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{{otheruses||[[金曜ドラマ (TBS)|金曜ドラマ]]の『協奏曲』|協奏曲 (テレビドラマ)}}
 
{{出典の明記|date=2013年5月6日 (月) 12:35 (UTC)}}
 
{{Portal クラシック音楽}}
 
'''協奏曲'''(きょうそうきょく、{{lang-it-short|}}{{lang-en-short|}}{{lang-fr-short|concerto}}、{{lang-de-short|Konzert}})は、今日では主として一つまたは複数の独奏楽器(群)と[[管弦楽]]によって演奏される多楽章からなる楽曲を指す。[[イタリア語]]のまま[[コンチェルト]]ともいう。
 
  
== 概要 ==
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'''協奏曲'''(きょうそうきょく、{{lang-it-short|}}{{lang-en-short|}}{{lang-fr-short|concerto}}、{{lang-de-short|Konzert}})
古典派以降の'''独奏協奏曲'''は原則として3つの[[楽章]]によって構成される。[[交響曲]]同様に、第1楽章は基本的に[[ソナタ形式]]であり、それに加えて、終楽章が[[ソナタ形式]]であることも多いが、[[ソナタ形式]]としての展開が凝縮されているよりも、独奏者の技巧を聴衆に示すための遊びの多い楽句が諸処に見られる傾向が強く、独奏者との様々なやりとりが盛り込まれる。[[ロマン派音楽]]以降は協奏曲においても自由な楽章構成が見られるようになり、[[フランツ・リスト|リスト]]の[[ピアノ協奏曲第2番 (リスト)|ピアノ協奏曲第2番]]のように楽章が1つしかないものや、[[ヨハネス・ブラームス|ブラームス]]の[[ピアノ協奏曲第2番 (ブラームス)|ピアノ協奏曲第2番]]のように楽章が4つある大規模なものもある。
 
  
作品名の付け方や呼び方には、大きく分けて2方式ある。例えばピアノ・トリオを「ピアノ三重奏曲」と呼ぶ場合と「ヴァイオリンとチェロ、ピアノのための三重奏曲」と呼ぶこともあるように、「○○(独奏楽器名)協奏曲」と呼ぶ場合以外に、「○○と管弦楽・弦楽・管楽のための協奏曲」と呼ぶことも多い。
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コンチェルトのこと。今日では一般に独奏者と管弦楽のための器楽曲を意味するが,1600年前後にコンチェルトという言葉が音楽史上初めて用いられて以来,その対象はさまざまに変化してきた。 (1) 器楽伴奏付き声楽曲  A.バンキェリの"Concerti ecclesiastici" (1595) ,L.ビアダーナの"Concerti ecclesiastici" (1602) などがその例。またモンテベルディの『マドリガル第7巻』 (1619) は"Concerto"と題された器楽伴奏付きマドリガル集である。 18世紀初期までの用法であり,バッハのカンタータにもこの名称をもつものがみられる。 (2) コンチェルト・シンフォニア  17~18世紀において数字付き低音により支えられ,特定の独奏楽器をもたないほぼ均等な楽器群の対比的効果を用いたもの。例としてはバッハの『ブランデンブルク協奏曲第3番』。 (3) コンチェルト・グロッソ リピエーノあるいはコンチェルト・グロッソと呼ばれる管弦楽のグループと,コンチェルティーノと呼ばれる独奏楽器群とが互いに対立したり,協奏し合うという形のもの。 (4) ソロ・コンチェルト 管弦楽とソロ楽器のためのもの。 18世紀初めに始った形態で,当時最も好まれたソロ楽器はバイオリン。 18世紀終り頃までにはソロ・コンチェルトが典型的なものとなり,C. P. E.バッハ,ハイドン,モーツァルトをはじめ,古典・ロマン派時代の協奏曲の主流となった。 (5) 20世紀の作曲家たちにも (2) と似た意味で用いる用例がある。たとえばバルトークの『管弦楽のための協奏曲』。
  
また、小規模な協奏曲(単一楽章のものが多い)を、concertino=[[コンチェルティーノ]](小協奏曲)と呼ぶ。
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独奏と管弦楽の組み合わせによる作品全体を、広義に協奏曲と呼ぶこともあが、狭義の協奏曲に含まれないものは「協奏的作品」と呼ぶ場合もある。ベートーヴェンの[[ロマンス第2番 (ベートーヴェン)|ロマンス第2番]]、[[パブロ・デ・サラサーテ|サラサーテ]]の『[[ツィゴイネルワイゼン]]』(いずれもヴァイオリンと管弦楽のための小品)など有名な楽曲が多数ある。詳細は「カテゴリ:ピアノ協奏曲」など、各カテゴリページを参照。
 
