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{{Infobox 作家
 
| name          = 阿刀田 高<br />(あとうだ たかし)
 
| image        = <!--写真、肖像画等のファイル名-->
 
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| caption      = <!--画像説明-->
 
| pseudonym    = 阿刀田 高<br/>(あとうだ たかし)
 
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| birth_place  = {{JPN}}<br />[[東京府]]
 
| death_date    = <!--{{死亡年月日と没年齢|XXXX|XX|XX|YYYY|YY|YY}}-->
 
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| occupation    = [[小説家]]
 
| language      = [[日本語]]
 
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| education    = <!--受けた教育、習得した博士号など-->
 
| alma_mater    = [[早稲田大学]][[第一文学部]][[フランス文学]]科
 
| period        = <!--作家としての活動期間、処女作出版から最終出版まで-->
 
| genre        = [[推理小説]]<br />[[奇妙な味]]<br />[[ショートショート]]
 
| subject      = <!--全執筆対象、主題(ノンフィクション作家の場合)-->
 
| movement      = <!--作家に関連した、もしくは関わった文学運動-->
 
| religion      = <!--信仰する宗教-->
 
| notable_works = 『冷蔵庫より愛をこめて』(1978年)<br />『ナポレオン狂』(1979年)<br />『新トロイア物語』(1994年)<br />『獅子王アレクサンドロス』(1997年)
 
| spouse        = <!--配偶者-->
 
| partner      = <!--結婚していない仕事のパートナー(親族など)-->
 
| children      = <!--子供の人数を記入。子供の中に著名な人物がいればその名前を記入する-->
 
| relations    = [[阿刀田令造]](伯父)
 
| influences    = <!--影響を受けた作家名-->
 
| influenced    = <!--影響を与えた作家名-->
 
| awards        = [[日本推理作家協会賞]](1979年)<br />[[直木三十五賞]](1979年)<br />[[吉川英治文学賞]](1995年)<br />[[旭日中綬章]](2009年)
 
| debut_works  = 『ころし文句』([[長崎寛]]との共著)
 
| signature    = <!--署名・サイン-->
 
| website      = <!--本人の公式ウェブサイト-->
 
}}
 
'''阿刀田 高'''(あとうだ たかし、[[1935年]][[1月13日]] - )は[[日本]]の[[作家]]、[[小説家]]。「[[奇妙な味]]」の短編で知られる。[[2007年]]から[[2011年]]まで[[日本ペンクラブ]]会長を務めた。
 
  
== 経歴 ==
+
'''阿刀田 高'''(あとうだ たかし、[[1935年]][[1月13日]] - )
[[東京]]生まれ。両親は共に[[宮城県]][[仙台市]]の出身だった<ref>阿刀田という珍しい[[苗字]]は日本全国に10世帯あるのみである。仙台に多く、祖先は阿刀寺という寺を営んでいたが、加藤田という苗字の相手と結婚したことから、両方の文字を混ぜて阿刀田という苗字になったという(『[[オール讀物]]』[[1986年]]10月号における阿刀田の発言)。</ref>。父方の伯父の[[阿刀田令造]]は西洋史学者で[[第二高等学校 (旧制)|第二高等学校]]第9代校長を務め、名校長と謳われた。令造の父の阿刀田義潮(よしとも)は宮城県[[名取郡]][[下増田村]](後の名取町・現:[[名取市]])の初代村長だった。
 
  
[[本籍]]は東京・[[西荻窪]]で、戦時中は宮城県の名取に疎開し、増田小学校に通学する。16歳のとき、[[長岡市]]で鋳物工場を経営していた[[エンジニア]]の父を亡くし、貧しい母子家庭で苦労して育つ。[[長岡市立南中学校]]、[[新潟県立長岡高等学校]]を経て[[東京都立西高等学校]]に転校、[[長岡空襲]]で被災する。少年時代から科学が好きで、海軍技師、医師、薬剤師と志望を変えた。
+
作家。東京生まれ。早稲田(わせだ)大学仏文科卒業。1978年(昭和53)処女短編集『冷蔵庫より愛をこめて』を刊行。同年、短編『来訪者』によって日本推理作家協会賞を、ついで短編集『ナポレオン狂』によって1979年、第81回の直木賞を受賞した。現代生活のミステリーや白昼夢を軽妙な都会的な筆致で描き、風刺と「おち」の効いたショート・ショート風の短編を得意とするブラック・ユーモリスト。『ギリシア神話』や『ガリバー旅行記』などの古典を主題にした鑑賞読本風の作品もある。
  
