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| − | {{基礎情報 令制国
| + | [[ファイル:鹿島神宮の楼門．茨城県鹿嶋市.jpg|サムネイル]] |
| − | |国名 = 常陸国
| + | '''常陸国'''（ひたちのくに） |
| − | |画像 = {{令制国地図 (令制国テンプレート用)|常陸国}}
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| − | |別称 = 常州（じょうしゅう）
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| − | |所属 = [[東海道]]
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| − | |領域 = [[茨城県]]の大部分
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| − | |国力 = [[大国 (令制国)|大国]]
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| − | |距離 = [[遠国]]
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| − | |郡 = 11郡153郷
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| − | |国府 = 茨城県[[石岡市]]（[[常陸国府跡]]）
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| − | |国分寺 = 茨城県石岡市（[[常陸国分寺跡]]）
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| − | |国分尼寺 = 茨城県石岡市（[[常陸国分尼寺跡]]）
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| − | |一宮 = [[鹿島神宮]]（茨城県[[鹿嶋市]]） | |
| − | }}
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| − | '''常陸国'''（ひたちのくに）は、かつて[[日本]]の地方行政区分だった[[令制国]]の一つ。[[東海道]]に属する。 | |
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| − | [[上総国]]・[[上野国]]とともに[[親王]]が[[国司]]を務める[[親王任国]]であり、国府の実質的長官は[[常陸国司|常陸介]]であった。 | + | 現在の茨城県。[[東海道]]の一国。大国。『[[常陸国風土記]]』によれば，もと新治 (にいばり) ，筑波，那賀 (なか) ，久慈，多珂 (たか) の国があったといい，『旧事本紀』にも国造として記されている。「ひたち」とは太平洋の日の出に対しての名称で「日立ち」であり，「日向 (ひむか) 」に通じるものであろう。国名としては大化に始るものとみられる。『常陸国風土記』は，この国の地誌として多くの神話，伝説を伝えている。国府，国分寺ともに石岡市にあり，一宮は鹿島神宮。『延喜式』には新治，真壁，筑波などの 11郡，『和名抄』には 153郷，田4万 92町を載せている。平安時代には大国として重視され，天長3 (826) 年には親王任国と定められ，守は太守と称された。鎌倉時代には源義光の子孫である[[佐竹氏]]がこの国の北部を，南部には八田氏 (のちに小田氏) ，中部には大掾氏の支配が続いた。室町時代には佐竹氏が守護となり，小田氏，大掾氏を滅ぼして支配を広げたが，関ヶ原の戦い後秋田に移封され，そのあとは徳川家康の子頼房が 35万石で水戸藩を開き，[[御三家]]の一つとして幕政に重きをなした。ほかに土浦，笠間，牛久，下館などの諸藩と天領，旗本領もあった。明治4 (1871) 年の廃藩置県後，茨城県と新治県になり，さらに 1875年に茨城県に統合された。 |
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| − | == 沿革 ==
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| − | [[7世紀]]に成立した。成立時期については、『[[常陸国風土記]]』によれば[[大化の改新]]（[[645年]]）直後に創設されたことになるが、[[壬申の乱]]（[[672年]]）の功臣である[[大伴吹負]]が後世の[[常陸国司|常陸守]]に相当する「常道頭」（「常陸」ではない）に任じられたとする記事がある事から、「常陸」という呼称の成立を7世紀末期とする考えもある。なお、『常陸国風土記』（[[逸文]]）の[[信太郡]]の条に「[[白雉]]4年（[[653年]]）、物部河内・物部会津らが請いて、筑波・茨城の郡の700戸を分ちて信太の郡を置けり。この地はもと日高見の国なり。」とあり、[[令制国]]成立前は[[日高見国]]だったとされている。
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| − | [[律令制]]が敷かれた当初の常陸国は[[多賀郡|多珂国]]を編入したため、現在の茨城県の大部分（西南部を除く）と、[[福島県]][[浜通り]]の[[大熊町|大熊]]までに至る広大な国であった。『常陸国風土記』には、「[[久慈郡]]と[[多賀郡|多珂郡]]の境の'''助川を道前（道の口）'''と為し、[[陸奥国]]の[[石城郡]]の'''苦麻の村を道後（道の尻）'''と為す。」という記述があり、「助川」が[[日立市]]に、「苦麻」が大熊に相当する。言い換えると、現在の[[福島第一原子力発電所|福島第一原発]]付近が、常陸国と陸奥国の境であった。
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| − | 後に[[陸奥国]]が設けられると、常陸国の北端は[[菊多郡]]まで（陸奥国との境：現在の[[湯本駅]]付近）になった。更に[[718年]]（[[養老]]2年）に、菊多郡が新設の[[石城国]]に入れ替えられ、常陸国と石城国の境に当たる現在の[[平潟トンネル]]のすぐ近くに菊多関（後の[[勿来関]]）が建てられた。これ以後は常陸国の範囲は変わらず、西南部を除いた茨城県に相当する範囲となった。新治郡、筑波郡、信太郡、茨城郡、行方郡、香島郡（後に鹿島郡）、那珂郡、久慈郡、多珂郡（後に多賀郡）、白壁郡（後に真壁郡）、河内郡から構成される。
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| − | [[東海道]]は、下総国荒海駅から[[香取海]]を渡船し榎浦津駅<ref>「千葉県の歴史通史編」千葉県、2001年</ref><ref>榎浦津駅は、現在の江戸崎町下君山（信太郡衙推定地）とほぼ近い位置と見られる。</ref>で常陸国に入った。805年以降は、この路線は廃され、現在の[[利根町]]から[[鬼怒川]]を渡船し若柴・馴馬付近（[[龍ケ崎市]]）から常陸国へ入る路線となった。
