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'''熊本地域振興ICカード'''(くまもとちいきしんこうアイシーカード)は、[[熊本県]]内の鉄道・バス事業者各社で導入されている[[非接触型決済|非接触型]][[ICカード]][[乗車券]]である。愛称は'''くまモンのIC CARD'''(くまモンのアイシー・カード)。
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'''熊本地域振興ICカード'''(くまもとちいきしんこうアイシーカード)
  
[[ファイル:iccard.gif|thumb|200px|「タッチ&ゴー」の動き]]
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[[熊本県]]内の鉄道・バス事業者各社で導入されている[[非接触型決済|非接触型]][[ICカード]][[乗車券]]
  
== 概要 ==
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愛称は'''くまモンのIC CARD'''(くまモンのアイシー・カード)。
[[File:ICCard_Connection.svg|thumb|right|251px|相互利用関係(クリックで拡大)]]
 
[[ソニー]]の非接触型ICカード[[FeliCa]]の技術を用いたIC乗車カードで、[[2015年]](平成27年)[[4月1日]]に熊本県内に本社を置く[[九州産交バス]]、産交バス、[[熊本電気鉄道]]、[[熊本バス]]、[[熊本都市バス]]の5社が導入した。上記各社の路線バスおよび熊本電気鉄道の電車で使用できる。[[電子マネー]]機能も有しており、加盟店の商業施設で利用可能。
 
 
 
上記バス事業者5社と[[熊本市交通局|熊本市電]]で使える磁気式プリペイドカードである[[TO熊カード]]の後継的なカードだが、バス事業者各社は導入・維持コストが安く熊本地区独自の各種サービスに対応しやすい地域独自のカードを導入する一方、熊本市は全国相互利用方式のICカードを導入する方針をとり、[[西日本鉄道]]などで導入されている[[nimoca]]を「[[nimoca#熊本市電|でんでんnimoca]]」として採用したため、ICカードの利用可能カードは熊本市電とバス各社で別々となった。
 
 
 
2015年8月7日に熊本市電で片利用を開始し<ref name="kumamototram20150724">[http://www.kotsu-kumamoto.jp/kihon/pub/detail.aspx?c_id=3&type=top&id=709 市電で熊本地域振興ICカード「くまモンのIC CARD」が使えます] 熊本市交通局 2015年7月24日</ref>、2016年3月23日に全国相互利用カード(nimoca・[[SUGOCA]]・[[はやかけん]]・[[Suica]]・[[PASMO]]・[[ICOCA]]・[[PiTaPa]]・[[TOICA]]・[[manaca]]・[[Kitaca]])の片利用を開始することで、熊本市電とバスとの共通利用を図る<ref name="kumanichi20160202">[https://kumanichi.com/news/local/main/20160202001.xhtml 県内バス、全国型IC乗車券対応 来月23日~]  - 熊本日日新聞2016年2月2日</ref><ref>{{PDFlink|[http://www.kyusanko.co.jp/sankobus_top/sites/all/themes/SankobusTop/pdf/ICCARD20160323-2.pdf 熊本県内路線バス(電鉄電車含む)における「SUGOCA」等の 全国相互利用 10 社の交通系ICカード利用サービス開始について]}}</ref><ref name="kumanichi20160323">{{Cite news |title=県内路線バス 全国型IC乗車券の利用可に |url=https://kumanichi.com/news/local/main/20160323007.xhtml |newspaper=熊本日日新聞 |date=2016-03-23 }}</ref>。なお、全国相互利用カードのシステムを地域独自カードにも対応させるのは全国初の試みという<ref>[http://www.city.kumamoto.jp/common/UploadFileDsp.aspx?c_id=5&id=2432&sub_id=5&flid=41228 市電における熊本地域振興ICカード利用環境構築について](PDF) - 熊本市交通局、平成25年度 第4回熊本市公共交通協議会(平成25年10月1日開催)資料</ref>。
 
 
 
