は事実誤認として抗議をしたという事である。
 
 
 
=== 業務支援 ===
 
一部の[[マスメディア]]<ref>不二家に外資ファンドの触手も 業界再編焦点 SANKEIWeb 2007年1月17日報道</ref>によると、不二家は財務力が弱く、[[雪印乳業]]の二の舞になるのではないかと懸念する声もあり、不二家は以前から経営改善のために店舗の閉鎖等が言われていたが、この事件により事業所の閉鎖が多くなる可能性がきわめて高いという見方が出ていた。
 
 
 
事態打開のため不二家と[[りそな銀行]]は、[[山崎製パン]]に対して[[品質管理]]などの業務支援を要請した。これを受けて2月5日、山崎製パンから衛生管理などの業務支援を受けることが発表された<ref>[http://www.fujiya-peko.co.jp/company/ir/pdf/20070205.pdf 山崎製パン株式会社からの食品安全衛生管理体制の整備の支援等について] 株式会社不二家 ニュースリリース 2007年2月5日</ref><ref>[http://www.yamazakipan.co.jp/company/news/20070205.html 株式会社不二家に対する食品安全衛生管理体制の整備の支援等について] 山崎製パン株式会社 ニュースリリース 2007年2月5日</ref>。現在は山崎製パンが51%出資している。
 
 
 
同社の第二位株主である[[森永製菓]]も同社支援を検討したが、2月2日に支援を見送ることを発表した<ref>[http://www.morinaga.co.jp/company/070202.pdf 株式会社不二家への支援について] 森永製菓株式会社 ニュースリリース 2007年2月2日</ref>。5月8日、保有する不二家株を全て売却した<ref>[http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-25872220070508 不二家が森永製菓株を売却、売却益は4.2億円] Reuters 2007年5月8日</ref>。
 
 
 
2007年3月1日、一部の工場で、一般菓子の生産が再開された。洋菓子についても、23日から販売を再開した。飲料は19日から販売再開<ref>不二家が「安全宣言」、菓子の生産再開 NIKKEI NET 2007年3月1日報道</ref><ref>不二家、加工菓子の生産再開 洋菓子販売は23日から FujiSankei Business i 2007年3月2日報道</ref>。
 
 
 
== ホワイトデー ==
 
[[ホワイトデー]]の元祖は諸説あるが、[[1973年]](昭和48年)に'''不二家'''と[[エイワ (菓子メーカー)|エイワ]]が協力し、チョコレートのお返しにキャンディやマシュマロを贈ろうと『メルシーバレンタイン』キャンペーンを開催したとする新聞記事がある([[読売新聞]])。その中では“白(ホワイト)には「幸福を呼ぶ」「縁起が良い」という意味がある”ということで、バレンタインデーの1ヶ月後にと称してホワイトデーを設定したと記事は伝えており、最古の記録となっている。
 
 
 
== 関連会社 ==
 
[[File:Ginza FUJIYA 2006.jpg|thumb|150px|不二家[[数寄屋橋]]店([[銀座クリスタルビル]]1F)]]
 
[[File:Fujiya&31Ice.jpg|thumb|200px|不二家レストラン・フレスポ東大阪店]]
 
※社名あとの数字は不二家の持株率。記載のないものはリンク先を参照のこと。
 
 
 
* [[バスキン・ロビンス#日本での展開|B-R サーティワンアイスクリーム株式会社]] - [[持分法適用会社]]
 
* [[ダロワイヨ|株式会社ダロワイヨジャポン]] 100%
 
* [[不二家フードサービス|株式会社不二家フードサービス]]
 
** [[ブロンズパロット]] - かつて実験的に展開された[[ファミリーレストラン]]。
 
* 株式会社不二家システムセンター 100% - 不二家の事務業務の受託や[[アウトソーシング]]の受託。
 
* [[不二家東北|株式会社不二家東北]]
 
* 日本食材株式会社 49.5% - [[さいたま市]][[中央区 (さいたま市)|中央区]]。不二家製品の一部を製造。 - 持分法適用会社
 
* 不二家サンヨー株式会社 95.0% - [[福島県]][[伊達市 (福島県)|伊達市]]。不二家製品の一部製造および不二家への原料の販売。
 
* 不二家(杭州)食品[[有限公司]] 71.7%
 
* 不二家テクノ株式会社
 
* [[不二家乳業|不二家乳業株式会社]]
 
*[[スイートガーデン|スイートガーデン株式会社]]100%
 
 
 
== 提供番組 ==
 
現在
 
* [[情報プレゼンター とくダネ!]]([[フジテレビジョン|フジテレビ]]系)月曜・水曜・金曜の8:30〜9:30頃
 
* [[それいけ!アンパンマン]]([[日本テレビ放送網|日本テレビ]]、筆頭スポンサー扱い<ref>副音声から、系列局の[[青森放送]]では「'''[[一社提供]]'''」。</ref>)
 
