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『'''海のトリトン'''』(うみのトリトン)は、[[手塚治虫]]の[[漫画]]。および同作を原作としたテレビ[[アニメ]]。
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『'''海のトリトン'''』(うみのトリトン)
  
== 概要 ==
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日本のテレビアニメ。放映はTBS系列(1972年4月~9月)。原作:手塚治虫による漫画作品。制作:アニメーションスタッフルーム。滅ぼされたトリトン族の末裔の少年の活躍を描く冒険アニメ。1979年に劇場版が公開。
『サンケイ新聞』(現・『[[産経新聞]]』)に[[1969年]][[9月1日]]から[[1971年]][[12月31日]]まで新聞漫画『'''青いトリトン'''』として連載、1972年4月から9月末まで放送されたテレビアニメのタイトルは『'''海のトリトン'''』。アニメが放送終了した1972年末に初めて単行本化されたときに原作も『'''海のトリトン'''』と改題された<ref>[[二階堂黎人]]『僕らが愛した手塚治虫 激動編』原書房、2012年、p.21</ref>。「トリトン」の名はギリシャ神話から引用こそしているものの、内容そのものはギリシャ神話とは何ら関連を持たない独創的なものになっている。
 
 
 
1969年2月末日まで『[[鉄腕アトム]]』(後に『アトム今昔物語』に改題)を連載した『サンケイ新聞』編集部の要請により、半年の間を置いて手塚治虫が連載した新聞連載漫画である。当時は[[スポ根]][[劇画]]が人気を博しており、『サンケイ新聞』側の希望で特訓などの要素が取り入れられた<ref>手塚治虫「あとがき」『手塚治虫漫画全集192 海のトリトン4』[[講談社]]、1980年、p.230.</ref>。当初、海棲人類トリトン族の赤ん坊「トリトン」を拾ってしまった漁村の少年「矢崎和也」を主人公とし、抗争に巻き込まれた第三者の冒険と根性のストーリーになるはずだったが、作者自身が純然たる[[冒険活劇]]とした方が作品として面白くなる事に気づき<ref>『海のトリトン』[[秋田書店]]。手塚治虫の前書き。</ref>、物語中途で和也を失踪させ、主人公をトリトンに交代させた。
 
 
 
アニメ版のストーリーに比べて、トリトンが陸の人間として成長し、知識と武術を習得して海に出るまでを丹念に描き、水中でも息が出来るだけのようなトリトンが海の怪物にも等しいポセイドン族と互角に戦える理由を説明している。ポセイドン族との抗争の他、トリトン族と人間との好意的とは言いがたい接触がストーリーのもう一本の柱になっている。
 
 
 
== 登場人物 ==
 
アニメ版の声優陣は[[青二プロダクション]]と[[東京俳優生活協同組合]]から起用された。
 
 
 
=== トリトン族 ===
 
; トリトン
 
: 声 - [[塩屋翼]]
 
: トリトン族の生き残りで13歳の少年。赤ん坊の時に猪の首岬の洞窟に置き去りにされ、和也(アニメでは漁師の一平)に拾われて育てられる。ルカーの話によって自らの出生を知り、村にポセイドンの被害が及ぶことを恐れ、村を捨て自ら海へと旅立つ。アニメでは髪が緑色で、性格も最初の頃は子供っぽさが残っていた。一方原作では髪も瞳も黒く、ナイフ投げの名人。アニメ版と比べると最初から精神的に大人である。第32章では最後の決着をつけるべく大型ミサイルの中へポセイドンを閉じ込め宇宙へ放って追放し、自らも運命を共にした。[[サンデーコミックス]]版ではポセイドンの要塞に特攻した。パイロットフィルムでは超能力でポセイドン族に立ち向かう。TVアニメ版ではポセイドンを倒すも、トリトン族とポセイドン族の残酷な真実を知る事になる。
 
; ピピ
 
: 声 - [[広川あけみ]]
 
: トリトン族の生き残りで人魚の少女。上半身には着衣はない。アニメでは第4話から登場しており、北の海でアザラシのプロテウスに育てられる。慎重なトリトンとは対照的に、勝気で好奇心旺盛。その性格が災いして敵の罠に落ちることもしばしば。初期はかなり生意気な牲格でトリトンを嫌っていたが、中盤からトリトンとの友情が高まり、素直な牲格になった。第24話では伏兵・ガダルによって囚われたトリトンを助けるためにガダルの注意を惹きつけたり、第26話ではアルコールランプでマイペスを偶然にも倒したりとトリトンに劣らぬ所も見せつけている。
 
: 原作では当初「ピピ子」として登場。アニメ版とは大幅に異なり、性格は明るく素直だが幼少時はおませさんで、始めからトリトンの恋人である。第22章ではポセイドンの妃に選ばれ、「ピンキー」の偽名でポセイドン一族を渦潮に誘い込み逃げようとしたが、囚われの身となる。結婚させられる直前に搭から脱出し、第32章でトリトンと結婚。7人の子供を生むが、最終章ではトリトンの死により未亡人となる。しかし夫の後を継いだブルーを始めとする子供達の成長を見て生きる気力を取り戻す。パイロットフィルムではポニーテールの髪型。
 
; トリトンの父
 
: 声 - [[野田圭一]]
 
: ポセイドンの攻撃で妻と共に命を落とすが、息子のトリトンだけは無事脱出させる。法螺貝にトリトンに向けたメッセージを遺す。
 
; トリトンの母
 
: 声 - [[沢田敏子]]
 
: トリトンをルカーに託し、自身は夫と運命を共にする。なお、アニメではトリトン族の女性は成人になると人間の姿になる。
 
 
 
; トリトンの子供たち
 
: トリトンとピピ子の間に生まれた7つ子の子供たちで、虹の色にちなんで(上から順に)ブルー、グリーン、イエロー、オレンジ、レッド、バイオレット、ダークブルーと名付けられた。性別はブルーとレッドのみ男で、ほかの5人は女。7人とも性格は全然違う。トリトンの死後、ブルーはトリトンの名を継ぎ、「ブルートリトン」と名乗った。原作のみに登場。
 
 
 
=== 海の仲間 ===
 
; プロテウス
 
: 声 - [[滝口順平]]
 
: ピピの養父に当たるアザラシ。ミノータスによって氷付けにされ、死亡。
 
; ルカー
 
: 声 - [[北浜晴子]]
 
: 黄金の(アニメでは白)イルカ。トリトンの乳母的な存在。甥にイル・カル・フィンがいる。放送版のアニメのみ額に黄色いV字マークがある。
 
; イル
 
: 声 - [[大竹宏]]
 
: イルカ三兄弟の長男。アニメでは第2話から登場。メガネをかけている。原作ではしっかり者。
 
; カル
 
: 声 - [[肝付兼太]]
 
: イルカ三兄弟の次男。アニメでは第2話から登場。頬の斑点が特徴。原作ではおっちょこちょい。
 
; フィン
 
: 声 - [[杉山佳寿子]]
 
