金融安定化拠出基金

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きんゆうあんていかきょしゅつききん

1990年代初めのバブル経済崩壊に伴って経営破綻した住宅金融専門会社(住専)の最終処理策として預金保険機構内に設置された基金。住専 7社の出融資元だった民間金融機関(農林系金融機関を含む)が約 1兆円拠出した。住専処理は大きな政治問題となり,1996年に「特定住宅金融専門会社の債権債務の処理の促進等に関する特別措置法」(住専処理法)が成立,住専の債権を回収する住宅金融債権管理機構が設立された。同時に,住専の債権処理のため,預金保険機構内に政府出資の緊急金融安定基金とともに金融安定化拠出基金が設立された。金融安定化拠出基金は住宅金融債権管理機構の資本金として 1000億円を出資し,残りの資金の運用益を債権回収の過程で発生する 2次損失の穴埋めにあてることとした。