[[1954年]]、[[早稲田大学]][[第一文学部]][[フランス文学]]科に入学する。もっぱら奨学金と家庭教師のアルバイトで自活していた。
+
{{テンプレート:20180815sk}}
 
 
早稲田大学に入学した当時は[[新聞記者]]を志望していたが、[[1955年]]に[[結核]]を病んで休学し<ref>ただし阿刀田自身は「僕も実を言うと、中退してるんです。大学二年の頃、結核になってね。休学するつもりだったんだけど、事務局の人に、『一年以上も休むんなら、中退した方がいいよ』って言われてね。ちゃんと手続きをとれば無試験で復学できるんですね。その間の授業料も納める必要ないし。だから、二年間療養して、ちゃんと復学できました」と語っている([http://web.archive.org/web/20060623003944/http://www.jinbutsu.org/atodatakashi.html 阿刀田高会見])。</ref>、16か月間の療養生活を送る<ref>この時期に多数の[[短篇小説]]を読んだことが、後年、小説を書く上で大きな力を与えてくれたという。</ref>、このため志望変更を余儀なくされ、[[1960年]]に大学を卒業した後、[[文部省図書館職員養成所]]に入学する。[[1961年]]から[[国立国会図書館]]に[[司書]]として勤務する。このころ、恩師が出版した[[日本語]]関係の小冊子に、古今東西の殺し文句に関する[[随筆]]を発表したところ、思いがけず『[[朝日新聞]]』の文化欄に取り上げられて喜ぶ。[[1964年]]9月、[[池田書店]]からの依頼で『ころし文句』([[長崎寛]]との共著)を上梓する。引き続き、池田書店から『笑いのころし文句』『ユーモア一日一言』などの随筆集を刊行する。[[1969年]]、著書『ブラックユーモア入門』([[KKベストセラーズ]])が[[ベストセラー]]となったことに勇気を得て、[[1972年]]に退職し、筆一本の生活に入る。[[コント]]、[[翻訳]]、広告文案などを手がける。
 
 
 
[[1978年]]、短編集『冷蔵庫より愛をこめて』が[[直木賞]]候補となる。[[1979年]]、短編『来訪者』で第32回[[日本推理作家協会賞]]を受賞。[[1979年]]、短編集『ナポレオン狂』で第81回[[直木賞]]を受賞。[[1995年]]、『新トロイア物語』で第29回[[吉川英治文学賞]]を受賞。[[2003年]]、[[紫綬褒章]]。[[2007年]]より日本ペンクラブ会長。現在は[[新田次郎文学賞]]、直木賞、[[小説すばる新人賞]]選考委員、[[講談社]]『[[小説現代]]』の[[ショートショート]]・コンテスト選考者を務めている。[[2012年]]4月に[[山梨県立図書館]]館長に就任した。
 
 
 
== 作品 ==
 
[[ミステリー]]や[[ブラックユーモア]]分野での[[ショートショート]]、[[エロス]]が盛り込まれた短編が多く、今日までに書いた短編の数は800にもおよぶ。ショートショートに関しては、「星新一ショートショートコンテスト」の審査員を引き継ぐなど、[[星新一]]死後の第一人者的存在である。
 
 
 
また、『ギリシア神話を知っていますか』など、世界各国の古典を軽妙に読み解いた随筆でも知られる。世界の宗教ダイジェスト本『旧約聖書を知っていますか』『新約聖書を知っていますか』『コーランを知っていますか』の三部作を出版している。
 
 
 
== 人物 ==
 
出生時は双子であった。最初に出生した子を弟にするか兄にするかで議論があったが、「最初に生まれた方が兄だ」という父親の判断で、兄につけられる予定だった「高」に命名される。なお、弟は早世した。本人は「名前のおかげで長生きできたのかもしれない」とエッセイで書いている。
 
 
 
姉を肺結核で亡くしている。
 
 
 
西高校時代は文芸部に所属し、[[黒井千次]]と知己になる。[[清水幾太郎]]の娘が西高校の同窓で、高校によく清水が講演にきていた。
 
 
 