: イルカ三兄弟の三男。アニメでは第2話から登場し、ピンクの法螺貝をヒモで結んで頭につけている。原作では「フニャ〜」しか言わない怠け者で、法螺貝を持っていない。
 
; ガノモス
 
: 数千年の年月を生きる体長数十メートルの巨大な亀で海の長老的存在。長命故に知識は極めて豊富で、ポセイドン一族とも親交があるなど、人脈も幅広い。当初は中立的な立場に身をおき、トリトンにはポセイドンと和睦する事を勧めていたが、ポセイドンの裏切りを前にトリトンを連れてポセイドンの砦へ侵攻した。かなりの老齢で寿命が近かったため、戦いの後間もなく死亡し、後にその亡骸は島となってトリトン一族の隠れ家となった。原作のみに登場。
 
; メドン
 
: 声 - [[外山高士]](テレビ版) / [[塩見竜介]](劇場版)
 
: 巨大な海亀。フィンの持つ法螺貝は元々メドンの甲羅の割れ目に隠してあった。トリトン救出に向かうが、ドリテアの罠にはまり、海底火山の爆発で命を落とした。原作の「ガノモス」に相当。
 
; ラカン
 
: 声 - [[峰恵研]]
 
: インド洋に住むシーラカンス。ヘプタポーダの脱出を助けた罪でポセイドンによって死なない体に変えられたが、オリハルコンの短剣の輝きで呪いが解けて絶命した。
 
; ジェム
 
: 声 - [[山本圭子]]
 
: 紅海に住むジュゴンの子供。紅海から地中海に抜ける海底水道「ゴンドワナの喉」を抜けようとするトリトン一行と出会う。水道に潜む伏兵・ガダルに弾き飛ばされたオリハルコンの短剣を、自ら囮になったピピたちがガダルの注意を惹き付けている隙にトリトンに届ける。
 
 
 
=== 人間 ===
 
; 矢崎和也
 
: 15歳の中学卒業の少年で、赤ん坊のトリトンを岬の下におりていって拾う。同時に襲ってきた津波で父親を失い、海を恨むが、母と共にトリトンを弟としてかわいがる。血の気の多い性格で、原作ではその性格のせいで彼の給料を横領していた先輩の取り巻きをカッとなって刺してしまった。その後失踪、最終章で廃人同然になりながらも何とか救出される。原作のみに登場。
 
; 一平じいさん
 
: 声 - [[八奈見乗児]]
 
: 年老いた猟師でトリトンの養父。やや粗野だが心優しい人物で、トリトンを実子同然に育てた。
 
; 本家のばあさん(アニメ版ではオトヨばあさん)
 
: 声 - [[津田延代|津田まり子]]
 
: 和也の父の母。トリトンのせいで和也の父が死んだとして、彼をたたりの子として嫌い、成長して村に戻ってもなお嫌う。原作では少女時代には海人との悲恋物語があった。
 
; 丹下全膳(原作のみ)
 
: 井苔流泳法の指南。トリトンに海での闘い方を教える。後に沖洋子が弟子入りする。
 
; 沖洋子
 
: トリトンの陸での親友。沖財閥の娘。心臓が弱く医者にスポーツをする事を止められているが、父親への反抗心から、トリトンに泳ぎをならいたい、といって近づく。陸でのトリトン理解者。トリトンとともに村に行った時、ドロテアに毒の海に投げ込まれ、心臓発作を起こし死亡。原作のみに登場。
 
; 沖波三
 
: 沖商事の社長。オトヨばあさんと同様にトリトンを嫌う男。ポセイドン族に操られ、ポセイドンの要塞を建設する材料を要求される。原作のみに登場。
 
 
 
=== ポセイドン族 ===
 
; ポセイドン
 
: 声 - [[北川米彦|北川国彦]]
 
: ポセイドン族の首領で巨大な石像。トリトンの持つオリハルコンの短剣の輝きに引かれる。原作とパイロットフィルムでは獣的なデザインで特殊な言葉でしゃべり、トリトン族だけでなく公害などにより海を荒らす地上人を攻撃するための要塞を建造している。ポセイドン王は代々不死身の体を持っており、歴代の149人のポセイドン王が砦に眠っている。(だが、ポセイドンは不死身に対し、何故かその子供たちは不死身ではない)
 
; ターリン
 
: ポセイドン族の殺し屋でトリトンの両親を殺した。攻撃を受けても甲殻類のように脱皮する事で何度でも凌ぐ事が出来る。地上では沖家の運転手として働いている。殺し屋なため執念深い性格だが、好意を持った沖洋子の「優しい人」という信頼だけで幸福感を溢れさせるなど、恋愛面に関しては純情。ポセイドン族の掟により陸ではトリトンと対決せず、水中での対決を旨とする。沖洋子に好意を持っており、ポセイドン一族の秘薬を提供するなどして心臓に病気を抱える洋子を守っていた。そのため、トリトンも洋子の生存中は彼女の生命線であるターリンを殺すことが出来なかった。しかしそんなターリンも洋子がドロテアに殺された際には裏切りを考えざるを得なくなり、ドロテアを共通の敵として一時的にトリトンと共同戦線を張った。最期は要塞でトリトンと対決し、対等な形での勝負を図るが皮を脱いだ時点で隙を突かれ、落ちて来たイルカに潰されて敗れる。原作のみに登場。
 
; ドデカポーダ
 
: 第17王子。トリトンが最初に倒したポセイドンの子。すこぶる巨大な体で、頭部から生えた長い触手で、敵を締め付ける。
 
; ドリッペ
 
: 第3王子。亀やアルマジロに似たフォルムを持つ。体を丸めて転がって、敵に体当たりする技と、頭部から毒液を射出する技が持つが、頭がかなり悪く、うまく使いこなせていない。トリトンの作戦で、水圧の高い海中から急激に低い海面に来させられたため、体が膨張してしまう。死の手前で、トリトンに「広い海で相談役がいないのは損だぞ」と言って、トリトンにガノモスを紹介する心の広い奴である。
 
; オクトポーダ
 
: 第13王子、あるいは、第12王子。巨大な蛸の姿をしている。北極でピピを虐めていた奴で、トリトンとの戦いでは墨の代わりに毒液を吐き出したが、トリトンに急所を切り裂かれたため、翼を生やして逃げて行ったが、その後の消息は不明。
 
; ドリテア
 
: 声 - 沢田敏子
 
: 北太平洋の女司令官。武器は触れた物を石化する鞭。巨大イカ・ゲプラーを従える。トリトン征伐に失敗し、ポセイドン族の掟に従い、海底火山の噴火口に身を投げ自ら命を断つ。原作では「ドロテア」の名だがかなりデザインが異なっている。
 
; ドロテア
 
: 第33番目の王女。ポセイドンの一番のお気に入りの娘で、頭足類の特性を有する。卑劣な性格で矢崎家のある村の海を毒で汚染し、その罪をトリトンに擦り付けることで地上の人間にトリトンを殺させようとした。トリトンとの対決では胴体の中に内臓が無いという体質を生かして優位に立つも、沖洋子の殺害を恨んで反旗を翻したターリンの攻撃で弱点である頭部を貫かれ致命傷を負わされた。原作のみに登場で、名前は聖女「ドロテア」より引用。
 
; ヘプタポーダ
 
: 声 - [[中西妙子]]
 