システム構築は[[日本電気|NEC]]およびトリニティ<ref>[http://jpn.nec.com/press/201504/20150401_01.html NEC、熊本県内の公共交通機関や商業施設で利用できる「熊本地域振興ICカード」のシステムを構築] - 日本電気、2015年4月1日</ref><ref>[http://www.3inc.jp/2014/12/09/kumamoto_ic/ 熊本地域振興ICカード(愛称:くまモンのIC CARD) 2015年4月サービス開始] - トリニティ、2014年12月9日</ref><ref>[http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1504/01/news121.html 「くまモン」のICカードで地域振興、新システムが稼働] - [[ITmedia]]エンタープライズ、2015年4月1日</ref>。
 
 
 
カード発行とシステム運営は[[肥後銀行]]の子会社である肥銀コンピュータサービスが行っている。
 
 
 
イメージキャラクターは[[くまモン]]。
 
 
 
== 沿革 ==
 
* 2015年4月1日 - 発売開始。記念の特別仕様のカードを各社の窓口において合計1万枚限定で販売<ref>[http://kumamotoiccard.jp/wp-content/uploads/2015/03/kumamonIC_debut_card.pdf くまもんのIC CARD(熊本地域振興ICカード)サービスイン記念カードの発売について] 2015年3月6日</ref>。
 
* 2015年8月7日 - 熊本市電への片利用開始(熊本市電で「くまモンのIC CARD」が利用可能になる)<ref name="kumamototram20150724" />。
 
* 2015年8月31日 - 定期券・シニアパス60の搭載を開始<ref>{{PDFlink|[http://www.kumamotoiccard.jp/wp-content/uploads/2015/08/teiki_start.pdf 8/31『くまモンのIC CARD』に定期券導入! ICカード定期券により、通勤通学がますます便利になります! ]}}</ref>。
 
* 2016年3月1日 - 熊本市が発行する高齢者・身障者・被爆者優待証(さくらカード)交付者対象の「おでかけICカード」をくまモンのICカードとして運用開始<ref>[http://www.kyusanko.co.jp/sankobus/iccard/icodekake/ おでかけICカードについて]</ref>。
 
* 2016年3月23日 - [[九州旅客鉄道|JR九州]]との提携で全国相互利用カードの片利用を開始(熊本市電の「でんでんnimoca」との相互利用開始)<ref name="kumanichi20160202" /><ref name="kumanichi20160323" /><ref>[http://response.jp/article/2016/02/04/269142.html 熊本の電車・バス、全国相互利用ICカードに対応…3月23日から]</ref>。
 
 
 
== 利用範囲 ==
 
=== バス ===
 
九州産交バス、産交バス<ref>これまでTO熊カード未導入だった熊本都市圏に乗り入れない地域を運行する車両を含め全車で使用可能となった。</ref>、熊本電気鉄道、熊本バス、熊本都市バスの一般路線バス全路線が利用できるほか、[[熊本 - 熊本空港線|阿蘇くまもと空港リムジンバス]]でも利用できる。産交バスが県内各地で運行する[[コミュニティバス]]でも多くが利用可能であるが、[[人吉周遊バス]]「じゅぐりっと号」と、[[トヨタ・ハイエース]](まめバス)を使用する人吉地区の尾曲線・涼水戸温泉前線・小柿公民館前線・七地線および[[水俣市]]の水俣駅前〜葛彩館線は使用不可である。また、都市間バスではTO熊カード時代からの天草・高森・福岡・延岡線に加え新たに大分線や[[九州横断バス]]でも使用可能となったが、それ以外の都市間高速バス(本州方面夜行便を含めた事前予約が必要な座席指定制の路線)・定期観光バスでは使用出来ない。
 
 
 
TO熊カードと同様の[[TO熊カード#乗り継ぎ割引|乗り継ぎ割引]]がある。
 
 
 
==== 高速バス・長距離バス ====
 
高速バス・長距離バスは以下の路線を対象としている。※印は九州産交グループ運行分のみ対応。
 
 
 
