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{{韓国の事物
 
|title=韓流
 
|alphabet-type=[[文化観光部2000年式|ローマ字転写]]
 
|alphabet=Hallyu
 
|hangeul=한류
 
|hanja=韓流
 
|hiragana=かんりゅう<br>はんりゅう
 
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'''韓流'''(かんりゅう、ハンりゅう、{{lang-en-short|Korean wave}})とは、[[2000年代]]以降に[[東アジア]]で起こった[[大韓民国|韓国]]大衆文化の流行<ref name=kanryuu1>大辞泉 [https://kotobank.jp:443/word/%E9%9F%93%E6%B5%81-607435 「韓流」] <br>東アジアに起こった韓国大衆文化の流行をいう。日本では、平成14年(2002)に制作された韓国のテレビドラマ「冬のソナタ」の放映がきっかけとなった。ドラマに限らず、映画・音楽・アイドル・料理など、さまざまな方面で流行が見られる。</ref><ref name=kanryuu2>大辞林 [http://www.weblio.jp/content/%E9%9F%93%E6%B5%81 「韓流」] <br>「2003年(平成15)頃から始まった、日本における韓国大衆文化の流行現象。映画・テレビ-ドラマ・音楽などの流行についていうが、料理・言語・文学などにもその影響は及んだ。」</ref>。[[日本]]では[[2003年]]頃から[[韓国ドラマ]]『[[冬のソナタ]]』放送が契機となって始まった<ref name=kanryuu3>2013-04-16 朝日新聞 朝刊 1外報 [https://kotobank.jp:443/word/%E9%9F%93%E6%B5%81%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%A0-895001 「韓流ブーム」] <br>ドラマ「冬のソナタ」の放送が2003年4月に始まり、主役のペ・ヨンジュンさんが中高年の女性らを中心に熱狂的なファンを生んだ。音楽のKポップは、女性グループの「KARA」「少女時代」が若者らに支持され、紅白歌合戦にも出場した。</ref><ref name=kanryuu1/><ref name="nh">[[戦後70年 ニッポンの肖像]] 俗語辞典  2015年6月23日  2004年(平成16年:戦後59年後)[http://www.nhk.or.jp/po/pop/1610.html]</ref>。ドラマ、映画、音楽などの韓国大衆文化の高まりにより、韓国のブランドイメージの上昇と韓国語学習の拡大、韓国料理への関心向上、外交への貢献などの波及効果などがあった<ref name="JETRO">JETRO 韓国のコンテンツ振興策と海外市場における直接効果・間接効果の分析 [https://www.jetro.go.jp/ext_images/jfile/report/07000622/korea_contents_promotion.pdf]<br>国際的には、韓流の波及効果は、テレビ番組の輸出増加と商品の販売増加だけでなく、料理、観光、ファッションなど韓国のスタイルやトレンドはもちろん、韓国そのものへの関心の高まりにまで及んでいる</ref><ref name="twcu">東京女子大学比較文化研究所紀要 韓流ブームと対韓意識 韓流との関連で見た韓国・韓国人イメージおよび日韓関係に対する認識[http://opac.library.twcu.ac.jp/opac/repository/1/5326/SAITO20100101.pdf]3.4 韓流ブームの波及効果<br>今回の調査では、韓国のテレビドラマや映画を視聴したことがきっかけで何か始めたことがあるかを複数項目に渡って尋ねた。その結果、韓国への旅行や韓国語の勉強を始めた、韓国製品をよく買うようになったなどの行動への直接的影響をあげた人は、いずれも2~3%以下という少数であった。 </ref>。
 
  
なお、韓国では、韓流に対応する日本の大衆文化の流行を指す言葉として<!--http://www.onekoreanews.net/20041020/bunka20041020002.htm-->[[日流]](イルリュ、{{Lang|ko|일류}})がある(華語文化圏では[[哈日族|哈日]]という)。また日本で中華文化圏の[[大衆文化]]の流行を指す言葉は[[華流]](ファーリュー)<ref>台湾の大衆文化の流行は[[台流]]と称され、中華文化圏においても華流とは別の物として定義されているが、日本ではこの言葉は使われず、「華流」の呼称に統一されている。</ref>と呼ばれる。本項では、特に断りが無い限り日本における韓流について述べる。
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'''韓流'''(かんりゅう、ハンりゅう、{{lang-en-short|Korean wave}}
  
== 発音について ==
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東アジアに起こった韓国大衆文化の流行をいう。日本では、平成14年(2002)に制作された韓国のテレビドラマ「冬のソナタ」の放映がきっかけとなった。ドラマに限らず、映画・音楽・アイドル・料理など、さまざまな方面で流行が見られる。
日本語読みは本来ならば「かんりゅう」であり、普及当初はNHKをはじめとする多くのメディアも採用したが、ファンを中心に中国語の「ハンリウ(Hánliú)」や朝鮮語の「韓(ハン)」の発音に合わせ「ハンりゅう」という読み方が広まり、次第にメディアも用いるようになった<ref>[http://zokugo-dict.com/06ka/kanryu.htm 日本語俗語辞書]</ref>。韓国内でも中国語に合わせ「ハンリュ」と発音する向きはあるが、標準語の発音は「ハルリュ(할류)」である<ref>[http://www.korean.go.kr/front/faq/faqView.do;front=649A60298954DD4B7A06BB28C82408AE?mn_id=&faq_seq=107&pageIndex=25 ]国立国語院 よくある質問「韓流」の正しい発音</ref>。
 
  
== 韓流振興の概要 ==
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{{テンプレート:20180815sk}}
1997年の[[アジア通貨危機]]によって韓国が[[IMFによる韓国救済|IMF危機]]という国家的経済危機に陥ると、韓国は経済再建の戦略として文化産業振興を掲げて、1998年に金大中大統領の『文化大統領』宣言に基づき、1999年 に、1999年、法律的な土台として『文化産業振興基本法』が制定され、2001年にコンテンツ産業を専門的に支援するための中心的な政府機関となる「[[韓国文化コンテンツ振興院]]」が設立され、文化産業の育成と輸出振興のための助成が行われた。韓国内各地の大学にも実用音楽科や映像学科、また専門学校も多数設立され、K-POPや韓国ドラマブームの担い手が育つこととなった<ref>日経エンタテインメント 「韓流」はなぜ世界に広がったのか 2012/11/19 [http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1302U_T11C12A1000000/?df=4&dg=1] <br />1997年、アジアの通貨危機により、韓国はいわゆる“IMF危機”に陥った。株が暴落し、多くの企業が倒産する国家的な経済危機に直面し、韓国政府は財政再建と同時に、世界に勝つための経済政策として、IT産業や、文化事業の振興を選択した。「その結果、2000年前後から、音楽や映像のプロを育てる大学や専門学校が数々、韓国内に設立された。その後の10年で、音楽、映像の専門教育を受けた人材が育ち、今の韓流ブームを現場で支えている」(韓国の音楽専門テレビ局、CJ E&M 日本支社のベ・ソンミン氏)。</ref><ref>KDDI 総研 2005年2月「韓流」にみる韓国のコンテンツ振興政策 Page6 [https://rp.kddi-research.jp/download/report/RA2005011] 韓国のコンテンツ産業振興政策は、1998年に発表された、
 
金大中大統領の『文化大統領』宣言をその始まりとしている。この宣言により、低迷した韓国経済を復興させるため、コンテンツ産業を21世紀における国家の基幹産業の一つとして育成し、同産業を国家戦略として発展させていくための法制度や支援体制作りを進めていくこととなった。こうしてまず、1999年、法律的な土台として『文化産業振興基本法』が制定され、この法律により、2003年までに5,000億ウォン(約498億円)をコンテンツ産業に集中投資する『文化産業振興基金』が設立された。これまで、政府による同産業の振興に向けた援助が特に存在していなかったことを考えれば、5,000億ウォンの金額は破格といえる。</ref><ref>JETRO 韓国のコンテンツ振興策と海外市場における直接効果・間接効果の分析 [https://www.jetro.go.jp/ext_images/jfile/report/07000622/korea_contents_promotion.pdf]<br />文化産業への実質的な政策支援は、1998年に発足した金大中(キム・デチュン)政権化で加速した。同政権は、発足直後に「文化体育部」を「文化体育観光部」に改称するとともに、21世紀を「文化の世紀」と位置づけるなど、コンテンツ振興策に打って出た。</ref><ref>日経ビジネス 「KARAを踊るインドネシアの子供たちと中途半端な日本の戦略 (大上二三雄)[http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20120305/229468/]<br />金融危機が発生しIMFに救済された1997年、韓国のテレビ番組輸出は1000万ドル足らず、それに対して輸入は6000万ドルと、大幅な輸入超過であった。それが、金大中大統領の歴史的な文化開放政策(例えば、それまでは原則禁止であった日本のコンテンツを、全て解放した)に端を発し、三次にわたる「放送映像産業振興5カ年計画」の結果、2008年に輸出は1億8000万ドルに達した。それに対し輸入は2000万ドルまで減少し、立派な輸出産業に成長した。この取り組みは、大統領府の強力な指導の下、中央の全省庁、地方政府が民間をバックアップする形で行われ、TV番組の輸出振興のみならず観光客の増加、海外興行収入による外貨の獲得をもたらしている。また、間接的効果としても韓国のイメージ向上に加え、韓国製品の輸出促進や韓国企業の海外進出円滑化に多大な貢献を果たしている。この取り組みに掛けられた予算は、平均すると年間約1200億ウォン(現在の為替レートで約1億ドル)である(注1)。TV番組の輸出だけでは充分に元を取ってないように思えるが、その他の効果を勘案すると測り知れない効果をもたらしている、莫大な効果を生んだ戦略的に成功した投資であると言えるだろう。」</ref>。日本のテレビドラマの価格上昇や香港映画の衰退などの追い風も受けて、韓国の[[俳優]]や音楽など大衆文化に対する人気が高まってブームが形成された<ref>日本経済新聞 2012年4月13日 クール・ジャパン なぜ韓流に出遅れたのか? 編集委員 小林明 [https://style.nikkei.com/article/DGXBZO40300590Q2A410C1000000]</ref><ref name="sankei">フジサンケイビジネスアイ 2012.5.12 05:00 [http://megalodon.jp/2015-0308-0057-36/sankei.jp.msn.com/world/news/120512/kor12051210280005-n1.htm 本国薄利“韓流ブーム”に疑問 日本市場「一極依存体質」浮き彫り(1/3)]</ref><ref>クール・ジャパンを脅かす韓流、官民一体モデルが鍵―中国メディア Record China 4月27日(金)7時25分配信 [http://www.recordchina.co.jp/b60830-s0-c30-d0000.html]</ref>。この現象が[[中華民国|台湾]]で「韓流熱風」と言い表され、2001年には日本でも「韓流」という言葉が用いられるようになり、韓国に逆輸入された<ref name="twcu" />。
 
 
 
== 日本における韓流の経緯 ==
 
日本では、[[1970年代]]後半の韓国演歌ブームや、[[1988年]]の[[ソウルオリンピック]]開催の年、[[2002年]]のサッカー[[2002 FIFAワールドカップ|ワールドカップ]]共同開催の年に韓国に注目が集まっていたが、それらの時にはまだ韓流という言葉は存在していなかった。日本では[[民放テレビ全国四波化]]により1990年代に[[地方]]で放送局が増加し、また、[[BS]]や[[CS]]の放送局も増加して[[テレビ番組]]不足が発生していた。
 
 
 
=== 『冬のソナタ』ブーム(2004年頃) ===
 
日本における「韓流」は、2003年4月 - 9月に[[日本放送協会|NHK]][[NHK衛星第2テレビジョン|BS2]]の海外ドラマ枠で『[[冬のソナタ]]』(通称「冬ソナ」)が放送され人気を博したことにより始まったとされ<ref>[http://mainichi.jp/select/opinion/yuraku/news/20111102ddg041070011000c.html] 毎日新聞 2011年11月2日 "日本では03年に韓国ドラマ「冬のソナタ」が放映され、韓流ブームに火が付いた。"</ref><ref>韓国文化交流財団 "日本内の韓国大衆文化のパワーと人気を象徴している韓流の出発点は、何といっても2003年と2004年にNHKで放送された冬のソナタと言える。"[http://japanese.kofice.or.kr/a10_korean/a10_korean_japan.asp]</ref><ref name="jetro">[http://www.jetro.go.jp/jfile/report/07000622/korea_contents_promotion.pdf 日本貿易振興機構(ジェトロ) 韓国のコンテンツ振興策と海外市場における直接効果・間接効果の分析 2011年3月]</ref>、既に台湾や香港で広まっていた「韓流」という言葉が日本でも用いられるようになった。同ドラマの主演俳優[[ペ・ヨンジュン]]の愛称から「'''ヨン様ブーム'''」としても知られる。特に初期においては純愛ドラマが多かったこともあり、中高年の女性がブームの牽引役となった。韓国で放送されたドラマが日本でもそのまま放送され、韓国人俳優に注目が集まるようになったことも特徴である。
 
 
 
『冬のソナタ』は[[2004年]]に再放送が何度も行われ、「韓流」という言葉も普及していった。また当時の[[内閣総理大臣]]・[[小泉純一郎]]が、[[大韓民国大統領]]・[[盧武鉉]]との会談の際に『冬のソナタ』に言及するということもあった。[[日本経済新聞社]]の[[日経MJ]]「2004年ヒット商品番付」では「韓流」が横綱に選ばれ、「『冬のソナタ』が火付け役。シリーズ作品も人気で、[[ペ・ヨンジュン]]ほか[[韓流四天王]]、[[チェ・ジウ]]に熱い支持。旅行や語学などへも広がる」と説明された<ref>[http://www.nikkei4946.com/guide/nikkei/more/playback_ranking.html?pe=2 プレイバック ヒット商品番付 日本経済新聞ガイド版Web] 2004年のヒット商品番付</ref>。[[三井住友銀行グループ]]が発表する2004年のヒット商品番付でも横綱に「『冬のソナタ』と韓流関連商品」が選ばれ、「今年1年、日本中をフィーバーの渦に巻き込み大きな社会現象になったのが『冬のソナタ』と韓流関連商品だった。主役のぺ・ヨンジュンやチェ・ジウだけでなく、他の韓国人俳優にも人気が集まり、来日の際には空港に多数のファンが集まるフィーバーぶりをみせた。」と説明された<ref>[http://www.smbc-consulting.co.jp/company/mcs/BizWatch/Hit/hit2004.html ヒット商品番付:Business Watch]三井住友銀行グループ SMBCコンサルティング 2004年のヒット商品番付</ref>。
 
 
 
2004年からの日本における韓流は、[[冬のソナタ]]の成功に影響を受けた各種メディアが、韓流がビジネスとして積極的に展開してブームを加熱させた。[[ペ・ヨンジュン]]に続く韓国男性俳優ブームを目論見て[[韓流四天王]]などを作り出した<ref>[http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/06/02/20050602000039.html 「日本の韓流ブームまだまだ続く」]、朝鮮日報、韓国の新聞「ヘラルド経済」2005年6月2日、2008年9月3日閲覧</ref>が、四天王の[[チャン・ドンゴン]]と[[ウォンビン]]が主演の韓国映画『[[ブラザーフッド (映画)|ブラザーフッド]]』は宣伝費7億円を費やし、300館規模で公開されたが、興行収入が15億円と全く振るわなかった。また、2004年から放送が開始された「[[土曜ワイド・韓流アワー]]」「[[ドラマチック韓流]]」は、2005年に相次いで終了した。
 
 
 
=== 2005年頃 ~ 2010年頃 ===
 
2006年の「韓国映画やドラマを見る機会」についての[[世論調査]]によると、前年(2005年)より「見る機会が増えた」が12ポイント減の20パーセント、「見る機会が減った」が6ポイント増の9パーセント、「以前も過去一年間もほとんど見てない」が61パーセントという結果となっており、韓流ブームの衰えを示した<ref>[http://s03.megalodon.jp/2008-1019-0610-53/www.nrc.co.jp/report/pdf/070517.pdf 日韓関係について国際比較世論調査(PDF)] 日本リサーチセンター2007</ref>。東京大学の[[浜野保樹]]教授は、韓流は一過性の現象で終わる可能性もあると予想し、ファンの主婦など特定階層への集中や、作品に多様性がなく俳優が千編一律なことを挙げ、韓流が進む方向としてスターシステムからの脱皮、多様な素材開発、作品の蓄積などを提示した<ref>海外専門家「韓流はブームで終わることも」中央日報日本語版 2006年03月28日18時46分</ref>。2009年、[[韓国映画振興委員会]]は映画輸出が興行不振で激減し、韓国映画のバブルが弾けた原因について、制作費上昇による市場の飽和や、初期進出の成功が呼び込んだ投資・市場拡大のいい循環がそのまま続かなかったこと、量的拡大と質的向上との間の乖離などを挙げた<ref>バブルはじけた映画韓流、なぜ? 2009/01/21 [http://contents.innolife.net/news/list.php?ac_id=4&ai_id=94174]</ref>。
 
 
 
しかし、2005年から[[NHK総合テレビジョン|NHK総合]]で放送された韓国の時代劇ドラマ『[[宮廷女官チャングムの誓い]]』は人気を博し<ref name="jetro"/>、これまで中年女性メインだった視聴者層が中年男性(特に50代)にも広がった。2009年6月、TBSは「チャングムの誓い」を再放送し、韓国料理店や[[パチンコ]]メーカーの[[サミー]]とタイアップ(『ぱちんこCR宮廷女官チャングムの誓い』)したイベント『熱韓(あつかん)』を9月下旬まで開催した。
 
 
 
韓国の芸能会社は、韓国国内の音楽市場では投資金が回収できないため、海外での活動を推進しており<ref name="Ogawa">{{Cite web
 
|author = [[小川博司 (社会学者)|小川博司]]
 
|url =  http://kuir.jm.kansai-u.ac.jp/dspace/bitstream/10112/548/1/KU-0502-20090331-03.pdf
 
|title = 東アジアにおける音楽産業の展開 - インターネット時代の音楽文化 -
 
|publisher = 関西大学経済・政治研究所
 
|page = 27
 
|format = PDF
 
|date = 2010-12
 
|accessdate = 2012-10-24
 
}}</ref><ref name="chuou110616">[[中央日報]] 2011年06月16日14時40分 BBC、「K-POP成功の裏には奴隷契約」指摘</ref>、韓国の音楽興業会社[[SMエンターテインメント]]は、日本の[[エイベックス・エンタテインメント]]と提携し、韓国人歌手に[[J-POP]]を歌わせて日本市場で売り出すビジネスモデルを推進し、2000年代前半には[[BoA]]、後半には[[東方神起]]を成功させた<ref name="Ogawa"/><ref>朝日新聞 2007年08月15日、人気グループ「東方神起」 韓流めぐり二転三転 [http://www.asahi.com/komimi/TKY200708150167.html]</ref>。この成功を契機に、日本での成功を求めて韓国芸能人の来日が相次いだ。この様子を韓国メディアは韓流芸能人が「列島を掌握」<ref>財経日報 JKSTARS.com 김범수 日 열도 장악~ ‘보고싶다’ 무반주 버전 화제! (キム・ボム数日列島掌握~ ‘見たい’無伴奏バージョン話題!) [http://news.jkn.co.kr/article/news/20090925/4267786.htm]</ref><ref>【漢江タイムズ】 윤상현, 솔직한 미소 국내 이어 일본 열도 장악 (ユン・サンヒョン、率直な微笑国内引き続き日本列島掌握)[http://www.hg-times.com/news/articleView.html?idxno=14347]</ref>、「列島を占領」<ref>財経日報 JKSTARS.com‘한류스타’ 소지섭, 日 열도 점령 초읽기 (韓流スター’ソ・ジソプ、日列島占領秒読み)</ref>、「日本列島を占領し焦土化させる」<ref>アジア経済 2010.08.26 13:07 韓아이돌 '日열도점령', 일본 초토화시키다 (韓アイドル'日本列島占領',日本焦土化させる)[http://www.asiae.co.kr/news/view.htm?idxno=2010082608205252860]</ref><ref>スポーツソウル 한류스타들, 새해에도 '열도 공습' 뜨겁다(韓流スターら、新年にも'列島空襲'熱い) [http://news.sportsseoul.com/read/entertain/643560.htm] </ref>などと報じた。[[田嶋陽子]]や[[うつみ宮土理]]など、韓流俳優に夢中になっていることを公言するなどの女性タレントも登場し、[[鳩山幸|鳩山首相夫人]]が、お気に入りの韓流俳優の[[イ・ソジン]]を私的に首相官邸へ招くことを繰り返し、国会で苦言を呈されるなど<ref>[[第174回国会]] 参議院予算委員会 平成22年3月23日 [[山本一太]]の指摘による。</ref>、社会的な影響も大きくなった。
 
 
 
[[2009年]]9月30日、[[ペ・ヨンジュン]]が旅行エッセーの自著出版記念の際に来日し、[[東京ドーム]]で2日間の韓流イベントが開催された。このイベントは9万人の観客が集まり、鳩山首相夫人も外遊出国日程を遅らせて駆けつけ、政府与党([[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]])の議員や観光庁など日韓政財界人も出席した。翌日の中央日報では、やや停滞する韓流復活の契機になったといえると報じた<ref>中央日報 『ペ・ヨンジュン訪日の2つの意味…韓流復活-韓国観光伝令使』 2009年10月01日14時40分 </ref><ref>中央日報 『ペ・ヨンジュン、鳩山首相夫人に会う』2009年10月01日08時50分</ref><ref>[http://career.oricon.co.jp/news/69454/full/ ペ・ヨンジュン、東京ドームに2日間で9万人の“家族”を動員] ニュース-ORICON STYLE- 2009年10月01日06時00分</ref>。
 
 
 
=== 第2次韓流ブーム(2010年頃~2011年頃) ===
 
2009年2月4日、韓国の文化体育観光部は「音楽産業振興中期計画発表会」を開催し、音楽産業振興のために5年間で1275億ウォンを投じることを表明し<ref>2009年 2月 4日 ユ・インチョン長官、「韓国音楽産業を世界10位圏に育成」[http://travel.innolife.net/innoreport/list.php?ac_id=1&ai_id=4563]<br>文化部は今回の音楽産業振興中期計画を達成し、音楽産業市場の規模を2008年の8千440億ウォンから、2013年には1兆7千億ウォンに増加させる計画だ。</ref>、翌2010年から、韓国音楽(K-POP)を日本の「ヒット商品番付」などに入賞させることに成功した<ref>[[日経MJ]]の「2010年ヒット商品番付」で「K-POP」が「[[前頭]]」に格付けられている。日本経済新聞 2010/12/8 4:00 [http://www.nikkei.com/news/ranking/genre/article/g=96958A9693819594E2E4E2E5998DE2E5E3E0E0E2E3E29C9CEAE2E2E2]</ref><ref>三井住友銀行グループの「2011年ヒット商品番付」では「K-POP」が「前頭5枚目」に格付けられている [http://www.smbc-consulting.co.jp/company/mcs/BizWatch/Hit/]</ref>。しかし、2010年[[紅白歌合戦]]では韓国人アイドルの出演はなく、韓国では「韓流を恐れる日本歌謡界」と批判が行われた<ref>[http://japanese.joins.com/article/322/136322.html] 少女時代・KARA・2PM…韓流を恐れる日本歌謡界<br> 12月31日に放送されたNHKの紅白歌合戦でも韓国の歌手は見られなかった。 11月中旬に紅白歌合戦の出演歌手が発表される直前まで、日本のスポーツ紙は「BIGBANG、少女時代、KARAの出演は確実」と報道していたが、結果は違った。 「2010年文化界の最も大きな話題だった韓国グループが抜けるとは話にならない」という批判が続くと、NHK側は一歩遅れて「Kポップ歌手はまだ紅白歌合戦に招請されるほどの水準に達しなかったと判断した」という納得しがたい釈明をした。 </ref>。2011年、韓国政府はアジア、中南米や中東などに対してK-POPを中心とした韓流関連の支援強化を推進<ref>聯合ニュース 2011/06/22 16:42[芸能]K-POPの競争力強化支援へ、韓国政府 <br>「K-POPの海外進出のため、中南米や中東など新しい市場では現地公演を支援し、アジアでは「アジアミュージックアワード」などを開催する。 また、韓流ファンらが韓国の大衆文化を体験できる場、「韓国文化交流の殿堂」(仮称)を設立するほか、2015年までに1兆ウォン(約740億円)を投じて造成する「グローバルファンド」を通じ、韓流コンテンツ制作などを推進する。」[http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2011/06/22/0200000000AJP20110622003100882.HTML]</ref><ref>聯合ニュース 2011/12/29 20:03 韓流関連の支援強化へ 観光客倍増目指し=韓国政府
 
[http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2011/12/29/0200000000AJP20111229002800882.HTML]</ref>し、2011年度の紅白歌合戦に[[東方神起]]、[[少女時代 (音楽グループ)|少女時代]]、[[KARA]]を出場させることに成功した。また、[[TBSテレビ|TBS]]や[[ポニーキャニオン]]と共同で、韓国ドラマの投資ファンドを日本に設立する<ref>共同通信 2011年7月29日“新韓流”を担う韓国ドラマ専門ファンドがスタート! [http://www.kyodo.co.jp/korea-showbiz/ksb-news/2011-07-29_20560/]</ref>などの事業を展開した。韓流に関連した韓国製の商品も積極的に展開され、「新・韓流」も日本の「ヒット商品番付」に入賞するようになった<ref>日経MJの「2011年ヒット商品番付」では「新・韓流」が「前頭」に格付けされている 2011年12月7日付[[日本経済新聞]]、[http://www.nikkei4946.com/guide/nikkei/more/playback_ranking.html 日本経済新聞ガイド版Web]</ref>。韓国の経済紙「毎日経済新聞」によれば、2003年の「冬のソナタ」ブーム時の8600万ドルだった韓国コンテンツの輸出額は、2010年に3億1300万ドルに成長させることに成功したが、売上の80%を日本に依存していることや、収益の8割が日本側の流通業者に渡っているなどの課題点が残った<ref>フジサンケイビジネスアイ 2012.5.12 05:00 [http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120512/mcb1205120501003-n1.htm]</ref>。また、知的財産権の収支は約30億ドルの赤字となり、韓国の文化産業の赤字が続いている<ref>東亜日報 '韓流熱風'文化産業国外の輸入が大幅に増加 2012-02-06 08:52:51 [http://economy.donga.com/total/3/01/20120206/43816231/1]</ref>。
 
 
 
韓国の中央日報では、韓国ドラマによる韓流を『韓流1.0』、[[K-POP]]による韓流を『韓流2.0』と呼び、韓国文化全般に対する韓流を『韓流3.0』としている<ref>[http://japanese.joins.com/article/113/148113.html]</ref>。また、韓国観光公社は、韓流ブームが観光・ファッション・ショッピングなど関連分野での成果拡大につなげる動きを「新韓流」と定義し、韓流ブームの広がりを促進することでシナジー効果の創出、ひいては韓国経済への貢献を期待している<ref>JETOR報告書 6p [http://www.jetro.go.jp/jfile/report/07000622/korea_contents_promotion.pdf]</ref>。[[日経トレンディ]]は、2011年頃を第2次韓流ブームと位置付け、韓国製[[ボーカロイド]][[SeeU]]やスマートフォン用アプリ[[カカオトーク]]が日本で大流行していると紹介している<ref name="nikkeit">日経トレンディ 2011年11月号 「『なんでも韓国化』のなぜ」</ref>。[[女性セブン]]では、第2次韓流ブームについて、韓流ドラマの地上波やBSでの放送の拡がりや視聴者層の年齢の拡大を挙げた<ref name="posts">[http://www.news-postseven.com/archives/20100929_2028.html 視聴率“ミヤネ屋”超え! 第二次韓流ブームの秘密] NEWSポストセブン 2010.09.29 02:07</ref>。[[ジェイ・キャスト]]では、第2次韓流ブームについて、ウォン安・円高を背景に韓国コンテンツの輸入や韓国旅行が増大したこと、雑誌などで韓国関連の話題が取り上げられる機会が増えたことに対して言及している<ref name="jcast">「第2次韓流ブーム」到来か 訪韓日本人急増、雑誌の特集も続く [http://www.j-cast.com/2011/10/11109652.html?p=all]</ref>。
 
 
 
=== 第2次韓流ブームの衰退 (2012年頃 ~ 2015年頃) ===
 
2011年12月、韓国政府は来年度の予算の中で、海外でのK-POPブームを受け韓流コンテンツを活用した観光産業育成や支援をする韓流関連の支援予算を17億ウォンから53億ウォン(日本円で約3億5700万円)に増やしたが<ref>中央日報日本語版 2011年12月30日14時34分「来年、韓流予算が大幅アップ…崇礼門も復旧完了予定」 [http://japanese.joins.com/article/938/146938.html]</ref><ref>聯合ニュース 2011/12/29 20:03 KST 「韓流関連の支援強化へ 観光客倍増目指し=韓国政府」[http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2011/12/29/0200000000AJP20111229002800882.HTML]</ref>、時期を同じくして、日本では第2次韓流ブームを牽引したK-POPの東方神起とKARAの、所属事務所との専属契約紛争が連日報道されブームに冷や水を浴びせ(NHKの石原プロデューサーは、日韓のアイドルグループ育成と音楽産業構造の違いの分析で、韓国は数年間の練習生期間を経て完成した歌手としてデビューさせる「完成型」であるため、韓国の歌手は事務所と長期契約を結ばされていると感じ、消費者側にとっても完成した歌手が出続けるので既存の歌手にすぐに飽きてしまうと指摘している)<ref>聯合ニュース 契約紛争がK-POPブームに冷や水、NHK石原氏 2011/02/24 20:34 [http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2011/02/24/0200000000AJP20110224006600882.HTML]</ref>、退潮期を迎える。
 
 
 
2012年には、韓国本国でもアイドルグループが供給過多で飽和状態となり破綻、『江南(カンナム)スタイル』で世界を揺るがしたPSY(サイ)のヒットはあったが、韓国国内ではアイドルの力は弱まり「アイドルの流行は終焉した」という観測も出た<ref>韓国アイドルグループ危機論?…「国内市場が飽和状態なら海外に」(1)2012年11月16日14時43分 [http://japanese.joins.com/article/284/163284.html]</ref>。同年5月には大手芸能事務所[[SMエンターテインメント]]が、アイドルグループ・[[スーパージュニア]]の日本公演を行い、東京ドームで11万人を動員し、レディー・ガガを抜いたと報じられたが<ref>韓フルタイム 2012年05月15日07時00分 K-POPスーパージュニアの日本公演に11万人が熱狂、レディー・ガガの動員数を抜く[http://news.livedoor.com/article/detail/6558591/]</ref>、同年11月にはSMエンターテインメントの株価が35%下落し、ソウル株式市場でエンターテインメント関連銘柄が急落したと報じられ、その背景として不透明な情報公開と業界への理解が不足してるアナリストの業績予測が指摘された(SMエンターテインメントは前年同期比で約70%の増益だったが証券会社の予測を大きく下回った。証券業界の予測を大幅に下回ると予想される場合企業は業績ガイダンスを示すのが一般的だが決算発表まで公開してなかった)<ref>Chosun.biz 2012.11.18 07:13 분노한 그들, SM에 '딴따라' 비아냥 마저… 怒った彼らは、SMに“タンタラ”皮肉さえ...[http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2012/11/18/2012111800048.html]</ref><ref>朝鮮日報 「業界最大手SMエンタ株価暴落の背景」 2012/11/20 10:56[http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/11/20/2012112000934.html]</ref>。翌2013年6月の第1四半期の決算では営業利益が前年同期比70%減となり(原因としてSMエンターテインメントの関係者は所属アーティストのコンサートが第1四半期じゃなかったことを挙げ、経済アナリストは円安が業績を押し下げたことを挙げている)、K-POPブームの凋落といよいよ円安がブームにとどめを刺すかもしれないと伝えられた<ref>K-POPブーム完全終了か……SMエンタの営業利益70%ダウン「日本への依存度が強すぎる」日刊サイゾー 2013年06月25日13時00分 [http://news.livedoor.com/article/detail/7798014/]</ref>。一方の日本でも、韓流スターを集めたライブイベントが集客不足により開催中止、主催会社が破産する<ref>チケット売れず韓流ライブ中止、主催会社破産で購入者へ返金なし。2012年06月22日04時30分 [http://news.livedoor.com/article/detail/6682181/]</ref>など第2次韓流ブームの破綻が顕在化した。[[第63回NHK紅白歌合戦|2012年の紅白歌合戦]]では同年日本で出場に値する活躍を行ったK-POPグループはなく「昨年より数値が下がり、出場枠も限られているため」と説明し、K-POPグループの出場はなかった<ref>中央日報日本語版 2012年11月27日10時08分 [http://japanese.joins.com/article/858/163858.html]</ref>。
 
 
 
韓国ドラマにおいても『冬のソナタ』や『宮廷女官チャングムの誓い』以降ヒット作に恵まれなかった<ref>朝鮮日報 2010.09.26 頭打ちのドラマコンテンツ輸出、打開への試み </ref><ref>朝鮮日報 2010.1.10 【コラム】「韓流スターは生意気すぎ」</ref><ref>KRnews 2012/03/22 [http://www.krnews.jp/sub_read.html?uid=1189&section=sc10]</ref>。テレビではK-POPも前年まで席巻する勢いがあったが2012年には落ち「K-POPアイドルでは視聴率が取れなくなってきた」と言われ、ブームが去ったと伝えられた<ref>NEWSポストセブン K-POPよりきゃりーぱみゅぱみゅが視聴率取れるとTV関係者 2013.06.20 07:00[http://www.news-postseven.com/archives/20130620_193096.html]</ref>。外部の番組を買って流せばいい韓流への依存を高めて自前の番組制作が手抜きとなったフジテレビは視聴率が低迷し<ref>SAPIO2012年12月号 [http://www.news-postseven.com/archives/20121117_154065.html]</ref><ref>J-CASTニュース 2012/12/13 19:27 [http://www.j-cast.com/2012/12/13158145.html]</ref>、2012年上期(4 - 9月)の各局視聴率で順位が2位から3位に下落した<ref>週刊ポスト2012年11月30日号 [http://news.mynavi.jp/news/2012/11/23/011/]</ref>。
 
 
 
2012年8月[[大統領 (大韓民国)|大韓民国大統領]]・[[李明博]]による[[竹島 (島根県)|竹島]]への上陸強行、さらに[[韓国による天皇謝罪要求|天皇謝罪要求]]などを契機として、内閣府の「外交に関する世論調査」の日本での韓国に対する親近感は下落した<ref>内閣府 外交に関する世論調査 韓国に対する親近感を参照 [http://www8.cao.go.jp/survey/index-gai.html][http://survey.gov-online.go.jp/h25/h25-gaiko/2-1.html]</ref>。日韓の政治外交対立や円安ウォン高が進んだ影響で韓国ではそれまでにぎわっていた日本人観光客が激減し「韓流と買い物が好きな日本人は外国人の中でもリピーター率が最も高く入国者数においても中国に次いで多い。日本人観光客が減り関連産業が直撃を受けている」と報じられ<ref>東亜日報 2012年12月6日 「明洞通りが閑古鳥、日本人観光客激減で旅行・商店街に危機感」[http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2012120655688]</ref>、人気下落に歯止めがかからなかった第2次韓流ブームは衰退する。2014年2月には、韓国芸能情報専門の週刊タブロイド新聞[[サンスポ韓Fun]]が休刊。TBSの韓国ドラマ枠[[奥さま劇場|韓流セレクト]]も放送が終了した<ref>韓流セレクト 放送終了のお知らせ[http://www.tbs.co.jp/hanryu-select/news/201403.html]</ref>。
 
 
 
===新・韓流 (2015年頃~2017年頃)===
 
[[博報堂]]ブランドデザイン若者研究所リーダーの[[原田曜平]]は、2015年02月13日に[[東洋経済オンライン]]で「韓国文化を自身の日常生活の中に取り入れ始める若者が出てきている」として、「[[美容外科学|整形手術]]」「[[2NE1|2NE1風のギャルファッション]]」「[[オルチャンメイク]]」「[[カップルアプリ]]」「[[キヨミダンス]]」「[[セルカ棒]]」などの韓国文化が日本の若者のライフスタイルに定着した「新・韓流ブーム」が起きていると解説している<ref>東洋経済オンライン 2015年02月13日 大人が知らない、「新・韓流ブーム」の真相 韓流は、日常生活に溶け込むステージへ[http://toyokeizai.net/articles/-/60106]</ref>。音楽メディアを運営する[[lute]]株式会社社長の[[五十嵐弘彦]]は、2018年3月7日に公開された[[WWD Japan]]のインタビュー記事で、初期のBoA世代、第2次の韓流アイドルに続く第3の流れ「韓流サードウェーブ」が起きていると解説。音楽だけでなく趣味嗜好にこだわりを持つ感度の高いミュージシャンとして[[IU (歌手)|IU]]や[[HYUKOH]]、[[DEAN (歌手)|DEAN]]らの名前を挙げている。<ref>{{Cite news|title=ファッション × K-POPが今年起こす音楽界の“韓流サードウェーブ”|url=https://www.wwdjapan.com/577339|accessdate=2018-04-26|language=ja|work=WWD JAPAN}}</ref>
 
 
 
=== 第3次韓流ブーム (2017年~) ===
 
日韓関係の悪化と中韓関係の改善により、韓流は日本から中国へと活動の場所を移していたが、2017年に中国政府が発した[[限韓令]]によって韓流は中国市場から締め出されたため、韓国は再び日本に活動の場所をを移すことになった<ref>中央日報 2017年03月16日 世界は中国だけじゃない…韓流、新天地求めて進撃(2)[http://japanese.joins.com/article/954/226954.html]</ref>。韓流の熱気は国際的に冷めてきており<ref>中央日報 2017年04月11日「韓流の熱気、冷めつつある」=グローバル韓流実態調査 [http://japanese.joins.com/article/900/227900.html<nowiki>]</nowiki></ref>、日本の韓国に対する好感度も減少を続けていたが<ref>特定非営利活動法人 言論NPO ・ 東アジア研究院 第5回日韓共同世論調査 日韓世論比較結果 [http://www.genron-npo.net/world/archives/6677.html]</ref>、日本の音楽界が低迷を続けていたため、韓国アイドルに再び注目が集まって第3次韓流ブームを引き起こした<ref name=":0">【AERA】2018/01/22 女子高生が韓国カルチャーを礼賛…韓流「再ブーム」は本物か?[https://dot.asahi.com/dot/2018011800062.html]</ref>。
 
 
 
韓流コーディネーターの東山サリーによれば、第三次韓流ブームを牽引しているのは低年齢層であり、インスタグラムなどでは『#韓国人になりたい』と検索すれば1万件以上ヒットするほどのだと述べており<ref>女性セブン 2018.05.17 第3次韓流ブームが到来 中高生はハングルで秘密の手紙[https://www.news-postseven.com/archives/20180517_675551.html]</ref>、韓国専門ライターの松庭直によれば、韓流は女子高生たちの間で流行しており、韓国の男性グループは日本の男性グループに比べると、ダンスだけでなく、ルックス、歌唱力、すべてにおいて、歴然たるレベルの差があるため、ジャニーズ事務所のタレントなどは戦々恐々としているという<ref>日刊ゲンダイ 2018年2月18日 女子高生が夢中 ジャニーズが恐れる第3次韓流ブーム到来 [https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/223503/2]</ref>。女子中高生向けのマーケティング支援などを手がけるAMFは2017年の[[JC・JK流行語大賞]]で、ヒト部門の1位を「[[TWICE]]」、モノ部門の1位を「[[チーズタッカルビ]]」、3位を美白化粧品の「[[ウユクリーム]]」を選んでいる<ref name="tou">[https://toyokeizai.net/articles/-/220437 女子高生がハマる「第3次韓流ブーム」の正体][https://toyokeizai.net/articles/-/220437?page=2 2] 東洋経済 2018年5月18日</ref>。さらに、韓国の男性アイドルグループを真似するナムオル(日本男児)も増殖していると報じられている<ref>現代ビジネス 2018/06/22「韓国人になりたい」日本男児(ナムオル)いつの間にか増殖中の怪 </ref>。しかしながら、第3次韓流ブームを牽引しているのはSNSのインフルエンサーたちであるため、テレビ番組などに起用されることが少なく、主婦層や高齢者層を取り込んだ全体的なブームになりづらいという問題点が指摘されている<ref name=":0" /><ref>日経ビジネス 2018年6月7日 第3次韓流ブーム、若い女性が熱狂する理由「KCON JAPAN(ケイコン・ジャパン)」から分かる舞台裏[http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/030800018/052800496/]</ref>。
 
 
 
== 日本における分野別の韓流==
 
=== テレビドラマ ===
 
{{See also|韓国ドラマ}}
 
韓流の発端となり、韓流による変化が最も大きいのが[[テレビドラマ]]である。
 
 
 
==== 2002年 ====
 
[[チャン・ドンゴン]]主演の『[[イヴのすべて]]』が、連続ドラマとして初めて地上波キー局の[[テレビ朝日]]系で放送された。話題性を欠いていたためか、これは低調のうちに放送終了した。
 
 
 
それまでの韓国ドラマは日本語吹き替えでなく、字幕での放送であったことが、その後の『冬のソナタ』などと異なる。[[BS日本|BS日テレ]]や[[全国独立UHF放送協議会|独立U局]]、また[[インターネット]]などにおいて韓国ドラマの放映がはじまると、徐々に一部で人気のあるドラマも出てくるようになった。
 
 
 
==== 2004年 ====
 
2003年に[[ペ・ヨンジュン]]、[[チェ・ジウ]]主演の[[韓国放送公社|KBS]]制作ドラマ『[[冬のソナタ]]』が、4月から[[NHK衛星第2テレビジョン|NHK-BS2]]で放送開始される。[[衛星放送]]ながらも人気を集め、[[2004年]][[4月]]から『冬のソナタ』が[[NHK総合テレビジョン|NHK総合]]で再放送された。これが週間視聴率のドラマ部門でベスト10にランクインし、「冬ソナ」や「ヨン様」が流行語となるなど社会現象になった。また冬のソナタ関連の書籍が、2004年のベストセラー入り(13位)したり、ドラマのサウンドトラックや出演俳優のCDがランキング上位になるなど波及効果も大きく、冬のソナタのヒットを機に、民法の地上波キー局でも[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]では「ドラマチック韓流」(関東ローカル)、[[フジテレビジョン|フジテレビ]]では「土曜ワイド・韓流アワー」などの韓国ドラマの放送枠が設けられるようになり、、[[パク・ヨンハ]]や[[イ・ジョンヒョン]]などの韓国人俳優・歌手の来日が増え、ワイドショーやバラエティー番組などで取り上げられるようになった。
 
 
 
==== 2000年代後半 ====
 
2005年初頭には地上波で64あった韓国ドラマが2006年には36に減った<ref name="nippo">[http://www.chosunonline.com/article/20060323000031 バブルはじけた韓流観光] 中央日報2006年3月23日</ref>。それ以後は韓国ドラマの放送は地方ローカル枠、BS/[[通信衛星|CS]]放送を中心に続けられている。前述の専用枠は打ち切られたが、民放地上波では深夜や再放送枠などで放送された。また、NHK-BS2の木曜23時は2003年の『冬のソナタ』以降、韓国ドラマ枠「[[韓国ドラマシリーズ]]」として続いてきたが、2007年にアジア圏のドラマ全般を放送する方針に変更された。
 
 
 
2005年にNHK-BS2で放送された長編時代劇『宮廷女官チャングムの誓い』は、韓国の[[大河ドラマ]]とも呼ばれ人気を博し、2008年にかけて何度か再放送された(地上波でも放送された)。[[日本共産党]]の[[志位和夫]]委員長も『チャングムの誓い』にはまり、主演女優イ・ヨンエの大ファンになったと公言している<ref>国会トークフロントライン [http://news.tbs.co.jp/newsi_sp/frontline/20061110.html]</ref>。『チャングム』の後は、日本では韓国ドラマの低迷が続いていたが、[[ソ・ジソブ]]と[[イム・スジョン]]の主演ドラマ『[[ごめん、愛してる]]』は、「[[廃人]]」を生み出すほど日本で人気となったと韓国で報じられた<ref>韓国情報発信基地! innolife.net ソ・ジソブ イ・スジョン Sojisub 関連ニュース [http://contents.innolife.net/lista.php?ac_id=43&ai_id=8658]</ref><ref>韓国情報発信基地! innolife.net 日本でも「ごめん、愛してるファン」が! 2006/05/31(Wed) 23:07 [http://contents.innolife.net/news/list.php?ac_id=4&ai_id=58790]</ref>。
 
 
 
==== 2010年代 ====
 
2010年頃になると、景気低迷などで広告費が減少し、製作費の削減を迫られた日本のテレビ局は、円高ウォン安傾向により安価(2009年時点で1本当たり2,600ドル(約20万円)<ref>JETOR報告書 7p [http://www.jetro.go.jp/jfile/report/07000622/korea_contents_promotion.pdf]</ref>)となった韓国ドラマを大量に輸入し、[[ノンプライム|ノンプライムタイム]]に放映するようになった<ref>朝日新聞 韓流番組、なぜ増えた? TV局「自前より安い」・韓国「輸出」に力[http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201109200107.html] </ref>。フジテレビは[[チャン・グンソク]]主演の韓国ドラマ『[[美男ですね|美男(イケメン)ですね]]』をノンプライムタイムで3回再放送した<ref>[http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110425/ent11042513220019-n1.htm 「美男ですね」が再々放送!3回放送は初] MSN産経ニュース 2011.4.25 13:21(リンク切れ)</ref>り、韓国人女優[[キム・テヒ]]を主役に起用した「僕とスターの99日」を地上波プライムタイムで放送するなど、韓流スターの人気に期待をかけたが、不振に終わった<ref>K-style 韓流スターの“日本ドラマ成績表” 2012年03月08日17時44分 [http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=1937930&categoryCode=PU] </ref>。2011年7月、TBSと[[ポニーキャニオン]]は韓国ベンチャー投資公社と共同で約23億円を出資して、韓流ドラマ制作支援に特化した投資ファンド「イルシン・ニューコリアン・ウエーブ投資組合」を設立した<ref>日本経済新聞 2011/7/28 20:10 日韓メディア関連企業、ドラマ制作支援の投資ファンド創設へ [http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD280GO_Y1A720C1TJ1000/]</ref>。
 
 
 
==== 特徴 ====
 
* 日本で『冬のソナタ』がヒットした要因として、近来の日本ドラマのようにカット割りが多くなく、話数が多くストーリー展開が遅めであることが挙げられる。その結果、主として70年代のドラマを思い出させるような懐かしさを覚えた中高年の女性を中心にしたヒット作となった。この点において、アジア各国における韓流と日本での展開の異なりが見られる。
 
* 日本で韓国ドラマが受け入れられた原因としては、日本が[[香港映画]]などのアジア映画を受け入れていた下地と、韓国ドラマが1998年に行われた韓国の日本文化開放政策により、日本文化の強い影響を受けたことが原因として挙げられている<ref>{{cite book
 
|author = 崔 寶允
 
|date = 2011年
 
|title = 「ポスト・トレンディドラマ」としての韓流ドラマ
 
|publisher = 宇都宮大学外国文学研究会
 
|pages = 12
 
}}</ref>。
 
* インターネットにおいては、数多くの韓国ドラマがストリーミングなどで[[ネット配信|配信]]されている。これには韓国の著作権法が一役買っている。[[ハリウッド]]や日本の映像ソフトには、いずれも権利の問題から再利用において厳しい制限があり、配信できるタイトル数、内容ともに貧弱と言わざるを得ない状況であった。一方、韓国では著作権法が日本やアメリカとは異なり、ドラマや映画においては出演者や製作者には権利が一切存在せずに、放映する会社で一括して放映権の管理が行われている。そのために放映許諾を取ることが比較的容易なため、数多くのドラマが商用ウェブサイトで配信されている。
 
* 衛星放送ではデジタル放送の開始に伴うチャンネル数の増加によってコンテンツ不足が叫ばれる中、韓国ドラマは全話で数千万円(日本ドラマ1話分の制作費に相当)という良好なコストパフォーマンスであったために積極的に編成された。一局で数本の韓国ドラマを放映することも珍しくなかったほどである。現在は韓流ブームが加熱したことによりネット配信、衛星放送ともに放映数の増加し、放映権の買い付け価格が高騰したため、ブーム時よりは放送数が減っているが、CS、BSの各チャンネルでは現在も多くの韓国ドラマが放送されている。その一方で、自主制作による独自コンテンツをないがしろにしていると言う批判も強い。
 
 
 
==== レンタルDVDにおける傾向 ====
 
韓国ドラマのレンタル需要は2004年から毎年増加を続け、2011年12月、[[TSUTAYA]]を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブは、視聴者の拡大によって2011年度の韓国テレビドラマ部門のレンタル回数が過去最高の伸びになったと発表した。『[[美男ですね|美男(イケメン)ですね]]』や『[[トキメキ☆成均館スキャンダル]]』『[[イタズラなKiss~PlayfulKiss]]』『[[メリは外泊中]]』などの若年層向け作品の人気が高まり、特に『美男(イケメン)ですね』は10〜20代の視聴者層の大幅な増加によりレンタル回数が伸長し、TSUTAYAの年間ランキングとしては異例の2年連続の1位になったと報告している<ref>[http://www.ccc.co.jp/fileupload/pdf/news/20111201-KoreanDrama2011ranking.pdf 2011年韓国テレビドラマレンタル回数は過去最高の伸びに 〜年間ランキング発表、『美男<イケメン>ですね』が異例の2年連続で1位に〜] カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 2011年12月1日</ref>。
 
 
 
=== 映画 ===
 
{{seealso|韓国映画}}
 
[[韓国映画]]のブランド化は失敗に終わっている<ref>中央日報 2012年02月23日16時21分 【コラム】K-POPブームを眺める韓国映画の渋い表情(1)[http://japanese.joins.com/article/580/148580.html]</ref>。その理由として韓国映画は主に、純愛物や朝鮮半島での戦争を題材としたものなど、内容がやや国内向けの作品が多く、SFもあまり発達していないため、日本を含め他国でも普遍的にヒットできるような作品は少ないことから、一部の注目作を除いて、韓流は日本の映画界全体に拡大しているとは言えない状況である。
 
 
 
その一方で韓国映画の買い付け費用は2005年・2006年を頂点に高騰した。例えば韓流四天王と呼ばれるイ・ビョンホン主演の『[[甘い人生 (映画)|甘い人生]]』は3億円以上、『[[誰にでも秘密がある]]』に至っては5億円以上(一説には5億7000万円)で、興行収入はどちらも6億5000万円である。現在のところ、買い付け額の最高金額はペ・ヨンジュン主演の『四月の雪』で8億7000万円とされている。日本における韓国映画は最大で興行収入10億円程度が多数派であり、拡大公開よりミニシアター系での上映が主であることは、1999年頃から続く傾向のまま大きな変わりはない。また、韓国映画の興行権が高騰したために、以前からあった小規模の作品の買い付けが困難になっている。
 
 
 
==== 2003年以前 ====
 
{{節スタブ}}
 
 
 
==== 2004年 ====
 
この年、『冬のソナタ』の影響から、例年になく多くの韓国映画が公開され、興行収入の全作品合計は約40億円となった。
 
 
 
6月、2000年に公開されてヒットした『[[シュリ]]』の[[カン・ジェギュ]]監督による朝鮮戦争を題材とした作品『[[ブラザーフッド]]』([[ウォンビン]]、[[チャン・ドンゴン]]主演)が公開された。この作品は300館という洋画でも大規模にあたる数の映画館で上演されたが、興行収入は15億円と不振に終わり、韓流スターの人気や現地での韓国ドラマの成功は韓国映画の成功には結びつかなかった<ref>日本公開の韓国映画 興行成績で徹底分析 朝鮮日報 [2004/08/26 12:37:34] </ref>。2005年に韓流の不振についてカン・ジェギュ監督は、若者や女性を中心に起きている韓流に対して危機感を持った政府が、竹島問題などを争点化して、韓流を消そうとしていると分析している<ref>姜帝圭監督「中・日の歴史歪曲、韓流ブーム消すため」朝鮮日報 [2005/05/02 12:37:34] </ref>
 
 
 
12月に封切りされた『[[僕の彼女を紹介します]]』も302館で公開され、韓国映画としては初めて日本で[[興行収入]]20億円を突破し、それまで最高だった『シュリ』を上回った。この作品は韓国映画としては珍しい『[[猟奇的な彼女]]』からのシリーズ物であり、これも他の韓国映画と一線を画した要因である。興行収入では大きく上を行く邦画、ハリウッド映画等には及ばないが、韓国映画における対外向けプロデュースの進歩を見せた。
 
 
 
==== 2005年 ====
 
9月、企画段階から日本をターゲットに準備された韓国映画『[[四月の雪]]』(ペ・ヨンジュン、ソン・イェジン主演)が全国400館以上の映画館で公開され、公開初週末の興行収入ランキングで2位に入った<ref>「『四月の雪』の日本ヒット 韓国映画制作のパラダイム変えるか」 朝鮮日報 2005/09/18 20:37:53</ref>。10月、日本のドラマ『[[Pure Soul〜君が僕を忘れても〜]]』をリメイクした『[[私の頭の中の消しゴム]]』([[チョン・ウソン]]、[[ソン・イェジン]]主演)も、初週から2週連続で興行収入ランキング1位と健闘し、最終的に30億円を突破した。
 
 
 
==== 2006年 ====
 
韓国映画は前年比で公開本数が半減し、ヒットの目安とされる10億円を超える興行収入を得た映画はなかった。韓国では歴代観客動員記録の上位に入った『[[グエムル-漢江の怪物-]]』や『[[王の男]]』(ペ・ヨンジュン主演)も日本では低調だった。また、大々的なプロモーションを行った『[[デイジー (映画)|デイジー]]』も不振に終わり<ref>朝鮮日報 2006年06月06日「大々的なプロモを行ったのに…チョン・ウソン主演『デイジー』、日本で予想外の不振」</ref>、これまで韓国映画を数多く配給してきた[[東芝エンタテインメント]]の社長は「韓国映画は高騰しすぎている」として、現状のままでは買い付けをしていないことを言及し、「韓流ブームも終焉を迎えた」と述べた<ref>[http://www.bunkatsushin.com/modules/bulletin/article.php?storyid=7927 東芝エンタテインメント、07〜08年ラインナップを発表] 2007年2月1日 文化通信.com{{リンク切れ|date=2012年3月}}</ref>。数多くの韓国映画を配給してきた[[アミューズ]]は、2006年度の業績を下方修正せざるをえなかった<ref>[http://megalodon.jp/?url=http%3A%2F%2Fwww.asahi.com%2Fbusiness%2Fupdate%2F0214%2F165.html&date=20070214224916 アミューズが業績を下方修正 韓流ブームに陰り?]-(asahi.comをWeb魚拓で保存)</ref>。その最も大きな原因として韓国映画の興行成績、およびDVDビデオの販売低迷が挙げられている。ただし、東芝エンタテインメントとは異なり、アミューズはこれ以降も数は減ったものの韓国映画を配給している。
 
 
 
==== 2007年 ====
 
2007年に公開された韓国映画はさらに減少し、興行収入10億円を達成した映画はなく、上映作は9割が赤字で、週末興行成績でトップ10に入る作品も出なかった<ref name="kanna">[http://www.chosunonline.com/article/20071220000050 2007/12/20朝鮮日報]</ref><ref>[http://www.zakzak.co.jp/gei/2008_07/g2008072817_all.html 韓流“終焉”!?韓国映画界、上映作の9割が赤字 輸出もヨン様頼りと嘆き…] [[夕刊フジ]]2008年7月29日</ref>。翌年1月には韓国映画を数多く配給してきた[[シネカノン]]が倒産した。週間興行成績の最高位は日本の漫画を原作とした『[[カンナさん大成功です!]]』の12位だった<ref name="kanna"/>。また韓国では歴代興行記録上位に入るなど大ヒットを遂げた『[[D-WARS ディー・ウォーズ]]』も当初は2007年の正月映画として500スクリーン規模での日本公開を制作者側は希望していたが<ref>[http://www.chosunonline.com/article/20070724000051 2007/07/24朝鮮日報]</ref>、公開時期は延び延びとなり2008年11月に100スクリーン規模での公開予定となった。また、『[[初雪の恋 ヴァージン・スノー]]』([[イ・ジュンギ]]/[[宮崎あおい]])や『[[あなたを忘れない]]』などの日韓合作映画も作成された。
 
 
 
==== 2008年~2009年 ====
 
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==== 2010年以降 ====
 
2010年、『[[ゴースト/ニューヨークの幻]]』が、[[ソン・スンホン]]/[[松嶋菜々子]]主演で『[[ゴースト もういちど抱きしめたい]]』としてリメイクされたが、興行収入は10億円以下に終わった。
 
 
 
2011年、[[カン・ジェギュ]]監督、[[チャン・ドンゴン]]主演の『[[マイウェイ 12,000キロの真実]]』が大規模な宣伝活動を伴って日本の300スクリーンで公開されたが、興行収益は約3億円に終わった<ref>Box Office MOJO [http://www.boxofficemojo.com/movies/?page=intl&id=myway2012.htm]</ref>。
 