: ポセイドンが人間から作り出したポセイドン族でありながら青い海と太陽に憧れていたために、永久追放され、南太平洋のはずれの海グモの牢獄に閉じ込められていたが、望みを叶えるという条件でトリトン征伐に参加する。ポセイドン族には珍しく美しい女性の姿をしている。何匹ものカマスを「生きた剣」に変えて戦う。トリトンとの戦いで自分の憧れていた太陽の下では輝きが強すぎてポセイドン族は生きられないと悟り、ポセイドンを裏切りトリトンに加担する。レハールの居場所をトリトンに知らせるが、自身はレハールに殺される。原作ではポセイドンの娘で陸で沖財閥と取引にした所をトリトンに襲われるが命拾いし、救われ、戦い合う事に疑問を持ち、最後は兄からトリトンを殺すように言われるも自殺した。「あなたとお友達になりたいのよ。」「あなたのことが好きよ。」とのセリフからもトリトンには少なからず好意を抱いていたと推測される。
 
; イボリロ
 
: 長髪の黒人の姿で、ヘプタポーダにとっては兄にあたる人物。手強いトリトンをしとめる為に、兄弟達全員で集結した時に、代表のような役割をしていた。髪が巨大な鮫に変化するが、実はこの鮫が本体で、黒人の体は分身に過ぎない。トリトンを食い殺そうとするが、返り討ちに合う。
 
; リューダ
 
: 名前通り竜の姿をした王子。イボリロに命じられて、世界中の兄妹たちにトリトンを仕留めるように知らせに行く。
 
; サイグロポン、シーラカタンダ、ウルフラ<ref group="注">初期のサンデーコミックス版には名前が明記されているが、その後の重版や文庫版では名前が削除されている。</ref>。
 
: 原作の中に出てきた王子の中で最強クラスといわれる3人。1人は生き物の生き血を吸う『人喰い藻』を飼い、1人は頭に生えてる角からさまざまな臭気を出し、1人は背中に生えた剃刀刃のような羽で敵を切り裂く。
 
; ゴーブ
 
: ポセイドンとピピ子の身代わりとなったウミワタの間に生まれたポセイドンの34人目の子供。巨体ながら体はとても柔らかく、わずかな隙間からでも入り込め、口が二方向に分かれたり、舌が二本に分かれたり、或いは目を潰してもすぐに別の目が出たりと変幻自在の体を持つ。頭に生えた触覚のような物は獲物に突き刺す針になる。更には、とてつもない食欲の持ち主で、肉でも植物でもなんでもお構いなしに食べ続け、おまけに、食べた物は殆ど強い溶解性の毒がある排泄尿にして、尻尾から垂れ流す。味方すら食べる食欲からポセイドンとトリトンの共闘で、潮の満ち引きの激しい海岸に誘い込まれ、日光によって干からびて倒される。この名前は原作で、アニメでは「バキューラ」として登場した。
 
; マーカス
 
: 声 - [[矢田耕司]]
 
: ポセイドンが命令伝達に使う、瞬間移動のできるタツノオトシゴ。ポリペイモス達を見下したり、作戦に難癖をつけたりすることもあり、彼らに煙たがられている。武器は口から吹く毒針。相手を呼ぶときも語頭に「ガイ!」を付けるのが口癖。
 
; ポリペイモス
 
: 声 - [[加藤精三 (声優)|加藤精三]]
 
: 鮫人で南太平洋の司令官。幾度もトリトン征伐に失敗し、その責任からポセイドン族の掟に従ってマーカスに処刑される。
 
; ミノータス
 
: 声 - [[柴田秀勝]]
 
: ポセイドンが人間から作った、北極海の司令官。武器は口から吹く冷気。トリトン達を海の墓場に誘い込み、襲撃するも、トリトンのオリハルコンの短剣で倒される。パイロットフィルムではミノータスらしき怪獣が登場した。
 
; マイペス
 
: 声 - [[加藤治|加藤修]]→野田圭一
 
: ポセイドンが人間から作った、南極海の司令官。ミノータスとは元の人間が兄弟にあたる。兄ミノータス共にトリトン達を海の墓場に誘い込んで襲撃するも、ピピが点けたアルコールランプの炎を浴びて火達磨となり、海底に没した。
 
; レハール
 
: 声 - [[富田耕生]]
 
: マンドリル顔で頭に角を持つ男で幻覚術を使う。ポセイドンの命により2000年の眠りから目覚め、ドリテア、ポリペイモス亡き後の太平洋全域の指揮を任された。裏切り者であるヘプタポーダを倒すも、直後にオリハルコンの輝きを直視したために失明、海底を永久に彷徨うこととなり、ポセイドンにも見捨てられる。原作でも登場するが、かなりデザインが異なる。
 
; ネレウス
 
: 声 - 八奈見乗児→[[今西正男]]
 
: セイウチの顔をした参謀。数々の刺客を送り込むもトリトンに大西洋入りを許し、失敗の責任を取ってポセイドンの命を受けたゲルペスに処刑される。
 
; ゲルペス
 
: 声 - [[兼本新吾]]→[[増岡弘]]
 
: 赤肌の半魚人。ゴルセノスにそっくり。ポセイドン守護が任務。同族の親衛隊を率いている。
 
; ブルーダ
 
: 声 - [[中曽根雅夫]]→[[キートン山田|山田俊司]]
 
: 虎模様で頭に角を生やしたインド洋の司令官。インド洋でトリトンを迎え撃ち、ブーメランを武器に戦うも敗れる。オリハルコンの剣の輝きがトリトンの力から発するものであることに気づいた。
 
; ゴルセノス
 
: 声 - [[水鳥鉄夫]]
 
: 頭に鶏冠の生えた、鱗に覆われた緑肌の半魚人。地中海の司令官。巨大なカブトガニに乗り、砂を使った攻撃や砂の分身でトリトンを苦しめた。乱暴者と言われるわりに頭が働くようで、オリハルコンの短剣を研究して対策を練り、鏡のような大きな盾を使って短剣の輝きを反射してみせたが、最期には砂の分身が洞窟の鍾乳石から滴り落ちる水に触れて固まり、自身は盾を手放したために敗れる。
 
; クラゲ
 
: 声 - [[渡部猛]](第1話未放映版) / 杉山佳寿子→[[吉田理保子]]
 
: トリトン一行の動静を連絡する、連絡係。触手で岩を叩いて連絡を取り合う。
 
; ポセイドン族長老
 
: 声 - 渡部猛
 
: 物語の黒幕。<!--オリハルコンの短剣はアトランティス人が伝えたポセイドンの像を破壊する物だった。このオリハルコンの短剣はマイナスの力を持つナイフだった。ポセイドン族の-->真の目的はトリトン族を倒し狭い世界を出て、広い世界で平和に暮らす事。
 
 
 
=== その他 ===
 
; 老人
 
: 声 - [[永井一郎]]
 
; 海鳥
 
: 声 - [[神谷明]]
 
; イルカ
 
: 声 - [[森功至]] / 吉田理保子 / 水島鉄夫
 
 
 
== 単行本 ==
 
* 産経新聞連載版(1969年 - 1971年)
 
** [[サンデーコミックス]]『海のトリトン』([[秋田書店]])全4巻
 
*** サンデーコミックス版は、新聞版を編集し、普通のマンガのようなコマ割りに近づけている。
 
** [[手塚治虫漫画全集]]『海のトリトン』([[講談社]])全4巻
 
** 手塚治虫傑作選集『海のトリトン』(秋田書店)全3巻
 
** 秋田文庫『海のトリトン』(秋田書店)全3巻
 
** 『青いトリトン』《海のトリトン オリジナル復刻版』([[復刊ドットコム]])上・下巻
 
***復刊ドットコム版は1回1ページ収録(各コマも連載の原寸大へ復元)するなど、連載当時の状態をほぼ完全再現している。
 
 
 