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| − | [[平安時代]]の[[天長]]3年[[9月6日 (旧暦)|9月6日]]（[[826年]][[10月10日]]）、常陸国と上総国、上野国の3国は、[[国司|国守]]に必ず親王が補任される[[親王任国]]となり、国級は大国にランクされた。親王任国の国守となった親王は「太守」と称し、[[官位]]は必然的に他の国守（通常は[[従六位|従六位下]]から[[従五位|従五位上]]）より高く、親王太守は[[正四位]]以上であった。親王太守は現地へ赴任しない[[遙任]]で、例えば[[葛原親王]]や[[光孝天皇|時康親王]]のような常陸太守が実際に任地に赴くことはないので、国司の実質的長官は常陸介であった。
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| − | [[律令制]]による国郡支配が解体された平安時代末期以降、[[荘園]]の分立や[[郡]]の分割が進んだ。[[近世]]始めに実施された[[太閤検地]]の際に、細分化された郡や荘を再編成して[[古代]]の郡の復元が図られたが、その領域は古代のものとはかなりの違いがある<ref>たとえば「国府・…」の節にある通り、常陸国の国府は茨城郡に置かれた。しかし、ほぼ同じ位置に成立した江戸時代の城下町である常陸府中（明治以降の石岡）は新治郡に属する。これは近世以降の新治郡が古代の茨城郡の一部を領域として成立したことによる。</ref>。[[明治政府]]による[[郡区町村編制法]]と[[郡制]]の施行による再編を経て、[[戦後|第二次大戦後]]の現代まで続いた茨城県の郡の区分と領域は、この太閤検地で再編されたものを基礎としている。
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| − | === 近代以降の沿革 ===
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| − | * 「[[旧高旧領取調帳]]」に記載されている[[明治]]初年時点での国内の支配は以下の通り（922,175石余）。'''太字'''は当該郡内に[[藩庁]]が所在。国名のあるものは[[飛地]]領。
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| − | ** [[新治郡]]（116,636石余） - [[天領|幕府領]]、[[地方知行|旗本領]]、'''[[土浦藩]]'''、'''[[志筑藩]]'''<ref>慶応4年[[7月14日 (旧暦)|7月14日]]（1868年[[8月31日]]）に[[交代寄合]][[本堂氏|本堂家]]志筑領が戊辰戦争の功により加封されて立藩。</ref>、'''[[常陸府中藩|府中藩]]'''、[[水戸藩]]、[[谷田部藩]]、[[牛久藩]]、[[武蔵国|武蔵]][[岩槻藩]]
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| − | ** [[真壁郡]]（133,284石余） - 幕府領、旗本領、'''[[下館藩]]'''、[[笠間藩]]、[[出羽国|出羽]][[長瀞藩]]、[[下総国|下総]][[結城藩]]、下総[[佐倉藩]]、[[山城国|山城]][[淀藩]]、[[丹後国|丹後]][[峰山藩]]
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| − | ** [[筑波郡]]（81,300石余） - 幕府領、旗本領、'''谷田部藩'''、土浦藩、[[陸奥国|陸奥]][[仙台藩]]、[[上野国|上野]][[前橋藩]]、下総[[関宿藩]]、下総佐倉藩
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| − | ** [[河内郡 (茨城県)|河内郡]]（63,663石余） - 幕府領、旗本領、'''牛久藩'''、谷田部藩、陸奥仙台藩、上野前橋藩
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| − | ** [[信太郡]]（44,859石余） - 幕府領、旗本領、[[与力]][[給地]]、土浦藩、牛久藩、陸奥仙台藩、下総関宿藩
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| − | ** [[茨城郡]]（151,183石余） - 幕府領、旗本領、'''水戸藩'''、'''[[笠間藩]]'''、'''[[宍戸藩]]'''、土浦藩、府中藩、[[麻生藩]]、陸奥[[守山藩]]
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| − | ** [[行方郡 (茨城県)|行方郡]]（52,964石余） - 幕府領、旗本領、'''麻生藩'''、水戸藩、府中藩、陸奥守山藩
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| − | ** [[鹿島郡 (茨城県)|鹿島郡]]（50,397石余） - 幕府領、旗本領、水戸藩、陸奥守山藩
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| − | ** [[那珂郡]]（87,320石余） - 水戸藩
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| − | ** [[久慈郡]]（88,419石余） - 水戸藩
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| − | ** [[多賀郡]]（52,145石余） - 幕府領、旗本領、'''[[常陸松岡藩|松岡藩]]'''<ref>慶応4年[[1月24日 (旧暦)|1月24日]]（1868年[[2月17日]]）に水戸藩[[御附家老|附家老]][[中山氏|中山家]]が明治政府の特旨によって立藩。手綱藩と呼ばれた時期もあった。</ref>、水戸藩、武蔵[[川越藩]]
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| − | * [[慶応]]4年
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| − | ** [[6月27日 (旧暦)|6月27日]]（[[1868年]][[8月15日]]） - [[三上藩|三上]][[藩士]]の粥川光明が'''[[常陸知県事]]'''に任命され、新治郡・真壁郡・筑波郡・茨城郡・多賀郡および鹿島郡の一部の幕府領・旗本領を管轄。
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| − | ** [[7月2日 (旧暦)|7月2日]]（1868年[[8月19日]]） - [[久留米藩]]士の[[柴山典]]が'''[[安房上総知県事]]'''に任命され、河内郡・信太郡・行方郡および鹿島郡の一部の幕府領・旗本領を管轄。