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=== 音楽 ===
 
{{seealso|K-POP}}
 
韓流という言葉が生まれる以前の日本でも、「[[カスマプゲ]]」<!--「[[黄色いシャツ]]」-->や「[[釜山港へ帰れ]]」などの[[トロット|韓国演歌(トロット)]]<!--ただし歌手自体の人気に特化すると、金英子や桂銀淑などの「美人女性歌手」に負う所が圧倒的に多い-->や、1988年のソウルオリンピックに続く1990年代半ばの[[李博士]]などの[[ポンチャック]]ブーム、あるいは『[[ダウンタウンのごっつええ感じ]]』における「[[オジャパメン]]」のパロディなどの韓国歌謡曲の流行が散発的にあったが、それは個々の作品のヒットであり、韓国音楽全般の流行ではなかった。[[1998年]]に[[S.E.S]]が日本進出したが、韓国国内ほどのセールス的成功を挙げることはできなかった。しかし[[2000年代]]に入ると、[[2001年]]には[[BoA]]が日本でも本格的に成功し、[[東方神起]]や[[BIGBANG]]らの男性グループに続き、2010年には[[KARA]]や[[少女時代 (音楽グループ)|少女時代]]などの女性グループも日本や東南アジアに進出し人気となり、これらの現代的な韓国ポピュラー音楽を指してK-POPと呼称されるようになった<ref name="jetro"/>。([[K-POP]]も参照)
 
 
 
[[2004年]]ごろから『冬のソナタ』・ヨン様ブームに続き、日本に進出する韓国人歌手も増加を続けており、[[S.E.S]]やBoA、東方神起らの場合は、日本国内では日本人の作詞・作曲家が作った曲を歌い、あくまでも[[J-POP]]歌手としての売り出し方だったが、[[2010年]]ごろから少女時代やKARAのように、既に韓国でヒットした曲の日本語詞バージョンを歌う事例が増えている。これは日本では、韓国語は馴染みがないためである。2011年現在、韓国語の音盤および韓国のCDの日本盤などが、日本国内で大ヒットした例はない。BoAの韓国語楽曲のセレクト盤『K-POPセレクション』は全曲韓国語の楽曲の日本盤でチャートにランクインした珍しい例である。初登場週にオリコンウィークリーチャート13位 / 3万4537枚を売り上げた。他には[[ピ (歌手)|ピ]]のアルバム『IT'S RAINING』の日本盤がウィークリー15位、シングルではRyuの冬ソナのテーマソングがウィークリーの23位であった。韓国の歌手が出す日本盤CDの中に、日本語に混じって韓国語の楽曲が入っている場合もある。
 
 
 
上述のように韓国人歌手にとってはハードルが高いにもかかわらず、彼らが日本へ進出することの背景には、韓国における音楽の市場規模が縮小を続けているという事情が存在する。ネットを使ったコンテンツ配信事業は拡大を続けているものの、音楽CDの市場規模は2004年には1,000億ウォン(当時の日本円でおよそ100億円)と最盛期の実に1/4以下と近年急激に低迷している。ネット配信と音楽CDの両者を併せた音楽市場全体を見ても最盛期に比べ20%以上の規模縮小となっている。その原因として、[[Peer to Peer|P2P]]などでの違法音楽交換が日本以上にネット上で横行していること、その影響でアルバム単位ではなく楽曲単位で音楽を聴くスタイルの若者が増えていること(もともと韓国にはシングルという概念自体がほとんどなく、気に入った曲を聴くためにアルバムを買う必要があった)、などが挙げられる。単価の高いCDから単価の安いネット配信用の楽曲に市場ニーズが移っていったことが、韓国音楽市場全体の縮小につながったのである。またネット配信用の音源においては市場の成長を促すためという名目の下、著作権者に支払われる印税率が低く抑えられておりアーティスト側への還元率が低い。そのため韓国の音楽事務所の中には、国内ですでに人気のある歌手を日本や台湾その他アジア各国で活動させ、新たな市場の開拓に努めている。特に日本の音楽市場の規模は韓国の20倍以上<ref>[[日本レコード協会]]THE RECORD 2011年6月号(PDF)[http://www.riaj.or.jp/issue/record/2011/201106.pdf]</ref>になるため、積極的に進出を行っている。
 
 
 
=== ゲーム ===
 
2006年12月に発売された[[カプコン]]の[[Xbox 360]]用ゲームソフト『[[ロスト プラネット エクストリーム コンディション]]』では、韓国俳優[[イ・ビョンホン]]が主人公を演じており<ref>[http://www.famitsu.com/game/news/2005/12/10/103,1134205557,46619,0,0.html カプコンがXbox 360新作タイトル『ロスト プラネット』を発表! 主人公にイ・ビョンホンを起用!] ファミ通.com 2005/12/10</ref><ref>[http://www.capcom.co.jp/ir/news/html/051210.html カプコン、イ・ビョンホン氏を起用した新作「ロスト プラネット」をXbox 360向けに発売決定!]カプコンプレスリリース 2005年12月10日</ref>、イ・ビョンホンが参加して行われた発表会やトークイベントには多数の韓流ファンも集まった<ref>[http://dol.dengeki.com/data/news/2006/9/24/cc05589558c917e1b0f0da9ea7acee1e.html あの韓流スターに女性ファン殺到!『ロスト プラネット』トークイベント]電撃オンライン 2006年9月24日</ref><ref>[http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20051212/114683/ 次世代ゲームも“韓流”? Xbox360向けカプコンの新作「ロスト プラネット」発表会で“ビョン様スマイル”をゲット!]日経トレンディネット 2005年12月12日</ref>。
 
 
 
=== パチンコ ===
 
2006年に[[京楽産業]]から発売されたデジパチタイプの[[パチンコ]](CR機)「[[CRぱちんこ冬のソナタ]]」が発売され<ref>[http://www.kyoraku.co.jp/product_site/2006/fuyusona/]</ref>、2008年には続編[[CRぱちんこ冬のソナタ2]]が登場するほど好評を博した。また、[[春のワルツ]]、宮廷女官チャングムの誓い、[[天国の階段]]などの韓国ドラマもパチンコ・パチスロ化された。
 
2013年、パチンコチェーン店[[マルハン]]の[[韓昌祐]]会長が、大阪市の土地信託事業で経営破綻した都市型遊園地[[フェスティバルゲート]]の跡地に「韓流を根付かせるきっかけを作るため、韓流テーマパークを建設する」と発表した<ref>朝鮮日報 2013/07/10 09:16 大阪に韓流テーマパーク構想、マルハン会長の思い</ref>。
 
 
 
=== 韓国料理 ===
 
{{Seealso|韓食の世界化}}
 
 
 
「宮廷女官チャングムの誓い」を契機に韓国料理への関心が世界中で高まったことを受け、2008年に韓国政府は「2017年までに韓国料理が世界5大料理に加わるようにする([[韓食の世界化]])」を宣言し、韓国料理でも「韓流」を実現するため、海外に向けての広報活動が開始された<ref>国際ニュース「韓国料理はキムチだけじゃない」、韓国料理のグローバル化プロジェクト発足 2008年10月20日 15:12 [http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2530387/3445710]</ref><ref>[http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2008101025448 "韓国料理を「世界5大料理」に 政府がグローバル化事業を推進"], [[東亜日報]], OCTOBER 10, 2008.</ref>。韓食世界化推進団名誉理事長を務める[[金潤玉|金潤玉・李明博大統領夫人]]は、外交行事で韓国料理([[ビビンパ]]、[[プルコギ]]、キムチ、スープ)の「優秀性」を積極的にアピールし<ref>中央日報 (2009.10.15 07:44:36) 金潤玉さん、米CNNテレビで「韓食のグローバル化」を紹介</ref><ref>聯合ニュース 2010/10/22 13:13 KST 「伝統の味伝える」 金潤玉大統領夫人、G20サミットで世界の人々を魅了する全州ビビンバ提供 </ref><ref>中央日報 2009.02.25 08:27:49「韓食はウエルビーイング」 李大統領夫人、韓国の優秀性をアピール…韓食を外国人の口に合わせて世界的なブランドに</ref><ref>中央日報 2010/02/11 大統領夫人「韓食が好きになった外国人はまた韓国に来る」[http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=126173]</ref>、韓食財団は[[キムチ]]と[[塩辛]]、[[コチュジャン]]、[[テンジャン|韓国味噌]]、[[カンジャン|韓国醤油]]を韓国の5大発酵食品として、広報活動を展開している<ref>民団新聞 2010-03-31 「キムチと塩辛、コチュジャン、味噌、醤油の5大発酵食品は韓国の宝」 韓食財団が発足</ref><ref>毎日新聞 2010年10月11日 東京朝刊 韓流ドラマに続け 韓食財団理事長・鄭雲天さんに聞く(毎日新聞)</ref>。韓食の世界化は日本も深く関わっており、[[服部栄養専門学校]]の[[服部幸應]]理事長や[[モランボン]]の全平烈社長らが、韓国政府から、韓食の世界化に貢献したとして、功労牌が授与されている<ref>民団新聞 2012.3.28 [http://www.mindan.org/shinbun/news_view.php?page=20&category=2&newsid=15653]</ref>
 
 
 
米国では韓国レストランは「韓国系と少数のアジア系が利用する中・高価格食堂」と認識されており、味とメニューの現地化不足、食堂の衛生に対する不信、独特の雰囲気、価格の高さなどにより人気が低い。衛生検査で多数の韓国レストランが摘発されているが、米国が求める衛生設備を用意する資金がないため、改善の兆しは見えない<ref>コリアタイムズ(韓国語) 韓国人食堂衛生検査摘発多い 2012-01-05 [http://www.koreatimes.com/article/705450] </ref><ref>[http://dc.koreatimes.com/article/732431]</ref>。
 
 
 
中国では、「低価格で同じメニューを提供する食堂」として外国料理の中で最も人気がある<ref>統一日報 2010/04/14 韓食(韓国料理)の世界化「日本に進出するならこのメニュー」 韓国農林水産部が発表</ref><ref>朝鮮日報 2010/05/23 韓国料理:米国では単純メニュー、日本ではお手ごろ料理?…国際コンサルティング会社調査</ref> 。しかし、中国では2005年にキムチ、コチュジャン、韓国醤油などに寄生虫が混入されていた事件から、韓国食材の輸入が禁止されており<ref>"中国"が"韓国産キムチ"を輸入禁止措置 朝鮮日報 2005/11/1 </ref><ref>大紀元 05/11/03 中韓キムチ摩擦が上昇、中国も韓国に輸入禁止措置 [http://www.epochtimes.jp/jp/2005/11/html/d44063.html]</ref>、現在も韓国産[[キムチ]]・[[マッコリ]]は中国の求める衛生基準(100グラムあたり[[大腸菌|大腸菌群]]30個以下)を満たしていないため、流通が禁じられている<ref>東亜日報 徐圭竜・農食品部長官、中国にキムチ市場の開放を要請 [http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2012041847998]</ref>。
 
 
 
日本における韓国料理の人気は、韓国農林水産食品部の調査(2010年)によれば、中華料理とほぼ同水準であると報告しており<ref>統一日報 2010/04/14 韓食(韓国料理)の世界化「日本に進出するならこのメニュー」</ref> 。[[毎日新聞]]の澤田克己記者も「韓国料理はブームの段階を通り過ぎ、定着の段階にある。大衆性から見ると、中国料理店とほぼ同じ水準になったと思う」と述べている<ref> 朝鮮日報 2010/02/28 11:11:09 韓国料理に魅せられた日本(中)【特集】韓国の中の日本、日本の中の韓国</ref>。2015年に行われた韓国観光公社の調査では、日本人に人気のある韓国料理は「[[キンパ]]」「[[タッカンジョン]]」「[[ホットク]]」「[[ケランパン]]」の順番であると報告された。<ref>朝鮮日報 2015/03/09 12:48 日本人が好きな韓国の味 「キンパ」が1位</ref>
 
 
 
=== ミュージカル ===
 
韓国政府はミュージカルを「5大キラーコンテンツ」の一つと位置付け、積極的な支援を行っている。2013年4月に東京・六本木に韓国ミュージカルを上演する「アミューズ・ミュージカルシアター」がオープンした<ref>統合ニュース 2013/08/13 17:32 <芸能>韓国創作ミュージカル 日本で苦戦=大作は大ヒット[http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2013/08/13/0200000000AJP20130813002400882.HTML]</ref>が、11か月後に撤収した<ref>ORICON STYLE 2014年2月24日 09:00 (ORICON STYLE) AMT韓国ミュージカル継続公演が終了 11ヶ月で幕 [http://topics.jp.msn.com/entertainment/general/article.aspx?articleid=3439320]</ref>。不振の原因は、日本では無名に近い韓国の俳優を出演させたことや、オーケストラなどの生演奏に慣れている日本の観客に録音された音楽を流す点などが指摘されている<ref><インタビュー>統合ニュース 2014/03/12 18:35 韓国発ミュージカルがヒット 東宝芸能の市村、栗間氏 [http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2014/03/12/0200000000AJP20140312003100882.HTML]</ref>。2015年、日韓国交正常化50周年を記念して、韓国ミュージカルアワーズ大賞を受賞した「英雄」の日本公演を予定している。このミュージカルは[[安重根]]が[[明治維新]]の[[元勲]][[伊藤博文]]を[[暗殺]]する内容で、韓国は日韓友好の契機になることを期待している<ref>中央日報 2012年08月29日11時00分[http://japanese.joins.com/article/425/158425.html]</ref>。
 
 
 
== 日本における韓流の影響 ==
 
=== 韓国に対する国民感情 ===
 
韓流の波及効果は韓国に対する日本の国民感情にも影響し、永年両国に横たわっていた感情的なしこりや偏見を取り除き、友好親善に寄与したともされている。2001年と2004年の日本の世論調査を比較すると、韓国に「親しみを感じる」が増加、「親しみを感じない」が減少しており、2002年の日韓ワールドカップ共催や韓流(冬のソナタ、ヨン様ブーム)の影響が出た<ref>[http://www.chosunonline.com/article/20051025000004 靖国参拝続けは、韓日両国の友好増進はない] - 朝鮮日報、2005年10月25日(要ログイン)</ref><ref>[http://www2.asahi.com/senkyo2005/local_news/mie/NGY200509080009.html 〈「改革劇場」の外で〉きしむ日中韓友好] - 朝日新聞名古屋本社版、2005年9月8日</ref>。しかし、2006年になると[[読売新聞]]・[[韓国日報]]が共同で行った世論調査では、韓国に対して「悪い印象」を持つ日本人は51%、また日韓関係は悪くなったと見る日本人も59%と、1995年の調査開始以来、過去最高となり、その原因として日韓の政治的な問題とともに韓国のドラマを中心に起こった韓流ブームが徐々に冷めているためと伝えられた<ref>[http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=78621 韓日衝突で日本の韓流ブームが低迷] 中央日報 2006年8月7日</ref>。しかし、第2次韓流ブームが起こった2010年の内閣府世論調査では韓国に「親しみを感じる」が61.8%で「親しみを感じない」が36.0%と上昇した<ref>[http://www8.cao.go.jp/survey/h24/h24-gaiko/2-1.html 内閣府世論調査  外交に関する世論調査]</ref>。しかし、国民感情が政治問題の影響を免れることはできなかったことも事実である。李明博の竹島上陸を契機とする[[嫌韓]]感情の広まりにより、2012年と2013年の内閣府の「外交に関する世論調査」では「親しみを感じる」がそれぞれ39.2%、40.7%となり[[1997年]]以降最低、「親しみを感じない」が59.0%、58.0%と1996年以降で最高の数値となった<ref>[http://www8.cao.go.jp/survey/h25/h25-gaiko/zh/z14.html 外交に関する世論調査 世論調査報告書 平成25年10月調査 図14]</ref>。
 
 
 
===韓国製品に対する購買意識===
 
2012年3月に[[大垣共立銀行]]の[[シンクタンク]]である共立総合研究所が行った「韓流消費に関するアンケート(対象:既婚女性791名)」によれば、「韓流好きと思う」は、わずか11.0%で、15.2%のみが「韓流の影響により韓国製の製品購入意識に影響した」と回答している<ref>日本で韓流好き主婦わずか11%、韓国製品購入へも韓流寄与せず2012/06/22 16:29 [http://www.emeye.jp/disp%2FKOR%2F2012%2F0622%2Fstockname_0622_016%2F0%2F]</ref>。
 
 
 
===  韓国語学習 ===
 
[[語学]]学習では、[[日本放送協会|NHK]]の[[アンニョンハシムニカ・ハングル講座|ハングル講座]]テキストの売り上げ数は、[[1984年]]に放送を開始した時点では9万部であったが、2004年には20万部にまで増え、語学テキストでは英語に次いで2位となった<ref>[http://www.guardian.co.uk/world/2004/jun/30/japan.northkorea Korean heart-throb helps detente] - [[ガーディアン]]</ref>。2006年以降は韓国語の学習ブームは下降を続け、<ref>朝鮮日報 2006/06/13 11:58 日本の韓国語学習ブームにかげり</ref>。2014年3月には韓国語学習の季刊誌「韓国語ジャーナル」(2002年創刊)が休刊となった。<ref>[http://www.alc.co.jp/kj/]</ref>日本の小・中・高校で韓国語を学ぶ児童・生徒の数は、2010年の2万6153人から、2014年には1万7718人へと大幅に減少し、日本で韓国語教育に対する需要の低下が顕著となった<ref>朝鮮日報 2015/03/23 08:51 韓国語を学ぶ児童・生徒、日本だけ減少(朝鮮日報)</ref>。
 
 
 
=== 観光 ===
 
韓国の観光産業競争力は[[世界経済フォーラム]]の「旅行・観光産業競争力指数(TTCI)」(2013年)において25位。「ICTインフラ」(1位)や「文化資源」(10位)は高く評価される一方、「価格競争力」(96位)、「観光との親和性」(81位)、「自然資源」(89位)では低い水準に留まった<ref>The Travel & Tourism Competitiveness Report 2013(英語)[http://www3.weforum.org/docs/WEF_TT_Competitiveness_Report_2013.pdf]</ref>。観光産業が国内総生産に占める割合は2000年の6.6%から2013年に5.8%となり、2024年には5.4%へと減少する予測である<ref>世界旅行ツーリズム協議会 Travel & Tourism Economic Impact 2014 South Korea(英語)[http://www.wttc.org/site_media/uploads/downloads/south_korea2014.pdf]</ref>。
 
 
 
日本人の訪韓者数は1996年以降増加をつづけ、2000年には過去最高(当時)の247万2千人を記録した。2001年に減少に転じ、2003年の[[重症急性呼吸器症候群|SARS]]騒動でさらに激減した。2004年には前年比35.6%増の244万3千人にまで回復したが、韓流が寄与したと考えられている<ref>平成17年版 観光白書(観光の状況に関する年次報告)[http://wwwwp.mlit.go.jp/hakusyo/syoListDetailAction.do?syocd=npcc200501&dtailflg=M&first_page=3&t22_id=&searchFlg=off&ass_flag=true&seldspnm=&syoclscd=all&docclscd=all&keyw1=&keyw2=&keyw3=&keyw4=&operator1=AND&operator2=AND&operator3=AND&SYOname=&gengo_from=Y&nendo_from=&gengo_to=Y&nendo_to=&dispcount=10&cur_page=1&highlight_search_flag=off&newkeyw=]</ref>。([[#韓流関連データ]]も参照)<ref name="mark">[http://www.tourism.jp/statistics/outbound.php ツーリズム・マーケティング研究所 日本人出国者数の統計データをダウンロード可能]</ref>。
 
 
 
2005年以降は再び減少に転じた。その原因のひとつとして韓流ブームの弱まりが指摘され<ref name="joins">[http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=84057&servcode=400&sectcode=400 韓流ブームの終わり?…韓日訪問者数が逆転] 中央日報 2007年1月26日</ref>、『冬のソナタ』ロケ地を回る観光ツアーは2004年中盤には月1500人ほどの観光客を集めたが、2006年初頭には50人にも満たない状況となり中止された。また『宮廷女官チャングムの誓い』の観光ツアーも月に100人未満、[[南怡島]]を訪れる日本人観光客も2005年1月の約1万5000人から同年12月には約4600人に急減した。このように「韓流観光特需」が減ったことで営業を諦める旅行会社も続出する状況となり、韓国の旅行会社は「韓流観光ツアーの競争力はもう失われた」と語るなど、日本の韓流ブームの衰えによる旅行会社への影響が出た<ref>朝鮮日報 2006/03/23 11:59:30 バブルはじけた韓流観光[http://archive.is/8sWKd]</ref>。
 
 
 
2008年11月以降の円高・ウォン安の影響もあり、2009年3月には日本人の月間訪韓者数が初めて30万人を突破。年間訪韓者数でも初めて300万人を突破し305万3千人(前年比28.4%増)となった<ref>聯合ニュース 2010/11/08 10:03 訪韓外国人800万人突破目前、日中観光客急増で [http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2010/11/08/0500000000AJP20101108000700882.HTML]</ref><ref>旅行通信 2012年1月25日号 [http://wingnews.net/t-daily/t-pdf/2012/1201/0125sopb/rt.pdf]</ref>。2008年以降、旅行者の男女比が逆転し、2011年には6割近くを女性が占めるようになった。特に20代女性は2008年から2009年にかけて62.1%増え、2011年には20代女性の海外旅行総数の28.7%を占めるまでになった。20代全体でも2008年から2011年までに倍増している。「安・近・短」という要素に加え、若い女性を中心にした「新しい韓流ブーム」が要因に挙げられている<ref>JTB総合研究所 女性の韓国旅行の実態調査 2012/06/21 [http://www.tourism.jp/research/2012/06/womam-korea/]</ref>。ホテルの客室が不足したソウルでは、韓流ブームで繰り返し訪れるリピーターが増えていることもあって、[[ゲストハウス]]の建設ラッシュが起きた<ref>「ソウル、ホテル建設ラッシュ=韓流ブームで観光客増」時事通信 2011年5月31日</ref>。一方、ゲストハウスにおいて日本人女性観光客への性的暴行事件が発生し外交問題に発展することが懸念されるなどした<ref>宿泊施設で日本人女性に性的暴行 「韓国旅行ブーム」に水を差す。2012/5/21 19:11 [http://www.j-cast.com/2012/05/21132789.html]</ref>。日本人の訪問者たちからは[[南大門]]の[[韓国海苔]]、[[仁寺洞]]の伝統工芸品が人気である<ref>聯合ニュース ソウル人気観光地 日本人は明洞・中国人は東大門 2012/04/26 15:17[http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2012/04/26/0200000000AJP20120426001900882.HTML]</ref>。また、2009年ごろから美容整形手術を目的に韓国を訪問する女性が増加している<ref>AFPBB News 美容整形にも「韓流」の波、 韓国で整形する外国人が急増 2012年04月23日 12:22 発信地:ソウル/韓国</ref><ref>Gow! Magazine(ガウ!マガジン)2012年04月28日12時00分 ゴールデンウィーク整形! 韓流ブームで「ふくらはぎ整形」が人気[http://news.livedoor.com/article/detail/6514332/]</ref>。
 
 
 
2012年には日本人の訪韓者数は2年連続で過去最高を記録し、351万9千人となり初めて350万人を突破したが、2012年8月に韓国の[[李明博]]大統領による[[竹島 (島根県)|竹島]]上陸や[[韓国による天皇謝罪要求|天皇謝罪要求]]を契機に日本国内で韓国を忌避する傾向が高まり、10月以降急速な減少傾向となった。(特に女性観光客が減少が顕著である<ref>『日刊旅行通信』 10月のアジア太平洋実績、中韓が20%台の減少 韓国は女性の減少大きく、台湾は双方向で好調 [http://www.jwing.com/t-daily/bn2012/1214.htm]</ref><ref>東亜日報 2012年12月6日 明洞通りが閑古鳥、日本人観光客激減で旅行・商店街に危機感 [http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2012120655688]</ref><ref>[http://www.sankeibiz.jp/econome/news/120918/ecc1209180800000-n1.htm 韓流うんざり…旅行キャンセル相次ぐ 竹島問題、ブーム下火で意識変化(1/3)] Sankei Biz 2012年9月17日</ref>。)2013年には5年ぶりに300万人を割り、中国人の訪韓者数に抜かれるようになった<ref>韓国文化体育観光部 (2014-01-21) 韓国を訪れる外国人観光客、最多は中国人[http://www.mcst.go.kr/japanese/issue/issueView.jsp?pSeq=1249]</ref>。2014年4月13日、韓国観光公社は韓国観光応援団を企画し、団長に[[はるな愛]]を起用した。2014年、日本から韓国を訪れた人は224万人にとどまった。これは1999年レベルに相当する。
 
 
 
=== 韓流の聖地・新大久保 ===
 
2010年の初めごろから、韓流ショップが並ぶ東京の[[新大久保]]の[[コリア・タウン]]を「韓流の聖地」としてファンが多く訪れるようになり、特に[[職安通り]]の[[ドン・キホーテ (企業)|ドン・キホーテ]]新宿店横から大久保通りを結ぶ細い小道は新たな流行の発信地となりつつあるとも報じられたが、現地は「新大久保は韓国からの直輸入品を扱っているだけで、新大久保から独自の文化を発信するには至っていない」と見ている<ref>[http://www.nikkei.com/life/gourmet/article/g=96958A90889DE1E6E5E1E7E7E5E2E3E0E2EBE0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E0E4E3E0E0E2E2EBE1E3E3E7 韓流の聖地に異変 「竹下通り」化する東京・新大久保 “イケメン通り”に10~20代女性急増] [[日本経済新聞]]2011年9月14日</ref><ref>『韓流の聖地・新大久保 WAKUWAKU!ガイド』(ベストムックシリーズ・10)ベストセラーズ出版</ref>。2011年には、韓国の芸能人関連グッズ店や韓国料理店・カフェなどが相次いで出店し、約300メートルの路地に60以上の店が並び、新大久保のコリアンタウンは地価が2倍以上になり、休日には3万人超の通行者が数えられるなど空前の盛り上がりを見せたが<ref name="sankeii">産経新聞 韓流の聖地、光と影 脱税など不正 観光客マナー悪化 2012.1.22 21:42 [http://sankei.jp.msn.com/life/news/120122/trd12012221460012-n1.htm]</ref>、騒音や道路における迷惑行為によって近隣の住民から警察に苦情が入るなどの問題も発生しているほか、公式ライセンスの販売許可を得ている店が存在しないこと<ref name="sankeii"/>や運営会社の脱税<ref>K―POPで脱税、1億5000万円隠すショップ運営会社告発―東京国税局 時事通信 1月11日(水)11時42分配信</ref>などの問題がある。また、韓国の青少年を短期滞在資格で来日させ、韓流アイドルとして活動させていたライブハウスの役員が[[入管難民法]]違反で書類送検される事件も起きている<ref>産経新聞 「無資格の韓流アイドルにライブ活動させる 会社役員書類送検「東方神起のように報酬が入ると思った」」2012.2.15 14:20[http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120215/crm12021514230010-n1.htm]</ref><ref>JANJAN 新宿・大久保の人気韓流ライブハウス「聖地」摘発 2012年2月17日 [http://www.janjanblog.com/archives/63211]</ref><ref name="yomiuri">2011年12月20日 読売新聞、2011年12月19日日刊スポーツ『無資格で活動容疑 韓国「GREAT」』</ref>。また、韓国の[[世界基督教統一神霊協会]]が設立した[[ユニバーサル・バレエ団]]<ref>[[文鮮明]]師の紹介[http://www.chojin.com/sun_myung_moon.htm] 1984年4月、ユニバーサルバレエ団設立。文師の2男(興進氏)の妻は韓国で著名なバレリーナ・文薫淑(ムン・フンスク)女史である。</ref>の男性バレエダンサーたちが人気を博していることが報じられた<ref>朝鮮日報日本語版 2012/02/28 バレエも韓流、韓国人ダンサーが日本で人気 </ref>。2012年になると[[李明博による天皇謝罪要求]]を契機に、急速に人気が落ち込んだ<ref>ZAKZAK 新大久保に竹島ショック!“韓流の聖地”に意外な現実
 
2012.08.29 [http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120829/dms1208291131008-n1.htm]</ref>が、[[従軍慰安婦問題]]や[[韓国起源説]]を広報する「高麗博物館」から、西早稲田の「[[女たちの戦争と平和資料館]]」までを「日本の戦争加害と共生を考えるフィールド」として宣言を始めている<ref>ZAKZAK 2013.08.16【暗躍列島を追う】新大久保~西早稲田で展開される“韓国の反日ワールド”(大高未貴)[http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130816/frn1308160720000-n1.htm]</ref>。2014年になると、客足は全盛期の4分の1まで減少し、高齢の韓国人の[[街娼]]が復活するなど治安も悪化してきている<ref>東京スポーツ 韓流ブームに翻弄された新大久保の“栄枯盛衰” 2014年05月15日 [http://www.tokyo-sports.co.jp/blogwrighter-note/429/]</ref>。
 
 
 
===韓流による町おこし===
 
*2005年12月、[[高知県]]が映画『[[Sweet Dreams]]』のロケ地として誘致を行った。スタッフ滞在費約3000万円が未払いとなり問題視されたが、日韓友好のため、未払い分の5割を支払うことで合意された。<ref>高知新聞ニュース 2006年4月28日 韓国映画滞在費 債権者と合意ロケ再開</ref>
 
*2010年12月、[[広島県]][[庄原市]]、[[尾道市]]がテレビドラマ『[[サイン (2011年の韓国のテレビドラマ)|サイン]]』のロケ地として誘致を行い、俳優やスタッフの滞在費用を負担した<ref>2010年10月23日 読売新聞)韓流ブームで地元の活性化を期待 庄原、尾道両市でハン・ジミンさんら出演の韓国ドラマのロケ開始へ</ref>。
 
*2011年12月、[[秋田県]][[仙北市]]の田沢湖駅に秋田県が舞台として登場するテレビドラマ「[[IRIS-アイリス-]]」の記念館「秋田アイリスミュージアム」が開館。
 
*2012年7月、[[青森県]][[弘前市]]がテレビドラマ『[[優しい男]]』のロケ地として誘致した<ref>[http://www.hirosaki-kanko.or.jp/web/edit.html?id=locationguidemap02 弘前ロケーションガイドマップ 世界のどこにもいない「優しい男」] 弘前観光コンベンション協会 2014.4.6 00:44 (UTC) 閲覧</ref>。
 
*2012年7月、[[栃木県]][[日光市]]はテレビドラマ『(仮題)都市征伐』のロケ地として誘致した<ref>下野新聞 (7月12日 朝刊) 日光で韓国ドラマ撮影スタート 韓国人誘客に期待 [http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/region/news/20120711/824187]</ref>。なお、このドラマは「コンテンツの競争力不足と過度な暴力性」を理由に制作が中止されている<ref>[http://japanese.joins.com/article/168/168168.html 俳優キム・ヒョンジュン、主演ドラマ『都市征伐』から降板] [[中央日報]]日本語版 2013.2.7付記事</ref>。
 
 
 
<!-- 合意形成中のためコメントアウト
 
=== 韓国男性シンドローム ===
 
韓国人男性の国際結婚の相手は東南アジアの少女が人気だが<ref>ベトナムニュース ベトナム人女性と韓国人男性の結婚、平均19歳差 2010/6/11 (17:27) [http://www.newsclip.be/news/2010611_027762.html]</ref>、東南アジアの女性たちに番号札をつけ、全裸で歩かせて結婚相手を選ぶなどの行為<ref>中央日報 国際結婚「韓国人、女性を商品のように扱う」…ベトナム 2006年04月29日14時56分 [http://japanese.joins.com/article/229/75229.html?sectcode=400&servcode=400]</ref><ref>[http://www.viet-jo.com/news/social/071231082015.html]</ref> や外国人妻への暴行殺害事件の頻発<ref>サーチナ【社会ニュース】「20歳のベトナム人妻が韓国入国1週間で韓国人の夫に殺害される」2010/07/09(金) 16:42 [http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0709&f=national_0709_070.shtml]</ref><ref>サーチナ【社会ニュース】 2011/05/24(火) 17:51「韓国でまたベトナム人妻殺害事件、外国人女性への犯罪が深刻化」 [http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0524&f=national_0524_171.shtml]</ref>、韓国人と結婚した外国人女性の8割が夫の暴力などを理由に「韓国人とは2度と結婚したくない」と感じていること<ref>朝鮮日報 2005/11/23 15:55:16 外国人妻10人中8人「韓国人とは2度と結婚したくない」[http://www.chosunonline.com/article/20051123000042]</ref><ref>CBS([[基督教放送|基督教放送ネットワーク]] 2009-07-16 06:00 ベトナム女性、夫の暴力で崩れたコリアドリーム~家出・売春・国外追放 [http://blog.livedoor.jp/newskorea/archives/940500.html]</ref>などが報じられると、東南アジアの国々は韓国人男性のとの結婚を避けるようになった<ref>朝鮮日報 2010/07/17 13:54:46 「ベトナム人新婦殺害:在韓大使、韓国政府に保護訴える」 [http://www.chosunonline.com/news/20100717000040]</ref><ref>朝鮮日報 2010/03/22 12:02:18【萬物相】韓国人男性との結婚禁じたカンボジア [http://www.chosunonline.com/news/20100322000044]</ref>。暴力によって出奔した妻は探さないで次の外国人女性の妻を求める韓国人男性の国際結婚の傾向もあり<ref>中央日報「中国から新しい嫁が来る前に早く離婚を…」2010年03月26日17時13分 [http://japanese.joins.com/article/589/127589.html?sectcode=&servcode=400]</ref>、韓流の影響で韓国人との結婚を望む日本女性が急増したトレンド([[オリコン]]が日本人女性に行った国際結婚に関する調査によれば、韓国人男性は国際結婚の対象としては10位圏外である。<ref>ORICON SYTLE 「この国の人となら幸せな生活が送れそう!?結婚したいと思う国!」 [http://english.oricon.co.jp/news/20060801_03.html])を受け<ref>韓国男性との見合い希望する日本人女性が急増 中央日報 2005年02月02日19時57分 [http://japanese.joins.com/article/243/60243.html?sectcode=400&servcode=400]</ref>、「韓国人よりも顔がまずい」として忌避していた<ref>シン・ピョン著『日本の地、日本の風土』1990年,引用元:韓国・反日小説の書き方P46「日本女性の多くが韓国女性に比べ顔がまずく、時に歯並びが悪い女性が 大部分でこれは日本の風土病の一種ではないかと思われる程である」</ref><ref>イ・ホンニョル著『サヨナラ、ギャグナラ』1993年 「ぶちまけて言ってしまえば日本の女はまったく顔がまずい。これは私が 軽はずみな愛国心からわが国の女性たちをわざと褒めるために言うお世辞めいた発言ではなく、日本の男達も認めている部分である。」</ref>日本人女性を妻に選ぶ韓国人も増えている。韓国の分析によれば、日本人女性が韓国人男性に惹かれる原因は「日本人男性に比べて高い身長や広い胸」という外見と「保守的だが、家族への愛情が強く、率直に感情を表現する」性格によるものであり、韓国観光に行ってきた女性たちを通して韓国男性の魅力が日本に広がったという。この傾向は日本国内では「韓国男性シンドローム」と呼ばれていて、「韓国人男性攻略法」「韓国人男性に出会うための韓国語講座」などの特集が雑誌で組まれていると報じられている<ref>韓流スターを越えて韓国の一般男性にもはまる日本人女性 中央日報 2012年03月06日17時20分[http://japanese.joins.com/article/j_article.php?aid=148918&servcode=400&sectcode=400]</ref><ref>2011年06月22日16時14分 [http://japanese.joins.com/article/068/141068.html]</ref><ref>2011年12月18日 フジテレビ放送 [[Mr. サンデー]] 「韓国“女子会"旅行が急増イケメン探し&ウォン安女子」</ref>。最近では、韓流好きの中年女性たちがコリアンタウンでアルバイトなどをしている韓国人男性を回春の相手にしている体験談などが雑誌で紹介され<ref>日韓SPA 2012.02.21 ニュース 韓流ワルが日本人ギャルを食いまくり [http://nikkan-spa.jp/157904]</ref><ref>女性セブン2012年3月22日号 51才人妻 韓流アイドルに近づくため韓国で習い先生とHする [http://www.news-postseven.com/archives/20120314_93475.html]</ref><ref>女性セブン2012年3月22日号 「ときめきはアンチエイジング 42才女性 韓流アイドルに手握られ「息できない~」と大興奮」[http://www.news-postseven.com/archives/20120312_93706.html]</ref>、[[北原みのり]]は「韓国男性はブスや中年女性にも優しく、韓流は下半身が熱くなり男を求めるようになってしまう」と韓国男性の人気の原因を分析している<ref>日本の女性が韓流男に走る理由 エロくて性欲刺激されるから 2011.09.26 16:00 [http://www.news-postseven.com/archives/20110926_32114.html ]</ref>。彼らは本国では就職活動に失敗した負け組(白手:백수)として冷遇されているため、日本で女性から歓迎されることを積極的に謳歌していると雑誌では報じられている<ref>日韓SPA 2012.03.06 暴走韓国人を生み出す元凶とは?[http://nikkan-spa.jp/157904]</ref>。-->
 
 
 
=== 宗教 ===
 
2007年から[[大韓イエス教長老会]]が大型韓流コンサート「ラブソナタ」を日本で開催し、日本人信者を獲得すべく宣教活動を行っている<ref>韓国からの日本へ贈る、ラブソナタ 2007リバイバル・ジャパン 来月開幕![http://www.christiantoday.co.jp/article/869.html]</ref>。
 
 
 
== 韓流の問題点 ==
 
=== 契約問題 ===
 
イギリスの[[公共放送]]・[[英国放送協会]]は、韓国芸能事務所との契約を「奴隷契約」と表現し、東方神起やKARAの分裂騒動は韓国芸能界の誤った慣行によるものと報じている<ref name="chuou110616"/><ref>http://www.menscyzo.com/2012/02/post_3521.html</ref>。また、韓国の女性アイドルグループ[[T-ARA]]のメンバーは年間を通して1日も休暇が得られない労働環境を告白している<ref>中央日報 2012年01月31日10時42分 『T-ARAが不満爆発 「1年間に一度も休みない」』</ref>。韓国で最も売れているバックダンサーでさえ月給は7万円以下で、利益のほとんどを流通会社が得ている仕組みになっている<ref>K-style "K-POPブームの裏に隠された“88万ウォン世代”のバックダンサーたち" 2012年07月06日17時28分 [http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=1937930&categoryCode=PU] </ref>。
 
 
 
=== 性上納 ===
 
{{See also|枕営業#韓国}}
 
韓国の国家人権委員会の「女性芸能人人権状況の実態調査(対象者:351人)」は、女性タレントの6割が「肉体的接待」求められた経験があると報告している。同委員会は芸能プロダクションの資格を厳格化し、人権教育を行うことを提言している<ref>東亜日報 2010年4月28日 『女性タレントの6割が「肉体的接待」求められた経験』</ref>。また、韓国で開催されたミスコンテストに参加した英国人少女が韓国人主催者から性上納を求められたことを告発し、国際問題となった<ref>中央日報【社説】国に恥をかかせたセクハラ美人コンテスト 2011年10月22日10時47分 [http://japanese.joins.com/article/865/144865.html]</ref>。
 
 
 
== 韓流に関連した事件 ==
 
2012年11月6日、韓流ドラマのイベント会社「サムファエンターテインメント」から、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)と詐欺ほう助の疑いで、指定[[暴力団]][[住吉会]]系の組長が逮捕された。2006年4月以降、 約460人から約10億円をだまし取り、そのうち、約1億円が暴力団の資金源になったと推測されている<ref>「韓流」詐欺ほう助容疑 暴力団組長を逮捕、警視庁 2012/11/06 23:57  【共同通信】 [http://www.47news.jp/CN/201211/CN2012110601002143.html]</ref><ref>「「冬ソナ」イベント企画会社の未公開株詐欺事件で住吉会系組長を逮捕 警視庁」 産経新聞 11月7日(水)</ref>。
 
2014年、 韓国金融監督院の検査結果、韓国の芸能人や財閥など44人が不動産など1300億ウォンにのぼる海外財産を申告せずに所有していたことが発覚した<ref>中央日報 2015年01月14日09時12分 韓国芸能人ら44人、1300億ウォン台の未申告海外財産が明らかに[http://japanese.joins.com/article/247/195247.html]</ref>。
 
 
 
== 韓流ブームに対する疑問や批判 ==
 
[[File:Anti-Fuji Television rally on 21 August 2011 at Odaiba 2-05.JPG|thumb|200px|[[フジテレビ抗議デモ]]で掲げられた韓流放送を批判するプラカード(2011年お台場)]]
 
=== 日本における韓流ブームに対する疑問や批判 ===
 
* 「韓流ブームは、実際のファンの数は知れているが、コンサートチケットやグッズを買いあさる熱狂的なファンが一定数いるために、ビジネスとして成立している。手堅いソフト売り上げが見込めるために、PRの意味も込めて韓流を取りあげているのだろう。」と、韓流ブーム自体が、テレビ局の関連会社がK-POPの版権を持つ例(フジテレビと同グループの[[フジパシフィック音楽出版]])と共に、テレビメディアによって実際より誇張されたものであるとの主張もある<ref>[http://www.cyzo.com/2011/07/post_7928.html 「韓流ブーム」はニセモノ? 大人気のはずが視聴率は散々] [[サイゾー]] 2011年7月18日</ref>。
 
* 2011年(平成23年)7月23日に[[俳優]]の[[高岡蒼甫]]が、[[Twitter]]上で、「正直、お世話になったことも多々あるけど8は今マジで見ない。韓国のTV局かと思う事もしばしば。うちら日本人は日本の伝統番組を求めていますけど。取り合えず韓国ネタ出てきたら消してます。ぐっばい」と[[フジテレビジョン|フジテレビ]](以下「フジ」)をはじめとしたテレビ局に対する批判を展開した。このことは、日韓両国のインターネットメディアにも取り上げられるなどネット上で極めて大きな騒動となり、数日後、高岡は自身が所属していた[[スターダストプロモーション]]とのマネジメント契約を解除される騒動に至った<ref>{{Cite web|url=https://news.mynavi.jp/news/2011/07/28/068/|title=高岡蒼甫、所属事務所を解雇か 「自分からは切り出していません」|date=2011-07-28|author=マイコミジャーナル |accessdate=2011年7月28日 }}</ref>。
 
** これに関連して[[ふかわりょう]]は、自身の番組「[[ROCKETMAN SHOW!!]]」([[J-WAVE]])にて、「仮に日本のテレビ局が韓国から金銭を授受して韓流を頻繁に取り上げたり、K-POPの版権を保有して儲けるために韓流を流し続けているとしたら、影響力が強い公共の電波を使って一企業の私腹を肥やすことになりよくないことである」と、テレビ局の姿勢を批判。テレビについて「テレビは時代を映すものではなくなった。テレビは完全に終わった」と語った<ref>[http://www.j-cast.com/2011/07/31102979.html ふかわりょう高岡蒼甫に共感? 韓流偏重「テレビ終わったな」] - [[ジェイ・キャスト]]2011年7月31日、2011年8月1日閲覧</ref>。
 
** [[深水黎一郎]]は、今回の騒動は[[反韓流]]からではなく、フジテレビ自体に問題があることが起点であり、「韓流が嫌なら見なければいい、という論理は通用しない」と主張した。国から放送免許を受けたテレビ局が、フジや子会社のコンテンツを宣伝するため、公共の電波を利用しているようにも見える。これが事実だとすれば「違法であることは子供でも分かる」と主張している。これまで他のテレビ局でも「偏向放送」はあったが、「多くの視聴者が、それが洗脳レベルに達していると感じたから騒ぎになっている」と分析し、韓流を差別しているという意見に対しては、むしろ差別されているのは日本人であり、「フジは人種差別をやめろ」とデモで訴えたいくらいだ、と主張した<ref>[http://www.j-cast.com/2011/08/17104647.html?p=all 「韓流が嫌なら見るな」は間違っている 作家・深水黎一郎がフジ騒動を分析] [[ジェイ・キャスト]]2011年8月17日</ref>。
 
* 上記2011年(平成23年)7月の高岡発言をきっかけとして、[[東京]]・[[お台場]]のフジ本社([[FCGビル]])周辺で、フジの韓流ゴリ押し・偏向報道反対を主張する「[[フジテレビ抗議デモ]]」が発生した。同年[[8月7日]]に、主催者発表で2,500人、[[週刊新潮]]によると600人<ref>新潮社『週刊新潮』2011年9月8日号</ref>がデモ行進(この日は21日に向けたミーティングと称して行われた)し、[[8月21日]]には、13時過ぎから主催者発表で約6,000人から8,000人<ref>[http://iservice.libertytimes.com.tw/liveNews/news.php?no=532765&type=%E5%8D%B3%E6%99%82%E6%96%B0%E8%81%9E 反韓流示威 日民眾街頭抗議] [[自由時報]] 2011年8月21日</ref><ref name="ガジェット0821">[http://getnews.jp/archives/136849 8・21フジテレビ韓流ゴリ押し・偏向報道抗議8000人デモのまとめ]、[[ガジェット通信]]2011年8月21日</ref>、警察発表で3,500人<ref>[http://news.nicovideo.jp/watch/nw103152 2011年(平成23年)8月22日(月)ニコニコニュース]</ref>がデモ行進した。続いて同日15時過ぎからは市民団体の[[頑張れ日本!全国行動委員会]]が主催して同主張のデモと街宣活動を行い、主催者発表で約5,000人がデモ行進した<ref>[http://www.youtube.com/watch?v=G2gSlYH5uPk&feature=channel_video_title 【お台場デモ】8.21フジテレビ包囲、TV放送の正常化を求める運動 桜H23/8/22]</ref>。この2回のデモの合計人数は、警察集計で延べ5,300人<ref>朝日新聞 2011.9.1朝刊 37面</ref>。これらのデモには少なくとも[[日本放送協会|NHK]]、[[韓国放送公社|韓国KBS]]、[[SBS (韓国)|韓国SBS]]、[[文化放送 (韓国)|韓国MBC]]<ref>[http://imnews.imbc.com/replay/nwdesk/article/2910873_5780.html 도쿄 '반한류 시위' 1천명 운집‥"심상찮다"]、MBC.2011.8.21</ref>、[[講談社]]、ジェイキャスト、[[ニコニコニュース]]、[[ガジェット通信]]、ナックルズ・ザ・タブーが取材に訪れていたことが確認されている<ref name="ガジェット0821"/>。
 
* 2011年11月に[[片山さつき]]が[[総務委員会|参議院総務委員会]]で、フジテレビが過去に「[[竹島 (島根県)|独島]]キャンペーン」を行った[[キム・テヒ]]をドラマ『[[僕とスターの99日]]』の主演に起用したことを批判した<ref>[http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/179/0002/17911170002003c.html 参議院会議録情報 第179回国会 総務委員会 第3号 平成23年11月17日]</ref>。
 
* [[2012年]]2月に日本の一部のインターネットユーザーが、自社商品のCMに「独島キャンペーン」を行ったキム・テヒを起用した[[ロート製薬]]への大規模な抗議活動を予告すると、キムが来日して行われる予定だったCM発表記者会見が取り消された<ref>[http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/celebrity/546691/ キム・テヒ“竹島発言”でCM会見中止!批判の嵐]、ZAKZAK 2012年2月21日</ref>。
 
* 諸外国では韓国人女性の売春業などによる韓流の負の面も広がることで、[[反韓]]・反韓流を招くことともなっている<ref>[http://english.hani.co.kr/arti/english_edition/e_international/159475.html Uzbek sex clubs: dark side of ‘Korean wave’Korean-style brothels mushroom in Tashkent] [[ハンギョレ]] 2006-09-23</ref><ref>[http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=77026&servcode=400&sectcode=400 韓国人女性8000人、米国で‘遠征売春’] [[中央日報]] 2006-06-21</ref>。
 
* 2011年(平成23年)10月22日に紙面で公開された、[[朝日新聞]]のbeモニター(朝日新聞アスパラクラブ会員のうち1万7千人が登録)へのアンケート結果では、「韓流ドラマ見てますか」という問いに対し、「見ていない」が66%、「あまり見ていない」が10%、「時々」が13%、「よく見ている」が11%という結果が出た。また「Kポップは好きか」との問いに対しては、「聞いたことがない」が32%、「嫌い」が13%、「あまり好きではない」が32%、「まあまあ好き」が22%、「すごく好き」が1%となった。さらに「最近の韓国映画は好きか」との問いには、「見たことがない」が59%、「嫌い」が9%、「あまり好きではない」が17%、「まあまあ好き」が14%、「好き」が1%という結果となっている。
 
* [[ポニーキャニオン]]([[フジメディアホールディングス]]完全子会社)の公式twitterで、2012年(平成24年)7月26日に[[フジテレビ韓流α]]の視聴率に翳りが見え、不定期放送となっていると呟いた<ref>[http://twitter.com/ponycanyon_kdp/status/228482809176653825 【関東地区韓国ドラマFANの皆様へ】]</ref>。2010年(平成22年)は平均視聴率3.9%で元々低いものであったが、さらに低くなったと報告した。
 
 
 
=== 嫌韓 ===
 
{{seealso|嫌韓}}
 
2012年[[8月10日]]に[[李明博]][[大統領]]が現職[[大韓民国大統領]]として初めて[[竹島 (島根県)|竹島]]に上陸([[李明博竹島上陸]])し、同日に日韓対決となった[[ロンドンオリンピック (2012年) におけるサッカー競技・男子|ロンドン五輪サッカー競技]]の3位決定戦後の試合会場で朴鍾佑選手が手渡されて掲げたプラカードに「[[독도는 우리 땅]](独島はわれわれの領土)」と書かれていた事件が発生し<ref>fifa.com [http://www.fifa.com/aboutfifa/organisation/footballgovernance/news/newsid=1961664/] "it appears not to have been premeditated or intentional"</ref>た。続いて同月14日には李明博が[[李明博による天皇謝罪要求|天皇陛下に対し謝罪を要求]]し、竹島問題に関して[[国際司法裁判所]]に付託を求める日本から韓国への[[親書]]の受け取り拒否が明らかになると、日本国民の間に急速に反韓感情が高まることになった<ref>[http://megalodon.jp/2012-1224-1605-18/diamond.jp/articles/-/24415 竹島問題で日本経済が被る影響は本当に小さいか?盛り上がる「韓国制裁論」の是非を冷静に考える]、DIAMOND online 2012年9月7日</ref>。
 
 
 
この一連の騒動を受けて<ref>[http://megalodon.jp/2012-1227-2310-32/www.yomiuri.co.jp/otona/people/artiste/20120912-OYT8T00726.htm (36)竹島問題で韓流スターが消える?]、読売新聞 2012年9月14日</ref>、[[8月23日]]の[[予算委員会|衆議院予算委員会]]で[[浅尾慶一郎]]が「独島水泳横断キャンペーン」を行った[[ソン・イルグク]]の[[査証]]却下を提案すると、[[山口壮]][[外務副大臣]]はこれに同意する意見を表明し<ref>[http://megalodon.jp/2012-0918-1637-45/news.livedoor.com/article/detail/6888836/ 韓流スター“入国禁止案”の真相…民主豹変でさらなる拡大も]、ZAKZAK 2012年8月25日</ref>、[[BS日本|BS日テレ]]と[[BSジャパン]]は、ソンが主演する[[テレビドラマ]]の放送無期限延期を決定した<ref>[http://megalodon.jp/2012-0918-1647-24/www.yomiuri.co.jp/otona/people/artiste/20120912-OYT8T00726.htm?from=yoltop (36)竹島問題で韓流スターが消える?]、読売新聞 2012年9月14日</ref>。[[9月7日]]にはBS日テレの赤座弘一[[社長]]が「韓流ドラマが多すぎる」との批判が寄せられていることに触れ、韓国ドラマの放送を削減することを発表した<ref>[http://megalodon.jp/2012-0918-1845-46/www.sankeibiz.jp/econome/news/120918/ecc1209180800000-n3.htm 韓流うんざり…旅行キャンセル相次ぐ 竹島問題、ブーム下火で意識変化(3/3)]、Sankei Biz 2012年9月17日</ref>。また一連の騒動を受けて、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]、[[テレビ朝日]]、[[TBSテレビ|TBS]]は2012年の年末年始の番組編成から韓流関連を削減する方針であり、フジテレビも韓流コンテンツの露出を減らし始めており、韓流関連コンテンツへのBSと[[CS]]での接触率も激減しているという<ref>[http://megalodon.jp/2012-0918-1735-28/gendai.net/articles/view/geino/138538 竹島問題で韓ドラとK-POPが消える!?] 現代ネット 2012年9月5日</ref>。
 
 
 
さらにスポーツ新聞やテレビの[[ワイドショー]]で韓流コンテンツを取り上げる機会も激減し<ref>[http://megalodon.jp/2012-0918-1735-45/jpnews.kr/sub_read.html?uid=14615&section=sc53&section2=%EB%B3%B5%EB%A9%B4%EB%8D%B0%EC%8A%A4%ED%81%AC%EC%9D%98%20%E6%97%A5%20%EC%8A%A4%ED%8F%AC 日言論、韓流の報道を避ける傾向できた] JPNEWS 2012年9月7日</ref>、韓流ドラマの写真展やグッズ販売展、韓流芸能人を起用した広告キャンペーン、K-POP歌手のコンサートのテレビ放送、韓流俳優のテレビ出演、日本で開催される予定だったK-POP歌謡祭等が軒並み中止となった<ref name="natetorikeshi">[http://news.nate.com/view/20120906n00962 日 韓流取り消し中]、韓国日報 2012年9月6日</ref>。韓国への個人パック旅行にも影響が及び、関西発着の9月~10月予約分は前年同月比4割減<ref>[http://megalodon.jp/2012-0918-1653-43/www.sankeibiz.jp/econome/news/120918/ecc1209180800000-n1.htm 韓流うんざり…旅行キャンセル相次ぐ 竹島問題、ブーム下火で意識変化(1/3)] Sankei Biz 2012年9月17日</ref>となり、[[阪急交通社]]は韓国方面ツアー旅行の新聞広告を取りやめた<ref>[http://megalodon.jp/2012-0918-1654-22/www.sankeibiz.jp/econome/news/120918/ecc1209180800000-n2.htm 韓流うんざり…旅行キャンセル相次ぐ 竹島問題、ブーム下火で意識変化(2/3)] Sankei Biz 2012年9月17日</ref>。
 
 
 
2012年の年末に放送された「[[第63回NHK紅白歌合戦]]」等の各種音楽番組でも韓国人歌手の出場はなく、NHKは韓国人歌手が出場しない理由について「色んな調査を行っているが、(韓国人歌手の)それぞれの数値が昨年より下がった」と指摘し、韓流人気の衰えについて言及した。しかし、[[李明博の竹島上陸]]と韓国人歌手の不出場の関係性については「領土問題は影響しなかった」としている<ref>[http://www.j-cast.com/2012/11/26155325.html NHK「領土問題は影響しなかった」紅白「韓国ゼロ」の理由明かす] J-CASTニュース 2012年11月26日</ref>。一方、韓国のメディアは「日本年末3大歌謡祭、K−POP歌手全滅『韓流ボイコット』始まる」などと、韓国人歌手の不出場の理由は日本側の政治的背景によるボイコットであると報じた<ref>[http://news.livedoor.com/article/detail/7174889/ まさかの「韓流全滅」、紅白歌合戦で4組出場の予想外れる=韓国] サーチナ 2012年11月26日</ref>。
 
 
 
== アジアにおける韓流 ==
 
[[1990年代]]末期から、韓国のテレビドラマや映画がアジア各国へ輸出されているが、韓流商品の2012年の売上高はアジアが99%(うち日本が80%). でアジア(特に日本)に集中している. 後には、中国への輸出が増加し、日本での売上高は減少した。 <ref>本国薄利“韓流ブーム”に疑問 日本市場「一極依存体質」浮き彫り 産経新聞 2012.5.12 10:27[http://sankei.jp.msn.com/world/news/120512/kor12051210280005-n1.htm]</ref> 。また、韓国の芸能人は高い収益を目的に、韓国の国威掲揚や海外ファンとの交流なども兼ねてアジアに進出している<ref>朝鮮日報 2011/05/30 「少女時代に2PM、アイドルたちが海外進出するワケ…」</ref>。2011年11月、韓国の海外文化広報院は日本、中国、ベトナムなどアジアの8地域に84の韓流ファンクラブがあり、会員231万人が所属していると公表した<ref>聯合ニュース (2011/11/01 14:39 KST) 海外の韓流ファンクラブ 182団体に330万人 [http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2011/11/01/0200000000AJP20111101001200882.HTML]</ref>。新韓流の主役であるK-POPは、アジア諸国や北米・欧州でもファンが増え、第25回[[韓国ゴールデンディスク大賞]]では70万人のアジアのファンが投票に参加したと発表している<ref>JETOR報告書 8p [http://www.jetro.go.jp/jfile/report/07000622/korea_contents_promotion.pdf] 引用先の中央日報の記事[http://japanese.joins.com/article/650/135650.html]の内容 『司会のタク・ジェフンは、「70万人のアジアのファンがゴールデンディスク人気投票に参加した」と伝えた。』</ref>。
 
 
 
2011年に朝鮮日報は「韓国の男性アイドルはアジア地域の男性アイドルと比較すると、身長やルックスはのもちろん、ダンスの実力も韓国のアイドルの方がはるかにリードしている。その上、男性らしさという魅力まで兼ね備えているため、アジアの女性のハートをがっちりキャッチできる」と分析している<ref>朝鮮日報 2011/05/30 「少女時代に2PM、アイドルたちが海外進出するワケ…」</ref>。また同紙では、2010年のコラム中において「東アジアの純粋なファンを相手に金もうけすることばかりを考えている」「韓流スターは生意気で横柄すぎる」などアジア有識者の否定的意見を載せている<ref>朝鮮日報 2010年1月10日 【コラム】「韓流スターは生意気すぎ」</ref>。
 
 
 
=== 中国 ===
 
{{要出典範囲|『[[宮廷女官チャングムの誓い]]』(原題『大長今』)が2004年に[[台湾]]で、2005年に[[香港]]で放送され、[[広東省]]でも大人気となり、韓流ブームが再発した。香港や[[広州市|広州]]では韓国宮廷料理ツアーなども盛況であるという。2005年5月に香港を訪問した主演女優[[イ・ヨンエ]](李英愛)をひと目見ようと2万人の香港市民が押しかけた。2005年9月には、中国での全国放送が始まり、各メディアで盛んに宣伝されたために、大きな話題となった。一方で、中国のテレビドラマ制作関係者の間からは、安価な韓国ドラマに依存する各テレビ局の姿勢への批判が噴出し、宮廷女官チャングムの誓いについても、過大評価されているとの声が上がった。|date=2014年3月}}
 
 
 
中国では、2006年に入って自国ドラマ保護の観点から、韓国ドラマを規制する動きが表面化している。2006年10月27日付の朝鮮日報によると、KBSの放送映像物の輸出は前年比67%減となった[http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/10/27/20061027000027.html]。しかし、学歴や所得水準が低い中国人に韓流ドラマの人気は高く、その理由をソウル大学メディア情報学科のカン・ミョング教授は「韓国ドラマはロジックに乏しく、視聴時に脳を動かす必要がないことが低収入・低学歴の層に受け入れられている」と分析している<ref>朝鮮日報  2014/03/20 10:26「韓国ドラマ好きは低学歴」論文に中国ファン抗議広告[http://ekr.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/03/20/2014032001278.html]</ref>。また、韓国の化粧品ブランド「[[ラネージュ]]」は韓流女優を前面に出した広告宣伝を積極的に行い、低価格コスメのシェアを急速に広げている<ref>ロイター通信 2013年 08月 10日 13:23 JSTアングル:化粧品でも「韓流」人気、急成長の中国市場で躍進する秘密 2013年 08月 10日 13:23 JST</ref>。
 
 
 
また、一部の歴史ドラマ(「[[朱蒙 (テレビドラマ)|朱蒙]]」(2006年MBC)「[[太王四神記]]」(2007年MBC)「[[風の国]]」(2008年KBS2)「[[淵蓋蘇文 (テレビドラマ)|淵蓋蘇文]]」(2006年SBS)「[[大祚榮 (テレビドラマ)|大祚榮]]」(2006年KBS)など)は中国政府による[[高句麗]]・[[渤海 (国)|渤海]]への歴史認識([[東北工程]])に反するので、中国では[[放送禁止]]となっていた。
 
 
 
2016年7月の[[THAADミサイル]]の韓国配置に反発する措置として、中国で韓流スターの露出を制限する「[[限韓令]]」が出ていた。同年8月以降、テレビで韓流スターにモザイクがかけられたり、中国で映画を撮影する予定だった韓国人監督にビザがおりなかったりすることがあった。同年11月には韓国団体の中国での演出禁止、新規韓国芸能企画会社に対する投資禁止、1万人以上を動員する韓国アイドルの公演禁止、韓国ドラマ・芸能協力プロジェクトの締結禁止、韓国芸能人が出演するドラマの中国内での放送禁止などの追加措置が発動した。韓国企業・ブランド・広告モデルなど、韓国を表すあらゆる要素についても放送を禁止する条項も含まれていたという<ref>{{cite news |url=http://www.asahi.com/articles/ASJCQ6D51JCQUHBI02Z.html |title=中国メディアに「限韓令」? 韓流スターにモザイクも |publisher=朝日新聞 |date=2016-11-23}}</ref><ref>{{cite news |url=http://japanese.joins.com/article/752/222752.html |title=中国、「限韓令」を全面適用…チョン・ジヒョンのドラマ、ソン・ジュンギ広告も「禁止」(1) |publisher=中央日報日本語版 |date=2016-11-21}}</ref>。ただ、口頭で指示されることが多く、裏付けが難しかった<ref>{{cite news |url=http://www.sankei.com/world/news/161207/wor1612070033-n1.html|title=中国、THAAD報復でロッテ狙い撃ちか 「禁韓令」で韓流スター締め出しも|publisher=産経ニュース|date=2016-12-07}}</ref>。
 
 
 
=== 東南アジア ===
 
[[東南アジア]]では、韓国の東南アジアへの経済的な進出を背景に、[[タイ王国|タイ]]、[[フィリピン]]、[[ベトナム]]で、韓国ドラマがしばしば放送され、日本よりも人気を得ている<ref>博報堂 Global HABIT 調査 アジア10都市における日・韓・欧米コンテンツ受容性比較 [http://www.hakuhodo.co.jp/uploads/2011/07/20110705.pdf]</ref>。
 
 
 
=== 北朝鮮 ===
 
[[北朝鮮]]においても、住民の間で密かに韓国ドラマ・歌謡曲の視聴が行われているという。本来北朝鮮では韓国の映像・音楽などの韓国の文化物を無断で視聴したり歌ったりする事、更には韓国製品の売買なども当局に発覚すれば処罰される対象であるが、住民たちの間では当局に見つからないようにDVDやメモリーカードなどの媒体でやり取りされているという。処罰され刑事罰が下されたり、[[収容所]]へ送られるケースもあると言う。[[脱北者]]の証言ではこうした地下で取引される韓国文化物で韓国の実情を知り、北朝鮮社会より裕福な韓国社会の姿を知り羨ましいと思っている者も多いという。
 
 
 
== 欧米における韓流 ==
 
韓流が日本で流行すると、日本でブームになった大衆文化として韓流の付加価値が生じて韓流への注目が高まり、欧米への普及が進んだ。<ref>{{Cite journal|author=呉承鎬(オ・スンホ)|year=2015年6月30日|title=世界韓流学会理事が語る「韓流」から「嫌韓」へ 日本から世界に広がった「韓流ブーム」の今|journal=日経ビジネス|volume=|page=}}</ref>
 
 
 
=== アメリカ ===
 
[[2000年]]代の中期、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]にも多数の韓国テレビドラマが進出したが、アメリカ芸能雑誌「[[ハリウッド・レポート]]」と「[[ビルボード]]」の記者である[[マーク・ラッセル]]は、韓流などというものは存在せず、「死んだと表現さえできない、最初から生きていた時もない虚像だ」と述べ、“韓流”を[[ゾンビ・ウェーブ]]<ref>[http://www.segye.com/Articles/Spn/Entertainments/Article.asp?aid=20070722000076&ctg1=01&ctg2=&subctg1=01&subctg2=&cid=0101060100000&dataid=200707221503000063 世界日報(韓国語)“韓流は最初からなかった]</ref>と名付けた。しかしながら、[[ジェイン・ケーガン]]UCLA社会教育院大衆文化・芸術研究所長は韓国・[[中央日報]]のインタビューで「韓流が世界の文化の中心になってきている」と述べている<ref>「韓流、世界の文化の中心に」
 
2006年06月29日11時31分 中央日報/中央日報日本語版 [http://japanese.joins.com/article/287/77287.html]</ref>。2009年に韓国の韓国の大手芸能事務所[[JYPエンターテインメント]]が米国に現地法人を作るが、赤字が続いたため、2012年に撤退に至った<ref>統合ニュース JYPエンターテインメント、米法人撤退へ  2013/03/23[http://www.krnews.jp/sub_read.html?uid=4125&section=sc10]</ref>。韓国ではK-POPの米国進出を[[ブリティッシュ・インヴェイジョン]]の再来として[[K-POPインベージョン]]と報じている<ref>K-POP:「韓国のレディー・ガガ」が必要 朝鮮日報 2012/06/17 09:55</ref>。
 
 
 
2009年7月、[[ワンダーガールズ]]の動画が、[[YouTube]]のミュージシャンチャンネル部門で、アクセス数1位 <ref>ワンダーガールズの動画、海外有名歌手抑えて、再生回数がYouTube1位 2009年07月17日09時03分 [http://japanese.joins.com/article/034/118034.html]</ref>を記録したことを契機に、Youtubeのアクセス数の記録が、韓流の動画によって次々と更新されていった。
 
 
 
=== フランス ===
 
2009年の中央日報記事ではフランスのアンケート調査機関(IPSOS)がフランス人向けに行った調査によれば、41%のフランス人が「韓国がどのような国か分からない」と回答していたが<ref>中央日報 &#x3C;取材日記&#x3E;フランス人の41%「韓国がどのような国か分からない」2009年01月12日09時57分 [http://japanese.joins.com/article/884/109884.html]</ref>、2011年の中央日報の論説では「フランスでも韓流に対する関心が高いという話だ」([[安哲秀]]研究所代表理事 キム・ホンソン)と紹介している<ref>中央日報 2011年05月23日10時59分 少女時代にKARAにチャングム…「ありがとう、韓流」[http://japanese.joins.com/article/144/140144.html]</ref>。朝鮮日報によれば、2011年にフランスの公共放送[[フランス2]]が「韓国、秘められた底力」というドキュメンタリー番組を放送し、K-POPアイドルたちの活動など韓流ブームを紹介したという<ref name="chousen">朝鮮日報 2011/05/03 「K-POP:欧州でもブームの兆し「公演延長」求めるデモも」</ref>。東亜日報は2012年に韓国観光公社がフランスに居住する韓流ファン3775人に行った調査から、フランスの韓流ファンは10万人以上と推測している<ref>仏韓流ファンの93%「韓国へ行ってみたい」 東亜日報 2012/04/04 [http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2012040409138]</ref>。2011年6月10日に[[SMエンターテインメント]]がパリ初公演を行ったことから、6月10日を全世界に向けて「K-POPインベージョン(侵略)」の幕開けを宣言した歴史的な日として記念している<ref>2012/6/17 朝鮮日報 K-POP:歴史を塗り替えた「2011年6月10日」 </ref>。
 
 
 
2011年の中央日報は最近ではフランスでも韓流に対する関心が高いとし、仏ボルドー大言論情報学科のホン・ソクキョン教授は「日本の漫画をドラマにした韓国ドラマを楽しみ、K-POPに進化した」と診断していると伝えた<ref>中央日報 2011年05月23日10時59分 少女時代にKARAにチャングム…「ありがとう、韓流」 [http://japanese.joins.com/article/144/140144.html] </ref>。日本文化をヨーロッパに紹介するジャパンエキスポでは、日本のJ-CASTによれば2004年ごろから韓流コンテンツが登場しており、日本の経済産業省の関係者は「韓国はとうとうここまで来たのか」と語ったという<ref>「ジャパンエキスポ」にも韓流…日本人から不満の声も [http://japanese.joins.com/article/685/141685.html]</ref>(日本政府の立場はフランスの民間で行われているイベントなので介入は行わないという姿勢<ref>日本のアニメ、マンガ文化が危ない 「ジャパン・エキスポ」で韓国ゴリ押し販促 [http://www.j-cast.com/2011/11/18113676.html]</ref>)。韓国コンテンツ振興院の関係者は「ジャパンエキスポに用意した展示館では韓国漫画関連コンテンツ情報だけ展示した」「タイトルがジャパンエキスポになっているが、この行事は漫画、アニメーションコンテンツを主に紹介する展示会」としてK-POPなどを紹介したというのは事実無根と語ったという<ref>[[東亜日報]] 2011-07-11 14:45:43[http://news.donga.com/3/all/20110711/38713777/1] "야마다가 방송에서 주장한 내용에 대해 한국콘텐츠진흥원 관계자는 "재팬엑스포에 마련한 전시관에선 한국 만화 관련 컨텐츠 정보만 전시했다"며 "한류 드라마, K-POP을 소개했다는 주장은 사실무근"이라고 반박했다. 이 관계자는 "타이틀이 재팬엑스포로 돼 있지만 이 행사는 만화, 애니메이션 컨텐츠를 주로 소개하는 전시회"라며 "일본 측에서 사실을 왜곡하고 과장한 것"이라고 덧붙였다."</ref>。また、2011年中央日報では「日本文化とともに(韓国文化に対する)人気が少しずつ高まっていたが、今は日本マニアが下落し、ついに韓国文化に関心を抱く非常に良い時になった」とのフランス出身の放送関係者の話を報じている<ref>中央日報「フランス、日本マニア減って韓流が浮上」2011年06月14日11時55分 [http://japanese.joins.com/article/794/140794.html]</ref>。
 
 
 
フランスにはパリを拠点とするフランスの韓国大衆文化同好会「KOREA CONNECTION」がある<ref>中央日報 2011年06月10日08時40分 K-POPアイドルがパリ入城…ドゴール空港に響く韓国の歌[http://japanese.joins.com/article/667/140667.html]</ref>。この団体はパリを拠点に剣道や忍術などを韓国文化として紹介するイベントを開催したり<ref>朝鮮日報 2011/05/09「フランス・パリ17区のエスパス・シャンペレ見本市会場で韓国文化イベント」パリ=金洪秀(キム・ホンス)特派員</ref>、2011年6月に開催されたSMエンターテインメントのパリ公演では、シャルル・ドゴール空港の入国ロビーに集まった1000人余りのうちの大部分を占めたり<ref>中央日報 2011年06月10日08時40分 K-POPアイドルがパリ入城…ドゴール空港に響く韓国の歌[http://japanese.joins.com/article/667/140667.html]</ref>、K-POPコンサートの追加公演を求めてパリ市内でデモ活動などをしている<ref>朝鮮日報 2011/05/03 「K-POP:欧州でもブームの兆し「公演延長」求めるデモも」</ref><ref>中央日報 2011年05月02日 パリ都心でK-POPファン300人が公演追加を要求 [http://japanese.joins.com/article/659/139659.html]</ref>。(2012年は「韓国の漫画」をフランスに普及させることをテーマに活動している。<ref>K-POP부터 만화까지!…식지 않는 프랑스 한류 (K-POPからアニメまで!...冷めていないフランスの韓流)[http://www.ytn.co.kr/_mn/0104_201205131617497073]</ref>)
 
 
 
フランスで2012年2月8日に開催されたK-POPフェスティバル「ミュージックバンク in パリ」は、1万人<ref>[http://www.zaikei.co.jp/article/20120210/95005.html 少女時代 スヨン、1万人のファンから「ハッピーバースデー!」] 財経新聞 2012-02-10</ref>の韓流ファンが集まったと報道されたが、現地の報道は「まばらな観客にもかかわらず、少年少女たちが歌とダンスを熱心に披露した」と紹介している<ref>[http://www.popheart.fr/music-bank-k-pop-festival-on-y-etait-7447.html]</ref>(リンク切れ)。
 
 
 
朝鮮日報は、歌唱力・メロディ・ダンス・歌手の容姿などにおいて、K-POPはフランスのポピュラー音楽とは次元が違う高さにあるとフランスで絶賛されていると解説した<ref>朝鮮日報 2011/05/03 「K-POP:欧州でもブームの兆し「公演延長」求めるデモも」</ref><ref>朝鮮日報 2011/04/21 「フランスでも韓流ブーム、K-POP同好会200人以上のメンバーのうち約50人が来韓」</ref>。2011年にはKーPOPの振り付けを意味する「chore de coree」という造語が生まれていると報じられた<ref>中央日報 "勢い止まぬ韓流ブーム、仏で「コレドゥコレ」なる新造語も登場" 2011年06月20日11時56分
 
[http://japanese.joins.com/article/958/140958.html]</ref>。フランスの[[:en:Guy Sorman|ギ・ソルマン]]教授は、韓流は韓国独特の要素がなく、世界的によく似た大衆音楽を韓国のアイドルグループが歌っているため多くの国に受け入れられている。そのため、突然、中国などの波に入れ替わる可能性がある」と指摘している<ref>中央日報 2012年04月23日14時35分 K-POP、韓国特有の文化でない…大衆文化の国際化</ref>。韓国観光公社のイ・チャム社長は「K-POPのリズムとイメージがグローバルトレンドに合ったため西洋人が好むのであり、韓国的ということで好んでいるわけではない。」と分析している<ref>中央日報「韓流はITを通じて文化が広まった最初の例」2012年04月23日17時55分</ref>。
 
 
 
=== イギリス ===
 
朝鮮日報によれば、ロンドンで2011年2月25日に「ロンドンK-POPの夜」という公演が開かれ、約700人が集まった。会場入り口には200メートルの行列もできたという。同紙によればイギリスBBCは4月26日、「韓流はアジアを超え、欧米にも現れ始めている。韓国という国家ブランドは「財閥企業」から「K-POP」を主軸とする韓流に移ろうとしている」と報じたという<ref name="chousen"/>。2011年6月、[[アビーロード・スタジオ]]で行われた[[SHINee]]ライブ公演には[[太極旗|韓国の国旗]]を持った現地のファンが800人集まった<ref>中央日報日本語版 "SHINee、ビートルズの聖地を‘K-POP’の合唱で染める"
 
2011年06月20日11時11分 [http://japanese.joins.com/article/954/140954.html]</ref>。2011年12月7日、ロンドンで [[4Minute]]、[[BEAST (音楽グループ)|BEAST]]、[[G.Na]]がコンサートを開催した。中央日報によれば、ヒースロー空港に400人のファンが詰めかけ、コンサートでは3,500人のファンが熱狂したという<ref>中央日報 「4minute・BEASTらロンドンを熱狂させる」 2011年12月07日11時22分 </ref><ref>中央日報 「BEAST・4minute・G. NA、ロンドンで人気沸騰」2011年12月05日15時03分</ref>。
 
 
 
=== スペイン ===
 
スペインのバルセロナで2011年10月29日に開催された日本文化の祭典「[[:ES:Salón del Manga de Barcelona|Salón del Manga de Barcelona]]」で行われた[[ジャスティン・ビーバー]]のコンサートで前座に[[JYJ]]が参加し<ref>Pop coreano y dobles de Justin Bieber en la primera jornada del Salón del Manga [http://es.noticias.yahoo.com/pop-coreano-dobles-justin-bieber-jornada-sal%C3%B3n-manga-173525723.html]</ref>、「JYJが韓国アーティストでは初めてとなるスペイン単独コンサートをプエブロ・エスパニョール広場で開催して3000人の会場を魅了した。観客は公演開始前からJYJコールを連呼。会場には現地の韓国人はほとんどおらず、欧州におけるK-POPブームを再確認した。」と報じられた<ref>JYJがスペイン公演 欧州ファン3千人を魅了[http://www.asahi.com/showbiz/korea/AUT201110300044.html]</ref>。
 
 
 
=== ドイツ ===
 
2014年9月、[[デュッセルドルフ]]で大規模なKポップコンサートを予定していたが、チケット販売枚数が、利益が出る最低枚数とされる6000枚に大きく及ばない4000枚にとどまったことから、主催側が公演を突如中止した<ref>KBS ドイツで大規模なKポップ公演が取り消し 
 
2014-08-28 14:39:24[http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_Cu_detail.htm?No=51654&id=Cu]</ref>。
 
 
 
== 中東・中南米その他における韓流 ==
 
中東アラブ圏では、2007年ごろから韓国ドラマの放送が増えた。『悲しき恋歌』は数か国で放送され、イラクでは1月に放送されたものが5月に再放送されたり、視聴率が70%を超えたり、その人気が赤ちゃんの命名にも影響するなど大きな反響を呼んだという。イランでは2007年に『宮廷女官チャングムの誓い』が放送され86%の高視聴率を記録した。中南米では、2008年に韓国ドラマの参入が始まり、メキシコでは『私の名前はキム・サムスン』が視聴率ランキング2位になった<ref name="jetro"/>。コロンビアで2012年に放送された『K-POPリアリティー』は視聴率が3-5%を記録し、爆発な人気であると韓国で報道された<ref>朝鮮日報日本語版 2012/05/14 11:02 [http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/05/14/2012051400981.html]</ref>が、スペイン語・ポルトガル語の吹き替え予算がなかったため、字幕を入れるより母国語吹き替えのドラマを好む南米の視聴者のニーズに応えられずに不振が続いている<ref>朝鮮日報 2012/6/3 「中南米進出に頭抱える韓流ドラマ」</ref>。
 
 
 
== 韓国政府の国策としての韓流 ==
 
1990年代後半の[[アジア通貨危機]]以来、自国市場規模の小さい韓国は輸出産業に活路を求め、国を挙げて力を入れてきた。<!-- 韓国の2008年度の文化振興予算は1169億で、日本の1018億円より多く、国家予算比では日本の7倍であり、韓国政府はコンテンツ産業の振興と海外への輸出に極めて積極的である。-->[[2009年]]には、[[大韓民国大統領]]直属の[[大韓民国国家ブランド委員会]]が設置され、韓国の官民(政府系民間組織含む)挙げて国家ブランド価値向上のための対外文化広報を行っている。主に、伝統文化や[[ハイカルチャー]]分野を韓国文化院が担い、[[大衆文化]]や民間企業のコンテンツ産業については[[韓国コンテンツ振興院|韓国コンテンツ振興院(KOCCA)]]が担っている。また、韓国政府が後援する民間団体の[[VANK]]なども、積極的な宣伝活動を行っている。
 
 
 
2009年に設立された韓国コンテンツ振興院は、国家戦略として[[映画]]・放送映像(韓流[[テレビドラマ]])・[[K-POP]]・[[テレビゲーム|ゲーム]]・[[アニメ]]・[[マンファ]]・[[キャラクター]]などのコンテンツ産業の振興を図り、コンテンツ制作と輸出と宣伝に多額の国費を投入して、強力に後援している。2010年10月29日には、[[東京国際フォーラム]]ホールAで新しい韓国アーティストを紹介するK-POPショーケースが全席無料招待で開催され<ref>[http://www.koreanculture.jp/event_contents.php?sendEI_NO=2791%20&%20sendHITs=1138%20&%20sendPAGE=%20&%20sendBLOC K-POP Night in Japan 2010](韓国文化院)</ref>、2011年には、「欧州など海外で『新韓流ブーム』を巻き起こしている」とされているK-POPの今後のインフラ拡充や、韓流スター育成に向けたK-POPアカデミー(仮称)支援事業、2015年までの4年間で1兆ウォンの予算を投資するグローバルファンドを通じて韓流コンテンツ制作などを推進する予定であることなどが発表された<ref>[http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2011/06/22/0200000000AJP20110622003100882.HTML [芸能]K-POPの競争力強化支援へ、韓国政府] 統一日報 2011年6月22日</ref>。韓流コンテンツを制作する人材を育成する機関は「K-Artsアカデミー」と命名され2012年4月から運営が開始される。
 
 
 
また[[フランス]]で開催された[[Japan Expo]]や[[スペイン]]で開催された[[:ES:Salón del Manga de Barcelona|Salón del Manga de Barcelona]]<ref>Pop coreano y dobles de Justin Bieber en la primera jornada del Salón del Manga(サロンデルマンガの初日に韓国ポップとジャスティンビーバーダブル)[http://es.noticias.yahoo.com/pop-coreano-dobles-justin-bieber-jornada-sal%C3%B3n-manga-173525723.html]</ref>などの国際イベントでも、韓国コンテンツ振興院がブースを出展してK-POPや韓国漫画(マンファ)などの韓国文化の紹介を積極的に行っている(''詳細は「[[Japan_Expo#韓国]]」を参照'')。
 
 
 
コンテンツ制作企業に制作費の10%の輸出実績があれば、韓国政府が金融機関に貸し出し保証書を発行し、これにより韓国のコンテンツ制作企業は金融機関から積極的に融資を受けることができるようになっている。コンテンツ制作企業から輸出先企業に補助金が支払われることもあり、韓国ドラマの放映権を購入した台湾のある企業は、買い付け金額以上の補助金がもらえたときもあったという<ref>日本経済新聞 2010年11月29日</ref>。韓国の積極的なコンテンツ輸出政策と(近年は高騰傾向にあるものの)買い付け費用が安くすむことで、[[東アジア]]や[[東南アジア]]でドラマ・映画・音楽などの韓流コンテンツが広く受け入れられるようになっている。
 
 
 
このように国を挙げたグローバルな拡販政策を展開してきたことで、韓流コンテンツの輸出額は2007年 - 2010年には1億8900万ドルから3億1300万ドルと成長した。その一方で特定市場、特に日本への一極依存体質や収益構造の問題も指摘されており、欧米でもライブを行うK-POPは、アジアでの売上げが全体の99%を占め、日本が80.8%と突出している。利益配分も「KARA」の日本での収益を例に試算すると、84%は日本側流通業者、8%が日本側プロモーターに渡り、KARA所属芸能事務所の手元に残るのは8%に過ぎない。このように日本がライセンス契約によってほとんどの利益を得ており、日本市場への「対日偏重」と「収益不均衡」のジレンマについて、韓国側でもコンテンツビジネス上の問題点と認識され、韓流ビジネスに対する疑問の声もある<ref name=sankei/>。
 
 
 
===日本のコンテンツビジネスへの影響===
 
韓流への対抗として、日本の財界もコンテンツビジネスの海外展開をはかっているが、結果は芳しくない<ref>{{PDFlink|[http://www.soumu.go.jp/main_content/000188784.pdf 放送コンテンツ流通の促進に向けて]}} p.8</ref>。
 
音楽業界を例にとると、海外展開そのものが低調であり、内容自体も工夫がない<ref name="sss1">{{PDFlink|[http://www.bunka.go.jp/chosakuken/pdf/kaigai_sokushin_hokokusho.pdf 日本のコンテンツの海外展開促進に関する基礎調査報告書]}} p.10</ref>。
 
文化庁の調査結果から、業界全体が世界第2位の国内セル市場に安穏として、厳しい国際市場に乗り込む意思がないことがわかる。
 
<ref name="sss2">{{PDFlink|[http://www.bunka.go.jp/chosakuken/pdf/kaigai_sokushin_hokokusho.pdf 日本のコンテンツの海外展開促進に関する基礎調査報告書]}} p.64</ref>また国際展示会などのアピールにおいても、低調ぶりが伝えられている<ref>http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/tv/watch/20121029-OYT8T00355.htm</ref>。
 
 
 
[[読売新聞]]は2012年12月4日夕刊のコラムにおいて、韓流は[[東南アジア]]で安く買い叩かれても、文化的アピールを拡大する国策として支援しているので、[[コンテンツ]]の供給ができるが、
 
同様に買い叩かれる日本のコンテンツでは、国の支援が薄くとても勝負できないとして、日本政府は「腹をくくるべき」だと論じた。また、[[日本民間放送連盟]]も、2012年11月6日の定例会見において「日本の製品や文化、暮らしぶりといったものに対して、海外の方々に憧れを抱いていただけるよう日本の放送コンテンツを海外に発信することは、最終的に日本のためになる」と文化的アピールとしての観点から、日本政府の支援を求めている<ref>[http://www.j-ba.or.jp/index.php?cmd=read&page=%B2%F1%C4%B9%B2%F1%B8%AB%2F2012-11-16-%B0%E6%BE%E5%B2%F1%C4%B9%B2%F1%B8%AB#content_1_2 コンテンツの海外展開に関する取り組みについて]</ref>。
 
 
 
== 韓流に関する韓国の地方自治体の動き ==
 
=== 韓流テーマパーク===
 
2004年に韓流の影響を受けて旅行者が増えていることに着目した孫鶴圭[[京畿道]]知事が、[[2008年]]までに韓流テーマパークを[[ソウル特別市|ソウル]]近郊の[[高陽市]]に建設すると表明した。米国の[[ハリウッド]]にあやかって「[[韓流ウッド|ハルリュ(韓流)ウッド]]」と命名し、総額2兆ウォン(約2,000億円)を投じて映画撮影場や映画館、公演ホール、博物館、ショッピング施設、ホテルを建設するとされていた。2009年に「韓流ワールド」に名称が変更され2012年に完成予定とされたが、2012年10月時点で事業は中断中である。また2012年には[[仁川国際空港]]のそばに韓流博物館の建設が計画されている<ref>中央日報 2012年04月13日16時08分 仁川国際空港のある永宗島、韓流博物館建設を推進 [http://japanese.joins.com/article/413/150413.html]</ref>。
 
 
 
== 韓流関連データ ==
 
<table class="wikitable" style="margin:0.5em auto">
 
<caption>日本→アジア地域への渡航者数(2000年-2010年)<ref name="mark"/>※赤背景は前年減</caption>
 
<tr>
 
<td>地域</td>
 
<td>2000年</td>
 
<td>2001年</td>
 
<td>2002年</td>
 
<td>2003年</td>
 
<td>2004年</td>
 
<td>2005年</td>
 
<td>2006年</td>
 
<td>2007年</td>
 
<td>2008年</td>
 
<td>2009年</td>
 
<td>2010年</td>
 
</tr>
 
<tr>
 
<td>韓国</td>
 
<td>2,472,054</td>
 
<td style="background:#ff8080">2,377,321</td>
 
<td style="background:#ff8080">2,320,820</td>
 
<td style="background:#ff8080">1,802,163</td>
 
<td>2,443,070</td>
 
<td style="background:#ff8080">2,439,809</td>
 
<td style="background:#ff8080">2,338,921</td>
 
<td style="background:#ff8080">2,235,963</td>
 
<td>2,378,102</td>
 
<td>3,053,311</td>
 
<td style="background:#ff8080">3,023,009</td>
 
</tr>
 
<tr>
 
<td>中国</td>
 
<td>2,201,528</td>
 
<td>2,384,500</td>
 
<td>2,925,500</td>
 
<td style="background:#ff8080">2,251,266</td>
 
<td>3,334,251</td>
 
<td>3,389,976</td>
 
<td>3,748,882</td>
 
<td>3,977,479</td>
 
<td style="background:#ff8080">3,446,117</td>
 
<td style="background:#ff8080">3,317,400</td>
 
<td>3,731,100</td>
 
</tr>
 
<tr>
 
<td>台湾</td>
 
<td>916,301</td>
 
<td>971,190</td>
 
<td>996,834</td>
 
<td style="background:#ff8080">657,053</td>
 
<td>887,311</td>
 
<td>1,124,394</td>
 
<td>1,161,489</td>
 
<td>1,166,193</td>
 
<td style="background:#ff8080">1,086,691</td>
 
<td style="background:#ff8080">1,000,661</td>
 
<td>1,080,153</td>
 
</tr>
 
<tr>
 
<td>香港</td>
 
<td>1,382,417</td>
 
<td style="background:#ff8080">1,336,538</td>
 
<td>1,395,020</td>
 
<td style="background:#ff8080">867,160</td>
 
<td>1,126,250</td>
 
<td>1,210,848</td>
 
<td>1,311,111</td>
 
<td>1,324,336</td>
 
<td>1,324,797</td>
 
<td style="background:#ff8080">1,204,490</td>
 
<td>1,316,618</td>
 
</tr>
 
<tr>
 
<td>タイ</td>
 
<td>1,202,164</td>
 
<td style="background:#ff8080">1,177,599</td>
 
<td>1,239,421</td>
 
<td style="background:#ff8080">1,042,349</td>
 
<td>1,212,213</td>
 
<td style="background:#ff8080">1,196,654</td>
 
<td>1,311,987</td>
 
<td style="background:#ff8080">1,277,638</td>
 
<td style="background:#ff8080">1,153,868</td>
 
<td style="background:#ff8080">1,004,438</td>
 
<td style="background:#ff8080">993,674</td>
 
</tr>
 
<tr>
 
<td>マレーシア</td>
 
<td>455,981</td>
 
<td style="background:#ff8080">397,639</td>
 
<td style="background:#ff8080">354,563</td>
 
<td style="background:#ff8080">213,527</td>
 
<td>301,429</td>
 
<td>340,027</td>
 
<td>354,213</td>
 
<td>367,567</td>
 
<td>433,462</td>
 
<td style="background:#ff8080">395,746</td>
 
<td>415,881</td>
 
</tr>
 
<tr>
 
<td>シンガポール</td>
 
<td>929,670</td>
 
<td style="background:#ff8080">755,766</td>
 
<td style="background:#ff8080">723,420</td>
 
<td style="background:#ff8080">434,064</td>
 
<td>598,821</td>
 
<td style="background:#ff8080">588,535</td>
 
<td>594,404</td>
 
<td>594,511</td>
 
<td style="background:#ff8080">571,020</td>
 
<td style="background:#ff8080">489,940</td>
 
<td>528,817</td>
 
</tr>
 
<tr>
 
<td>フィリピン</td>
 
<td>390,517</td>
 
<td style="background:#ff8080">343,840</td>
 
<td style="background:#ff8080">341,867</td>
 
<td style="background:#ff8080">322,896</td>
 
<td>382,307</td>
 
<td>415,456</td>
 
<td>421,808</td>
 
<td style="background:#ff8080">395,012</td>
 
<td style="background:#ff8080">359,306</td>
 
<td style="background:#ff8080">324,980</td>
 
<td>358,744</td>
 
</tr>
 
<tr>
 
<td>バリ島</td>
 
<td>362,270</td>
 
<td>1,356,774</td>
 
<td style="background:#ff8080">301,380</td>
 
<td style="background:#ff8080">185,751</td>
 
<td>326,397</td>
 
<td style="background:#ff8080">310,139</td>
 
<td style="background:#ff8080">255,767</td>
 
<td>351,604</td>
 
<td>354,817</td>
 
<td style="background:#ff8080">319,473</td>
 
<td style="background:#ff8080">246,350</td>
 
</tr>
 
</table>
 
<table class="wikitable" style="margin:0.5em auto">
 
<caption>日本→アジア地域への渡航者数(2011年-2016年)<ref name="mark"/>※赤背景は前年減</caption>
 
<tr>
 
<td>地域</td>
 
<td>2011年</td>
 
<td>2012年</td>
 
<td>2013年</td>
 
<td>2014年</td>
 
<td>2015年</td>
 
<td>2016年</td>
 
</tr>
 
<tr>
 
<td>韓国</td>
 
<td>3,289,051</td>
 
<td>3,518,792</td>
 
<td style="background:#ff8080">2,747,750</td>
 
<td style="background:#ff8080">2,280,434</td>
 
<td style="background:#ff8080">1,837,782</td>
 
<td>2,297,893</td>
 
</tr>
 
<tr>
 
<td>中国</td>
 
<td style="background:#ff8080">3,658,300</td>
 
<td style="background:#ff8080">3,518,200</td>
 
<td style="background:#ff8080">2,877,500</td>
 
<td style="background:#ff8080">2,717,700</td>
 
<td style="background:#ff8080">2,497,700</td>
 
<td></td>
 
</tr>
 
<tr>
 
<td>台湾</td>
 
<td>1,294,758</td>
 
<td>1,432,315</td>
 
<td style="background:#ff8080">1,421,550</td>
 
<td>1,634,790</td>
 
<td style="background:#ff8080">1,627,229</td>
 
<td>1,891,655</td>
 
</tr>
 
<tr>
 
<td>香港</td>
 
<td style="background:#ff8080">1,283,687</td>
 
<td style="background:#ff8080">1,254,602</td>
 
<td style="background:#ff8080">1.057,033</td>
 
<td>1,078,766</td>
 
<td style="background:#ff8080">1,049,272</td>
 
<td>1,092,329</td>
 
</tr>
 
<tr>
 
<td>タイ</td>
 
<td>1,127,893</td>
 
<td>1,373,716</td>
 
<td>1536425</td>
 
<td style="background:#ff8080">1,267,886</td>
 
<td>1,381,716</td>
 
<td>1,439,629</td>
 
</tr>
 
<tr>
 
<td>マレーシア</td>
 
<td style="background:#ff8080">386,974</td>
 
<td>470,008</td>
 
<td>513,076</td>
 
<td>553,106</td>
 
<td style="background:#ff8080">483,569</td>
 
<td></td>
 
</tr>
 
<tr>
 
<td>シンガポール</td>
 
<td>656,406</td>
 
<td>757,116</td>
 
<td>832834</td>
 
<td style="background:#ff8080">824,741</td>
 
<td style="background:#ff8080">789,179</td>
 
<td style="background:#ff8080">783,721</td>
 
</tr>
 
<tr>
 
<td>フィリピン</td>
 
<td>375,496</td>
 
<td>412,474</td>
 
<td>433,705</td>
 
<td>463,744</td>
 
<td>495,662</td>
 
<td>535,238</td>
 
</tr>
 
<tr>
 
<td>バリ島</td>
 
<td style="background:#ff8080">182,908</td>
 
<td>189,821</td>
 
<td>207,829</td>
 
<td>218,888</td>
 
<td>226,699</td>
 
<td>233,387</td>
 
</table>
 
 
 
== 出典・脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
{{reflist|2}}
 
 
 
==関連人物==
 
* [[古家正亨]] - K-POP普及に貢献したことを評価され「韓国政府褒章文化体育観光部長官褒章」を受章した。
 
 
 
== 関連項目 ==
 
*[[アジドラ!]]
 
*[[韓国映画]]
 
*[[韓国ドラマ]]
 
*[[土曜ワイド・韓流アワー]]
 
*[[ドラマチック韓流]]
 
*[[韓流プレミア]]
 
*[[韓流α]](はんりゅうアルファ)
 
*[[2011年のフジテレビ騒動]]
 
*[[フジテレビ抗議デモ]]
 
*[[日流]](にちりゅう)
 
*[[哈日族]](ハーリーズー)
 
*[[反韓流]]
 
*[[華流]](ホアリュウ、ファーリュー)
 
 
 
== 外部リンク ==
 
*{{Kotobank|韓流|2=デジタル大辞泉}}
 
* [http://han-words.com 韓流単語辞典 han-words]
 
* [http://www.hanryu-jidaigeki.com/dict/index.htm 韓流時代劇用語辞典『韓時典』]
 
* [http://www.kpedia.jp/p/8 韓流用語辞書]
 
 
{{DEFAULTSORT:はんりゆう}}
 
{{DEFAULTSORT:はんりゆう}}
 
[[Category:韓国の文化]]
 
[[Category:韓国の文化]]
 
[[Category:2000年代]]
 
[[Category:2000年代]]

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韓流(かんりゅう、ハンりゅう、: Korean wave

東アジアに起こった韓国大衆文化の流行をいう。日本では、平成14年(2002)に制作された韓国のテレビドラマ「冬のソナタ」の放映がきっかけとなった。ドラマに限らず、映画・音楽・アイドル・料理など、さまざまな方面で流行が見られる。



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