「火口」の版間の差分

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{{Otheruses|火山の噴火口|火を起こす道具「ほくち」|火口 (点火具)}}
 
{{出典の明記|date=2011年7月}}
 
[[ファイル:20101130富士山山頂.jpg|thumb|200px|[[富士山]]の火口(2010年11月)]]
 
[[ファイル:AsamaYamaS.jpg|thumb|200px|[[浅間山]]の火口(2007年2月)]]
 
[[File:20140516阿蘇山火口.jpg|thumb|200px|[[阿蘇山]]火口(2014年5月)]]
 
[[ファイル:UsuZan2007.JPG|thumb|200px|2000年の噴火活動で出来た[[有珠山]]の寄生火口。[[火口列]]をなす(2001年8月撮影)]]
 
[[ファイル:Mount Cameroon craters.jpg|thumb|200px|[[カメルーン山]]の火口]]
 
'''火口'''(かこう、{{Lang-en-short|crater}})とは、[[地下]]の[[マグマ]]や、[[火山ガス]]に運ばれた[[岩塊]]など、[[固体]]〜[[液体]]が[[地表]]に噴出する(または過去に噴出した)[[穴]]。噴出するものが[[泥]]や[[湯]]であっても規模によっては火口と呼ばれることがある。'''噴火口'''({{Lang-en-short|eruptive crater}})ともいう。
 
  
[[ガス]](気体)のみを噴出する穴は[[噴気口]]と呼ぶことが多いが、実際のところサイズによって大まかに区別され、ガスのみであっても直径数メートルともなると火口と呼ばれることが多い。過去現在の噴火の有無は問われない([[大分県]][[伽藍岳]]の[[泥火口]]の例など)。
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'''火口'''(かこう、{{Lang-en-short|crater}})
  
== 火口の形成と形状 ==
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地下のマグマが溶岩や火山ガスとして地表に噴出する出口。噴火口ともいう。火口は直径数十~数百メートルが普通で、ハワイのキラウエア火山の山頂カルデラ内にある径1キロメートルのハレマウマウ火口などは最大級である。活火山の火口内には多くの場合いくつかの主活動部(火孔)が存在し、そこでは平生でも赤熱溶岩が露頭していたり、火山ガスが燃えていたりすることがあり、さらに、噴火が始まると、たいてい、そこから噴出物が出てくる。火口内の状況の変化は噴火予知の重要な手掛りの一つであり、とくに、火口の深さの変動は火山活動の長期予測に役だち、本格的な活動期には浅くなるのが普通である。
火口はマグマや[[熱泥]]や[[温泉水]]が、地下深部から上昇してきて地表を突き破ることで形成される。
 
  
火口に水が溜まったものを[[火口湖]]という。
 
 
== 火口の配列 ==
 
火口は直線上に並んで[[火口列]]をなすこともよくある。
 
* [[割れ目噴火]]の場合
 
: マグマが細い柱状ではなく板状の形で上昇してきた場合は割れ目噴火を起こすが、地表では連続した割れ目ではなく楕円形の火口が直線上に並んだ火口列となる。
 
* 広域応力場に影響されている場合
 
: [[地殻]]は[[プレート]]の動きによって[[応力]]を受けているため、最大圧縮主応力軸と並行(最小圧縮主応力軸と直交)する方向が割れやすく、火口もこれに従って割れやすい方向に並ぶ傾向がある。この場合、火口どうしの間隔は割れ目噴火の火口列よりもかなり遠い。
 
 
== 危険性 ==
 
[[地震]]活動などで近々噴火や[[火砕流]]発生の危険性があったり、[[硫黄]]由来の[[火山性ガス]]の噴出で[[中毒]]死する恐れがあるので立ち入り制限をしている[[自治体]]もある。
 
 
== ギャラリー ==
 
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ファイル:Zao L.Okama.JPG|[[蔵王連峰|蔵王]]の[[御釜 (蔵王連峰)|御釜]]
 
ファイル:AdzumaKofuji.jpg|高空より見る[[吾妻小富士]]の火口と[[火口湖]][[五色沼 (福島市)]]
 
ファイル:Goshikinuma-azuma 0810.JPG|[[一切経山]]からの[[五色沼 (福島市)|五色沼]]
 
ファイル:20091011安達太良山空撮Tagged.jpg|[[安達太良山]]・沼の平火口
 
ファイル:HarunaSan.jpg|[[榛名山]]の火口湖[[榛名湖]]と[[中央火口丘]]榛名富士
 
ファイル:Kusatsu-Shiranesan01s5s4272.jpg|[[草津白根山]]の湯釜
 
ファイル:MtFuji.jpg|[[富士山]]の火口
 
ファイル:Lakagigar.JPG|[[ラキ火山]]の火口(中央)。奥に向かって火口列を成している。
 
ファイル:Lava Lake Nyiragongo 2.jpg|[[アフリカ]]東部・[[ニーラゴンゴ山]]の火口
 
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<!-- == 脚注 ==
 
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== 参考文献 ==
 
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== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==
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* [[火山]]
 
* [[火山]]
 
* [[噴火]]
 
* [[噴火]]
 
* [[カルデラ]]
 
* [[カルデラ]]
 
* [[マール (火山)]]
 
* [[マール (火山)]]
 
== 外部リンク ==
 
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2018/10/27/ (土) 00:16時点における最新版

火口(かこう、: crater

地下のマグマが溶岩や火山ガスとして地表に噴出する出口。噴火口ともいう。火口は直径数十~数百メートルが普通で、ハワイのキラウエア火山の山頂カルデラ内にある径1キロメートルのハレマウマウ火口などは最大級である。活火山の火口内には多くの場合いくつかの主活動部(火孔)が存在し、そこでは平生でも赤熱溶岩が露頭していたり、火山ガスが燃えていたりすることがあり、さらに、噴火が始まると、たいてい、そこから噴出物が出てくる。火口内の状況の変化は噴火予知の重要な手掛りの一つであり、とくに、火口の深さの変動は火山活動の長期予測に役だち、本格的な活動期には浅くなるのが普通である。


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