* [[テレビマガジン]]・[[たのしい幼稚園 (雑誌)|たのしい幼稚園]]連載版(1972年)
 
** サンデーコミックス『[[ふしぎなメルモ]]』(秋田書店)全1巻
 
** 秋田文庫『ふしぎなメルモ』(秋田書店)全1巻
 
** [[手塚治虫漫画全集]]『[[ワンサくん]]』(講談社)全1巻
 
 
 
== アニメ ==
 
{{Infobox animanga/Header
 
|タイトル=海のトリトン
 
|ジャンル=ファンタジーアニメ
 
}}
 
{{Infobox animanga/TVAnime
 
|原作=[[手塚治虫]]
 
|監督=[[富野由悠季|富野喜幸]]
 
|キャラクターデザイン=[[羽根章悦]]
 
|音楽=[[鈴木宏昌]]
 
|アニメーション制作=[[アニメーション・スタッフルーム]]
 
|製作=[[朝日放送テレビ|朝日放送]]<br />アニメーション・スタッフルーム
 
|放送局= 朝日放送
 
|放送開始=[[1972年]][[4月1日]]
 
|放送終了=1972年[[9月30日]]
 
|話数=全27話
 
}}
 
{{Infobox animanga/Movie
 
|タイトル=「海のトリトン 劇場版」
 
|原作=手塚治虫
 
|監督=[[舛田利雄]]
 
|制作=[[オフィス・アカデミー]]
 
|封切日=[[1979年]][[7月4日]]
 
|上映時間=139分
 
}}
 
{{Infobox animanga/Footer}}
 
 
 
=== 作品概要 ===
 
[[1972年]][[4月1日]]から同年[[9月30日]]まで[[朝日放送テレビ|朝日放送]]制作で、朝日放送を[[キー局]]に[[TBSテレビ|TBS]][[Japan News Network|系列]]で毎週土曜日19時00分から19時30分に全27話が放送された。本作より、この枠はTBS制作番組から朝日放送制作番組に変更になっている。
 
 
 
元々は連載終了後に、手塚治虫が[[手塚プロダクション]]でアニメ化する予定で[[パイロット版]]が制作された。しかし、[[虫プロダクション]]の経営悪化による混乱の中、アニメ化の権利を手塚のマネージャーだった[[西崎義展]]が取得して、テレビ局への放送の売り込みに成功した<ref name="atogaki">手塚治虫「あとがき」『手塚治虫漫画全集192 海のトリトン4』講談社、1980年、p.231.</ref>。西崎のテレビアニメ初プロデュース作品であり、富野喜幸(現・[[富野由悠季]])の初監督作品となる。虫プロ商事のスタッフを中心に設立されたアニメーション・スタッフルームで製作されることとなった。実際に制作の中心となったスタジオは主に[[東映アニメーション|東映動画]]のテレビアニメシリーズの下請けをこなしていた朝日フィルムで、監督の富野は虫プロ系のスタッフが使えなかったと後に述べている<ref>富野由悠季『増補改訂版 だから僕は…』[[徳間書店]]・アニメージュ文庫、1983年、pp.283-284.</ref>。そのため、[[キャラクターデザイン]]に[[東映動画]]出身の[[羽根章悦]]を起用したのも、虫プロではなく新しいものに挑むという基本方針の下、あえて手塚治虫調ではないキャラクターを選択したものであった<ref>富野由悠季『増補改訂版 だから僕は…』徳間書店・アニメージュ文庫、1983年、pp.285-286</ref>。
 
 
 
こうした製作の経緯があったため、手塚は秋田書店版の単行本のカバー袖のコメントで「テレビまんがのトリトンは自分のつくったものではない」、講談社の手塚治虫漫画全集のあとがきで「自分は原作者の立場でしかない」と読者に断っている<ref name="atogaki" />。これについて富野は、手塚は原作を失敗作だと考えていたのではないかと推察し、ストーリーの改変についても、かなり自由に任せてくれたとも回想していた<ref>[[NHK総合テレビジョン]]『[[トップランナー]]』2002年2月28日放送。富野由悠季出演回。</ref>。
 
 
 
アニメ版では原作にあったトリトン族と人間との関わりの部分を切り捨て、物語全体の鍵を握る「[[オリハルコン]]の短剣」を登場させて、圧倒的な敵を相手に戦闘が成り立つことを説明している。本作は『[[鉄腕アトム (アニメ第1作)|鉄腕アトム]]』や『[[リボンの騎士]]』などとは異なり、虫プロの色である手塚治虫の[[スター・システム (小説・アニメ・漫画)|スターシステム]]キャラクターは全く登場しなかった。
 
 
 
本作は富野喜幸の初監督作品として、守るべきものに追われる主人公、主人公たちが作る共同体、そうして最終話で明らかとなる「実はトリトン族こそが[[悪]]であり、ポセイドン族が[[善]]であった」という善悪逆転の衝撃のラストが後の『[[無敵超人ザンボット3]]』に繋がるとしてしばしば比較される<ref name="hikawa" /><ref>氷川竜介「ロボットアニメの系譜が示すガンダムの実像」『[[BSアニメ夜話]]Vol.02 [[機動戦士ガンダム]]』[[キネマ旬報社]]、2006年、p.145.</ref><ref>ササキバラ・ゴウ『<美少女>の現代史 萌えとキャラクター』講談社現代新書、2004年、p.130</ref><ref>中島紳介「『海のトリトン』〜『[[機動戦士Vガンダム]]』 ニュータイプの夢は終わらない」『別冊宝島330 アニメの見方が変わる本』宝島社、1997年、pp.47-48.</ref>。
 
 
 
[[勁文社|ケイブンシャ]]が発行した『大百科シリーズ112 世界の怪獣大百科』では、本作に出てきた一部のポセイドン族やメドンが紹介されている。
 
 
 
=== アニメ史上における評価 ===
 
本作は『宇宙戦艦ヤマト』以前に高年齢層に人気を博した作品で、アニメブームの先駆者として重要とされる作品である。日本で初めてファン主体のテレビアニメのファンクラブが作られたとも言われる作品で、とりわけ女性ファンの人気が高かった<ref name="hikawa">[[氷川竜介]]『20年目のザンボット3』[[太田出版]]、1997年、pp.182-184.</ref><ref name="shigoto-64">『富野由悠季全仕事』キネマ旬報社 1999年、p.64。</ref><ref>ササキバラ・ゴウ『<美少女>の現代史 萌えとキャラクター』[[講談社現代新書]]、2004年、p.21.</ref><ref name="otsuka">[[大塚英志]]『キャラクター小説の作り方』講談社現代新書、2003年、pp.279-282.</ref><ref>[[辻真先]]「アニメ脚本の歴史」『テレビ作家たちの50年』[[日本放送作家協会]]編、[[NHK出版]]、2009年、p.355.</ref><ref>[[大森望]]、三村美衣『ライトノベル☆めった斬り!』[[太田出版]]、2004年、p.51.</ref>。1972年結成の『海のトリトン』ファンクラブの「TRITON」がそのファンクラブとされる<ref>吉本たいまつ『おたくの起源』NTT出版、2009年、p.150</ref>。さらに録音スタジオには、トリトン役の塩屋翼を目当てに女子中高生が見学に訪れるという後のアニメ声優ブームの先駆けとなる現象も見られた<ref>[[池田憲章]]編『アニメ大好き! ヤマトからガンダムへ』徳間書店、1982年、p.118</ref>。
 