 
 
== 歴史 ==
 
===初期===
 
[[16世紀]]半ばに[[イタリア]]で'''コンチェルト'''と呼ばれる曲があらわれている。これは、モテットなど声楽曲の演奏に際し、主としてオルガンなどの楽器がともに演奏する演奏様式を指していた。このような曲の様式として'''[[コンチェルタート]]様式'''が生まれ、様々な楽曲に応用された。楽器演奏の部分の重要性が増してきた[[17世紀]]初頭には、楽器だけの演奏にも「ソナタ・''コンチェルタータ''」などの名で、[[通奏低音]]付き器楽曲として「コンチェルト」の名が使われるようになり、後の器楽合奏協奏曲が生まれる背景となった。このような初期のコンチェルト、特に声楽コンチェルトは、のちのいわゆる協奏曲と区別するために、コンチェルトの語を訳さずに用いる。'''宗教コンチェルト'''などと称される楽曲がこれに相当する。''詳細は[[コンチェルタート]]を参照。''
 
 
 
=== バロック時代 ===
 
[[バロック音楽]]後期の[[17世紀]]末には、数個の独奏楽器と弦楽合奏による'''[[合奏協奏曲]]'''(コンチェルト・グロッソ)の形態が、[[アレッサンドロ・ストラデッラ]]や[[アルカンジェロ・コレッリ]]らによって作られた。これは、[[アントニオ・ヴィヴァルディ|ヴィヴァルディ]]、[[ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル|ヘンデル]]、[[ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|J.S.バッハ]]の[[ブランデンブルク協奏曲]]などによって発展させられた。多く[[リトルネロ形式]]で書かれた。独奏と合奏群が対比される'''独奏協奏曲'''も合奏協奏曲と同時に発展し<ref>ウルリヒ・ミヒェルス編『図解音楽事典』[[角倉一朗]] 日本語版監修、[[白水社]]、1989年、ISBN 4-560-03686-1、123頁。</ref>、ヴィヴァルディの『[[四季 (ヴィヴァルディ)|四季]]』やバッハの[[ヴァイオリン協奏曲第2番 (バッハ)|ヴァイオリン協奏曲第2番]]などの[[ヴァイオリン協奏曲]]や、バッハの[[チェンバロ協奏曲 (バッハ)|チェンバロ協奏曲]]やヘンデルの[[オルガン協奏曲]]などが書かれ、ヴィヴァルディの頃から「急―緩―急」の3楽章制が確立された。
 
 
 
=== 古典派時代 ===
 
[[古典派音楽|古典派]]の時代、合奏協奏曲は下火となり、協奏曲は独奏協奏曲が主流となった。円熟期の[[フランツ・ヨーゼフ・ハイドン|ハイドン]]や、[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]]の頃確立された古典派協奏曲の形式では、第1楽章は交響曲と同様[[ソナタ形式]]で作られたが、独奏協奏曲では次のような特徴を持つ。まず、オーケストラのみで第1主題と第2主題が共に[[関係調|主調]]で提示され、この提示部が反復される際にはじめて独奏楽器が加わる。独奏楽器の加わった提示部では基本通り、長調の曲では第2主題が[[関係調|属調]]で、短調の曲では[[関係調|平行長調]]で現れる。また、再現部の後のコーダでは、独奏楽器が伴奏無しで即興で音楽を奏でる'''[[カデンツァ]]'''(〔伊〕cadenza、〔独〕Kadenz)が取り入れられるようになった。カデンツァでは独奏者は演奏技巧を凝らして「見せ場」を作り、属七の[[和音]]を合図にオーケストラが終結部に入る。カデンツァはまた終楽章でも入ることがある。
 
 
 
第2楽章は<!--[[リート形式]]-->[[複合三部形式]]や時に[[変奏曲]]形式、第3楽章は[[ロンド形式]]あるいは[[ロンドソナタ形式]]で書かれることが多かった。
 
 
 
古典派の作曲家にとって協奏曲は主要な活動分野であった。作曲と演奏の両方をこなす音楽家が多かったこの時代に、特にピアノ協奏曲の初演は作曲者が独奏楽器を受け持って行われることが意図されたためでもある。モーツァルトは27曲のピアノ協奏曲と5曲のヴァイオリン協奏曲を、[[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]]は5曲のピアノ協奏曲を残している。
 