* [[九州横断バス]]
 
* 熊本 - 天草([[あまくさ号]])
 
* 熊本 - 高森([[たかもり号]])
 
* 熊本 - 大分([[やまびこ号 (特急バス)|やまびこ号]])<sup>※</sup>
 
* 熊本 - 福岡([[ひのくに号]])<sup>※</sup>
 
* 熊本 - 延岡([[たかちほ号]])<sup>※</sup>
 
 
 
=== 熊本電気鉄道(電車) ===
 
熊本電気鉄道の鉄道路線全線で利用可能である。
 
 
 
熊本電鉄では無人駅から現金・回数券・定期券で乗車する場合は乗車時に整理券を車内で取るが、ICカードでの乗車処理を行うカードリーダーは車内ではなく各駅ホームに設置している。降車時の処理は有人駅([[北熊本駅]]、駅係員配置時間中の[[藤崎宮前駅]]および[[黒髪町駅]])では駅改札口で行い、それ以外はバスと同様の車載機による処理となる。
 
 
 
=== 熊本市電 ===
 
熊本市電はnimoca(でんでんnimoca)エリアであるため相互利用となる。
 
 
 
辛島町電停でのA・B系統相互乗り換え時にはnimocaと同様にカードのみで乗り継ぎ処理が可能であるが、TO熊カードで適用されていた熊本市電同士の乗り継ぎ割引および熊本市電とバスの乗り継ぎ割引は適用されなくなっている。また、市電利用時にはポイントサービスは付与されないほか、市電の定期券は搭載できない。
 
 
 
=== 商業施設 ===
 
[[下通]]・[[上通]]とその周辺部の店舗や、九州産交グループの商業施設などを中心に導入されている<ref>[http://www.kumamotoiccard.jp/about/shoplist/ 使えるお店一覧]</ref>。
 
 
 
== 種類 ==
 
* 一般券 - 個人情報を登録しない(紛失しても再発行できない)無記名式と、個人情報を登録する記名式がある。記名式には小児用・普通身障者用・小児身障者用カードもあり、小児用・小児身障者用は小学6年生の3月31日まで有効。普通身障者用カードは1年間の有効期限がある。発売額は2,000円(ストアードフェア1,500円+デポジット500円)。
 
* 定期券 - 記名式カード・小児用カード・身障者用カード・小児身障者用カードに搭載可能(2015年8月サービス開始)。
 
* 学生カード - 中学生、高校生、大学生、専門学校生などが対象の記名式カード。鉄道・バス利用時に100円ごとに2ポイント(他種は1ポイント。詳細は後述)が付与される。複数人分の運賃支払いは不可能。
 
* おでかけICカード - 熊本市内に在住する高齢者及び身障者が対象の記名式カード。運賃が大人正規の1割となるおでかけICカード①(身障者用)と、2割となるおでかけICカード②(高齢者用)の2種類がある<ref>いずれも利用は熊本市内の一般路線バス([[しろめぐりん]](観光周遊バス)や一部の[[臨時便|臨時バス]]も含む)に限られ、その他のバスは利用できない。また、他の市町村へ(から)は境界停留所から(まで)正規運賃での利用となる。</ref>。なお、利用時には熊本市から交付される「さくらカード」を一緒に携帯して降車の際、乗務員に提示する。2種類とも数年度毎に更新が必要。
 
* シルバーパス - 高齢者向け全線乗り放題パスを搭載した記名式カード。九州産交バス・産交バスが発売しているサンコーパス65(満65歳以上)と、熊本電気鉄道が発売しているシニアパス60(満60歳以上)を搭載できる(熊本電鉄のみ2015年8月サービス開始、九州産交バス・産交バスは開始日未定)。
 
 
 
== 発売箇所 ==
 
バスや電車の車内、各バス・鉄道事業者営業窓口で購入できる。但しバスや電車の車内では無記名式カードのみを販売している。
 
 
 
