「電気素量」の版間の差分

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'''電気素量''' (でんきそりょう、{{lang-en-short|elementary charge}})
 
'''電気素量''' (でんきそりょう、{{lang-en-short|elementary charge}})
  
素電荷ともいう。電気量の[[量子]]を表わす普遍定数。記号は <i>e</i> 。[[原子定数]]の1種。値を次に示す。  
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素電荷ともいう。電気量の[[量子]]を表わす普遍定数。記号は <i>e</i> 。[[原子定数]]の1種。値を次に示す。
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すべての電気量は <i>e</i> の整数倍 (正または負) である。電子,陽子など荷電素粒子の[[電荷]]の絶対値は電気素量に等しい。素粒子論では電荷 <i>e</i>/3 をもつ粒子[[クォーク]]が仮定されていたが,1994年にはその存在が実験的に確認された。[[ファラデーの電気分解の法則]]が電気量に原子的な素量が存在することを示唆しているのに G.J.ストーニーが初めて気づいたのは法則の発見後 50年たってからであった。そして 1909年の R.A.ミリカンの[[油滴実験]]によって電子やイオン1個がもつ電気素量の存在とその値が初めて確認,測定された。 <i>e</i> の値は現在では原子定数の多くの測定値から算出されている。
 
すべての電気量は <i>e</i> の整数倍 (正または負) である。電子,陽子など荷電素粒子の[[電荷]]の絶対値は電気素量に等しい。素粒子論では電荷 <i>e</i>/3 をもつ粒子[[クォーク]]が仮定されていたが,1994年にはその存在が実験的に確認された。[[ファラデーの電気分解の法則]]が電気量に原子的な素量が存在することを示唆しているのに G.J.ストーニーが初めて気づいたのは法則の発見後 50年たってからであった。そして 1909年の R.A.ミリカンの[[油滴実験]]によって電子やイオン1個がもつ電気素量の存在とその値が初めて確認,測定された。 <i>e</i> の値は現在では原子定数の多くの測定値から算出されている。
  
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2019/4/27/ (土) 17:09時点における最新版

電気素量 (でんきそりょう、: elementary charge

素電荷ともいう。電気量の量子を表わす普遍定数。記号は e原子定数の1種。値を次に示す。

電気素量.gif

すべての電気量は e の整数倍 (正または負) である。電子,陽子など荷電素粒子の電荷の絶対値は電気素量に等しい。素粒子論では電荷 e/3 をもつ粒子クォークが仮定されていたが,1994年にはその存在が実験的に確認された。ファラデーの電気分解の法則が電気量に原子的な素量が存在することを示唆しているのに G.J.ストーニーが初めて気づいたのは法則の発見後 50年たってからであった。そして 1909年の R.A.ミリカンの油滴実験によって電子やイオン1個がもつ電気素量の存在とその値が初めて確認,測定された。 e の値は現在では原子定数の多くの測定値から算出されている。



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