===ロマン派===
 
[[ロマン派音楽|ロマン派]]の時代になると、より自由な形式になっていった。一方で、18世紀中頃までは[[ゲオルク・フィリップ・テレマン|テレマン]]、ヴィヴァルディ、ハイドン、モーツァルトなどがさまざまな楽器のために協奏曲を作曲したものの、ロマン派の時代には[[ヴィルトゥオーソ|名技性]]への関心の高まりから、必然的にピアノ協奏曲とヴァイオリン協奏曲に創作が集中するようになった。これらの楽器ほど、高度な表現力や優秀な演奏家に恵まれなかった他の楽器には、協奏曲が作られることはあまりなかった。また[[標題音楽]]が盛んになった時代でも協奏曲が標題を持つことは滅多になかった。
 
 
 
[[エクトル・ベルリオーズ|ベルリオーズ]]の[[イタリアのハロルド|交響曲『イタリアのハロルド』]]は[[ヴィオラ協奏曲]]の一種、[[ヴァンサン・ダンディ|ダンディ]]の『[[フランス山人の歌による交響曲]]』はピアノ協奏曲の一種と考えられるなど、境界的な作品もある。なお、[[エドゥアール・ラロ|ラロ]]の『[[スペイン交響曲]]』は、形式こそ変則的であるが事実上ヴァイオリン協奏曲である。
 
 
 
ピアノ1台で協奏曲的な効果を出そうと試みた作曲家も現れた。[[ロベルト・シューマン|シューマン]]の『管弦楽のない協奏曲』([[ピアノソナタ第3番 (シューマン)|ピアノソナタ第3番]]Op.14の初版時の題名)や[[シャルル=ヴァランタン・アルカン|アルカン]]の『ピアノ独奏のための協奏曲』([[短調による12の練習曲]]Op.39より第8 - 10曲)などである。この試みは20世紀になって再評価され、[[マイケル・フィニスィー]]などが復活させた。
 
 
 
=== 多様化した協奏曲 ===
 
20世紀になると、演奏技法や楽器の改良によって楽器の表現力が豊かになり、いろいろな楽器のための協奏曲が盛んに作曲されるようになった。[[打楽器]]や[[コントラバス]]のように、独奏楽器として用いられることが多くない楽器にも、あるいは[[ギター]]や[[サクソフォーン]]のようにオーケストラでほとんど用いられることのない楽器にも、光が当たるようになる。また[[レインゴリト・グリエール|グリエール]]のように、独奏楽器の代わりに声楽を用いる者(コロラトゥーラ・ソプラノ協奏曲)などがあり、その外、[[笙]](Cheng)、[[琵琶]](Pipa)、[[三味線]]、[[シタール]]、[[サロード]]、[[ガムラン]]、[[バンジョー]]、アフリカの太鼓などの世界各地の民族楽器や、近代以降に発明された新しい楽器([[オンド・マルトノ]]、[[エレクトリック・ギター]]、[[タン・ドゥン|ウォーター・パーカッション]]など)を使ったものも生まれてくる。
 
 
 
更に、伴奏の面でもジャズ・ビッグ・バンドによる伴奏、吹奏楽による伴奏、弦楽合奏による伴奏、室内アンサンブルによる伴奏などさまざまなものがある。日本の一部の作曲家のように、和楽器のみ(つまり独奏和楽器と和楽器群)による協奏曲を手がける者も現れた。
 
 
 
オーケストラの中で個別にさまざまな楽器が活躍する[[管弦楽のための協奏曲]]というジャンルが、[[パウル・ヒンデミット|ヒンデミット]]によって生み出されたが、これはバロック時代の合奏協奏曲を現代管弦楽に蘇らせたものだといえる。後に[[バルトーク・ベーラ|バルトーク]]、[[コダーイ・ゾルターン|コダーイ]]、[[ヴィトルト・ルトスワフスキ|ルトスワフスキ]]らによって一大分野に発展した。
 
 
 
== 代表的作品 ==
 
*[[b:|Wikibooks]]の[[b:協奏曲の鑑賞|鑑賞の手引き]]を参照。
 
 
 
== メディア ==
 
{{multi-listen start}}
 
{{multi-listen item|filename=01 - Vivaldi Spring mvt 1 Allegro - John Harrison violin.ogg|title=Vivaldi Spring mvt 1: Allegro|description=[[アントニオ・ヴィヴァルディ]]の「[[四季 (ヴィヴァルディ)|四季]]」から。John Harrison, Violin|format=[[Ogg]]}}
 