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| − | ** [[9月24日 (旧暦)|9月24日]]（1868年[[11月8日]]） - [[戊辰戦争]]後の処分により仙台藩が廃藩。筑波郡・河内郡・信太郡の仙台藩領が常陸知県事の管轄となる。
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| − | * 明治元年[[12月14日 (旧暦)|12月14日]]（[[1869年]][[1月26日]]） - 戊辰戦争後の処分により関宿藩が減封。信太郡内の領地が安房上総知県事の管轄となる。
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| − | * 明治2年
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| − | ** [[2月9日 (旧暦)|2月9日]]（1869年[[3月21日]]） - 常陸知県事の管轄区域に'''[[若森県]]'''、安房上総知県事の管轄地域に'''[[宮谷県]]'''が発足。
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| − | ** [[6月22日 (旧暦)|6月22日]]（1869年[[7月30日]]） - 府中藩が任[[知藩事]]にともない'''[[石岡藩]]'''に改称。
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| − | ** [[11月1日 (旧暦)|11月1日]]（1869年[[12月3日]]） - 出羽長瀞藩が藩庁を移転して[[上総国|上総]]'''[[大網藩]]'''となる。飛地領は存続。
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| − | * 明治3年[[12月24日 (旧暦)|12月24日]]（[[1871年]][[2月13日]]） - 陸奥守山藩が鹿島郡に藩庁を移転して'''[[松川藩]]'''となる。
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| − | * 明治4年
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| − | ** 土浦藩の領地替えにより信太郡の全域が土浦藩の管轄となる。
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| − | ** [[2月8日 (旧暦)|2月8日]]（1871年[[3月28日]]） - 谷田部藩が[[下野国|下野]]'''[[茂木藩]]'''に[[転封]]。筑波郡の飛地領は存続。
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| − | ** [[2月17日 (旧暦)|2月17日]]（1871年[[4月6日]]） - 上総大網藩が河内郡に藩庁を移転して'''[[龍崎藩]]'''となる。
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| − | ** [[7月14日 (旧暦)|7月14日]]（1871年[[8月29日]]） - [[廃藩置県]]により、藩領が'''[[水戸県]]'''、'''[[土浦県]]'''、'''[[笠間県]]'''、'''[[松岡県]]'''、'''[[石岡県]]'''、'''[[下館県]]'''、'''[[志筑県]]'''、'''[[龍崎県]]'''、'''[[牛久県]]'''、'''[[麻生県]]'''および[[茂木県]]、[[前橋県]]、[[結城県]]、[[関宿県]]、[[佐倉県]]、[[川越県]]、[[岩槻県]]、[[淀県]]、[[峰山県]]の飛地となる。
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| − | ** [[10月28日 (旧暦)|10月28日]]（1871年[[12月10日]]） - 第1次府県統合により前橋県が廃止され、飛地が'''[[群馬県]]'''（第1次）の管轄となる。
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| − | ** [[11月2日 (旧暦)|11月2日]]（1871年[[12月13日]]） - 第1次府県統合により峰山県が廃止され、飛地が'''[[豊岡県]]'''の管轄となる。
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| − | ** [[11月14日 (旧暦)|11月14日]]（1871年[[12月25日]]） - 第1次府県統合により、真壁郡・茨城郡・那珂郡・久慈郡・多賀郡が'''[[茨城県]]'''、新治郡・筑波郡・河内郡・信太郡・行方郡・鹿島郡が'''[[新治県]]'''の管轄となる。
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| − | * 明治8年（[[1875年]]）[[5月7日]] - 第2次府県統合により、新治県のうち常陸国が茨城県、下総国が[[千葉県]]に合併。常陸国全域が'''[[茨城県]]'''の管轄となり、現在に至る。
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| − | == 国内の施設 ==
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| − | {{座標一覧}}
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| − | === 国府 ===
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| − | [[File:Hitachi-kokufuato sekihi.JPG|thumb|200px|right|常陸国府跡碑（[[石岡市]]）]]
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| − | 『[[和名抄]]』によれば、[[国府]]は[[茨城郡]]にあった。現在の[[石岡市]]にあたり、「常陸国府跡」として国の史跡に指定されている。[[国衙]]は石岡小学校（石岡市総社、{{ウィキ座標|36|11|22.92|N|140|16|7.79|E|region:JP-08_type:landmark|位置|name=常陸国衙跡}}）において7世紀末から11世紀までの遺構が発掘されており、古代には一貫して同地に所在した（詳しくは「[[常陸国府跡]]」参照）。
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| − | === 国分寺・国分尼寺 ===
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| − | * [[常陸国分寺跡]] （石岡市府中、{{ウィキ座標|36|11|45.79|N|140|16|25.48|E|region:JP-08_type:landmark|位置|name=常陸国分寺（創建時寺跡、後継寺院）}}）
