霧氷 (曲)
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「霧氷」(むひょう)は、1966年10月5日にビクターより発売された橋幸夫の84枚目シングル[1]。
概要
- 本楽曲で橋は第8回日本レコード大賞を受賞。橋は1962年にも「いつでも夢を」で第4回日本レコード大賞を受賞しているため、同賞を2度受賞をした初の歌手となった[2]。また、同年の第17回NHK紅白歌合戦でも本楽曲が歌唱された。
- 本楽曲は、橋の師匠であり、かつ楽曲のメインライターでもあった吉田正により1964年頃から橋に提供されていた『恋をするなら』や『チェッ・チェッ・チェッ -涙にさよならを-』などと云ったリズム歌謡路線と一線を画す形で、宮川哲夫と利根一郎のコンビにより、一転して切ない男女の別れを歌い上げるムード歌謡的曲調で制作された曲である。
- この年橋は、11枚のシングルをリリースし、宮川・利根による楽曲では、1月に「雨の中の二人」、6月に「汐風の中の二人」と「二人シリーズ」で、また佐伯・吉田による楽曲としては吉永とのデュエットで4月に「夢みる港」、6月にはリズム歌謡「恋と涙の太陽(アメリアッチ)」とヒット作を出していた。
- なお、2回目となる日本レコード大賞を受賞したことを記念して、翌年3月、ビクターレコードよりLP盤2枚組で、『黄金の声』(『潮来笠』から『霧氷』まで)が発売された(JV-229-S,JV-230-S)[3]。
- 大賞受賞コンビとなった宮川と利根は、この後も橋に「夜は恋する」(1967年、SV-527)、「恋はせつなく」(1968年、SV-723)を提供し、ヒット賞を獲得。このコンビで橋に提供した楽曲は全てヒット賞を獲得したが、宮川の早過ぎる死で、途切れた。
収録曲
収録アルバム
- 『橋幸夫ベストヒット』(2015年7月10日)BHST153
- 『橋幸夫 ザ・ベスト』(2012年7月25日) VICL-63901
- 『橋幸夫ベスト~盆ダンス~』(2005年11月23日)VICL-61820
- 『橋幸夫スーパーベスト』(2005年11月11日)ASB-1018
- 『橋幸夫全曲集 』(2003年11月26日)VICL-61251
- 『橋幸夫 全曲集』(2001年10月24日)VICL-60812
- 『橋幸夫が選んだ橋幸夫ベスト40曲』(2000年10月4日)VICL-60641~2
- ………その他