輪島駅
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輪島駅(わじまえき)は、石川県輪島市河井町にかつて存在したのと鉄道七尾線の駅である。
2001年、のと鉄道七尾線(穴水~輪島間)の廃止に伴い廃駅になった。廃止後駅跡は整備され、道の駅輪島「ふらっと訪夢」となった。のと鉄道転換後もみどりの窓口が設置されていたことが特筆される。
本項では、列車の運行されていた現役時を中心に記述する。現在の状況や画像については道の駅輪島を参照されたい。
駅構造
晩年には駅舎側のホーム1面と線路1線のみ使用していて、夜間滞泊も設定されていなかった。盛時にはホーム2面3線を有し、蒸気が運行されていた頃にはターンテーブルもあった[1]。
歴史
- 1935年(昭和10年)7月30日 - 鉄道省(国鉄)七尾線 穴水 - 当駅間開通と同時に開業。一般駅。
- 1976年(昭和51年)6月1日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1977年(昭和52年)7月 - 駅舎を改築[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 1991年(平成3年)9月1日 - JR西日本七尾線 七尾 - 当駅間がのと鉄道に転換。同社の駅となる。
- 2001年(平成13年)4月1日 - のと鉄道七尾線 穴水 - 当駅間廃止により廃止。
利用状況
「石川県統計書」によると、廃止前までの1日平均乗車人員は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1990年 | 455 |
1991年 | 491 |
1992年 | 494 |
1993年 | 464 |
1994年 | 439 |
1995年 | 343 |
1996年 | 376 |
1997年 | 323 |
1998年 | 307 |
1999年 | 298 |
2000年 | 304 |
その他
- 使用されなくなったホームに立っていた駅名標の次駅の欄には、日本海を指す方向に「シベリア」と書かれており、駅の名物になっていた。現在は駅名標のレプリカが、上記道の駅内に設置された小さなホームにモニュメントとして置かれ、面影を偲ぶことができる。
隣の駅
- のと鉄道
- 七尾線(廃線部分)
- 能登市ノ瀬駅 - 輪島駅
脚注
- ↑ 画像参照(懐想石川の鉄道 - 七尾線2)
- ↑ 寺田裕一『私鉄の廃線跡を歩くIII 北陸・上越・近畿編』、JTBパブリッシング、2008年、139頁。ISBN 978-4-533-07145-4