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| − | *: 国の[[特別史跡]]。跡地上の[[常陸国分寺|浄瑠璃山東方院国分寺]]が法燈を伝承する。
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| − | | |
| − | * [[常陸国分尼寺跡]] （石岡市若松、{{ウィキ座標|36|12|6.29|N|140|16|3.44|E|region:JP-08_type:landmark|位置|name=常陸国分尼寺跡}}）
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| − | *: 国の特別史跡。法燈を伝承する寺はない。
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| − | | |
| − | === 神社 ===
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| − | '''[[延喜式内社]]'''
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| − | : 『[[延喜式神名帳]]』には、大社7座7社・小社21座20社の計28座27社が記載されている（「[[常陸国の式内社一覧]]」参照）。大社6社は以下に示すもので、全て[[名神大社]]である。
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| − | * [[鹿島郡 (茨城県)|鹿島郡]] 鹿島神宮
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| − | ** 比定社：[[鹿島神宮]] （[[鹿嶋市]]宮中）
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| − | * 鹿島郡 大洗磯前薬師菩薩明神社
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| − | ** 比定社：[[大洗磯前神社]] （[[東茨城郡]][[大洗町]]磯浜町、{{ウィキ座標|36|18|57.07|N|140|35|14.81|E|region:JP-08_type:landmark|位置|name=名神大社：大洗磯前神社}}）
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| − | * [[久慈郡]] 静神社
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| − | ** 比定社：[[静神社]] （[[那珂市]]静）
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| − | * [[筑波郡]] 筑波山神社 - 2座記載されているが1座のみが名神大社。
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| − | ** 比定社：[[筑波山神社]] （[[つくば市]]筑波、{{ウィキ座標|36|12|49.25|N|140|6|4.72|E|region:JP-08_type:landmark|位置|name=名神大社：筑波山神社}}）
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| − | * [[那珂郡|那賀郡]] 吉田神社
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| − | ** 比定社：[[吉田神社 (水戸市)|吉田神社]] （[[水戸市]]宮内町）
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| − | * 那賀郡 酒烈磯前薬師菩薩神社
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| − | ** 比定社：[[酒列磯前神社]] （[[ひたちなか市]]磯崎町、{{ウィキ座標|36|22|56.54|N|140|37|24.58|E|region:JP-08_type:landmark|位置|name=名神大社：酒列磯前神社}}）
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| − | * [[新治郡]] 稲田神社
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| − | ** 比定社：[[稲田神社]] （[[笠間市]]稲田、{{ウィキ座標|36|22|6.77|N|140|12|23.65|E|region:JP-08_type:landmark|位置|name=名神大社：稲田神社}}）
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| − | '''[[総社]]・[[一宮]]以下'''
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| − | : 『中世諸国一宮制の基礎的研究』に基づく一宮以下の一覧<ref>『中世諸国一宮制の基礎的研究』 中世諸国一宮制研究会編、岩田書院、2000年、pp. 230-235。</ref>。
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| − | * 総社：[[常陸國總社宮]] （石岡市総社、{{ウィキ座標|36|11|16.28|N|140|16|8.70|E|region:JP-08_type:landmark|位置|name=常陸国総社：常陸國總社宮}}）
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| − | * 一宮：[[鹿島神宮]] （[[鹿嶋市]]宮中、{{ウィキ座標|35|58|7.88|N|140|37|53.37|E|region:JP-08_type:landmark|位置|name=常陸国一宮、名神大社：鹿島神宮}}）
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| − | * 二宮：[[静神社]] （[[那珂市]]静、{{ウィキ座標|36|30|7.05|N|140|25|19.89|E|region:JP-08_type:landmark|位置|name=常陸国二宮、名神大社：静神社}}）
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| − | * 三宮：[[吉田神社 (水戸市)|吉田神社]] （[[水戸市]]宮内町、{{ウィキ座標|36|21|42.58|N|140|28|56.35|E|region:JP-08_type:landmark|位置|name=常陸国三宮、名神大社：吉田神社}}）
