杏林大学

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杏林大学
大学設置 1970年
創立 1966年
学校種別 私立
設置者 学校法人杏林学園
本部所在地 東京都三鷹市新川6-20-2
東経139度34分0秒北緯35.678度 東経139.56667度35.678; 139.56667
キャンパス 三鷹(東京都三鷹市新川)
井の頭(東京都三鷹市下連雀)
八王子(東京都八王子市宮下町)
学部 医学部
保健学部
総合政策学部
外国語学部
研究科 医学研究科
保健学研究科
国際協力研究科
ウェブサイト 杏林大学公式サイト
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杏林大学(きょうりんだいがく、英語: Kyorin University

東京都三鷹市新川6-20-2に本部を置く日本私立大学

1970年に設置。大学の略称は杏林大(きょうりんだい)、杏林(きょうりん)。

概観

大学全体

杏林大学は東京都三鷹市に講義・研究使用目的のキャンパス2つと八王子市グラウンド専門使用目的のキャンパス1つを有している。理系・文系の4学部14学科を設置している総合大学であり、理系・文系の3研究科を有する杏林大学大学院も設置している。また1970年代医学部が設置された新設医科大学でもある。もともとは昭和29年(1954年)に開設された三鷹新川病院が母体。昭和45年(1970年)に台湾人松田進勇(日本名)と松田家によって創設・経営される。創立50周年である2016年に井の頭キャンパスを開設し、医学・保健医療系と人文・社会科学系の学部連携の強化を図る。 なお、杏林製薬との資本関係などはない。

建学の精神・教育理念

建学の精神は「眞・善・美の探究」である。 建学の精神を通じて、優れた人格を持ち、人のために尽くすことの出来る国際的な人材の育成を目指している。

  • 「眞」

真実・真理に対して謙虚であるとともに、自ら進んで学び、研究すること。

  • 「善」

倫理観を持ったよき人間性・人格を形成。他人に対してやさしく、思いやる心を持った人格を自ら築き上げて、人のために尽くすこと。

  • 「美」

真理に対し謙虚に学ぶ姿勢を持ち、他人を尊重し、自らの身を持するのに厳しく、美しいものを美しいと感じる感性を磨くよう努めれば、自然に美しい立派な風格のある人間に成長していくこと。

大学名の由来

杏林は『古代中国医師董奉(とうほう)(zh)が、貧しい患者からは治療代を受け取らない代わりにの実を植えさせ、いつの日か実が樹となり林が出来た』という故事伝説から良医を表す語(原典は神仙伝にある董奉)とされている。アンズは、東洋医学においてその種を喘息の治療薬として用いてきた(杏仁を参照)。

井の頭キャンパスのコンセプト

人間性を育むキャンパス・Campus for human growth

  • よく学びよき人格を備えた人材を育成するキャンパス
    • 1.風格ある人を育てる美しく調和のとれたキャンパス
    • 2.教育効果の高い多彩な学習教育環境の充実
    • 3.地(知)の拠点に相応しい新キャンパスで地域とまちづくりに貢献
    • 4.快適なキャンパス環境を持続成長させる多彩なサステイナブルデザイン

沿革

  • 1954年 - 学校法人杏林学園の母体である三鷹新川病院を開設
  • 1966年 - 学校法人杏林学園寄付行為設置認可、杏林学園短期大学を開設
  • 1970年 - 医学部(医学科)を開設、医学部付属病院を開院
  • 1972年 - 東京杏林学院設置認可、杏林大学付属高等看護学校を開設
  • 1973年 - 杏林学園短期大学を杏林短期大学衛生技術学科へ改称し、修業年数を3年に変更
  • 1976年 - 大学院医学研究科博士課程(生理系専攻、病理系専攻、内科系専攻、外科系専攻、社会医学系専攻)を開設
  • 1977年 - 杏林大学付属高等看護学校を杏林大学付属看護専門学校にへ改称
  • 1978年 - 東京杏林学院廃止認可
  • 1979年 - 保健学部(臨床検査技術学科、保健学科)を新設、杏林大学付属看護専門学校を杏林大学医学部付属看護専門学校へ改称
  • 1984年 - 社会科学部(社会科学科)及び、大学院保健学研究科修士課程(保健学専攻)を新設
  • 1986年 - 大学院保健学研究科博士後期課程(保健学専攻)を新設
  • 1988年 - 外国語学部(英米語学科、中国語学科、日本語学科)及び、杏林大学別科日本語研修課程を新設
  • 1993年 - 大学院国際協力研究科修士課程(国際開発専攻、国際文化交流専攻)を新設
  • 1994年 - 保健学部に看護学科を増設
  • 1995年 - 大学院国際協力研究科博士後期課程(開発問題専攻)を増設
  • 1997年 - 杏林大学付属国際問題研究所並びに杏林大学国際交流研究所を設置
  • 2001年 - 外国語学部に外国語学科を増設
  • 2002年 - 社会科学部社会科学科を総合政策学部総合政策学科へ改称。杏林大学国際交流センターを設置、杏林大学別科日本語研修課程を杏林大学国際交流センター付属別科日本語研修課程へ組織変更
  • 2004年 - 大学院国際協力研究科博士前期課程国際医療協力専攻を新設
  • 2006年 - 保健学部に臨床工学科並びに、総合政策学部に企業経営学科を増設。外国語学部に英語学科、東アジア言語学科、応用コミュニケーション学科を新設
  • 2007年 - 保健学部保健学科を健康福祉学科へ改称、併せて保健学部に救急救命学科を増設
  • 2008年 - 外国語学部東アジア言語学科を中国語・日本語学科へ改称、大学院保健学研究科看護学専攻博士前期課程を新設
  • 2009年 - 保健学部看護学科が三鷹キャンパスに移転
  • 2009年 - 大学院国際協力研究科国際言語コミュニケーション専攻並びに、保健学部に理学療法学科を増設
  • 2010年 - 外国語学部に観光交流文化学科並びに、大学院保健学研究科看護学専攻博士後期課程を新設
  • 2011年 - 保健学部に作業療法学科及び、外国語学部に中国語学科を増設
  • 2012年 - 保健学部看護学科に看護学専攻と看護養護教育学専攻を増設
  • 2013年 - 保健学部に診療放射線技術学科を増設
  • 2016年 - 杏林学園創立50周年。三鷹市下連雀地区に井の頭キャンパスが開校。八王子キャンパス全学部及び大学院が移転(移転後の八王子キャンパスは当面の間、運動施設やゼミ合宿等の教育・研究施設として活用し、最終的には売却予定)[1][2]

