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[[Image:Omike(Yamatohime-no-miya) 01.JPG|thumb|250px|内宮別宮倭姫宮の大御饌]]
 
[[image:Emperor Akihito Daijōsai(1990).jpg|thumb|250px|[[1990年]](平成2年)、[[明仁|今上天皇]]の[[大嘗祭]]]]
 
{{皇室祭祀}}
 
{{令制祭祀}}
 
'''新嘗祭'''(にいなめさい、にいなめのまつり、しんじょうさい)は[[宮中祭祀]]のひとつ。[[大祭]]。また、[[祝祭日]]の一つ。
 
  
[[収穫祭]]にあたるもので、[[11月23日]]に、[[天皇]]が[[五穀]]の新穀を[[天神地祇]](てんじんちぎ)に勧め、また、自らもこれを食して、その年の収穫に感謝する。[[宮中三殿]]の近くにある[[神嘉殿]]にて執り行われる<ref name='gyoji'>{{Cite book |和書 |editor=[[西角井正慶]] |date=1958-05-23 |title= 年中行事事典 |publisher=東京堂出版 |page=584}}</ref>。
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'''新嘗祭'''(にいなめさい、にいなめのまつり、しんじょうさい)
また、天皇が即位の礼の後に初めて行う新嘗祭を[[大嘗祭]]という。
 
  
== 古伝新嘗祭 ==
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稲の収穫を祝い,翌年の豊穣を祈願する古くからの祭儀。天皇が新穀を天神,地祇にすすめ,その恩恵を謝し,また,みずからも食する。宮中のほか,伊勢神宮や出雲大社でも行う。古くは陰暦 11月の下の卯の日に行われたが,明治以降は 11月 23日に固定した。この日を現在は「勤労感謝の日」として国民の祝日に加えている。なお,天皇の即位後に初めて行う新嘗祭を大嘗祭という。
[[出雲大社]]では同じ日の夜に古伝新嘗祭(こでんしんじょうさい)が斎行される。釜社の神釜を安置し、[[神職]]が「オジャレマウ」と唱えると[[国造]]が参進する。神職は海獣の皮の上に神火調理の新穀玄米の強飯、ひとよ酒を置く。国造はこの供物を四方に献じ、相嘗する。その後、「歯固め神事」「百番の舞」「釜の神事」「神おろし」「御饌井祭」
 
などの重儀が行われる<ref>出雲大社教教務本庁『出雲大社教布教師養成講習会』1989年9月全427頁中328頁</ref>。
 
  
== 解説 ==
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{{テンプレート:20180815sk}} __NOINDEX__
日本では、古くから[[五穀]]の収穫を祝う風習があった。その年の収穫物は国家としてもそれからの一年を養う大切な蓄えとなることから、大事な行事として[[飛鳥時代]]の[[皇極天皇]]の御代に始められたと伝えられている{{要出典|date=2017年8月28日 (月) 07:40 (UTC)}}。
 
 
 
一時中断されたが、[[元禄]]時代の[[東山天皇]]の在位中に復活した。もともとは[[旧暦]][[11月 (旧暦)|11月]]の二の[[卯]]の日(卯の日が2回しかない場合は下卯、3回ある場合は中卯とも呼ばれる。旧暦[[11月13日 (旧暦)|11月13日]]~[[11月24日 (旧暦)|11月24日]]のいずれかが該当する)に行われていたが、[[1873年]]([[明治]]6年)の太陽暦採用に際して[[新暦]]11月23日とされた<ref name="gyoji" />。これは、同年11月の二の卯の日が11月23日だったことによる。[[1908年]](明治41年)[[9月19日]]制定の「[[皇室祭祀令]]」では大祭に指定。同法は[[1947年]]([[昭和]]22年)[[5月2日]]に廃止されたが、以降も宮中では従来通りの新嘗祭が行われ、最も重要な祭祀としている。[[神嘗祭]]と同様に神宮([[伊勢神宮]])には[[勅使]]が遣わされる{{要出典|date=2017年8月28日 (月) 07:40 (UTC)}}。
 
 
 
また、「[[年中祭日祝日ノ休暇日ヲ定ム]]」および「[[休日ニ関スル件]]」により、[[1873年]](明治6年)から1947年(昭和22年)まで同名の[[祝祭日]]([[休日]])であった。以降も「[[国民の祝日に関する法律]]」により、[[勤労感謝の日]]と改称されて[[国民の祝日]]となっている<ref name="gyoji" />。なお、固定日の休日では最も長く続いており、11月23日は日本国民に最も定着している休日でもある。<!--ただ、勤労感謝の日を5月1日(いわゆる[[メーデー]])に移動させ、その代わり11月23日の祝日を取りやめるという動きがある。←現在この動きは頓挫している。勤労感謝の日の項を参照。-->
 
 
 
現代では稀であるが、新嘗祭まで新米を口にしない風習も残っている{{要出典|date=2017年8月28日 (月) 07:40 (UTC)}}。
 
 
 
[[2013年]](平成25年)[[12月23日]]、[[明仁|今上天皇]]が傘寿(80歳)の[[天皇誕生日|誕生日]]を迎えたのを記念し、[[宮内庁]]によって、初めて新嘗祭の様子が映像として公開された<ref>{{cite news |title=内奏や新嘗祭 映像で初公開 |newspaper=[[日本放送協会|NHK]] |date=2013-12-23|url=http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131223/k10014040041000.html |accessdate=2013-12-24}}</ref>。
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{Reflist}}
 
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[大嘗祭]] - [[天皇]]に[[即位]]して最初の新嘗祭を大嘗祭と呼ぶ。
 
* [[豊明節会]]
 
* [[鎮魂祭]] - 新嘗祭の前日夜に行われる
 
* [[五節舞]]
 
* [[相嘗祭]]
 
* [[神嘗祭]]
 
* [[神道]]
 
* [[伊勢神宮]]
 
 
 
== 外部リンク ==
 
* [http://www.jinjahoncho.or.jp/2007/10/05%e3%80%80%e6%96%b0%e5%98%97%e7%a5%ad/ 新嘗祭] - [http://www.jinjahoncho.or.jp/ 神社本庁]
 
* [http://www.kunaicho.go.jp/about/gokomu/kyuchu/saishi/saishi01.html 主要祭儀一覧] - [http://www.kunaicho.go.jp/ 宮内庁]
 
* [http://www.isejingu.or.jp/ritual/annual/index.html 年間行事] - [http://www.isejingu.or.jp 伊勢神宮]
 
* [http://jinja.jp/modules/chishiki/index.php?content_id=43 新嘗祭はどういうお祭りですか] - [http://jinja.jp/ 神社オンラインネットワーク連盟]
 
* [http://www.ise-kanko.jp/base_data/base_data.php?info_cd=00213 新嘗祭] - [http://www.ise-kanko.jp/ 伊勢市観光協会]
 
* [http://www.kokugakuin.ac.jp/oard/4_n0008.html 宮中新嘗祭祭具] - [http://www.kokugakuin.ac.jp/ 國學院大學]
 
 
 
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[[Category:日本の祭り]]
 
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2019/6/11/ (火) 09:08時点における最新版

新嘗祭(にいなめさい、にいなめのまつり、しんじょうさい)

稲の収穫を祝い,翌年の豊穣を祈願する古くからの祭儀。天皇が新穀を天神,地祇にすすめ,その恩恵を謝し,また,みずからも食する。宮中のほか,伊勢神宮や出雲大社でも行う。古くは陰暦 11月の下の卯の日に行われたが,明治以降は 11月 23日に固定した。この日を現在は「勤労感謝の日」として国民の祝日に加えている。なお,天皇の即位後に初めて行う新嘗祭を大嘗祭という。



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