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| − | === 安国寺利生塔 ===
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| − | * 安国寺 - 曹洞宗朝日山安国寺（笠間市上郷、本尊：南無釈迦牟尼仏）。
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| − | * 利生塔 - 現存しない。
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| − | === 郡衙 ===
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| − | [[郡衙]]跡は概ね次のように比定されている<ref>糸賀茂男「常総のまつりごと 文化のあけぼのから兵の世へ」27-35ページ（長谷川伸三・糸賀茂男・今井雅晴・秋山高志・佐々木寛史編『茨城県の歴史』山川出版社 2003年）</ref>。
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| − | <table width="90%"><tr><td valign=top width="50%">
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| − | * 新治郡 - 真壁郡協和町古郡。
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| − | * 真壁郡 - 真壁郡真壁町古城・源法寺。
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| − | * 筑波郡 - つくば市平沢。
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| − | * 河内郡 - つくば市金田台。
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| − | * 信太郡 - 不明（江戸崎町下君山にあったとも推定される<ref>『阿見町史』、『江戸崎町史』</ref>）。
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| − | * 行方郡 - 行方郡玉造町内と見られる。
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| − | </td><td valign=top>
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| − | * 鹿島郡 - 鹿嶋市神野向。
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| − | * 那賀郡 - 水戸市渡里。
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| − | * 久慈郡 - 久慈郡金砂郷町薬谷・大里。
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| − | * 多珂郡 - 高萩市内と見られる。
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| − | * 茨城郡 - 石岡市茨城。
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| − | </td></tr></table>
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| − | == 地域 ==
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| − | === 郡 ===
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| − | *[[新治郡]]
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| − | *[[真壁郡]]
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| − | *[[筑波郡]]
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| − | *[[河内郡 (茨城県)|河内郡]]
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| − | *[[信太郡]]
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| − | *[[茨城郡]]
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| − | *[[行方郡 (茨城県)|行方郡]]
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| − | *[[鹿島郡 (茨城県)|鹿島郡]]
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| − | *[[那珂郡]]
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| − | *[[久慈郡]]
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| − | *[[多賀郡]]（多珂郡）
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| − | === 江戸時代の藩 ===
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| − | 常陸国には[[明治維新]]を迎えた藩として[[水戸藩]]、[[御連枝]]（分家・支藩）として[[常陸府中藩|府中藩]]、[[常陸宍戸藩|宍戸藩]]、そして付け家老として明治以降独立する[[常陸松岡藩|松岡藩]]、その他に[[土浦藩]]、[[笠間藩]]、[[下館藩]]、[[谷田部藩]]、[[麻生藩]]、[[牛久藩]]、[[下妻藩]]がある。
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| − | | |
| − | 明治元年から[[廃藩置県]]まで藩となったものに[[志筑藩]]、[[松川藩]]、[[龍ヶ崎藩]]がある。
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| − | === 人口 ===
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| − | *1721年（享保6年） - 71万2387人
