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[[ファイル:札幌ドーム.jpg|サムネイル]]
| スタジアム名称 = 札幌ドーム<br />Sapporo Dome
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'''札幌ドーム'''(さっぽろドーム、Sapporo Dome)
| 愛称 = Hiroba
 
| 画像 = [[ファイル:Sapporo Dome.jpg|300px|札幌ドーム]]
 
| 所在地 = {{Flagicon|JPN}}[[北海道]][[札幌市]][[豊平区]][[羊ケ丘]]1
 
| pushpin_map = Sapporo2
 
| 緯度度 = 43 |緯度分 = 0 |緯度秒 = 54.46 |N(北緯)及びS(南緯) =N
 
| 経度度 = 141 |経度分 = 24 |経度秒 = 35.18|E(東経)及びW(西経)=E
 
| 起工 = [[1998年]](平成10年)
 
| 開場 = [[2001年]](平成13年)[[6月2日]]<ref name="hokkaido-np-2001-6-2">“札幌ドーム特集”. [[北海道新聞]]([[北海道新聞社]]).(2001年6月2日)</ref>
 
| 所有者 = 札幌市
 
| 管理・運用者 = 株式会社札幌ドーム
 
| グラウンド = [[芝|天然芝]](サッカー)<br /> [[人工芝]](野球)
 
| ダグアウト=ホーム - 三塁側 <br /> ビジター - 一塁側
 
| 建設費 = 約422億円
 
| 設計者 = [[原広司]]、アトリエ・ファイ建築研究所、<br />アトリエブンク
 
| 建設者 = [[大成建設]]、[[竹中工務店]]、<br />シャール・ボヴィス共同企業体
 
| 使用チーム、大会 = [[北海道コンサドーレ札幌]](Jリーグ、開場 - 現在)<br />[[北海道日本ハムファイターズ]](2004年 - 現在)
 
| 収容能力 = 41,484席(サッカー開催時、固定客席数)<br />40,476席(野球開催時、固定客席数)<br />53,845人(コンサート開催時)
 
| 規模 = サッカー<br /> ピッチサイズ - 105m×68m<br /> 野球<br />  両翼 - 100m (約328.1 ft)<br />  中堅 - 122m (約400.3 ft)<br />  左右中間 - 116m(約380.6ft) <br />  グラウンド面積 - 14,460[[平方メートル|m<sup>2</sup>]]
 
| フェンスの高さ = 5.75m (約18.9 ft)
 
}}
 
'''札幌ドーム'''(さっぽろドーム、Sapporo Dome)は、[[北海道]][[札幌市]][[豊平区]][[羊ケ丘]]にある[[ドーム球場]]である。施設は札幌市が所有し、札幌市と道内財界各社が出資する[[第三セクター]]・株式会社札幌ドームが運営管理を行っている。
 
  
[[日本]]で唯一の完全屋内天然芝[[スタジアム|サッカースタジアム]]であり<ref group="注">世界には開閉式屋根を利用した、屋内天然芝サッカースタジアムがいくつか存在する。また、移動式天然芝サッカー場を保有するスタジアムは、他にオランダの[[ヘルレドーム]](アーネム)、ドイツの[[フェルティンス・アレーナ]](Veltins-Arena、旧アレーナ・アウフシャルケ)がある。</ref>、天然芝サッカー場移動方式「ホヴァリングシステム」を世界で初めて採用した<ref>{{cite web |url=http://www.khi.co.jp/news/detail/c3010529-1.html |title=札幌ドームに世界初、空気圧浮上による可動式天然芝サッカーフィールド「ホヴァリングステージ」と「開閉式可動席」を納入 |date=2001-05-29 |publisher=[[川崎重工業]] |accessdate=2014-09-05}}</ref>。このシステムにより[[サッカー]]用[[芝|天然芝]]グラウンドと[[野球]]用[[人工芝]]グラウンドの併用が可能となっている。「第44回[[BCS賞]]」<ref>{{cite web |url=http://www.nikkenren.com/kenchiku/bcs/detail.html?r=w&ci=684 |title=BCS賞受賞作品 |publisher=[[日本建設業連合会]] |accessdate=2014-06-13}}</ref>・平成14年度(2002年)「[[赤レンガ建築賞]]」受賞。
+
北海道札幌市豊平区にある全天候型施設。平成13年(2001)5月完成。野球やサッカー・コンサート・展示会など多目的な利用が可能で、最大約5万4000人を収容できる。
  
[[日本プロサッカーリーグ]](Jリーグ)'''[[北海道コンサドーレ札幌]]'''のホームスタジアム<ref group="注">2017年現在、Jリーグのホームスタジアムで競技場全体に屋根が架設されているのは他に[[豊田スタジアム]]([[名古屋グランパス]])・[[大分スポーツ公園総合競技場|大分銀行ドーム]]([[大分トリニータ]])・[[御崎公園球技場|ノエビアスタジアム神戸]]([[ヴィッセル神戸]])の3競技場があるが、いずれも開閉式屋根であり、屋根が常に閉鎖されているのはJリーグ全参加クラブ通して札幌ドームのみとなっている。</ref>、[[日本野球機構|日本プロ野球]](NPB)[[パシフィック・リーグ]]の'''[[北海道日本ハムファイターズ]]'''の本拠地球場として使用されている。以前は[[プロ野球マスターズリーグ]]・札幌アンビシャスも札幌ドームを本拠地としていた。また各種イベントにも利用されており、様々な国際大会が開催されている。
+
{{テンプレート:20180815sk}}
 
 
開業時より「'''Hiroba'''」の愛称がある。2017年現在、パシフィック・リーグで唯一[[命名権]]を導入していない本拠地球場でもある。
 
 
 
開業15周年を迎えた2016年6月2日にマスコットキャラクター「'''チャームコロン'''」が誕生<ref group="注">ただし、開業当初には公式キャラクターとして「'''ヒロバくん'''」がいた。</ref>。
 
 
 
== 開場までの経緯 ==
 
[[ファイル:Norin suisansho Hokkaido nogyo shikenjo tensai shiken nojo 1976.jpg|thumb|300px|農林水産省北海道農業試験場・甜菜試験農場の空中写真画像(1976年)。<br />{{国土航空写真}}。]]
 
 
 
札幌市には以前から、[[東札幌]](現在の[[札幌コンベンションセンター]]一帯)にドーム球場・「ホワイトドーム(仮称)」の建設構想があった。だが、政治汚職事件で逮捕者が出たことによる資金的な問題からこの構想は一時立ち消えになっていた。
 
 
 
[[1992年]](平成4年)7月に、札幌市が[[2002 FIFAワールドカップ]]の開催候補地として名乗りを挙げると、新たに建設するサッカースタジアムをホワイトドーム構想とリンクさせる案が浮上し、[[1996年]](平成8年)1月にはサッカーだけでなく野球など多目的に利用できるドームスタジアムとすることが正式に決定した。サッカー専用競技場として建設した場合、赤字は必至だったため試合数の多いプロ野球球団の誘致が札幌ドーム建設の前提とされた<ref>[http://megalodon.jp/2011-0607-1324-16/mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20110605ddlk01020122000c.html サンデー・トピックス:札幌ドーム開業10周年 プロスポーツで人気] 毎日新聞. (2011年6月5日). 2012年7月1日閲覧。</ref>。
 
 
 
[[1997年]](平成9年)の設計コンペには9つのグループが参加し、[[東京大学]][[名誉教授]]の[[建築家]][[原広司]]らのグループが提案したサッカー用の天然芝を[[空気|空気圧]]で浮上するステージに乗せてドームに出し入れする「ホヴァリング・ステージ」方式が採用された。[[農林水産省]]北海道農業試験場・[[テンサイ|甜菜]]試験農場の跡地で[[1998年]](平成10年)6月に着工し、10月に株式会社札幌ドームを設立した。
 
 
 
[[1999年]](平成11年)に札幌ドームの愛称を公募し、応募総数7,722通、4,966作品の中から「HIROBA(ひろば)」が選ばれた。誰でも知っている言葉で、野球・サッカー・コンサートなど多目的に利用できるドームの機能を端的に表していることなどから採用された。しかし、札幌市民や北海道民の間では「ドーム」と言えば通じる事などから定着していない。
 
 
 