== チャージ ==
 
カード販売窓口、加盟店の商業施設、カード対応のバス・熊本電鉄電車車載機(運賃箱)<ref>バス・電鉄電車内でのチャージは1回につき、3,000円までで1,000札のみ使用可能。硬貨や1,000円札以外の高額紙幣ではチャージできない。また、カードの残高が20,001円以上の場合も車内でのチャージはできない(なお、カードのチャージ限度額は30,000円まで)。</ref>、[[熊本市交通局|熊本市電]]車内(運賃箱)<ref>市電車内でのチャージは1,000札のみ使用可能。硬貨や1,000円札以外の高額紙幣ではチャージできない(最高20,000円まで)。また、カードのチャージ残高が10,001円以上の場合も車内でのチャージはできない。</ref>、[[チャージ機]]で行うことができる。
 
 
 
肥銀カードおよび[[日専連ファイナンス]]が発行するクレジットカードと紐付けしての[[オートチャージ]]に対応する。
 
 
 
== ポイント ==
 
熊本地域振興ICカードでは鉄道やバス・買い物利用での[[ポイント]]のほかに、指定の[[ボランティア活動]]または[[イベント]]に参加すると付与されるスペシャルポイント<ref>ポイント付与の対象となるボランティア活動・イベントは、公式ホームページで事前に発表される。</ref>が共通ポイントとなっており、100円ごとに1ポイント(学生カードで鉄道・バスを利用時のみ100円ごとに2ポイント)が付与される<ref>ただし、おでかけICカード利用の場合はポイント付与の対象外(買い物利用についてはポイントが付与される。なお、付与されたポイントはSFチャージできない)。</ref>。これに加え、鉄道・バスでの利用金額が2,000円ごとにボーナスポイントがつく<ref>最高10,000円以上で250ポイント(学生カードは300ポイント)が、基本ポイントと別に付与される。</ref>。なお年に数回、期間限定でポイントが倍付けとなるキャンペーンや、カード会員限定でポイントが付与されるアンケートを実施している<ref>キャンペーンやアンケートは、公式ホームページで事前に発表される。</ref>。
 
 
 
1ポイント1円換算でポイントを交換してSF(ストアードフェア)として使うことができる(おでかけICカードを除く)。
 
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
 
 
{{Reflist}}
 
{{Reflist}}
 
== 関連項目 ==
 
* [[乗車カード]]
 
* [[TO熊カード]]
 
 
== 参考資料 ==
 
* [http://www.city.kumamoto.jp/common/UploadFileDsp.aspx?c_id=5&id=2432&sub_id=1&flid=13975 平成25年度第2回熊本市公共交通協議会 会議資料](PDF) - 熊本市公共交通協議会、2013年6月28日
 
  
 
== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
{{ICカード乗車券|co=[[肥銀コンピュータサービス]]|index=くまもとちいきしんこうあいしいかあど}}
 
 
* [http://www.kumamotoiccard.jp/ くまモンのIC CARD] - 公式サイト
 
* [http://www.kumamotoiccard.jp/ くまモンのIC CARD] - 公式サイト
* [http://www.kyusanko.co.jp/sankobus/iccard/ 九州産交バスによる案内]
 
  
{{電子マネー}}
 
{{KyushuSankoBus}}
 
{{Kumamoto Bus}}
 
 
{{デフォルトソート:くまもとちいきしんこうあいしいかあと}}
 
{{デフォルトソート:くまもとちいきしんこうあいしいかあと}}
 
[[Category:電子マネー]]
 
[[Category:電子マネー]]

2018/8/7/ (火) 09:53時点における最新版

熊本地域振興ICカード(くまもとちいきしんこうアイシーカード)

熊本県内の鉄道・バス事業者各社で導入されている非接触型ICカード乗車券

愛称はくまモンのIC CARD(くまモンのアイシー・カード)。

脚注

外部リンク