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| − | *1750年（寛延3年） - 65万5507人
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| − | *1756年（宝暦6年） - 64万1580人
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| − | *1786年（天明6年） - 51万4519人
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| − | *1792年（寛政4年） - 49万5083人
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| − | *1798年（寛政10年）- 49万2619人
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| − | *1804年（文化元年）- 48万5445人
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| − | *1822年（文政5年） - 49万5575人
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| − | *1828年（文政11年）- 49万5859人
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| − | *1834年（天保5年） - 45万7321人
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| − | *1840年（天保11年）- 49万9761人
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| − | *1846年（弘化3年） - 52万1777人
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| − | *1872年（明治5年） - 64万8674人
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| − | | |
| − | 出典: 内閣統計局・編、[[速水融]]・復刻版監修解題、『国勢調査以前日本人口統計集成』巻1（1992年）及び別巻1（1993年）、[[東洋書林]]。
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| − | == 人物 ==
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| − | === 国司 ===
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| − | {{See|常陸国司}}
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| − | === 守護 ===
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| − | ==== 鎌倉幕府 ====
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| − | *1189年～1203年 - [[小田知家]]
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| − | *1228年～? - [[小田知重]]
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| − | *1248年～1250年 - [[宍戸国家]]
| |
| − | *1301年～? - [[小田宗知]]
| |
| − | *1315年～? - [[宍戸時家]]
| |
| − | *1317年～? - [[北条時綱|佐介時綱]]（北条時綱）
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| − | *?～1333年 - 小田氏・宍戸氏
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| − | | |
| − | ==== 室町幕府 ====
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| − | *1335年～1352年 - [[佐竹貞義]]
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| − | *1352年～1362年 - [[佐竹義篤 (九代当主)|佐竹義篤]]（九代当主）
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| − | *1362年～1389年 - [[佐竹義宣 (伊予守)|佐竹義宣]]（十代当主）
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| − | *1389年～1407年 - [[佐竹義盛]]
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| − | *1407年～? - [[佐竹義人]]（義憲、義仁）
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| − | *1425年～? - [[山入祐義]]
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| − | == 脚注 ==
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| − | == 関連項目 ==
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| − | {{Commonscat|Hitachi Province}}
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| − | * [[令制国一覧]]
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| − | * [[常陸国風土記]]
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| − | * [[常陸国司]]
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| − | * [[石城国]]（[[浜通り]]）
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| − | * [[日高見国]]
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