[[2001年]](平成13年)5月に完成し、総事業費は約537億円<ref name="hokkaido-np-2001-5-25">“開業 札幌ドーム 上 537億円の夢 期待の陰に重い負担 問われる経営手腕”. 北海道新聞(北海道新聞社).(2001年5月25日)</ref>。同年6月2日に開場した<ref name="hokkaido-np-2001-6-2" />。6月3日には司会に[[徳光和夫]]、出演者として札幌出身のシンガーソングライターの[[大黒摩季]]らを招いたオープニングの記念イベントが開催された。
 
 
 
== 施設概要 ==
 
* 敷地面積:305,230m²
 
* 建築面積:55,168m²
 
* 延床面積:98,226.21m²
 
* 容積:158万㎥(クローズドアリーナ)
 
** メインとなるドームのクローズドアリーナ、屋外でホヴァリングサッカーステージの芝を育成するオープンアリーナ、その他の屋外施設を全て含めた数字である。
 
* 屋根:固定型シェル(貝)型
 
** 札幌周辺は冬季に北西から南東に向かう[[卓越風]]が吹くため、風上を屋根の高い部分に風下を低い部分に設計して屋根に積もった雪が自然に下へと落ちる構造となっており、降雪期も「雪下ろし」の必要が無い<ref>{{cite web|url=http://www.sapporo-dome.co.jp/dome/backstage_facility04.html|title=札幌ドームの誕生秘話&特徴~札幌ドームはなぜこの形になったのか~|work=札幌ドーム(公式サイト)|accessdate=2017-12-24}}</ref>。
 
=== クローズドアリーナ ===
 
[[ファイル:Sapporodome201108172.JPG|thumb|300px|クローズドアリーナ(サッカー場モード。バックスタンドを観る)]]
 
[[ファイル:Sapporo dome 001.jpg|thumb|300px|クローズドアリーナ(野球場モード。メインスタンドを観る)]]
 
[[ファイル:Sapporo-Dome.gif|thumb|野球場モードからサッカー場モードに変わる時のイメージ]]
 
* 階数・構造:地上4階地下2階、鉄筋コンクリート造・鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造
 
** 掘り下げ式に作られており、[[アリーナ]]面が地下2階となっている。
 
* 最大収容人数:53,738人
 
** 固定客席数:41,484席(シングルスロープスタンド)
 
** サッカー時収容人数:41,983人
 
** 野球時収容人数:42,270人(フィールドシート202席、ファミリーシート50席含む)
 
** その他:車椅子用席117席、貴賓室・特別室・記者席など。
 
** 固定客席数変遷
 
::2001年開業時 - 2002年夏:サッカー場約42,300人、野球場約41,300人([[FIFAワールドカップ]]のためプレス席拡張)<ref>{{cite web |url=http://www.sapporo-dome.co.jp/English/shisetsu-e.html |title=Sapporo Dome |language=英語 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20011031232041/http://www.sapporo-dome.co.jp/English/shisetsu-e.html |archivedate=2001年10月31日 |deadlinkdate=2017年10月 |accessdate=2014-05-24 }}</ref>
 
::2002年夏 - 2006年:サッカー場42,831人、野球場41,823人<ref>{{cite web |url=http://www.sapporo-dome.co.jp/foreign/english.html |title=Sapporo Dome |language=英語 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20021221092917/http://www.sapporo-dome.co.jp/foreign/english.html |archivedate=2002年12月21日 |deadlinkdate=2017年10月 |accessdate=2014-05-24 }}</ref>(プレス席縮小)
 
::2007年 - 2008年:サッカー場41,580人<ref>{{cite web |url=http://www.sapporo-dome.co.jp/foreign/english.html |title=Sapporo Dome |language=英語 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20071214212448/http://www.sapporo-dome.co.jp/foreign/english.html |archivedate=2007年12月14日 |deadlinkdate=2017年10月 |accessdate=2014-05-24 }}</ref>、野球場40,572人(デラックスシート新設)
 
::2009年 - :現在
 
* アリーナ面積:14,460m²
 
* インターセクション(オープンアリーナとの連結部、外野バックスタンドの可動席部分):3,319m²
 
* フィールドサイズ
 
** サッカー場:ピッチサイズ縦105m×横68m、ステージサイズ:縦120m×横85m×高さ1.38m、芝のサイズ:縦113.4m×横80m、天然芝グラウンド
 
** 野球場:両翼100m、センター122m、左右中間116m、全面ショートパイル人工芝([[大塚ターフテック]]製グランドターフ)
 
*** 2013年3月に芝の張り替えを実施<ref>{{cite news |title=札幌ドーム:人工芝8年ぶり張り替え |author=森健太郎 |newspaper=[[毎日新聞]] |date=2013-03-01 |url=http://mainichi.jp/sports/news/20130302k0000m050100000c.html |accessdate=2013-03-02}}</ref>。
 
*** 2005年以前に使われていた人工芝は[[札幌コミュニティドーム]](つどーむ)の[[軟式野球]]フィールドに流用されている。
 
*** 多くのドーム球場で使われているフィールドターフは構造上、使用できない。
 
* 大型映像装置:2基(詳細は[[#大型映像装置|後述]])
 
** 大型ビジョン:フルカラーLED方式(縦8.64m×横32.00m・2面)
 
** サブスコアボード:フルカラーLED方式(縦3.84m×横13.12m・1面)
 
* 展望台:高さ53m(アリーナ面から)
 
* 照明設備
 
* 温度:夏は約25℃、冬は約20℃
 
 
 
=== オープンアリーナ ===
 
メインアリーナと向かい合っており、ホバリングステージは普段はここに設置され、天然芝を育成している。周りはクローズドアリーナのスタンドと同じような面構成の芝生席となっている。北海道コンサドーレ札幌の[[Jサテライトリーグ|サテライト]]の試合が行われたこともある。インターセクション部分を開放すればクローズドアリーナとの連続使用も可能。
 
 
 
北海道コンサドーレ札幌の練習場として使用している「宮の沢白い恋人サッカー場」が芝の養生で使えない時にオープンアリーナを練習場として利用してる。
 
* アリーナ面積:18,800m²
 
 
 
=== 付帯設備 ===
 
[[File:Sapporo Dome Outdoor Football Ground.JPG|thumb|300px|屋外サッカー場 2013年10月]]
 
 
 
* [[駐車場]]:1,451台(大規模イベント時は前売制)
 
** 普通車:1,434台(障がい者用駐車場を含む)
 
** 大型車:17台
 
* [[バスターミナル]]:48バース(乗り入れ路線は「[[#アクセス]]」の節を参照)
 
* [[タクシー|タクシープール]]:48台
 
* [[駐輪場]]:自転車393台、バイク112台
 
* 屋外サッカー練習場:天然芝1面、人工芝1面
 
** 北海道コンサドーレ札幌トップチームが練習場として使用。また同ユースチームの公式試合([[高円宮杯U-18サッカーリーグ]]などに利用されている。夜間照明の設備はない。
 
** 天然芝の練習場(サッカーステージ含む)は悪天候(雨天・積雪など)の場合、芝生の生育・保護のため使えない。
 
** 天然芝の練習場は2016年8月 - 2019年7月までは、[[2019 ラグビーワールドカップ]]・[[2020年夏季オリンピック|2020年東京オリンピック]]開催に向けたサッカー・ラグビー用更新用天然芝の養生のため、全面使用不可となっている<ref>[http://www.sapporo-dome.co.jp/news/dm_rensyujou.html 12~2月分 札幌ドーム 野球・サッカー一般利用の営業について]</ref>。人工芝の練習場については天候に関わらず常時使用可能。
 
** 天然芝の練習場(サッカーステージ含む)は芝生保護の観点から使用は[[サッカー]]・[[フットサル]]のみに限定。人工芝の練習場は[[ラグビー]]、[[アメリカンフットボール]]、[[ラクロス]]、[[グラウンドゴルフ]]などの他の球技やレクリエーションにも使用可能<ref name="サッカー一般利用">{{cite web |url=http://www.sapporo-dome.co.jp/guide/rensyujou_sc.html |title=サッカー 一般利用 |publisher=札幌ドーム |accessdate=2014-06-13}}</ref>。
 
** 天然芝の練習場は積雪期のみ1周約300 mの[[クロスカントリースキー]]コースが開設され無料開放される<ref>{{cite web|url=http://www.sapporo-dome.co.jp/news/dm_crosscuntryski.html|title=「ミニクロスカントリースキーコース」|work=札幌ドーム(公式サイト)|accessdate=2017-12-30}}</ref>。
 
