受領名(ずりょうめい)
(1)江戸時代、武士が叙爵を願い出て、国守名を名のることを許されたもの。また、その名。この場合、受領名とその知行国名とが一致しないものがほとんどであった。
(2)職人が一種の称号として国守の官名を名のることを許されたもの。また、その名。名誉にもなり宣伝にもなるために、多額の金銭を費やしても得ようと欲した。