 
 
後に西崎の『宇宙戦艦ヤマト』と富野の『機動戦士ガンダム』が大ヒットしたことで、本作は再評価された。[[1978年]][[1月25日]]には、「アニメ愛蔵盤シリーズ」の1作として本作の[[サウンドトラック]]『海のトリトン』(CS-7044)が発売され、[[オリコンチャート|オリコン]][[レコード|LP]]チャートで最高4位<ref>『オリコン・チャートブック LP編 昭和45年-平成1年』オリジナル・コンフィデンス、1990年、331頁。ISBN 4-87131-025-6</ref>を記録した。
 
 
 
=== 劇場版 ===
 
やがて『宇宙戦艦ヤマト』に始まるアニメブームが到来し、テレビ版を再編集した劇場版前編(74分)・後編(65分)が製作された。西崎義展がプロデュース、劇場アニメ版『宇宙戦艦ヤマト』を監督した[[舛田利雄]]が監修し、編集は棚橋一徳が行った<ref name="70nensi">アニメージュ編集部編『劇場アニメ70年史』徳間書店、1989年、p.75</ref><ref>舛田利雄『映画監督舛田利雄〜アクション映画の巨星 舛田利雄のすべて〜』佐藤利明、高護編、ウルトラ・ヴァイヴ、2007年、p.298.</ref>。
 
 
 
前編は[[1979年]][[7月14日]]に[[東映]]洋画部が配給した『宇宙戦艦ヤマト』、『[[さらば宇宙戦艦ヤマト]]』の再上映のアンコールイベント『宇宙戦艦ヤマト・フェスティバル』で公開された。[[配給収入]]は5億1000万円<ref>川端靖男、[[黒井和男]]「1979年度日本映画・外国映画業界総決算」『[[キネマ旬報]]』1980年2月下旬号、p.129</ref>。
 
 
 
後編は結局劇場公開されず、[[1984年]][[5月21日]]に[[日本コロムビア|コロムビアビデオ]]から劇場版前後編を1本に纏めて収録したビデオソフトが発売された際に、初めて日の目を浴びた<ref name="70nensi" /><ref>『[[アニメージュ]]』1984年6月号、p.166。コロムビアビデオ広告ページ。</ref><ref>『アニメージュ』1984年7月号、p.160、167</ref>。
 
 
 
=== 玩具 ===
 
スポンサーの中嶋製作所が商品化したポセイドン族は「ウルトラ怪獣」とされ、価格も[[ブルマァク]]の怪獣ソフビ同様350円で発売された。バキューラやゲプラーなどの怪獣は商品化されなかった。当時、[[バンダイ]]の「わんぱくイルカ」のヒットに便乗しルカーが同様に[[水中モーター]]を搭載して商品化されている。
 
 
 
=== 再放送 ===
 
1973年には、[[テレビ神奈川]](TVK・[[全国独立放送協議会|独立放送局]])で放送された。
 
 
 
1975年3月31日に[[朝日放送テレビ|朝日放送]]が[[テレビ朝日]][[All-nippon News Network|系列]]に[[ネットチェンジ#大阪準キー局「腸捻転」の解消|ネットチェンジ]]したことにより、以後はテレビ朝日系列局<ref group="注">[[静岡朝日テレビ]]・[[名古屋テレビ放送|メ〜テレ]]・[[瀬戸内海放送]]・[[広島ホームテレビ]](腸捻転解消直後の1975年に実施)・[[九州朝日放送]]など。</ref>でも再放送が行われている。なお、[[テレビ朝日]]では1977年7月25日から9月6日に帯再放送枠で放送されている。また本作品の[[ニコニコ動画]]への違法アップロードに対する削除申立は、著作権を西崎から継承している[[東北新社]]ではなくテレビ朝日が行った<ref group="注">テレビ朝日も作品の権利を所持しているのか、東北新社から権利業務を受託しているのかどうかは不明。</ref>。
 
 
 
朝日放送・TBS・テレビ朝日の優先放送権が失効した後は、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]など他系列局でも放送されている。
 
 
 
関西地区では後年、[[MBSテレビ|毎日放送]](MBS)のアニメ再放送枠「[[ヒーローは眠らない]]」でも放送された他、2010年8月・9月に[[サンテレビジョン|サンテレビ]]で放送された。
 
 
 
=== ビデオソフト化 ===
 
*[[1980年代]]に[[東映ビデオ]]から、テレビ版全話を収録したVHS全7巻が発売された。
 
*[[1984年]][[5月21日]]、[[日本コロムビア|コロムビアビデオ]]から、劇場版前後編を1本に纏めて収録したVHSとLDが発売された。<ref name="70nensi" /><ref>『[[アニメージュ]]』1984年6月号、p.166。コロムビアビデオ広告ページ。</ref><ref>『アニメージュ』1984年7月号、p.160、167</ref>。
 
*[[1990年]][[12月17日]]に[[バンダイビジュアル|バンダイビジュアル販売株式会社]]から、テレビ版全話を収録した7枚組のLD-BOX「海のトリトン パーフェクトコレクション」が発売された。
 
**フィルム原版が残っていなかった素材(テロップ違いなど数種類存在するオープニングや次回予告の大部分)は[[Uマチック]]テープを元に収録されている。
 
**映像特典として、第1話別バージョン「遥かなる海の呼び声」、Uマチックテープで録画された本放送時の初期オープニングとエンディング(第1話のもの)、未使用オープニング、本編未使用フィルムを収録。
 
**再版分からは一部音声がカット処理されている。
 
*[[1991年]]には[[バンダイビジュアル|バンダイビジュアル販売株式会社]]から、テレビ版全話を収録した全6巻のVHSが販売された。同社のLD-BOX版にあった特典映像は収録されていない。
 
*[[1990年代]]に[[ジャパン・オーディオ・ビジュアル・ネットワーク]]から、劇場版前後編を収録したVHSが発売された。
 
*[[1999年]]12月、劇場版前後編とパイロット版「青いトリトン」を収録したDVDが[[東宝]]から発売された。
 
*[[2001年]][[9月21日]]、[[パイオニアLDC]]からテレビ版を全話収録した[[DVD-BOX]]が発売。2002年[[10月25日]]には、全5巻の単品DVDも発売された<ref>[http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020827/newdvd.htm 「DVD発売日一覧」8月26日の更新情報] [[インプレス]]AV Watch 2002年8月27日。</ref>。
 