** 毎年11月-翌年4月は芝生の生育・保護に加え、積雪や気候上の観点から天然芝・人工芝とも使用不可<ref>[http://www.city.sapporo.jp/ncms/reiki/d1w_reiki/411901010036000000MH/411901010036000000MH/411901010036000000MH.html 札幌ドーム条例](別表1)において「練習場は5月1日-10月31日までの午前9時から午後6時まで」と明示。</ref> 。
 
 
 
=== 使用料 ===
 
* 観戦・観劇型イベント
 
** 利用料金(1日):8,316,000円(入場者が2万人を超える場合は、1人につき415円が加算)<ref>[http://www.city.sapporo.jp/ncms/reiki/d1w_reiki/411901010036000000MH/411901010036000000MH/411901010036000000MH.html 札幌ドーム条例] の別表2参照</ref>。
 
** 設営・撤去料金:4,158,000円
 
* 上記以外のイベント
 
** 利用料金(1日):4,752,000円
 
** 設営・撤去料金:2,376,000円
 
* その他
 
** オープンアリーナ:3,024,000円
 
** 貴賓室:237,600円
 
** 特別室:226,800円
 
** 応接室:216,000円
 
** 室内練習場:75,600円
 
* 一般利用:サッカー:60,000円 ~ 180,000円  野球:100,000円 ~ 300,000円
 
 
 
== 施設詳細 ==
 
=== ホヴァリングサッカーステージ ===
 
[[ファイル:Sapporo Dome Hovering Stage.jpg|thumb|300px|札幌ドームのホヴァリングサッカーステージ(オープンアリーナ)]]
 
 
 
ホヴァリングサッカーステージは、縦120m・横85m・重さ8,300tの天然芝のステージを空気圧によって7.5cm浮上し、直径600mmの駆動輪26輪・従動輪8輪の電動車輪(400V電圧)で毎分4mの速度で移動する<ref name="hokkaido-np-2000-9-18">“ゆうタウン 来年5月に完成 札幌ドーム ハイテク変身 5時間で野球場→サッカー場 送風機 8300トン浮上させ/車輪 モーターで移動/磁気 定位置へピタリ”. 北海道新聞(北海道新聞社).(2000年9月18日)</ref>。設計製作は[[川崎重工業]]。普段は屋外(オープンアリーナ)で養生されており、サッカーの試合がある時にドーム内(クローズドアリーナ)に移動させたのち、ドーム内で90度回転させる。
 
 
 
ホヴァリングサッカーステージの入口は、サッカー場でのバックスタンド、野球場でのセンターの場所にあたる。ステージ移動の際にはこの部分の観客席が約1/3の大きさにまで折り畳まれ、レフト・ライトスタンドの下に収納される。さらにムービングウォールと呼ばれる、クローズドアリーナとオープンアリーナの間に設備されている可動壁を収納し、ステージの通り道ができるようになっている。このため、[[スコアボード]](大型映像装置)は他の球場のようにセンターには設置できず、レフト・ライトスタンド側に設置している。
 
 
 
ステージの高さはラバーフェンスを含めると2.5mあり、2009年3月8日開催のサッカーJ2開幕節コンサドーレ札幌対[[ベガルタ仙台]]で、ゴールを決めた仙台の[[菅井直樹]]が喜びのあまり仙台サポーターに駆け寄ろうと飛び降りてしまったことがある。
 
 
 
年間を通して使用回数が少ないことと、寒冷地での芝のメンテナンスについてよく研究されていることもあって芝の状態は良好で、2002年には「[[Jリーグアウォーズ]]」で「ベストピッチ賞」を受賞している。
 
 
 
また、プロ野球の試合前には、外に出されているピッチ上で選手がウォーミングアップをすることもある。
 
 
 
屋内に引き入れたステージを90度回転させるためのスペースを必要とするため、野球場形態ではファウルグラウンドが極めて広くなっているのも特徴である。このため、他の球場ならばスタンドインして捕球される心配のないような[[ファウルボール|ファウルフライ]]でも、野手が追いついて捕球される場合がある。その反面、バックストップ(本塁からバックネットまでの距離)が他と比べ10m前後も長いため、[[投手]]の[[暴投]]や[[捕手]]の[[パスボール|後逸]]時にボールを拾うまでに時間がかかり、走者を余計に進塁させてしまうケースもある。
 
 
 
冬季は屋外のオープンアリーナに設置して冬を越す。天然芝は降り積もった雪によって風や乾燥をしのぐことができ、札幌市の最低気温がマイナス10℃を下回る厳冬期でも積雪のおかげで地中5cmの部分の温度は約0.5℃に保たれる。北海道コンサドーレ札幌のホーム開幕戦での使用に向けて、高さ20cmまで除雪用の機械で減らした上で、芝が寒風にさらされて葉が黄化するのを防ぐために高さ10cmまでスコップやスノーダンプなどを使って除雪作業を行う。開幕直前に、最後の仕上げとして北海道コンサドーレ札幌の有志サポーターと一緒に、天然芝を傷つけないように除雪作業を行う<ref>[http://www.sapporo-dome.co.jp/cgi-bin/detail.fcgi?opt=new&no=20140301_121527 「ホヴァリングサッカーステージ」除雪作業にご協力いただきありがとうございました!] - コンサドーレ札幌・2014年3月1日</ref><ref>[http://www.consadole-sapporo.jp/news/201502193/ 札幌ドーム ホヴァリングステージ(サッカーピッチ)除雪協力のお願い] - コンサドーレ札幌・2015年2月27日</ref>。除雪後に土壌の凍結を防ぐためにアンダーヒーティングシステムを使って適切な地温を維持し、目土(補修用の砂)を芝が剥げてしまったところに入れる。トラクターで転圧用のローラーをけん引してピッチ表面を平らにし、転圧作業で寝てしまった芝をブラシがけ作業で起こす。古い葉や茎を取り除き、芝刈りなどを行って天然芝の状態を保つ。
 
 
 
=== スタンド・観客席 ===
 
[[ファイル:Sapporo dome interior.jpg|thumb|300px|屋内の観客席(中央部が折り畳み収納式可動席)]]
 
==== 概要 ====
 
円形スタンドの中に三日月形の可動スタンドを備えている。これは野球場モードでの1・3塁側観客席の前列部分にあたり、サッカーの試合の際にはホームとセンター方向に移動し、メインスタンドとバックスタンドの前列となる。またサッカーモードのバックスタンド中央部、野球モードの外野スタンド中央部は収納式の可動席となっている。この可動席と固定席の間には三角形の空間ができる。これは可動席が折り畳み式であるための設計上の都合である。この部分には2005年から、プロ野球・北海道日本ハムファイターズ主催試合に限り、野球ボールの形をした広告[[看板]]を設置しており、北海道コンサドーレ札幌主催試合では三角形の空間に[[白い恋人]]の広告が設置される。
 
 
 
固定スタンドの傾斜角度は約29度で、後列からも良好な視界を確保することが可能な様に設計面で配慮がされている一方、高齢者を中心に階段の昇降には苦労する角度である(そのため北海道コンサドーレ札幌や北海道日本ハムファイターズの主催試合では階段の昇降が少ない「優し~と」という席種を設定している)。また、サッカー場ではメイン・バックスタンドの、野球場では1・3塁側内野席の前方部分となる可動式のスタンドは傾斜角度が約11度と固定スタンドに比べて緩く、低い位置にあるため視界はあまり良くない。これは同様の可動スタンドを持つ球場でも言えることであるが(可動席最後列の高さが外野フェンスの高さと一致するため)、当ドームはホヴァリングステージの存在のため最前列が高く設定されておりより傾斜が緩い。
 
 
 
またスタンドへの出入り口は北海道コンサドーレ札幌・北海道日本ハムファイターズの上位シーズンシート向けの専用出入り口が西ゲート付近に設置され2階へ上ることなく出入り出来るが、それ以外では地上2階部分(外野スタンドは最上段)にしかスタンド出入り口がない。2階コンコースにはエレベーターで上がることができるが、スタンド内では階段以外に昇降の手段がないため、階段に手すりが設置されている。
 
 
 
ドーム球場では通常、外野の両翼に添って巨大な広告看板を貼り付けているが、札幌ドームの場合はサッカー場としても利用されることから、バックネット側(サッカー場の場合はメインスタンド側)、外野スタンド側(バックスタンド側)と1・3塁側スタンド(両ゴール裏スタンド)の上方から垂下される形で掲示されている。
 
 
 
応援幕についてはプロ野球とサッカーとで条件が異なる。
 
* プロ野球開催日 寸法を幅1座席分、縦は座席に座った状態で自分の座高を超えない範囲とする。[[横断幕]]は両手で保持し静止した状態とし、フェンス・壁面などへの貼り付け([[養生テープ]]・ハトメも含む)は不可。
 