[[文部科学省]]設置の[[文化審議会]]の会長を務める。[[1993年]]から[[1997年]]にかけて[[日本推理作家協会]]理事長も務めた。[[1995年]]からは[[直木賞]]選考委員も務める。
 
 
 
[[阪神タイガース]]のファンであり、テレビ番組において、「1973年10月10日に行われた阪神-[[読売ジャイアンツ|巨人]]戦([[後楽園球場]])が行われた当日、病気のため入院し、病室にてラジオ実況中継を聞いていた時のこと。2回までに阪神が7-0で先行、先発投手[[江夏豊|江夏]]ということで、9年ぶりの優勝と巨人の9連覇阻止を確信し、安心したのかいつのまにか眠ってしまった。起きてみると7点差を巨人に逆転されており、そのときの精神状態は寝起きのせいもあって、夢かうつつか幻かの混沌状態になって非常に混乱した」などと述懐していた<ref>阿刀田が述べているのは実際には10月11日の試合と思われる(10月10日の試合は[[田淵幸一]]の逆転満塁本塁打により阪神勝利)。この試合は10-10で引き分けとなったが、最終的に阪神は「残り2試合で優勝マジック1」の状態から連敗、最終戦となった巨人戦で巨人の逆転優勝([[V9 (読売ジャイアンツ)|V9]])を許す結果に終わった。</ref>。
 
 
 
息子の[[阿刀田寛]]は[[日本経済新聞]]の記者である。
 
 
 
== 受賞歴 ==
 
* [[1979年]] - 『来訪者』で第32回[[日本推理作家協会賞]]。
 
* [[1979年]] - 短編集『ナポレオン狂』で第81回[[直木賞]]。
 
* [[1995年]] - 『新トロイア物語』で第29回[[吉川英治文学賞]]。
 
*2009年 - [[旭日中綬章]]受勲
 
 
 
== 社会的活動 ==
 
* [[文化庁]][[文化審議会]]会長
 
** 同 国語分科会委員
 
*[[日本点字図書館]]後援会長<ref>[http://www.nittento.or.jp/report/officer.html 日本点字図書館 役員一覧]</ref>
 
 
 
== 著書 ==
 
=== 初期著作 ===
 
*『ころし文句』長崎寛共著 池田書店 1964年
 
*『笑いのころし文句』笑会話入門 池田書店 1966年 「殺し文句の研究」新潮文庫
 
*『ユーモア一日一言 笑いと教養のオアシス』(編著)池田書店 1966年
 
*『ブラック・ユーモア入門 恐怖と笑いのカクテル 皮肉と毒舌に強くなる』ベストセラーズ 1969年
 
*『頭の回転テスト ビジネス・パワーを開発する』文和書房 1970年
 
*『3分30秒のポルノ 無断・盗用を禁ず』ベストセラーズ 1971年
 
*『ユーモア×ウィット=? 笑いの公式を解く本』ベストセラーズ 1972年 のちワニ文庫
 
*『江戸ぽるの 古川柳と小咄の世界』講談社 1973年 「江戸禁断らいぶらりい」文庫
 
*『詭弁の話術 即応する頭の回転』ベストセラーズ 1974年 のちワニ文庫、角川文庫
 
*『ことば雑学ブック 故事来歴のエピソード集』文潮出版 1975年 「ことばの博物館」旺文社文庫、文春文庫
 
*『3分間怪談 子供をおどろかす』ベストセラーズ (ワニの豆本) 1975年
 
*『知的時間と遊ぶ本 超思考のレクリエーション・ゲーム』ベストセラーズ 1978年
 
 
 