**第1話別バージョン「遥かなる海の呼び声」、Uマチックテープで録画された次回予告も収録されている。
 
**LD-BOX版に収録されていた初期オープニングとエンディング、未使用オープニング、本編未使用フィルムは未収録となっている。数種類存在したオープニングのバージョン違いも収録されず、1種類に統一されている。
 
**LD-BOX再版分と同様、本編中の一部音声がカット処理されている。
 
*[[2002年]]3月、パイオニアLDCから劇場版前後編とパイロット版を収録したDVDが発売された。
 
*[[2009年]][[9月11日]]に[[東北新社]]から、テレビ版全話と劇場版、パイロット版を収録したDVD-BOXが発売された<ref>[http://mainichi.jp/enta/mantan/archive/news/2009/06/20/20090617mog00m200038000c.html 海のトリトン:手塚原作、富野演出の傑作がDVDボックスに 劇場版前後編と「幻の1話」も] [[毎日新聞]] 2009年6月20日。</ref>。収録内容は2001年発売のDVD-BOXおよび2002年発売の劇場版DVDと同内容。
 
 
 
=== アニメ版ストーリー ===
 
年老いた漁師の一平に岬で拾われた緑の髪の赤児は「トリトン」と名づけられ育てられるが、不吉な髪の色として疎外される。ある日、一頭の白いイルカ「ルカー」に出会う。ルカーはトリトンが人ではなく、海棲人類トリトン族の最後の生き残りであること、トリトン族は七つの海を支配し暴虐の限りを尽くす、ポセイドン族と戦う運命にあることを告げる。トリトンはイルカの言葉が判ること自体に狼狽し、それを信じようとしなかったが、一平がトリトンと一緒に拾ったトリトン族の衣装と宝物「オリハルコンの短剣」を発見し、ルカーの言うことが真実だと知る。その時、トリトンを発見したポセイドン族の尖兵が漁村を襲い、トリトンは村を救うため、海への旅立ちを決意する。トリトン族の他の生き残りを探すため、父母の仇にして村の仇でもあるポセイドン族を倒すために。
 
 
 
苦難の旅の果て、ポセイドン族の本拠地へ乗り込んだトリトンは衝撃の真実を知る。ポセイドン族はアトランティス人によってポセイドン族の神像への[[人身御供]]として捧げられた人々の生き残りであった。そして、ポセイドン族の逆襲を受けてわずかになったアトランティス人が「トリトン族」としてポセイドン族に復讐するために生み出した武器が「オリハルコンの短剣」だった。ポセイドン族がトリトン族を殺戮してきたのは、あくまでも自らの身を護るためだったのだ。
 
 
 
この最終話のプロットは、富野が脚本を無視して絵コンテ作成時に独断で盛り込んだ。このアイデアは第1クール終了頃に思いついたものの、周りに相談すると確実に却下されると考えて富野は沈黙を貫いた。ただし富野は、たとえ何クールの放送になろうと最後はこうすると決めていたという。富野自身「これはもう職権乱用です」と断言している<ref name="shigoto-64" />。
 
 
 
最終回の脚本は松岡清治とクレジットされているが、あくまで名義であり、実際の内容に沿った脚本は存在しない。
 
 
 
=== スタッフ ===
 
<div style="float: left; vertical-align: top; margin-right: 1em;">
 
; テレビシリーズ
 
:* 原作 - 手塚治虫
 
:* プロデューサー - [[西崎義展]]
 
:* 総監督 - [[富野由悠季|富野喜幸]]
 
:* 演出助手 - 川田武範、山吉康夫、清水マサル、井出康道、田村善行
 
:* キャラクターデザイン・作画監督 - [[羽根章悦]]
 
:* 作画 - [[米川功真]]、落合正宗、石黒育、古沢日出男 ほか
 
:* 美術監督 - 伊藤主計、牧野光成
 
:* 編集 - 辻井正則
 
:* 音響監督 - [[浦上靖夫]]
 
:* 音楽 - [[鈴木宏昌]]
 
:* 効果 - 森賢一([[フィズサウンドクリエイション|イシダサウンド]])
 
:* 現像 - [[IMAGICA|東洋現像所]]
 
:* 録音 - [[アオイスタジオ]]
 
:* 制作協力 - 朝日フィルム
 
:* 制作 - 朝日放送、アニメーション・スタッフルーム
 
:* 著作 - [[西崎義展|オフィス・アカデミー]]→[[東北新社]](※フィルム上はノン・クレジット)
 
</div><div style="float: left; vertical-align: top;">
 
; 劇場版
 
:* 原作 - 手塚治虫
 
:* 製作総指揮 - 西崎義展
 
:* 監修 - [[舛田利雄]]
 
:* 構成 - 松岡清治、富野喜幸
 
:* 作画監督 - 羽根章悦
 
:* 演出 - 富野喜幸、棚橋一徳
 
:* 音楽 - 鈴木宏昌、蛙プロダクション
 
:* 音響監督 - 浦上靖夫
 
:* 音響 - [[本田保則]]
 
:* 制作 - オフィス・アカデミー
 
:* 配給 - [[東映|東映株式会社]]
 
</div>{{clear}}
 
 
 
=== 音楽 ===
 
==== 主題歌など ====
 
本放送時にはオープニング曲とエンディング曲が途中の回から逆転し、映像も変更された。
 
 
 
1970年代の再放送では本放送時と同じ状態で放送されていたが、近年の再放送や映像ソフトでは変更後のものに統一されている。
 
LD-BOX「海のトリトン パーフェクトコレクション」には、本放送時の第1話のオープニングとエンディング映像が特典として収録されている。
 
; 「海のトリトン」
 
: 作詞 - [[伊勢正三]] / 作曲 - [[南こうせつ]] / 歌 - [[すどうかづみ|須藤リカ]]、[[かぐや姫 (フォークグループ)|かぐや姫]]
 
: 発売元 - [[日本クラウン]](MW-1002)
 
* 第1話 - 第6話ではオープニングとして、第7話以降はエンディングとして使用された。
 
* オープニング映像にはトリトンらの主要キャラクターは登場せず、海を泳ぐ魚達の映像と、須藤リカとかぐや姫の実写映像が使われた。
 
* エンディング映像は止め絵構成となっており、冒頭と終盤で須藤リカとかぐや姫の実写映像が挿入された。一部の回ではトリトンの顔が異なるバージョンが使用されている。
 
 
 
; 「GO! GO! トリトン」
 
: 作詞 - [[林春生]] / 作曲 - [[鈴木宏昌]] / 歌 - [[ヒデ夕樹|ヒデ・夕木]]、[[杉並児童合唱団]]
 
: 発売元 - [[日本コロムビア]](SCS-162)
 
* 第1話 - 第6話ではエンディングとして、第7話以降はオープニングとして使用された。劇場版のオープニングとしても使用。
 
* エンディング映像は止め絵構成となっており、羽根章悦によるイラストが使用された。
 
* オープニング映像は当初は未完成状態で、回が進むごとに完成状態となっていった<ref>LD-BOX「海のトリトン パーフェクトコレクション」解説書</ref>。本編のカットを流用したバージョンやテロップの異なるものなど、数種類が存在した。
 
* 「海のトリトン」と表記されることもある。[[日本音楽著作権協会|JASRAC]]では「海のトリトン」として登録されており、副題が「GO GOトリトン〜水平線の彼方へ」となっている。
 
* [[ビクターエンタテインメント|ビクターレコード]]からは[[藤井健 (歌手) |藤井健]]によるカヴァー版が発売された。
 
* [[1978年]]発売のドラマ編LP(日本コロムビア、CS-7044)には、テレビサイズ用の効果音(火山爆発の音)を編集で重ねたレコード用フルサイズが収録された。
 