* Jリーグ開催日 アウェーゾーンのみアウェーチームの横断幕のみ設置可能で、それ以外はホームチームである北海道コンサドーレ札幌の横断幕を設置可能。但し緩衝地域と、安全上立ち入り禁止となっている最前列3列部分の客席、セクターフェンスや[[手すり]]、[[非常口]]表示盤付近、コンコースの壁面や柱、メイン・バックスタンド中央部分については設置禁止。
 
 
 
==== サッカー場としての使用時 ====
 
[[ファイル:Sapporodome201108171.JPG|thumb|300px|サッカー場使用時]]
 
 
 
サッカー場としての使用時には、野球の場合と異なり全席が利用可能ではあるものの、北海道コンサドーレ札幌主催によるJリーグ公式戦の開催時には、転落防止の目的で両ゴール裏スタンドの前列3列に、アウェイチームサポーターを隔離し保護する目的でメインスタンドから見て右側のゴール裏スタンドに、それぞれ緩衝地帯を設けて閉鎖する。とくに後者の閉鎖範囲は広く、このため北海道コンサドーレ札幌主催時のJリーグ公式戦の定員数は客席数より約2,000少ない39,856人(Jリーグに提出した収容可能人数)となる。
 
 
 
サッカー場として見た場合、スタンド最前列とピッチとの距離は最大となるメインスタンドとの間で25m、最小となるバックスタンドとの間で12m程度と、少なくとも[[陸上競技場]]兼用の試合会場とは比較にならない良好な観戦環境にある。フェンスが高く、客席からはピッチを見下ろすような格好となるため、サッカー専用球技場と比較すると一体感や接近感で劣るものの、準専用球技場といえる程度の質を保持している。
 
 
 
==== 野球場としての使用時 ====
 
[[ファイル:Aurora vision of Sapporo Dome.jpeg|thumb|300px|野球場使用時]]
 
 
 
野球開催時には[[バックスクリーン]]に相当する箇所の客席約1,000席分を使わないため、総客席数は40,000人強となる。デラックスシート設置により現在の座席配置となった2007年には北海道日本ハムファイターズ主催時のプロ野球公式戦では満員時の観客数は42,222人、2009年は42,328人と発表されているが、この数字はグラウンド部分を観客席として解放しない際の定員数と考えられている。日本野球機構(NPB)が主催し入場者数を発表する[[日本選手権シリーズ|日本シリーズ]]では、現在の座席配置になってからは[[2007年の日本シリーズ]]第2戦で記録された40,770人が最多入場者数となっている。
 
 
 
プロ野球では一般的に、ホームチームのベンチは1塁側だが札幌ドームでホームとなる北海道日本ハムファイターズは3塁側のベンチを使っている。これは2014年シーズンまではスコアボードが1塁(ライト)側にしか設置されてなく3塁側からの方が見やすかったことや、メインの北側入場ゲート及び最寄の[[札幌市営地下鉄東豊線|地下鉄東豊線]][[福住駅]]からのアクセスがよいことなども理由となっている<ref>{{cite web|url=http://www.sapporo-dome.co.jp/kids/r_07.html|title=ファイターズのベンチが3塁側の理由|work=札幌ドーム(公式サイト)|accessdate=2017-01-30}}</ref>。福住駅~国道36号線方面より来場する場合、1塁側ではドームの外周を半周して入場する事になる。なお、[[オープン戦]]の北海道日本ハムファイターズ対[[読売ジャイアンツ|読売ジャイアンツ(巨人)]]のうち、巨人主催扱いの試合でもベンチ配列は日本ハムが3塁側、巨人が1塁側である。
 
 
 
2006年3月の北海道日本ハムファイターズ主催のオープン戦でバックネット裏を除く内野の防球ネットを試験的に取り外したところ、ファンから好評で安全性も確認されたとして、2006年の北海道日本ハムファイターズ主催の公式戦全戦で防球ネットをはずすことが決まった。ところが、2010年8月にファールボールが直撃し顔面骨折と片目失明の重傷を負った観客の女性が起こした裁判では防球ネットを外して以降、年間約100件のファールボール事故が発生していることが指摘されている{{Refnest|group="注"|2015年3月26日の札幌地裁判決では「ドームの設備は安全性を欠いていた」とする原告側の主張をほぼ認め、日本ハム球団、札幌市、札幌ドームの三社に計4190万円の賠償支払いを命じた<ref>[http://www.j-cast.com/2015/03/27231605.html ファウルで失明、4200万円賠償は適当か 日ハム訴訟判決巡って賛否両論]J-CASTニュース、2015年3月27日、2016年11月27日閲覧。</ref>。札幌高等裁判所より2016年5月20日に日本ハムのみに3350万円の賠償支払いを命じる判決が言い渡され、原告・被告共に上告しなかったため判決が確定した<ref>[https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/baseball/549335/ 【日本ハム】ファウルボール裁判上告せず判決確定「球場の安全性確保に鋭意努力」]東京スポーツ、2016年6月6日、2018年3月37日閲覧</ref>。}}。また、[[フィールドシート]]の導入に関しては北海道日本ハムファイターズからの要請を受け、サッカー場やイベント会場への転換で可動席の移動が頻繁に行われることから取り外し式のフィールドシートを2009年から設置した。ただしフィールドシートには防球ネットが設置されている。
 
 
 
両翼のポールは脱着式となっており、野球・[[ソフトボール]]以外のイベントに使うときはこのポールが取り外される。
 
 
 
2014年から3塁側内野席の一部を応援席とし、その一角にお立ち台となる場所を設置して[[私設応援団]]やファイターズガール(チアガール)を常駐させて応援の先導をしている。
 
 
 
=== 放送席 ===
 
放送ブース(放送席)は、日本のドーム球場では珍しく内野バックネット裏(メインスタンド)上段に観客席に入り込む形で設置されており、個別に部屋は設けていない。他のドーム球場では内野スタンド上段に個別の部屋を連ね、放送席のみのエリアを設けている。
 
 
 
=== 大型映像装置 ===
 
[[ファイル:Sapporodome board.jpg|thumb|300px|2014年まで使用されていたパナソニック製アストロビジョン(プロ野球使用時)]]
 
[[ファイル:Aurora vision of new light stand of Sapporo Dome.jpeg|thumb|300px|2015年から使用されている三菱電機製オーロラビジョン(プロ野球使用時・ライトスタンド)]]
 
[[ファイル:Enlarged view of the Aurora vision of Sapporo Dome, which is established in the left stand.jpeg|thumb|300px|2015年から使用されている三菱電機製オーロラビジョン(プロ野球使用時・レフトスタンド)]]
 
 
 
開場時から2014年シーズンまでは、[[パナソニック]]製の「[[アストロビジョン]]」がライトスタンド上方に設置されていたが、2015年3月に[[三菱電機]]製の「[[オーロラビジョン]]」に更新され、新たにレフトスタンド側にも新設された(2015年3月3日の北海道日本ハムファイターズ対読売ジャイアンツのプロ野球オープン戦で運用開始)<ref>{{Cite web |date=2015-03-02 |url=http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2015/pdf/0302.pdf |title=「札幌ドーム」向けオーロラビジョン3面納入のお知らせ|format=PDF |publisher=[[三菱電機]] |accessdate=2015-03-02}}</ref><ref>{{Cite web |date=2015-03-02|url=http://www.fighters.co.jp/news/detail/5199.html |title=札幌ドームに新たな大型映像設備が完成 |publisher=[[北海道日本ハムファイターズ]] |accessdate=2015-03-04}}</ref>。基本仕様は以下の通り<ref>{{cite web|url=http://www.sapporo-dome.co.jp/news/dm_vision.html|title=大型映像設備を2015年3月に向けて更新・増設します|work=札幌ドーム(公式サイト)|accessdate=2017-12-24}}</ref>。
 
{| class="wikitable" style="text-align:center;"
 
|-
 
!width="30%"|仕様
 
!width="35%"|アストロビジョン(旧装置)
 
