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{{Infobox UN
 
|name = 国際連合食糧農業機関
 
|en name = Food and Agriculture Organization of the United Nations
 
|fr name = Organisation des Nations Unies pour l'alimentation et l'agriculture
 
|zh name = 联合国粮食及农业组织
 
|ru name = Продовольственная и сельскохозяйственная организация
 
|es name = Organización de las Naciones Unidas para la Agricultura y la Alimentación
 
|ar name = منظمة الأغذية والزراعة للأمم المتحدة
 
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|type = 専門機関
 
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}}
 
'''国際連合食糧農業機関'''(こくさいれんごうしょくりょうのうぎょうきかん、{{lang-en|Food and Agriculture Organization}}、FAO)は、飢餓の撲滅を[[世界]]の[[食糧]]生産と分配の改善と[[生活]]向上を通して達成するのを目的とする、[[国際連合の専門機関]]の一つである。
 
  
主にその活動は[[先進国]]と[[発展途上国]]の両方で行われ、国際的な農業水産林業に関する政策提言および協議をする際に各国が公平に話し合えるプラットホームとしての役割も果たしている。国際連合食糧農業機関(FAO) は、他にも知識と情報を蓄積する役割も担っており、発展途上国が農業水産林業分野で技術改善を進めて、その結果として発展途上国の一般市民がより栄養価の高い食物を入手できる手伝いをしている。近年は[[食料安全保障|食糧安全保障]]を重要課題として掲げ、様々な国際的な調査に基づき、世界各国の農林水産業への勧告などを行ってもいる。
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'''国際連合食糧農業機関'''(こくさいれんごうしょくりょうのうぎょうきかん、{{lang-en|Food and Agriculture Organization}}、FAO)
  
ロゴにも入っている[[:wikt:fiat|fiat]] [[:wikt:panis|panis]]はこの機関のモットーで、ラテン語で「人々に食べ物あれ」という意味を持つ。
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各国の農産物の生産,分配の能率改善,栄養と生活水準の向上などを目的とする,[[国連専門機関]]の一つ。1943年にアメリカ合衆国で開催された連合国食糧農業会議は,人類の栄養不良,飢餓の問題に対処する常設機関の設立を決議した。1945年10月,カナダのケベックで FAO憲章が署名され,第1回総会が開催された。アメリカ合衆国のワシントンD.C.に臨時本部を設置し,戦後の食糧問題に対処したが,1947年にイタリアのローマ所在の万国農業協会(1905設立の政府間機関)を吸収し,1951年に本部をローマに定めた。日本は同 1951年の総会で加盟を認められた。FAOの主要機関は総会,理事会,事務局である。総会は 2年ごとの開催で,議決は 3分の2の多数決で行なう。FAOを母体として,国際米穀委員会,インド太平洋漁業委員会など多くの国際機関が誕生している。[[国連総会]]と FAOは,1961年,開発途上国のために[[世界食糧計画]] WFPという共同援助を決議,事務局をローマに設置した。また農林漁業の各分野で環境問題もとり上げて広範な活動を展開している。FAOアジア太平洋地域事務所はタイのバンコクに所在する。年次報告『世界農業白書』が発表されている。2010年現在,加盟国は 191ヵ国およびヨーロッパ連合 EU。
 
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== 概要 ==
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{{テンプレート:20180815sk}}
[[第二次世界大戦]]中に設置された連合国食糧農業会議を基に、[[1905年]]以来の万国農業協会を引き継いで[[1945年]][[10月16日]]に設置された。
 
 
 
設立目的は、「人々が健全で活発な生活をおくるために十分な量・質の食料への定期的アクセスを確保し、すべての人々の食料安全保障を達成する」ことである。
 
 
 
最高機関は全加盟国で構成される総会で、理事会は総会で構成される。本部は[[ローマ]]である。日本は[[1951年]]に加盟した。2014年2月現在、194ヶ国と[[欧州連合]]、及び2つの地域が参加。
 
 
 
== 世界食糧調査 ==
 
FAOは、創設以来、不定期に世界食糧調査を実施してきた<ref>[[石弘之]] 1988年 170ページ</ref>。
 
 
 