{{multi-listen end}}
 
 
 
== 主な協奏曲の作曲家 ==
 
=== バロック時代 ===
 
*[[アントニオ・ヴィヴァルディ|ヴィヴァルディ]] - 協奏曲『和声とインヴェンションの試み』(『[[四季 (ヴィヴァルディ)|四季]]』を含む)、 『[[調和の霊感]]』、[[フルート協奏曲]]集作品10(「海の嵐」「夜」「五色ひわ」を含む全6曲)、[[マンドリン]]協奏曲、[[ヴィオラ・ダモーレ]]協奏曲など
 
*[[ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル|ヘンデル]] - ハープ協奏曲、オルガン協奏曲
 
*[[ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|J・S・バッハ]] - [[ブランデンブルク協奏曲]](6曲)、ヴァイオリン協奏曲(2曲が現存)、[[2つのヴァイオリンのための協奏曲 (バッハ)|2つのヴァイオリンのための協奏曲]]など
 
*[[ゲオルク・フィリップ・テレマン|テレマン]] - 合奏協奏曲、オーボエ協奏曲、ヴィオラ協奏曲など多数
 
=== 古典派 ===
 
*[[カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ|C・Ph・E・バッハ]] - [[フルート協奏曲]]、全6曲
 
*[[ルイジ・ボッケリーニ|ボッケリーニ]] - 12曲のチェロ協奏曲、フルート協奏曲
 
*[[フランツ・ヨーゼフ・ハイドン|ハイドン]] - チェロ協奏曲(2曲:[[チェロ協奏曲第1番 (ハイドン)|第1番]]、[[チェロ協奏曲第2番 (ハイドン)|第2番]])、[[トランペット協奏曲 (ハイドン)|トランペット協奏曲]]、ピアノ協奏曲(3曲)
 
*[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]] - ピアノ協奏曲(27曲:[[ピアノ協奏曲第9番 (モーツァルト)|第9番]]、[[ピアノ協奏曲第26番 (モーツァルト)|第26番]]、[[ピアノ協奏曲第27番 (モーツァルト)|第27番]]など)、ヴァイオリン協奏曲(5曲:[[ヴァイオリン協奏曲第1番 (モーツァルト)|第1番]]、[[ヴァイオリン協奏曲第2番 (モーツァルト)|第2番]]、[[ヴァイオリン協奏曲第3番 (モーツァルト)|第3番]]、[[ヴァイオリン協奏曲第4番 (モーツァルト)|第4番]]、[[ヴァイオリン協奏曲第5番 (モーツァルト)|第5番]]、他に偽作と疑われる作品2曲:[[ヴァイオリン協奏曲第6番 (モーツァルト)|第6番]]、[[ヴァイオリン協奏曲第7番 (モーツァルト)|第7番]])、フルート協奏曲(2曲:[[フルート協奏曲第1番 (モーツァルト)|第1番]]、[[フルート協奏曲第2番 (モーツァルト)|第2番]])、[[オーボエ協奏曲 (モーツァルト)|オーボエ協奏曲]]、[[クラリネット協奏曲 (モーツァルト)|クラリネット協奏曲]]、[[ホルン協奏曲 (モーツァルト)|ホルン協奏曲]](4曲)、[[ファゴット協奏曲 (モーツァルト)|ファゴット協奏曲]]など
 
*[[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]] - [[三重協奏曲 (ベートーヴェン)|ピアノ・ヴァイオリン・チェロのための三重協奏曲]]、[[ヴァイオリン協奏曲 (ベートーヴェン)|ヴァイオリン協奏曲]]、ピアノ協奏曲(5曲:[[ピアノ協奏曲第1番 (ベートーヴェン)|第1番]]、[[ピアノ協奏曲第2番 (ベートーヴェン)|第2番]]、[[ピアノ協奏曲第3番 (ベートーヴェン)|第3番]]、[[ピアノ協奏曲第4番 (ベートーヴェン)|第4番]]、[[ピアノ協奏曲第5番 (ベートーヴェン)|第5番『皇帝』]]+[[ピアノ協奏曲変ホ長調 (ベートーヴェン)|変ホ長調]](ピアノパートのみ現存))
 
=== ロマン派 ===
 
*[[カール・マリア・フォン・ウェーバー|ウェーバー]] - ピアノ協奏曲(2曲、小協奏曲)、クラリネット協奏曲(2曲、小協奏曲)
 