!width="35%"|オーロラビジョン(新装置)
 
|-
 
|仕様時期
 
|2001年 - 2014年
 
|2015年 -
 
|-
 
|表示部仕様
 
|LED方式
 
|LED方式(黒色パッケージ)
 
|-
 
|絵素間隔
 
|40mm
 
|16mm
 
|-
 
|視認角度
 
|水平方向60度 垂直方向+10、-30度
 
|水平方向75度 垂直方向+25、-30度
 
|-
 
|表示素子寿命
 
|30,000時間
 
|100,000時間
 
|-
 
|外野ライト側<br/>バックスタンドアウェー側
 
|縦7.04m × 横24.96m = 175.71m2
 
|縦8.64m × 横32.00m = 276.48m2
 
|-
 
|外野レフト側<br/>バックスタンドホーム側
 
| -
 
|縦8.64m × 横32.00m = 276.48m2
 
|-
 
|バックネット側上部<br/>メインスタンドホーム側
 
|縦2.56m × 横13.12m = 33.58m2
 
|縦3.84m × 横13.12m = 50.38m2
 
|-
 
|}
 
 
 
* アストロビジョン(旧装置)の右端にはサッカー用の45分タイマーと野球用のボールカウント表示、プレー表示のランプが設置されていた。大型映像装置に野球用とサッカー用の装置が併設されているのは日本でも[[千葉マリンスタジアム|ZOZOマリンスタジアム]]と札幌ドームだけであった。
 
* 2011年からはボールカウントを「SBO」から国際標準の「BSO」へ変更することが同年3月18日に発表され、開幕までに実施された。
 
* 野球で使用する場合の[[スコアボード|スコア表示]]は9回まで。延長戦の場合は9回までのスコア表示を一旦消去し、改めて1回の表示部から10回以降のスコアを表示する。下部は選手表示(縦書き・横スクロール)となる。スコア表示と映像表示を併用する場合は右端の広告表示と審判表示部分を使う。
 
* プロ野球の試合開催で、パ・リーグのチームと対戦するリーグ公式戦の試合と、[[セ・パ交流戦]]など[[セントラル・リーグ|セ・リーグ]]のチームと対戦する試合とでは、スコア部分の左にあるチーム表記が異なる。
 
** パ・リーグ公式戦では、上の先攻・対戦チームとその下の後攻・ホームチーム(北海道日本ハムファイターズ)のチーム名が、主にユニフォーム胸元のデザインに使われているタイプのものなどで表記される。
 
** セ・リーグチームとの試合時には、チームのエンブレムマーク等(F,Sh,Ys,YG,CDなど)のイラストタイプのものが表記される。
 
:※[[2006年の日本シリーズ|2006年]]と[[2007年の日本シリーズ|2007年]]の[[中日ドラゴンズ]]、[[2012年の日本シリーズ|2012年]]の読売ジャイアンツとの日本シリーズではパ・リーグ公式戦のものと同様の表記、[[2009年の日本シリーズ|2009年]]の読売ジャイアンツ、[[2016年の日本シリーズ|2016年]]の[[広島東洋カープ]]との日本シリーズでは、対セ・リーグ戦用のタイプで表記。また、2011年と2012年の交流戦はパ・リーグ公式戦と同様のもので表記されている。
 
* Jリーグ公式戦では左側(バックスタンドホーム側)はスコア表示と[[審判員 (サッカー)|審判員]]とマッチコミッショナーの氏名を表示、右側(バックスタンドアウェー側)は選手名(横書き)が表示される。
 
 
 
=== 売店・スタジアムグルメ ===
 
グッズショップ「グッズ☆ジャム」及びレストラン「スポーツ・スタジアム・サッポロ」はホームチームの入場口となる北ゲート付近に設置されており、場内飲食売店は1階の北ゲート付近を中心に南ゲート・西ゲート付近にも設置している。一方でホヴァリングステージの出し入れのため東側(バックスタンド・外野側)には設置されていない。
 
 
 
他のドーム同様、火をそのまま使えない事で制約を受けるが、開業当初より改善が行われ名物となっているものも登場している。
 
 
 
球場内で売られる[[ビール]]は、株主に連ねている関係上ほとんどが[[サッポロビール]]であり、「[[サッポロ生ビール黒ラベル|黒ラベル]]」「[[サッポロクラシック]]」「[[ヱビスビール]]」とサッポロビールの3銘柄が揃う。しかし、[[麒麟麦酒|キリンビール]]がスポンサーの[[サッカー日本代表]]の試合が行われる際は場内からサッポロビールが一掃され、全部の売り口でキリンビールが売られる。また、[[アジア野球選手権]]2003の開催時は、大会メインスポンサーが[[アサヒビール]]だったことから球場内広告がアサヒビールに書き換えられ、アサヒビールも売られた。このときはサッポロビールも同時に売られた。
 
 
 
場内では、缶・瓶飲料のほか、[[ペットボトル]]入り飲料(内容量・蓋の有無に関わらず)、及び球場の外部で購入した[[弁当]]類は持参禁止となっており、飲料類は各自で[[水筒]]・[[タンブラーグラス|タンブラー]]に持参してもらうか、会場で紙コップに移してもらう(ただし、水筒・タンブラーについてはイベントにより許可が出ていない場合は持参禁止。そのほか、イベントが行われていない場合のキッズパークにおいては、遊具そばにあるベンチでの飲食に限り、トレーニング室は水分補給の目的での利用についてはカン・ビン・ペットボトル・弁当の持参可。また屋内アリーナ(フィールド部)で一般利用する場合、水分補給名目でペットボトルは持参可)<ref>[http://www.sapporo-dome.co.jp/dome/rulemanner.html ルール&マナー]</ref>
 
 
 
=== その他 ===
 
* 年間を通して多目的に使える施設であることから、2002 FIFAワールドカップの日本側の会場となった施設では最大の収益を上げており、2001年度の開業から2013年度終了時まで13期連続で黒字となった。2014年度は当時過去最大の売上高を記録したものの、大型映像設備更新に8億2800万円の費用負担があったことから、開業以来初となる単年度赤字決算となった<ref>[http://www.sapporo-dome.co.jp/data/2015624_121043.pdf 2015 年 3 月期(第 17 期)決算の概要等について] 株式会社札幌ドーム 2015年6月24日 2016年2月16日閲覧</ref>。北海道日本ハムファイターズが使用料減免を要求しているが、[[札幌ドーム#施設概要|上記]]のように条例で額が定められていることもあり、応えられていない。なお、札幌市は北海道コンサドーレ札幌に対して「札幌ドーム利用料金減免補てん補助金」との名目で、ドーム利用料金の3分の1減免し、これに伴う減収分を株式会社札幌ドームへ補助金(年額3000万)として補填する事業を2000年度から行っている<ref>{{cite web |url=http://www3.city.sapporo.jp/somu/hyoka/torikumi/pdf/20151023645.pdf|title=事業評価調書 札幌ドーム利用料金減免補てん補助金 |format=PDF |publisher=札幌市 |accessdate=2017-12-24}}</ref>。
 
* 北海道内では、プロ野球・Jリーグの公式戦がこれまで開催された屋外スタジアムの中で常設のナイター設備が整えられているのは[[花咲スポーツ公園硬式野球場|旭川スタルヒン球場]]が日本ハム移転後の2013年に設置したのみで、コンサドーレが札幌ドーム開業前にメインホームスタジアムとして使用していた[[札幌厚別公園競技場]]でさえナイター開催時は[[移動照明車]]を利用していた。プロ野球・Jリーグの公式戦を開催するスタジアムとしては、道内初のナイター設備常設スタジアムとなった。
 
* プロ野球の応援に際し、鳴り物による応援は近隣に配慮してほとんどの野球場が22時までとされているが、音漏れの少ない札幌ドームで[[騒音]]に関するトラブルは皆無であり、23時まで鳴り物の応援が許可されている。他球場では[[振動]]による近隣や建物への影響を配慮して規制している大人数によるジャンプ行為も開場当時より規制されておらず、コンサドーレサポーターがゴール裏で長年サルトによる応援を続けており、日本ハム移転後は[[稲葉篤紀]]へのジャンプ応援で[[テレビ]]の中継画面が大きく揺れるのが有名となった。ただしこれは、ホヴァリング・ステージを出し入れするために折り畳み式で揺れる事を前提として設計した場所からさらに[[望遠レンズ]]を使ってバッターボックス方向を撮っているため揺れが強調されており、実際の揺れはもっと小さい。この様に騒音・振動に対して比較的強い建築物である事などから、札幌都心で騒音など様々な問題を引き起こしている「[[YOSAKOIソーラン祭り]]」のドーム移転論というのもある。
 
* 2002年FIFAワールドカップにおいて、当時の[[サッカーイングランド代表|イングランド代表監督]]だった[[スヴェン・ゴラン・エリクソン]]が[[ハーフタイム]]に戦術指示を示した[[ホワイトボード]]がそのままのかたちで保存されており、南北の連絡通路のメモリアルコーナーのギャラリーに展示されている。
 
