鹿児島市

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鹿児島市(かごしまし)

鹿児島県中部,鹿児島湾に面する中核市。対岸の桜島を含む。1889年市制。1934年西武田村,吉野村,中郡宇村の 3村,1950年伊敷村,東桜島村の 2村を編入し,さらに 1967年谷山市と合体。2004年吉田町,桜島町,喜入町,松元町,郡山町の 5町を編入。

県庁所在地で南九州最大の都市。県内の行政,商業,文化の中心地。都市としての歴史は島津貞久が興国4(1343)年多賀山の東福寺城を居城としたときから始まる。その後清水城,内城を経て,慶長7(1602)年 18代島津家久が鶴丸城(鹿児島城)を築いてから,77万石の大城下町として繁栄。城は天守閣をもたず,大藩にしては質素であった(薩摩藩

薩英戦争西南戦争,さらには第2次世界大戦と,市街地の多くを焼失する戦災にたびたび見舞われたが,そのつど面目を一新,南九州第一の都市として発展してきた。第2次世界大戦後の都市計画では,西鹿児島駅(現鹿児島中央駅)を中心に道路網が整備され,城下町から近代都市へと急速に変化した。

与次郎浜干拓地区は 1972年鹿児島国民体育大会の主会場として造成されたもの。市街地の山下町は県庁,市役所,県文化センターなどが集まる中心部。城山町付近には鶴丸城跡,西郷隆盛終焉地,私学校跡など史跡,名所が特に多い。山之口町,千日町の天文館通りは鹿児島の繁華街。

米やサツマイモ,野菜,果樹,チャ(茶),葉タバコなどを栽培し,乳牛や肉牛の飼育も盛ん。工業は食料品製造業が最も多く,配合飼料,ブロイラー加工,冷凍肉,水産加工品,かつお節などの工場が臨海部を中心に立地するが,いずれも小規模。郷土産業としては大島紬,竹細工,つげ細工,薩摩焼などの民芸品,焼酎,漬物,軽羹などの飲食料品がある。旧暦 5月28日の曾我どんの傘焼,旧暦 9月14日の妙円寺(徳重神社〈日置市伊集院〉)詣り,11月3日のおはら祭りは特色ある郷土行事。喜入のリュウキュウコウガイ産地は国の特別天然記念物。吉野の集成館は 2015年世界遺産の文化遺産に登録された。

桜島は霧島錦江湾国立公園に属する。JR鹿児島本線,日豊本線,指宿枕崎線の起点。2011年には九州新幹線の博多―鹿児島中央間(鹿児島ルート)が全線開通した。九州縦貫自動車道が鹿児島と福岡県北九州市(門司)を結ぶ。鹿児島本港と桜島港の間にフェリーが就航。

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