基礎データ

所在地

  • 三鷹キャンパス(医学部・保健学部看護学科・医学部付属看護専門学校・医学部付属病院・学園本部)〒181-8611 東京都三鷹市新川6-20-2
  • 井の頭キャンパス(保健学部・総合政策学部・外国語学部・大学院)〒181-8612 東京都三鷹市下連雀5-4-1
  • 八王子キャンパス(グラウンドのみ使用)〒192-8508 東京都八王子市宮下町476

象徴

シンボルマーク
緑色の三角形のマークである。これは、建学の精神「真・善・美の探究」の三つの要素が相互に関連していることを表している。双方から同じ力に支えられ、安定した不変の角が「眞」を表し、豊かな曲線に囲まれた角は「善」、美しい曲線を描いて天空に伸びる角は「美」を、そして、「杏林」が意味している「社会への貢献」を進めていく新しい風を表している。
校歌
杏林大学 校歌 COLLEGE SONG - 作詞:池田文雄、作曲:古関裕而

学生総数

  • 約5000名

教職員総数

  • 約3000名

教育および研究

組織

学部

大学院

別科

  • 日本語研修課程
    • 留学生日本語の力を身につけることを目的とする1年間の課程。多くの国の学年は9月に始まり、翌年の6月に終わる。このため別科では留学生の時間的なロスを配慮し、4月と9月の年2回入学できるようになっている。国際交流センター付属。

附属機関

研究

教育

  • 初年次からの就業意識醸成・キャリアスキルアッププログラム
    • 平成21年度文部科学省「大学教育・学生支援推進事業」にて採択。学生の就職活動を包括的に支援するプログラムである。

文部科学省採択事業

  • 大学教育・学生支援推進事業(文部科学省、平成21年度採択)
  • スーパーグローバル大学等事業 タイプB(特色型)(文部科学省、平成24年度採択)
  • がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン(文部科学省、平成24年度採択)
  • 地(知)の拠点整備事業(文部科学省、平成25年度採択)
  • 女性研究者研究活動支援事業(文部科学省、平成26年度採択)
  • 日英中トライリンガル育成のための高大接続(文部科学省、平成26年度採択)

学生生活

部活動・クラブ活動・サークル活動

学園祭

学園祭は「杏園祭」(きょうえんさい)という名前で行なわれる。三鷹キャンパスと井の頭キャンパスの各組織が、井の頭キャンパスに集まり合同で開催される。現在は会場としては三鷹キャンパスは使用されないが、かつては「杏祭」(あんずさい)として三鷹キャンパス独自の学園祭を行なっていた。また、八王子キャンパスも以前は「杏園祭」(きょうえんさい)の会場として使用されていた。 学園祭は2日間開催されるが、医学部の参加は1日のみである。

スポーツ

大学関係者と組織

大学関係者組織

  • 杏会

大学関係者一覧

施設

キャンパス

三鷹キャンパス

ファイル:Kyorin University Hospital.JPG
杏林大学医学部附属病院

井の頭キャンパス

  • 使用学部:保健学部(看護学科以外)、総合政策学部、外国語学部
  • 使用研究科:保健学研究科、国際協力研究科
  • 使用附属施設:保健学図書館、人文社会科学図書館、入学センター、キャリアサポートセンター、学生支援センター、国際交流センター、総合情報センター、保健センター
  • 交通アクセス:#交通機関の1のバス停留所を参照

八王子キャンパス

  • 使用附属施設:グラウンド(各運動部が使用)
  • 交通アクセス:最寄りの宮下バス停留所を使用(過去にはキャンパス内に杏林大学バス停留所が存在した。)-西東京バス

対外関係

他大学との協定

海外協定校

杏林大学では、海外の大学と本学の学生間、および教職員間での活発な交流を促進するため、様々な大学と協定を結んでいる。 協定校数は現在、14か国・地域、52大学・研究所に及んでいる。(2016年3月現在)

交通機関

三鷹キャンパスへは、三鷹駅・吉祥寺駅・調布駅・仙川駅の各最寄りバス停から、井の頭キャンパスへは三鷹駅・吉祥寺駅からバスが出ている。八王子キャンパスに関しては学部・大学院が移転する以前はキャンパス内のバス停にバス路線が乗り入れていたが、現在ではキャンパス外の道路上にある最寄りバス停を利用するのみとなっている。

  1. 杏林大学井の頭キャンパスバス停留所
  2. 杏林大学病院バス停留所
  3. 杏林大学病院前バス停留所
    • 小田急バス - 系統:吉03、吉05、鷹54、調35
  4. 杏林大学病院入口バス停留所
    • 小田急バス - 吉04、鷹55
    • みたかシティバス - 三鷹台ルート、新川・中原ルート

附属学校

脚注

  1. 財務省関東財務局[1]
  2. 財務省関東財務局[2]

公式サイト

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