* 2002年FIFAワールドカップ開催時、冬期間のリーグ戦開催において寒さによるピッチの凍結に悩まされるヨーロッパ各国の関係者やマスコミからは、完全屋内で試合のできる本施設に高い評価が与えられた。ただし、札幌ドームでの冬季のサッカー公式戦開催は現状では不可能である。
 
[[ファイル:Sapporo Dome 001.jpeg|thumb|300px|展望台へと続いている通称「空中エスカレーター」(右上)]]
 
* ドームの上には展望室が設けてあり、そこへアクセスするエスカレーターがアリーナ内に見える。天気の良い日には[[札幌飛行場|丘珠空港]]を離着陸する飛行機を見る事が可能である。[[新千歳空港]]発着の飛行機は見えないが、札幌ドームでの試合を中継した[[アナウンサー]]が言い間違えたこともある。
 
* 観客動員数の最高記録は、2009年11月14日 - 15日に開催された[[アイドル]]グループ [[嵐 (グループ)|嵐]] による『ARASHI Anniversary Tour 5×10』2日目(11月15日)。この公演ではスウィート席など全ての座席を開放してコンサートを行い、2009年以降の札幌ドーム公演ではスウィート席を含めた座席開放をしている(なお、2010年の公演で観客動員記録を再び更新している)。
 
* プロ野球の[[ジェット風船|ロケット風船]]はバックスクリーン付近のスタンド部分等の可動部が多く、除去されなかった風船を巻き込むことで稼働装置の故障が懸念されることを理由に2011年シーズンまで使用が禁止されていたが、専用のポンプで膨らませることを条件に2012年シーズンから全試合解禁になった<ref>{{cite press release |url=http://www.sapporo-dome.co.jp/data/2012318_144713.pdf|title=札幌ドーム「イベント開催時のルール&マナー」一部改正について |date=2012-03-15 |format=PDF |publisher=札幌ドーム |accessdate=2014-06-13}}</ref>。
 
* [[Google ストリートビュー]]では、札幌ドームのグラウンドを見ることが出来、三塁側ベンチやホームベース上、マウンドからの眺めが見られるだけでなく、塁間や塁上からの映像もあり、ベースランニングも楽しめる内容となっている<ref>{{cite web |url=http://www.sapporo-dome.co.jp/news/dm_googlemap_kannai.html |title=札幌ドームの館内がGoogle マップのストリートビューに登場! |publisher=札幌ドーム |accessdate=2014-09-05}}</ref>。
 
* 北海道日本ハムファイターズはドーム内に球団事務所を設けており2012年に大幅改修した際、1階会議室の3部屋それぞれの部屋名に「北海道に移転してからの球団の功労者」として[[トレイ・ヒルマン]]、[[新庄剛志|新庄剛志(SHINJO)]]  、[[ダルビッシュ有]](入団順。序列の有無は不明。)の3人の姓の英語表記を使用した<ref>{{cite web |url=http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/03/01/kiji/K20120301002734300.html |title=新庄、ヒルマンもある 改修の日本ハム球団事務所に“ダル部屋”完成! |publisher=スポニチ Sponichi Annex |date=2012-03-01 |accessdate=2017-02-05}}</ref>。
 
* フェンス・スタンドの広告は、サッカー・ラグビーの国際大会([[国際Aマッチ]]等)の時はフェンスと同じ黒のシートで覆ったり、スタンドの横断幕をはずしたりする([[クリーンスタジアム]])が、北海道コンサドーレ札幌の主催試合では特にシートで覆うことはせずそのまま露出される。
 
 
 
== ドームツアー ==
 
イベントが開催されない日に、ツアーアテンダントの案内によるドームツアーが開催されている。選手が使用する[[ロッカー]]や[[ブルペン]]等の見学が出来る<ref>{{cite web|url=http://www.sapporo-dome.co.jp/guide/dometour.html|title=ドームツアー|ドーム見学・施設利用|work=札幌ドーム公式サイト|accessdate=2015-03-17}}</ref>。
 
 
 
== 札幌ドームMVP賞 ==
 
2004年からフランチャイズチームの発展と選手のさらなる活躍を願い、「札幌ドームMVP賞」が設置された<ref>{{cite web |url=http://www.sapporo-dome.co.jp/dome/domemvp.html |title=札幌ドームMVP賞 |publisher=札幌ドーム |accessdate=2017-1-26}}</ref>。サッカー部門(北海道コンサドーレ札幌)と野球部門(北海道日本ハムファイターズ)の2部門があり、それぞれのチームにおいて、その年に最も活躍した選手に贈られる。2009年からは[[ノミネート]]選手の中からのファン投票を実施し、投票結果をもとに選定されている。MVP賞金は100万円(サッカー部門はコンサドーレが[[J2リーグ|J2]]に所属した年のみ50万円)。西ゲート前のトンネル内には、表彰選手のプレートが展示されている。
 
 
 
{| class="wikitable" style="text-align:center;"
 
|-
 
!rowspan="2"|年度!!colspan="2"|MVP賞!!rowspan="2"|特別賞など
 
|-
 
!width="120"|サッカー部門!!width="120"|野球部門
 
|-
 
|[[2004年]]||[[清野智秋]]||[[新庄剛志|SHINJO]]||style="text-align:left;"|野球部門: 特別賞・[[ブリスキー・ザ・ベアー|B・B]](マスコット)
 
|-
 
|[[2005年]]||[[和波智広]]||[[ダルビッシュ有]]||
 
|-
 
|rowspan="2"|[[2006年]]||rowspan="2"|該当者なし||rowspan="2"|[[森本稀哲]]||style="text-align:left;"|サッカー部門: 優秀選手賞・[[芳賀博信]]、奨励賞・[[砂川誠]]、奨励賞・[[相川進也]]
 
|-
 
|style="text-align:left;"|野球部門: 特別賞・[[金子誠]]
 
|-
 
|rowspan="2"|[[2007年]]||rowspan="2"|[[曽田雄志]]||rowspan="2"|[[稲葉篤紀]]||style="text-align:left;"|サッカー部門: 奨励賞・[[高木貴弘]]
 
|-
 
|style="text-align:left;"|野球部門: 特別賞・ダルビッシュ有、功労賞・[[トレイ・ヒルマン]]、功労賞・[[田中幸雄 (内野手)|田中幸雄]]
 
|-
 
|[[2008年]]||[[ダヴィ・ジョゼ・シルバ・ド・ナシメント|ダヴィ]]||ダルビッシュ有||
 
|-
 
|[[2009年]]||[[チアゴ・キリーノ・ダ・シウヴァ|キリノ]]||金子誠||
 
|-
 
|[[2010年]]||[[高原寿康]]||[[小谷野栄一]]||
 
|-
 
|[[2011年]]||[[李昊乗]]||ダルビッシュ有||
 
|-
 
|[[2012年]]||[[日高拓磨]]||[[吉川光夫]]||
 
|-
 
|[[2013年]]||[[内村圭宏]]||rowspan="2"|[[陽岱鋼]]||
 
|-
 
|[[2014年]]||[[都倉賢]]||style="text-align:left;"|野球部門: 功労賞・稲葉篤紀、功労賞・金子誠
 
|-
 
|[[2015年]]||[[宮澤裕樹]]||rowspan="2"|[[大谷翔平]]||
 
|-
 
|[[2016年]]||[[福森晃斗]]||
 
|-
 
|[[2017年]]||[[具聖潤]]||[[西川遥輝]]||
 
|-
 
|}
 
 
 
== アクセス ==
 
詳細は札幌ドームの公式ホームページ内「アクセス・駐車場」を参照<ref>{{cite web |url=http://www.sapporo-dome.co.jp/access/index.html |title=アクセス・駐車場 |publisher=札幌ドーム |accessdate=2014-06-13}}</ref>。
 
=== 地下鉄 ===
 
[[札幌市営地下鉄]][[札幌市営地下鉄東豊線|東豊線]]の[[福住駅]]から徒歩10分
 
 
 