* 早い時期に[[ミュージックエイト]]社による吹奏楽譜がリリースされたこともあり、多くの学校で[[吹奏楽]]の演奏曲目として使用されている。特に[[日本の高校野球|高校野球]]の[[応援歌]]で今現在もよく演奏されている。
 
* [[水木一郎]]が[[2011年]]発売の『THE HERO〜Mr.アニソン〜』でカヴァーした。
 
 
 
; イメージソング「海のファンタジー」(本編未使用)
 
: 作詞 - 山川庄太郎 / 作曲 - 南こうせつ / 歌 - 須藤リカ、かぐや姫
 
: 発売元 - 日本クラウン(「海のトリトン」シングル盤のB面に収録)
 
 
 
; 挿入歌「ピピのうた」
 
: 作詞 - [[丘灯至夫]] / 作曲 - [[松山祐士]] / 歌 - [[広川あけみ]]
 
: 発売元 - 日本コロムビア(「GO! GO! トリトン」シングル盤のB面に収録)
 
* 上記ドラマ編LPでは挿入歌のように使用された。
 
 
 
==== アルバム ====
 
音楽は全て鈴木宏昌による。
 
; 海のトリトン
 
: 1978年1月25日発売、発売元:日本コロムビア(LP盤:CS-7044)
 
* [[西崎義展]]の構成・演出によるドラマを中心に構成されているドラマ編LPレコード。「アニメ愛蔵盤シリーズ」の1作として発売され、[[#アニメ史上における評価|先述]]した通り大ヒットした。未CD化。
 
; トリトン
 
: 1979年発売、発売元:蛙プロダクション(LP盤:LRS-642)
 
* 鈴木宏昌により自主制作されたアルバム。[[劇伴]]のオリジナル・[[楽譜|スコア]]を基に鈴木宏昌とコルゲンバンドの演奏により再録音されている。通称「白ジャケ」。レコードジャケットの表面は白一色で何も印刷されておらず{{refnest|group="注"|プロデューサーだった[[西崎義展]]から本編映像の使用許可が得られなかったため<ref name="wbs20140516">{{Cite web | url = http://wbs-anime.sblo.jp/article/96636490.html | title = トリトン劇伴 その2 | work = [[痛快! アニメジオ]] | publisher = [[和歌山放送]] | date = 2014-05-16 | accessdate = 2018-05-05 }}</ref>。}}、[[エンボス|エンボス加工]]のドットを並べて「トリトン」と刻印されていた。当初は5千枚のみの限定販売だった<ref name="wbs20140516"/>が後に再プレスされている。初回版の5千枚にはジャケット裏面に[[シリアル番号|シリアルナンバー]]が印刷されていた。2014年5月7日にCD化された(発売元:SOLID RECORDS、CDSOL-1569)<ref>{{cite web|url=http://www.billboard-japan.com/goods/detail/455734|title=トリトン|publisher=[[ビルボード#日本におけるビルボード|Billboard JAPAN]]|accessdate=2015-04-27}}</ref>。
 
; 海のトリトン テーマ音楽集
 
: 1979年8月25日発売、発売元:日本コロムビア(LP盤:CQ-7027)
 
* [[#劇場版|劇場版]]の公開に合わせて発売されたサウンドトラック盤。
 
; 海のトリトン オリジナル・サウンドトラック
 
: 発売元:日本コロムビア(CD盤:2015年7月29日発売 CCCX-39174-5、LP盤:2015年8月26日発売 COJX-9295-6)
 
* 「Columbia Sound Treasure Series」<ref>{{cite web|url=http://columbia.jp/soundtreasure/|title=コロムビア サウンド トレジャー シリーズ|publisher=[[日本コロムビア]]|accessdate=2015-04-27}}</ref>の一つとして、『海のトリトン テーマ音楽集』に未収録だったBGMや主題歌・挿入歌も収録してCD2枚組およびLPレコード2枚組で発売された。
 
 
 
=== 各話リスト ===
 
* 各サブタイトルは画面上表記どおり。映画化に際して反映されたエピソードについても併記する。
 
* シリーズ全体で構成に影響のない、一話完結エピソード(ボトルショー)は、劇場版では一部のシーンを使われただけで、基本的にカットされている。
 
* 第1話には一部音声などが異なる別バージョンのフィルム「遥かなる海の呼び声」が存在し、一部地域での再放送時に放送されたことがある。
 
{| class="wikitable" style="font-size:small"
 
|-
 
!話数!!放送日!!サブタイトル!!脚本!!コンテ!!演出!!劇場版での反映
 
|-
 
|第1話||'''1972年'''<br />4月1日||海が呼ぶ少年||rowspan="3"|[[松岡清治 (脚本家)|松岡清治]]||斧谷稔||[[富野由悠季|富野喜幸]]||物語の初端であるため反映。
 
|-
 
|第2話||4月8日||トリトンの秘密||colspan="2" style="text-align:center"|[[ながきふさひろ|永樹凡人]]||物語の基本設定が固まる話のため反映。
 
|-
 
|第3話||4月15日||輝くオリハルコン||colspan="2" style="text-align:center"|[[正延宏三]]||ドリテアとトリトンの戦闘、メドンの死を反映。
 