=== ショートショート・小説 ===
 
*『冷蔵庫より愛をこめて』講談社 1978年 のち文庫
 
*『過去を運ぶ足』双葉社 1978年 のち文春文庫
 
*『ナポレオン狂』講談社 1979年 のち文庫
 
*『Aサイズ殺人事件』文藝春秋 1979年 のち文庫、創元推理文庫
 
*『食べられた男 42のショートショート』講談社 1979年 のち文庫
 
*『夢判断』新潮社 1980年 のち文庫
 
*『一ダースなら怖くなる』文藝春秋 1980年 のち文庫
 
*『ジョークなしでは生きられない』新潮社 1980年 のち文庫
 
*『阿刀田高のブラック・ジョーク大全』講談社 1980年 のち文庫
 
*『壜詰の恋』講談社 1980年 のち文庫
 
*『マッチ箱の人生』講談社 1981年 のち文庫
 
*『異形の地図』角川書店 1982年 のち文庫
 
*『コーヒー・ブレイク11夜』文藝春秋 1982年 のち文庫
 
*『早過ぎた予言者』新潮社 1982年 のち文庫
 
*『最期のメッセージ 42のショートショート』講談社 1982年 のち文庫
 
*『ガラスの肖像』講談社 1982年 のち文庫
 
*『街の観覧車』文藝春秋 1983年 のち文庫
 
*『夜の旅人』文藝春秋 1983年 のち文庫
 
*『頭の散歩道』文春文庫 1983年
 
*『危険信号』講談社 1983年 のち文庫
 
*『待っている男』角川書店 1984年 のち文庫
 
*『ミッドナイト物語』文藝春秋 1984年 のち文庫
 
*『だれかに似た人』新潮社 1984年 のち文庫
 
*『猫の事件 36のショートショート』講談社 1984年 のち文庫
 
*『風物語』講談社 1985年 のち文庫
 
*『迷い道』講談社 1985年 のち文庫
 
*『知らない劇場』文藝春秋 1986年 のち文庫
 
*『黒い箱』新潮社 1986年 のち文庫
 
*『不安な録音器』中央公論社 1986年 のち文庫、文春文庫
 
*『食卓はいつもミステリー』新潮社 1986年 のち文庫
 
*『真夜中の料理人』講談社 1986年 のち文庫
 
*『影絵の町』角川書店 1987年 のち文庫
 
*『花の図鑑』日本経済新聞社 1987年 のち新潮文庫、角川文庫
 
*『時のカフェテラス』講談社 1987年 のち文庫
 
*『食後の毒薬 悪魔のささやき 実用的エッセイ』ベストセラーズ (ワニの本) 1987年
 
*『仮面の女』角川文庫オリジナル 1987年
 
*『明日物語』文藝春秋 1987年 のち文庫
 
*『花のデカメロン』光文社 1987年 のち文庫
 
*『花惑い』角川書店 1987年
 
*『恐怖同盟』新潮社 1987年 のち文庫
 
*『妖しいクレヨン箱 35のショートショート』講談社 1988年 のち文庫
 
*『危険な童話』新潮社 1988年 のち文庫
 
*『東京ホテル物語』中公文庫 1988年
 
*『霧のレクイエム』読売新聞社 1988年 のち講談社文庫
 
*『面影橋』中央公論社 1989年 のち文庫、文春文庫
 
*『愛の墓標』光文社 1989年 のち文庫
 
*『Vの悲劇』講談社 1989年 のち文庫
 
*『他人同士』新潮社 1989年 のち文庫
 
*『響灘 そして十二の短篇』文藝春秋 1989年 のち文庫
 
*『ぬり絵の旅』角川文庫オリジナル(長編)1989年
 
*『空想列車』角川書店 1990年 のち文庫
 
*『東京25時』文藝春秋 1990年 のち文庫
 
*『猫を数えて』講談社 1990年 のち文庫
 
*『闇の意匠』集英社 1991年 「いびつな贈り物」文庫
 
*『消えた男』角川書店 1992年 のち文庫
 
*『海の挽歌』文藝春秋(書下し文芸作品) 1992年 のち文庫
 
*『魚の小骨』集英社 1992年 のち文庫
 
*『リスボアを見た女』白水社 1992年 のち新潮文庫
 
*『夜に聞く歌』光文社 1992年 のち文庫
 
*『心の旅路 自選恐怖小説集』角川ホラー文庫 1993年
 
*『奇妙な昼さがり 32のショートショート』講談社 1993年 のち文庫
 
*『やさしい関係』文藝春秋 1993年 のち文庫
 
*『箱の中』文藝春秋 1994年 のち文庫
 
*『新トロイア物語』講談社 1994年 のち文庫
 
