「灰の水曜日」の版間の差分

提供: miniwiki
移動先:案内検索
(1版 をインポートしました)
 
1行目: 1行目:
 
{{出典の明記|date=2016年3月13日 (日) 07:37 (UTC)}}
 
{{出典の明記|date=2016年3月13日 (日) 07:37 (UTC)}}
'''灰の水曜日'''('''はいのすいようび'''、 {{lang-en-short|Ash Wednesday}}、{{lang-es-short|Miércoles de Ceniza}}、{{lang-fr-short|Mercredi des Cendres}}、{{lang-de-short|Aschermittwoch}}、{{lang-nl-short|Aswoensdag}})は、[[キリスト教]][[カトリック教会]]をはじめとする[[西方教会]]の[[典礼暦年]]のうちの一日。[[四旬節]]の初日([[復活祭]]の46日前)に当たる。元来はカトリック教会の行事であるが、その流れを汲む[[プロテスタント|プロテスタント教会]]([[聖公会]]、[[ルーテル教会]]など)でも行われる。[[東方教会]]では行われない。
+
'''灰の水曜日'''('''はいのすいようび'''、 {{lang-en-short|Ash Wednesday}}、{{lang-es-short|Miércoles de Ceniza}}、{{lang-fr-short|Mercredi des Cendres}}、{{lang-de-short|Aschermittwoch}}、{{lang-nl-short|Aswoensdag}}
  
カトリック教会や伝統的なプロテスタント教会(聖公会、ルーテル教会など)ではこの日に[[大斎_(カトリック教会)|大斎]]または[[小斎]]が守られるのが標準となっていた。一般に典礼色は紫を使用する。
+
カトリック教会の行事の一つ。復活祭前四六日目の水曜日をいい、四旬節の第一日にあたる。その日、信者の額に聖灰で十字架のしるしをつける教会の習慣からいう。聖灰祭。《季・春》
 
 
==典礼==
 
この日の[[典礼]]では、前年の[[枝の主日]]([[聖週間]]の初日となる[[主日]]、すなわち復活祭の1週間前)に使用された[[ナツメヤシ|棗椰子]](なつめやし)または[[棕櫚]](しゅろ)の枝(北方地域では猫柳([[ねこやなぎ]])が使用される)などを、最近では3日前の日曜日に不要になった木製の十字架などを集めて、燃やした灰の「祝別式」と「塗布式」が行われる。
 
 
 
祝別式とはこの灰を前に神に祈り、[[聖別]]することを指す。塗布式とは灰の水曜日のミサ(礼拝)で、司式者が信者各自の額に灰の十字を記し(塗り付け)、例えば[[聖公会]]では司式者が[[聖公会祈祷書#日本聖公会祈祷書|祈祷書]]にある「あなたはもともと土から生まれたので、まもなく土に返る。<ref> [[創世記]] 3:19 および [[コヘレトの言葉]]/[[伝道の書]] 3:20) </ref> だから罪を悔い改めて、イエスの教えに立ち返りなさい。」([[聖公会祈祷書#米国聖公会祈祷書|英語祈祷書]]p. 265では単に「Remember that you are dust, and to dust you shall return.」)といいながら祈ることを指す。この儀式後、各信者は額に灰の十字を付けたまま教会から出て、外を歩き、通常(しばらくは)額に記された十字を自ら拭い去ることはない。
 
 
 
==歴史==
 
[[四旬節|レント]]の初日である水曜日に、いつからどのようにして灰を使う儀式を行うことになったかはっきりしない。もともと教会から離れた人が戻る際の[[懺悔|反省]]に灰を使っていたことはあり、これが4世紀にはレントと結びつけられていたが、これが灰の水曜日の起こりかとは断定できず、しかしこうした儀式は[[10世紀]]までには[[西ヨーロッパ]]で広く行われていて(ただしまだ[[ローマ]]では行われていない)、[[1091年]]には[[ウルバン2世]][[教皇]]が[[ベネヴェント]]会議でローマ教会にも波及するようにして、しばらくして「Feria Quarta Cinerum」(灰の水曜日の儀式)と言われるようになった、という説をJohn W. Fentonは取っている。 <ref> [http://www.antiochian.org/content/orthodox-ash-wednesday Orthodox Ash Wednesday by John W. Fenton] </ref>
 
 
 
==日付==
 
灰の水曜日の日付は[[復活祭]]の日付に連動しているので、次のようになる。
 
*2017年 – 3月1日
 
*2018年 – 2月14日
 
*2019年 – 3月6日
 
*2020年 – 2月26日
 
*2021年 – 2月17日
 
*2022年 – 3月2日
 
*2023年 – 2月22日
 
*2024年 – 2月14日
 
*2025年 – 3月5日
 
*2026年 – 2月18日
 
 
 
==脚注==
 
{{Reflist}}
 
 
 
==参照==
 
* [[T・S・エリオット]]の[[詩]]「[[灰の水曜日 (詩)]]」
 
* [[:en:Elvis Perkins|Elvis Perkins]]([[アンソニー・パーキンス]]の[[子息]])の[[アルバム]]「灰の水曜日 (アルバム)」([[:en:Ash Wednesday (album)]])
 
 
 
==関連項目==
 
{{commonscat|Ash Wednesday}}
 
*[[典礼暦]]
 
  
 
{{デフォルトソート:はいのすいようひ}}
 
{{デフォルトソート:はいのすいようひ}}
42行目: 10行目:
 
[[Category:西方教会]]
 
[[Category:西方教会]]
 
[[Category:水曜日]]
 
[[Category:水曜日]]
 +
{{テンプレート:20180815sk}}

2018/12/23/ (日) 01:03時点における最新版

灰の水曜日はいのすいようび: Ash Wednesday西: Miércoles de Ceniza: Mercredi des Cendres: Aschermittwoch: Aswoensdag

カトリック教会の行事の一つ。復活祭前四六日目の水曜日をいい、四旬節の第一日にあたる。その日、信者の額に聖灰で十字架のしるしをつける教会の習慣からいう。聖灰祭。《季・春》



楽天市場検索: