「土湯温泉」の版間の差分

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{{日本の温泉地
 
|名称 = 土湯温泉
 
|画像 = Tsuchiyu Onsen 100808.jpg
 
|コメント = 土湯温泉の遠景
 
|所在地 = [[福島県]][[福島市]]
 
|交通アクセス = 鉄道 : [[東北新幹線]][[福島駅 (福島県)|福島駅]]より[[福島交通]][[バス (交通機関)|バス]]で約45分<br />車:[[東北自動車道]] [[福島西インターチェンジ]]より車で15分
 
|泉質 = [[硫黄泉]]、[[炭酸水素塩泉]]、[[単純温泉]]
 
|泉温 =
 
|湧出量 =
 
|pH =
 
|液性の分類 =
 
|浸透圧の分類 =
 
|宿泊施設数 = 19
 
|総収容人員数 =
 
|年間浴客数 =
 
|統計年度 =
 
|外部リンク = [http://www.tcy.jp/ 土湯温泉観光協会]
 
|特記事項 =
 
}}
 
'''土湯温泉'''(つちゆ おんせん)は、[[福島県]][[福島市]]土湯温泉町にある[[温泉]]。
 
  
== 概要 ==
+
'''土湯温泉'''(つちゆ おんせん)
福島市郊外南西(土湯温泉町地域)の[[安達太良山|安達太良山連峰]]の中腹から峠付近に位置する[[温泉街]]。10種類以上の泉質を持ち、伝統工芸品[[こけし]]発祥の地として有名である。
 
  
[[福島城|福島城下町]]から[[会津]]方面へと向かう[[土湯街道|会津街道(土湯街道)]]の[[宿場]]としての役割を兼ね備えた温泉郷として、1400年以上の歴史を持つる。現在も[[県都]][[福島市]]から会津地方へ向かう最短ルート[[国道115号|国道115号(土湯街道)]]沿いに立地する。
+
福島県中通り北部、福島市西部にある温泉。吾妻連峰(あづまれんぽう)東麓(ろく)に位置する。泉質は単純温泉、炭酸水素塩泉、硫黄泉。磐梯(ばんだい)朝日国立公園域にあり、吾妻観光の基地。土湯・高湯温泉郷として国民保養温泉地に指定される。付近には男沼(おぬま)、女沼(めぬま)などがあり、高原植物群と土湯系こけしで知られる。1927年(昭和2)と1954年(昭和29)に大火にあったが復興した。福島駅などからバスの便がある。
 
 
安達太良山連峰の峠付近に位置する温泉施設も「土湯温泉郷」に含まれることも多い([[鷲倉温泉]]、[[赤湯温泉 (福島県)|赤湯温泉]]、[[野地温泉]]、[[新野地温泉]]、[[幕川温泉]])。土湯温泉観光協会の公式サイトでは、これらを含めて旅館17軒を掲載している(2018年4月時点)<ref>[http://www.tcy.jp/stay/ 土湯の宿に泊まる]土湯温泉観光協会(2018年4月26日閲覧)</ref>。
 
 
 
温泉街近郊の[[仁田沼]]周辺には、[[ミズバショウ]]や[[カタクリ]]の花が咲き、[[女沼]]などの自然観光スポットも存在する。
 
 
 
荒川沿いに大小の[[旅館]]・[[ホテル]]が並ぶ。昔からの歴史ある温泉街で、最近は旅館やホテルなども充実している。町内には[[足湯]]が4か所存在し、全て無料で利用できる。[[共同浴場]]は中之湯、こけし湯(サンスカイつちゆ)の2軒がある。
 
 
 
== 泉質 ==
 
土湯温泉にはいくつもの源泉があり、10種類以上の泉質の温泉が楽しめることができる。
 
* [[炭酸水素塩泉]]
 
* [[単純温泉|単純泉]]
 
* [[硫黄泉]]
 
 
 
== 歴史 ==
 
[[開湯伝説]]では、オオムナチノミコト(大穴貴命)が荒川のほとりで地面を鉾で突いて発見したとされる。鉾で突いたことから「突き湯」となり、それが転じで「土湯」となったという。
 
* [[587年]]([[用明天皇]]2年) - [[聖徳太子]]の使者、[[秦河勝]]がこの地で[[湯治]]を行ったという伝説も残る。
 
* [[鎌倉時代]] - 『[[吾妻鏡]]』に土湯の記載がある。
 
* [[1999年]][[4月20日]] - [[高湯温泉]]とともに[[国民保養温泉地]]に指定。
 
* [[2011年]] - [[東日本大震災]]発生に伴う避難者の受け入れを実施。
 
* [[2013年]][[12月7日]] - 土湯こけしをモチーフとしたマスコットキャラクター「きぼっこちゃん」<ref>[http://www.tcy.jp/kokeshi/ 土湯こけしの魅力]土湯温泉観光協会(2018年4月26日閲覧)</ref>発表会を開く。
 
 
 
==こけし(土湯系)==
 
土湯こけしは福島市を代表する[[郷土玩具]]。三大[[こけし]]発祥の地で有名な温泉地であり(残りは[[鳴子温泉]]と[[遠刈田温泉]])[[土産]]物としてはもちろん温泉街の様々な場所のモニュメントにも使われており、こけしの温泉街としての特徴が強い。土湯見聞録館やこけしの展示館などが存在する。
 