*『[[安土城]]幻記』角川書店 1995年 「幻の舟」文庫
 
*『朱い旅』幻冬舎 1995年 のち文庫
 
*『新諸国奇談』講談社 1996年 のち文庫
 
*『あやかしの声』新潮社 1996年 のち文庫
 
*『獅子王[[アレクサンドロス大王|アレクサンドロス]]』講談社 1997年 のち文庫
 
*『鈍色の歳時記』文藝春秋 1999年 のち文庫
 
*『メトロポリタン』文藝春秋 1999年 のち文庫
 
*『花あらし』新潮社 2001年 のち文庫
 
*『コーヒー党奇談』講談社 2001年 のち文庫
 
*『黒喜劇』文藝春秋 2002年 のち文庫
 
*『小説家の休日』集英社文庫 2002年
 
*『黒い自画像』角川書店 2003年 のち文庫
 
*『脳みその研究』文藝春秋 2004年 のち文庫
 
*『風の組曲』潮出版社 2004年 「こんな話を聞いた」新潮文庫
 
*『おどろき箱』1、2 幻冬舎 2004年 のち文庫
 
*『こころ残り』角川書店 2005年 のち文庫
 
*『影まつり』集英社 2005年 のち文庫
 
*『ストーリーの迷宮』文藝春秋 2006年 のち文庫
 
*『おとこ坂おんな坂』毎日新聞社 2006年 のち新潮文庫
 
*『西瓜流し』岩崎書店(現代ミステリー短編集) 2006年
 
*『街のアラベスク』新潮社 2007年 のち文庫
 
*『[[佐保姫]]伝説』文藝春秋 2009年 のち文庫
 
*『甘い闇 阿刀田高傑作短編集』集英社文庫 2009年
 
*『闇彦』新潮社 2010年 のち文庫
 
*『妖しい関係』幻冬舎 2012年
 
*『アンブラッセ』文藝春秋 2015年
 
 
 
=== エッセイ・対談 ===
 
*『数たちの本』講談社 1980年
 
*『不協和音コンサート ブラックユーモア対談』U-E.P 1981年
 
*『脳味噌通信』時事通信社 1981年
 
*『恐怖コレクション』新潮社 1982年 のち文庫
 
*『話はいつも神出鬼没 ときにはルパン、ときには鞍馬天狗のように』ベストセラーズ (ワニの本) 1983年
 
*『左巻きの時計』新潮社 1983年 のち文庫
 
*『頭は帽子のためじゃない』PHP研究所 1984年 のち角川文庫
 
*『恐怖夜話 ミッドナイトの楽しみ方』ベストセラーズ(ワニ文庫) 1984年
 
*『映画周辺飛行』光文社 1984年 のち文庫
 
*『まじめ半分』角川文庫 1984年
 
*『夜の紙風船』(随筆)中公文庫オリジナル 1986年
 
*『雨降りお月さん』(随筆)中公文庫 1989年
 
*『三角のあたま』読売新聞社 1990年 のち角川文庫
 
*『阿刀田高のサミング・アップ』ナイスデイ・ブックス 1990年 のち新潮文庫
 
*『夢の宴 私の[[蕗谷虹児]]伝』中央公論社 1991年 のち文庫
 
*『好奇心紀行』講談社 1994年 のち文庫
 
*『アイデアを捜せ』文藝春秋 1996年 のち文庫
 
*『夜の風見鶏』(随筆)朝日新聞社 1996年 のち文庫
 
*『[[松本清張]]あらかると』中央公論社 1997年 のち光文社知恵の森文庫
 
*『ミステリーのおきて102条』読売新聞社 1998年 のち角川文庫
 
*『日曜日の読書』新潮文庫 1998年
 
*『ミステリー主義』講談社 1999年 のち文庫
 
*『犬も歩けば』(随筆)幻冬舎文庫 2000年
 
*『ユーモア革命』文春新書 2001年
 
*『陽気なイエスタデイ』文藝春秋 2001年 のち文庫
 
*『短編小説のレシピ』集英社新書 2002年
 
*『小説工房12カ月』集英社 2004年
 
*『海外短編のテクニック』集英社新書 2004年
 
*『短編小説を読もう』岩波ジュニア新書 2005年
 
*『短編小説より愛をこめて』新潮社 2006年 のち文庫
 
*『ことば遊びの楽しみ』岩波新書 2006年
 
*『日本語を書く作法・読む作法』時事通信社 2008年 のち角川文庫
 
*『松本清張を推理する』朝日新書 2009年
 
*『日本語えとせとら ことばっておもしろい』時事通信出版局、2010年 のち角川文庫
 
*『日本語の冒険』角川書店 2012年
 
*『知的創造の作法』新潮新書、2013年
 
*『悼む力 逝ったあの人へ、生きる自分へ』PHP研究所 2013年
 
 
 
