無所属クラブ

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無所属クラブ(むしょぞくクラブ)は、日本国会や地方議会において特定の政党に所属しない議員が質問時間の確保等を目的として結成する会派名の全部または一部に使用される用語。

とくに国会は一人会派を結成できないため無所属議員が政党所属議員とともに結成する場合が多い。例えば、無所属議員が○○党議員と統一会派を組んだ場合に「○○党・無所属クラブ」という会派名を使うことがある。この場合、あくまで「○○党・無所属クラブ」で1つの会派であって「○○党」と「無所属クラブ」という2つの会派が合同しているという意味ではない。

同様に使用される用語として「無所属」、「無所属会」、「無所属の会」が存在する。

国会

衆議院

2018年5月時点で衆議院において「無所属クラブ」を会派名の一部に冠している会派は「国民民主党・無所属クラブ」であり、無党籍の議員は現在は存在しない。無党籍の議員がいない時期も慣例的に会派名に無所属クラブを冠するがこれは国民民主党の前身の一つ民主党民進党が無所属議員の会派参加の有無に関わらず、会派名に入れてきた慣行を継承したものである。

参議院

2014年12月18日に、解党した旧みんなの党の参議院会派に属していた水野賢一中西健治渡辺美知太郎薬師寺道代の4名が「無所属クラブ」に会派名称変更を届け出た。なお、同じく旧みんな会派に所属していた松田公太ら6名は同日新会派「日本を元気にする会」を結成した[1]。2017年11月現在の所属議員は薬師寺とアントニオ猪木の2名となっている。

過去に「無所属クラブ」を称した会派

過去に「無所属クラブ」を称した会派には以下のものがある。どの会派も共通するのは名称のみであり、組織・構成員・政策等いずれの面からも全く無関係である。

衆議院
参議院
  • 1947年の第1回参院選に当選した旧貴族院議員らが中心になり結成された院内会派・緑風会は結成当初の仮称を「無所属クラブ」としていた。
  • 1953年5月に結成。市川房枝ら無所属の議員4名が使用していた会派名。この無所属クラブは1962年に一部の議員が公明会(後の公明党)に移籍後、残った議員は参議院同志会(緑風会より改称)と合同し、第二院クラブとなっている。

地方議会

無所属で当選した1名以上の議員が便宜上の会派名として使用することが多い。また、他の政党に近い政治姿勢を取る無所属議員が多数派形成のために政党公認の議員と統一会派を組み「○○党・無所属クラブ」のような会派名を名乗る事例も見受けられる。

出典

関連項目