*[[フェリックス・メンデルスゾーン|メンデルスゾーン]] - ヴァイオリン協奏曲(2曲:ニ短調、[[ヴァイオリン協奏曲 (メンデルスゾーン)|ホ短調]])、ピアノ協奏曲(3曲:[[ピアノと弦楽のための協奏曲 (メンデルスゾーン)|イ短調]]、[[ピアノ協奏曲第1番 (メンデルスゾーン)|第1番]]、[[ピアノ協奏曲第2番 (メンデルスゾーン)|第2番]])、2台のピアノのための協奏曲(2曲)、[[ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲 (メンデルスゾーン)|ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲]]
 
*[[マックス・ブルッフ|ブルッフ]] - ヴァイオリン協奏曲(3曲:[[ヴァイオリン協奏曲第1番 (ブルッフ)|第1番]]、[[ヴァイオリン協奏曲第2番 (ブルッフ)|第2番]]、[[ヴァイオリン協奏曲第3番 (ブルッフ)|第3番]])、[[スコットランド幻想曲]]
 
*[[ロベルト・シューマン|シューマン]] - [[ピアノ協奏曲 (シューマン)|ピアノ協奏曲]]、[[チェロ協奏曲 (シューマン)|チェロ協奏曲]]、[[ヴァイオリン協奏曲 (シューマン)|ヴァイオリン協奏曲]]
 
*[[アンリ・ヴュータン|ヴュータン]] - ヴァイオリン協奏曲(7曲:[[ヴァイオリン協奏曲第4番 (ヴュータン)|第4番]]、[[ヴァイオリン協奏曲第5番 (ヴュータン)|第5番]]など)
 
*[[エドゥアール・ラロ|ラロ]] - ヴァイオリン協奏曲([[スペイン交響曲]](第2番)、他3曲)、[[チェロ協奏曲 (ラロ)|チェロ協奏曲]]、ピアノ協奏曲
 
*[[ヨハネス・ブラームス|ブラームス]] - [[ヴァイオリン協奏曲 (ブラームス)|ヴァイオリン協奏曲]]、ピアノ協奏曲(2曲:[[ピアノ協奏曲第1番 (ブラームス)|第1番]]、[[ピアノ協奏曲第2番 (ブラームス)|第2番]])、[[ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 (ブラームス)|ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲]]
 
*[[カール・ライネッケ|ライネッケ]] - ピアノ協奏曲(4曲)、[[フルート協奏曲]]
 
*[[ヘンリク・ヴィエニャフスキ|ヴィエニャフスキ]] - ヴァイオリン協奏曲(2曲:[[ヴァイオリン協奏曲第1番 (ヴィエニャフスキ)|第1番]]、[[ヴァイオリン協奏曲第2番 (ヴィエニャフスキ)|第2番]])
 
*[[カミーユ・サン=サーンス|サン=サーンス]] - ヴァイオリン協奏曲(3曲:[[ヴァイオリン協奏曲第3番 (サン=サーンス)|第3番]]が有名)、ピアノ協奏曲(5曲:[[ピアノ協奏曲第1番 (サン=サーンス)|第1番]]、[[ピアノ協奏曲第2番 (サン=サーンス)|第2番]]、[[ピアノ協奏曲第3番 (サン=サーンス)|第3番]]、[[ピアノ協奏曲第4番 (サン=サーンス)|第4番]]、[[ピアノ協奏曲第5番 (サン=サーンス)|第5番]])、チェロ協奏曲(2曲:[[チェロ協奏曲第1番 (サン=サーンス)|第1番]]が有名)
 
*[[フレデリック・ショパン|ショパン]] - ピアノ協奏曲(2曲:[[ピアノ協奏曲第1番 (ショパン)|第1番]]、[[ピアノ協奏曲第2番 (ショパン)|第2番]])
 
*[[フランツ・リスト|リスト]] - ピアノ協奏曲(3曲:[[ピアノ協奏曲第1番 (リスト)|第1番]]、[[ピアノ協奏曲第2番 (リスト)|第2番]]、第3番(遺作))
 
*[[ピョートル・チャイコフスキー|チャイコフスキー]] - ピアノ協奏曲(3曲:[[ピアノ協奏曲第1番 (チャイコフスキー)|第1番]]が有名)、[[ヴァイオリン協奏曲 (チャイコフスキー)|ヴァイオリン協奏曲]]
 
*[[アントニン・ドヴォルザーク|ドヴォルザーク]] - [[ヴァイオリン協奏曲 (ドヴォルザーク)|ヴァイオリン協奏曲]]、[[チェロ協奏曲 (ドヴォルザーク)|チェロ協奏曲]]、[[ピアノ協奏曲 (ドヴォルザーク)|ピアノ協奏曲]]
 
*[[エドヴァルト・グリーグ|グリーグ]] - [[ピアノ協奏曲 (グリーグ)|ピアノ協奏曲]]
 
<!-- 作風がロマン派に近い20世紀の作曲家はロマン派に含める -->
 
*[[ジャン・シベリウス|シベリウス]] - [[ヴァイオリン協奏曲 (シベリウス)|ヴァイオリン協奏曲]]
 
*[[カール・ニールセン|ニールセン]] - [[ヴァイオリン協奏曲 (ニールセン)|ヴァイオリン協奏曲]]、[[クラリネット協奏曲 (ニールセン)|クラリネット協奏曲]]、[[フルート協奏曲 (ニールセン)|フルート協奏曲]]
 
*[[アレクサンドル・グラズノフ|グラズノフ]] - [[ヴァイオリン協奏曲 (グラズノフ)|ヴァイオリン協奏曲]]、[[アルト・サクソフォーンと弦楽オーケストラのための協奏曲|アルト・サクソフォーン協奏曲]]
 
*[[フェルッチョ・ブゾーニ|ブゾーニ]] - [[ピアノ協奏曲 (ブゾーニ)|ピアノ協奏曲]](最後の楽章に合唱が入る)
 
*[[ニコロ・パガニーニ|パガニーニ]] - ヴァイオリン協奏曲(6曲:[[ヴァイオリン協奏曲第1番 (パガニーニ)|第1番]]、[[ヴァイオリン協奏曲第2番 (パガニーニ)|第2番]]が有名、第6番はヴァイオリンパートのみ現存)
 
*[[セルゲイ・ラフマニノフ|ラフマニノフ]] - ピアノ協奏曲(4曲:[[ピアノ協奏曲第1番 (ラフマニノフ)|第1番]]、[[ピアノ協奏曲第2番 (ラフマニノフ)|第2番]]、[[ピアノ協奏曲第3番 (ラフマニノフ)|第3番]]、[[ピアノ協奏曲第4番 (ラフマニノフ)|第4番]])、[[パガニーニの主題による狂詩曲]](厳密には協奏曲でない)
 
*[[リヒャルト・シュトラウス]] - ヴァイオリン協奏曲、[[オーボエ協奏曲 (リヒャルト・シュトラウス)|オーボエ協奏曲]]、[[ホルン協奏曲 (リヒャルト・シュトラウス)|ホルン協奏曲]](2曲)、二重協奏曲、他
 
 
 
=== 近代 ===
 
*[[モーリス・ラヴェル|ラヴェル]] - ピアノ協奏曲(2曲:[[ピアノ協奏曲 (ラヴェル)|ト長調]]、[[左手のためのピアノ協奏曲 (ラヴェル)|左手のためのピアノ協奏曲]])
 
*[[アルノルト・シェーンベルク|シェーンベルク]] - [[ピアノ協奏曲 (シェーンベルク)|ピアノ協奏曲]]、[[ヴァイオリン協奏曲 (シェーンベルク)|ヴァイオリン協奏曲]]
 
*[[アルバン・ベルク|ベルク]] - [[ヴァイオリン協奏曲 (ベルク)|ヴァイオリン協奏曲]]、室内協奏曲(ヴァイオリン・ピアノと13管楽器のための)
 
*[[イーゴリ・ストラヴィンスキー|ストラヴィンスキー]] - [[ヴァイオリン協奏曲 (ストラヴィンスキー)|ヴァイオリン協奏曲]]、[[エボニー協奏曲]](クラリネット協奏曲) ほか
 
*[[セルゲイ・プロコフィエフ|プロコフィエフ]] - ピアノ協奏曲(5曲:[[ピアノ協奏曲第1番 (プロコフィエフ)|第1番]]、[[ピアノ協奏曲第2番 (プロコフィエフ)|第2番]]、[[ピアノ協奏曲第3番 (プロコフィエフ)|第3番]]、[[ピアノ協奏曲第4番 (プロコフィエフ)|第4番(左手)]]、[[ピアノ協奏曲第5番 (プロコフィエフ)|第5番]])、ヴァイオリン協奏曲(2曲:[[ヴァイオリン協奏曲第1番 (プロコフィエフ)|第1番]]、[[ヴァイオリン協奏曲第2番 (プロコフィエフ)|第2番]])、チェロ協奏曲(2曲:[[チェロ協奏曲第1番 (プロコフィエフ)|第1番]]、[[交響的協奏曲 (プロコフィエフ)|交響的協奏曲]])
 
*[[バルトーク・ベーラ|バルトーク]] - ピアノ協奏曲(3曲:[[ピアノ協奏曲第1番 (バルトーク)|第1番]]、[[ピアノ協奏曲第2番 (バルトーク)|第2番]]、[[ピアノ協奏曲第3番 (バルトーク)|第3番(未完)]])、ヴァイオリン協奏曲(2曲:[[ヴァイオリン協奏曲第1番 (バルトーク)|第1番]]、[[ヴァイオリン協奏曲第2番 (バルトーク)|第2番]])、[[ヴィオラ協奏曲 (バルトーク)|ヴィオラ協奏曲(未完)]]、[[管弦楽のための協奏曲 (バルトーク)|管弦楽のための協奏曲]]
 
*[[レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ|ヴォーン・ウィリアムズ]] - [[ピアノ協奏曲 (ヴォーン・ウィリアムズ)|ピアノ協奏曲]]、[[2台のピアノのための協奏曲 (ヴォーン・ウィリアムズ)|2台のピアノのための協奏曲]]、[[ヴァイオリン協奏曲 (ヴォーン・ウィリアムズ)|ヴァイオリン協奏曲]]、[[オーボエ協奏曲 (ヴォーン・ウィリアムズ)|オーボエ協奏曲]]、[[チューバ協奏曲 (ヴォーン・ウィリアムズ)|チューバ協奏曲]]
 
*[[エドワード・エルガー|エルガー]] - [[ヴァイオリン協奏曲 (エルガー)|ヴァイオリン協奏曲]]、[[チェロ協奏曲 (エルガー)|チェロ協奏曲]]
 
*[[ホアキン・ロドリーゴ|ロドリーゴ]] - ギター協奏曲([[アランフエス協奏曲]]、[[ある貴紳のための幻想曲]]、[[アンダルシア協奏曲]]、[[マドリガル協奏曲]])、[[ピアノ協奏曲 (ロドリーゴ)|ピアノ協奏曲]]、[[セレナータ協奏曲]](ハープ)
 
*[[ジョージ・ガーシュウィン|ガーシュウィン]] - [[ピアノ協奏曲 (ガーシュウィン)|ピアノ協奏曲]]
 
*[[アルベルト・ヒナステラ|ヒナステラ]] - ピアノ協奏曲(2曲)、チェロ協奏曲(2曲)、ヴァイオリン協奏曲、ハープ協奏曲
 
*[[アラム・ハチャトゥリアン|ハチャトゥリアン]] - [[ヴァイオリン協奏曲 (ハチャトゥリアン)|ヴァイオリン協奏曲]]、[[ピアノ協奏曲 (ハチャトゥリアン)|ピアノ協奏曲]] ほか
 
*[[ドミートリイ・ショスタコーヴィチ|ショスタコーヴィチ]] - ピアノ協奏曲(2曲:[[ピアノ協奏曲第1番 (ショスタコーヴィチ)|第1番]]、[[ピアノ協奏曲第2番 (ショスタコーヴィチ)|第2番]])、ヴァイオリン協奏曲(2曲:[[ヴァイオリン協奏曲第1番 (ショスタコーヴィチ)|第1番]]、[[ヴァイオリン協奏曲第2番 (ショスタコーヴィチ)|第2番]])、チェロ協奏曲([[チェロ協奏曲第1番 (ショスタコーヴィチ)|第1番]]、[[チェロ協奏曲第2番 (ショスタコーヴィチ)|第2番]])
 
*[[エイトル・ヴィラ=ロボス|ヴィラ=ロボス]] - ピアノ協奏曲(5曲)、ギター協奏曲、ハープ協奏曲、ハーモニカ協奏曲
 
*[[パウル・ヒンデミット|ヒンデミット]] - ヴィオラ協奏曲([[白鳥を焼く男]]、他)、[[管弦楽のための協奏曲 (ヒンデミット)|管弦楽のための協奏曲]]
 
*[[ウィリアム・ウォルトン|ウォルトン]] - [[ヴァイオリン協奏曲 (ウォルトン)|ヴァイオリン協奏曲]]、[[ヴィオラ協奏曲 (ウォルトン)|ヴィオラ協奏曲]]、[[チェロ協奏曲 (ウォルトン)|チェロ協奏曲]]
 
*[[ベンジャミン・ブリテン|ブリテン]] - [[ヴァイオリン協奏曲 (ブリテン)|ヴァイオリン協奏曲]]、チェロ協奏曲([[チェロ交響曲]])、他
 
*[[ダリウス・ミヨー|ミヨー]] - ピアノ協奏曲(5曲、他)、ヴァイオリン協奏曲(3曲、他)、ヴィオラ協奏曲(2曲、他)、チェロ協奏曲(2曲、他)、ハープ協奏曲、オーボエ協奏曲、打楽器協奏曲、クラヴサン協奏曲、他多数
 
*[[ボフスラフ・マルティヌー|マルティヌー]] - ピアノ協奏曲(5曲)、ヴァイオリン協奏曲(2曲)、チェロ協奏曲(2曲)、オーボエ協奏曲、他
 
*[[アンドレ・ジョリヴェ|ジョリヴェ]] - [[ピアノ協奏曲 (ジョリヴェ)|ピアノ協奏曲]]、ヴァイオリン協奏曲、チェロ協奏曲(2曲)、ハープ協奏曲、フルート協奏曲(2曲)
 
*[[フランシス・プーランク|プーランク]] - [[田園のコンセール]](クラヴサン協奏曲)、[[2台のピアノのための協奏曲 (プーランク)|2台のピアノのための協奏曲]]、[[オルガン協奏曲 (プーランク)|オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲]]、[[ピアノ協奏曲 (プーランク)|ピアノ協奏曲]]
 
=== 現代 ===
 
*[[アストル・ピアソラ|ピアソラ]] - バンドネオン協奏曲
 
*[[リゲティ・ジェルジ|リゲティ]] - チェロ協奏曲、室内協奏曲(13奏者のための)、フルート・オーボエ二重協奏曲、[[ピアノ協奏曲 (リゲティ)|ピアノ協奏曲]]、[[ヴァイオリン協奏曲 (リゲティ)|ヴァイオリン協奏曲]]
 
*[[武満徹]] - 『[[ノヴェンバー・ステップス]]』([[尺八]]と[[琵琶]]の二重協奏曲)、『[[遠い呼び声の彼方へ!]]』(ヴァイオリン協奏曲)、『[[ア・ストリング・アラウンド・オータム]]』(ヴィオラ協奏曲)
 
*[[北爪道夫]] - クラリネット協奏曲、チェロ協奏曲、[[シタール]]協奏曲《誕生》
 
*[[ラヴィ・シャンカル|シャンカル]] - [[シタール]]協奏曲(2曲)
 
*[[尹伊桑]]  - [[フルート協奏曲]]
 
*[[アルフレート・シュニトケ|シュニトケ]] - ヴァイオリン協奏曲(4曲)、ヴィオラ協奏曲、チェロ協奏曲(2曲)、合奏協奏曲(6曲)他
 
 
 
== 出典 ==
 
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2018/12/30/ (日) 18:59時点における最新版

協奏曲(きょうそうきょく、: : : concerto: Konzert

コンチェルトのこと。今日では一般に独奏者と管弦楽のための器楽曲を意味するが,1600年前後にコンチェルトという言葉が音楽史上初めて用いられて以来,その対象はさまざまに変化してきた。 (1) 器楽伴奏付き声楽曲  A.バンキェリの"Concerti ecclesiastici" (1595) ,L.ビアダーナの"Concerti ecclesiastici" (1602) などがその例。またモンテベルディの『マドリガル第7巻』 (1619) は"Concerto"と題された器楽伴奏付きマドリガル集である。 18世紀初期までの用法であり,バッハのカンタータにもこの名称をもつものがみられる。 (2) コンチェルト・シンフォニア  17~18世紀において数字付き低音により支えられ,特定の独奏楽器をもたないほぼ均等な楽器群の対比的効果を用いたもの。例としてはバッハの『ブランデンブルク協奏曲第3番』。 (3) コンチェルト・グロッソ リピエーノあるいはコンチェルト・グロッソと呼ばれる管弦楽のグループと,コンチェルティーノと呼ばれる独奏楽器群とが互いに対立したり,協奏し合うという形のもの。 (4) ソロ・コンチェルト 管弦楽とソロ楽器のためのもの。 18世紀初めに始った形態で,当時最も好まれたソロ楽器はバイオリン。 18世紀終り頃までにはソロ・コンチェルトが典型的なものとなり,C. P. E.バッハ,ハイドン,モーツァルトをはじめ,古典・ロマン派時代の協奏曲の主流となった。 (5) 20世紀の作曲家たちにも (2) と似た意味で用いる用例がある。たとえばバルトークの『管弦楽のための協奏曲』。



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