== 勧告及び提案の事例 ==
 
=== 鳥インフルエンザで警告 ===
 
[[アジア]]で猛威を振るい世界的に蔓延している[[鳥インフルエンザ]]感染の対策・予防に関して、[[2005年]][[11月29日]]に勧告を出した。鳥インフルエンザの予防措置として、[[ベトナム]]の[[ホーチミン市]]など一部の感染国が行っている[[都市]]での[[野鳥]]の駆除は、[[家禽]]への感染防止活動への注意をそらすもので、都市の内外に生息している野鳥は鳥インフルエンザの媒介となっている[[湿地]]帯の[[水鳥]]とは異なった種類であり、鳥インフルエンザの人間への感染予防にはほとんど意味がないので中止し、家禽の間の[[ウイルス]]感染を規制することが重要であると勧告した。
 
 
 
=== 宮崎の口蹄疫被害に専門家チームの派遣を提案 ===
 
2010年5月20日、宮崎の口蹄疫被害に専門家チームの派遣を日本政府に提案したが、受け入れられなかったことについての報道があった<ref>[http://mdn.mainichi.jp/mdnnews/national/news/20100521p2g00m0dm040000c.html {{lang|en|Gov't to compensate farmers for losses due to foot-and-mouth disease (The Mainichi Daily News)}} 2010年5月21日] {{webarchive|url=https://archive.is/20100523070755/http://mdn.mainichi.jp/mdnnews/national/news/20100521p2g00m0dm040000c.html |date=2010年5月23日 }}</ref>。
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
{{Reflist}}
 
 
 
== 参考文献 ==
 
* [[石弘之]]著『地球環境報告』岩波書店《岩波新書(新赤版)33》 1988年 ISBN 4-00-430033-9
 
 
 
== 関連項目 ==
 
{{Commonscat|Food and Agriculture Organization}}
 
* [[AGROVOC]]
 
* [[世界農林業センサス]]
 
* [[アジアサッカー連盟]] - 2010年5月にパートナーシップ協定を締結
 
 
 
== 外部リンク ==
 
* [http://www.fao.org/ {{lang|en|Food and Agriculture Organization}}]{{en icon}} - 公式サイト
 
* {{Wayback |url=http://www.fao.or.jp/index.html |title=FAO日本事務所( - 2016年3月下旬) |date=20160323060902}}
 
* [http://www.fao.org/japan/jp/ FAO駐日連絡事務所 Liaison Office in Japan] - 「FAO日本事務所」よりリニューアルされたサイト。
 
* [http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/fao/ 国連食糧農業機関(FAO)] - 外務省のFAOの解説
 
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{{国際連合}}
 
{{森林破壊}}
 
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[[Category:国際連合専門機関|しよくりようのうきようきかん]]
 
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2019/5/2/ (木) 09:25時点における最新版

国際連合食糧農業機関(こくさいれんごうしょくりょうのうぎょうきかん、英語: Food and Agriculture Organization、FAO)

各国の農産物の生産,分配の能率改善,栄養と生活水準の向上などを目的とする,国連専門機関の一つ。1943年にアメリカ合衆国で開催された連合国食糧農業会議は,人類の栄養不良,飢餓の問題に対処する常設機関の設立を決議した。1945年10月,カナダのケベックで FAO憲章が署名され,第1回総会が開催された。アメリカ合衆国のワシントンD.C.に臨時本部を設置し,戦後の食糧問題に対処したが,1947年にイタリアのローマ所在の万国農業協会(1905設立の政府間機関)を吸収し,1951年に本部をローマに定めた。日本は同 1951年の総会で加盟を認められた。FAOの主要機関は総会,理事会,事務局である。総会は 2年ごとの開催で,議決は 3分の2の多数決で行なう。FAOを母体として,国際米穀委員会,インド太平洋漁業委員会など多くの国際機関が誕生している。国連総会と FAOは,1961年,開発途上国のために世界食糧計画 WFPという共同援助を決議,事務局をローマに設置した。また農林漁業の各分野で環境問題もとり上げて広範な活動を展開している。FAOアジア太平洋地域事務所はタイのバンコクに所在する。年次報告『世界農業白書』が発表されている。2010年現在,加盟国は 191ヵ国およびヨーロッパ連合 EU。



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