DMG森精機

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DMG森精機株式会社(ディーエムジーもりせいき、: DMG MORI Co.,Ltd.)は、最大手の工作機械製造会社[1]。NC旋盤・MCで強みを持つ。2013年9月までの旧社名は株式会社森精機製作所(もりせいきせいさくじょ)。

ヤマザキマザックオークマジェイテクトと共に日系四大工作機械メーカーの1つ。

概要

主にCNC旋盤マシニングセンタの、ともに中型機を手掛けている。工作機械製造会社としての歴史は古くないが、機械工作の主流が数値制御(NC)へと移って以降急伸した。現在は日本では、奈良県大和郡山市三重県伊賀市の2箇所に、海外ではアメリカデービス)、中国天津)、ドイツ(フロンテン、ゼーバッハ、ビーレフェルト、イダールオーバーシュタイン)、ポーランド(プレシェフ)、イタリア(トルトナ、ベルガモ)、ロシア(ウリヤノフスク)の10箇所に構えている。

歴史

1948年昭和23年)に奈良県大和郡山市で創業した。当初は繊維機械を製造していたものの、1958年(昭和33年)に一転して工作機械製造の分野へと進出し、1968年(昭和43年)には数値制御式(NC)旋盤の製造を始めた。

1990年代初頭には工作機械業界での発言力を強める狙いもあって同業の大阪機工(現・OKK)の株式を買い占め、経営権を握ろうとしたことがあるが、激しい抵抗に遭ったため断念した。しかしながら2001年平成13年)5月には、独創的なCNC立形研削盤で知られていた太陽工機が傘下入りし、2002年(平成14年)には経営の行き詰まった日立精機の事業を吸収するなど、積極的に事業の拡大を図っているほか、2000年(平成12年)にはツガミの自動旋盤のヨーロッパにおける販売を受託する提携を行なっている。

2004年(平成16年)10月には、経営企画、営業などの本社機能を大和郡山から名古屋へと移転した。本社機能移転の理由としては、1)交通至便な名古屋駅前という立地は、全国各地からのアクセスが容易であり、千葉事業所からのアクセスも良いこと、2)主力の伊賀事業所から近く、ビジネス上も断然有利である上、伊賀事業所が名古屋と奈良事業所のほぼ中間に位置し、連携がスムーズに行えること、3)かねてから取引先が経済的に非常に好調な東海地方に多く、その東海地方には自動車セラミック電子航空機部品メーカーなどの納入先や鋳物などのサプライヤーが多数存在しているため、さらなる成長の可能性、将来性が大きく期待できることなどが挙げられる。

2005年(平成17年)2月には、伊賀事業所付近に三重交通高速バスバス停留所(御代インター森精機前)が新設され、名古屋駅(名鉄バスセンター)から72分と、伊賀事業所への公共交通でのアクセスが非常に良くなったほか、愛知県常滑市中部国際空港が開港し、同空港から本社まで車で約35分、伊賀事業所まで車で約75分と便利になった。

2005年(平成17年)4月には、CNC旋盤における「ビルトインモータ・タレット」の開発において、2004年度日本機械学会賞(技術)を受賞した。2009年(平成21年)3月、ヨーロッパ最大手の工作機械メーカー、ギルデマイスターグループ(DMGブランド)と資本提携。2010年(平成22年)3月末には、ソニーの子会社であるソニーマニュファクチュアリングシステムズから計測機器事業を買収し、株式会社マグネスケールを設立した[広報 1]

団塊の世代定年退職、いわゆる2007年問題に対応するため、2004年度(平成16年度)から新卒者の採用を拡大したほか、学生に対する知名度を上げる狙いもあって、2005年(平成17年)10月7日からはテレビCMを放映している。

2013年(平成25年)3月、ギルデマイスターグループとの提携強化の一環として社名を「DMG森精機株式会社」に変更することを発表し、同年10月1日付けで変更した。なおギルデマイスター社(GILDEMEISTER AKTIENGESELLSCHAFT)も社名を「DMG MORI SEIKI AKTIENGESELLSCHAFT」に変更している[広報 2]

2015年(平成27年)3月25日までの株式公開買い付け(TOB)で目標にしていた保有割合50%を超え[2]、同年5月付けで独DMG MORI SEIKIを子会社化した[3]。 これにより世界最大の工作機械メーカーとなった[4]

2015年(平成27年)4月1日には、アマダマシンツールより旋盤事業を譲り受けた[広報 3]

2016年(平成28年)8月、鳥人間コンテストにバードマンハウス伊賀(DMG森精機のクラブチームチーム)として初出場で3位入賞(記録は17854.09m)。

2017年(平成29年)8月、鳥人間コンテストに2年連続出場。現行ルール上初の往復で40kmを達成し初優勝[5]

主要製品

事業所

関連会社

単独提供番組

小林克也DJもしくはVJを担当する番組が多い。

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CM

  • 「ある冒険家の場合」篇ほか

モータースポーツ

サッカー

脚注・出典・資料

出典

  1. 石井宏樹 (2016年9月10日). “IoTで工場生産性向上 森精機と日本マイクロソフト 安全なデータ送信 共同開発”. 中日新聞 (中日新聞社): p. 朝刊 9 
  2. “森精機 独大手へのTOB成立”. 中日新聞 (中日新聞社): p. 朝刊 11. (2015年4月1日) 
  3. “DMG森精機は国内、欧州で好調 12月期決算”. 中日新聞 (中日新聞社): p. 朝刊 9. (2016年2月11日) 
  4. DMG森精機、独社へのTOB終了 出資比率52.54%に日本経済新聞
  5. 第40回鳥人間コンテスト2017大会新記録で初優勝!
  6. "ポルシェ919のスポンサーにDMG森精機。カラー流出 page1/2". オートスポーツweb.(2014年3月4日)2015年11月23日閲覧。
  7. 奈良クラブ2018シーズン パートナー・奈良クラブ公式サイト・2018年3月12日閲覧

広報資料・プレスリリースなど一次資料

外部リンク

  • [{{#property:P856}} 公式ウェブサイト]