『六祖壇経』(ろくそだんきょう)
中国の禅宗第6祖慧能 (えのう) の著。正しくは,『六祖大師法宝壇経』と呼び,唐の関耀1 (681) 年頃の成立。異本が多数あるが,敦煌本が最も古い形を示している。内容は北宗禅に対して南宗禅の立場を明確に示したものであり,現在の禅宗各派の成立を調べるには不可欠の第一資料である。