 
 
土湯系の特徴は、頭部には[[蛇の目]]の輪を描き、前髪と鬘の間にカセと呼ぶ赤い模様がある。胴の模様は線の組み合わせが主体である。
 
 
 
== 東日本大震災の影響 ==
 
土湯温泉の最盛期は[[昭和]]50年代半ばで、23軒の旅館があり、ピーク時で年間約23万人が宿泊した<ref>【イキイキ地域】福島市土湯温泉/エビ養殖で復興に弾み『[[日経MJ]]』2018年3月26日(街づくり面)</ref>。
 
 
 
2011年の[[東日本大震災]]以降、最も廃業が目立った温泉地としても報道され、16軒あった旅館は11軒にまで減少した。主な要因として、[[福島第一原子力発電所事故]]後の[[風評被害]]が挙げられるものの、福島県内にある他の温泉地はそこまで廃業が相次ぐほどには至っていない。これは震災直後、土湯が被災者や避難者を受け容れたことと、その後の反動が大きな要因である。避難者を受け容れていた8月までは、結果的にツアーバスなど観光目的の立ち寄りや受け容れによる、宿泊施設等の稼働率確保ができていた。しかし、8月を目処に避難者が他所に移ったため稼働率が3割未満に急落し、人件費など過剰となった運営費用が旅館経営を圧迫したためである。その結果、半年で5軒の旅館が休廃業に追い込まれ、温泉地は存亡の危機に立たされた。
 
 
 
その後は営業を再開する旅館があったり<ref>[https://www.nikkei.com/photo/special/article/?ng=DGXZZO47941220R01C12A1000000&uah=DF260220166806 大震災(1)旅館再開 励ましに応えて]『日本経済新聞』写真ニュース(2012年11月1日)2018年4月26日閲覧</ref>、上記の公衆浴場の一つ「中之湯」が建て替えられたり<ref>[http://www.minyu-net.com/news/news/FM20180425-264463.php 土湯公衆浴場「中之湯」26日新装 市内最大級、貸し切り風呂4室]『[[福島民友]]』2018年4月25日(2018年4月26日閲覧)</ref>といった復興の動きが進んでいる。
 
 
 
中之湯の運営も担う地元企業「元気アップつちゆ」は温泉街再生事業の主体として設立され、2015年には[[地熱発電]]と小規模[[水力発電]]を開始。その後は[[養殖]]したオニ[[テナガエビ]]を行楽客に釣ってもらったり、旅館の食材として使ったりする事業にも乗り出している<ref>[http://www.genkiuptcy.jp/ 元気アップつちゆ](2018年4月26日閲覧)</ref><ref>【イキイキ地域】福島市土湯温泉/エビ養殖で復興に弾み『[[日経MJ]]』2018年3月26日(街づくり面)</ref>。
 
 
 
== 交通 ==
 
* [[路線バス]] : [[東北新幹線]][[福島駅 (福島県)|福島駅]]より[[福島交通]][[バス (交通機関)|バス]]で約45分。
 
* 乗用車:[[東北自動車道]] [[福島西インターチェンジ|福島西IC]]より国道115号を利用し車で15分。
 
 
 
== 画像 ==
 
<gallery>
 
File:Tsuchiyu Onsen Ashiyu 100808.jpg|足湯「月の湯ぶじぇ」
 
</gallery>
 
 
 
==脚注・出典==
 
{{reflist}}
 
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[飯坂温泉]] - 福島市内、[[栗子山|栗子山連峰]]の麓に位置する温泉街。
 
* [[高湯温泉]] - 福島市内、[[吾妻山|吾妻山連峰]]の中腹に位置する温泉街。
 
  
 
== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
 
* [http://www.tcy.jp/ 土湯温泉観光協会]
 
* [http://www.tcy.jp/ 土湯温泉観光協会]
* {{Twitter|spa_tsuchiyu}}
 
* {{Facebook|pages/土湯温泉観光協会-福島県福島市/260176150795042}}
 
* {{Facebook|pages/土湯女将会/646973028689586}}
 
* [https://www.youtube.com/watch?v=pGMVAED1uB0 モモッと大好きふくしま ももりんが行く! Vol.1 土湯温泉編] - 福島市公式ユーチューブ
 
* [http://www.f-kankou.jp/onsen.htm 福島 温泉のご紹介] - 福島市観光コンベンション協会公式ページ
 
* [http://dc-fukushima.jp/kanko/disp.html?id=3 福島市の3温泉地(飯坂温泉、土湯温泉、高湯温泉)] - ふくしまデスティネーションキャンペーン
 
 
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2018/12/24/ (月) 08:34時点における最新版

土湯温泉(つちゆ おんせん)

福島県中通り北部、福島市西部にある温泉。吾妻連峰(あづまれんぽう)東麓(ろく)に位置する。泉質は単純温泉、炭酸水素塩泉、硫黄泉。磐梯(ばんだい)朝日国立公園域にあり、吾妻観光の基地。土湯・高湯温泉郷として国民保養温泉地に指定される。付近には男沼(おぬま)、女沼(めぬま)などがあり、高原植物群と土湯系こけしで知られる。1927年(昭和2)と1954年(昭和29)に大火にあったが復興した。福島駅などからバスの便がある。

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