=== シャトルバス ===
 
プロ野球・Jリーグ・コンサート等の大規模イベント時に運行されている。
 
{| class="wikitable"
 
|-
 
!運行事業者
 
!発着地
 
!連絡している鉄道路線
 
|-
 
|rowspan="2"|[[じょうてつ]]||[[平岸駅 (札幌市)|平岸駅]]||札幌市営地下鉄[[札幌市営地下鉄南北線|南北線]]
 
|-
 
|[[真駒内駅]]||札幌市営地下鉄南北線
 
|-
 
|[[ジェイ・アール北海道バス]]||[[白石駅 (JR北海道)|JR白石駅]]||[[北海道旅客鉄道|JR]][[函館本線]]・[[千歳線]]
 
|-
 
|rowspan="2"|[[北海道中央バス]]||[[南郷18丁目駅]]||札幌市営地下鉄[[札幌市営地下鉄東西線|東西線]]
 
|-
 
|rowspan="2"|[[新札幌バスターミナル]]||札幌市営地下鉄東西線([[新さっぽろ駅]])
 
|-
 
|ジェイ・アール北海道バス||JR千歳線([[新札幌駅]])
 
|}
 
 
 
料金:大人(中学生以上)210円、こども(小学生)110円。<br />※ICカード乗車券([[SAPICA]]・[[Kitaca]]・[[Suica]]など)が利用できる。<br />※地下鉄乗継割引は対象外。
 
 
 
=== 空港連絡バス ===
 
{| class="wikitable"
 
|-
 
!運行事業者
 
!停車バス停
 
!路線
 
|-
 
|[[北海道中央バス]]||rowspan="2"|札幌ドーム||rowspan="2"|札幌都心(地下鉄福住駅経由)発着路線
 
|-
 
|[[北都交通 (北海道)|北都交通]]
 
|-
 
|北都交通||福住3条3丁目(降車)<br />福住3条2丁目(乗車)||円山バスターミナル発着路線
 
|}
 
 
 
料金:大人(中学生以上)1,030円、こども(小学生)520円。
 
 
 
=== 路線バス ===
 
{| class="wikitable"
 
|-
 
!運行事業者
 
!停車バス停
 
!路線
 
|-
 
|rowspan="3"|[[北海道中央バス]]||札幌ドーム||平岸線[平50][[北海道中央バス平岡営業所|平岡営業所]]行き・月寒本線[74][[北海道農業研究センター|農業研究センター]]行き、[80]平岡営業所行き・清田団地線[85・福85]ヒルズガーデン清田行き、[86・福86]清田団地行き<br />有明線[福87][[札幌市立有明小学校|有明小学校]]行き・アンデルセン福祉村行き(真栄団地経由)・真栄団地線[88・福88]美しが丘3条9丁目行き(真栄団地経由)・柏葉台団地線[96]柏葉台団地行き・輪厚行き(桂台団地経由)、[福96]柏葉台団地行き・輪厚行き・希望ヶ丘北行き、[福97]柏葉台団地・希望ヶ丘北行き([[里塚]]中央経由)<br />真駒内線[真104・真105][[真駒内駅]]行き・広島線 東部中学校行き・東部中西行き・[[北広島駅]]行き<br />千歳線 [[急行]]・[[千歳駅]]前行き(里塚中央経由)、千歳駅前行き(桂台団地・[[北恵庭駐屯地]]経由)・大曲光線[113・福113]大曲光4丁目行き(桂台団地経由)
 
|-
 
|福住3条3丁目||美しが丘線[福95][[三井アウトレットパーク 札幌北広島|三井アウトレットパーク]]行き・[[大曲工業団地]]行き([[羊ヶ丘通]]経由)
 
|-
 
|月寒東1条16丁目||福住・平岡線[福51][[イオンモール札幌平岡]]・里塚4条3丁目行き([[北野通]]経由)・大谷地線[福63]平岡営業所行き([[南郷18丁目駅]]・北野7条5丁目経由)・大谷地線[福68]真栄行き(南郷18丁目駅・北野7条5丁目経由)・緑ヶ丘団地線[福99]東栄通行き(北野通経由)
 
|}
 
 
 
各料金:「さっぽろえきバスnavi」を参照<ref>{{cite web |url=http://ekibus.city.sapporo.jp/ |title=さっぽろえきバスnavi |publisher=札幌市 |accessdate=2014-06-13}}</ref>。
 
 
 
=== 徒歩利用者用入場口 ===
 
ドーム内には5か所の徒歩利用者のための入場口があるが、積雪などの関係で冬季(原則11-3月)利用できない入場口がある。
 
;通年を通して開場
 
*札幌ドーム歩道橋([[国道36号]]沿い)
 
*バス停口(同上)
 
*福住口(福住桑園通りと、羊ケ丘通りが交わる箇所)
 
;冬期間のみ閉鎖(いずれも国道36号沿い)
 
*月寒口
 
*清田口
 
 
 
== 札幌ドームが登場した作品 ==
 
;テレビドラマ
 
* [[PRICELESS〜あるわけねぇだろ、んなもん!〜]] - [[木村拓哉]]主演の[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系[[フジテレビ月曜9時枠の連続ドラマ|月9ドラマ]]。2012年12月24日放送の最終話ラストシーンは、札幌ドーム敷地内から生放送された。
 
 
 
;漫画
 
* [[新・野球狂の詩]] - [[東京メッツ|札幌華生堂メッツ]]の本拠地として登場。
 
* [[太陽の黙示録]] - 札幌に拠点を置く[[新宗教|新興宗教団体]]「既望の会」が大会の会場に使っている。
 
* [[高校デビュー]] - 作中に札幌ドームの絵が登場する。
 
 
 
;その他
 
* [[GOLD (B'zの曲)|GOLD]] - [[B'z]]が2001年8月8日に発売した32枚目のシングル。札幌ドーム内で[[ミュージック・ビデオ]]が撮影された。
 
 
 
== 運営会社 ==
 
{{基礎情報 会社
 
|社名 = 株式会社札幌ドーム
 
|英文社名 = SAPPORO DOME Co.,Ltd.
 
|ロゴ =
 
|種類 = [[株式会社]]
 
|市場情報 = 非上場
 
|略称 =
 
|国籍 = {{JPN}}
 
|本社郵便番号 = 062-0045
 
|本社所在地 = [[札幌市]][[豊平区]][[羊ケ丘]]1番地
 
|設立 = {{Start date and age|1998|10|01}}
 
|業種 = サービス業
 
|事業内容 = 貸館、商業、観光事業
 
|代表者 = 山川広行([[代表取締役]][[社長]])
 
|資本金 = 10億円
 
|発行済株式総数 = 2万株
 
|売上高 = {{↓}} 38億8971万円<small>(2017年)<ref name="FY2017">[https://www.sapporo-dome.co.jp/company/180625b.pdf 第20期事業報告] 株式会社札幌ドーム</ref></small>
 
|営業利益 ={{↓}} 1億8403万円<small>(2017年)<ref name="FY2017" /></small>
 
|経常利益={{↓}} 2億2972万円<small>(2017年)<ref name="FY2017" /></small>
 
|純利益 = {{↓}} 1億6301万円<small>(2017年)<ref name="FY2017" /></small>
 
|純資産 = {{↑}} 46億1882万円<small>(2017年)<ref name="FY2017" /></small>
 
|総資産 = {{↑}} 32億483万円<small>(2017年)<ref name="FY2017" /></small>
 
|従業員数 = {{↑}} 71人<small>(2017年)<ref name="FY2017" /></small>
 
|決算期 = 3月末日
 
|主要株主 = [[札幌市]] 55%<br />[[札幌商工会議所]] 5%<br />[[北海道電力]] 5%<br /><small>2018年時点</small>
 
|主要子会社 =
 
|関係する人物 =
 
|外部リンク = [http://www.sapporo-dome.co.jp/ 札幌ドーム]
 
|特記事項 =
 
}}
 
 
 
=== 株主 ===
 
*[[札幌市]]
 
*[[札幌商工会議所]]
 
*[[北海道電力]]
 
*[[北海道ガス|北海道瓦斯]]
 
*[[北海道新聞社]]
 
*[[北洋銀行]]
 
*[[北海道銀行]]
 
*[[サッポロビール]]
 
*[[プリンスホテル]]
 
*[[竹中工務店]]
 
*[[大成建設]]
 
*[[北海道コカ・コーラボトリング]]
 
*[[電通]]
 
*電通北海道
 
*[[大広]]
 
*[[東日本電信電話]]
 
*[[近畿日本ツーリスト]]
 
*NTT東日本-北海道
 
*[[NTT北海道テレマート]]
 
*北海道キリンビバレッジ
 
*サントリービバレッジサービス
 
*[[北海道旅客鉄道|JR北海道]]
 
*JTB北海道
 
*JTB商事
 
*[[北海道放送]]
 
*[[札幌テレビ放送]]
 
