連雀

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連雀(れんじゃく)

  1. レンジャク科の鳥。日本で見られるのはキレンジャク(黄連雀)とヒレンジャク(緋連雀)。
  2. 物を背負うのに用いる背負子(しょいこ)。行商が多く用いた。
  3. 日本各地に見られる地名。行商に由来するとされる。

背負子

物を背負うのに用いる背負子(しょいこ)の連雀は、肩に当たる部分を広く編んで作った縄や、それを木の枠に取り付けた物などである。連尺とも書く。

江戸時代行商の多くは、この連雀に荷物を担いで、各地を往来していた。また、中世から江戸時代にかけての連雀で運搬する行商を連雀商人、あるいは連雀衆ともいう。

本来、「連雀」とは渡り鳥の雀を指していた。「連尺」を用いる行商が渡り鳥のように見えた事から、「連雀」が「連尺」の同義語として用いられるようになった。

江戸時代の城下町には、行商が連尺に荷を繋げたまま荷物を下ろし、そこに店を出した地域があり、これが各地の「連尺」「連雀」「連尺町」の由来となっている。

地名

脚注

  1. 千代田区 町名由来板ガイド:連雀町・佐柄木町”. 千代田区. . 2010年6月30日閲覧.
  2. 歴史的建造物”. 千代田区観光協会. . 2010年6月30日閲覧.
  3. うち、かんだやぶそばは2013年に焼失。

関連項目