=== 古典もの ===
 
*『ギリシア神話を知っていますか』新潮社 1981年 のち文庫
 
*『アラビアンナイトを楽しむために』新潮社 1983年 のち文庫
 
*『あなたの知らないガリバー旅行記』新潮社 1985年 のち文庫
 
*『エロスに古文はよく似合う 私の今昔物語』角川書店 1986年 のち文庫
 
*『旧約聖書を知っていますか』新潮社 1991年 のち文庫
 
*『新約聖書を知っていますか』新潮社 1993年 のち文庫
 
*『[[ホメロス]]を楽しむために』新潮社 1997年 のち文庫
 
*『[[シェイクスピア]]を楽しむために』新潮社 2000年 のち文庫
 
*『阿刀田高の楽しい[[古事記]]』角川書店 2000年 のち角川文庫
 
*『私のギリシャ神話』日本放送出版協会 2000年 のち集英社文庫
 
*『ものがたり[[風土記]]』正続 集英社 2000年-2001年 のち文庫
 
*『[[コーラン]]を知っていますか』新潮社 2003年 のち文庫
 
*『私の聖書ものがたり』集英社 2004年
 
*『[[アントン・チェーホフ|チェーホフ]]を楽しむために』新潮社 2006年 のち文庫
 
*『やさしいダンテ〈[[神曲]]〉』角川書店 2008年 のち文庫
 
*『[[プルターク]]の物語』潮出版社 2008年 「ローマとギリシャの英雄たち プルタークの物語」新潮文庫
 
*『[[イソップ]]を知っていますか』新潮社 2010年 のち文庫
 
*『恋する「[[小倉百人一首]]」』潮出版社 2011年 のち角川文庫
 
*『[[源氏物語]]を知っていますか』新潮社 2013年
 
 
 
== 翻訳 ==
 
*『ルビンおじさんの冒険』 W.ヒース・ロビンソン 立風書房 1982年
 
*『[[古今著聞集]]』 講談社(少年少女古典文学館) 1992年
 
*『アーサー王物語』 講談社(痛快世界の冒険文学) 1998年
 
**ほかに編纂ものとして『寄せられた体験』シリーズ(光文社文庫)、「恐怖」シリーズ(福武文庫、光文社文庫)、『ショートショートの広場』(講談社文庫)、『日本の名随筆 七癖』(作品社)など多数。
 
 
 
== オーディオブック ==
 
* コーヒー党奇談(2008年、[[USEN]]・[[ことのは出版]])
 
 
 
== テレビドラマ化作品 ==
 
* [[ししゃもと未亡人]]([[現代恐怖サスペンス]]、1987年、[[関西テレビ]]・[[フジテレビ]])
 
* [[やさしい関係]]([[ドラマ新銀河]]、1995年、NHK)
 
 
 
== 脚注 ==
 
<references />
 
 
 
{{直木賞|第81回}}
 
{{吉川英治文学賞|第29回}}
 
{{Normdaten}}
 
 
{{DEFAULTSORT:あとうた たかし}}
 
{{DEFAULTSORT:あとうた たかし}}
 
[[Category:日本の小説家]]
 
[[Category:日本の小説家]]

2018/12/26/ (水) 09:07時点における最新版

阿刀田 高(あとうだ たかし、1935年1月13日 - )

作家。東京生まれ。早稲田(わせだ)大学仏文科卒業。1978年(昭和53)処女短編集『冷蔵庫より愛をこめて』を刊行。同年、短編『来訪者』によって日本推理作家協会賞を、ついで短編集『ナポレオン狂』によって1979年、第81回の直木賞を受賞した。現代生活のミステリーや白昼夢を軽妙な都会的な筆致で描き、風刺と「おち」の効いたショート・ショート風の短編を得意とするブラック・ユーモリスト。『ギリシア神話』や『ガリバー旅行記』などの古典を主題にした鑑賞読本風の作品もある。



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