*[[北海道テレビ放送]]
 
*[[北海道文化放送]]
 
 
 
== 施設命名権 ==
 
札幌市は2011年1月から札幌ドームの施設[[命名権]]を募集(施設名に札幌ドーム、またはそれに準ずるものを付けることが条件 5年間・年5億円)し、[[Google]]1社から応募があったが、意見の食い違いから契約締結には至らなかったため、2月、さらには2012年の開幕前の導入を前提とした12月に再び募集をした。しかし今度は2回とも希望者が現れなかった。買い手がつかない理由として「5年間・年5億円」という契約金の問題があるともされている。実際、2011年12月の募集では、契約年数を延長して実質的な年間負担の軽減を謳ったが、それでも買い手がつかず、2012年開幕当初の命名権実施を断念した<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/feature/hokkaido1324519165271_02/news/20111222-OYT8T00628.htm 徹底研究 札幌ドーム<6>] - 読売新聞北海道発2011年12月22日</ref>。
 
 
 
その後、2013年12月に改修費用ねん出のために改めて募集をかけたが、再び見送ることとなった<ref>[https://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20131202-1225951.html 札幌ドーム命名権 公募で売却へ]</ref>。
 
 
 
また、命名権とは別に札幌市は今後10年間で100億円を見込んでいる老朽化箇所の修繕費の一部を、運営会社に負担させる方針を固めている。これは、各種イベントの入場収入など、いわゆる「儲け」が約13億円もあるため「儲けすぎ」とする指摘があり、この儲けの大半を取り崩す形で照明塔や空調などの老朽化箇所の修繕に充てるとした<ref>[http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/498188.html 札幌ドーム修繕費、運営三セクも一部負担 「もうけすぎ」批判で市方針](北海道新聞 2013年10月16日 同11月3日閲覧)</ref>。
 
 
 
== 北海道日本ハムファイターズ新球場建設をめぐる動き ==
 
2016年5月24日に、日本ハム球団が保護地域としている北海道内に「新球場建設」という報道が流れた。主な理由として球場使用料や諸経費負担が約13億円程度の賃貸料を支払って本拠地にしていること、さらに上記の命名権失敗、球場内の広告費用や、グッズの売り上げ一部を札幌ドームならびに管理者である札幌市に払っていること、他球団で急速に進んでいるボールパーク化([[野球場]]周辺の商業施設や遊戯施設の充実など)やイベントに関しては、必ず市の許可を取らなくてならず、遅れを取っている状況を打破するため、日本ハム球団が道内に新球場を作りチームと球場運営の一本化を図る考えを示し、新球場は総天然芝で屋根開閉式、観客動員数は3万人を想定している。
 
 
 
主な候補地として、札幌市[[北区 (札幌市)|北区]]にある[[北海道大学]]構内、[[豊平区]]にある[[北海道農業専門学校|八紘学園]]、[[北広島市]]の[[きたひろしま総合運動公園]]、札幌市[[南区 (札幌市)|南区]]の[[北海道立真駒内公園]]を候補として挙げていた。これに対しドーム側は「売り上げは市の充実や施設の整備により市民に還元している。」と札幌ドームは道民、市のものであると主張。使用料引き下げについての駆け引きには応じない姿勢であり、札幌市長の[[秋元克広]]も[[記者会見]]で「総天然芝には出来ないので本拠地移転も仕方ない」と引き留めに消極的であった<ref>[http://www.nikkansports.com/baseball/news/1652082.html 日本ハム新球場、8年後完成目指し球団が建設検討]</ref><ref>[http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20160526/bbl1605261140004-n1.htm 「新球場計画」はチキンレースか 日本ハムVS札幌市 札幌ドームはどうなる?]</ref><ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXLASFB24H4E_U6A520C1000000/ 札幌市長「1月末に球団から打診」 日本ハム新球場建設]</ref><ref>[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160422-00000004-wordleafs-base&p=1 日ハムの球団経営を圧迫する旧態依然の壁]</ref>。
 
 
 
しかし、この新球場構想に隣接する北広島市が全面的賛同の姿勢をみせ、必要な用地をきたひろしま運動公園内に用意して30[[ヘクタール]]を提供する意向を表明、球団に対して具体的な提案を行うなど、移転可能性を軽視もしくは移転先が市内に留まると楽観視していた札幌市にとって想定外の方向に進み、チームの市外流出による市民感情や札幌ドーム経営への影響を恐れた札幌市は、札幌ドームへの残留を求める姿勢に転じた。2016年12月には札幌市・札幌ドーム・日本ハム球団・北海道コンサドーレ札幌による初の四者会談を実施し、札幌市はドームの野球専用化を提案したものの、日本ハム球団から拒否されている。
 
 
 
[[2018年]][[3月26日]]、親会社の[[日本ハム]]は[[東京都]]の[[高輪プリンスホテル]]で開かれた臨時取締役会で、札幌ドームの移転候補地を、札幌市に隣接する北広島市の「きたひろしま総合運動公園」に決定した。新球場は2020年5月着工、[[2023年]]3月に開業予定で、周辺にホテルや温浴施設などの商業施設を配置した「ボールパーク」を整備する。北広島市が提示した敷地面積が札幌市[[南区 (札幌市)|南区]]の[[北海道立真駒内公園]]及び[[北区 (札幌市)|北区]]の[[北海道大学]]構内より広大で、固定資産税免除など充実した行政支援があることが決め手となった<ref>[https://mainichi.jp/articles/20180326/k00/00e/050/290000c 日本ハム移転先、北広島へ決定]毎日新聞、2018年3月26日閲覧</ref>。
 
 
 
== 送信施設 ==
 
ドーム内で2002年6月23日から在札[[AM放送]]局の[[再送信]]が開始された<ref>[http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/283520/www.hokkaido-bt.go.jp/C/C14/c140612.htm 札幌ドーム内でAMラジオ放送の受信が可能に -AMラジオ放送の再送信設備を許可] [[北海道総合通信局]] 広報資料 平成14年6月12日([[国立国会図書館]]のアーカイブ:2009年1月13日収集)</ref>。
 
{| class="wikitable"
 
|-
 
![[周波数]](kHz)
 
|align="right"|567
 
|align="right"|747
 
|align="right"|1287
 
|align="right"|1440
 
|-
 
![[日本のラジオ放送局|放送局名]]
 
|[[日本放送協会|NHK]][[NHK札幌放送局|札幌]][[NHKラジオ第1放送|第1]]
 
|NHK札幌[[NHKラジオ第2放送|第2]]
 
|[[HBCラジオ|北海道放送]](HBC)
 
|[[STVラジオ]]
 
|}
 
周波数は、[[江別ラジオ放送所#送信設備|札幌送信所]]と同じ。
 
<!--高周波利用設備による再送信であるので空中線電力、放送区域は存在しない。-->
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
=== 注釈 ===
 
{{Reflist|group="注"}}
 
=== 出典 ===
 
{{Reflist|2}}
 
 
 
== 関連項目 ==
 
{{Commonscat|Sapporo Dome}}
 
* [[日本のサッカー競技場一覧]]
 
* [[日本の野球場一覧]]
 
* [[羊ケ丘]]
 
* [[福住 (札幌市)|福住]]
 
* [[うらうちない川]]
 
 
 
== 外部リンク ==
 
* [http://www.sapporo-dome.co.jp 札幌ドーム]
 
* [http://www.consadole-sapporo.jp/stadium/dome/ 札幌ドーム | 北海道コンサドーレ札幌]
 
* [http://2019-all-for-japan-team.jp/venue/sapporo.html ラグビーワールドカップ2019開催都市 北海道・札幌市]
 
 
 
{{Jリーグスタジアム}}
 
{{北海道コンサドーレ札幌のメンバー}}
 
{{Jリーグベストピッチ賞}}
 
{{FIFAワールドカップ2002スタジアム}}
 
{{2019ラグビーワールドカップスタジアム}}
 
{{2020年夏季オリンピック競技会場}}
 
{{日本プロ野球の本拠地野球場}}
 
{{北海道日本ハムファイターズの本拠地}}
 
  
 
{{DEFAULTSORT:さつほろとおむ}}
 
{{DEFAULTSORT:さつほろとおむ}}

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札幌ドーム.jpg

札幌ドーム(さっぽろドーム、Sapporo Dome)

北海道札幌市豊平区にある全天候型施設。平成13年(2001)5月完成。野球やサッカー・コンサート・展示会など多目的な利用が可能で、最大約5万4000人を収容できる。



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