* [[サンリオキャラクターズ ポンポンジャンプ!]]([[BSフジ]])
 
* [[ジャパンエフエムネットワーク|JFN]]時報 - 平日の23時に放送。[[全国FM放送協議会|JFN]]系列。
 
 
 
過去(一社提供)
 
* [[不二家の時間]]([[TBSテレビ|TBS]])
 
* [[セブンティーン (バラエティ番組)|セブンティーン]](日本テレビ系)
 
* [[夢をそだてよう]](日本テレビ系)
 
* [[ちびっこギャング (テレビドラマ)|ちびっこギャング]]([[テレビ朝日|NET]]系)
 
* [[不二家歌謡ベストテン]]([[ニッポン放送]])
 
 
 
過去(各社提供)
 
* [[機動警察パトレイバー]](日本テレビ系)
 
* [[スーパーロボット レッドバロン]](日本テレビ系)
 
* [[オバケのQ太郎|新オバケのQ太郎]](日本テレビ系)
 
* [[お昼のワイドショー]](不二家チェーン名義、日本テレビ系)
 
* [[ザ・チャンス!]](TBS)
 
* [[痛快なりゆき番組 風雲!たけし城]](TBS)
 
* [[まんがはじめて物語]](TBS)
 
* [[火曜ワイドスペシャル]](フジテレビ系)
 
* [[銀河鉄道999 (アニメ)|銀河鉄道999]](フジテレビ系)
 
* [[聖闘士星矢 (アニメ)|聖闘士星矢]]([[テレビ朝日]]系)
 
 
 
== CM出演者 ==
 
* [[大塚愛]] - ルックチョコレート(2006年)
 
** CMソングに自身歌唱の「[[恋愛写真|ハニカミジェーン]]」を起用。
 
* [[中川翔子]] - ルックチョコレート(2006年)
 
** CMソングに自身歌唱の「[[綺麗ア・ラ・モード]]」を起用。
 
* [[ローラ (モデル)|ローラ]] - ミルキー(2012年)
 
** 上記時報読み上げも行っていた。
 
* [[前田敦子]] - 生ミルキー(2013年9月 - )、カントリーマアム(2014年3月 - )
 
** 生ミルキーは同時期のキャンペーンキャラクターも担当。
 
 
 
== 脚注・出典 ==
 
<references/>
 
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[キッツ]] - 旧・不二家電機。以前は傍系会社で[[オーディオ]]製造を手がけていたが、現在は撤退し資本関係も無い。
 
* [[りそな銀行]] - 不二家の[[メインバンク]]であり、事業支援に貢献した。
 
* [[サッポロホールディングス]] - 子会社の[[サッポロビール]]・[[ポッカサッポロフード&ビバレッジ]](旧・[[サッポロ飲料]])を通じて不二家との[[コラボレーション]]製品を販売。不二家側もサッポロ飲料の「[[リボンシトロン]]」フレーバーによる[[キャンディ]]を発売。ポッカサッポロフード&ビバレッジの[[自動販売機]]では「不二家ネクター」「不二家レモンスカッシュ」が受託販売されている。
 
* [[赤城乳業]] - 「ミルキーコーン」などアイスクリーム製品の製造を委託。
 
* [[栄屋乳業]] - アイスミルク「ミルキーバー」の製造を委託。
 
 
 
== 外部リンク ==
 
{{Commonscat|Fujiya}}
 
* [http://www.fujiya-peko.co.jp 不二家ウェブサイト]
 
* {{Facebook|FUJIYA.jp|不二家(FUJIYA)}}
 
 
 
{{Normdaten}}
 
  
 
{{デフォルトソート:ふしや}}
 
{{デフォルトソート:ふしや}}

2019/4/27/ (土) 12:27時点における最新版

株式会社不二家(ふじや、英称 Fujiya Co.,Ltd.

菓子製造・販売会社。1910年神奈川県横浜市の元町で創業した不二家洋菓子舗を前身とする。1930年合名会社不二家に改組,1938年株式会社第二不二家を設立して合名会社を合併し,株式会社不二家に改称。1950年代以降「ペコちゃん」などのキャラクターをあしらった『ミルキー』や,『ルックチョコレート』『ネクター』などのヒット商品を次々と出して事業を拡大し,1963年以降,全国に洋菓子店やレストランをフランチャイズ展開した。1973年ビー・アールジャパン(1985 B-Rサーティワン アイスクリームに社名変更),1989年ダロワイヨジャポン設立。2007年消費期限切れの原料を使用して問題となり,生産・販売を一時停止した。2008年山崎製パンの子会社となる。



楽天市場検索: