伝道師

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伝道師(でんどうし、英語: Evangelist)とは、

  1. キリスト教聖公会プロテスタントの教職の一つ。
  2. 転じて、他人に企業製品やサービスを熱心に勧める人。
  3. 日本において総務省が定める、インターネット上の教育サービスについて熟達した専門家の認定名称。正式名称は「教育クラウドエンバジェリスト」である。

この項目では1.について記述する。


伝道師(でんどうし)とは、キリスト教聖公会プロテスタント教職者のうち、下記に例示される何らかの意図・理由などにより、牧師とは区別される伝道者の役職名あるいは称号。

  1. 按手礼を受領しておらず、聖礼典を執行する権能を持たない、下位教職位の教会担任教師。正礼典を執行する権能を持つ教会担当教師を正教師というのに対して、それを持たない伝道師を補教師という場合がある。
  2. 牧師の資格をもっているいないは関係なく教会を牧していない巡回説教者、路傍伝道者の通称名。

テレビ伝道師

テレビ伝道師の放送局数,視聴者数,および年間収入[1]
テレビ伝道師 放映局数
(1981年)
視聴者数(週平均)
(1980年)
年間収入
(1979年)
パット・ロバートソン(Pat Robertson) 123 380,460 4,700万ドル
ジム・ベーカー(Jim Baker) 199 668,170 5,100万ドル
レックス・ハンバード(Lex Humbard) 209 2,409,960 2,500万ドル
オラル・ロバーツ(Oral Roberts) 177 2,719,250 不明
ロバート・シュラー(Robert Schuller) 207 1,986,000 2,000万ドル
ジェリー・ファルエル(Jerry Falwell) 244 1,455,720 4,600万ドル

主にアメリカ合衆国で形成された、新しいテクノロジーを媒体にした宣教形態で、「テレビ伝道師English版」(テレビ放送を使った伝道師で「テレヴァンジェリスト(英語: Televangelist)」)とも呼ばれる。 1970年代半ば以降にはケーブルテレビが普及し、福音派のテレビ伝道師が活躍するようになった。福音派は有料放送を積極的に活用するようになり、高い視聴率と多くの寄付を集めた[2] 従来の教会での伝道と違い、生の肉声で伝える必要が無く、テレビさえあれば何処でも出演・傍受出来ることから、ラジオ以上の広範な影響力を持つに至った。世俗的であると同時に宗教的でもあるアメリカ社会の典型で、著名なテレビ伝道師にジェリー・ファルエルパット・ロバートソンビリー・グラハムらがいる。


脚注

  1. 生駒孝彰「アメリカ宗教における個人と組織:60年代以降を中心として」、『アメリカ研究』Vol.1984No.18、アメリカ学会、1984年、 47-66頁。
  2. 藤本龍児「ネオコンと宗教右派 一公共哲学的観点による比較一」、『宗教と社会』13号、「宗教と社会」学会、2007年、 51-73頁。


関連項目

外部リンク


it:Sacerdote