|-
 
|第4話||4月22日||北海の果てに||[[辻真先]]||斧谷稔||rowspan="24"|富野喜幸||ピピ初登場の話のため反映。
 
|-
 
|第5話||4月29日||さらば北の海||[[宮田雪]]||山吉康夫||ミノータスとの対決とプロテウス戦死を反映。
 
|-
 
|第6話||5月6日||行け、南の島!||松岡清治||[[大貫信夫]]||第10話に統合。トリトンがピピを連れ戻すシーンのみ反映。
 
|-
 
|第7話||5月13日||南十字星のもとに||辻真先||山吉康夫||rowspan="3"|一話完結エピソードのためカット。
 
|-
 
|第8話||5月20日||消えた島の伝説||松元力||大貫信夫
 
|-
 
|第9話||5月27日||ゆうれい船の謎||富田宏||山吉康夫
 
|-
 
|第10話||6月3日||めざめろ、ピピ!||松岡清治||池原成利||rowspan="2"|ほぼノーカットで反映。
 
|-
 
|第11話||6月10日||対決・北太平洋||宮田雪||山吉康夫
 
|-
 
|第12話||6月17日||イルカ島大爆発||松岡清治||斧谷稔||前編のラスト。イルカ島崩壊のみ反映。
 
|-
 
|第13話||6月24日||巨獣バキューラの追撃||松元力||山吉康夫||第15話に統合。ハイライトシーンのみ反映。
 
|-
 
|第14話||7月1日||大西洋へ旅立つ||辻真先||斧谷稔||一話完結エピソードのため、カット。
 
|-
 
|第15話||7月8日||霧に泣く恐竜||宮田雪||大貫信夫||漂流シーンとポリペイモス処刑を反映。恐竜のシーンはカット。
 
|-
 
|第16話||7月15日||怪人レハールの罠||辻真先||西谷克和||レハール登場と海底洞窟のみ反映。
 
|-
 
|第17話||7月22日||消えたトリトンの遺跡||松元力||[[平田敏夫]]||一話完結エピソードのため、カット。
 
|-
 
|第18話||7月29日||灼熱の巨人タロス||辻真先||大貫信夫||ピピとフィンがさらわれるシーンのみ反映。
 
|-
 
|第19話||8月5日||甦った白鯨||宮田雪||佐々木正広||一話完結エピソードのため、カット。
 
|-
 
|第20話||8月12日||海グモの牢獄||松岡清治||斧谷稔||ほぼ反映。
 
|-
 
|第21話||8月19日||太平洋の魔海||辻真先||山吉康夫||ヘプタボーダの戦死のみ反映。
 
|-
 
|第22話||8月26日||怪奇・アーモンの呪い||宮田雪||大貫信夫||一話完結エピソードのため、カット。
 
|-
 
|第23話||9月2日||化石の森の闘い||松岡清治||斧谷稔||ほぼ反映。
 
|-
 
|第24話||9月9日||突撃ゴンドワナ||辻真先||[[池原成利]]||前編のドリテアを倒すシーンのため、ガダルを倒すシーンを流用。
 
|-
 
|第25話||9月16日||ゴルセノスの砂地獄||宮田雪||斧谷稔||ネレウス処刑のみ反映。
 
|-
 
|第26話||9月23日||ポセイドンの魔海||辻真先||大貫信夫||難破船での戦闘のみ反映。
 
|-
 
|第27話||9月30日||大西洋陽はまた昇る||富野喜幸||斧谷稔||ほぼノーカットで反映。
 
|}
 
 
 
=== パイロット版「青いトリトン」 ===
 
[[1971年]]10月に、日本国外への輸出を意図して、頭身の低い洋風の<!--バタくさい-->キャラクターデザインで[[虫プロダクション#虫プロ商事|虫プロ商事]]によって、アクション中心の9分の[[パイロットフィルム]]が製作された<ref name="atogaki" /><ref name="gekijo">『手塚治虫劇場 手塚アニメーションフィルモグラフィー』手塚プロダクション、1991年第2版、p.42.</ref>。[[イーストマンカラー]]作品。テレビアニメ版制作の前であり、タイトルは新聞連載時の『'''青いトリトン'''』となっている。
 
 
 
; スタッフ<ref name="gekijo" />
 
:* 原作/絵コンテ - 手塚治虫
 
:* 原画 - 上口照人
 
:* 動画 - 小林準治
 
 
 
このパイロット版は劇場版「海のトリトン」のDVDに特典映像として収録されている。
 
 
 
== アニメと原作のラストの違い ==
 
; 原作
 
: 不死身のポセイドンを宇宙へ追放させるため、トリトンはポセイドンと共に宇宙へ去ってしまう。その後、ピピ子との間に生まれた7つ子から息子のブルーがトリトンの後を継ぎ、甲ら島となったガノモスに帰るシーンでラストとなる。
 
; アニメ
 
: トリトンはアトランティス大陸の遺跡の中に入り、人々の亡骸が累々と転がる死の世界が広がっているのを目の当たりにする。そこで、ポセイドン族の長老の亡骸と対峙し、オリハルコンの短剣の光で回答を齎す法螺貝に託された長老の声が戦いの影に秘められた謎が明らかになる。
 
: 実は、ポセイドン像は人身御供の人々を地下に封印するオリハルコンで出来ており、逆にその力を活用して生け贄にされた人々の一部が生き残り地下に都市を建設して生き延びた。そして、アトランティス大陸が沈む直前にポセイドン族によって滅ぼされた、ポセイドン族を人身御供にしていた元凶のアトランティス人は、マイナスエネルギーのオリハルコンの短剣を報復のために作り出してトリトン族として生き延びるが、報復のために作り出されたことを知らずに子孫は生きていたのだった。ポセイドン族は我が身を守るために世界中を荒らしまわり、トリトン族を滅ぼして外の世界に出て平和に暮らそうと考えた。しかし、戦いは拡大化し、更には、トリトンのオリハルコンの短剣にはポセイドン族の太陽として活用する生命の源であるポセイドン像(プラスエネルギーのオリハルコン)を引き寄せてしまう磁力のような力が存在しているため、ポセイドン族は自らの安泰のためにもオリハルコンの短剣を始末しなければならなくなった。
 
: 最終的にトリトンはポセイドン像を引き寄せて暴れさせてしまったため、地下都市のポセイドン族は外界の平和な生活も自由も手にすることなく死に絶えてしまい、マイナスのトリトンの短剣とプラスのポセイドン像という相反するオリハルコンの力が激突して像は爆発して破壊、その衝撃により海底火山が噴火してポセイドン族の地下都市は破壊される。ポセイドン族を滅ぼすという最悪の結果により報復の連鎖からようやく解き放たれたトリトンだったが、戦いの真の元凶がトリトン族であり、自分達の祖先であるアトランティス人が同族の一部を生け贄にして踏み躙った罪を心に抱きながら一族の幼年期の姿である人魚の姿をした唯一の同族であるピピや、味方となって戦ってくれたルカーらイルカらと共にいずこかへと旅立つのだった。
 
 
 
== 脚注 ==
 
=== 注釈 ===
 
{{reflist|group="注"}}
 
 
 
=== 出典 ===
 
<div class="references-small"><references /></div>
 
 
 
== 外部リンク ==
 
* [http://tezukaosamu.net/jp/manga/2.html 手塚治虫公式サイト内作品ページ(マンガ)]
 
* [http://tezukaosamu.net/jp/anime/1.html 手塚治虫公式サイト内作品ページ(アニメ「青いトリトン」パイロット版)]
 
* [http://tezukaosamu.net/jp/anime/40.html 手塚治虫公式サイト内作品ページ(アニメ「海のトリトン」TVシリーズ)]
 
* [http://tezukaosamu.net/jp/anime/12.html 手塚治虫公式サイト内作品ページ(アニメ「海のトリトン」劇場版)]
 
 
 
{{前後番組
 
|放送局=[[TBSテレビ|TBS]][[Japan News Network|系列]]
 
|放送枠=[[TBSテレビ系列土曜夜7時枠のアニメ|土曜19時台前半枠]]<br />【当番組より[[朝日放送テレビ|ABC]]制作枠】
 
|番組名=海のトリトン<br />(1972年4月1日 - 9月30日)
 
|前番組=[[原始少年リュウ]]<br />(1971年10月30日 - 1972年3月25日)<br />(TBS制作)
 
|次番組=[[ど根性ガエル]]<br />(1972年10月7日 - 1974年9月28日)
 
}}
 
 
 
{{手塚治虫}}
 
{{富野由悠季}}
 
{{Manga-stub}}
 
  
 +
{{テンプレート:20180815sk}}
 
{{デフォルトソート:うみのとりとん}}
 
{{デフォルトソート:うみのとりとん}}
 
[[Category:漫画作品 う|みのとりとん]]
 
[[Category:漫画作品 う|みのとりとん]]

2018/12/28/ (金) 00:12時点における最新版

海のトリトン』(うみのトリトン)

日本のテレビアニメ。放映はTBS系列(1972年4月~9月)。原作:手塚治虫による漫画作品。制作:アニメーションスタッフルーム。滅ぼされたトリトン族の末裔の少年の活躍を描く冒険アニメ。1979年に劇場版が公開。



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